JP5082319B2 - 発光条件制御装置、画像処理装置、自発光表示装置、電子機器、発光条件制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

発光条件制御装置、画像処理装置、自発光表示装置、電子機器、発光条件制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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この明細書で説明する発明は、自発光表示パネルに供給する発光条件の制御技術に関する。
なお、発明者らが提案する発明は、発光条件制御装置、画像処理装置、自発光表示装置、電子機器、発光条件制御方法及びコンピュータプログラムとしての側面を有する。
今日、自発光表示デバイスには更なる低消費電力化が求められている。この技術課題の解決には、例えば発光効率の向上が有効である。しかし、発光効率の向上には、技術の積み上げが必要であり、一般に長期の研究を必要とする。
このため、ピーク輝度の制御による技術課題の解決が検討されている。以下、現在提案されている低消費電力化技術の一例を示す。
特開2003−134418号公報 この特許文献には、ピーク輝度の低下によって消費電力を低減させる仕組みが開示されている。
しかし、ピーク輝度の低下はコントラストを狭めてしまう。すなわち、本来の画質を低下させる問題がある。
そこで発明者らは、解決手段の一つとして、基準発光条件の供給時と同じピーク輝度が得られる発光条件であり、かつ、自発光表示パネルの消費電力が基準発光条件の供給時よりも小さくなる発光条件を自発光表示パネルに供給する技術を提案する。
また、別の解決手段として、基準発光条件の供給時よりも高いピーク輝度が得られる発光条件でありながら、自発光表示パネルの消費電力が基準発光条件の供給時よりも小さくなる発光条件を自発光表示パネルに供給する技術を提案する。
を提案する。
発明者らの提案する技術の採用により、基準発光条件で自発光表示パネルを駆動する場合と同じかそれ以上のピーク輝度を実現しながらも、消費電力を低下させることが可能になる。
以下、発明に係る発光条件の制御技術を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)形態例1
ここでは、有機ELディスプレイ装置に発光条件制御装置を搭載する場合について説明する。
図1に、有機ELディスプレイ装置1の機能構成例を示す。有機ELディスプレイ装置1は、発光条件制御装置11と有機ELパネルモジュール21の2つの機能ブロックで構成される。
(A−1)発光条件制御装置の機能構成
発光条件制御装置11は、有機ELパネルモジュール21の発光条件を可変制御する処理デバイスである。この形態例における発光条件制御装置11は、基準発光条件の供給時と同じピーク輝度が得られる発光条件でありながら、有機ELパネルモジュール21の消費電力が基準発光条件の供給時よりも小さくなる発光条件を画面平均輝度に応じて可変制御する処理デバイスとして機能する。
この機能の実現のため、発光条件制御装置11は、画面輝度算出部13、発光条件制御部15及びデューティパルス発生部17の3つの機能ブロックで構成される。
このうち画面輝度算出部13は、入力映像信号の1フレーム単位の画面平均値を算出する処理デバイスである。算出期間は、1つの垂直同期信号から次の垂直同期信号までである。
発光条件制御部15は、基準発光条件と同ピーク輝度を実現しながらも基準発光条件よりも消費電力を小さくすることが可能な発光条件を入力映像信号の画面平均輝度に応じて設定する処理デバイスである。この形態例の場合、発光条件は、有機ELパネルモジュール21に供給する電源電圧値と1フレーム期間内の点灯時間長(割合)の2つのパラメータで与えられる。
なお、基準発光条件は、電源電圧値(陽極電圧値)が15V、点灯時間長が1フレームの25%で与えられる場合を想定する。通常、この発光条件は、画面平均輝度が採り得る全ての値について適用される。この発光条件は、動画応答特性とピーク輝度確保の観点から定められている。
発光条件制御部15は、画面平均輝度に応じて電源電圧値(陽極電圧値)の低下量と点灯時間長の増加量を調整し、入力映像信号に適した発光条件を設定する。この発光条件の設定には、事前に定めた関係式を通じて算出する方法の他、事前に定めた変換テーブルを参照する方法その他を使用する。
この形態例の場合、発光条件を実時間で設定するために変換テーブルを使用する。
発光条件制御部15は、発光条件として確定した電源電圧値を有機ELモジュール21に供給すると共に、点灯時間長をデューティパルス発生部17に供給する。
デューティパルス発生部17は、フレーム毎に設定される点灯時間長に応じてデューティパルス信号を発生する処理デバイスである。デューティパルス発生部17は、入力映像信号よりタイミング信号を入力し、与えられた点灯時間長を実現するデューティパルス信号を発生する。デューティパルス発生部17は、タイミング信号として垂直同期パルスを入力する。ただし、必要に応じて水平同期パルスも参照する。
図2に、デューティパルス信号の波長例を示す。図2(B)の場合、デューティパルス信号のLレベル長が1フレーム内の点灯時間長に対応する。なお、最大点灯時間は、図2(A)に示す1フレーム期間である。
(A−2)有機ELパネルモジュールの機能構成
図3に、有機ELパネルモジュール21の機能構成例を示す。有機ELパネルモジュール21は、タイミング制御部23、データ線ドライバ25、ゲート線ドライバ27、29、電源電圧源31及び有機ELディスプレイパネル33で構成される。
タイミング制御部23は、入力映像信号に含まれるタイミング信号に基づいて画面表示に必要な各種のタイミング信号を発生する処理デバイスである。
データ線ドライバ25は、有機ELディスプレイパネル33のデータ線を駆動する回路デバイスである。
データ線ドライバ25は、各画素の発光輝度を指定する階調値をアナログ電圧値に変換し、データ線に供給する動作を実行する。データ線ドライバ25は、周知の駆動回路で構成する。
ゲート線ドライバ27は、階調値を書き込む水平ラインの選択用に設けられたゲート線を線順次に選択する回路デバイスである。ゲート線ドライバ27は、垂直解像度数分の段数を有するシフトレジスタで構成される。ゲート線ドライバ27も、周知の駆動回路で構成する。
ゲート線ドライバ29は、デューティパルス信号の供給用に設けられたゲート線を駆動する回路デバイスである。ゲート線ドライバ29も、周知の駆動回路で構成する。
電源電圧源31は、発光条件として与えられる制御電圧値に対応するアナログ電圧を電源供給線に供給する回路デバイスである。電源電圧源31は、可変範囲内の任意のアナログ電圧を発生できる既知の回路で構成する。
有機ELディスプレイパネル33は、有機EL素子がマトリクス状に配置された表示デバイスである。なお、有機ELディスプレイパネル33はカラー表示用である。従って、表示上の1画素(ピクセル)は、RGBの三色に対応する画素(サブピクセル)で構成される。
図4に、データ線とゲート線との交点位置に形成される画素回路41と周辺回路との接続関係を示す。
画素回路41は、データスイッチ素子T1、キャパシタC1、電流供給素子T2、点灯期間制御素子T3で構成される。
ここで、データスイッチ素子T1は、データ線を通じて与えられる電圧値の取り込みを制御するトランジスタである。取り込みタイミングは、ゲート線ドライバ27によって制御される。
キャパシタC1は、取り込んだ電圧値を1フレームの間保持する記憶素子である。キャパシタC1を用いることで、面順次駆動と同様の発光態様が実現される。
電流供給素子T2は、キャパシタC1の電圧値に応じた駆動電流を有機EL素子D1に供給するトランジスタである。
点灯期間制御素子T3は、有機EL素子D1に対する駆動電流の供給と停止を制御するトランジスタである。
点灯期間制御素子T3は、駆動電流の供給経路に対して直列に配置される。点灯期間制御素子T3がオン動作している間、有機EL素子D1が点灯する。一方、点灯期間制御素子T3がオフ動作している間、有機EL素子D1が消灯する。
この点灯期間制御素子T3に印加される信号が、前述したデューティパルス信号(図2)である。
(A−3)発光条件の制御動作
発光条件の制御動作は、図5に示す処理手順に従って進行する。まず、画面輝度算出部13が入力映像信号の画面平均輝度を算出する(S1)。発光条件制御部15は、算出された画面平均輝度に対応する発光条件を変換テーブルより読み出すことで決定する(S2)。
図6に、変換テーブル例を示す。図6は、画面平均輝度が8ビットで表現可能な場合用である。すなわち、画面平均輝度が「0」〜「255」までの256値で表現可能な場合用である。
図6の場合、画面平均輝度が高くなるほど電源電圧値は小さい値に変更される一方で、点灯時間長は長い値に変更される。例えば画面平均輝度の「255」(すなわち、全白)に対応する発光条件の電源電圧値は「12V」、点灯時間長は100%に変更される。
なお、各画面平均輝度に対応付けられた電源電圧値と点灯時間長の組み合わせは、いずれも基準発光条件(画面平均輝度が「0」)と同じピーク輝度が得られるが、消費電力は小さくなる条件を満たしている。
図7及び図8に、ピーク輝度を維持しつつ消費電力を低下できる原理を示す。
図7(A)は、基準発光条件に対応する各種特性を表している。有機EL素子D1に印加される電源電圧とその際の電流との間には非線形の関係が成立する。また、階調値と輝度との間もガンマ特性に基づく非線形の関係が成立する。
また、デューティパルス信号と輝度との間には線形の関係が成立する。図7(A)に示すように基準発光条件における点灯時間長は1フレームの25%として与えられる。
図7(B)は、消費電力を落とすために有機EL素子に印加する電源電圧のみを低下し、点灯時間長は1フレームの25%を維持する場合を示す。この場合、図中矢印で示すように、同じ階調値が与えられたとしても、有機EL素子D1の発光輝度は一様に低下することが分かる。すなわち、ピーク輝度が低下する。
図7(C)は、この形態例で採用する発光条件(図6)を採用する場合の特性である。図7(C)と図7(B)の違いは、点灯時間長を50%に上げる点のみである。ただし、点灯時間長が倍になることで図中矢印で示すようにピーク輝度は持ち上げられ、基準発光条件と同じピーク輝度が再現される。すなわち、電源電圧の低下に伴う輝度低下が点灯時間長の延長により補われる。
更に図8に示すように、ピーク輝度の維持と同時に消費電力の低減が実現される。図8は、電源電圧が基準発光条件の電源電圧の0.8倍に変更されると同時に、点灯時間長が1フレームの50%に延長された場合を想定した図である。なお、電源電圧が0.8倍になることで有機EL素子D1に流れる電流自体は基準発光条件の0.5倍にまで低減する。
この場合、発光条件変更後の消費電力は、0.8Vorg ×0.5Iorg ×0.5として計算される。計算結果は、0.2Vorg ×Iorg で与えられる。なお、Vorg は基準発光条件で定められた電源電圧値であり、Iorg
は基準発光条件の設定時に流れる電流値である。
一方、基準発光条件での消費電力は、Vorg ×Iorg ×0.25として計算される。計算結果は、0.25Vorg ×Iorg で与えられる。
この計算結果により分かるように、電源電圧を基準発光条件よりも低下させる一方で点灯時間長を基準発光条件よりも延長する仕組みの採用により、ピーク輝度を維持しながら消費電力の低減化が実現される。
(A−4)この形態例で得られる効果
基準発光条件により有機ELパネルモジュール21を駆動制御する場合と同じピーク輝度を保ちながらも、消費電力自体は基準発光条件の供給時よりも小さくなる発光条件を事前に用意することで、高輝度画面表示と低消費電力化を同時に実現できる。
すなわち、従来型の省電力技術に比してメリハリのある鮮明な映像を再現することができる。
また、画面平均輝度が小さいほど点灯時間長を短くし、画面平均輝度が高いほど点灯時間長を長くすることで、小面積の高輝度動点その他の動画応答特性を良好に保つことができる。
加えて、前述した制御動作は、小規模回路で実現できる。このため、発光条件制御装置11は、有機ELパネルモジュール21を構成するタイミング制御回路23等に実装することができる。すなわち、発光条件制御装置11の実装には、レイアウト変更や実装空間の変更を必要としない。
(B)他の形態例
(B−1)発光条件の選択制御機能
前述した形態例1の場合には、入力映像信号の画面平均輝度の値にかかわらず、常に算出された画面平均輝度に応じて発光条件を変更制御する仕組みについて説明した。
しかし、画面平均輝度が比較基準値以上の場合に限り、発光条件の変更制御を実行する仕組みを採用しても良い。なお、比較基準値は、例えば画面平均輝度の「200」等、比較的大きな値に設定する。
図9に、かかる変更制御を実現する動作例を示す。この場合も、画面輝度算出部13が入力映像信号の画面平均輝度を算出する(S11)。次に、発光条件制御部15が、算出された画面平均輝度と比較基準値とを比較する(S12)。
画面平均輝度が比較基準値と同じかより大きい場合(肯定結果が得られた場合)、発光条件制御部15は、形態例1で説明したように、算出された画面平均輝度に対応する発光条件を変換テーブル(図6)を通じて決定する(S13)。
一方、画面平均輝度が比較基準値より小さい場合(否定結果が得られた場合)、発光条件制御部15は、基準発光条件を使用する(S14)。すなわち、電源電圧(陽極電圧)を15Vに設定し、点灯時間長を1フレームの25%に設定する。
このように消費電力が大きな映像信号の入力時にのみ消費電力の低減効果が認められる発光条件に変更する仕組みを採用する手法を採用することにより、従来手法に比して画質の低下の少ない低消費電力化を実現できる。
(B−2)画面平均輝度の算出例
前述した形態例1の場合、入力映像信号に基づいて画面平均輝度を算出する場合について説明した。すなわち、ディジタル信号処理により画面平均輝度を算出する場合について説明した。
しかし、画面平均輝度は、有機ELディスプレイパネルに実際に流れる電流値の検出結果に基づいて算出しても良い。この場合、電流計その他を実装すれば良い。
(B−3)発光条件の他の対応関係
前述した形態例1の場合、基準発光条件と同じピーク輝度が得られる発光条件の適用を前提とする。
しかし、基準発光条件よりも大きなピーク輝度が得られる発光条件を適用することもできる。勿論、変更後の消費電力は基準発光条件よりも小さくなることを前提とする。
図10に、この条件を満たす発光条件例を示す。図10は、ピーク輝度が基準発光条件と同じになる発光条件(0.8Vorg,50%点灯)よりも点灯時間長を長くする例である。ここでは、点灯時間長を60%に設定する。
この場合、図10に示すように、ピーク輝度は点灯時間長が50%の場合よりも高くなる。加えて、図10に示す発光条件の消費電力は、0.8Vorg ×0.5Iorg ×0.6として計算される。計算結果は、0.24Vorg ×Iorg で与えられる。この計算結果は、基準発光条件の消費電力0.2Vorg
×Iorg より小さい。
このように、形態例1で採用した発光条件よりも電源電圧を少し高くするか、点灯時間長を長くすることでピーク輝度を高めながら、変更前よりも消費電力は小さくすることが可能になる。
図11に形態例1の組み合わせよりも電源電圧を全体的に少し高めに設定する例を示す。また、図12に形態例1の組み合わせよりも点灯時間長を全体的に少し長めに設定する例を示す。
この場合、消費電力の低減効果は形態例1より低下はするものの、ピーク輝度をより大きくする効果が期待できる。結果的に、消費電力を下げながらコントラスト比の高い画像の出力が可能となる。
(B−4)基準発光条件
前述した形態例1の場合、可変範囲内における電源電圧値の最大値15Vと点灯時間長の25%を基準発光条件に定めた。すなわち、画面平均輝度が「0」の場合を基準発光条件に定めた。
しかし、可変範囲のうち任意の電源電圧値と任意の点灯時間長の組み合わせを基準発光条件として使用する発光条件を定めても良い。
(B−5)有機ELディスプレイパネルの構造及び駆動方法
前述の形態例1の場合、アクティブマトリクス方式のパネル構造を有する有機ELディスプレイパネル33を線順次駆動走査方式で点灯制御する場合について説明した。
しかし、この技術は、同パネル構造の有機ELディスプレイパネル33を点順次駆動走査方式で点灯制御する場合にも面順次駆動走査方式で点灯制御する場合にも適用できる。
また、有機ELディスプレイパネル33は、パッシブマトリクス方式のパネル構造を有する場合にも適用できる。
(B−6)発光条件制御装置の他の機能構成
前述の形態例1の場合、発光条件制御装置11内で画面平均輝度を算出する場合について説明した。
しかし、画面平均輝度の算出は発光条件制御装置11の外部で実行し、発光条件制御装置11内には算出結果だけを取り込む仕組みを採用しても良い。
図13に、この種の機能構成を採用する発光条件制御装置43(有機ELディスプレイ装置41)を示す。なお、図13には図1との対応部分に同一符号を付して示す。
図13に示す発光条件制御装置43は、画面平均輝度記憶部45、発光条件制御部15及びデューティパルス発生部17で構成する。
因みに、画面平均輝度記憶部45は、半導体記憶装置その他の記憶媒体として実現する。なお、画面平均輝度記憶部45は、ある記憶媒体の一部の記憶領域として実現することも可能である。
(B−7)発光条件制御装置の他の機能構成
前述の形態例1の場合、入力映像信号より算出される画面平均輝度に基づいて発光条件を変更する場合について説明した。
しかし、基準発光条件と同じピーク輝度が得られる発光条件であって、基準発光条件よりも消費電力を低下できる1つ又は複数の発光条件を事前に設定する場合にも利用できる。
図14に、この種の機能構成を採用する発光条件制御装置53(有機ELディスプレイ装置51)を示す。なお、図14には図1との対応部分に同一符号を付して示す。
図14に示す発光条件制御装置53は、発光条件記憶部55及びデューティパルス発生部17で構成する。
因みに、発光条件記憶部55は、半導体記憶装置その他の記憶媒体として実現する。なお、発光条件記憶部55は、ある記憶媒体の一部の記憶領域として実現することも可能である。
また、外部制御信号に基づいて発光条件記憶部55に記憶されている幾つかの発光条件を選択的に使用する手法を採用することもできる。
(B−8)実装例
ここでは、前述した発光条件制御装置の電子機器への実装例を説明する。
(a)自発光表示装置
前述した発光条件制御装置は、図15に示すように、自発光表示装置(パネルモジュールを含む。)61に実装することもできる。
図15に示す自発光表示装置61は、表示パネル63と発光条件制御装置65を搭載する。
(b)画像処理装置
前述した発光条件制御装置は、図16に示すように、自発光表示装置71に映像信号を供給する外部装置としての画像処理装置81に実装することもできる。
図16に示す画像処理装置81は、画像処理部83と発光条件制御装置85を搭載する。
(c)電子機器
これらの装置は、自発光表示装置を搭載する各種の電子機器に搭載することができる。なお、ここでの電子機器は、可搬型であるか据え置き型かを問わない。また、自発光表示装置は必ずしも電子機器に搭載しなくても良い。
(c1)放送波受信装置
発光条件制御装置は、放送波受信装置に搭載することができる。
図17に、放送波受信装置の機能構成例を示す。放送波受信装置91は、表示パネル93、システム制御部95、操作部97、記憶媒体99、電源101及びチューナー103を主要な構成デバイスとする。
なお、システム制御部95は、例えばマイクロプロセッサで構成される。システム制御部95は、システム全体の動作を制御する。操作部97は、機械式の操作子の他、グラフィックユーザーインターフェースも含む。
記憶媒体99は、表示パネル93に表示する画像や映像に対応するデータの他、ファームウェアやアプリケーションプログラムの格納領域として用いられる。電源101は、放送波受信装置91が可搬型の場合にはバッテリー電源を使用する。勿論、放送波受信装置91が据え置き型の場合には商用電源を使用する。
チューナー103は、到来する放送波の中からユーザーの選局した特定チャネルの放送波を選択的に受信する無線装置である。
この放送波受信装置の構成は、例えばテレビジョン番組受信機、ラジオ番組受信機に適用する場合に用いることができる。
(c2)オーディオ装置
図18は、再生機としてのオーディオ装置に適用する場合の機能構成例である。
再生機としてのオーディオ装置111は、表示パネル113、システム制御部115、操作部117、記憶媒体119、電源121、オーディオ処理部123及びスピーカー125を主要な構成デバイスとする。
この場合も、システム制御部115は、例えばマイクロプロセッサで構成される。システム制御部115は、システム全体の動作を制御する。操作部117は、機械式の操作子の他、グラフィックユーザーインターフェースも含む。
記憶媒体119は、オーディオデータの他、ファームウェアやアプリケーションプログラムの格納領域である。電源121は、オーディオ装置111が可搬型の場合にはバッテリー電源を使用する。勿論、オーディオ装置111が据え置き型の場合には商用電源を使用する。
オーディオ処理部123は、オーディオデータを信号処理する処理デバイスである。圧縮符号化されたオーディオデータの解凍処理も実行される。スピーカー125は、再生された音を出力するデバイスである。
なお、オーディオ装置111を記録機として用いる場合、スピーカー125に替えてマイクロフォンを接続する。この場合、オーディオ処理部111は、オーディオデータを圧縮符号化する機能を実現する。
(c3)通信装置
図19は、通信装置に適用する場合の機能構成例である。通信装置131は、表示パネル133、システム制御部135、操作部137、記憶媒体139、電源141及び無線通信部143を主要な構成デバイスとする。
なお、システム制御部135は、例えばマイクロプロセッサで構成される。システム制御部135は、システム全体の動作を制御する。操作部137は、機械式の操作子の他、グラフィックユーザーインターフェースも含む。
記憶媒体139は、表示パネル133に表示する画像や映像に対応するデータファイルの他、ファームウェアやアプリケーションプログラムの格納領域として用いられる。電源141は、通信装置131が可搬型の場合にはバッテリー電源を使用する。勿論、通信装置131が据え置き型の場合には商用電源を使用する。
無線通信部143は、他機との間でデータを送受信する無線装置である。この通信装置の構成は、例えば据え置き型の電話機や携帯電話機に適用する場合に用いることができる。
(c4)撮像装置
図20は、撮像装置に適用する場合の機能構成例である。撮像装置151は、表示パネル153、システム制御部155、操作部157、記憶媒体159、電源161及び撮像部163を主要な構成デバイスとする。
なお、システム制御部155は、例えばマイクロプロセッサで構成される。システム制御部155は、システム全体の動作を制御する。操作部157は、機械式の操作子の他、グラフィックユーザーインターフェースも含む。
記憶媒体159は、表示パネル153に表示する画像や映像に対応するデータファイルの他、ファームウェアやアプリケーションプログラムの格納領域として用いられる。電源161は、撮像装置151が可搬型の場合にはバッテリー電源を使用する。勿論、撮像装置151が据え置き型の場合には商用電源を使用する。
撮像部163は、例えばCMOSセンサーとその出力信号を処理する信号処理部で構成する。この撮像装置の構成は、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ等に適用する場合に用いることができる。
(c5)情報処理装置
図21は、携帯型の情報処理装置に適用する場合の機能構成例である。情報処理装置171は、表示パネル173、システム制御部175、操作部177、記憶媒体179及び電源181を主要な構成デバイスとする。
なお、システム制御部175は、例えばマイクロプロセッサで構成される。システム制御部175は、システム全体の動作を制御する。操作部177は、機械式の操作子の他、グラフィックユーザーインターフェースも含む。
記憶媒体179は、表示パネル173に表示する画像や映像に対応するデータファイルの他、ファームウェアやアプリケーションプログラムの格納領域として用いられる。電源181は、情報処理装置171が可搬型の場合にはバッテリー電源を使用する。勿論、情報処理装置171が据え置き型の場合には商用電源を使用する。
この情報処理装置の構成は、例えばゲーム機、電子ブック、電子辞書、コンピュータ等に適用する場合に用いることができる。
(B−9)自発光表示装置
前述の形態例の場合、有機ELディスプレイパネルを例に説明した。しかし、この表示制御技術は、その他の自発光表示装置に広く適用できる。例えば無機ELディスプレイパネル、FEDディスプレイパネル、PDPディスプレイパネルその他にも適用できる。
(B−10)コンピュータプログラム
前述の形態例で説明した発光条件制御装置は、処理機能の全てをハードウェア又はソフトウェアで実現するだけでなく、ハードウェアとソフトウェアの機能分担により実現することもできる。
(B−11)デューティパルスの出力タイミング
前述した形態例1の場合、デューティパルス信号を1フレーム期間内の点灯期間と消灯期間を制御する信号として説明した。
しかし、図22に示すように、デューティパルス信号(図22(B))を水平ライン期間(図22(A))内の点灯期間と消灯期間を制御する信号として定義しても良い。このようなタイミングでデューティパルスを出力する場合にも、1フレーム期間内の点灯時間長は形態例1と同じになる。
(B−12)デューティパルス信号の波形例
前述した形態例1の場合、デューティパルス信号は1フレーム期間内にHレベルの期間とLレベルの期間がそれぞれ1回ずつ現れる場合について説明した。
しかし、図23(B)に示すように、1フレーム期間(図23(A))内にデューティパルスのHレベルとLレベルがそれぞれ複数回現れるように制御する場合にも前述した制御手法を適用できる。
(B−13)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
自発光表示装置の機能構成例を示す図である。 デューティパルス信号の出力例を示す図である。 パネルモジュールの機能構成例を示す図である。 画素回路と周辺回路の接続を説明する図である。 発光条件の制御手順例を示す図である。 発光条件の変換テーブル例を示す図である。 ピーク輝度の維持条件を説明する図である。 消費電力の低減効果を説明する図である。 発光条件の選択制御手順例を示す図である。 ピーク輝度を上げる場合における消費電力の低減効果を説明する図である。 ピーク輝度を上げる場合に使用する発光条件の変換テーブル例を示す図である。 ピーク輝度を上げる場合に使用する発光条件の変換テーブル例を示す図である。 自発光表示装置の他の機能構成例を示す図である。 自発光表示装置の他の機能構成例を示す図である。 自発光表示装置への実装例を示す図である。 画像処理装置への実装例を示す図である。 電子機器への実装例を示す図である。 電子機器への実装例を示す図である。 電子機器への実装例を示す図である。 電子機器への実装例を示す図である。 電子機器への実装例を示す図である。 デューティパルス信号の他の出力例を説明する図である。 デューティパルス信号の他の出力例を説明する図である。
符号の説明
11 発光条件制御装置
13 画面輝度算出部
15 発光条件制御部
17 デューティパルス発生部
21 有機ELパネルモジュール
45 画面平均輝度記憶部
55 発光条件記憶部

Claims (16)

  1. 印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時と同じピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御部を有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される発光条件制御装置。
  2. 第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲の最大値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲の最小値として与えられる請求項1に記載の発光条件制御装置。
  3. 入力映像信号の画面平均輝度は、フレーム単位で算出される請求項1または請求項2に記載の発光条件制御装置。
  4. 入力映像信号の画面平均輝度が、当該画面平均輝度がとり得る範囲内に設定された比較基準値以上の場合に限り、自発光表示パネルに設定する発光条件を可変制御する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発光条件制御装置。
  5. 入力映像信号の画面平均輝度と発光条件を対応づけた変換テーブルを有し、画面平均輝度に対応する発光条件を前記変換テーブルより読み出して自発光表示パネルに設定する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発光条件制御装置。
  6. 印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時よりも高いピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御部を有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される発光条件制御装置。
  7. 自発光表示デバイスに供給される映像信号に基づいて画面輝度を算出する画面輝度算出部と、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時と同じピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御部とを有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される画像処理装置。
  8. 自発光表示デバイスに供給される映像信号に基づいて画面平均輝度を算出する画面輝度算出部と、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時よりも高いピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御部とを有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される画像処理装置。
  9. 自発光表示デバイスと、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時と同じピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御装置とを有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される自発光表示装置。
  10. 自発光表示デバイスと、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時よりも高いピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御装置とを有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される自発光表示装置。
  11. 自発光表示デバイスと、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時と同じピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御装置とを有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される電子機器。
  12. 自発光表示デバイスと、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時よりも高いピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定する発光条件制御装置とを有し、
    第1の発光条件は、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与えられ、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定され、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長は、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定される電子機器。
  13. 印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時と同じピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定し、
    第1の発光条件を、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与え、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定し、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定する発光条件制御方法。
  14. 印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時よりも高いピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定し、
    第1の発光条件を、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与え、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定し、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定する発光条件制御方法。
  15. コンピュータに、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時と同じピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定し、
    第1の発光条件を、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与え、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定し、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定する処理を実行させるコンピュータプログラム。
  16. コンピュータに、
    印加される電源電圧とその際に流れる電流との間に非線形の関係が成立する自発光表示デバイスの発光条件が、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値と1フレーム内の実点灯時間長の組み合わせで与えられるとき、
    基準となる第1の発光条件の設定時よりも高いピーク輝度が得られ、かつ、自発光表示パネルの消費電力が第1の発光条件の設定時よりも小さくなる第2の発光条件を、入力映像信号の画面平均輝度に応じて自発光表示パネルに設定し、
    第1の発光条件を、自発光表示パネルに供給する陽極電圧値が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた電圧値と、1フレーム内の実点灯時間長が変化可能な範囲を規定する可変範囲内で任意に定められた実点灯時間長として与え、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの陽極電圧値よりも小さく設定し、
    第2の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長を、第1の発光条件において自発光表示パネルが発光するときの1フレーム内の実点灯時間長よりも長く設定する処理を実行させるコンピュータプログラム。
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