JP6119185B2 - 画像データ処理回路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL(Electro-Luminescence:エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路に関する。さらに、本発明は、そのような画像データ処理回路を用いた車載用の表示機器や携帯電話等の電子機器等に関する。
有機ELパネルは、発光層が有機化合物からなる発光ダイオードを含んでおり、有機化合物中に注入された電子と正孔との再結合によって生じた励起子によって発光する。有機ELパネルにおいては、発光ダイオードの陽極と陰極との間に電流を流すことにより、電流値に応じた輝度でインパルス型の点灯が行われる。従って、本来は、点灯のための電流を切断した際に発光ダイオードが消灯するはずである。
しかしながら、陽極又は陰極における残留電荷等の影響により、前フレームにおいて輝度が高かったピクセルの発光ダイオードが、点灯のための電流を切断した後もしばらく点灯してしまう。その結果、周囲が極端に暗い環境において、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせた後に暗い部分が多い表示をさせると、本来は暗くなるべき部分の一部が白っぽく見える残像が発生してしまう。
関連する技術として、特許文献1には、動画像を構成する所定表示期間毎の静止画像を当該表示期間毎に所定の表示デバイスに表示させるための駆動データを生成する際に、静止画像の所定座標における画素値と当該静止画像の次の表示期間に表示すべき静止画像の所定座標における画素値との相関情報を取得し、静止画像の所定座標における画素値と相関情報とに応じて表示期間内における当該静止画像の当該所定座標に対応する表示画素の駆動レベルの変化を調整するようにした信号処理装置が開示されている。
これにより、ある表示期間に表示すべき静止画像を構成する各座標の表示画素における駆動レベルの変化を、その次の表示期間に表示すべき静止画像における同一座標の画素値に応じて、静止画像を鑑賞するユーザーに当該表示期間における表示内容を次の表示期間までの残像として認識させないように調整することができると、特許文献1には記載されている。
特開2007−199193号公報(段落0013−0014)
しかしながら、所定座標における画素値と相関情報とに応じて所定座標に対応する表示画素の駆動レベルの変化を調整するのみでは、所定座標における残像の発生状態と他の座標における残像の発生状態とを均一化できない場合もある。そこで、本発明の目的の1つは、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネルの広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することである。
以上の課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る画像データ処理回路は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、第1のフレームレートで入力される画像データをメモリーに格納すると共に、メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が全て所定の値以下である場合に、メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの画像データの輝度を略黒レベルに変更する画像データ補正部とを具備する。
本発明の第1の観点によれば、第2フレームの画像がある程度暗い場合には、第1フレームの画像を一旦表示した後に、フレーム全体に略黒レベルの画像を表示してから第2フレームの画像を表示することにより、第1フレームの画像に起因する残像を早めに消去することができる。従って、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネルの広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる
本発明の第2の観点に係る画像データ処理回路は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、第1のフレームレートで入力される画像データをメモリーに格納すると共に、メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在する場合に、メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を略黒レベルに変更する画像データ補正部とを具備する
本発明の第2の観点によれば、第2フレームのいずれかのブロックにおける画像がある程度暗い場合には、第1フレームの画像を一旦表示した後に、当該ブロックに略黒レベルの画像を表示してから第2フレームの画像を表示することにより、第1フレームの当該ブロックにおける画像に起因する残像を早めに消去することができる。従って、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネルの広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる。
本発明の第3の観点に係る画像データ処理回路は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、第1のフレームレートで入力される画像データをメモリーに格納すると共に、メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第1フレームの画像データと第2フレームの画像データとを比較して、画像データの値が異なっている画素数を求める画像データ比較回路第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が全て所定の値以下であり、第1フレームと第2フレームとの間で画像データの値が異なっている画素数が所定数以下である場合に、メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの画像データを第2フレームの画像データに変更する画像データ補正部とを具備する
本発明の第3の観点によれば、第2フレームの画像がある程度暗く、第1フレームと第2フレームとの間で画像データの差が小さい場合には、第1フレームの画像を一旦表示した後に、第2フレームの画像を早めに表示することにより、第1フレームの画像に起因する残像を早めに消去することができる。従って、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネルの広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる。
本発明の第4の観点に係る画像データ処理回路は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、第1のフレームレートで入力される画像データをメモリーに格納すると共に、メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在し、第1フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数が、第2フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数よりも所定数以上多い場合に、メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を均一化する画像データ補正部とを具備する
本発明の第4の観点によれば、第1フレームのあるブロックにおける画像が薄暗く複雑な画像(夜景等)であり、第2フレームの当該ブロックにおける画像がある程度暗い場合には、第1フレームの画像を一旦表示した後に、第1フレームの当該ブロックにおける複雑な画像を均一化して表示することにより、第1フレームの当該ブロックにおける画像に起因する残像を均一化することができる。従って、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネルの広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる。
本発明の第5の観点に係る画像データ処理回路は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、第1のフレームレートで入力される画像データをメモリーに格納すると共に、メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在し、第1フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数が、第2フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数よりも所定数以上多い場合に、メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を略白レベルに変更する画像データ補正部とを具備する
本発明の第5の観点によれば、第1フレームのあるブロックにおける画像が中間輝度の複雑な画像であり、第2フレームの当該ブロックにおける画像がある程度暗い場合には、第1フレームの画像を一旦表示した後に、当該ブロックに略白レベルの画像を表示してから第2フレームの画像を表示することにより、第1フレームの当該ブロックにおける画像に起因する残像を均一化することができる。従って、有機ELパネルの一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネルの広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる。
また、本発明の幾つかの観点に係る電子機器は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置と、上記いずれかの画像データ処理回路とを具備する。これにより、電子機器の有機ELパネルにおいて、残像が画質に与える影響が低減された動画像を表示することができる。
本発明の一実施形態の画像データ処理回路を用いる電子機器のブロック図。 本発明の一実施形態に係る画像データ処理方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態において用いられる表示装置の一例を示す斜視図。 有機ELパネルにおける画素回路の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像データ処理回路を用いる電子機器の構成を示すブロック図である。この電子機器は、車載用の表示機器や携帯電話等の電子機器であり、図1においては、画像表示に関する部分のみが示されている。
図1に示すように、この電子機器は、画像データ処理回路10と、フレームレートコンバーター20と、タイミング信号発生回路30と、駆動電流出力回路40と、表示装置50とを含んでいる。ここで、画像データ処理回路10〜タイミング信号発生回路30が、半導体集積回路装置(表示制御IC)に内蔵されても良い。あるいは、画像データ処理回路10〜駆動電流出力回路40が、半導体集積回路装置(駆動用IC)に内蔵されても良い。
表示装置50は、有機ELパネル51と、走査線駆動回路52と、データ線駆動回路53とを含んでいる。画像データ処理回路10は、外部から供給される画像データVdataに対して、有機ELパネル51における残像が目立たなくなるような処理を施す。画像データVdataは、各画素について、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色の色成分(例えば、各色成分について8ビット)を含むRGBフォーマットの画像データでも良い。
画像データ処理回路10は、FIFO(First In, First Out)11及び14と、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)12と、メモリー制御回路13と、画像データ比較回路15と、輝度情報抽出部16と、画像データ補正部17とを含んでいる。
FIFO11は、SRAM(Static Random Access Memory)、フリップフロップ、又は、ラッチ回路を含んで構成され、画像データ処理回路10に入力される例えば1ライン分の画像データを格納する入力バッファー回路である。SDRAM12は、第(n−1)フレーム及び第nフレームを含む少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーである。
メモリー制御回路13は、第1のフレームレート(例えは、60Hz)で入力される画像データをSDRAM12に格納すると共に、SDRAM12に格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレート(例えは、240Hz)でN回読み出す。
FIFO14は、SRAM、フリップフロップ、又は、ラッチ回路を含んで構成され、SDRAM12から読み出される例えば1ライン分の画像データを格納する出力バッファー回路である。画像データ比較回路15は、第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが画像データ処理回路10に入力されたときに、SDRAM12から読み出されてFIFO14に格納された第1フレームの画像データと、FIFO11に格納された第2フレームの画像データとを比較して、画像データの値が異なっている画素数をフレーム比較結果として求める。
輝度情報抽出部16は、画像データ変換回路61と、輝度値演算回路62と、輝度値判定回路63と、SRAM64及び65とを含んでおり、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する。以下においては、1画面が4×4の16ブロックに分割される場合について説明する。1ブロックは、256画素×192ラインで構成されるものとする。
画像データ変換回路61は、RGBフォーマットの画像データが画像データ処理回路10に入力された場合に、RGBフォーマットの画像データをYUVフォーマットの画像データに変換する。YUVフォーマットの画像データは、各画素について、Y(輝度信号)、U(色差信号Cb)、V(色差信号Cr)の成分(例えば、各成分について8ビットとする)を含んでいる。
輝度値演算回路62は、各ブロックについて、そのブロック内の画素の輝度信号(以下、「Yデータ」ともいう)の値を加算して加算値を画素数で割ることにより、輝度の平均値(平均輝度)を算出する。輝度値演算回路62は、ブロック毎に算出された平均輝度を、SRAM64に格納する。
1つのブロックについてのデータ量は、8ビット×256画素×192ライン≦2×2×2=224=24ビットとなるので、1つのフレームに含まれる16ブロックについてのデータ量を格納するためには、24ビット×16(ワード)のメモリーが必要となる。図1においては、第(n−1)フレームのブロック毎の平均輝度と第nフレームのブロック毎の平均輝度とを格納するために、2つのメモリーが用いられている。
輝度値判定回路63は、各ブロックについて、そのブロック内の画素のYデータの値を2つの閾値a及びbと比較することにより、Yデータの値(輝度値Y)が所定の範囲内にある(a<Y<b)か否かを判定する。輝度値判定回路63は、各ブロック内の複数の画素について、輝度値が所定の範囲内にあれば、累積値に「1」を加算し、輝度値が所定の範囲外にあれば累積値に「0」を加算して、ブロック毎に算出された加算結果をSRAM65に格納する。なお、各ブロックについて、累積値の初期値は「0」に設定される。
加算結果の最小値は「0」で、最大値は256画素×192ライン≦216であるから、1つのブロックについてのデータ量は16ビットとなるので、1つのフレームに含まれる16ブロックについてのデータ量を格納するためには、16ビット×16(ワード)のメモリーが必要となる。図1においては、第(n−1)フレームのブロック毎の加算結果と第nフレームのブロック毎の加算結果とを格納するために、2つのメモリーが用いられている。
画像データ補正部17は、補正方法判定回路71と、画像データ補正回路72とを含んでいる。補正方法判定回路71は、第(n−1)フレームの画像データに続いて第nフレームの画像データが入力されたときに、少なくとも輝度情報抽出部16によって抽出された第nフレームの画像データの輝度に関する情報に基づいて、第(n−1)フレームの画像データの補正方法を判定し、判定結果を画像データ補正回路72に出力する。
例えば、補正方法判定回路71は、SRAM64に格納されているブロック毎に算出された平均輝度と、SRAM65に格納されているブロック毎に算出された加算結果と、画像データ比較回路15によって求められたフレーム比較結果とに基づいて、画像データの補正方法を判定しても良い。
画像データ補正回路72は、補正方法判定回路71の判定結果に従って、SDRAM12から複数回読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度を、途中の読み出し回数からフレーム単位又はブロック単位で補正する。即ち、SDRAM12に格納されている画像データを、画像データ処理回路10に入力される画像データのフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高いフレームレートでN回読み出す場合に、画像データ補正回路72は、SDRAM12から第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度を補正する。
例えば、SDRAM12から第(n−1)フレームの画像データを4回読み出す場合に、画像データ補正回路72は、SDRAM12から第2回目以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度を補正しても良いし、SDRAM12から第3回目以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度を補正しても良い。また、画像データ補正回路72は、SDRAM12から第4回目に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度を補正しても良い。
次に、図1に示す画像データ処理回路を用いた画像データ処理方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る画像データ処理方法を示すフローチャートである。
ステップS1において、メモリー制御回路13が、第1のフレームレートで入力される画像データを、少なくとも2フレーム分の画像データを格納するSDRAM12に格納すると共に、SDRAM12に格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出す。
ステップS2において、輝度情報抽出部16が、1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する。
ステップS3において、画像データ補正部17が、第(n−1)フレームの画像データに続いて第nフレームの画像データが入力されたときに、少なくともステップS2において抽出された第nフレームの画像データの輝度に関する情報に基づいて、SDRAM12から第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度をフレーム単位又はブロック単位で補正する。
この画像データ処理方法によれば、有機ELパネル51の一部に明るい表示をさせたことによってその部分の発光ダイオードに残留電荷が蓄積しても、有機ELパネル51の広い領域における残像の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる。
以下に、画像データ補正部17による画像データの補正方法の幾つかの具体例について説明する。これらの補正方法の内のいずれを適用するかは、任意に定めることができる。また、複数の補正方法を適用する場合の優先順位は、以下の記載の順序と同じでも良いし、それと異なっても良い。
(補正方法1)
SRAM64に格納されているブロック毎に算出された平均輝度において、第nフレームのブロック毎の画像データの平均輝度が全て所定の値以下である場合に、画像データ補正部17は、SDRAM12から第M回目以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度を略黒レベルに変更する。ここで、所定の値は、階調5%〜10%の範囲内の値であることが望ましい。なお、本願において、「略黒レベル」とは、輝度が階調10%以下の範囲内にある状態をいうものとする。
このように、第nフレームの画像がある程度暗い場合には、第(n−1)フレームの画像を一旦表示した後に、フレーム全体に略黒レベルの画像を表示してから第nフレームの画像を表示することにより、第(n−1)フレームの画像に起因する残像を早めに消去することができる。
(補正方法2)
SRAM64に格納されているブロック毎に算出された平均輝度において、第nフレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在する場合に、画像データ補正部17は、SDRAM12から第M回目以降に読み出される第(n−1)フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を略黒レベルに変更する。ここで、所定の値は、階調5%〜10%の範囲内の値であることが望ましい。
このように、第nフレームのいずれかのブロックにおける画像がある程度暗い場合には、第(n−1)フレームの画像を一旦表示した後に、当該ブロックに略黒レベルの画像を表示してから第nフレームの画像を表示することにより、第(n−1)フレームの当該ブロックにおける画像に起因する残像を早めに消去することができる。
(補正方法3)
SRAM64に格納されているブロック毎に算出された平均輝度において、第nフレームのブロック毎の画像データの平均輝度が全て所定の値以下であり、画像データ比較回路15によって求められたフレーム比較結果において、第(n−1)フレームと第nフレームとの間で画像データの値が異なっている画素数が所定数以下である場合に、画像データ補正部17は、SDRAM12から第M回目以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データを第nフレームの画像データに変更する。その場合に、画像データ補正回路72は、第nフレームの画像データをSDRAM12から読み出すようにメモリー制御回路13を制御する。ここで、所定の値は、輝度10%〜20%の範囲内の値であることが望ましい。また、所定数は、1フレーム中の画素数の10%〜50%の範囲内の数であることが望ましい。
このように、第nフレームの画像がある程度暗く、第(n−1)フレームと第nフレームとの間で画像データの差が小さい場合には、第(n−1)フレームの画像を一旦表示した後に、第nフレームの画像を早めに表示することにより、第(n−1)フレームの画像に起因する残像を早めに消去することができる。
(補正方法4)
SRAM64に格納されているブロック毎に算出された平均輝度において、第nフレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在し、SRAM65に格納されているブロック毎に算出された加算結果において、第(n−1)フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数が、第nフレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数よりも所定数以上多い場合に、画像データ補正部17は、SDRAM12から第M回目以降に読み出される第(n−1)フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を均一化する。
ここで、所定の値は、輝度5%〜20%の範囲内の値であることが望ましい。また、所定数は、1ブロック中の画素数の25%〜75%の範囲内の数であることが望ましい。輝度値の所定の範囲は、a<Y<bで表され、例えば、aは輝度5%〜10%の範囲内の値であり、bは輝度15%〜20%の範囲内の値である。また、画像データの輝度の均一化は、第(n−1)フレームの当該ブロックにおいて輝度がa<Y<bとなる画素数が、第nフレームの当該ブロックにおいてa<Y<bとなる画素数よりc以上である場合には、Y<dの画像データの各色の成分の値にeを加算し、Y>fの画像データの各色の成分の値からgを減算することにより行われる。ここで、cの値は25%〜75%の範囲内の数であることが望ましい。また、dの範囲は5%〜15%、fの範囲は10%〜20%であることが望ましい。e、gの範囲は1〜2であることが望ましい。
このように、第(n−1)フレームのあるブロックにおける画像が薄暗く複雑な画像(夜景等)であり、第nフレームの当該ブロックにおける画像がある程度暗い場合には、第(n−1)フレームの画像を一旦表示した後に、第(n−1)フレームの当該ブロックにおける複雑な画像を均一化して表示することにより、第(n−1)フレームの当該ブロックにおける画像に起因する残像を均一化することができる。
(補正方法5)
SRAM64に格納されているブロック毎に算出された平均輝度において、第nフレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在し、SRAM65に格納されているブロック毎に算出された加算結果において、第(n−1)フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数が、第nフレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数よりも所定数以上多い場合に、画像データ補正部17は、SDRAM12から第M回目以降に読み出される第(n−1)フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を略白レベルに変更する。
ここで、所定の値は、輝度75%〜95%の範囲内の値であることが望ましい。また、所定数は1ブロック中の画素数の25%〜75%の範囲内の数であることが望ましい。輝度値の所定の範囲はh<Y<iで表され、例えば、hは輝度75%〜85%の範囲内の値であり、iは階調85%〜95%の範囲内の値である。なお、本願において、「略白レベル」とは、輝度が階調85%以上の範囲内にある状態をいうものとする。
このように、第(n−1)フレームのあるブロックにおける画像が中間輝度の複雑な画像であり、第nフレームの当該ブロックにおける画像がある程度暗い場合には、第(n−1)フレームの画像を一旦表示した後に、当該ブロックに略白レベルの画像を表示してから第nフレームの画像を表示することにより、第(n−1)フレームの当該ブロックにおける画像に起因する残像を均一化することができる。
以上のようにして、画像データ処理回路10は、外部から供給される画像データVdataに対し、表示装置50の有機ELパネル51における残像が目立たなくなるような処理を施す。その処理において、画像データ処理回路10は、画像データのフレームレートをN倍(例えば、4倍)に変更する。
しかしながら、フレームレートが常に高い画像を有機ELパネル51に表示すると、消費電力が増加したり、有機ELパネル51の寿命が低下したりする。そこで、フレームレートコンバーター20が、補正方法判定回路71から出力される判定結果に基づいて、有機ELパネル51に画像を表示する際のフレームレートを適切な値に設定し、画像データのフレームレートを変換する。
例えば、フレームレートコンバーター20は、画像データの補正が行われない場合に、有機ELパネル51に表示される画像のフレームレートを、外部から供給される画像データVdataのフレームレート(例えば、60Hz)に一致させる。一方、フレームレートコンバーター20は、画像データの補正が行われる場合に、有機ELパネル51に表示される画像のフレームレートを、外部から供給される画像データVdataのフレームレートのN倍(例えば、240Hz)に一致させる。
タイミング信号発生回路30は、外部から供給される垂直同期信号Vs、水平同期信号Hs、及び、ドットクロック信号Dclkに同期して、また、フレームレートコンバーター20によって設定されたフレームレートに従って、表示装置50を制御するための各種のタイミング信号を発生する。
例えば、タイミング信号発生回路30は、スタート信号Dy及びクロック信号Clyを生成して、表示装置50の走査線駆動回路52に供給する。スタート信号Dyは、垂直走査の開始タイミングを規定するスタートパルスを含み、有機ELパネル51の複数の走査線を順に選択するためのトリガーとなる。スタートパルスは、1フレーム期間の最初に1回供給され、1つの走査線は、1フレーム期間において1回選択される。
駆動電流出力回路40は、複数のD/Aコンバーターと、カレントミラー回路等の複数の直流電流源とを含んでいる。駆動電流出力回路40は、フレームレートコンバーター20から出力される画像データによって表される階調に応じた複数の駆動電流ILを生成し、それらの駆動電流ILを表示装置50に出力する。
表示装置50の走査線駆動回路52は、シフトレジスターや出力バッファーを含んで構成され、タイミング信号発生回路30から供給されるスタート信号Dy及びクロック信号Clyに基づいて、複数の走査信号G1〜Gmを順次生成する。それらの走査信号G1〜Gmは、有機ELパネル51の複数の走査線にそれぞれ供給される。これにより、スタートパルスをトリガーとして全ての走査線が順次選択され、1垂直走査駆動が行われる。
表示装置50のデータ線駆動回路53は、走査信号G1〜Gmに同期したタイミングで、対応する複数のデータ線に複数のデータ信号をそれぞれ出力する。また、各々のデータ信号がアクティブレベルに保持されている期間に渡って、駆動電流出力回路40から有機ELパネル51に駆動電流ILが供給される。
図3は、本発明の一実施形態において用いられる表示装置の一例を示す斜視図である。図3に示すように、表示装置50は、有機ELパネル51と、フレキシブル基板3とを含んでいる。有機ELパネル51は、素子基板1と対向基板2との間に、有機化合物からなる発光層を含む機能層を挟持したトップエミッション型のパネルであり、対向基板2側から表示光を出射する。
有機ELパネル51は、マトリックス状に配置された複数の画素を有する表示領域Vを備えている。図3の右上に拡大して示すように、表示領域Vには、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の発光素子が周期的に配置されており、それらの発光素子が出射する光によりフルカラーの画像が表示される。
例えば、素子基板1側に、RGBの光を発する3つの発光層を積層することにより、それらの発光層が放つ光を合成して略白色光を出射する複数の発光素子が設けられている。さらに、対向基板2側に、RGBのカラーフィルターを配置することにより、RGBの発光素子が形成される。
有機ELパネル51の表示領域Vの周縁部(額縁部)には、走査線駆動回路52及びデータ線駆動回路53(図1)が形成されている。これらの回路を構成する回路素子は、後述する画素回路と同様に、低温ポリシリコンやアモルファスシリコンを活性層として基板上に形成されている。
また、表示装置50において、素子基板1が対向基板2から張り出した領域に、フレキシブル基板3が接続されている。フレキシブル基板3には、画像データ処理回路10(図1)等を内蔵した駆動用IC(Integrated Circuit)4が実装されており、その端部には、外部機器又は専用のコントローラーと接続するための複数の端子が形成されている。有機ELパネル51は、フレキシブル基板3を介して、外部機器又はコントローラーから画像データや電力や制御信号の供給を受けることにより、表示領域Vに画像や文字等を表示する。
図4は、有機ELパネルにおける画素回路の一例を示す図である。ここでは、図1及び図4を参照しながら、有機ELパネル51の画素回路、及び、複数の画素の走査駆動の概要について説明する。
図3において表示領域Vにマトリックス状に配置された複数の画素の各々には、図4に示すような画素回路が形成されている。画素回路は、画素を選択するためのスイッチング用のトランジスター(薄膜トランジスター)Tr1と、発光ダイオードの有機EL層8に電流を流すための駆動用のトランジスター(薄膜トランジスター)Tr2と、保持容量C等とを含んでいる。
トランジスターTr1のゲート端子には、走査線駆動回路52からの走査線SLが接続されており、ドレイン端子には、データ線駆動回路53からのデータ線DLが接続されている。トランジスターTr1のソース端子には、トランジスターTr2のゲート端子と、保持容量Cの一端とが接続されている。
トランジスターTr2のドレイン端子と、保持容量Cの他端とは、駆動電流出力回路40からの駆動電流ILの供給ラインに接続されている。トランジスターTr2のソース端子は、発光ダイオードの個別電極7(陽極)に接続されている。また、発光ダイオードの共通電極9(陰極)は、アースライン(共通電位)に接続されている。
走査線SLに供給される走査信号によって選択されたトランジスターTr1がオンし、データ線DLに供給されるデータ信号がトランジスターTr2のゲート端子及び保持容量Cに供給される。これにより、トランジスターTr2がオンし、有機EL層8に駆動電流ILが流れて発光する。また、トランジスターTr2がオンするのと並行して、保持容量Cにデータ信号が保持されるので、容量に応じた時間において発光が維持される。
ここで、SDRAM12から第1回目〜第(M−1)回目に読み出される第(n−1)フレームの画像データによって、有機ELパネル51の一部において個別電極7又は共通電極9に残留電荷が発生しても、画像データ補正部17が、SDRAM12から第M回目以降に読み出される第(n−1)フレームの画像データの輝度をフレーム単位又はブロック単位で補正することにより、有機ELパネル51の広い領域における残留電荷の発生状態を均一化して、残像が画質に与える影響を低減することができる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
1…素子基板、2…対向基板、3…フレキシブル基板、4…駆動用IC、7…個別電極、8…有機EL層、9…共通電極、10…画像データ処理回路、11、14…FIFO、12…SDRAM、13…メモリー制御回路、15…画像データ比較回路、16…輝度情報抽出部、17…画像データ補正部、20…フレームレートコンバーター、30…タイミング信号発生回路、40…駆動電流出力回路、50…表示装置、51…有機ELパネル、52…走査線駆動回路、53…データ線駆動回路、61…画像データ変換回路、62…輝度値演算回路、63…輝度値判定回路、64、65…SRAM、71…補正方法判定回路、72…画像データ補正回路、Tr1、Tr2…トランジスター、C…保持容量

Claims (6)

  1. 有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、
    少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、
    第1のフレームレートで入力される画像データを前記メモリーに格納すると共に、前記メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、
    1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、
    第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が全て所定の値以下である場合に、前記メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの画像データの輝度を略黒レベルに変更する画像データ補正部と、
    を具備する画像データ処理回路。
  2. 有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、
    少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、
    第1のフレームレートで入力される画像データを前記メモリーに格納すると共に、前記メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、
    1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、
    第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在する場合に、前記メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を略黒レベルに変更する画像データ補正部と、
    を具備する画像データ処理回路。
  3. 有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、
    少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、
    第1のフレームレートで入力される画像データを前記メモリーに格納すると共に、前記メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、
    1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、
    第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第1フレームの画像データと第2フレームの画像データとを比較して、画像データの値が異なっている画素数を求める画像データ比較回路
    第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が全て所定の値以下であり、第1フレームと第2フレームとの間で画像データの値が異なっている画素数が所定数以下である場合に、前記メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの画像データを第2フレームの画像データに変更する画像データ補正部と、
    を具備する画像データ処理回路。
  4. 有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、
    少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、
    第1のフレームレートで入力される画像データを前記メモリーに格納すると共に、前記メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、
    1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、
    第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在し、第1フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数が、第2フレームの当該ブロックにおいて輝度値が前記所定の範囲内にある画素数よりも所定数以上多い場合に、前記メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を均一化する画像データ補正部と、
    を具備する画像データ処理回路。
  5. 有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置に供給される画像データを処理する画像データ処理回路であって、
    少なくとも2フレーム分の画像データを格納するメモリーと、
    第1のフレームレートで入力される画像データを前記メモリーに格納すると共に、前記メモリーに格納されている画像データを、第1のフレームレートよりもN倍(Nは2以上の整数)以上高い第2のフレームレートでN回読み出すメモリー制御回路と、
    1画面を分割して得られる複数のブロックについて、入力される画像データの輝度に関する情報を抽出する輝度情報抽出部と、
    第1フレームの画像データに続いて第2フレームの画像データが入力されたときに、第2フレームのブロック毎の画像データの平均輝度が所定の値以下であるブロックが存在し、第1フレームの当該ブロックにおいて輝度値が所定の範囲内にある画素数が、第2フレームの当該ブロックにおいて輝度値が前記所定の範囲内にある画素数よりも所定数以上多い場合に、前記メモリーから第M回目(Mは2以上でN以下の整数)以降に読み出される第1フレームの当該ブロックにおける画像データの輝度を略白レベルに変更する画像データ補正部と、
    を具備する画像データ処理回路。
  6. 有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む表示装置と、
    請求項1〜のいずれか1項記載の画像データ処理回路と、
    を具備する電子機器。
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