JP5081572B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置等の表示装置に関する。
表示装置の一つである液晶テレビ100は、図19(a)に示すように、液晶パネルを透過させた光で映像を表示する表示画面gを有する本体部101と、該本体部101を下方で支持するとともに床面等の据付面Yに載置される支持部102とを備え構成されている。なお、図19(a)は、従来の液晶テレビ100の前面図であり、図19(b)は、図19(a)の従来の液晶テレビ100の本体部101を上方から見た上面図である。
図19(a)に示す表示画面Gの周囲を囲むABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン)等の樹脂性の筐体103は、図19(b)に示すように、本体部101の後部を覆う樹脂製の背面板104とネジ止め(図示せず)等で組み付けられている。
図19(c)は、図19(a)の従来の液晶テレビ100の本体部101を上方から見た本体部101の内部構造を示す上面図である。
図19(c)に示すように、この背面板104および筐体103に覆われた本体部101は、前部のカラーフィルタ、液晶層等を有する液晶パネルと後部のバックライトとを有する液晶表示部105の前方側にアンチグレア処理した偏光板106が配設されており、液晶表示部105の後方側には、電源、チューナ、増幅回路等の制御部107が配設されている。
ところで、昨今、上述の液晶テレビ100等の薄型の表示装置の出現、該装置の制御部の高集積化等により、表示装置の薄型化が急速に進行している。
そのため、液晶テレビ100、有機EL(Organic ElectroLuminescence)テレビ等の薄型の表示装置を壁に吊り下げて使用する壁掛けテレビが市場に流通したり、表示装置の本体部(101)を持ち運びするテレビ、すなわちポータブルテレビが製品化され、手軽に持ち運ぶ機会が増えたりすることが予測される。
図20(a)は、従来の一例の壁掛けテレビ200の前面図であり、図20(b)は、壁掛けテレビ200の右側面図である。
上述の液晶テレビ100が、壁掛けテレビとして構成される場合、図19(a)に示す液晶テレビ100の支持部102を除く本体部101が、そのまま、図20に示す壁掛けテレビ200として適用されることが想定される。
なお、壁掛けテレビ200の基本構成は、図19に示す液晶テレビ100の基本構成と同様であるから、図20においては、液晶テレビ100の構成要素の符号を、200番台の符号を付して示している。
なお、本願に係る文献公知発明として、下記の特許文献1、2、3がある。
特開2006−304079号公報(図1、図4、図5等) 特開2006−343653号公報(段落0019、図1、図4、図4等) 特開2007−60253号公報(図1、図11等)
ところで、上述の液晶テレビ100がそのまま適用されたポータブルテレビまたは壁掛けテレビ200は、図20(a)に示すように、筐体203の4つの前隅部203a、203a1が角張った形状に形成されており、また、図20(b)に示すように、筐体203の前方の側隅部203b、203b1が角張った形状に形成されている。
そのため、吊り下げ用フックhkによって壁に掛けられた壁掛けテレビ200が、誤って床面等に落下した場合、或いは、持ち運び中のポータブルテレビを誤って落としてしまった場合、角張った前隅部203a1、側隅部203b1が先に床面等に衝突する。
この場合、壁掛けテレビ200の前隅部203a、203a1、側隅部203b、203b1が角張っており、落下の衝撃を和らげる構造となっていないため、衝撃吸収が行われず、大きな衝撃が液晶パネル、バックライト等で構成され構造的に脆弱な液晶表示部205(図20(b)参照)に直に加わる。そのため、構造的に脆弱な液晶表示部205が、破損したり、機能を損ねてしまうおそれがある。
なお、薄板構造物である壁掛けテレビ200の床面への落下衝突においては、前隅部203a、側隅部203b等の角部が外方に突出しているため、落下の際の衝突部位は、これらの角部に殆ど限定される。
また、図20(b)に示すように、背面板204側に重量の重い電源等の制御部207が配置され、重心が中心位置より下に在る壁掛けテレビ200においては、重力によって重心箇所が下方に位置した状態で落下し、下側の尖った角部である前隅部203a1、側隅部203b1に衝突箇所が集中する。
従って、壁掛けテレビ200の下部がより破損、損壊の危険性が高いことが想定される。
本発明は上記実状に鑑み、落下衝突時の衝撃を吸収しその機能を維持し、信頼性を向上し得る表示装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に関わる表示装置は、映像を表示する表示画面を有する表示パネルと、該表示画面を取り囲むとともに内装部品を保護する筐体ケース部材とを備える表示装置であって、筐体ケース部材に緩衝部材が設けられ、前記緩衝部材は、中空状に形成されるとともに、前記筐体ケース部材における鉛直方向の下部の外方に突出した形状の角部の面取りされた箇所に設けられ、前記緩衝部材の手前外方近傍に、前記緩衝部材を手前から見えなくするように配置され、前記表示装置が落下した際に外れるように構成されるカバー部材を備えている。
本発明に関わる表示装置によれば、落下衝突時の衝撃を吸収しその機能を維持し、信頼性を向上し得る表示装置を実現できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、第1実施形態、第3〜第9実施形態は、参考の実施形態である。
<<第1実施形態>>
本発明を適用した壁掛け用の液晶テレビ10(以下、壁掛けテレビ10と称す)は、その前面図の図1(a)に示すように、映像を表示する表示画面Gと、該表示画面Gの周囲を囲むABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン)等の樹脂性の筐体1と、該筐体1の上端面両側部に配設され壁掛けテレビ10を壁等に吊り下げるための一対の吊り下げ用フックhkと、筐体1の下部の両角部1a1を覆い保護する態様で配設される一対の対称形の緩衝体2、2とを備えている。
なお、筐体1の下部とは、筐体1における重力方向の下側に位置する部分、すなわち筐体1における鉛直方向の下部をいう。
この表示画面Gに映像を表示するに際しては、液晶パネル7において、電圧をかけた液晶層(図示せず)に後方から光を透過させカラーフィルタ(図示せず)の各画素を照射し発色させ、映像を表示している。
図1(a)のA−A線断面概念的構成図の図1(b)に示すように、壁掛けテレビ10は、映像に応じた電圧が印加される液晶層に後方から光を透過させカラーフィルタの各画素を発色させ映像を表示する液晶パネル7と、両側方に配置され液晶パネル7を透過させる光を発光する発光ダイオード等の光源部kと、両側方の光源部kからの光を取り入れ光を拡散させ矢印α1のように前方への光に導くための導光板8と、導光板8の裏面側(図1(b)の紙面上側)に配設され導光板8の裏面側に逃げた光を乱反射させ前方向き(矢印α1方向)の光とする反射シート9と、反射シート9で反射した光などの導光板8を透過した光を前方向き(矢印α1方向)の液晶パネル7を照射する均一な光とする光学フィルムfとを備え構成されている。
上記構成により、液晶パネル7に映像を表示することから、液晶パネル7は、言わば、表示画面Gを有している。
この液晶パネル7における液晶層は、一対の基板(図示せず)間に挟持されており、また、この液晶パネル7を狭持する態様で一対の偏光板(図示せず)が配置されている。
そして、耐擦性が高く液晶パネル7を保護する透明な保護板pと、この保護板p側に設けられた偏光板との間には、両者を接合する接合層(図示せず)が形成されている。
また、この接着層として透明で且つエラストマ性を有し、液晶パネル7を保護する透明な保護板pの間の映像エリア全域に形成したものを透明な有機物媒体層とすると、この層は液晶パネル7に加わる衝撃を保護板p、透明な有機物媒体層にも伝え、液晶パネル7にかかる衝撃を緩和することにより液晶パネル7自身の耐衝撃性が向上する。更に、透明な有機物媒体層を設けることにより保護板pの裏面、及び偏光板の界面由来の反射が大幅に低減し、映り込みの少ない画像を提供できる。
なお、液晶パネル7および保護板pは、矩形の平板状の形状を有しており、保護板pは、透明なガラス、透明なアクリル等を用いて製造されている。
図1(a)に示す壁掛けテレビ10を落下の衝撃から保護するための緩衝体2は、図1(a)のB−B線断面図の図1(c)に示すように、ゴム等の弾性材または衝撃吸収作用を有する材料等を用いて内部に空隙2aを有する中空状に成形されている。
この緩衝体2は、図1(a)に示すように、前面視で、筐体1の側面1sの下端部に沿って延在し該側面1sの下端部を保護するための側緩衝部2sと、筐体1の下面1uの側端部に沿って延在して該下面1uの側端部を保護するための下緩衝部2uとを有している。
さらに、緩衝体2は、図1(c)に示すように、筐体1の前面1zの下部側端部に沿って延在し該筐体1の前面1zを保護するための前面緩衝部2zと、筐体1の後面1bの下部側端部に沿って延在し該筐体1の後面1bを保護するための後面緩衝部2bとを有しており、外面2gは、外側に突出した曲率を有する横断面形状に形成されている。
緩衝体2に前面緩衝部2zを設けることにより、壁掛けテレビ10を落下した際に、筐体1の前面1zが破損することを抑制できる。同様に、後面緩衝部2bを設けることにより、壁掛けテレビ10を落下した際に、筐体1の後面1bが破損することを抑制できる。
なお、緩衝体2の前面緩衝部2zおよび後面緩衝部2bを設けることなく構成することも可能である。すなわち、緩衝体2の前面2z1を筐体1の前面1zと略同一面に形成し、また、緩衝体2の後面2b1を筐体1の後面1bと略同一面に形成してもよい。この構成によれば、筐体1および緩衝体2の前面、後面がそれぞれ同一面となるので、形状が簡素化され、意匠性が向上する。
なお、緩衝体2の母材としては、ブタジエンゴム、ネオプレンゴム、イソプレンゴム等のゴム以外に独立気泡体のスポンジ等の弾性材を用いることができる。ゴム、スポンジ等を用いることにより、その弾性作用、粘性抵抗などにより、落下の衝撃を吸収することができる。
これらのゴム、スポンジ等は、コストが安く、緩衝体2に要求される硬さに合わせて材料が選定できる利点がある。
或いは、シリコーンを主原料とするゲル材料、例えば、タイカ社製のアルファゲル(商品名)を用いることができる。
このゲル材料は、一般のゴムに比べて伸縮性が高く、衝撃を受けると粘弾性変形して衝撃を吸収する、すなわち、衝撃を受けると大きく変形して衝撃のエネルギを吸収するとともに、落下エネルギの一部を内部の粘性抵抗による熱に変える。このため、ゲル材料を用いた緩衝体2は、体積当りの吸収できるエネルギ量が大きく、緩衝体のサイズを小型化できるとともに、衝撃の高周波成分の吸収に優れ、液晶パネル7等の脆性構造体の保護効果が高い。
その他、緩衝体2は、ダンボール、模型飛行機等に使用される木材のバルサ等を適用することができる。これらの材料は衝撃の吸収効率が高いので、緩衝体2を小さくでき、限られたスペースに形成できる。例えば、他の材料を用いて緩衝体2を製造した場合の半分の大きさで形成することが可能である。
但し、一度落下して衝撃を受けると、グズグズと潰れ座屈変形し不可逆であるので、再使用することが困難な場合には、スペアの新しい緩衝体2に取り変えるとよい。
以上、緩衝体2の母材例について説明したが、落下の衝撃の吸収作用を有すれば、これらの材料に限定されるものではない。
緩衝体2は、筐体1にエポキシ系の接着剤等を用いて接着され接合されたり、或いは、アクリル系の厚手の両面テープを介して接合されたり、或いは、スポンジ状の伸縮性、柔軟性に富む厚手の両面テープ等を介して接合されている。
なお、緩衝体2の筐体1への接合方法は、これらに限定されないが、伸縮性、柔軟性に富む厚手の両面テープを用いた場合、異なる接合面の凹凸に該両面テープが沿い易く異種物質を着け易いため、より好適である。
図1(d)は、図1(c)に示す中空構造の緩衝体2内の空隙2aを無くした中実構造の緩衝体12を示している。なお、図1(d)は、中実構造の緩衝体12を示す図1(a)のB−B線断面図である。
これ以外の構成は、中空構造の緩衝体2と同様な構成であるから、緩衝体2の構成部分の符号に、10番台の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
なお、緩衝体12の前面緩衝部12zおよび後面緩衝部12bを設けることなく構成することも可能である。すなわち、緩衝体12の前面12z1を筐体11の前面11zと略同一面に形成し、また、緩衝体12の後面12b1を筐体11の後面11bと略同一面に形成してもよい。この構成によれば、筐体11および緩衝体12の前面、後面がそれぞれ同一面となるので、形状が簡素化され、意匠性が向上する。
<中空構造の緩衝体2および中実構造の緩衝体12の製造方法>
次に、図1(c)に示す中空構造の緩衝体2を、例えばゴムを用いて製造する方法について、図2を用いて説明する。なお、図2は、中空構造の緩衝体2の製造工程の推移を示す概念的横断面図である。
まず、図2(a)に示すように、所定の寸法の管状のゴムチューブGcを準備する。
続いて、図2(b)に示すように、緩衝体2の外形状が形成された上型Uおよび下型S間に、上記ゴムチューブGcを配置して、白抜き矢印のように挟み込む。
続いて、図2(c)に示す状態で、約120度前後に加熱し、ゴムチューブGcを溶融し、上型Uおよび下型Sで形成される緩衝体2の外形状に成形した後に冷却する。
続いて、図2(d)に示すように、上型Uおよび下型Sを白抜き矢印でように外すと、ゴム製の中空構造の緩衝体2が製造される。
一方、中実構造の緩衝体12は、例えば、図1(d)、図1(a)に示す緩衝体12の外形状を有する型内に、緩衝体12の液状の原材料を入れて成形することができる。
このように成型された中空構造の緩衝体2および中実構造の緩衝体12は、例えば、ゴムで成型された場合、カーボンブラック、ニグロシン等の黒色の色素により、黒色であるのが一般的である。
これに対して、壁掛けテレビ10の表示画面Gの周囲を囲む筐体1は、デザイン上、例えば、シルバー、グレー等の色彩を有しており、黒色の緩衝体2、12をそのまま用いると、両者の色合いの違いから、ユーザに違和感を与えるおそれがある。
そこで、図3(a)に示すように、中空構造の緩衝体2の表面に、筐体1の色等の壁掛けテレビ10の本体のデザインにマッチした色の光沢フィルムCfをコーティングするとよい。
同様に、図3(b)に示すように、中実構造の緩衝体12の表面に、筐体11の色等の壁掛けテレビ10の本体のデザインにマッチした色の光沢フィルムCfをコーティングするとよい。
なお、図3(a)は、図1(c)に示す中空構造の緩衝体2の表面に光沢フィルムCfをコーティングした状態を示すB−B線断面図であり、図3(b)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体12の表面に光沢フィルムCfをコーティングした状態を示す図1(a)のB−B線断面図である。
なお、緩衝体2、12に、壁掛けテレビ10のデザインにマッチした色を用いることができれば、緩衝体2、12の表面に、光沢フィルムCfをコーティングしなくてもよい。
上記構成によれば、壁掛けテレビ10の下側の両角部1a1に、緩衝体2、12を設けるので、壁掛けテレビ10が床等に落下した場合に、先に、緩衝体2、12が床等に衝突し、壁掛けテレビ10の本体への落下の衝撃を和らげるので、壁掛けテレビ10の損壊を抑制できる。
また、壁掛けテレビ10に中空構造の緩衝体2を設けた場合には、内部に空隙2aを有するので、変形代が大きくとれ、衝撃吸収能力に優れる。そのため、壁掛けテレビ10の重量が大きい場合に、衝撃吸収能力に優れることから特に有効である。
なお、壁掛けテレビ10の重量が大きい場合は、硬い材料を適用し、衝撃吸収能力を高めるとよい。
また、壁掛けテレビ10に中実の緩衝体12を設けた場合には、緩衝体12の外形状が形成された型に、例えば、ゴム等の液状の原材料を流し込んで成形できるので、安いコストで製造が可能であり、コスト低減が可能である。
また、緩衝体2、12の表面に、壁掛けテレビ10の本体デザインとの連続性が高い光沢フィルムCfを形成することにより、意匠性の向上を図ることが可能である。
従って、落下衝突時の衝撃を吸収し損壊を抑制でき、壁掛けテレビ10の信頼性の向上を図れるとともに、見映えがよく商品性に優れる壁掛けテレビ10を実現できる。
なお、図1(a)では、緩衝体2の外面2gが、筐体1の側面1sおよび下面1uから外方に突出する形状を例示しているが、緩衝体2の側緩衝部2sの外面2gを筐体1の側面1sと略同一面に形成するとともに、緩衝体2の下緩衝部2uの外面2gを筐体1の下面1uと略同一面に形成してもよい。
この構成によれば、緩衝体2の外面2gが、筐体1の側面1sおよび下面1uから外方に突出することなく連続性を有した形状なので、意匠性に優れる。また、取り扱い上、壁掛けテレビ10の本体構造の制約が少ないという利点がある。
<第1実施形態の第1変形形態>
次に、第1実施形態の第1変形形態について、図4(a)を用いて説明する。
図4(a)は、図1(c)に示す中空構造の緩衝体2を変更した第1変形形態の緩衝体2'を示した図1(a)のB−B線断面図である。
図4(a)に示すように、第1変形形態の中空構造の緩衝体2'は、筐体1'への取り付け強度をより高くした構成である。
これ以外の構成は、第1実施形態の構成と同様であるから、同様な構成要素の符号に'(ダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
図4(a)に示すように、第1変形形態の緩衝体2'は、筐体1'への取り付け強度を高くするために先端にいくに従って先太となる形状の取り付け突出部2t'を有する横断面形状に形成されている。
これに対応して、筐体1'における緩衝体2'の取り付け部となる側面1s'の下端部および下面1u'の側端部に沿って、横断面で、緩衝体2'の突出取り付け部2t'と略同一または若干小さい寸法の取り付け凹部1o1'を形成している。
この構成により、緩衝体2'の取り付け突出部2t'を、筐体1'の取り付け凹部1o1'に緩衝体2'を弾性変形させて嵌入し、図4(a)、図1に示すように、緩衝体2'を筐体1'の下側の両角部に取付けている。なお、この取付けに際しては、前記の接着剤、アクリル系の厚手の両面テープ、スポンジ状の厚手の両面テープ等を用いて、固定を強化することが可能である。
なお、筐体1'の取り付け凹部1o1'は、側面の下端部および下面の側端部に沿って、連続して設けてもよいし、断続的に設けてもよい。これに対応して、緩衝体2'の取り付け突出部2t'を、側面の下端部および下面の側端部に沿って、連続して設けてもよいし、断続的に設けてもよい。
第1変形形態によれば、緩衝体2'の取り付け突出部2t'を、筐体1'の取り付け凹部1a1'に緩衝体2'を弾性変形させて嵌入し、筐体1'に取り付けるので、緩衝体2'の筐体1'への取り付け強度が向上する。
<第1実施形態の第2変形形態>
次に、第1実施形態の第2変形形態について、図4(b)を用いて説明する。
図4(b)は、図1(c)に示す中空構造の緩衝体2の第2変形形態の緩衝体2''を示した図1(a)のB−B線断面図である。
図4(b)に示す中空構造の第2変形形態の緩衝体2''は、筐体1''の端縁部を保護するするとともに、筐体1''への取り付け強度を高くした構成である。
これ以外の構成は、第1実施形態の構成と同様であるから、同様な構成要素の符号に''(ダブルダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
第2変形形態では、図4(b)に示すように、筐体1''における下側の緩衝体2''の取り付け部である両角部の側面の下端部および下面の側端部に沿って、横断面で、筐体1''の前面1z''から前方(図4(b)の紙面左側)に突出する端縁部の取り付け突出部1t1''と、筐体1''の後面1b''から後方(図4(b)の紙面右側)に突出する端縁部の取り付け突出部1t2''とを形成している。
これに対応して、図4(b)に示すように、緩衝体2''における筐体1''の取り付け突出部1t1''、1t2''にそれぞれ対応して取り付け凹部2o1''、2o2''を形成している。
この構成により、緩衝体2''の取り付け凹部2o1''、2o2''を、それぞれ筐体1'の取り付け突出部1t1''、1t2''に緩衝体2''を弾性変形させて嵌入し、図4(b)、図1に示すように、緩衝体2''を筐体1''の両角部1a''に取付けている。
なお、この取付けに際して、前記の接着剤、アクリル系の厚手の両面テープ、スポンジ状の厚手の両面テープ等を用いて、固定を強化することが可能である。
なお、筐体1''の取り付け突出部1t1''、1t2''は、側面の下端部および下面の側端部に沿って、連続して設けてもよいし、断続的に設けてもよい。これに対応して、緩衝体2''の取り付け凹部2o1''、2o2''を、側面1s''の下端部および下面1u''の側端部に沿って、連続して設けてもよいし、断続的に設けてもよい。
第2変形形態によれば、緩衝体2''の取り付け凹部2o1''、2o2''を、筐体1''の取り付け突出部1t1''、1t2''に緩衝体2''を弾性変形させて嵌入し、筐体1''に取付けるので、筐体1''の端縁部の取り付け突出部1t1''、1t2''が保護されるとともに、緩衝体2''の筐体1''への取り付け強度が向上する。
<第1実施形態の第3変形形態>
次に、第1実施形態の第3変形形態について、図5(a)を用いて説明する。
図5(a)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体12を変更した第3変形形態の緩衝体12'を示した図1(a)のB−B線断面図である。
図5(a)に示すように、第3変形形態の緩衝体12'は、中実の構成であるとともに、横断面で、外面の中央部に外方に突出する突き出し部12t'を形成するとともに、この突き出し部12t'を頂点とした略三角形状に形成している。
これ以外の構成は、第1実施形態の図1(d)の構成と同様であるから、図1(d)に示した構成要素のうち同様な構成要素の符号に'(ダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
第3変形形態によれば、緩衝体12'が、少ない原材料で形成可能でありコンパクトな構成ながら、所定の衝撃吸収効果が得られる。
<第1実施形態の第4変形形態>
次に、第1実施形態の第4変形形態について、図5(b)を用いて説明する。
図5(b)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体12を変更した第4変形形態の緩衝体12''を示した図1(a)のB−B線断面図である。
図5(b)に示すように、第4変形形態の緩衝体12''は、中実の構成であるとともに、横断面で、外方に上辺12u''を有するとともに内方に下辺12s''を有する台形の形状に形成したものである。
これ以外の構成は、第1実施形態の図1(d)の構成と同様であるから、図1(d)に示した構成要素のうち同様な構成要素の符号に''(ダブルダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
第4変形形態によれば、緩衝体12''が、横断面で台形形状を成すので、第3変形形態の三角形状の構成より形状が大きく、以って変形代が大きく、衝撃吸収効果が高まる。
<第1実施形態の第5変形形態>
次に、第1実施形態の第5変形形態について、図5(c)を用いて説明する。
図5(c)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体12を変更した第5変形形態の緩衝体12'''を示した図1(a)のB−B線断面図である。
図5(c)に示すように、第5変形形態の緩衝体12'''は、中実の構成であるとともに、横断面で矩形状の形状に形成したものである。
これ以外の構成は、第1実施形態の図1(d)の構成と同様であるから、図1(d)に示した構成要素のうち同様な構成要素の符号に'''(トリプルダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
第5変形形態によれば、緩衝体12'''は、横断面で矩形状の形状であるので、大きな形状を有することから変形代が大きく、落下の衝撃吸収効果が大である。
<<第2実施形態>>
次に、第2実施形態について、図6、図7を用いて説明する。
なお、図6(a)は、第2実施形態の壁掛けテレビ20の前面図であり、図6(b)は、第2実施形態の壁掛けテレビ20が誤って落下し床面Y等に衝突した状態を示す前面図である。
図6(a)に示すように、第2実施形態の壁掛けテレビ20は、筐体21の下側の両角部21a1を、前面視で面取りした形状に形成し、この面取り形状の両角部21a1に、前面視で略三角形状の緩衝体22a、22bを形成したものである。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様な構成要素の数字符号には、20番台の数字符号を付して示し、また、第1実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
第2実施形態の壁掛けテレビ20は、筐体21の下側の両角部21a1を、前面視で面取りした形状に面取り面21mを形成するとともに、筐体21の外形状に沿った形状の一対の緩衝体22a、22bを、それぞれ面取り面21mに接合している。
これらの一対の緩衝体22a、22bは、図6(a)に示すように、壁掛けテレビ20の鉛直方向に延びる中心面cに対して、面対称の形状に形成されている。
この緩衝体22aは、前面視で、筐体21の側面21sと略同一面を成す側外面22a2と、筐体21の下面21uの下方に突き出すとともに下面21uと略平行な形状の下外面22a1とを有する略三角形状に形成されており、筐体21に対して変形代となる肉厚を厚く(図6(a)の紙面の上下左右方向、特に衝撃を受ける方向の上下方向)形成している
なお、図6(a)に示す緩衝体22aのC−C線断面は、図1(c)、図1(d)、図4、図5に示す形状と同様な形状に形成されている。
同様に、緩衝体22bは、前面視で、筐体21の下面21uの下方に突き出すとともに下面21uに沿う形状の下外面22b1と筐体21の側面21sに沿った形状の側外面22b2とを有する略三角形状に形成されており、筐体21に対して変形代となる肉厚を厚く(図6(a)の紙面の上下左右方向)形成している
なお、図6(a)に示す緩衝体22bのC−C線断面は、図1(c)、図1(d)、図4、図5に示す形状と同様な形状に形成されている。
緩衝体22a、22bの母材としては、前記のブタジエンゴム、ネオプレンゴム、イソプレンゴム等のゴム以外に独立気泡体のスポンジ等の弾性材、シリコーンを主原料とするゲル材料、ダンボール、木材のバルサを適用することができる。なお、緩衝体22a、22bの母材としては、落下の衝撃の吸収作用を有すれば、これらの材料に限定されるものではない。
緩衝体22a、22bは、筐体21に、エポキシ系等の接着剤、アクリル系の厚手の両面テープ、スポンジ状の伸縮性、柔軟性に富む厚手の両面テープ等を介して、両角部21a1の面取り面21mに接合されている。なお、緩衝体22a、22bの筐体1への接合方法は、これらに限定されない
この緩衝体22a、22bが設けられた壁掛けテレビ20が、図6(b)に示すように、床面Y等に誤って落下した場合、図6(a)に示す前面視で、緩衝体22a、22bは、筐体21に対して肉厚が厚く変形代が大きく形成されているため、壁掛けテレビ20の落下の衝撃を、緩衝体22aが変形することにより、充分に減衰して吸収し、壁掛けテレビ20の本体への衝撃を大きく緩和し、その損壊を大きく抑制することができる。
また、壁掛けテレビ20は、図7(a)に示すように、その下側の両角部21a1に設けた緩衝体22a、22bの手前にカバー部材であるスピ−カSp1、Sp2を配置し、緩衝体22a、22bをユーザから隠し、見映えを良くすることもできる。なお、緩衝体22a、22bの手前とは、緩衝体22a、22bの外方近傍の位置を意味する。
なお、図7(a)は、壁掛けテレビ20の下側の両角部21a1の緩衝体22a、22bの手前にスピ−カSp1、Sp2を配置した構成を示す前面図であり、図7(b)は、スピ−カSp1、Sp2を設けた壁掛けテレビ20においてスピ−カSp2を外した状態を示した前面図であり、また、図7(c)は、図7(b)のD−D線断面図である。
図7(b)、図7(c)に示すように、スピ−カSp1、Sp2を配置するための構成として、筐体21の下側の両角部21a1(図6(a)参照)のスピ−カSp1、Sp2を配置する箇所に、磁石m1、m2が設置される。
一方、スピ−カSp1、Sp2には、それぞれ磁石m1、m2に対向する位置に、鋼板等の磁性体の部材(図示せず)が設置されるとともに、壁掛けテレビ20の本体に配設されその電源部(図示せず)に電気的に接続されるコネクタに、差し込まれる電源コード(図示せず)が設置されている。
この構成により、図7(a)に示すように、壁掛けテレビ20の使用時には、スピ−カSp1、Sp2の電源コードがそれぞれ壁掛けテレビ20の上記コネクタに差し込まれるとともに、それぞれの磁性体の部材が磁石m1、m2(図7(b)、図7(c)参照)に吸い付けられ、スピ−カSp1、Sp2が、壁掛けテレビ20に設けられた緩衝体22a、22bの手前に配設されている。
この構成の壁掛けテレビ20が誤って落下し床面等に衝突した場合には、例えば、スピ−カSp2が床面等の据付面に衝突するが、スピ−カSp1、Sp2は、磁石m1、m2の磁力により付けられ、取り外し自在な構成であるから、落下の衝撃により容易かつ円滑に、図7(b)に示すように、壁掛けテレビ20の本体から外れ、緩衝体22bにより、落下の衝撃を吸収することができる。
上記構成によれば、図6(a)に示すように、壁掛けテレビ20の下側の両角部21a1を面取り状に面取り面21mを形成し、この面取り面21mに略三角形状の緩衝体22a、22bをそれぞれ接合し配設したので、変形代が大きくとれ衝撃吸収性能が高い。
そのため、壁掛けテレビ20が誤って落下した場合に、落下の衝撃を緩衝体22a、22bで大きく吸収することが可能であり、壁掛けテレビ20の損壊防止効果が大である。
また、緩衝体22a、22bの手前にスピ−カSp1、Sp2を磁力を以って配設することにより、見映えをよくし意匠性の向上を図れる。
また、壁掛けテレビ20が誤って落下した場合、スピ−カSp1、Sp2が容易に外れ、スピ−カSp1、Sp2の故障が防止され、かつ、壁掛けテレビ20への落下の衝撃を、緩衝体22a、22bで吸収し、損壊を抑制できる。
なお、本形態においては、緩衝体22a、22bの手前にスピ−カSp1、Sp2を配置して、緩衝体22a、22bをユーザから視認されないようにする場合を例示して説明したが、スピ−カSp1、Sp2に代替して、スピ−カSp1、Sp2以外のポリカーボネート板、アクリル板、ABS等の樹脂、アルミ、ステンレス鋼板等の金属、ゴム等で形成したカバー部材を配設して、緩衝体22a、22bをユーザの視線から隠すようにしてもよい。
この場合、カバー部材に鋼板等の磁性体の部材を設置して、壁掛けテレビ20の本体に設置した磁石m1、m2(図7(b)、(c)参照)に、カバー部材の磁性体の部材を吸引させ、カバー部材を壁掛けテレビ20の本体に配設し、緩衝体22a、22bがユーザから見えなくなるようにする。
なお、カバー部材側に磁石を配置し、壁掛けテレビ20の本体側に磁性体の部材を配置してもよい。
また、本形態においては、スピ−カSp1、Sp2を含むカバー部材を、磁力を以って壁掛けテレビ20に配設する場合を例示したが、この構成に代替して、落下の衝撃を以って円滑に外れるような樹脂の弾性変形、金属バネの弾性変形等を用いた機構を適用することも可能であり、磁石m1、m2を用いた機構に限定されるものではない。
なお、図6(a)に示すように、本実施形態の緩衝体22aは、前面視で、その下外面22a1が筐体21の下面21uの下方に突き出すとともに下面21uと略平行の形状の場合を例示したが、緩衝体22aの下外面22a1を筐体21の下面21uと略同一面に形成するとともに、緩衝体22aの側外面22a2を筐体21の側面21sと略同一面に形成してもよい。
同様に、本実施形態の緩衝体22bは、図6(a)に示すように、前面視で、その下外面22b1が筐体21の下面21uの下方に突き出すとともに下面21uと略平行の形状の場合を例示したが、緩衝体22bの下外面22b1を筐体21の下面21uと略同一面に形成するとともに、緩衝体22bの側外面22b2を筐体21の側面21sと略同一面に形成してもよい。
この構成によれば、緩衝体22a、22bの下外面22a1、22b1および側外面22a2、22b2が、筐体21の下面21uおよび側面21sからそれぞれ外方に突出することなく連続性を有した形状なので、意匠性に優れる。また、取り扱い上、壁掛けテレビ20の本体構造の制約が少ないという利点がある。
<第2実施形態の変形形態>
次に、第2実施形態の変形形態について、図8を用いて説明する。なお、図8は、第2実施形態の変形形態の壁掛けテレビ20'の前面図である。
図8に示すように、変形形態の壁掛けテレビ20'は、表示画面Gを視認する方向の前面視で、第2実施形態における両角部21a1に設けた緩衝体22a、22bの央部にそれぞれ空隙部22a1'、22b1'を設け、アーチ構造の緩衝体22a'、22b'としたものである。なお、緩衝体22a'、22b'の央部とは、前面視で、緩衝体22a'、22b'の中程、真ん中のことをいう。
これ以外の構成は、第2実施形態と同様な構成であるから、同様な構成要素の符号に'(ダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
上記構成によれば、緩衝体22a'、22b'の央部にそれぞれ空隙部22a1'、22b1'を設けたので、壁掛けテレビ20'が誤って落下した場合の変形代が大きく、衝撃吸収能力に優れる。そのため、壁掛けテレビ20'の落下による損壊の抑制効果が大きい。
また、アーチ構造の緩衝体22a'、22b'は、製造が容易であり、生産コストが低廉である。
加えて、アーチ構造の緩衝体22a'、22b'は、壁掛けテレビ20'の本体形状にフィットした形であり、見映えがよく、意匠性が良好である。
なお、アーチ構造の緩衝体22a'、22b'を、上部の両角部21a2'にも設けてもよい。この場合、壁掛けテレビ20'が逆さになって落下した場合にも、落下の衝撃を吸収し、損壊を抑制でき、壁掛けテレビ20'の損壊抑制効果を更に高めることが可能である。
なお、本変形形態においては、図8に示すように、緩衝体22a'、22b'のそれぞれの外面22ag'、22bg'を筐体21'の下面21u'から突出する形状を例示したが、緩衝体22a'、22b'のそれぞれの外面22ag'、22bg'を筐体21'の下面21u'および側面21s'と略同一面になる形状に形成してもよい。
この構成によれば、緩衝体22a'、22b'のそれぞれの外面22ag'、22bg'が、筐体21'の下面21u'および側面21s'からそれぞれ外方に突出することなく連続性を有した形状なので、意匠性に優れる。また、取り扱い上、壁掛けテレビ20'の本体構造の制約が少ないという利点がある。
また、この構成において、緩衝体22a'、22b'を除いた筐体21'の上面21n'、下面21u'、および両側面21s'の全周に亘って、緩衝体を設けてもよい。
この構成によれば、壁掛けテレビ20'の全周に緩衝体を有するので、壁掛けテレビ20'が逆さになって落下した場合にも、落下の衝撃を吸収でき、破損リスクはより少ない。
また、上面21n'および下面21u'および両側面21s'の形態の連続性が確保され、意匠性に優れる。
<<第3実施形態>>
次に、第3実施形態について、図9を用いて説明する。なお、図9は、第3実施形態の壁掛けテレビ30の前面図である。
図9に示すように、第3実施形態の壁掛けテレビ30は、図1に示す第1実施形態の壁掛けテレビ10における下部の両角部1a1の緩衝体2、2と同様な構成の緩衝体32、32を、筐体31の下部の両角部31a1に設けるとともに、この緩衝体32、32と壁掛けテレビ30の水平方向の中心面chに対し面対称であって同様な構成の緩衝体33、33を、筐体31の上部の両角部31a2に設けたものである。
なお、壁掛けテレビ30の筐体31の上部とは、筐体31における重力方向の上側に位置する部分、すなわち筐体31における鉛直方向の上部をいう。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様な構成要素の数字符号には、30番台の数字符号を付して示し、第1実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
上記構成によれば、壁掛けテレビ30の下部の両角部31a1の緩衝体32、32に加え、上部の両角部31a2に緩衝体33、33を設けたので、壁掛けテレビ30が逆さになって床面等に落下した場合も、上部の両角部31a2の緩衝体33、33の何れかが床面等に衝突し、落下の衝撃を吸収し、壁掛けテレビ30の損壊を抑制することができる。そのため、壁掛けテレビ30の逆さ落下にも対応でき、壁掛けテレビ30の破損リスクをより低下することが可能である。
なお、第1実施形態で奏する作用効果は、同様に奏する。
なお、本形態においては、図9に示すように、前面視で、緩衝体32の外面32gが、筐体31の側面31sおよび下面31uから外方に突出するとともに、緩衝体33の外面33gが、筐体31の側面31sおよび上面31nから外方に突出する場合を例示して説明したが、緩衝体32の外面32gが、筐体31の側面31sおよび下面31uと略同一面となるように形成するとともに、緩衝体33の外面33gが、筐体31の側面31sおよび上面31nと略同一面となるように形成してもよい。
すなわち、緩衝体32、33を筐体31の角部31a1、31a2に配置し、筐体31と緩衝体32、33で矩形の形状を成すように構成にしてもよい。
この構成によれば、緩衝体32、33のそれぞれの外面32g、33gが、筐体31の側面31sおよび下面31uおよび上面31nからそれぞれ外方に突出することなく連続性を有した形状なので、意匠性に優れる。また、取り扱い上、壁掛けテレビ30の本体構造の制約が少ないという利点がある。
なお、図9においては、緩衝体32、33を壁掛けテレビの下部の両角部31a1、上部の両角部31a2に設けた場合を例示したが、同一幅(図9の紙面の左右方向の寸法、上下方向の寸法)の緩衝体を壁掛けテレビの外周部の全周、すなわち壁掛けテレビの筐体の外周部の全周(図に二点鎖線で示す)に亘って設けることも可能である。
この構成によれば、壁掛けテレビ30の上面31n、下面31u、および両側面31sに同一幅の緩衝体が設けられるので、形態の連続性が確保され、意匠性に優れる。
また、壁掛けテレビ30が落下して、壁掛けテレビ30の外周部の何れの箇所が床面等に衝突した場合にも、落下の衝撃を外周部の緩衝体で柔らげることができ、壁掛けテレビ30の破損、損壊を抑制することが可能である。
<<第4実施形態>>
次に、第4実施形態について、図10(a)を用いて説明する。なお、図10(a)は、第4実施形態の壁掛けテレビ40の前面図である。
第4実施形態の壁掛けテレビ40は、図6(a)に示す第2実施形態の壁掛けテレビ20における下部の両角部21a1の略三角形状の緩衝体22、22と同様な構成の略三角形状の緩衝体42、42を下部の両角部41a1に設けるとともに、図9に示す第3実施形態の上部の両角部31a2に設けた緩衝体33、33と同様な構成の緩衝体43、43を、壁掛けテレビ40の上部の両角部41a2に設けた構成である。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様な構成要素の数字符号には、40番台の数字符号を付して示し、第1実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
上記構成によれば、下部の両角部41a1の緩衝体42、42に加え、上部の両角部41a2に緩衝体43、43を設けたので、壁掛けテレビ40が逆さになって床面等に落下した場合も、上部の両角部41a2の緩衝体43、43の何れかが床面等に衝突し、落下の衝撃を吸収し、壁掛けテレビ40の損壊を抑制することができる。そのため、壁掛けテレビ40の逆さ落下にも対応でき、壁掛けテレビ40の破損リスクをより低下することが可能である。
なお、第2実施形態で奏する作用効果は、同様に奏する。
なお、本形態においては、図10(a)に示すように、前面視で、緩衝体42の外面42gが、筐体41の側面41sおよび下面41uから外方に突出するとともに、緩衝体43の外面43gが、筐体41の側面41sおよび上面41nから外方に突出する場合を例示して説明したが、緩衝体42の外面42gが、筐体41の側面41sおよび下面41uと略同一面となるように形成するとともに、緩衝体43の外面43gが、筐体41の側面41sおよび上面41nと略同一面となるように形成してもよい。
この構成によれば、緩衝体42、43のそれぞれの外面42g、43gが、筐体41の側面41sおよび下面41uおよび上面41nからそれぞれ外方に突出することなく連続性を有した形状なので、意匠性に優れる。また、取り扱い上、壁掛けテレビ40の本体構造の制約が少ないという利点がある。
<第4実施形態の変形形態>
次に、第4実施形態の変形形態について、図10(b)を用いて説明する。なお、図10(b)は、第4実施形態の変形形態の壁掛けテレビ40'の前面図である。
変形形態の壁掛けテレビ40'は、第4実施形態の壁掛けテレビ40の下部の両角部41a1に設けた緩衝体42と同様な構成の略三角形状の緩衝体42'を、下部の両角部41a1'に設け、この略三角形状の緩衝体42'と壁掛けテレビ40'の水平方向の中心面chに対して面対称であって同様な構成の緩衝体43'を上部の両角部41a2'に設けた構成である。
これ以外の構成は、第4実施形態と同様な構成であるから、同様な構成要素の符号に'(ダッシ)を付して示し、詳細な説明は省略する。
上記構成によれば、下部の両角部41a1'の略三角形状の緩衝体42'に加え、上部の両角部41a2'に略三角形状の緩衝体43'を設けたので、壁掛けテレビ40'が逆さになって床面等に落下した場合も、上部の両角部41a2'の緩衝体43'の何れかが床面等に衝突し、落下の衝撃を吸収し、壁掛けテレビ40'の損壊を抑制することができる。
ここで、上部の両角部41a2'に設けた緩衝体43'は、略三角形状を有するので、筐体41'に対する変形代が大きく、壁掛けテレビ40'が逆さになって落下した場合も、大きな衝撃吸収効果が得られる。
そのため、壁掛けテレビ40'が逆さになって落下した場合にも充分に対応でき、壁掛けテレビ40'の破損リスクを大きく低下できる。
なお、第2実施形態で奏する作用効果は、同様に奏する。
なお、本形態においては、図10(b)に示すように、前面視で、緩衝体42'の外面42g'が、筐体41'の側面41s'および下面41u'から外方に突出するとともに、緩衝体43'の外面43g'が、筐体41'の側面41s'および上面41n'から外方に突出する場合を例示して説明したが、緩衝体42'の外面42g'が、筐体41'の側面41s'および下面41u'と略同一面となるように形成するとともに、緩衝体43'の外面43g'が、筐体41'の側面41s'および上面41n'と略同一面となるように形成してもよい。
この構成によれば、緩衝体42'、43'のそれぞれの外面42g'、43g'が、筐体41'の側面41s'および下面41u'および上面41n'からそれぞれ外方に突出することなく連続性を有した形状なので、意匠性に優れる。また、取り扱い上、壁掛けテレビ40'の本体構造の制約が少ないという利点がある。
なお、第1実施形態から第4実施形態においては、緩衝体を壁掛けテレビの下部の両角部、上部の両角部等に設けた場合を例示したが、壁掛けテレビの外周部の全周、すなわち壁掛けテレビの筐体の外周部の全周(図10(a)に二点鎖線で示す)に亘って設けることも可能である。
この構成によれば、壁掛けテレビの上面および下面および両側面の連続性が確保され、意匠性に優れる。
また、壁掛けテレビが落下して、壁掛けテレビの外周部の何れの箇所が床面等に衝突した場合にも、落下の衝撃を外周部の緩衝体で柔らげることができ、壁掛けテレビの破損、損壊を抑制することが可能である。
なお、緩衝体を、壁掛けテレビの外周部の全周、すなわち壁掛けテレビの筐体の外周部の全周に断続的に設けてもよい。
この場合も、緩衝体で落下の衝撃を柔らげ、壁掛けテレビの破損、損壊を抑制することができる。
<<第5実施形態>>
次に、第5実施形態について、図11を用いて説明する。なお、図11(a)は、第5実施形態の壁掛けテレビ50の前面図であり、図11(b)は、図11(a)に示す第5実施形態の壁掛けテレビ50の右側面図である。
第5実施形態の壁掛けテレビ50は、第1実施形態の壁掛けテレビ10における下部の両角部1a1の緩衝体2、2を、板バネで構成した緩衝体52、52に変更した構成である。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様な構成要素の数字符号には、50番台の符号を付して示し、第1実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
第5実施形態の緩衝体52は、例えば、ばね用ステンレス鋼帯(SUS301、SUS631等)を用いた板バネで形成された緩衝体であり、図11(a)、(b)に示すように、所定の幅寸法を有するとともに、一端部が平面状に形成された取り付け部52aと、該取り付け部52aに連続して形成され他方側に延び略円状の曲率を有した緩衝部52bと、該緩衝部52bに連続して形成され自由端部であり略平面状に形成されるスライド部52cとを有し構成されている。
これに対して、壁掛けテレビ50の筐体51の下面部51uの両側部には、一対の緩衝体52をそれぞれネジ止めして固定するための一対の雌ネジ(図示せず)が形成されている。
また、筐体51の両側面部51sの下部には、緩衝体52のスライド部52cがそれぞれ摺動するための一対の摺動孔51hが形成されており、該摺動孔51hは、蓋部材51fがネジ止め等によりそれぞれ側面部51sに取付けられ、その一部が閉塞されるとともに、緩衝体52のスライド部52cが入るための開口部51h1が開口されている。
この構成により、板バネの緩衝体52を筐体51に取り付けるに際しては、図11に示すように、緩衝体52のスライド部52cを、筐体51の側面51sの下部の摺動孔51hに嵌入するとともに、緩衝体52の取り付け部52aを、ネジnを筐体51の下面部51uの雌ネジに螺着することにより筐体51にネジ止めし、緩衝体52を筐体51に取り付ける。
上記構成によれば、壁掛けテレビ50が誤って床面等に落下した場合には、緩衝体52の略円状の曲率を有した緩衝部52bが床面等に衝突して、緩衝体52の緩衝部52bが弾性変形するとともに、緩衝体52のスライド部52cが摺動孔51h内を摺動し、落下の衝撃を吸収する。
すなわち、壁掛けテレビ50が落下するに際して、壁掛けテレビ50の位置エネルギは、壁掛けテレビ50の質量と、壁掛けテレビ50に加わる重力加速度と、壁掛けテレビ50の床面等からの距離との積によって表され、該位置エネルギが、板バネの緩衝体52の変形に伴う弾性エネルギ(一部、緩衝体52のスライド部52cの摺動摩擦による仕事を含む)と等価となることにより、壁掛けテレビ50の落下の衝撃を緩衝体52の変形等によって吸収することができる。
なお、この壁掛けテレビ50の位置エネルギと緩衝体52の変形に伴う弾性エネルギとの関係を用いることにより、緩衝体52の設計を行ったり、緩衝体52の変形代を計算したりすることができる。
ここで、緩衝体52は、略円状の曲率をもつ緩衝部52bを有しているため、壁掛けテレビ50が誤って床面等に落下した場合、図11(a)に示す形状から明らかなように、緩衝体52の略円状の曲率を有した緩衝部52bの何れの箇所が床面等に衝突しても、滑らかに衝撃力を受けることができる。
従って、板バネの緩衝体52を設けることにより、壁掛けテレビ50が落下した際の損壊を抑制できる。
また、緩衝体52の自由端のスライド部52cを、それぞれ筐体51の両側面部51sの摺動孔51hに嵌入するので、ユーザが板バネの緩衝体52によって傷付くことを未然に防止できる
なお、緩衝体52の自由端のスライド部52cを、筐体51の外側に設けてもよいことは言うまでもない。
<<第6実施形態>>
第6実施形態について、図12を用いて説明する。なお、図12(a)は、第6実施形態の図11(a)のE部拡大図であり、図12(b)は、図12(a)の右側面図である。
第6実施形態の壁掛けテレビ60は、第5実施形態で説明した緩衝体62の両側部に、ゴム、スポンジ等の弾性材の保護部材66a、66bを接着等により接合し、緩衝体62をそれぞれ保護部材66a、66bで挟んで構成し、緩衝体62をユーザから見えないように構成したものである。
これ以外の構成は、第1、5実施形態と同様であるから、第1、5実施形態と同様な構成要素の数字符号には、60番台の符号を付して示し、第1、5実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
上記構成によれば、緩衝体62が保護部材66a、66bによって挟まれ、ユーザから見えないように構成されるので、意匠性が向上する。
また、壁掛けテレビ60の落下の衝撃が、緩衝体62に接合される弾性材の保護部材66a、66bの変形による弾性エネルギ、粘性抵抗等により吸収され、衝撃が緩和される。
<第6実施形態の変形形態>
第6実施形態の変形形態について、図13を用いて説明する。なお、図13(a)は、第6実施形態の変形形態の図11(a)のE部拡大図であり、図13(b)は、図13(a)の右側面図である。
第6実施形態の壁掛けテレビ60'は、第5実施形態で説明した緩衝体62'を、ゴム、スポンジ等の弾性材の保護部材66'で覆って構成し、緩衝体62'をユーザから見えないように構成したものである。
これ以外の構成は、第1、5実施形態と同様であるから、第1、5実施形態と同様な構成要素の数字符号には、60番台の符号に'(ダッシ)を付して示し、第1、5実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
上記構成によれば、緩衝体62'が保護部材66'に覆れ、ユーザから見えないように構成されるので、意匠性が向上する。
<<第7実施形態>>
次に、第7実施形態について、図14を用いて説明する。なお、図14(a)は、第7実施形態の壁掛けテレビ70の前面図であり、図14(b)は、図14(a)のF−F線断面拡大図である。
図14(a)に示すように、第7実施形態の壁掛けテレビ70は、筐体71の下部の両側の角部71a1に、中空構造の緩衝体72(図14(b)参照)を一対、設けており、さらに、前面視で、壁掛けテレビ70の外周から突出するとともに、壁掛けテレビ70より大きな寸法の化粧パネルKを、壁掛けテレビ70に対して着脱自在に、壁掛けテレビ70の手前に配設したものである。なお、壁掛けテレビ70の手前とは、壁掛けテレビ70の表示画面G側の前外方近傍の位置を意味する。
これ以外の構成は、第1実施形態の第1変形形態(図4(a)参照)、第1実施形態(図1参照)と同様であるから、第1実施形態と同様な構成要素の数字符号には、70番台の数字符号を付して示し、第1実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
図14(a)に示すように、第7実施形態の緩衝体72は、前面視で、筐体71の下面71uおよび側面71sと略同一面を成す略三角形の形状に形成されるとともに、図14(b)に示すように、筐体71の前面71および下面71uと略同一面の形状に形成されている。
また、緩衝体72は、図14(b)に示すように、先端にいくに従って先太となる形状の取り付け突出部72tを有する横断面形状を有しており、一方、筐体71には、この緩衝体72の突出部72tと略同形状の取り付け凹部71o1が形成されている。
この構成により、図14(b)に示すように、緩衝体72の突出部72tを、筐体71の取り付け凹部71o1に緩衝体72を弾性変形させて嵌入することにより、緩衝体72を筐体71に取り付けている。
上記化粧パネルKは、アクリル、強化ガラス、ポリカーボネート、シクロオレフィン等の樹脂製の透明な薄板状の部材であり、図14(a)に示すように、前面視で、壁掛けテレビ70の筐体71の外周部より突出するとともに筐体71よりも大きな寸法の形状を有している。
また、化粧パネルKは、筐体71の4隅に設置された磁石m7に対向した位置に鋼板等の磁性体の取付部材Ktが埋設されている。
この化粧パネルKは、4隅の取付部材Ktを筐体71の4隅に設置された磁石m7に吸引させることにより、図14に示すように、壁掛けテレビ70の手前に配置している。
上記構成によれば、透明板である化粧パネルKが壁掛けテレビ70の前面をカバーしており、ユーザからの見映えが良く、意匠性に優れる。
また、壁掛けテレビ70が落下して床面等に衝突した場合には、化粧パネルKが磁力によって保持されているため、落下の衝撃により円滑に外れ、落下の衝撃を化粧パネルKで吸収して緩衝体の如き作用し、壁掛けテレビ70の本体への衝撃を吸収できる。
なお、筐体71の4隅に設置された磁石m7は、筐体71内に配設して、ユーザの目に付かぬようにすることも可能である。
また、化粧パネルKの4隅の取付部材Ktに、壁掛けテレビ70のデザインにマッチした塗料を塗布したり、或いは、化粧パネルKの取付部材Ktに対向する箇所に、4隅の取付部材Ktが目立たぬように、壁掛けテレビ70のデザインにマッチしたコーティング、或いは、化粧フィルムを貼り付け、デザイン性の向上を図ることも可能である。
<<第8実施形態>>
次に、第8実施形態について、図15を用いて説明する。なお、図15(a)は、第8実施形態の壁掛けテレビ80の前面図であり、図15(b)は、図15(a)のG−G線断面拡大図である。
図15(a)に示すように、第8実施形態の壁掛けテレビ80は、壁掛けテレビ80の本体を成す筐体81と、該筐体81の外周の外方に全周に亘って配置した最外周フレームFとの間に、緩衝体82を配置した構成である。
これ以外の構成は、第1実施形態の第3変形形態(図5(a)参照)、第1実施形態(図1参照)と同様であるから、第1実施形態と同様な構成要素の数字符号には、80番台の数字符号を付して示し、第1実施形態と同様な構成要素の文字符号には、同一の文字符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
図15(a)に示すように、第8実施形態の最外周フレームFは、例えば、アクリル、強化ガラス、ポリカーボネート、シクロオレフィン等の樹脂製の透明板、或いは、アルミ、、銅等の金属板等で形成され、壁掛けテレビ80の筐体81の外周の外方に全周に亘る大きさを有する矩形状に形成されている。
また、最外周フレームFは、その中央域に、壁掛けテレビ80の筐体81の外周より大きな寸法の開口部F1(図15(b)参照)が形成されている。
一方、緩衝体82は、図15に示すように、壁掛けテレビ80の筐体81より大きな周を成す矩形状に形成されており、図15(b)に示すように、緩衝体82の外周面82gの中央部には、最外周フレームFを挟持する形状の凹状の取り付け部82tが、全周に亘ってまたは全周に亘って断続的に形成されている。
これらの緩衝体82、最外周フレームFの取り付けに際しては、図15に示すように、緩衝体82が、壁掛けテレビ80の筐体81の上面81n、下面81u、および両側面81sを覆ってエポキシ系等の接着剤により接着、厚手の両面テープ、スポンジ状の両面テープ等により取り付けられ、さらに、図15(b)に示すように、この緩衝体82の取り付け部82tに、最外周フレームFの開口部F1が嵌入され、最外周フレームFが緩衝体82に取り付けられている。なお、最外周フレームFと緩衝体82との接合に、エポキシ系等の接着剤等を用いてもよい。
こうして、最外周フレームFは、緩衝体8の外周面82gから外方に突出する形状に形成されている。
上記構成によれば、最外周フレームFが壁掛けテレビ80の外輪郭を構成し、意匠性に優れる。
また、壁掛けテレビ80が、誤って落下した際には、最外周フレームFが緩衝体82にめり込み、緩衝体82が変形して落下の衝撃、エネルギを吸収し、壁掛けテレビ80の破損、損壊を抑制できる。
<<第9実施形態>>
次に、第9実施形態について、図16を用いて説明する。なお、図16(a)は、第9実施形態の壁掛けテレビ90の前面図であり、図16(b)は、図16(a)のH−H線断面拡大図である。
図16(a)に示すように、第9実施形態の壁掛けテレビ90は、壁掛けテレビ90の筐体91の4隅に緩衝体92を接着等により取付け、この緩衝体92に、壁掛けテレビ90の本体外周から突出するとともに壁掛けテレビ90の本体よりも大きな寸法の透明な化粧パネルK9を、接着等により取付けて構成したものである。
図16(b)に示すように、緩衝体92は、壁掛けテレビ90が誤って落下した際に、充分なせん断変形が可能な厚さ寸法s1を有している。
化粧パネルK9は、アクリル、強化ガラス、ポリカーボネート、シクロオレフィン等の樹脂製の透明な薄板状の部材であり、図16(a)に示すように、前面視で、壁掛けテレビ90の筐体91の外周から突出するとともに壁掛けテレビ90の筐体91よりも大きな形状を有している。
なお、緩衝体92の位置、大きさは、図16に示すものに限定されるものではない。
上記構成によれば、透明な化粧パネルK9が壁掛けテレビ90の前面をカバーするので、見映えが良く、意匠性に優れる。
また、壁掛けテレビ90が誤って落下した際には、壁掛けテレビ90より大きな化粧パネルK9が、まず床面等に衝突し、緩衝体92がせん断変形して、落下の衝撃、すなわち落下のエネルギを吸収して、その衝撃を緩和して壁掛けテレビ90本体に伝達するため、壁掛けテレビ90の破損、損壊を抑制できる。
なお、緩衝体92或いは化粧パネルK9の緩衝体92に対向する箇所に、壁掛けテレビ90のデザインにマッチしたコーティング、化粧フィルム等を施し、緩衝体92を目立たぬようにして、デザインの向上を図ってもよい。
<<まとめ>>
図17は、壁掛けテレビが誤って床面等に落下した場合の壁掛けテレビの変形量と壁掛けテレビに加わる衝撃力との関係を定性的に示した図であり、横軸に壁掛けテレビの変形量をとり、縦軸に落下に際して壁掛けテレビに加わる衝撃力をとっている。
破線は、前記の緩衝体を設けない壁掛けテレビが落下した場合の壁掛けテレビの変形量と壁掛けテレビに加わる衝撃力との関係を示したグラフである。
破線のグラフより、壁掛けテレビに緩衝体を設けない場合、壁掛けテレビの少しの変形量で壁掛けテレビへの衝撃力が急激に増加し、破損に至る。
これに対して、前記の緩衝体を設けた壁掛けテレビが落下した場合は、実線で表すように、緩衝体が、まず変形するため、変形量が大きく増加する割りには衝撃力の増加は少なく、また、緩衝体が変形することにより、落下によって壁掛けテレビに加わると考えられる衝突のエネルギが吸収され、壁掛けテレビが破損に至らずに済むことが判明した。
図18は、壁掛けテレビが誤って床面等に落下した場合の壁掛けテレビの変形量と壁掛けテレビに加わる衝撃力との関係を定量的に示した図であり、横軸に壁掛けテレビの変形量をとり、縦軸に落下に際して壁掛けテレビに加わる衝撃力をとっている。
一点鎖線は、前記の緩衝体を設けない壁掛けテレビが落下した場合に、該緩衝体を設けない壁掛けテレビが落下した際の壁掛けテレビの変形量と衝撃力との関係を表している。
破線は、前記の中実構造の緩衝体(図1(d)、図5参照)を設けた壁掛けテレビが落下した場合に、該壁掛けテレビが落下した際の壁掛けテレビの変形量と衝撃力との関係を表している。
実線は、前記の中空構造の緩衝体(図1(c)、図4参照)を設けた壁掛けテレビが落下した場合に、該壁掛けテレビが落下した際の壁掛けテレビの変形量と衝撃力との関係を表している。
なお、各衝撃力の許容値までのグラフと横軸とで挟まれる面積は、落下に際して、衝撃力が許容値に至るまでに、設けられた緩衝体を含む壁掛けテレビで吸収される落下のエネルギである。
図18の一点鎖線のグラフから明らかなように、前記の緩衝体を設けない壁掛けテレビが落下した場合、壁掛けテレビの本体が変形するために、少しの変形量で壁掛けテレビが破損に至る。すなわち、壁掛けテレビに緩衝体を設けない場合には、許容できる落下のエネルギは極めて少ない。
これに対して、図18の破線のグラフから明らかなように、前記の中実構造の緩衝体(図1(d)、図5参照)を設けた壁掛けテレビが落下した場合、まず、中実構造の緩衝体(図1(d)、図5参照)が変形して落下のエネルギを吸収し、壁掛けテレビが破損に至ることを防止できる。
また、図18の実線のグラフから明らかなように、前記の中空構造の緩衝体(図1(c)、図4参照)を設けた壁掛けテレビが落下した場合、まず、変形代の大きな中空の緩衝体(図1(c)、図4参照)が変形して落下のエネルギを大きく吸収し、中空の緩衝体の変形代が限界に至った後に壁掛けテレビの本体が変形を開始する(実線のグラフの大きく立ち上がった所)。しかし、中空構造の緩衝体(図1(c)、図4参照)の変形代は大きく、落下のエネルギを大きく吸収できるので、壁掛けテレビの破損防止効果が顕著なことは明らかである。
なお、第2実施形態で説明したカバー部材は、第1実施形態から第9実施形態の全てに適用できる。
なお、第1実施形態から第9実施形態は、それぞれ独立して説明したが、それぞれの構成を適宜、組み合わせて構成してもよい。
なお、第1実施形態から第9実施形態においては、壁掛け用の液晶テレビを例示して説明したが、プラズマテレビ、有機ELテレビ等、壁掛け用の液晶テレビ以外の表示装置にも、本発明は有効に適用可能である。
(a)は、第1実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、(b)は、(a)のA−A線断面概念的構成図であり、(c)は、中空状の緩衝体の(a)のB−B線断面図であり、(d)は、中実構造の緩衝体の(a)のB−B線断面図である。 中空構造の緩衝体の製造工程を示す概念的横断面図である。 (a)は、図1(a)の中空構造の緩衝体の表面に光沢フィルムをコーティングした状態を示すB−B線断面図であり、 (b)は、図1(a)の中実構造の緩衝体の表面に光沢フィルムをコーティングした状態を示すB−B線断面図である。 (a)は、図1(c)に示す中空構造の緩衝体を変更した第1変形形態の緩衝体を示す図1(a)のB−B線断面図であり、(b)は、中空構造の緩衝体の第2変形形態の緩衝体を示す図1(a)のB−B線断面図である。 (a)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体を変更した第3変形形態の緩衝体を示す図1(a)のB−B線断面図であり、(b)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体を変更した第4変形形態の緩衝体を示す図1(a)のB−B線断面図であり、(c)は、図1(d)に示す中実構造の緩衝体を変更した第5変形形態の緩衝体を示す図1(a)のB−B線断面図である。 (a)は、第2実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、 (b)は、第2実施形態の壁掛けテレビが誤って落下し床面等に衝突した状態を示す前面図である。 (a)は、壁掛けテレビの下側の両角部の緩衝体の手前にスピ−カを設けた構成を示す前面図であり、(b)は、(a)に示すスピ−カを設けた壁掛けテレビにおいて一つのスピ−カを外した状態を示した前面図であり、(c)は、(b)のD−D線断面拡大図である。 第2実施形態の変形形態の壁掛けテレビの前面図である。 第3実施形態の壁掛けテレビの前面図である。 (a)は、第4実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、(b)は、第4実施形態の変形形態の壁掛けテレビの前面図である。 (a)は、第5実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、 (b)は、(a)に示す第5実施形態の壁掛けテレビの右側面図である。 (a)は、第6実施形態の図11(a)のE部拡大図であり、(b)は、(a)の右側面図である。 第6実施形態の変形形態の図11(a)のE部拡大図であり、(b)は、(a)の右側面図である。 (a)は、第7実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、 (b)は、(a)のF−F線断面拡大図である。 (a)は、第8実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、 (b)は、(a)のG−G線断面拡大図である。 (a)は、第9実施形態の壁掛けテレビの前面図であり、 (b)は、 (a)のH−H線断面拡大図である。 壁掛けテレビが誤って床面等に落下した場合の壁掛けテレビの変形量と衝撃力との関係を定性的に示した図である。 壁掛けテレビが誤って床面等に落下した場合の壁掛けテレビの変形量と衝撃力との関係を定量的に示した図である。 (a)は、従来の液晶テレビの前面図であり、(b)は、(a)の従来の液晶テレビの本体部を上方から見た上面図であり、(c)は、(a)の 従来の液晶テレビの本体部を上方から見たその内部構造を示す上面図である。 (a)は、従来の一例の壁掛けテレビの前面図であり、(b)は、壁掛けテレビの右側面図である。
符号の説明
1、1'、1''、11、11'、11''、11'''、21、21'、31、41、41'、51、61、61'、71、81、91…筐体(筐体ケース部材)、
1z、1z''、71z、81z…筐体の前面(筐体ケース部材の前面)、
1b、1b''、71b、81b…筐体の後面(筐体ケース部材の後面)、
1u、21u、21u'、31u、41u、41u'、51u、61u、61u'、71u、81u…筐体の下面(筐体ケース部材の下面)、
21n、21n'、31n、41n、41n'、71n、81n…筐体の上面(筐体ケース部材の上面)、
1s、21s、21s'、31s、41s、41s'、51s、61s、61s'、71s、81s…筐体の側面(筐体ケース部材の側面)、
1o1'…取り付け凹部(溝部)、
1t1''、1t2''…取り付け突出部(端縁部)、
1a1、21a1、21a1'、41a1、41a1'、41a2、41a2'…角部、
2、2'、2''、12、12'、12''、12'''、22a、22a'、22b、22b'、32、33、42、42'、43、43'、52、62、62'、72…緩衝体(緩衝部材)、
7…液晶パネル(表示パネル)、
10、20、20'、30、40、40'、50、60、60'、70、80、90…壁掛けテレビ(表示装置)、
21m、21m'…面取り面(面取り形状)、
22a1'、22b1'…空隙部、
66a、66b、66'…保護部材、
82…緩衝体(請求項20の緩衝部材)、
82g…緩衝体の外周面、
92…緩衝体(請求項21の緩衝部材)、
G…表示画面、
K…化粧パネル(化粧板部材)
K9…化粧パネル(請求項21の化粧板部材)
m1、m2…磁石、
Sp1、Sp2…スピ−カ(カバー部材)、

Claims (4)

  1. 映像を表示する表示画面を有する表示パネルと、該表示画面を取り囲むとともに内装部品を保護する筐体ケース部材とを備える表示装置であって、
    前記筐体ケース部材に緩衝部材が設けられ
    前記緩衝部材は、中空状に形成されるとともに、前記筐体ケース部材における鉛直方向の下部の外方に突出した形状の角部の面取りされた箇所に設けられ、
    前記緩衝部材の手前外方近傍に、前記緩衝部材を手前から見えなくするように配置され、前記表示装置が落下した際に外れるように構成されるカバー部材を備える
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記カバー部材は、磁力によって、前記緩衝部材の外方近傍に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記カバー部材は、樹脂、金属、またはゴムで形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記緩衝部材は、前記筐体ケース部材に形成された溝部に、その一部が嵌入して設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載の表示装置。
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