JP5086775B2 - シフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される自動変速機の走行レンジを切り換えるためのシフト装置に関するものである。
従来、シフト装置は、左右のフロントシートの間に設けられたセンターコンソールに設けられたものが一般的であるが、近年、車室内の空間を拡張してレイアウト性を高める等のため、ステアリングホイールの周りに設けた構造のものが提案されている。
例えば、特許文献1には、インストルメントパネルの一部にシフト装置を設けた技術が提案されている。
特開平5−246260号公報
ところで、シフト装置においては、指によるシフトレバーの軽快な操作を実現することが望まれている。
しかしながら、前記特許文献1に記載されたシフト装置では、シフトレバーに設けられたシフトノブの形状が手で握る形状とされているため、指によるシフト操作をするのには適しておらず、操作性が悪かった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作性に優れたシフト装置を提供することを課題とする。
前記目的を達成するために、本発明のシフト装置は、車体側に支持される本体部と、前記本体部に設けられ、ゲート溝を備えるエスカッションカバーと、を有し、前記エスカッションカバーに挿通され、変速機の変速状態を操作するシフトレバーを備えたシフト装置であって、前記シフトレバーは、インストルメントパネルに配置されて突出されており、前記シフトレバーに設けられたシフトノブには、運転者から見て、裏面側に、指掛け操作用の凹部または凸部が設けられ、前記シフトレバーは、ステアリングホイールの外周よりも外側に配置され、前記凹部または前記凸部は、車両後方から前方に向かうにつれて、前記ステアリングホイールが先端に取り付けられるステアリングシャフトの中心軸に近付くように、傾斜するように配置され、前記エスカッションカバーは、前記シフトノブが配置される側面のうち、前記シフトノブが対向する部分が、他の部分よりも軸方向の高さが低くなる段差面を備えていることを特徴とする。
このシフト装置によれば、シフトレバーは、インストルメントパネルに配置されて突出されており、シフトレバーに設けられたシフトノブには、運転者から見て、裏面側に、指掛け操作用の凹部または凸部が設けられているので、この凹部または凸部に指を好適に掛けて(添えて)シフト操作を行うことができる。特に、上下方向の操作が行い易い。したがって、操作性に優れたシフト装置が得られる。
また、シフトレバーは、インストルメントパネルに配置されて突出されているので、前記のように、凹部または凸部に指を掛けて行うシフト操作も、例えば、ステアリングホイールを操作する手を前方のインストルメントパネルのシフトノブに向けて延ばすようにするだけで行うことができ、スムーズなシフト操作を実現することができる。また、目視を行わずにシフトレバーの位置を容易に把握することも可能となり、前方視界を確保しながらシフトレバーを容易に操作することができる。
また、本発明は、前記シフトノブが先端に固定され、前記シフトノブを車体側に支持する支軸を有し、前記シフトノブおよび前記支軸は、車両後方から前方に向かうにつれて、前記ステアリングシャフトの前記中心軸に近付くように、傾斜するように配置されていることを特徴とする。
た、本発明は、前記シフトレバーは、運転席の運転者から見て、前記ステアリングホイールの外側で、かつ、前記ステアリングホイールの中心軸よりも上側となる領域の前記インストルメントパネルに配置されて突出されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記シフトノブは、前記凹部を有する場合に、前記凹部は、前記シフトノブの先端から車体側に向かうにつれて幅広となるように設けられており、前記凸部を有する場合に、前記凸部は、前記シフトノブの先端から車体側に向かうにつれて幅狭となるように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、操作性に優れたシフト装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態を適宜図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るシフト装置が配置されるインストルメントパネルの略全体構成を示す説明図、図2はシフト装置が配置される位置を示した説明図、図3はステアリングハンガビームに対する取付状態を示す斜視図である。なお、以下では、「前後」,「左右」,「上下」は、シフト装置1を車体に取り付けた状態を基準としている。なお、以下では、自動車の車体に適用されるシフト装置1について説明するが、シフト装置1が取り付けられる車両を限定する趣旨ではない。
図1に示すように、シフト装置1は、車体の前席(不図示)の前方に設けられたインストルメントパネル11のメータバイザ11bの右端部11b’に配置されており、シフト装置1に設けられたシフトレバー5が、運転者M(運転席、図6参照、以下同じ)側へ突出した構成となっている。メータバイザ11bは、スピードメータやタコメータ等のメータ表示部11aを有しており、また、シフトレバー5の下方位置にはハザードランプスイッチ11dやイグニッションスイッチ11eが設けられる。なお、メータ表示部11aには、シフト装置1における現在のレンジを表示する、ディスプレイ部11a’が設けられている。本実施形態では、ディスプレイ部11a’が、シフトレバー5の左側方において、運転者Mから見て、ステアリングリム20aを挟んだ反対側(ステアリングリム20aの内側を透過して目視可能)に位置するように配置されている。つまり、運転者Mによるディスプレイ部11a’の目視に、ステアリングリム20aが邪魔にならない配置となっている。
そして、本実施形態では、シフト装置1(シフトレバー5)が配置されたメータバイザ11bの右端部11b’が、図2に示すように、運転者Mから見て、ステアリングホイール20の外側に位置している。なお、この例では、ステアリングホイール20の中心軸Oよりも上側となる領域R1にシフトレバー5が位置するように構成したが、これに限られるものではなく、運転者Mから見て、ステアリングホイール20の外側に位置するように、つまり、ステアリングホイール20の中心軸Oよりも下側となる領域にシフトレバー5を配置してもよい。また、シフト装置1は、運転者Mから見て、ステアリングホイール20の外側に位置したものに限られることはなく、インストルメントパネル11に設けられていればよい。例えば、運転者Mから見て、ステアリングリム20aに重なる位置やステアリングリム20aの内側に位置して設けられていてもよい。
インストルメントパネル11は、図3に示す、ステアリングハンガビームの組付体10(以下「ハンガ組付体10」と呼ぶ。)に取り付けられて、車体の前席の前方に設けられる。ハンガ組付体10は、車幅方向の両端部10A(左側のみ図示)が図示しない車体左右の側壁を形成するフロントピラーに結合されており、このハンガ組付体10の前面側には、車体前席側の車室幅全域に亘るように(一部図示)、車幅方向に延出する第1のステアリングハンガビーム12と、この第1のステアリングハンガビーム12の後方側に略平行に配置される第2のステアリングハンガビーム13と、を備え、これらの第1,第2のステアリングハンガビーム12,13が運転席の略中央部の前面位置にてコラム取付用ブラケット14によって相互に連結されている。
第2のステアリングハンガビーム13の左端部は、上方へ一段高く形成されており、シフト装置1を取り付けるための取付部13aを構成している。この取付部13aの右端部と第1のステアリングハンガビーム12との間は、中間ステー12aで連結されて補強されている。
コラム取付用ブラケット14は、後部が二股14a,14bに分割されて、これらの間に形成される凹部14cに一部が挿通されるように、ステアリングコラム21の取付部材22が図示しないボルトによって固定されている。
ステアリングコラム21には、ステアリングシャフト23が回動自在に支持され、そのステアリングシャフト23の運転席側の先端部にはステアリングホイール20が取り付けられている。
なお、第2のステアリングハンガビーム13の下部には、図示しないセンターコンソールの前部を支持するためのセンターフレーム13bが設けられている。
シフト装置1は、図4(b)に示すように、本体部2と、図示しないゲート溝を備えたエスカッションカバー3と、このエスカッションカバー3に挿通されて移動可能に設けられたシフトレバー5と、を備えて構成され、取付ブラケット15を介してハンガ組付体10の取付部13aに取り付けられる。
本実施形態のシフト装置1は、図示しない自動変速機に適用されるものであり、シフトバイワイヤ方式でシフト操作に応じたシフト操作信号を、自動変速機のレンジの切り換えを制御する図示しない自動変速機制御部に伝送する。本体部2の内部には、シフト位置を検出するための図示しないシフト位置センサやシフト操作信号の伝送を行うための図示しない伝送装置が設けられている。エスカッションカバー3は、本体部2の後端部を覆う状態に取り付けられ、図2に示すように、インストルメントパネル11のメータバイザ11bの右端部11b’に設けられた開口部11c(矢印で示した部分)を通じて運転席側に露出するようになっている。図5(a)(c)に示すように、エスカッションカバー3の後面には、図示しないゲート溝を通じてシフトレバー5が挿通配置されている。シフトレバー5は、その先端にシフトノブ5Aを有している。本実施形態では、エスカッションカバー3の後面の、シフトレバー5が配置される側(右側)が、一段低く形成された段差面11cとされており、このような段差面11cが形成されることによって、この段差面11cとシフトノブ5Aの前部5aとの間に形成される隙間Sが広くなるようにされている。この隙間Sは、後記するシフトレバー5の操作時において、操作する指をシフトノブ5Aの裏面側に掛け易くするための空間として機能する。
エスカッションカバー3の後面左側部11cには、図5(b)に示すように、ゲート溝に対応した後進レンジ「R」、ニュートラルレンジ「N」、ドライブレンジ「D」等のシフト位置(シフトパターン)が表示されている。
シフトレバー5は、図5(a)に示すように、エスカッションカバー3に対して傾斜した状態に挿通保持された支軸6を有し、この支軸6は、本体部2(図4(b)参照)の内部において、例えば、その下端側がピボット等により3次元的に回動可能に支持されている。なお、支軸6は、中心軸O(図3参照)から離れる方向(車体右側へ向く方向)に傾斜しており、これによって、支軸6の先端に固定されるシフトノブ5Aも、同方向に傾斜して配置されることとなる。
本実施形態のシフト装置1では、手を離すとシフトレバー5が、図示しないバネ等による付勢力によってホーム位置Hまで自動的に復帰するモーメンタリ機構を備えて構成されている。なお、図示しないロック機構等により手を離してもシフトレバー5がそのままドライブレンジ「D」等に保持される保持位置を採るように構成してもよい。
シフトノブ5Aは、支軸6に取り付けられて、図2に示すように、メータバイザ11bの右端部11b’から運転者M側(図示しない運転席側)へ向けて膨出した状態に突出する、略流線型を呈している。シフトノブ5Aは、図5(a)〜(c)に示すように、前部5aと、前部5aから右後部5b’へ向けて膨出形成された膨出部5bと、右後部5b’から前部5aへ向けて形成された指掛け操作用の凸部5cおよび側凹部5d,5dとを備えて構成され、これらの凸部5cおよび側凹部5d,5dが、運転者Mから見てシフトノブ5Aの裏面側(前面側)に位置するように、エスカッションカバー3の後面に対して傾斜した状態で対向するように形成されている。つまり、指掛け操作用の凸部5cおよび側凹部5d,5dが、膨出部5bのおよそ裏面側(前面側)となる位置に形成され、指と指との間に凸部5cが入り込んでフィットするように構成されている。
側凹部5d,5dは、図5(a)に示すように、平面視で、膨出部5bの膨出湾曲形状に略沿う湾曲凹状に形成されている。また、側凹部5d,5dは、図5(c)に示すように、側面視で、凸部5cで上下に振り分けられるようにして設けられており、右後部5b’から前部5aに向かうにつれてそれぞれ幅広となるように形成されている。また、これとは逆に、凸部5cは、側面視で、右後部5b’から前部5aに向けて幅狭となるように形成されている。
本実施形態では、側凹部5d,5dを上下で同形状としたが、相互に異なる形状となるように構成してもよい。
取付ブラケット15は、図4(a)(b)に示すように、前板15aと、前板15aの左側部に延設された左脚部15dと、前板15aの右側部に延設された第1右脚部15bおよび第2右脚部15cとを備えて構成され、これらの左脚部15d、第1,第2右脚部15b,15cによって、取付部13aに固定される。左脚部15dおよび第2右脚部15cは、取付部13aの後面にボルト15d’,15c’を用いて固定され、第1右脚部15bは、取付部13aの上面に2本のボルト15e’を用いて固定される。ここで、左脚部15dは第2右脚部15cよりも長く形成されており、これによって、取付ブラケット15は、取付部13aに取り付けられると、前板15aの板面が右側方へ向くように傾斜した状態にされる。
前板15aには、シフト装置1の本体部2が、3本のボルト15a’(図4(b)では2本のみ図示)によって固定される。ここで、前板15aは、前記のように、板面が右側方に向くように傾斜しているので、これに固定されるシフト装置1も、右側方へ向けて傾斜した状態に固定される。つまり、シフト装置1は、図3に示すように、中心軸Oから離れる方向に向けて傾斜した状態に固定されることとなる。
このようなシフトレバー5を備えたシフト装置1は、図2に示すように、運転者Mから見て、ステアリングホイール20の外側の領域、例えば、ステアリングホイール20の中心軸Oよりも上側となる、図中斜線で示した領域R1にシフトレバー5が位置するようにメータバイザ11bの右端部11b’に配置されている。したがって、運転者Mから見て、シフトレバー5がステアリングホイール20に重なることがない。これにより、シフトレバー5の位置が把握し易い。また、運転者Mから見て、ステアリングホイール20の外側にシフトレバー5が配置されているので、運転者Mから見て、ステアリングホイール20に重なる領域に設けられることの多い、ウインドウォッシャ液の操作スイッチ26(図7参照、コラムカバー24から設けられた操作スイッチ類、あるいはウインカランプの操作スイッチ26等、図2参照)等がシフトレバー5を操作する際に邪魔にならず、操作性が改善される。
また、シフトレバー5がステアリングホイール20の外側の領域、例えば、領域R1に配置されているので、シフトレバー5を操作する際には、図6に示すように、ステアリングリム20aを握る手をそのままメータバイザ11bの右端部11b’へ向けて延ばすだけで、シフトノブ5Aの裏面側(前面側)の凸部5cおよび側凹部5d,5d(図5(a)(c)参照)に対して操作する指を掛けることができる。このとき、指と指との間に凸部5cが入り込み、シフトレバー5の操作性が良好である。
図8(a)はシフトレバー5を操作する際の操作方向を示す側面図、図8(b)はシフトノブ5Aに対する指の掛かり具合を示した側面図である。図8(a)に示すように、シフトレバー5の操作方向は、図中矢印X1,X2で示した上下方向および図中矢印Y1で示した左方向である。ここで、図中矢印Y2で示した右方向には、前記したモーメンタリ位置(ホーム位置H、図2参照)にシフトレバー5が復帰する過程で移動される。なお、図8(b)に示した例では、シフトノブ5Aの上側の側凹部5dに対して人差し指F2および中指F3を掛け、下側の側凹部5dに対して薬指F4および小指F5を掛けた例を示したが、これに限られることはなく、異なる指を掛けてシフトノブ5Aを操作するようにしてもよい。また、膨出部5bに親指F1を添えて操作することもできる。
ここで、図2に示したシフト位置(シフトパターン)に基づいてシフトレバー5を操作する際の動作について説明する。例えば、ホーム位置Hからドライブレンジ「D」に操作する場合には、図8(a)において、図中矢印X2方向にシフトレバー5を下げつつ図中矢印Y1方向にシフトレバー5を移動させて、ホーム位置Hからニュートラルレンジ「N」にシフトレバー5を移動させ、さらに、シフトレバー5を図中矢印X2方向に下げてドライブレンジ「D」に移動させる。これにより、ドライブレンジ「D」の要求がシフト装置1によって検知され、自動変速機のレンジの切り換えを制御する図示しない自動変速機制御部に本体部2から信号が伝送される。これによって、自動変速機のレンジがドライブレンジ「D」に切り換えられる。後進レンジ「R」に操作する場合は、ホーム位置Hからニュートラルレンジ「N」にシフトレバー5を移動させ、さらに、後進レンジ「R」に移動させるが、このときの一連の操作が「下」、「横」、「上」となるので、「下」、「横」、「下」であるドライブレンジ「D」へのシフト操作よりも操作し難くしてある。
そして、ドライブレンジ「D」にシフトレバー5を移動させたところで、シフトノブ5Aに掛けていた指を離す。そうすると、シフトレバー5は、図示しないバネ等による付勢力によって移動してきたゲート溝を逆に移動(X1,Y2,X1方向に順に移動)し、モーメンタリ機構によりホーム位置Hに復帰する。つまり、右方向へのシフトレバー5の動きは、モーメンタリ機構による付勢力で成されるので、左方向(操作方向)への動きが行い易いシフトノブ5Aの形状としてある。
このように、ステアリングリム20aを握っていた手をインストルメントパネル11のメータバイザ11bにそのまま延ばし、シフトノブ5Aに指を掛けてシフトレバー5を所定方向に移動するだけで、所望のレンジを得ることができる。
以上説明した本実施形態のシフト装置1によれば、シフトレバー5は、インストルメントパネル11に配置されて突出されており、シフトレバー5に設けられたシフトノブ5Aには、運転者Mから見て、裏面側(前面側)に、指掛け操作用の凸部5cおよび側凹部5d,5dが設けられているので、この凸部5cおよび側凹部5d,5dに指を好適に掛けて(添えて)シフト操作を行うことができる。特に、上下方向の操作が好適に行える。したがって、操作性に優れたシフト装置1が得られる。
また、運転席の運転者Mから見て、シフトレバー5は、ステアリングホイール20の外側となる領域、例えば、インストルメントパネル11の領域R1に配置されて突出されているので、前記のように、凸部5cおよび側凹部5d,5dに指を掛けて行うシフト操作も、例えば、ステアリングホイール20を操作する手を前方のインストルメントパネル11のシフトノブ5Aに向けて延ばすようにするだけで行うことができ、スムーズなシフト操作を実現することができる。また、目視を行わずにシフトレバー5の位置を容易に把握することも可能となり、前方視界を確保しながらシフトレバー5を容易に操作することができる。
図9(a)はシフトレバー5の変形例を示す図であり、この変形例では、シフトノブ5Bの裏面側に、凹部5c’を挟むようにして側凸部5d’,5d’が形成されている。つまり、前記したシフトノブ5A(図8参照)と凹凸が逆に形成されており、上部5fと下部5fとが奥行きを有した形状となっている。
このようなシフトノブ5Bにおいては、例えば、図9(b)に示すように、凹部5c’に中指F3を挿入して引っ掛け、この上側の側凸部5d’に対して人差し指F2を掛ける(添える)とともに、下側の側凸部5d’に対して薬指F4および小指F5を掛ける(添える)ようにすることで、シフトノブ5Bを好適にしかも軽快に操作することができる。なお、これとは異なる指を掛けてシフトノブ5Bを操作するようにしてもよい。また、膨出部5bに親指F1を添えて操作することもできる。
前記実施形態では、左ハンドルの自動車に設けられるものについて説明したが、右ハンドルの自動車についても適用可能である。この場合には、例えば図2に示すように、運転者Mから見て、ステアリングホイール20の外側で、例えば、ステアリングホイール20の中心軸Oよりも上側となる、図中斜線で示した領域R2(メータバイザ11bの左端部11b’’)にシフトレバー5が位置するように構成することができる。
また、前記した凸部5c、側凹部5dの形成個数、および凹部5c’側凸部5d’の形成個数は、任意に設定することができ、また、その形状も任意に選択することができる。
本発明の一実施形態に係るシフト装置が配置されるインストルメントパネルの略全体構成を示す説明図である。 シフト装置が配置される位置を示す説明図である。 ステアリングハンガビームに対する取付状態を示す斜視図である。 (a)(b)はシフト装置の取付構造を示す説明図である。 (a)はシフトレバーの平面図、(b)はシフトレバーの後面図、(c)はシフトレバーの左側面図である。 シフトレバーの位置関係を示す説明図である。 シフトレバーの位置関係を示す説明図である。 (a)はシフトレバーを操作する際の操作方向を示す側面図、(b)はシフトノブに対する指の掛かり具合を示した側面図である。 (a)は変形例のシフトレバーを操作する際の操作方向を示す側面図、(b)はシフトノブに対する指の掛かり具合を示した側面図である。
符号の説明
1 シフト装置
2 本体部
3 エスカッションカバー
5 シフトレバー
5A シフトノブ
5B シフトノブ
5a 前部
5b 膨出部
5b’ 右後部
5c 凸部
5d 側凹部
5c’ 凹部
5d’ 側凸部
11 インストルメントパネル
11b メータバイザ
11b’ 右端部
15 取付ブラケット
20 ステアリングホイール
20a ステアリングリム
40 エアバッグ装置
41 エアバッグ
F 初期位置
M 運転者
O 中心軸

Claims (4)

  1. 車体側に支持される本体部と、
    前記本体部に設けられ、ゲート溝を備えるエスカッションカバーと、を有し、
    前記エスカッションカバーに挿通され、変速機の変速状態を操作するシフトレバーを備えたシフト装置であって、
    前記シフトレバーは、インストルメントパネルに配置されて突出されており、
    前記シフトレバーに設けられたシフトノブには、運転者から見て、裏面側に、指掛け操作用の凹部または凸部が設けられ、
    前記シフトレバーは、ステアリングホイールの外周よりも外側に配置され、
    前記凹部または前記凸部は、車両後方から前方に向かうにつれて、前記ステアリングホイールが先端に取り付けられるステアリングシャフトの中心軸に近付くように、傾斜するように配置され
    前記エスカッションカバーは、前記シフトノブが配置される側面のうち、前記シフトノブが対向する部分が、他の部分よりも軸方向の高さが低くなる段差面を備えていることを特徴とするシフト装置。
  2. 前記シフトノブが先端に固定され、前記シフトノブを車体側に支持する支軸を有し、
    前記シフトノブおよび前記支軸は、車両後方から前方に向かうにつれて、前記ステアリングシャフトの前記中心軸に近付くように、傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシフト装置。
  3. 前記シフトレバーは、
    運転席の運転者から見て、前記ステアリングホイールの外側で、かつ、前記ステアリングホイールの中心軸よりも上側となる領域の前記インストルメントパネルに配置されて突出されていることを特徴とする請求項1または請求項に記載のシフト装置。
  4. 前記シフトノブは、
    前記凹部を有する場合に、前記凹部は、前記シフトノブの先端から車体側に向かうにつれて幅広となるように設けられており、
    前記凸部を有する場合に、前記凸部は、前記シフトノブの先端から車体側に向かうにつれて幅狭となるように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のシフト装置。
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