JP5085265B2 - 検査治具保持装置 - Google Patents
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Description
図14は従来の検査治具保持装置の全体の斜視図である。
この検査治具保持装置は、金属板の内部の弾性力で検査治具を保持するものである。
また、特許文献2は半田鏝であるから、その長さ方向に摺動する可能性が低いものであり、単純な円柱形状の検査治具には利用できないものであった。
ここで、上記保持部はその中心からの放射状のスリットによって検査治具を、前記取付け枠の円筒孔の略中心に配置させるものである。
また、上記取付け孔は、前記基体を前記基準本体に取付けるもので、前記取付け枠または前記補助部に直接またはそれらから突出させた突出部に設けることができる。
なお、この検査治具保持装置は、全体を合成樹脂材料で形成したものである。
ここで、上記補助部は成型品の被検査体を載置する基準本体に当接する部位であり、前記補助部に押圧力を加えて取付けを行うものである。
また、上記取付け枠は内部に円筒孔を形成し、検査治具を挿入された状態で覆うものであり、上記保持部はその中心からの放射状のスリットによって検査治具を、前記取付け枠の円筒孔の略中心に配置させるものである。
そして、上記取付け孔は、前記基体を前記基準本体に取付けるもので、前記取付け枠または前記補助部に直接またはそれらから突出させた突出部に設けることができる。
なお、この検査治具保持装置は、全体を合成樹脂材料で形成したものである。
ここで、上記補助部は成型品の被検査体を載置する基準本体に立設を補助する部位であり、前記補助部に押圧力を加えて取付けを行うものであり、前記補助部をガイドとして取付けを行うものである。
また、上記取付け枠は内部に円筒孔を形成し、検査治具を挿入された状態で覆うものであり、上記保持部はその中心からの放射状のスリットによって検査治具を、前記取付け枠の円筒孔の略中心に配置させるものである。
そして、上記取付け孔は、前記基体を前記基準本体に取付けるもので、前記取付け枠または前記補助部に直接またはそれらから突出させた突出部に設けることができる。
なお、この検査治具保持装置は、全体を合成樹脂材料で形成したものである。
ここで、前記取付け枠の前記取付け孔に対向する切り欠きからなる工具孔は、前記補助部に形成した取付け孔にボルト等の螺入を行うときの操作用である。
取付け孔は、ボルト等の螺入によって取付け、位置決め安定性に寄与する。また、内部に円筒孔を形成してなる取付け枠には、その取付け枠の内側の周囲に中心から放射状のスリットを入れてなる保持部を有しているから、そこに検査治具を挿入すると、保持部の中心から放射状のスリットが検査治具の挿入によって彎曲し、その弾性力によって、検査治具を保持する。特に、前記保持部の中心から放射状に入れたスリットは、その幅が前記取付け枠に近づくに従って広くなるから弾性係数が大きくなる。したがって、検査治具の太さ、重さ(体積に比例)に応じた弾性力が付与される。このときの挿入圧は、検査治具の太さに応じた圧力となり、格別大きな押圧力は必要ない。また、前記保持部に前記検査治具が挿入離脱されても、合成樹脂で形成されているから検査治具の表面に傷をつけることがない。また、検査治具保持装置の使用によって前記保持部の弾性力が低下し、その長さ方向に検査治具が摺動することなく、接触抵抗で容易に落下することがない。
基準本体に取付ける取付け孔は、ボルト等の螺入によって基準本体に取付け、補助部は基準本体に当接し、位置決め安定性に寄与する。また、前記補助部と一体に成型した内部に円筒孔を形成してなる取付け枠には、その取付け枠の内側の周囲に中心から放射状のスリットを入れてなる保持部を有しているから、そこに検査治具を挿入すると、保持部の中心から放射状のスリットが検査治具の挿入によって彎曲し、その弾性力によって、検査治具を保持する。特に、前記保持部の中心から放射状に入れたスリットは、その幅が前記取付け枠に近づくに従って広くなるから弾性係数が大きくなる。したがって、検査治具の太さ、重さ(体積に比例)に応じた弾性力が付与される。このときの挿入圧は、検査治具の太さに応じた圧力となり、格別大きな押圧力は必要ない。また、前記保持部に前記検査治具が挿入離脱されても、合成樹脂で形成されているから検査治具の表面に傷をつけることがない。また、検査治具保持装置の使用によって前記保持部の弾性力が低下し、その長さ方向に検査治具が摺動することなく、接触抵抗で容易に落下することがない。
基準本体に取付ける取付け孔は、ボルト等の螺入によって基準本体に取付け、補助部は基準本体に前記取付け枠を立設する安定性を良くする。また、前記補助部と一体に成型した内部に円筒孔を形成してなる取付け枠には、その取付け枠の内側の周囲に中心から放射状のスリットを入れてなる保持部を有しているから、そこに検査治具を挿入すると、保持部の中心から放射状のスリットが検査治具の挿入によって彎曲し、その弾性力によって、検査治具を保持する。特に、前記保持部の中心から放射状に入れたスリットは、その幅が前記取付け枠に近づくに従って広くなるから弾性係数が大きくなる。したがって、検査治具の太さ、重さ(体積に比例)に応じた弾性力が付与される。このときの挿入圧は、検査治具の太さに応じた圧力となり、格別大きな押圧力は必要ない。また、前記保持部に前記検査治具が挿入離脱されても、合成樹脂で形成されているから検査治具の表面に傷をつけることがない。また、検査治具保持装置の使用によって前記保持部の弾性力が低下し、その長さ方向に検査治具が摺動することなく、接触抵抗で容易に落下することがない。
[実施の形態1]
この補助部51は、取付け枠53の長さ方向の彎曲を防止し、かつ、円筒孔52の形状を維持し、取付け安定性を得るものである。
放射状のスリットは、直径方向に3本入れることによって6枚の保持片54aとしている。この保持片54aの枚数は、耐用性から4乃至8枚とするのが望ましい。
また、取付け枠53を基準本体1に取付ける取付け孔55は、補助部51に形成したものであるから、全体の構造がシンプル化できる。
このとき、取付け枠53及び補助部51の端部に両者を結合する段差を設けて結合することもできる。また、補助部51の中央の一部を突出させるように形成し、そこに取付け孔55を設けてもよい。そして、別ピースを設けて接続してもよい。
また、保持部54の円筒孔52の中心軸の長さの位置を、1/2乃至1/5の位置に配設すると、両者間の組み合わせによって、2個の保持部54によって安定した保持状態を維持することができる。
[実施の形態2]
図1及び図2、図7乃至図9において、成型品の被検査体としては、合成樹脂または金属板で成型した車両部品、電化製品の部品等が該当する。それら被検査体の寸法を計測する基準本体1は、成型品の被検査体を所定の位置に載置することにより、基準面2との誤差を測定し、金型等を修正するものである。検査治具3は成型品の被検査体の所定位置を止めることによって、成形品の表面形状を基準面2に一致させる位置を特定するものである。
補助部61を基準本体1に取付ける取付け孔65a,65bは、取付け枠63の直径方向に取付け枠63から突出させた突出部66a,66bの両側に各1個形成している。突出部66a,66bは3以上としてもよい。
このとき、突出部66a,66bと取付け孔65a,65bとの結合した位置を更にボルト等で基準本体1に固着するので、突出部66a,66bと取付け孔65a,65bは、安定した取付け状態を維持できる。
[実施の形態3]
実施の形態2では、互いに検査治具保持装置6を連結するために突出部66a及び突出部66bと取付け孔65a及び取付け孔65bの高さ方向の位置を変えて形成しているが、突出部66a及び突出部66bと取付け孔65a及び取付け孔65bの高さ方向の位置を変えないのが実施の形態3である。
ここで、突出部76a及び突出部76bの取付け孔75a及び取付け孔75bにボルト78を挿通させ、基準本体1にボルト78を螺入する。
このとき、取付け枠73及び補助部71の端部に両者を結合する段差を設けて結合することもできる。また、このとき、保持部74の円筒孔72の中心軸の長さの位置を、1/2乃至1/5の位置に配設すると、両者間の組み合わせによって、2個の保持部74によって安定した保持状態を維持することができる。
2 基準面
3 検査治具
51,61,71 補助部
52,62,72 円筒孔
53,63,73 取付け枠
54,64,74 保持部
54a,64a,74a 保持片
55,65a,65b,75a,75b 取付け孔
56 工具孔
66a,66b,76a,76b 突出部
Claims (9)
- 内部に円筒孔を形成した取付け枠と、
前記取付け枠の前記円筒孔にその周囲を配設し、かつ、その中心から放射状のスリットを入れてなる保持部と、
前記取付け枠を他の部材に取付ける取付け孔と
を具備し、全体を合成樹脂材料で形成してなることを特徴とする検査治具保持装置。 - 成型品の被検査体を載置し、当該被検査体が特定の寸法範囲内にあることを計測する基準本体に当接する補助部と、
前記補助部と一体に形成され、かつ、内部に円筒孔を形成した取付け枠と、
前記取付け枠の前記円筒孔にその周囲を配設し、かつ、その中心から放射状のスリットを入れてなる保持部と、
前記取付け枠を前記基準本体に取付ける取付け孔と
を具備し、全体を合成樹脂材料で形成してなることを特徴とする検査治具保持装置。 - 成型品の被検査体を載置し、当該被検査体が特定の寸法範囲内にあることを計測する基準本体に対して立設を補助する補助部と、
前記補助部と一体に形成され、かつ、内部に円筒孔を形成した取付け枠と、
前記取付け枠の前記円筒孔にその周囲を配設し、かつ、その中心から放射状のスリットを入れてなる保持部と、
前記取付け枠を前記基準本体に取付ける取付け孔と
を具備し、全体を合成樹脂材料で形成してなることを特徴とする検査治具保持装置。 - 前記取付け孔は、前記補助部から突出させた突出部に形成したことを特徴とする請求項2に記載の検査治具保持装置。
- 前記取付け孔は、前記取付け枠から突出させた突出部に形成したことを特徴とする請求項3に記載の検査治具保持装置。
- 前記取付け孔は、前記補助部に形成したことを特徴とする請求項2に記載の検査治具保持装置。
- 前記補助部には、マグネットを固着してなることを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6の何れか1つに記載の検査治具保持装置。
- 前記取付け孔は、前記取付け枠の前記取付け孔に対向する切り欠きからなる工具孔を形成したことを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求項7の何れか1つに記載の検査治具保持装置。
- 前記取付け孔は、前記検査治具保持装置の前記取付け孔の軸方向または前記検査治具保持装置の前記取付け孔の軸に並列する方向に複数個接続自在としたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の検査治具保持装置。
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