JP4270980B2 - 自動車用ホイールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ホイールの製造方法に関する。
ホイールリムの内周面に、ホイールディスクの外周縁を嵌合し、その嵌合部を接合することにより、別々に製造されたホイールディスクとホイールリムとを一体化してなる2ピースタイプの自動車用ホイールが知られている。
この2ピースタイプの自動車用ホイールaにあって、ホイールリムbは、図13に示すように、異形断面の略円筒形に形成されており、その両側の開口縁に図示しないタイヤのサイドウォール部を保持するリムフランジ部c,cが設けられ、該リムフランジc,cの内側位置にタイヤのビードを保持するビードシート部d,dがホイールリムbの軸方向と略平行に連成され、さらに、該ビードシート部d,d間には、ホイールリムbの内径側に陥没するドロップ部eが設けられている。
一方、ホイールディスクfは、中央に形成されたハブ孔gの周囲に、ナット座iを備えた複数のボルト孔hが同一円周上に等間隔で穿設されており、該ナット座iの外側部分からディスク周縁に至る中間部分は、外方に向けて隆起するハット部jが形成されている。ここで、該ナット座iと、ハット部jの立ち上がり傾斜面kとの間には内方に若干突出するハブ面アール部mが環状に形成されており、該ハブ面アール部mの裏面が自動車のハブと連結されるハブ取り付け面pとなっている。さらに、前記ハット部jの外側には、前記ホイールリムbのドロップ部eの内周面に嵌合可能なディスクフランジ部nが、後方に向けて曲成されている。
前記ホイールディスクfとホイールリムbは、ホイールディスクfのディスクフランジ部nを、ホイールリムbのドロップ部eの内周面に嵌合した状態で、その嵌合部を、アーク溶接,スポット溶接,レーザー溶接等の溶接手段によって接合することにより一体化されている。
而して、上記2ピースタイプの自動車用ホイールaにあって、ホイールディスクfの製造方法としては、平板状の板状基材をプレス加工により上述したホイールディスク形状に成形しているため、そのプレス加工で被加工物が部分的に延伸または圧縮されることとなり、成形されたホイールディスクfには比較的薄肉の部位と、厚肉の部位とが生ずることとなる。
ところで、自動車用ホイールaにあっては、自動車の走行時に、車軸のハブと連結されるハブ取り付け面pに比較的大きな負荷がかかる。特に、ハブ外端面と裏面が接触するハブ面アール部mに負荷が集中するのであるが、このハブ面アール部mは、プレス加工による加圧成形過程で最後に加圧されて薄肉化する部位であるため、ハブ外端面から受ける大きな負荷によって亀裂が発生し易いという問題点があった。
そこで、本願出願人は、ホイールディスクfを成形するプレス加工工程にあって、ハブ面アール部mを厚肉化させ得るホイールディスクの製造方法を、特願2002−240577号で既に提案している。かかる製造方法は、板状基材の中央領域に凹部を形成して、受け皿状中間材を成形する予備絞り工程と、該受け皿状中間材をホイールディスクの形状に成形する形状絞り工程とを備えた自動車用ホイールディスクの製造方法において、前記受け皿状中間材を、形状絞り工程にあって、凹部開口領域から凹部底面方向にかかる押圧力と、凹部底面部の屈曲変形によって生じる外方向への押圧力との相互作用により生じる圧縮変形によって、ホイールディスクのハブ面アール部を増肉させることとなるように、予備絞り工程により形成するようにしたことを要旨とするものである。
一方、前記2ピースタイプの自動車用ホイールaにあって、ホイールリムbの製造方法としては、コイラー工程で帯板状の基材を丸め、溶接工程でその両端部を溶接して円筒体を形成し、トリミング工程で溶接山を削除し、エッジカット工程で端部のバリを切除し、リベンダー工程で真円状に整形した後、フレアリング工程で両端部分を拡径し、複数回のロール成形工程で所定のリム断面形状に成形し、最後にエキスパンド工程で真円化及び寸法補正を行っている。
このように、従来のホイールリムbの製造方法にあっては、工程数が多く手間と時間が掛かるので生産性が悪い上、溶接部からのエアー漏れが発生することがあった。
また、別々に製造されたホイールディスクfとホイールリムbは、上述したように、ホイールディスクfのディスクフランジ部nを、ホイールリムbのドロップ部eの内周面に嵌合した状態で、その嵌合部を溶接によって一体化していることにより、溶接部における強度上の信頼性が低いという問題点があった。さらに、溶接部の熱歪みに起因してホイールの振れ精度が低下するという問題もあった。
このような2ピースタイプの自動車用ホイールaの問題点を解消することを目的として、板状基材からホイールディスクfとホイールリムbとを一体成形する自動車用ホイールの製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
かかる製造方法は、最初に、板状基材から絞り加工によって平滑な底部を備えた有底円筒体を成形し、次に、該有底円筒体の底部方向からの逆絞り加工によって、底部外周部が底部中央部に対して有底円筒体の開口端と反対側に突出する底フランジ部を備えた底フランジ円筒体を成形し、この底フランジ円筒体の底フランジ部及び円筒部を順次所定の素形状リムに成形した後、前記平滑な底部に対するプレス加工によりホイールディスク部を成形するようにしている。
特開2003−88928号公報
しかしながら、上述の一体成形方法にあっては、最初に、板状基材から絞り加工によって平滑な底部を備えた有底円筒体を成形した後、該有底円筒体の底部方向からの逆絞り加工によって、底部外周部が底部中央部に対して有底円筒体の開口端と反対側に突出する底フランジ部を備えた底フランジ円筒体を成形しているため、該底フランジ円筒体の、底フランジ部により囲繞された底部は、平滑なままの状態でその加工領域が画定されてしまう。そして、このように領域画定された平滑な底部に対して、プレス加工によるホイールディスク部の成形が行われる。ここで、該ホイールディスク部を、図13に示すように、外方に向けて隆起するハット部jや、内方に若干突出するハブ面アール部m等を備えた通常のディスク形状に成形すると、この成形は平板部に対するプレス加工成形であるため、上述したように、ハブ面アール部mが薄肉化されてしまい、所定の強度が得られないという問題点があった。
また、上述の一体成形方法にあっては、ディスク側フランジ部を有するフランジ素形体に、リム開口側リム素形部を成形するための具体的手段が明示されておらず、プレス加工によるリム部の真円化が図れないという問題点があった。
本発明は、ホイールディスク部としてのディスク主板部に形成されるハブ面アール部を薄肉化することなく、板状基材からディスク主板部とリム部を一体成形することにより、溶接工程を無くし、ホイールの強度確保、振れ精度の向上、工程簡略化による製造コストの低減が可能な自動車用ホイールの製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、
板状基材の中央領域に、ディスク主板部の板厚を確保するための凹部を成形する予備絞り工程と、
ナット座加工部が突成されたダイスとパンチ間に予備絞り工程で形成された皿状素形体を配置し、ダイスとパンチの相対的接近移動により発生する、凹部開口領域から凹部底面方向にかかる押圧力と、ナット座加工部による凹部底面部の屈曲変形によって生じる外方向への押圧力との相互作用により生じる圧縮変形によって、ディスク主板部のハブ面アール部を増肉させるようにして、前記凹部を含む板状基材の中央領域を、ディスク主板部の所定意匠形状に成形する形状絞り工程と
前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記ディスク主板部を備えた板状基材の外周領域を背面側へ絞り加工して円筒部を成形する円筒部成形工程と、
前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記円筒部を、ディスク主板部側の端部を除いて縮径加工することにより、ディスク主板部側に径大なフランジ素形部を備えたリム素形部を成形する縮径工程と、
前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記リム素形部のフランジ素形部を、外端側リムフランジ素形部と該外端側リムフランジ素形部に連続する外側ビードシート部とを備えた形状に成形するリム外側成形工程と、
前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記リム外側成形工程後にリム素形部を所定リム部形状に整形するリム部整形工程と
を備えてなることを特徴とする自動車用ホイールの製造方法である(請求項1)。
ここで、予備絞り工程によって板状基材の中央領域に成形される凹部は、次工程の形状絞り工程において、凹部開口領域から凹部底面方向にかかる押圧力と、凹部底面部の屈曲変形によって生じる外方向への押圧力との相互作用により生じる圧縮変形によって、ディスク主板部のハブ面アール部を増肉させることとなる形状で形成される。
また、上記構成にあって、リム部整形工程が、リム素形部の開口端側を拡径加工することにより、該リム素形部の開口端側を、内端側リムフランジ素形部と該内端側リムフランジ素形部に連続する内側ビードシート部とを備えた形状に成形するリム内側成形工程と、外端側リムフランジ素形部と、内端側リムフランジ素形部とにカーリング加工を施してリムフランジ部を夫々成形するリムフランジ成形工程とを備えてなるものとする構成(請求項2)が提案される。
前記縮径工程の縮径加工は、被加工物を所定角度宛回転させ、その停止位置で、円筒部の表裏に配置された金型による側方からのプレス成形により行うようにする構成(請求項3)が提案される。
前記リム内側成形工程の拡径加工は、被加工物を所定角度宛回転させ、その停止位置で、リム素形部の表裏に配置された金型による側方からのプレス成形により行うようにする構成(請求項4)が提案される。
また、リムフランジ成形工程のカーリング加工は、被加工物を所定角度宛回転させ、その停止位置で、外端側リムフランジ素形部と、内端側リムフランジ素形部の表裏に夫々配置された金型による側方からのプレス成形により行うようにする構成(請求項5)が提案される。
請求項1の発明によれば、板状基材からディスク主板部とリム部を一体成形することができ、従来の溶接工程を不要とし、かつディスク主板部に形成されるハブ面アール部を厚肉化し得るので、ホイールの強度を向上させ得るとともに、従来のホイールリム製造方法における工程の簡略化により製造コストを低減させることができる。
請求項2の発明によれば、リム外側成形工程後におけるリム素形部を、所定のリム部形状に確実に整形することができる。
請求項3の発明によれば、ディスク主板部側に径大なフランジ素形部を備えたリム素形部を、プレス加工のみで真円形状を確保して成形することができる。
請求項4の発明によれば、リム素形部の開口端側を、内端側リムフランジ素形部と該内端側リムフランジ素形部に連続する内側ビードシート部とを備えた形状に成形するリム内側成形工程を、プレス加工のみで真円形状を確保して行うことができ、リム部を効率よく整形することができる。また、これにより、振れ精度を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、外端側リムフランジ素形部と、内端側リムフランジ素形部とに夫々施されるカーリング加工を、プレス加工のみで真円形状を確保して行うことができ、リムフランジ部を効率よく整形することができる。
以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明にかかる自動車用ホイールの製造方法で製造したスチール製の自動車用ホイール1を示し、該自動車用ホイール1は、リム部2とディスク主板部7とが板状基材からプレス加工によって一体成形されている。
リム部2は、異形断面の円筒状を呈し、その両側の外端縁に図示しないタイヤのサイドウォール部を保持するリムフランジ部3a,3bが形成されており、該リムフランジ3a,3bに連続させて、タイヤのビードを保持する外側ビードシート部4aと内側ビードシート部4bとがリム部2の軸方向と略平行に形成されている。さらに、該ビードシート部4a,4b間には、ウエル部5a,5bを介してリム部2の内径側に陥没するドロップ部6が設けられており、タイヤ装着時にタイヤのビードを該ドロップ部6に落とし込むことによって、その装着が容易となるようにしている。
一方、ディスク主板部7は、円盤状を呈し、その中央にハブ孔8が開口され、該ハブ孔8の周囲にはナット座9を備えた複数のボルト孔10が同一円周上に等間隔で穿設されている。また、該ナット座9の外周部分からディスク主板部7の外周縁に至る中間部分は、外側方に向けて隆起するハット部11が形成されている。該ハット部11の立ち上がり傾斜面12と前記ナット座9との間には、内側方に若干突出するハブ面アール部13が環状に形成されており、該ハブ面アール部13の裏面が自動車のハブと連結されるハブ取り付け面14となっている。そして、前記ハット部11の外周部分に前記リム部2が連成されており、このハット部11の外周部分は、前記リム部2のウエル部5aから外側ビードシート部4aを経てリムフランジ部3aに至るまでこれらと表裏一体の同一形状となっている。
次に、本発明の要部である上述の自動車用ホイール1の製造方法について説明する。
この製造方法は、プレス装置と各種金型を用いたプレス加工により行われる複数の工程からなり、先ず最初の予備絞り工程では、図2(イ),(ロ)に示すように、予め円盤状に打抜き加工した板状基材20の外周部分を成形する下側のダイス21及び上側の皺押さえ金型22と、板状基材20の中央部分を成形する上側のパンチ23及び下側の補助押さえリング型24とを用いた絞り加工によって、図3に示すように、板状基材20の中央領域に、ディスク主板部7の板厚を確保するための円形の凹部25を備えた皿状素形体26が成形される。また、この予備絞り工程では、補助押さえリング金型24の中央部に配置された孔抜きパンチ27によって、凹部底面部31の中心位置に四角形の小径な位置決め用下孔28が穿設される。また、前記皿状素形体26には、凹部25の周囲に環状鍔部29が形成され、凹部25の周壁部30と凹部底面部31との間に、所定の曲率を有する底部側屈曲部32が形成される。また、周壁部30と環状鍔部29との間には所定の曲率を有する開口側屈曲部33が形成される。
上記のように予備絞り工程で成形された皿状素形体26は、次工程の形状絞り工程で、前記凹部25を含む板状基材20の中央領域が、ディスク主板部7の所定意匠形状に成形される。この形状絞り工程では、図4に示すように、上側のダイス34と、下側中央部のパンチ35及び下側外周部のクッション金型36とを用いた絞り加工が行われる。この絞り加工を行うに際して、先ず、図4(イ)に示すように、パンチ35の中央部から突出するロケーションピン37を凹部底面部31の位置決め用下孔28(図3参照)に嵌挿した状態で、皿状素形体26をパンチ35上に載置し、該パンチ35のハット部立ち上がり傾斜面加工壁部38によって凹部25の底部側屈曲部32を支承させる。このように位置決め用下孔28にロケーションピン37を嵌挿することにより皿状素形体26の中心位置が規定され、その後の絞り加工で中心位置がずれることがない。そして、皿状素形体26の環状鍔部29をダイス34とクッション金型36とで挟持した状態で、ダイス34を降下させていくと、皿状素形体26の開口側屈曲部33が次第に屈曲していき、図4(ロ)に示すように、該開口側屈曲部33が屈曲して生じた屈曲変形部位39がダイス34に接触して、該ダイス34の押圧力により凹部開口領域としての屈曲変形部位39から凹部底面部31方向に押圧力がかかる。
さらにダイス34が下降していくと、該ダイス34から受ける押圧力によって凹部底面部31が中央方向に押圧されることにより、図4(ハ)に示すように、該凹部底面部31に下方向への撓み変形が生じてパンチ35のナット座加工部40と接触する。そして、さらにダイス34が下降すると、図5(イ)に示すように、このナット座加工部40と接触した部分を支持点として、凹部底面部31に上方向への撓み変形が生じることとなる。さらにダイス34が下降すると、凹部底面部31の撓み変形は、該凹部底面部31の中央部分がダイス34と接触することによりその進行が妨げられ、中心方向に向かっていた押圧力が逆に外方向に向けて反力として作用することとなる。そして、前記凹部開口領域から凹部底面部31方向にかかる押圧力と、凹部底面部31の屈曲変形によって生じる外方向への押圧力との相互作用により、この時までに底部側屈曲部32が変成した変成部位41が圧縮変形されて増肉化することとなる。その後、絞り加工が進行していくと、図5(ロ)のように、圧縮変形した変成部位41がダイス34のハブ面アール部加工部位42とパンチ35のハブ面アール部加工部位43とによって挟圧される。そして、図5(ハ)に示すように、ダイス34とパンチ35とによって完全に挟圧されることにより、図6に示すように、ナット座9,ハット部11,ハブ面アール部13を備えた所定意匠形状のディスク主板部7が成形される。而して、このディスク主板部7のハブ面アール部13は、板状基材20の板厚よりも増肉されることとなる。
上記のように中央領域にディスク主板部7が成形された板状基材20は、図示しない穿孔加工によって、位置決め用下孔28に中心を一致させて該位置決め用下孔28より若干径大なハブ基孔44の穿設が行われた後、図7,図8に示す次工程の円筒部成形工程で、板状基材20の外周領域が背面側への絞り加工によって円筒部45に形成される。この円筒部成形工程では、図7(イ)に示すように、上側中央部のフロートダイ46及び下側中央部のパンチ47と、上側外周部のリング金型48及び下側外周部のクッション金型49とを用いて、円筒部45の絞り加工と、ハブ孔8の成形加工及びボルト孔10の成形加工とが行われる。ここで、パンチ47の中央部には、ハブ孔成形用の突起50が上方突成されており、また、フロートダイ46には、ディスク主板部7のナット座9に対応する位置にボルト孔成形用の孔抜きパンチ51が進退可能に配設されている。そして、図7(イ)に示すように、板状基材20をセットし、図7(ロ)に示すように、中央部のフロートダイ46とパンチ47とでディスク主板部7を挟圧することにより、パンチ47の突起50とフロートダイ46の孔部52とによって、ハブ基孔44の孔縁を上方に曲成してハブ孔8(図1参照)の成形が行われ、かつ、フロートダイ46の孔抜きパンチ51によってナット座9にボルト孔10(図1参照)が成形される。そして、フロートダイ46とパンチ47とによる挟持によって、ディスク主板部7と該ディスク主板部7に連続する近接周縁部53の形状をホールドした状態で、外周部のリング金型48とクッション金型49とで板状基材20の外周領域(環状鍔部29)を抜け出し可能な所定圧で挟持し、この状態で、図8(イ)に示すように、リング金型48とクッション金型49を降下させることにより、図8(ロ)に示すように、板状基材20の外周領域が背面側へ絞り加工されて円筒部45が成形される。この絞り加工過程にあって、板状基材20の外周領域の下側にはクッション金型49が所定圧で当接されていることにより、板状基材20の外周領域が外周縁方向に延伸されることとなり、円筒部45の開口端部側の厚肉化を防止することができる。
上記のように成形された円筒部45は、図9に示す次工程の縮径工程で、ディスク主板部7側の端部を除いて縮径加工することにより、ディスク主板部7側に径大なフランジ素形部54を備えたリム素形部55に成形される。この縮径工程では、図9(ロ)に示すように、ディスク主板部7の上面を包持するフロートダイ56と、フランジ素形部54の裏面側に配置される第一パンチ57aと、フランジ素形部54を除くリム素形部55の裏面側に配置される第二パンチ57bと、フランジ素形部54を除くリム素形部55の表面側に配置されるリング金型58と、被加工物である円筒部45を備えたディスク主板部7を支持して中心位置で所定角度宛回転させる回転支持部材59とが用いられる。ここで、第一パンチ57aとリング金型58は、夫々周方向に、例えば12分割等の複数個に分割されており、図示しない駆動カム機構により、第一パンチ57aと、第二パンチ57bに対向するリング金型58とが放射方向に沿って進退駆動されるようになっている。また、第二パンチ57bはドロップ部6(図1参照)の内径に一致する位置に固定的に保持されている。そして、リム素形部55の成形に際しては、図9(イ)に示すように、ディスク主板部7の上面にフロートダイ56を当接させるとともに、円筒部45の、ディスク主板部7側の端部に第一パンチ57aを当接させてその形状をホールドした状態で、円筒部45の表面側をリング金型58によって側方から加圧することにより、図9(ロ)に示すように、円筒部45の縮径加工が行われる。この時、一回の加圧が終了する毎に、図9(ハ)に示すように、フロートダイ56、第一パンチ57a、リング金型58を後退させ、回転支持部材59により被加工物を所定角度宛回転させて、その停止位置で上述した縮径加工を再度行うプレス加工を複数回繰り返すことにより、ディスク主板部7側に径大なフランジ素形部54を備えたリム素形部55を、プレス加工のみで真円形状を確保して成形することができる。
上記リム素形部55のフランジ素形部54は、図10(イ)〜(ハ)に示す次工程のリム外側成形工程で、外端側リムフランジ素形部60と該外端側リムフランジ素形部60に連続する外側ビードシート部4aとを備えた形状に成形される。このリム外側成形工程では、図10(ハ)に示すように、上側のパンチ61と、下側中央部の形状保持用パンチ62及び下側外周部のリング金型63とを用いたプレス加工が行われる。このプレス加工を行うに際しては、図10(イ)に示すように、ディスク主板部7の表裏面にパンチ61と形状保持用パンチ62とを当接させてその形状をホールドし、この状態でパンチ61と形状保持用パンチ62とを降下させることにより、図10(ロ)に示すように、フランジ素形部54がパンチ61とリング金型63とで挟圧され、図10(ハ)に示すように、該フランジ素形部54が外端側リムフランジ素形部60と外側ビードシート部4aとを備えた所定形状に成形されることとなる。
上記のようにディスク主板部7側の端部に、外端側リムフランジ素形部60と外側ビードシート部4aとが成形されたリム素形部55は、次工程のリム部整形工程で所定リム部形状に整形される。このリム部整形工程は、リム内側成形工程と、リムフランジ成形工程とによって好適に構成され得る。
リム内側成形工程では、リム素形部55の開口端側を拡径加工することにより、該リム素形部55の開口端側が、図11(ハ)に示すように、内端側リムフランジ素形部64と該内端側リムフランジ素形部64に連続する内側ビードシート部4bとを備えた形状に成形される。かかるリム内側成形工程には、図11(イ)に示すように、ディスク主板部7の上面を包持するフロートダイ66と、リム素形部55の裏面側でドロップ部6に対応する位置に配置される第一パンチ67aと、リム素形部55の裏面側でその開口端側に配置される第二パンチ67bと、リム素形部55の表面側に配置されるリング金型68と、被加工物であるリム素形部55を備えたディスク主板部7を支持して中心位置で所定角度宛回転させる回転支持部材59とが用いられる。ここで、第一パンチ67a及び第二パンチ67bとリング金型68は、夫々周方向に、例えば12分割等の複数個に分割されており、図示しない駆動カム機構により、対向する第一パンチ67a及び第二パンチ67bと、リング金型68とが放射方向に沿って互いに離近駆動されるようになっている。
そして、リム素形部55の開口端側の拡径加工に際しては、図11(イ)に示すように、ディスク主板部7の上面にフロートダイ66を当接させるとともに、リム素形部55の表裏面に第一パンチ67aとリング金型68とを当接させてその形状をホールドした後、図11(ロ)に示すように、第二パンチ67bを進出させてリム素形部55の開口端側を拡径するとともに、その拡径部分を該第二パンチ67bとリング金型68とにより側方から挟圧することにより、図11(ハ)に示すように、内端側リムフランジ素形部64と内側ビードシート部4bの成形が行われる。この時、一回の挟圧が終了する毎に、図11(ハ)に示すように、フロートダイ66、第一パンチ67a、第二パンチ67b、リング金型68を後退させ、回転支持部材59により被加工物を所定角度宛回転させて、その停止位置で上述した挟圧加工を再度行うプレス加工を複数回繰り返すことにより、リム内側成形工程を、プレス加工のみで真円形状を確保して効率よく行うことができる。また、これにより、振れ精度が向上する。
一方、前記リムフランジ成形工程は、上述したリム内側成形工程の次工程として行われ、このリムフランジ成形工程では、外端側リムフランジ素形部60と、内端側リムフランジ素形部64とにカーリング加工を施して、図12(ハ)に示すように、リムフランジ部3a,3bが成形される。かかるリムフランジ成形工程には、図12(イ)に示すように、外端側リムフランジ素形部60の裏面側に配置される第一リング金型69a及び該第一リング金型69aに対向させて表面側に配置される第一パンチ70aと、内端側リムフランジ素形部64の裏面側に配置される第二リング金型69b及び該第二リング金型69bに対向させて表面側に配置される第二パンチ70bと、被加工物である外端側リムフランジ素形部60及び内端側リムフランジ素形部64を備えたディスク主板部7を支持して中心位置で所定角度宛回転させる回転支持部材59とが用いられる。ここで、第一リング金型69a及び第二リング金型69bと、第一パンチ70a及び第二パンチ70bは、夫々周方向に、例えば12分割等の複数個に分割されており、図示しない駆動カム機構により、夫々対向する第一リング金型69aと第一パンチ70a、及び第二リング金型69bと第二パンチ70bが、放射方向に沿って互いに離近駆動されるようになっている。
そして、図12(ロ)に示すように、裏面側から進出させた第一リング金型69a及び第二リング金型69bと、表面側から進出させた第一パンチ70a及び第二パンチ70bとによって、外端側リムフランジ素形部60と内端側リムフランジ素形部64とを側方から夫々挟圧してカーリング加工を施すことにより、図12(ハ)に示すように、リムフランジ部3a,3bの成形が行われる。この時、一回の挟圧が終了する毎に、図12(ハ)に示すように、第一リング金型69a、第二リング金型69b、第一パンチ70a、第二パンチ70bを夫々後退させ、回転支持部材59により被加工物を所定角度宛回転させて、その停止位置で上述した挟圧加工を再度行うプレス加工を複数回繰り返すことにより、カーリング加工を、プレス加工のみで真円形状を確保して行うことができ、リムフランジ部3a,3bを効率よく整形することができる。
以上の工程によって、図1に示すように、ディスク主板部7とリム部2が一体成形された自動車用ホイール1が得られる。そして、最終的にディスク主板部7の平面度、ホイール1の振れ精度を補正するためのコイニング成形及びエキスパンド成形が行われる。
このように、本発明にあっては、最初にハブ面アール部13が厚肉化されたディスク主板部7を成形し、以降の工程でリム部2を一体成形するものであるため、従来の一体成形方法に比して、ハブ面アール部13が薄肉化することなく、逆に厚肉化されたハブ面アール部13により、ディスク主板部7の強度を向上させることができる。また、板状基材20からディスク主板部7とリム部2を一体成形するので溶接工程が不要であり、自動車用ホイール1の強度を向上させることができるとともに、従来の2ピースタイプのホイールリム製造方法における工程の簡略化により製造コストを低減させることができる。さらに、上述した円筒部45の縮径加工と、リム内側成形工程におけるリム素形部55の拡径加工と、リムフランジ成形工程のカーリング加工とを、夫々被加工物を所定角度宛回転させて、その停止位置で被加工物の表裏に配置した金型によるプレス成形で行うことにより、真円形状を確保して効率よく所要部を成形することができる。
本発明にかかる製造方法で製造された自動車用ホイール1の縦断面図である。 予備絞り工程の加工説明図である。 予備絞り工程で成形された凹部25を備えてなる皿状素形体26の縦断面図である。 形状絞り工程の加工説明図である。 図4に続く形状絞り工程の加工説明図である。 形状絞り工程で所定意匠形状に成形されたディスク主板部7を備えてなる板状基材20の縦断面図である。 円筒部成形工程の加工説明図である。 図7に続く円筒部成形工程の加工説明図である。 縮径工程の加工説明図である。 リム外側成形工程の加工説明図である。 リム内側成形工程の加工説明図である。 リムフランジ成形工程の加工説明図である。 従来の2ピースタイプの自動車用ホイールaを示す縦断面図である。
符号の説明
1 自動車用ホイール
2 リム部
3a,3b リムフランジ部
4a 外側ビードシート部
4b 内側ビードシート部
7 ディスク主板部
20 板状基材
25 凹部
45 円筒部
54 フランジ素形部
55 リム素形部
60 外端側リムフランジ素形部
64 内端側リムフランジ素形部

Claims (5)

  1. 板状基材の中央領域に、ディスク主板部の板厚を確保するための凹部を成形する予備絞り工程と、
    ナット座加工部が突成されたダイスとパンチ間に予備絞り工程で形成された皿状素形体を配置し、ダイスとパンチの相対的接近移動により発生する、凹部開口領域から凹部底面方向にかかる押圧力と、ナット座加工部による凹部底面部の屈曲変形によって生じる外方向への押圧力との相互作用により生じる圧縮変形によって、ディスク主板部のハブ面アール部を増肉させるようにして、前記凹部を含む板状基材の中央領域を、ディスク主板部の所定意匠形状に成形する形状絞り工程と
    前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記ディスク主板部を備えた板状基材の外周領域を背面側へ絞り加工して円筒部を成形する円筒部成形工程と、
    前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記円筒部を、ディスク主板部側の端部を除いて縮径加工することにより、ディスク主板部側に径大なフランジ素形部を備えたリム素形部を成形する縮径工程と、
    前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記リム素形部のフランジ素形部を、外端側リムフランジ素形部と該外端側リムフランジ素形部に連続する外側ビードシート部とを備えた形状に成形するリム外側成形工程と、
    前記ディスク主板部の形状をホールドした状態で、前記リム外側成形工程後にリム素形部を所定リム部形状に整形するリム部整形工程と
    を備えてなることを特徴とする自動車用ホイールの製造方法。
  2. リム部整形工程が、リム素形部の開口端側を拡径加工することにより、該リム素形部の開口端側を、内端側リムフランジ素形部と該内端側リムフランジ素形部に連続する内側ビードシート部とを備えた形状に成形するリム内側成形工程と、
    外端側リムフランジ素形部と、内端側リムフランジ素形部とにカーリング加工を施してリムフランジ部を夫々成形するリムフランジ成形工程と
    を備えてなることを特徴とする請求項1記載の自動車用ホイールの製造方法。
  3. 縮径工程の縮径加工は、被加工物を所定角度宛回転させ、その停止位置で、円筒部の表裏に配置された金型による側方からのプレス成形により行うことを特徴とする請求項1記載の自動車用ホイールの製造方法。
  4. リム内側成形工程の拡径加工は、被加工物を所定角度宛回転させ、その停止位置で、リム素形部の表裏に配置された金型による側方からのプレス成形により行うことを特徴とする請求項2記載の自動車用ホイールの製造方法。
  5. リムフランジ成形工程のカーリング加工は、被加工物を所定角度宛回転させ、その停止位置で、外端側リムフランジ素形部と、内端側リムフランジ素形部の表裏に夫々配置された金型による側方からのプレス成形により行うことを特徴とする請求項2記載の自動車用ホイールの製造方法。
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