JP5090365B2 - 自動車用ホイール - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ホイールのディスクに形成されたハブ面アール部に関する。
ほぼ円筒形のリムの内周面にほぼ円板形のディスクを嵌合し、さらにその嵌合部を接合した2ピースタイプの自動車用ホイールは良く知られている。
この2ピースタイプの自動車用ホイールaにあって、リムbは、図19に示すように、両側の開口縁にタイヤ(図示省略)のビードを側方から支持するリムフランジ部c,cを備えている。また、各リムフランジ部c,cの内側位置には、タイヤのビードが着座するビードシート部d,dが当該リムbの軸線方向とほぼ平行に連成されている。さらに、前記ビードシート部d,dの間には、リムbの内径側に陥没するドロップ部eが形成されている。
これに対しディスクfは、図19,20に示すように、中央に形成されたハブ孔gの周囲に、複数のボルト孔hが同一円周上に等間隔で配設されている。なお、各ボルト孔hには、その開口部位を囲繞するようにしてナット座iが設けられている。また、各ナット座iの径方向における外側部分から当該ディスクfの外周縁に至る中間部分には、意匠面側に突出するハット部jが形成されている。ここで、ボルト孔hが形成されるボルト孔形成平面部r(図20参照)と、ハット部jの立ち上がり傾斜面kとの間には、意匠裏面側に若干突出するハブ面アール部mが形成されている。さらに、当該ハブ面アール部mの意匠裏面側が、自動車のハブ(図示省略)と当接するハブ取付面pとなっている。また、ハット部jには、放熱効果を得るべく、複数の飾り孔qが等間隔で周状に配置されている。さらに、このハット部jの外側に、前記リムbにおけるドロップ部eの内周面に嵌合可能なフランジ部nが意匠裏面側に向けて曲成されている。なお、これまでに述べた図19に示す構成は、ドロップ部eでリムbとディスクfとが嵌合するものであり、いわゆるドロップ嵌合ホイールと呼ばれている(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記2ピースタイプの自動車用ホイールとしては、ドロップ嵌合ホイールの他に、いわゆるフルフェイスホイールも知られている(例えば、特許文献2参照。)。かかる構成は、リムが、その軸線方向における一端にタイヤのビードを側方から支持する意匠裏面側フランジ部を備えると共に、他端に接合部を備えている。また、ディスクの外周部が、タイヤのビードを側方から支持する意匠面側フランジ部とされている。そして、前記ディスクの裏面が、前記リムの接合部に接合されて、相互が一体化されてなるものである。
さらに、上記2ピースタイプの自動車用ホイールとしては、これまでの構成の他に、いわゆるビード嵌合ホイールが知られている。かかる構成は、リムが、その軸線方向両側にタイヤのビードが着座するビードシート部を備え、一方のビードシート部が嵌合用ビードシート部とされている。そして、ディスクが、前記嵌合用ビードシート部に嵌合され、かつその嵌合部が接合されることにより相互が一体化されている。
なお、これまでに述べた自動車用ホイールのディスクは、飾り孔等の大きさ・形状・配置、又は意匠面の凹凸等が様々に変更されて種々の外観形状が提案されているところ、これに伴い上述したハブ面アール部の形成態様としては2通りに大別される。一つは、図20に示すような、飾り孔が比較的小さく形成され、ハブ孔の周囲に、単一で正面視ほぼ円環状のハブ面アール部mが形成されている構成である。もう一つは、図21に示すような、飾り孔qの孔縁がハブ孔gに向かって張り出しており、これにより飾り孔qの周辺部がハブ面アール部mを分断している構成である。換言すれば、ハブ孔gの中心を仮想中心として当該ハブ孔周囲に設定される仮想円s上で複数のハブ面アール部mが断続的に間隔を置いて形成されている構成である。このような、飾り孔qの孔縁がハブ孔gに向かって張り出した構成は、図20に示す構成に比して意匠が斬新であると共に、放熱効果が高いという利点がある。
特許文献1:特開2004−74248号公報
特許文献2:特開平8−183301号公報
ところで、上記ディスクにあって、正面視ほぼ円環状のハブ面アール部が単一で形成された構成(図20参照)は、ハブ面アール部の、その全周が自動車のハブと当接することとなるため、ディスクに作用する負荷がディスク全体に均等に分散されることとなる。しかしながら、これに対して複数のハブ面アール部が間隔を置いて間欠的に形成された構成(図21参照)は、ハブ面アール部とハブとの接触面積が前記構成に比して減少してしまい、また、ディスクに作用する負荷がディスク全体に分散され難いため、各ハブ面アール部に多大な負荷がかかってしまう。このように、各ハブ面アール部への負荷が大きくなると、各ハブ面アール部又はその周辺に応力集中が生じ、規定のライフ試験(横方向負荷耐久試験)で十分な結果が得られないことがあった。具体的には、かかるライフ試験において、要求規格の半分の回転回数で亀裂が入ってしまい、製品化にはほど遠い自動車用ホイールとなっていた。
そこで本発明は、複数のハブ面アール部が間隔を置いて形成されたディスクを備えた構成にあって、所望のライフ寿命を満足する自動車用ホイールを提供することを目的とする。
本発明は、タイヤが装着されるリムと該リムに接合されるディスクとを備え、前記ディスクは、中央にハブ孔が配置されていると共に、該ハブ孔の中心を仮想中心として当該ハブ孔周囲に設定される仮想円上に、自動車のハブが当接することとなるハブ面アール部が間隔を置いて複数形成されてなる自動車用ホイールにおいて、全ハブ面アール部は、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなるものであることを特徴とする自動車用ホイールである。
ここで、ハブ面アール部が間隔を置いて形成されたディスクであると、従来は各ハブ面アール部に応力集中が発生してしまい、自動車用ホイールとして所望のライフ寿命が得られない場合があった。一方、本発明にあっては、全ハブ面アール部に対して各々加工硬化させる圧縮加工を行い、当該ハブ面アール部に圧縮残留応力を付与するようにしたため、ハブ面アール部の強度が向上し、所望のライフ寿命を確実に得ることができる。
ところで従来構成にあっては、ディスクの一部に圧縮残留応力が付与されると、当該ディスクにひずみが生じて自動車用ホイールの真円度が悪化してしまうことがあった。しかしながら本発明は、敢えてディスクの全ハブ面アール部に圧縮残留応力を付与することにより、自動車用ホイールの真円度を維持しつつ、各ハブ面アール部の強度向上を図ったものである。
また、上記構成にあって、圧縮加工としては次のような構成が提案される。
すなわち、ディスクは、所定形状の基材を、一対の成形型を用いてプレス加工することにより所定形状に成形されるものであって、ハブ面アール部で加工硬化を生じさせる圧縮加工は、ディスクを所定形状とし、かつ全ハブ面アール部を強圧するプレス加工が提案される。
かかる構成にあって、前記のプレス加工はディスクを所定形状とする加工であり、その加工過程で全ハブ面アール部を加工硬化させるものであるため、従来に比してディスクの製造工程数が増えず、ディスクの生産性を従来と同程度とすることができる。また、成形型を用いる加工手段とすることにより、ハブ面アール部に意匠性を損なうような傷を付けることがない。そのため、プレス加工によりハブ面アール部を加工硬化させてディスクを成形した場合、ハブ面アール部の意匠面側を研磨せずにそのまま塗装処理を行っても、意匠性を損なう塗装不良品の発生を抑制することができる。なお、前記のプレス加工は、ハブ面アール部を当該ハブ面アール部の周囲部分に比して強圧するものであっても良いし、ハブ面アール部をディスクの他の部位に比して強圧する構成であっても良く、適宜圧力調整され得る。
また、ハブ面アール部で加工硬化を生じさせる圧縮加工は、当該ハブ面アール部に対して行うショットピーニング加工が提案される。
かかる構成とすることにより、公知技術を用いて全ハブ面アール部に加工硬化を生じさせることができる。なお、全ハブ面アール部の意匠裏面のみにショットピーニング加工をした場合は、意匠面が傷付いて荒れることがないため、意匠性を損なうことがない。また、全ハブ面アール部の意匠面のみにショットピーニング加工をした場合は、意匠裏面のみにショットピーニング加工した場合に比してハブ面アール部の強度を向上させることができる。
また、ディスクは、ハブ孔周囲に設定された仮想円に沿う方向で互いに隣り合うハブ面アール部の間に、当該ハブ面アール部に比して意匠面側に突出し、かつ前記仮想円の内側に一部延出されてなる隆起状突出部が形成されてなる構成が提案される。
かかる構成にあっては、仮想円に沿う方向でハブ面アール部と隆起状突出部とが交互に形成されることとなり、当該仮想円上でディスクの軸線方向に沿った高低差が生じることとなる。したがって、従来は低位のハブ面アール部に大きな応力集中が生じて当該部位に亀裂等が生じやすくなる原因となっていたが、本発明は全ハブ面アール部に圧縮残留応力が付与されて強度が向上した構成であるため、所望のライフ寿命を満足することとなる。
なお、前記構成にあって、ディスクは、ハブ孔周囲に設定された仮想円の内側に歯車形環状平面部が形成されてなり、かつ該歯車形環状平面部にボルト孔が等間隔に周設されてなると共に、前記歯車形環状平面部の外周部の一部を構成する張出円弧部に、ハブ面アール部が形成されてなるものも含まれる。
このような歯車形環状平面部を備えたディスクにあっては、ハブ面アール部が間隔を置いて複数配設されることとなるため、従来は強度上問題があったが、本発明は全ハブ面アール部に圧縮残留応力が付与されて強度が向上したものであるため、所望のライフ寿命を満足することとなる。
また、本発明に係る自動車用ホイールとしては、次のような構成がある。
すなわち、ディスクの外周部は、タイヤのビードを側方から支持する意匠面側フランジ部とされており、リムは、当該リムの軸線方向における一端にタイヤのビードを側方から支持する意匠裏面側フランジ部を備え、他端に接合部を備え、ディスクの裏面が前記接合部に接合されてなる自動車用ホイールである。かかる構成は、いわゆるフルフェイスホイールと呼ばれるものである。
さらに、リムは、当該リムの軸線方向両側にタイヤのビードが着座するビードシート部を備え、一方のビードシート部を嵌合用ビードシート部としたものであり、ディスクは、前記嵌合用ビードシート部に嵌合されてなる自動車用ホイールである。かかる構成は、いわゆるビード嵌合ホイールと呼ばれるものである。
これまでに述べた構成にあって、ハブ面アール部を圧縮加工して圧縮残留応力を付与する際には、ハブ面アール部に加えて隣接する周辺部位にも圧縮残留応力を付与する構成としても良い。例えば、ディスクは、ハブ面アール部と、その外周側で連成し、かつ当該ハブ面アール部に対して意匠面側に傾斜してなる外側立ち上がり部を備え、全ハブ面アール部と全外側立ち上がり部とが、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなる構成が提案される。
かかる構成とすることにより、全ハブ面アール部及び全外側立ち上がり部の強度を向上させることができ、さらに強固なディスクを備えた自動車用ホイールとすることができる。
本発明の自動車用ホイールは、複数のハブ面アール部が間隔を置いて形成されたディスクを備えると共に、全ハブ面アール部が、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなる構成としたため、その真円度を維持したまま、ハブ面アール部の強度が向上することとなり、所望のライフ寿命を満足する優れた効果がある。
また、上記構成にあって、前記圧縮加工が、ディスクを所定形状とし、かつ全ハブ面アール部を強圧するプレス加工であるものとした場合は、ディスクを所定形状とする既存のプレス加工過程で本発明に係る圧縮加工を行うことができるため、製造工程数が従来に比して増えることがなく、ディスクの生産性を維持したまま全ハブ面アール部の強度を向上させることができる効果がある。また、このプレス加工は成形型を用いるため、ハブ面アール部に意匠性を損なうような傷を付けることがないという利点がある。
また、前記圧縮加工が、ハブ面アール部に対して行うショットピーニング加工であるものとした場合は、公知技術を好適に採用して全ハブ面アール部に圧縮加工を行い、圧縮残留応力を付与することができる効果がある。
また、ディスクのハブ面アール部間に、ハブ孔の周囲に設定された仮想円の内側に一部延出されてなる隆起状突出部が形成されてなる構成とした場合は、従来、ハブ面アール部に応力集中が発生して強度の点で不十分であった構成について、かかる問題を解消して所望のライフ寿命を満足する自動車用ホイールとすることができる効果がある。
また、歯車形環状平面部を備え、かかる歯車型環状平面部の張出円弧部にハブ面アール部が形成されてなる構成とした場合は、従来、ハブ面アール部に応力集中が発生して強度の点で不十分であった構成について、かかる問題を解消して所望のライフ寿命を満足する自動車用ホイールとすることができる効果がある。
また、ディスクの外周部は、タイヤのビードを側方から支持する意匠面側フランジ部とされており、リムは、当該リムの軸線方向における一端にタイヤのビードを側方から支持する意匠裏面側フランジ部を備え、他端に接合部を備え、ディスクの裏面が前記接合部に接合されてなる構成とした場合は、フルフェイスホイールに本発明を適用することができる利点がある。
さらに、リムは、当該リムの軸線方向両側にタイヤのビードが着座するビードシート部を備え、一方のビードシート部を嵌合用ビードシート部としたものであり、ディスクは、前記嵌合用ビードシート部に嵌合されてなる構成とした場合は、ビード嵌合ホイールに本発明を適用することができる利点がある。
また、全ハブ面アール部と全外側立ち上がり部とが、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなる構成とした場合は、全ハブ面アール部と全外側立ち上がり部の強度が向上した自動車用ホイールとすることができる効果がある。
<第一実施例>
本発明に係る自動車用ホイール1aを、フルフェイスホイールを例にして説明する。
図1に示すように、自動車用ホイール1aは、タイヤが装着されるほぼ円筒形のリム2と、ほぼ円板形のディスク3aとが一体化されて構成されている。
以下、リム2について説明する。
リム2は、図1に示すように、自動車(図示省略)側に配置される内端に、タイヤのビード(図示省略)を側方から支持する意匠裏面側フランジ部4を備えている。また、この意匠裏面側フランジ部4には、タイヤのビード(図示省略)を着座させる内側リムビードシート部5が連成されている。さらに、この内側リムビードシート部5と連成される内側ウエル部6aを介して、リム2の内周面の中央位置にドロップ部7が形成されている。このドロップ部7は、タイヤ装着時にタイヤのビードを落とすために利用される。
さらに、このリム2には、ドロップ部7と連成される外側ウエル部6bを介して、意匠面側ビードシート部8(接合部)が形成されている。なお、この意匠面側ビードシート部8にも、タイヤのビードが着座することとなる。
次に、ディスク3aについて説明する。
図1,2に示すように、円盤状のディスク3aの中央には、当該ディスク3aの軸線方向に沿って貫通するハブ孔10が形成されている。また、このハブ孔10の周囲には、当該ハブ孔10を囲繞するようにしてボルト孔形成平面部17が形成されており、このボルト孔形成平面部17に、五個のボルト孔11が同一円周上に等間隔で配設されている。このボルト孔形成平面部17は、当該ディスク3aの軸線方向に対して垂直となるように設けられている。なお、各ボルト孔11には、その開口部位を囲繞するようにして、ボルト孔形成平面部17に対して意匠面側X(図1中、X矢印方向)に盛り上がったナット座12が設けられている。
また、各ナット座12の径方向における外側付近から当該ディスク3aの外周縁に至る部分には、五本のスポーク部15が放射状に形成されている。さらに、円周方向における各スポーク部15の間に、飾り孔16がそれぞれ開設されている。また、ディスク3aの外周部にあっては、その外周縁が意匠面側Xに折曲されて意匠面側フランジ部25とされている。この意匠面側フランジ部25は、タイヤのビードを側方から支持するものである。
さらに、当該ディスク3aの径方向において、前記ボルト孔形成平面部17とスポーク部15との間には、意匠裏面側Y(図1中、Y矢印方向)に若干突出するハブ面アール部20が配置されている。当該ハブ面アール部20の意匠裏面側Yが、自動車のハブ(図示省略)と当接するハブ取付面21(図1参照)となっている。
ところで、本実施例に係るハブ面アール部20は、ハブ孔10の中心を仮想中心として当該ハブ孔10の周囲に設定された仮想円26(図3参照)上に、等間隔に五つ形成されている。なお、図3は、説明の便宜上、スポーク部15、飾り孔16の周囲、及び隆起状突出部22の起伏の図示を省略している。さらに、図1,2に示すように、この仮想円26上で互いに隣り合うハブ面アール部20,20の間には、当該ハブ面アール部20に比して意匠面側Xに所定高さで突出した隆起状突出部22が配置されている。さらに詳述すると、かかる隆起状突出部22は、飾り孔16に沿って形成されていると共に、そのハブ孔10寄りの部分は、前記仮想円26の内側領域まで延出されている。このように、ハブ面アール部20間にある隆起状突出部22がハブ孔10に向けて張り出すようにして形成されることにより、仮想円26の円周方向に沿って起伏が生じ、ハブ面アール部20とその間の部位とで高低差が生じた意匠性の高い外観形状となっている。
これまでに述べた構成にあって、図1に示すように、前記意匠面側フランジ部25付近の意匠裏面と、前記リム2の意匠面側ビードシート部8とが溶接接合されて固定されることにより、リム2とディスク3aとが一体化してなる自動車用ホイール1aが構成されることとなる。なお、溶接手段としては、公知技術であるアーク溶接や、レーザ溶接等の隅肉溶接が好適である。
ところで、上記ディスク3aの外観形状は、公知のプレス加工により好適に成形される。
さらに詳述すると、ディスク3aは、鋼材料からなる板状の基材を複数回プレス加工(打抜き加工、予備絞り加工、形状絞り加工、リストライク加工、及びコイニング加工)することにより製造される。例えば、最初に、ほぼ正方形状とした合金鋼の平板であって、四つの角部を外側方向に凸となる円弧状に打抜き加工した基材を用意する。そして、予備絞り加工工程で、中央領域に円穴の凹部を有する受皿状中間材を形成する。次に、形状絞り加工工程で、ナット座11、及びハブ面アール部20等が形作られたディスク状品を形成する。次に、再度の絞り加工工程により、寸法精度が整えられたディスク状品を形成する。そして、リストライク加工工程により、意匠面側フランジ部25を形成する。そして、最終工程であるコイニング加工により、各ボルト孔11に仕上げ加工する。なお、ディスク3aを製造するための工程数はこれに限定されるものではない。
次に、本発明の要部について説明する。
本発明に係るディスク3aの全ハブ面アール部20は、前記コイニング加工工程において、当該ディスク3aの軸線方向に沿って強圧される。さらに詳述すると、前記コイニング加工工程は、図4に示すように、コイニングポンチ31aとコイニングダイス31bとでボルト孔11を仕上げ加工すると共に、上側金型30a(成形型)と下側金型30b(成形型)とで、全ハブ面アール部20を当該ディスク3aの軸線方向へ沿って所定圧力Pで強圧する。
このように全ハブ面アール部20を他の部位に比して強圧すると、ハブ面アール部20が従来構成に比して薄肉化され、当該部位で加工硬化が生じることとなる。そして、このように加工硬化が生じることにより、全ハブ面アール部20に圧縮残留応力が付与され、当該自動車用ホイール1aの真円度を維持しつつ、ハブ面アール部20の強度が向上する。なお、全ハブ面アール部20を強圧する工程は、コイニング加工工程以外のプレス加工工程であっても良い。したがって、全ハブ面アール部20を強圧する工程は、最終工程で行わなくても良い。
以下、圧縮残留応力が付与されたハブ面アール部20の評価について説明する。
ハブ面アール部20に圧縮残留応力が付与された構成と、付与されていない従来品とを、ハブ面アール部の板厚に着目して比較した。強圧しない従来品におけるハブ面アール部は、およそ6.171mmであり、一方強圧した実施例品におけるハブ面アール部20は、およそ6.140mmであった。したがって、本実施例品のハブ面アール部20は、およそ0.031mmだけ従来品に比して薄肉化されていることがわかる。
また、ハブ面アール部の硬度(ビッカース硬さ試験法)に着目して両ディスクを比較した。従来品におけるハブ面アール部は、およそ222.1(母材硬度:193.6)であった。一方、本実施例におけるハブ面アール部20は、およそ233.1(母材硬度:199.9)であった。したがって、母材硬度を考慮しても、本実施例品のハブ面アール部20は、従来品のハブ面アール部に比して硬度が上がっていることがわかる。これにより、上記プレス加工によって、ハブ面アール部20が確実に加工硬化していることが考察される。なお、試験片を作成すべく、コンタマシン(帯鋸盤)を用いて、実施例品としてのディスク3aに係るハブ面アール部20を外径部から中心に向かって切断(図2の二点鎖線Lを参照)した場合、切断刃が通過した後に切断面が閉じようとする現象が確認できる。このことから、ディスク3aのハブ面アール部20には、圧縮残留応力が残っていることが確認できる。なお、従来品においては、このような現象は確認できない。
次に、ハブ面アール部の金属組織に着目して両ディスクを比較した。なお、図5に示すように、測定部位は、表層部(部位α及び部位η)、表層部より深さ約0.1mmの部位(部位β及び部位ζ)、表層部と板厚中央部との間であって表層部より深さ約1.5mmの部位(部位γ及び部位ε)、板厚中央部であって表層部より深さ約3.2mmの部位(部位δ)である。なお、図6〜図12に示すように、部位α〜部位ηについて以下のような組織状態が確認された。写真倍率は、約1500倍である。
<部位α>
図6aに示すように、本実施例品のディスク3aは、表層部で金属粒子が密になっており、圧縮された形になっている。一方、図6bに示すように、従来品は、表層部の金属粒子が疎になっており、粒子は圧縮されていない。また、この部位αを評価することにより、本発明に係る強圧によって、金属粒子間の隙間が変化することが確認された。
<部位β>
図7aに示すように、本実施例品は、金属粒子が圧縮されている。一方、図7bに示すように、従来品は、表層部に近い部分で粒子が圧縮されていない。また、この部位βを評価することにより、本発明に係る強圧は、表層部に近い部位で粒子間の隙間や形状を変化させるということが確認された。
<部位γ>
図8aに示すように、本実施例品は、個々の粒子が小さく、また圧縮された形状に変化している。一方、図8bに示すように、従来品は、個々の粒子が大きい。また、この部位γを評価することにより、板厚中央部付近では、粒子間の隙間の変化ではなく粒子そのものが変化されていることが確認された。
<部位δ>
図9a,bに示すように、本実施例品と従来品とで、大きな差異は確認できなかった。また、この部位δを評価することにより、板厚中央部までは強圧の影響が及ばないことが確認された。
<部位ε>
図10a,bに示すように、本実施例品と従来品とで、大きな差異は確認できなかった。また、この部位εを評価することにより、板厚中央部までは強圧の影響が及ばないことが確認された。
<部位ζ>
図11aに示すように、本実施例品は、金属粒子が圧縮されている。一方、図11bに示すように、従来品は、表層部に近い部分で粒子が圧縮されていない。また、この部位ζを評価することにより、本発明に係る強圧は、表層部に近い部位で粒子間の隙間や形状を変化させるということが確認された。
<部位η>
図12a,bに示すように、本実施例品と従来品とで、部位αほど顕著な差は確認できないが、本実施例品に係る金属粒子は圧縮された形状となっている。
<第二実施例>
次に、本発明に係る自動車用ホイール1bを、公知のビード嵌合ホイールを例にして説明する。なお、上述したフルフェイスホイールである自動車用ホイール1aと共通する点については、同符号を付すと共に、説明を簡略又は省略する。
図13,14に示すように、ビード嵌合ホイールとしての自動車用ホイール1bは、リム2とディスク3bとで構成されている。ここで、前記リム2は、その軸線方向両側にタイヤのビードが着座するビードシート部5,8’を備えていると共に、そのうち意匠面側Xに位置するビードシート部8’を嵌合用ビードシート部8’としたものである。なお、この嵌合用ビードシート部8’には、意匠面側フランジ部9が連成されている。
一方、ディスク3bの外周部には、フランジ部35が意匠裏面側Yに向けて曲成されている。そして、このディスク3bのフランジ部35が、前記リム2の嵌合用ビードシート部8’の内周に嵌合されると共に、その嵌合部が接合されて自動車用ホイール1bが構成されている。
ところで、図13,14に示すディスク3bは、六つのボルト孔11と、六つの飾り孔16を具備している。さらに、スポーク部15のハブ孔10寄り位置に隆起状突出部22が形成されている。また、当該ディスク3bの径方向にあって、ボルト孔11、ハブ面アール部20、及び飾り孔16が同一直線状に配列されてなる外観形状を呈している。なお、本構成にあっても、仮想円26上で複数のハブ面アール部20が間隔を置いて配列されていると共に、互いに隣り合うハブ面アール部20,20の間には、当該ハブ面アール部20に比して意匠面側Xに所定高さで突出した隆起状突出部22が配置されている。
そして、このようなビード嵌合ホイールとしての自動車用ホイール1bにあっても、ディスク3bに複数形成されたハブ面アール部20のすべてに対して加工硬化を生じさせる圧縮加工を行うことにより、圧縮残留緒応力を付与して強度を向上させることができる。
さらに、その他の外観形状を呈するディスク3c,3dが提案される。以下、各実施例を説明する。
<第三実施例>
図15,16に示すディスク3cは、五つのボルト孔11と、五つの飾り孔16とを備えている。また、当該ディスク3cの径方向にあって、ボルト孔11、ハブ面アール部20、及びスポーク部15が同一直線状に配列されてなる外観形状を呈している。また、スポーク部15は、外周へ向かうにつれ、比較的緩やかに意匠面側Xに立ち上がり、その先端部分は、飾り孔16の周囲部分とほぼ同じ高さ位置となっている。なお、本ディスク3cも、仮想円26上で複数のハブ面アール部20が間隔を置いて形成されていると共に、互いに隣り合うハブ面アール部20,20の間には、当該ハブ面アール部20に比して意匠面側Xに所定高さで突出した隆起状突出部22が配置されている。
<第四実施例>
図17,18に示すディスク3dは、六つのボルト孔11と、六つの飾り孔16とを備えている。また、当該ディスク3dの径方向にあって、ボルト孔11、ハブ面アール部20、及び飾り孔16が同一直線状に配列されてなる外観形状を呈している。また、ハブ面アール部20と飾り孔16との間には、ハブ面アール部20に対してほぼ垂直状に意匠面側Xへ起立する起立壁33が形成され、その起立高さが当該ディスク3dの外周部まで維持されている。なお、本ディスク3dも、仮想円26上で複数のハブ面アール部20が間隔を置いて形成されていると共に、互いに隣り合うハブ面アール部20,20の間には、当該ハブ面アール部20に比して意匠面側Xに所定高さで突出した隆起状突出部22が配置されている。
<第一実施例から第四実施例の共通思想>
上述したディスク3a〜3dの共通する点は、すべてハブ面アール部20が間隔を置いて複数設けられている点である。具体的には、ハブ孔10周囲に設定された仮想円26の内側に正面視歯車形状(図3,図14,図15,及び図17参照)のボルト孔形成平面部17が形成されてなり、このボルト孔形成平面部17の外周部28の一部を構成する径方向で外側に張り出した複数の張出円弧部29に、それぞれハブ面アール部20が形成される。なお、本実施例に係る正面視歯車形状のボルト孔形成平面部17により、本発明に係る歯車形環状平面部が構成される。ところで、少なくとも正面視歯車形状のボルト孔形成平面部17を備えたディスクにあっては、ハブ面アール部20が間隔を置いて複数形成されることとなるため、当該ハブ面アール部20には応力集中が生じやすく、当該ハブ面アール部20に圧縮残留応力を付与して強度を高める意義が大いに存在する。
<本発明のその他の実施例>
なお、一般的に本発明に適用されるディスク3a〜3dとしては、ハブ面アール部20の長さとその間隙長さの比が、
ハブ面アール部20の長さ:間隙長さ=6:4
から
ハブ面アール部20の長さ:間隙長さ=4:6
までの範囲に該当する構成が好適に採用される。また、ボルト孔11の数は、4〜6個のものが好適に採用される。
なお、これまでに述べた構成は、全ハブ面アール部20のみに圧縮残留応力を付与したものであるが、全ハブ面アール部20に加えて、各ハブ面アール部20の隣接領域に対しても加工硬化を生じさせる圧縮加工を行って圧縮残留応力を付与するようにしても良い。例えば、ハブ面アール部20の外周側に連成され、かつ当該ハブ面アール部20に対して意匠面側Xに傾斜してなる外側立ち上がり部32すべてにも加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与する構成が例示され得る。具体的に外側立ち上がり部32は、図1〜図4に示すディスク3aにあっては、ハブ面アール部20の直ぐ外側の部位であって、スポーク部15の基端位置が該当する。また、図13,14に示すディスク3bにあっては、ハブ面アール部20の直ぐ外側の部位であって、飾り穴16の孔縁のうちハブ孔10寄り位置が該当する。また、図15,16に示すディスク3cにあっては、ハブ面アール部20の直ぐ外側の部位であって、スポーク部15の基端位置が該当する。また、図17,18に示すディスク3dにあっては、ハブ面アール部20の直ぐ外側の部位であって、飾り穴16の孔縁のうちハブ孔10寄り位置が該当する。
なお、これまでに述べた構成は、全ハブ面アール部20等に加工硬化を生じさせる圧縮加工として、金型30a,30bを用いたプレス加工を採用したものであるが、前記圧縮加工としてショットピーニング加工を採用しても良い。具体的には、全ハブ面アール部20等の少なくとも一側面に、公知技術であるショットピーニング加工を行う。ここで、ハブ面アール部20等の意匠裏面のみにショットピーニング加工をした場合は、意匠面が傷付いて荒れることがないため、意匠性を損なうことがない。また、ハブ面アール部20等の意匠面のみにショットピーニング加工をした場合は、意匠裏面のみにショットピーニング加工した場合に比してハブ面アール部20等の強度を向上させることができる。
なお、本発明に係る自動車用ホイール1a,1bは、上記実施例に限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない限り、適宜設計変更可能である。例えば、ハブ面アール部20は、仮想円26上に等間隔で配列される場合もあるし、等間隔ではないが、一定の規則に従ってバランス良く離間状に配列される場合もある。
第一実施例に係る自動車用ホイール1aを示す、図2のA−A線縦断面図である。 ディスク3aを備えた自動車用ホイール1aの正面図である。 ディスク3aにあって、仮想円26を示す正面図である。 ディスク3aを最終形状とするプレス加工過程を示す縦断側面図である。 ハブ面アール部20の縦断面を示す拡大写真である。 部位αを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 部位βを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 部位γを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 部位δを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 部位εを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 部位ζを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 部位ηを示す拡大写真であって、aは本実施例品、bは従来品である。 第二実施例に係る自動車用ホイール1bを示す、図14のB−B線縦断面図である。 ディスク3bを備えた自動車用ホイール1bの正面図である。 第三実施例に係るディスク3cの正面図である。 図15のC−C線縦断側面図である。 第四実施例に係るディスク3dの正面図である。 図17のD−D線縦断側面図である。 従来構成の自動車用ホイールaを示す縦断側面図である。 従来構成のディスクfを示す外観斜視図である。 従来構成のディスクfを示す正面図である。
符号の説明
1a,1b 自動車用ホイール
2 リム
3a〜3d ディスク
4 意匠裏面側フランジ部
5 ビードシート部
8 意匠面側ビードシート部(接合部)
8’ 嵌合用ビードシート部
10 ハブ孔
11 ボルト孔
17 ボルト孔形成平面部(歯車形環状平面部)
20 ハブ面アール部
22 隆起状突出部
25 意匠面側フランジ部
26 仮想円
28 外周部
29 張出円弧部
30a,30b 成形型
32 外側立ち上がり部
X 意匠面側

Claims (4)

  1. タイヤが装着されるリムと該リムに接合されるディスクとを備え、
    前記ディスクは、中央にハブ孔が配置されていると共に、該ハブ孔の中心を仮想中心として当該ハブ孔周囲に設定される仮想円上に、自動車のハブが当接することとなるハブ面アール部が間隔を置いて複数形成されてなる自動車用ホイールにおいて、
    全ハブ面アール部は、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなるものであると共に、
    ディスクは、ハブ孔周囲に設定された仮想円の内側に歯車形環状平面部が形成されてなり、かつ該歯車形環状平面部にボルト孔が等間隔に周設されてなると共に、
    前記歯車形環状平面部の外周部の一部を構成する張出円弧部に、ハブ面アール部が形成されてなるものであることを特徴とする自動車用ホイール。
  2. ディスクは、所定形状の基材を、一対の成形型を用いてプレス加工することにより所定形状に成形されるものであって、
    ハブ面アール部で加工硬化を生じさせる圧縮加工は、ディスクを所定形状とし、かつ全ハブ面アール部を強圧するプレス加工であることを特徴とする請求項1記載の自動車用ホイール。
  3. タイヤが装着されるリムと該リムに接合されるディスクとを備え、
    前記ディスクは、中央にハブ孔が配置されていると共に、該ハブ孔の中心を仮想中心として当該ハブ孔周囲に設定される仮想円上に、自動車のハブが当接することとなるハブ面アール部が間隔を置いて複数形成されてなる自動車用ホイールにおいて、
    全ハブ面アール部は、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなるものであると共に、
    ディスクは、ハブ面アール部と、その外周側で連成し、かつ当該ハブ面アール部に対して意匠面側に傾斜してなる外側立ち上がり部を備え、
    全ハブ面アール部と全外側立ち上がり部とが、加工硬化を生じさせる圧縮加工により圧縮残留応力が付与されてなるものであることを特徴とする自動車用ホイール。
  4. ディスクは、所定形状の基材を、一対の成形型を用いてプレス加工することにより所定形状に成形されるものであって、
    ハブ面アール部で加工硬化を生じさせる圧縮加工は、ディスクを所定形状とし、かつ全ハブ面アール部を強圧するプレス加工であることを特徴とする請求項3記載の自動車用ホイール。
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