JPH07282976A - エレクトロルミネッセンス駆動回路 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス駆動回路

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JPH07282976A
JPH07282976A JP6065900A JP6590094A JPH07282976A JP H07282976 A JPH07282976 A JP H07282976A JP 6065900 A JP6065900 A JP 6065900A JP 6590094 A JP6590094 A JP 6590094A JP H07282976 A JPH07282976 A JP H07282976A
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JP
Japan
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power supply
clock
supply voltage
voltage
frequency
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Application number
JP6065900A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Nishiuchi
勝敏 西内
Hisaaki Ishimaru
寿明 石丸
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】EL素子の輝度、消費電流、耐圧条件を一定に
し、定格オーバーを防ぐことをコストアップすることな
く実施する。 【構成】EL素子には正及び負のフライバック昇圧回路
によって昇圧された電圧が供給される。CPUは、端子
CK1より上記正及び負のフライバック昇圧回路の昇圧
動作を切り換える第1のクロックを、端子CK2より上
記正及び負のフライバック昇圧回路に昇圧動作用の第2
のクロックを発生する。このとき、CPUは電源電圧に
基づいて、上記EL素子の輝度を略一定にするように上
記第1又は第2のクロックを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラやポケッ
トコンピュータのメッセージ表示用のバックライト、或
いはミシンにおける液晶式ディスプレイの表示用バック
ライトなどに使用されるエレクトロルミネッセンス駆動
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレクトロルミネッセンス(EL;E
lectroluminescence )駆動装置として、昇圧トランス
や共振用のインダクタンスを用いて電圧を供給する技術
が種々提案されている。
【0003】例えば特願平5−309418号公報で
は、インダクタンスを用いて正負の昇圧を効率良く行う
技術が開示されている。詳細には、当該技術では、小さ
なインダクタンスを2個使用しおり、簡単なインターフ
ェイス回路、両極性の印加によりELの寿命を長くして
いる。さらに、特開昭63−175337号公報では、
ELの駆動電圧を検知し、定電圧回路に用いてELの駆
動電圧を制御する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平5−309418号公報により開示された技術で
は、電源電圧が変動すると輝度が変化する。従って、例
えば電源電圧が高い時には、消費電流が増えたり、EL
の駆動電圧が異常に高くなり耐圧の高い素子が必要にな
る。
【0005】また、上記特開昭63−175337号公
報により開示された技術では、定電圧回路部の追加回路
が必要となる為、コストアップをもたらしていた。本発
明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、電源電圧が変化してもEL駆動電圧を一定に
することによって、EL素子の輝度、消費電流、耐圧条
件を一定にし、定格オーバーを防ぐことをコストアップ
することなく実施することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるエレクトロルミネッセン
ス駆動回路は、正のフライバック昇圧回路手段と、負の
フライバック昇圧回路手段と、上記正及び負のフライバ
ック昇圧回路手段によって昇圧された電圧が供給される
エレクトロルミネッセンス素子と、上記正及び負のフラ
イバック昇圧回路手段の昇圧動作を切り換えるためクロ
ックを発生する第1クロック発生手段と、上記正及び負
のフライバック昇圧回路手段に昇圧動作用のクロックを
発生する第2クロック発生手段と、電源電圧を検出する
電源検出手段と、この電圧検出手段によって検出された
上記電源電圧に基づいて、上記エレクトロルミネッセン
ス素子の輝度を略一定にするように上記第1又は第2ク
ロックを変化させる制御手段とを具備したことを特徴と
する。
【0007】そして、第2の態様によるエレクトロルミ
ネッセンス駆動回路は、上記制御手段は、上記第1クロ
ック又は上記第2クロックの周波数を変化させることを
特徴とする。さらに、第3の態様によるエレクトロルミ
ネッセス駆動回路は、上記制御手段は、上記第2クロッ
クのデューティ比を変化させることを特徴とする。
【0008】
【作用】即ち、本発明の第1の態様によるエレクトロル
ミネッセンス駆動回路では、エレクトロルミネッセンス
素子が正及び負のフライバック昇圧回路手段によって昇
圧された電圧を供給すると、第1クロック発生手段が上
記正及び負のフライバック昇圧回路手段の昇圧動作を切
り換えるためクロックを発生する。そして、第2クロッ
ク発生手段が上記正及び負のフライバック昇圧回路手段
に昇圧動作用のクロックを発生する。さらに、電源検出
手段は電源電圧を検出し、制御手段はこの電圧検出手段
によって検出された上記電源電圧に基づいて、上記エレ
クトロルミネッセンス素子の輝度を略一定にするように
上記第1又は第2クロックを変化させる。
【0009】そして、第2の態様によるエレクトロルミ
ネッセンス駆動回路では、上記制御手段が上記第1クロ
ック又は上記第2クロックの周波数を変化させる。さら
に、第3の態様によるエレクトロルミネッセス駆動回路
では、上記制御手段が上記第2クロックのデューティ比
を変化させる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明の実施例に係るエレクトロ
ルミネッセンス(EL;Electroluminescence )駆動装置
の構成を示す図である。
【0011】この図1に示すように、本実施例によるE
L駆動装置はEL本体1と、EL駆動部2と、制御部3
と、電源電圧検知部4とで構成されている。上記電源電
圧検知部4は該EL駆動装置を有しないカメラでも使用
されている。つまり、本実施例は現存する回路を利用し
て電源電圧を検知するものである。
【0012】ここで、上記EL駆動部2の詳細な構成は
図2に示す通りである。この図2において、トランジス
タTr8でEL駆動部2全体の電源の供給を行い、該電
源供給はCPUの端子CENからの信号で制御する。そ
して、トランジスタTr1及びトランジスタTr4は、
それぞれ正の昇圧部、負の昇圧部のオン/オフを行う。
さらに、トランジスタTr1はPNPトランジスタで、
トランジスタTr4はNPNトランジスタなので、端子
CK1の信号がローレベル“L”のときはトランジスタ
Tr1がオン、ハイレベル“H”のときはトランジスタ
Tr4がオンとなり、数100Hzから数kHzで発振
を行う。
【0013】そして、抵抗R8及びトランジスタTr5
のコレクタはトランジスタTr2のベースに接続されて
おり、トランジスタTr5のベースはCPUの端子CK
2に接続されている。従って、トランジスタTr1がオ
ンの時、端子CK2の信号を“H”から“L”に、或い
は“L”から“H”に変化する毎に、トランジスタTr
2もオフ/オンを繰り返す。
【0014】上記トランジスタTr2がオンの時には、
インダクタンスL1に電流が流れ、トランジスタTr2
がオフの時には、インダクタンスL1の起電力よりダイ
オードD2を介してコンデンサC2及びEL素子に正の
充電が行われる。
【0015】さらに、トランジスタTr4がオフしてお
り、ダイオードD2,D4があるので、コンデンサC2
及びEL素子に蓄えられた電圧は、ほぼEL素子自身の
有する抵抗分のみにより低下する。このEL素子を放置
及び使用することでEL素子は劣化し抵抗成分が大きく
なる。そして、コンデンサC2の容量をEL素子の等価
容量より大きくすることで、その影響を小さくすること
ができる。尚、負の昇圧についてもこれと同様である。
【0016】また、抵抗R13及びトランジスタTr7
のコレクタはトランジスタTr3のベースに接続されて
おり、トランジスタTr7のベースはCPUの端子CK
2に接続されている。従って、トランジスタTr4がオ
ンの時(トランジスタTr1がオフの時)、端子CK2
の信号を“H”から“L”、或いは“L”から“H”に
変化する毎に、トランジスタTr3もオン/オフを繰り
返す。
【0017】そして、トランジスタTr3がオンのとき
は、インダクタンスL2に電流が流れ、トランジスタT
r3がオフのときには、インダクタンスL2の起電力に
よりダイオードD3を介してコンデンサC2及びEL素
子に負の充電が行われる(図3参照)。
【0018】さらに、トランジスタTr1がオフしてお
り、ダイオードD1,D3があるので、コンデンサC2
及びEL素子に蓄えられた電圧は、ほぼEL素子自身の
有する抵抗分のみにより低下する。
【0019】尚、本実施例では、トランジスタTr2,
Tr3の制御を端子CK2の信号のみで行っているが、
インダクタンスL1,L2の特性が異なる場合等では異
なる周波数のパルスで制御しても良いことは勿論であ
る。
【0020】ところで、図4に示すように、電源電圧が
変動してもEL素子の輝度を一定にする為の方法は大き
く分けて3パターンある。以下、この3パターンのシー
ケンスを、それぞれ図5乃至図7のフローチャートに示
し説明する。
【0021】先ず図5のフローチャートを参照して、C
K2の周波数を変化させることによって、ELの輝度を
一定にするシーケンスを説明する。本シーケンスでは、
CPUは先ず電源電圧VP を検出し(ステップS1)、
当該電源電圧VP が3.0V未満のときには、CK2の
周波数fを75kHzに設定し(ステップS2,S3,
S6)、当該電源電圧VP が3.0V以上3.5V未満
のときにはCK2の周波数fを50kHzに設定し(ス
テップS2,S3,S5)、当該電源電圧VP が3.5
V以上のときにはCK2の周波数fを25kHzに設定
し(ステップS2,S4)、EL駆動回路を制御し(ス
テップS7)、リターンする(ステップS8)。
【0022】ここで、図8を参照して電源電圧が高い時
(オーバー)の制御を説明する。図8(a)のCK2の
周波数を基本とした時(電源電圧をミドルとした時)、
電源電圧が高い時に、上記の基本周波数で駆動したとす
ると、点Aの電圧は例えば80Vよりも高くなることは
明らかである。そこで、CK2の周波数を遅くしてやる
ことによって(図8(b)参照)、「Vdrop1 <Vdrop
2 」となり、点Aの電圧は上記の「ミドル」の時と同一
となる。尚、電源電圧が低い時(アンダー)はこの逆
で、CK2の周波数を速くしてやる。
【0023】このように、図5のシーケンスによれば、
CK2の周波数を電源電圧が変動することによって、電
源電圧に応じた周波数にて駆動することにより、ELの
輝度(もしくは印加電圧)を一定にすることができる。
この電源電圧の検知は電源電圧検知部4により行う。
【0024】尚、上記図5のフローチャートにおいて、
電源電圧Vpが2.5V未満の場合でも、EL回路は動
作するようになっている。しかし、図示しないメインフ
ローでは、電源電圧Vpが2.5V未満の場合にはEL
回路は動作することはない。
【0025】また、図5のフローでは、CK2の周波数
の切り換えとして、3.0V、3.5Vの2つの電圧と
比較していたが、この比較電圧の電圧値と、比較する電
圧値の数は適宜変更することはできる。さらに、図5の
ようなフロー以外にも、テーブル参照、ファジィ推論や
演算式によってCK2のクロック周波数を決めるように
しても良いことは勿論である。
【0026】次に図6のフローチャートを参照して、C
K2のデューティ比を変化させることによって、ELの
輝度を一定にするシーケンスを説明する。本シーケンス
では、CPUは先ず電源電圧VP を検出し(ステップS
11)、当該電源電圧VP が3.0V未満のときには、
CK2のデューティ比を75%に設定し(ステップS1
2,S13,S16)、当該電源電圧VP が3.0V以
上3.5V未満のときにはCK2のデューティ比を50
%に設定し(ステップS12,S13,S15)、当該
電源電圧VP が3.5V以上のときにはCK2のデュー
ティ比を25%に設定し(ステップS12,S14)、
EL駆動回路を制御し(ステップS17)、リターンす
る(ステップS18)。
【0027】ここで、図9を参照して電源電圧が高い時
(オーバー)の制御を説明する。図9(a)のCK2の
デュティー比を基本とした時(電源電圧をミドルとした
時)、電源電圧が高い時に、上記の基本デュティー比で
駆動したとすると、点Aの電圧は80V(一例)よりも
高くなることは明らかである。そこで、CK2のデュー
ティー比を小さくしてやることによって「Vdrop1 <V
srop3 」となり、点Aの電圧は上記の「ミドル」の時と
同一になる。尚、電源電圧が低い時(アンダー)はこの
逆でCK2のデューティを大きくしてやる。但し、CK
1のH,Lに連動して、オン・デューティとオフ・デュ
ーティを反転させる必要がある。
【0028】このように、図9のシーケンスによれば、
CK2にデュティ比を電源電圧が変動することによっ
て、電源電圧に応じたデューティ比にて駆動することに
より、ELの輝度(もしくは印加電圧)を一定にするこ
とができる。この電源電圧の検知は電源電圧検知部4に
より行う。
【0029】尚、上記図6のフローチャートにおいて、
電源電圧Vpが2.5V未満の場合でも、EL回路は動
作するようになっている。しかし、図示しないメインフ
ローでは、電源電圧Vpが2.5V未満の場合にはEL
回路は動作することはない。
【0030】また、図6のフローでは、CK2の周波数
の切り換えとして、3.0V、3.5Vの2つの電圧と
比較していたが、この比較電圧の電圧値と、比較する電
圧値の数は適宜変更することはできる。さらに、図6の
ようなフロー以外にも、テーブル参照、ファジィ推論や
演算式によってCK2のクロック周波数を決めるように
しても良いことは勿論である。
【0031】次に図7のフローチャートを参照して、C
K1の周波数を変化させることによって、ELの輝度を
一定にするシーケンスを説明する。本シーケンスでは、
CPUは先ず電源電圧VP を検出し(ステップS2
1)、当該電源電圧VP が3.0V未満のときには、C
K1の周波数fを4kHzに設定し(ステップS22,
S23,S26)、当該電源電圧VP が3.0V以上
3.5V未満のときにはCK1の周波数fを2kHzに
設定し(ステップS22,S23,S25)、当該電源
電圧VP が3.5V以上のときにはCK1の周波数fを
1kHzに設定し(ステップS22,S24)、EL駆
動回路を制御し(ステップS27)、リターンする(ス
テップS28)。
【0032】ここで、図10にはCK1の周波数とEL
の輝度との関係を示す。この図10より、CK1の周波
数が速い方がELの輝度が高いことがわかる。さらに、
図11を参照して電源電圧が高い時(オーバー)の制御
を説明する。
【0033】図11(a)のCK1の周波数を基本とし
た時(電源電圧をミドルとした時)、電源電圧が高い時
に、上記の周波数で駆動したとすると、点Aの電圧は8
0V(一例)より高くなり、ELの輝度が高くなること
は明らかである。
【0034】そこで、図10のCK1の周波数とELの
輝度の関係を利用して、CK1の周波数を遅くすること
によって、「ミドル」の時と輝度を同一になるようにす
る。この時、CK1の周波数を遅くした分、点Aに印加
される電圧は80V(一例)より高くなるが、図11
(b)のΔVの影響よりも、CK1の周波数の影響の方
が大きい為、ΔVは無視できる。電源電圧が低い時はこ
の逆で、CK1の周波数を速くしてやればよい。
【0035】このように、図7のシーケンスによれば、
CK1の周波数を電源電圧が変動することによって、電
源電圧に応じた周波数にて駆動することによって、EL
の輝度を一定にすることができるのである。この電源電
圧の検知は電源電圧検知部4により行う。
【0036】尚、上記図7のフローチャートにおいて、
電源電圧Vpが2.5V未満の場合でも、EL回路は動
作するようになっている。しかし、図示しないメインフ
ローでは電源電圧Vpが2.5V未満の場合にはEL回
路は動作することはない。
【0037】また、図7のフローでは、CK2の周波数
の切り換えとして、3.0V、3.5Vの2つの電圧と
比較していたが、この比較電圧の電圧値と、比較する電
圧値の数は適宜変更することはできる。さらに、図7の
ようなフロー以外にも、テーブル参照、ファジィ推論や
演算式によってCK2のクロック周波数を決めるように
しても良いことは勿論である。
【0038】前記の図5乃至図7の制御方法を組合わせ
ることによって、より一層細かい制御が可能となる。さ
らに、前記までの実施例では輝度を一定にする方法のみ
が記されていたが、逆の考え方として、例えばカメラの
測光手段を用いて、周囲の明るさに応じて、ELの輝度
を変化させることも可能である。
【0039】次に図12(a),(b)は、本発明を適
用したカメラの一例の外観を示すものである。図12
(a)は、上記カメラを上から見た図であり、中央に液
晶表示装置(以下、LCDと略記する)があり、そのL
CDのバックライト用にEL素子が使われている。図1
2(b)は、上記カメラの正面図であり、上記カメラは
バリア方式である。
【0040】次に図13には本発明のEL駆動装置を実
際に採用したカメラのブロック構成図を示し説明する。
この図13において、CPU20には、レリーズ釦の1
番目のスイッチ(R1SW)35とレリーズ釦の2番目
のスイッチ(R2SW)36、モードスイッチ(モード
SW)37、デート表示用スイッチ(時計SW)38、
バリアスイッチ(バリアSW)39及び給送モータ駆動
回路21、測光部22、レンズ・モータ駆動回路23、
シャッタ制御回路24、バッテリ・チェック回路25、
充電回路26、ストロボ発光制御回路27、測距部2
8、カメラのモードや駒数表示用のLCD29、そして
EL制御回路30とが接続されている。
【0041】また、このCPU20には、2MHzの発
振子34が接続されており、2MHzのクロックにより
通常の命令が実行される。さらに、上記EL制御回路3
0は、第1実施例に係るEL駆動装置と同じものであ
り、オン、オフ用のCEN端子と、昇圧の正負の切り換
え信号を出力するCK1端子と、高速の昇圧用クロック
信号を出力するCK2端子を有している。
【0042】以下、図14及び図15のフローチャート
を参照して、本発明を適用したカメラのメイン処理のシ
ーケンスを説明する。まず電池が装填されると、サブル
ーチン“SNK”を実行する。当該サブルーチン“SN
K”はレンズが沈胴されていない場合に沈胴させる処理
を行うものである(ステップS100)。この後、バリ
ア変化による処理に移行する。
【0043】バリア変化による処理では、CPU20
は、先ずバリアが開いているか否かを判断し(ステップ
S101)、当該バリアが開いているときは、サブルー
チン“WID”を実行してレンズを初期位置に設定す
る。この当該初期位置とは、レンズが繰り出された位置
をいい、既に初期位置にあるときにはサブルーチン“W
ID”では何も行わない(ステップS102)。
【0044】一方、上記ステップS101において、該
バリアが閉じているときは、サブルーチン“SNK”を
実行し、レンズを沈胴する(ステップS103)。続い
て、CPU20は、LCD29の表示時間4分とEL素
子の点灯時間30秒用のタイマの計時を開始した後(ス
テップS104)、再びバリアが開いているか否かを判
断する(ステップS105)。上記ステップS105に
て、当該バリアが開いていればステップS106へ移行
し、閉じていればステップS107へ移行する。
【0045】ステップS106に移行すると、CPU2
0はLCD29の表示時間である4分が経過したか否か
を判断し(ステップS106)、4分を経過したときは
ステップS107へ移行し、経過していないときはステ
ップS111へ移行する。
【0046】即ち、バリアが開いており、且つ4分経過
していないときは、LCD29の表示をオンする(ステ
ップS111)。続いて、タイマ計時開始後30秒経過
していなければ(ステップS112)、EL制御回路3
0をオンし(即ち、CEN端子信号を“L”にし、CK
1端子信号、CK2端子信号の発振を開始する)、ステ
ップS115へ移行する(ステップS113)。これに
対して、タイマスタート後30秒経過していれば(ステ
ップS112)、CPU20はEL制御回路30をオフ
し(即ち、CEN端子信号を“H”にし、CK1端子信
号、CK2端子信号の発振を止める)、ステップS11
5へ移行する(ステップS114)。
【0047】尚、EL素子の点灯時間を4分にして、L
CD29の表示中は常にEL素子が点灯するようにして
も良く、また特定のスイッチで点灯を開始しても良い。
そして、ステップS115では充電を行う。尚、既に充
電されていれば何もしない。
【0048】続いて、ステップS116では、後蓋が開
いている状態から閉じられたか否かを判断し、後蓋が閉
じられたときは該レンズを沈胴し(ステップS12
0)、空送りをし(ステップS121)、上記ステップ
S104の処理に戻る。
【0049】一方、上記ステップS116にて、後蓋が
閉じられていないときはステップS117に移行し、C
PU20は後蓋が閉じている状態から開かれたか否かを
判断する。そして、後蓋が開かれたときはステップS1
18へ移行し、レンズを沈胴し(ステップS118)、
フラグRWEDFを“0”にし(ステップS119)、
上記ステップS104に戻る。ここで、フラグRWED
Fはリワインド終了時に“1”になるフラグである。上
記ステップS117にて、後蓋が開かれていないときは
ステップS122へ移行する。
【0050】このステップS122では、CPU20は
フラグRWEDFが“1”か否かを判断し、当該フラグ
RWEDFが“1”のときは上記ステップS105へと
移行し、当該フラグRWEDFが“0”のときはステッ
プS123へ移行する。即ち、フラグRWEDFが
“1”のときは、R1SW35、リワインドSW、モー
ドSW37の判断を行わずにステップS105へ移行す
る。
【0051】ステップS123に移行すると、CPU2
0はR1SW35のオン/オフを判断し(ステップS1
23)、当該フラグR1SWが“オン”のときは、ステ
ップS124へ移行し、サブルーチン“WID”を実行
し(ステップS124)、サブルーチン“R1”を実行
する(ステップS125)。このサブルーチン“R1”
の中ではレリーズ処理が行われる。次いで、フィルム・
エンドか否かを判断し、フィルムが終了のときはステッ
プS128へ移行し、フィルムが終了でないときは上記
ステップS104へ戻る(ステップS127)。
【0052】一方、上記ステップS123にて、R1S
W35がオフのときはステップS126に移行する。そ
して、CPU20はリワインドSWのオフ/オンを判断
し(ステップS37)、該リワインドSWがオンされて
いるときはステップS128へ移行し、オフのときはス
テップS131へ移行する。
【0053】ステップS128に移行すると、CPU2
0はレンズを沈胴し(ステップS128)、リワインド
を行い(ステップS129)、RWEDFを“1”にし
た後、上記ステップS104以降の処理に戻る(ステッ
プS130)。
【0054】これに対して、ステップS131に移行す
ると、CPU20はモードSW37のオフ/オンを判断
し(ステップS131)、該モードSW37がオンのと
きはステップS132へ移行し、オフのときは上記ステ
ップS105へ移行する。
【0055】上記ステップS131よりステップS13
2に移行すると、CPU20はモードを変更し(ステッ
プS132)、サブルーチン“WID”を実行した後、
上記ステップS104の処理に戻る(ステップS13
3)。
【0056】一方、上記ステップS105において、バ
リアが閉じていたか、又はステップS106で4分経過
したと判断されたときはステップS107へ移行する。
このステップS17に移行すると、CPU20の指示に
よりレンズを沈胴し(ステップS107)、LCD29
の表示をオフし(ステップS108)、CPU20とE
L制御回路30から成るEL用発振回路をオフし(ステ
ップS109)、HALT状態となる。このHALTと
は、2MHzのクロックを止め、CPU20の命令実行
を止めた状態のことである。(ステップS21)。その
後、バリアの開閉、電池の装填、各種スイッチの操作な
どで、このHALTが解除されると、上記ステップS1
04以降の処理に戻ることになる。
【0057】次に図16のフローチャートを参照して、
上記サブルーチン“レリーズ処理R1”のシーケンスを
説明する。本シーケンスでは、CPU20は上記EL用
発振回路をオフし(ステップS201)、測距・測光を
行い(ステップS202)、上記EL発振回路を再びオ
ンする。これは、上記EL発振回路の発振によるノイズ
で測距や測光の精度が落ちるのを防ぐためである(ステ
ップS203)。続いて、CPU20は繰り返し量を計
算し(ステップS204)、露出計算を行う(ステップ
S205)。
【0058】R2SW36がオンされると(ステップS
206)、CPU20はレンズ繰り出しを行いピントを
合せ(ステップS207)、シャッタ制御を行い(ステ
ップS208)、続いて日付け写し込みを行う(ステッ
プS209)。そして、CPU20は1駒巻き上げを行
い(ステップS210)、レンズ繰り込みを行い(ステ
ップS211)、全てのレリーズシーケンスを終了す
る。尚、上記ステップS206にてR2SWがオフされ
ている時に、R1SWもオフされている場合にはメイン
ルーチンにリターンする(ステップS212)。
【0059】以上詳述したように、本発明のEL駆動回
路では、本発明の効果としてELの輝度と一定とするこ
とができ、部品数は同一であることや定格オーバーにな
らないように制御する為、ワンランク下の部品が使用で
きることにより、コストダウンとなる。さらに、電源電
圧が高い時には、ELの輝度を制御しない時に比べて、
暗い方向に制御する為、消費電流の減少という効果もあ
る。
【0060】尚、本発明の上記実施態様によれば、以下
のごとき構成が得られる。 (1)正のフライバック昇圧回路手段と、負のフライバ
ック昇圧回路手段と、上記正及び負のフライバック昇圧
回路手段の昇圧切換用クロックを発生する手段と、上記
正及び負のフライバック昇圧回路手段におけるフライバ
ック用クロックを発生する手段と、を有するEL駆動回
路において、上記昇圧切換用クロック又は上記フライバ
ック用のクロックの周波数を変化させ、またはフライバ
ック用クロックのデューティ比を変えることを特徴とす
るEL駆動回路。 (2)第1のインダクタンス素子を含み、この第1のイ
ンダクタンス素子への通電を断続することにより正の昇
圧電圧を出力する第1の昇圧回路と、第2のインダクタ
ンス素子を含み、この第2のインダクタンス素子への通
電を断続することにより負の昇圧電圧を出力する第2の
昇圧回路と、上記第1及び第2の昇圧回路の出力点に接
続されたエレクトロルミネッセンス素子と、第1の所定
時間の間、上記第1の昇圧回路を作動させ、上記第1の
所定時間に続く第2の所定時間の間、上記第2の昇圧回
路を作動させるためのタイミング信号を出力するタイミ
ング信号生成手段とを具備し、上記第1の昇圧から出力
される上記正の昇圧電圧と、上記第2の昇圧から出力さ
れる上記負の昇圧電圧を上記エレクトロルミネッセンス
素子に交互に印加するエレクトロルミネッセンス駆動装
置において、上記エレクトロルミネッセンス素子の駆動
電源電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段
によって検出された上記電源電圧に基づいて、上記エレ
クトロルミネッセンス素子の輝度を略一定にするように
上記第1又は第2の昇圧回路の上記通電の断続状態、も
しくは上記第1及び第2の所定時間を変化させる制御手
段と、を具備したことを特徴とするエレクトロルミネッ
センス駆動装置。 (3)電源電圧と基準電位との間に介挿され、第1の周
波数でオン/オフされる第1のスイッチング素子と、第
1のインダアクタ素子と、第1のダイオードと、第2の
周波数でオン/オフされる第2のスイッチング素子とが
直列接続され、上記第1の周波数でオン/オフされるこ
とにより正の昇圧電圧が発生する第1の直列回路と、電
源電圧と基準電位との間に介挿され、第2の周波数でオ
ン/オフされる第3のスイッチング素子と、第2のダイ
オードと、第2のインダクタンス素子と、第1の周波数
でオン/オフされる第4のスイッチング素子とが直列接
続され、上記第1の周波数でオン/オフされることによ
り負の昇圧電圧が発生する第2の直列回路と、上記第1
の直列回路の上記正の昇圧電圧の出力端と、上記第2の
直列回路の上記負の昇圧電圧の出力端の間に接続された
第3および第4のダイオードと、上記第3および第4の
ダイオードの接続点に接続され、上記第1及び第2の直
列回路から上記正または負の昇圧電圧が給電されるエレ
クトロルミネッセンス素子と、上記電源電圧に応じて上
記第1または第2の周波数を変化させ、または第2の周
波数のデューティ比を変化させる制御手段と、を具備し
たことを特徴とするエレクトロルミネッセンス駆動装
置。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、電源電圧が変化しても
EL駆動電圧を一定にすることによって、ELの輝度、
消費電流を一定にし、また素子の耐圧条件をも一定に
し、定格オーバーを防ぐことをコストアップ無しに実施
するEL駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るEL駆動装置の構成を
示す図である。
【図2】EL駆動部2の詳細な構成を示す図である。
【図3】CK1,2のON/OFFと電源電圧の変化の
関係を示す図である。
【図4】電源電圧が変動した場合にEL素子の輝度を一
定にする方法を示す図である。
【図5】CK2の周波数を変化させることによって、E
Lの輝度を一定にするシーケンスを示すフローチャート
である。
【図6】CK2のデューティ比を変化させることによっ
て、ELの輝度を一定にするシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図7】CK1の周波数を変化させることによって、E
Lの輝度を一定にするシーケンスを示すフローチャート
である。
【図8】図5のシーケンスによる電源電圧が高い時の制
御を説明するための図である。
【図9】図6のシーケンスによる電源電圧が高い時の制
御を説明するための図である。
【図10】CK1の周波数とELの輝度との関係を示す
図である。
【図11】図7のシーケンスによる電源電圧が高い時の
制御を説明するための図である。
【図12】本発明を適用したカメラの一例の外観を示す
図である。
【図13】本発明のEL駆動装置を実際に採用したカメ
ラのブロック構成図である。
【図14】本発明を適用したカメラのメイン処理シーケ
ンス示すフローチャートである。
【図15】本発明を適用したカメラのメイン処理シーケ
ンス示すフローチャートである。
【図16】サブルーチン“レリーズ処理”のシーケンス
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エレクトロルミネッセンス素子、2…エレクトロル
ミネッセンス駆動部、3…制御部、4…電源電圧検知
部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正のフライバック昇圧回路手段と、 負のフライバック昇圧回路手段と、 上記正及び負のフライバック昇圧回路手段によって昇圧
    された電圧が供給されるエレクトロルミネッセンス素子
    と、 上記正及び負のフライバック昇圧回路手段の昇圧動作を
    切り換えるためクロックを発生する第1クロック発生手
    段と、 上記正及び負のフライバック昇圧回路手段に昇圧動作用
    のクロックを発生する第2クロック発生手段と、 電源電圧を検出する電源検出手段と、 この電圧検出手段によって検出された上記電源電圧に基
    づいて、上記エレクトロルミネッセンス素子の輝度を略
    一定にするように上記第1又は第2クロックを変化させ
    る制御手段と、を具備したことを特徴とするエレクトロ
    ルミネッセンス駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記第1クロック又は
    上記第2クロックの周波数を変化させることを特徴とす
    る請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記第2クロックのデ
    ューティ比を変化させることを特徴とする請求項1に記
    載のエレクトロルミネッセンス駆動装置。
JP6065900A 1994-04-04 1994-04-04 エレクトロルミネッセンス駆動回路 Withdrawn JPH07282976A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1154269A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Kokushin Sangyo Kk El駆動装置
JP2008026762A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sony Corp 発光条件制御装置、画像処理装置、自発光表示装置、電子機器、発光条件制御方法及びコンピュータプログラム

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