JP4472320B2 - 廃トナー回収装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、廃トナーを廃トナー容器へ回収する廃トナー回収装置、及び、これを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置の中には、感光体ドラム等の像担持体上に残留して不要となった不要トナーを像担持体表面から除去し、これを搬送コイル等の搬送手段を用いて廃トナー容器に回収するものが知られている。このような画像形成装置では、一般に、廃トナー容器内に多量の廃トナーが収容されたら、その廃トナー容器の中の廃トナーを別の容器に移したり、廃トナー容器ごと新しいものに代えたりして、廃トナーの廃棄作業を行う。搬送手段によって搬送されてきた不要トナーは、通常、廃トナーとして、廃トナー容器の上方に向いた受入口から落下し、廃トナー容器内に収容される。そのため、容器内部の廃トナーは、受入口の鉛直方向下方において局部的に高く盛り上がった状態で堆積する。このように堆積すると、廃トナー容器内に未だトナーを収容できるスペースが残っているにもかかわらず、堆積した廃トナーが受入口まで到達してしまい、その廃トナー容器を交換しなければならない事態が生じる。
また、廃トナー容器は、通常、画像形成装置内の限られたスペースに設置されるため、大型化が難しく、その貯留量を多くするにも限度がある。廃トナー容器の貯留量が少なくなればなるほど、廃トナーの廃棄作業の頻度が高くなり、利便性が損なわれやすい。廃トナーの廃棄作業の頻度をなるべく少なくするには、限られた貯留量の廃トナー容器内に無駄なく廃トナーを貯留すべく、廃トナー容器内における廃トナーの充填効率を高める必要がある。
特許文献1には、水平面上で廃トナー容器を直線的に往復移動させ、その往路と復路のいずれか一方を移動している廃トナー容器に対してその移動方向とは逆方向の大きな加速度(衝撃)を加える廃トナー均し装置が開示されている。この廃トナー均し装置によれば、その衝撃によって局部的に高く盛り上がった廃トナーを崩すとともに、廃トナー容器内に堆積した廃トナーを慣性力によって受入口の鉛直方向下方位置から別の位置へ移動させることができる。
また、特許文献2には、水平面から僅かに傾斜した傾斜面上で廃トナー容器を直線的に往復移動させる廃トナー回収装置が開示されている。この廃トナー回収装置においては、その傾斜面上を鉛直方向下方に向かって移動している廃トナー容器に対して、その移動方向とは逆方向の大きな加速度(衝撃)を加える。よって、この廃トナー回収装置においても、局部的に高く盛り上がった廃トナーを崩すとともに、廃トナー容器内に堆積した廃トナーを慣性力によって受入口の鉛直方向下方位置から別の位置へ移動させることができる。
上記特許文献に開示されたいずれの装置も、受入口から落下した廃トナーを、受入口の鉛直方向下方位置から廃トナー容器内の別の位置へ移動させることができる。したがって、従来、トナーが充填されずに無駄になっていた廃トナー容器内のスペースに、廃トナーを充填させることができる。その結果、堆積した廃トナーが受入口まで到達したとき、廃トナー容器内に残される無駄なスペースを少なくすることができ、充填効率を高めることができる。
特開2001−312190号公報 特開2001−350382号公報
ところが、上記特許文献に開示されたいずれの従来装置も、上記加速度を加えて慣性力で廃トナー容器内の廃トナーを移動させるものである。この場合、廃トナー容器内の廃トナーが移動できる方向は、上記逆方向の大きな加速度が加わる直前の廃トナー容器の移動方向と同じ方向である。そのため、限られた貯留量の廃トナー容器において高い充填効率を実現するには、廃トナー容器の構成に制約がかかる。すなわち、廃トナー容器の構成について、その容器形状を容器移動方向に長尺なものとし、上記加速度が加わる直前の廃トナー容器の移動方向における上流側端部上面に受入口を設けなければならないという制約がかかる。その結果、例えば、画像形成装置内部のレイアウト上、このような廃トナー容器の受入口上方に搬送手段の廃トナー排出口を位置決めすることが困難な場合、そのようなレイアウトを採用することはできない。このように、従来装置では廃トナー容器の構成にかかる制約があったため、画像形成装置内部のレイアウトが有用なものであっても、これを採用することができないという不具合があった。
従来装置においてこのような不具合が生じるのは、高い充填効率を得るために廃トナー容器の構成について上記のような制約があるためである。そして、この制約が加わるのは、廃トナー容器内の廃トナーを廃トナー容器の移動方向と同じ方向にしか移動させることができないことが原因である。よって、従来装置と同様の高い充填効率を維持しつつ、従来装置では採用できなかった有用なレイアウトを採用するには、廃トナー容器内の廃トナーを廃トナー容器の移動方向とは異なる方向に移動させることが可能な新たな構成が必要とされる。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、廃トナー容器内の廃トナーを廃トナー容器の移動方向とは異なる方向に移動させることが可能な廃トナー回収装置、及び、これを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、廃トナーを貯留する廃トナー容器を有し、搬送手段によって搬送されてくる廃トナーを該廃トナー容器の上方に向いた受入口から落下させて該廃トナー容器内に廃トナーを収容させる廃トナー回収装置において、鉛直方向に延びる回動軸を中心に、該廃トナー容器を所定の角度範囲内で往復するように回動させる回動手段と、該回動手段による回動によって往路又は復路のいずれか一方を回動している廃トナー容器に対してその回動を妨げる方向の加速度を加えることで、該廃トナー容器内の廃トナーをその回動方向へ移動させる加速度付与手段とを有し、上記廃トナー容器として、水平方向に細長い容器の短手方向の一方の面における該容器の長手方向一端側に偏った箇所が外方へ突出した形状を有し、かつ、その突出部分に上記受入口が形成されたものを用い、該突出部分の端部側に上記回動軸が位置するように上記回動手段を構成するとともに、該容器の長手方向他端側に向かう該廃トナー容器の回動を妨げる方向に加速度が加わるように上記加速度付与手段を構成したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項の廃トナー回収装置において、上記廃トナー容器内の検知領域に存在する廃トナーを検知する検知手段を有し、上記受入口から落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する廃トナー移動方向とは反対方向の該受入口近傍に、該検知領域が位置するように該検知手段を配置したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、像担持体の不要トナーをクリーニングするクリーニング手段と、該クリーニング手段によってクリーニングした不要トナーを廃トナーとして搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送されてくる廃トナーを回収する廃トナー回収手段とを備えた画像形成装置において、上記廃トナー回収手段として、請求項1又の廃トナー回収装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明においては、鉛直方向に延びる回動軸を中心に廃トナー容器が回動するので、廃トナー容器内の廃トナーはその回動により発生する水平面に沿った遠心力を受ける。よって、この遠心力により、廃トナー容器内の廃トナーには、水平面に沿ってその回動軸から離れる方向へ向かう力が加わる。その結果、廃トナー容器内の廃トナーを、廃トナー容器の移動方向(回動方向)とは異なる方向へ移動させることができる。加えて、本発明においては、上記遠心力によって、廃トナーを受入口の鉛直方向下方位置から別の位置へ移動させることができるので、従来装置と同程度の高い充填効率を維持することが可能である。
以上、発明によれば、廃トナー容器内の廃トナーを、廃トナー容器の移動方向とは異なる方向に移動させることが可能となるという優れた効果が奏される。この効果により、従来装置のように、廃トナー容器を長尺なものとし、加速度が加わる直前の移動方向における上流側端部の上面部分に受入口を設けなければならないという廃トナー容器の構成上の制約がなくなる。その結果、高い充填効率を維持しつつ、長尺な廃トナー容器の容器移動方向後側端部の上面部分に受入口を設けなければならないという制約があったために従来装置では採用することが困難であった有用な画像形成装置内部のレイアウトを採用することが可能になる。
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真複写機(以下、「複写機」という。)に適用した一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。
この複写機は、原稿読み取り用のスキャナー部20と、このスキャナー部20から出力されるデジタル信号に基づいて画像を転写紙上に形成するプリンタ部21から構成されている。スキャナー部20は、原稿載置台上に置かれた原稿の画像を、照射ランプ、ミラー、レンズ等を介して図示しない画像読取装置によって読み取り、その読み取りデータを図示しない画像処理部に送る。画像処理部は、この読み取りデータに必要な処理を施して画像信号(デジタル)に変換した後、そのデジタル信号をプリンタ部21へ送る。
図3は、プリンタ部を示す拡大図である。
プリンタ部21においては、図中矢印A方向に回転駆動される像担持体としての感光体ドラム1は、帯電手段としての帯電ローラ2により表面が一様帯電される。そして、感光体ドラム1の表面には、上記画像処理部からの画像信号に基づいて、半導体レーザ、ポリゴンミラー、反射ミラー等からなる露光装置3により、原稿の画像に対応した潜像が形成される。この感光体ドラム1上の潜像は、現像装置4が有する現像剤担持体としての現像ローラ4aから供給される現像剤で現像されてトナー像となる。トナー像は、給紙トレイ22からレジストローラ6でタイミングをとられて感光体ドラム1と対向する転写部に搬送されてきた転写紙Pに、転写装置5により転写される。トナー像が転写された転写紙Pは、その後、定着装置9を通る際にトナー像が定着されて機外に排出される。ここで、トナー像転写後に感光体ドラム1上に残留した転写残トナーは、不要トナーであるので、クリーニング装置7によって感光体ドラム1上からクリーニングされ、クリーニング装置7に回収される。そして、クリーニング後の感光体ドラム1表面は、除電ランプ8によって残留電荷が除電され、次の画像形成に供される。
図1は、本実施形態における廃トナー回収装置10の概略構成を示す斜視図である。図4は、廃トナー回収装置10を感光体ドラム軸方向から見たときの側面図である。図5は、廃トナー回収装置10を鉛直方向上方から見たときの上面図である。図6は、廃トナー回収装置10を感光体ドラム軸に平行な方向から見たときの側面図である。
この廃トナー回収装置10は、廃トナー容器11を有している。クリーニング装置7に回収された不要トナーは、廃トナーとして、搬送手段としての搬送スクリュー23によって感光体ドラム1の軸方向へ搬送される。この搬送スクリュー23の端部は、廃トナー容器11の上面に形成されたジョイント12と連結している。このジョイント12は、廃トナー容器11の上面に上方に向いて開口した受入口11aに連通している。よって、搬送スクリュー23によって搬送されてきた廃トナーは、ジョイント12を介して受入口11aから廃トナー容器11の内部に落下する。
本実施形態の廃トナー容器11は、図5に示すように、水平断面が略L字状となっている。この廃トナー容器11は、上面に受入口11aが開口している突出部分11bと、この突出部分の端部から垂直に延びる容器本体11cとから構成され、これらは内部で互いに連通している。突出部分11bは、図5及び図6に示すように、複写機本体内部の側板24と複写機外壁を構成するカバー25との間に配置され、容器本体11cは、その端部から感光体ドラム軸方向に平行に延びている。突出部分11bの一端部(L字状の先端部)は、側板24との間及びカバー25との間にそれぞれ設けられたクッション13によって支持されている。加えて、廃トナー容器11は、図4に示すように、その下面をローラ19によって支持されている。このような構成により、廃トナー容器11は上記クッション13に支持された点を回動軸として、水平面上で回動可能になっている。
本廃トナー回収装置10は、廃トナー容器11を回動させるための回動手段としての回動機構を備えている。この回動機構は、廃トナー容器11の容器本体11cの一端面(図1中奥側端面、図5中右側端面。以下「第1端面」という。)を他端面(図1中手前側端面、図5中左側端面。以下「第2端面」という。)側に向けて常時付勢する付勢手段として板バネ14と、容器本体11cを感光体ドラム軸方向に沿って往復移動させるカム駆動部15とから構成されている。カム駆動部15は、図示しないモータからの回転駆動力をカムギヤ15aが受けることで、カムギヤ15aが図6中時計回りに回転すると、カムギヤ15aと一体に構成されたカム部15bが回転する。このカム部15bのカム面は、揺動板15cの中心摺動部15dの内壁面を摺擦しながら回転する。このカム部15bが回転すると、揺動板15cは、板バネ14によって図5中矢印Cの向きに付勢された容器本体11cを、図5中矢印Dの向きへ押していく。これにより、容器本体11cは、図5中右側へ移動する。更にカム部15bが回転し、そのカム面が中心摺動部15dの段差部に達すると、カム駆動部15による付勢力が解除され、容器本体11cは、板バネ14の付勢力により図5中左側へ急速に移動する。そして、廃トナー容器11の第2端面が勢いよく衝突板16に衝突することになる。この衝突によって、容器本体11cの内部の廃トナーは、図5中矢印Eの向きに慣性力によって第2端面側へ移動する。これにより、容器本体11c内の廃トナーは、第2端面側から順に充填されるようになる。このように、本実施形態では、上記回動機構は、加速度付与手段としても機能している。なお、本実施形態では、廃トナー容器11の第2端面に緩衝手段として緩衝シート17を設けている。これにより、揺動板15cが第2端面を押し込む時の力を緩和させるとともに、衝突板16との衝突時における騒音を低減させることができる。
また、上記回動機構によって容器本体11cが往復移動することにより、図1中矢印Bに示すように、廃トナー容器11全体が、上記クッション13によって挟持された突出部分11bの端部を回動軸として、水平面上で回動することになる。この回動によって、廃トナー容器11内の廃トナーには、図5中矢印Fの向きの遠心力が働く。この遠心力により、突出部分11b内の廃トナーは、容器本体11c内へ移動することができる。したがって、突出部分11bの上面の受入口11aから落下して突出部分11b内に堆積した廃トナーは、上記回動によって発生する遠心力により、容器本体11c内へ移動し、これにより容器本体11c内に移動した廃トナーは、上記衝撃時の慣性力を受けて更に第2端面側へ移動する。この結果、受入口11aから落下した廃トナーは、順次、容器本体の第2端面側から充填されていくことになる。
なお、本実施形態では、水平断面がL字状の廃トナー容器11を用いているが、これに限らず、複写機内部のレイアウトに応じて、なるべく貯留量を多くすべく、水平断面がT字状やY字状、その他の形状をもった廃トナー容器を用いることも可能である。この場合、上記回動によって発生する遠心力と上記衝撃時の慣性力によって廃トナーがそれぞれ移動する方向を考慮して、もっとも充填効率が高くなるように廃トナー容器を回動させるように構成するのが望ましい。
また、本廃トナー回収装置10は、廃トナー容器11内の廃トナーが満杯になったことを検知するための検知手段としての廃トナーセンサ18を備えている。この廃トナーセンサ18は、図4に示すように、廃トナー容器11内における受入口11a近傍の領域にセンサ部18aが突出して設けられており、このセンサ部18aと廃トナーとの接触状態から、廃トナーが満杯になったか否かを判断するためのものである。本実施形態の廃トナーセンサ18は、受入口11aから落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する側とは反対側、すなわち、突出部分11bにおけるクッション13に挟持されている端部側に、センサ部18aが位置するように配置されている。これは、本発明者の実験の結果、受入口11aから落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する方向、すなわち、突出部分11bにおける容器本体11cに連通した端部側に、センサ部18aが位置するように配置すると、正確な検知ができないことによる。その理由は次のように考えられる。すなわち、本実施形態では、上述のように遠心力によって突出部分11b内の廃トナーを容器本体11c側へ移動させるとともに衝撃が加えられる。廃トナーに働く遠心力は回動軸から遠いほど大きくなる。しかも、衝撃が加えられる箇所に近いほど大きな衝撃が加わることになる。したがって、廃トナー容器11が満杯に近い状態において、受入口11aで山状に堆積した廃トナーのうち、容器本体11c側(図4中左側)の廃トナー部分の方が、クッション13側(図4中右側)の廃トナー部分に比べて、その崩落が激しい。そのため、容器本体11c側(図4中左側)にセンサ部18aが位置するように配置すると、このセンサ部18aと廃トナーとの接触状態が不安定になり、正確な検知ができなくなる。そして、正確な検知ができないと、例えば、満杯を検知できずに受入口11aから廃トナーがあふれ出てしまう事態も生じ得る。なお、スペース的に余裕があれば、受入口11aの近傍における側板24側又はカバー25側に、センサ部18aが位置するように配置しても、正確に検知できることが確認されている。よって、受入口11aの近傍であって、この受入口11aから落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する側とは異なる側にセンサ部18aが配置されるように構成すれば、正確な検知が可能となる。
以上、本実施形態の廃トナー回収装置10は、廃トナーを貯留する廃トナー容器11を有し、搬送手段である搬送スクリュー23によって搬送されてくる廃トナーを廃トナー容器11の上方に向いた受入口11aから落下させて廃トナー容器内に廃トナーを収容させるものである。そして、鉛直方向に延びる回動軸を中心に、その廃トナー容器11を回動させる回動手段としての回動機構を有するので、廃トナー容器内の廃トナーは、その回動により発生する遠心力を受けて、廃トナー容器の回動方向(図5中矢印Eの方向)とは異なる方向(図5中矢印Fの方向)へ移動することができる。よって、従来装置では、容器本体11cの第1端部側(図5中右側)の上面部分に受入口11aを設けなければならないという制約がかからない。その結果、本実施形態のように容器本体11cからその回動方向(図5中矢印Eの方向)に直交する方向にズレた位置に受入口11aを配置するという、従来装置では採用し得なかった構成とすることができる。
また、本実施形態では、上記回動機構が、廃トナー容器11を所定の角度範囲内で往復するように回動させるものであり、その往路又は復路のいずれか一方を回動している廃トナー容器11に対してその回動を妨げる方向の加速度(衝撃)を加えることで、その廃トナー容器11内の廃トナーをその回動方向へ移動させる加速度付与手段としての回動機構を有している。これにより、廃トナー容器11内の廃トナーを、上記回動により発生する遠心力によって廃トナー容器11の回動方向とは異なる方向に移動させることができることに加え、更に、上記加速度により慣性力でその廃トナー容器11の回動方向へも移動させることができる。したがって、廃トナー容器11が例えば水平断面がL字状となるような複雑な容器形状であっても、その容器内部で廃トナーを受入口11aから離れた領域へ移動させて充填することができるので、その充填効率を高めることができる。この結果、複写機内部のレイアウト上、長尺なスペースを確保できなくても、貯留量の多い廃トナー容器を採用しつつ、かつ、その充填効率を高めることができる。
また、本実施形態では、廃トナー容器として、水平方向に細長い容器本体11cの短手方向の一方の面における容器本体長手方向一端側に偏った箇所が外方へ突出した形状を有し、かつ、その突出部分11bに上記受入口11aが形成されたものを用いている。そして、その突出部分11bの端部側に上記回動軸が位置するように上記回動機構を構成するとともに、容器本体11cの長手方向他端側に向かう廃トナー容器11の回動を妨げる方向に加速度が加わるように上記加速度付与手段としての回動機構を構成している。これにより、突出部分11bの上面の落下口11aから落下して延出部分11b内に堆積した廃トナーを、その落下口11aから離れた箇所から廃トナーを充填させることができる。
また、本実施形態では、廃トナー容器11内の検知領域に存在する廃トナーを検知する検知手段として廃トナーセンサ18を有し、受入口11aから落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する廃トナー移動方向(図5中矢印Fの方向)とは反対方向の受入口近傍に、その検知領域が位置するように廃トナーセンサ18が配置されている。これにより、上述のように、受入口11aから落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する側に配置する場合に比べて、検知領域内に存在する廃トナーを正確に検知することが可能となる。なお、上述したように、水平方向であって廃トナー移動方向(図5中矢印Fの方向)に直交する方向の受入口近傍に、検知領域が位置するように廃トナーセンサ18を配置しても、同様の効果が奏されることは確認されている。
また、本実施形態の複写機は、像担持体である感光体ドラム1の不要トナーをクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニング装置7と、このクリーニング装置7によってクリーニングした不要トナーを廃トナーとして搬送する搬送手段としての搬送スクリュー23を備えており、この搬送スクリュー23によって搬送されてくる廃トナーを回収する廃トナー回収手段として、上記廃トナー回収装置10を用いている。よって、従来装置では採用できなかった複写機内部のレイアウトを採用することができる。
実施形態の複写機における廃トナー回収装置の概略構成を示す斜視図。 同複写機の概略構成図。 同複写機のプリンタ部を示す拡大図。 同廃トナー回収装置を感光体ドラム軸方向から見たときの側面図。 同廃トナー回収装置を鉛直方向上方から見たときの上面図。 同廃トナー回収装置を感光体ドラム軸に平行な方向から見たときの側面図。
符号の説明
1 感光体ドラム
4 現像装置
7 クリーニング装置
10 廃トナー回収装置
11 廃トナー容器
11a 受入口
11b 突出部分
11c 容器本体
13 クッション
14 板バネ
15 カム駆動部
16 衝突板
17 緩衝シート
18 廃トナーセンサ
20 スキャナー部
21 プリンタ部
23 搬送スクリュー
24 側板
25 カバー

Claims (3)

  1. 廃トナーを貯留する廃トナー容器を有し、
    搬送手段によって搬送されてくる廃トナーを該廃トナー容器の上方に向いた受入口から落下させて該廃トナー容器内に廃トナーを収容させる廃トナー回収装置において、
    鉛直方向に延びる回動軸を中心に、該廃トナー容器を所定の角度範囲内で往復するように回動させる回動手段と、
    該回動手段による回動によって往路又は復路のいずれか一方を回動している廃トナー容器に対してその回動を妨げる方向の加速度を加えることで、該廃トナー容器内の廃トナーをその回動方向へ移動させる加速度付与手段とを有し、
    上記廃トナー容器として、水平方向に細長い容器の短手方向の一方の面における該容器の長手方向一端側に偏った箇所が外方へ突出した形状を有し、かつ、その突出部分に上記受入口が形成されたものを用い、
    該突出部分の端部側に上記回動軸が位置するように上記回動手段を構成するとともに、該容器の長手方向他端側に向かう該廃トナー容器の回動を妨げる方向に加速度が加わるように上記加速度付与手段を構成したことを特徴とする廃トナー回収装置
  2. 求項の廃トナー回収装置において、
    上記廃トナー容器内の検知領域に存在する廃トナーを検知する検知手段を有し、
    上記受入口から落下した廃トナーが上記回動により発生する遠心力によって移動する廃トナー移動方向とは反対方向の該受入口近傍に、該検知領域が位置するように該検知手段を配置したことを特徴とする廃トナー回収装置。
  3. 像担持体の不要トナーをクリーニングするクリーニング手段と、
    該クリーニング手段によってクリーニングした不要トナーを廃トナーとして搬送する搬送手段と、
    該搬送手段によって搬送されてくる廃トナーを回収する廃トナー回収手段とを備えた画像形成装置において、
    上記廃トナー回収手段として、請求項1又の廃トナー回収装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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