JP5080206B2 - ケーブルクランプ - Google Patents

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Description

本発明は、ドア内に収納されたウインドガラスと、ドアのインナパネルとの間に設けられ、ワイヤが挿通するアウタケーシング,該アウタケーシングの一方の端面が当接する面,前記アウタケーシングを前記面方向に付勢する付勢部材からなるワイヤたるみ止め手段を有したウインドレギュレータの前記アウタケーシングを前記インナパネルに係止するケーブルクランプに関する。
ワイヤ式のウインドレギュレータにおいては、ワイヤがたるむと、アウタケーシングを繰り出し、ワイヤの配索長を長くして、ワイヤのたるみを防止するワイヤたるみ止め手段を有したものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−28163号
一方、ワイヤ式のウインドレギュレータのアウタケーシングには、グリスが付着している。ドア開閉時や、悪路走行時に、ドアパネル内で、アウタケーシングがばたつき、ドアパネル内に収納されているウインドガラスに接触すると、ウインドガラスが汚れる問題点がある。
アウタケーシングのばたつきを抑えるために、アウタケーシングをインナパネルにケーブルクランプを用いて係止することも考えられるが、アウタケーシングがインナパネルに固定され、ワイヤたるみ止め手段が作動した時に、アウタケーシングが繰り出されにくくなり、ワイヤたるみ止め手段が良好に作動しない問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ワイヤたるみ止め手段が良好に作動し、ウインドガラスが汚れないケーブルクランプを提供することにある。
請求項1に係る発明は、ワイヤが挿通するアウタケーシング,該アウタケーシングの一方の端面が当接する面,前記アウタケーシングを前記面方向に付勢する付勢部材からなるワイヤたるみ止め手段を有し、ドア内に収納されたウインドガラスとドアのインナパネルとの間に設けられるウインドレギュレータの前記アウタケーシングを前記インナパネルに係止するケーブルクランプにおいて、前記インナパネルに取り付けられる取付部と、該取付部から前記アウタケーシングと前記ウインドガラスとの間の空間に延出し、前記アウタケーシングの前記ウインドガラスの面方向の移動および前記ウインドガラスの方向と逆方向の移動を許可し、前記アウタケーシングが当接すると、それ以上の前記ウインドガラス方向への移動を禁止する壁部と、からなることを特徴とするケーブルクランプである。
ケーブルクランプの壁部は、前記アウタケーシングの前記ウインドガラスの面方向の移動を許可し、前記アウタケーシングが当接すると、それ以上の前記ウインドガラス方向への移動を禁止する。
請求項2に係る発明は、前記壁部は、前記取付部側に形成され、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して当接すると、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから漸次離れる方向に案内する第1壁部と、該第1壁部に連設され、前記ワイヤたるみ止め手段が作動していない状態の前記アウタケーシングが当接する第2壁部と、を有することを特徴とする請求項1記載のケーブルクランプである。
請求項3に係る発明は、前記壁部に、前記第2壁部に連設され、前記第2壁部から離れるほど、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから離れる方向に案内する抜け止め壁部を設けたことを特徴とする請求項2記載のケーブルクランプである。
請求項4に係る発明は、前記取付部は、前記インナパネルの表面に当接可能な第1インナパネル対向部と、前記インナパネルの裏面に当接可能な第2インナパネル対向部と、一端側が前記第1インナパネル対向部の一方の端部側に接続され、他端側が前記第2インナパネル対向部の一方の端部側に接続された橋絡部と、からなるコ字形であり、前記取付部の前記インナパネルへの取り付けは、前記第1インナパネル対向部、第2インナパネル対向部で前記インナパネルを挟持するように、前記インナパネルの周縁から挿入することでなされ、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して、前記第1壁部を押すと、前記取付部の前記橋絡部が前記インナパネルの周縁に当接する方向の力が発生するように、前記第1壁部は、前記取付部に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のケーブルクランプである。
請求項5に係る発明は、前記壁部が、前記アウタケーシングの軸方向の中央部に位置するように設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載ケーブルクランプである。
請求項6に係る発明は、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動する際の前記アウタケーシングの前記ケーブルクランプの壁部と対向する箇所の移動方向と、前記壁部の延出方向とが一致することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のケーブルクランプである。
請求項1−6に係る発明によれば、ケーブルクランプの壁部は、アウタケーシングの前記ウインドガラスの面方向の移動および前記ウインドガラスの方向と逆方向の移動を許可するので、ワイヤたるみ止め手段が良好に作動する。
又、ケーブルクランプの壁部は、前記アウタケーシングが当接すると、それ以上の前記ウインドガラス方向への移動を禁止するので、アウタケーシングがばたつかず、ドアパネル内に収納されているウインドガラスに接触しないので、ウインドガラスが汚れない。
請求項2に係る発明によれば、前記壁部は、前記取付部側に形成され、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して当接すると、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから漸次離れる方向に案内する第1壁部と、該第1壁部に連設され、前記ワイヤたるみ止め手段が作動していない状態の前記アウタケーシングが当接する第2壁部とを有することにより、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが繰り出されて、アウタケーシングの配索長が長くなり、ばたつき時の振幅が広くなっても、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから漸次離れる方向に案内するので、アウタケーシングがウインドガラスに接触せず、ウインドガラスが汚れない。
請求項3に係る発明によれば、前記壁部に、前記第2壁部に連設され、前記第2壁部から離れるほど、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから離れる方向に案内する抜け止め壁部を設けたことにより、組み付け時、アウタケーシングが抜け止め壁部に押接すると、アウタケーシングは抜け止め壁部に案内されて第2壁部に移動し、組み付け性がよい。
請求項4に係る発明によれば、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して、前記第1壁部を押すと、前記取付部の前記橋絡部が前記インナパネルの周縁に当接する方向の力が発生するように、前記第1壁部は、前記取付部に設けられていることにより、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して、前記第1壁部がアウタケーシングにより押されても、ケーブルクランプはインナパネルから外れることはない。
請求項5に係る発明によれば、前記壁部が、前記アウタケーシングの軸方向の中央部に位置するように設けられたことにより、アウタケーシングがばたついた場合、ケーブルクランプを介して一方の側のアウタケーシングの振幅量と、他方の側のアウタケーシングの振幅量とが等しくなる。前記壁部が、前記アウタケーシングの軸方向の中央部以外の箇所に位置する場合に比べ、アウタケーシングの振幅量が小さくなるので、アウタケーシングが、ドアパネル内に収納されているウインドガラスに接触せず、ウインドガラスが汚れない。
請求項6に係る発明は、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動する際の前記アウタケーシングの前記ケーブルクランプの壁部と対向する箇所の移動方向と、前記壁部の延出方向とが一致することにより、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動しても、ケーブルクランプの前記壁部は前記アウタケーシングの軸方向の中央部に位置するので、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動する際の前記アウタケーシングの前記ケーブルクランプの壁部と対向する箇所の移動方向と、前記壁部の延出方向とが一致しない場合に比べ、アウタケーシングの振幅量が小さくなるので、アウタケーシングが、ドアパネル内に収納されているウインドガラスに接触せず、ウインドガラスが汚れない。
図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
最初に、図1−図4を用いて本形態例のウインドレギュレータを説明する。図1は本形態例のウインドレギュレータが設けられ、アウタパネルを取り外した状態のドアを車外側から見た図、図2は図1の切断線A−Aでの断面図、図3(a)は図1のワイヤ駆動部の拡大部分破断図、図3(b)は第2ワイヤたるみ止め手段を説明する図、図4は図1のB方向矢視図である。
図1に示すように、ドアパネルのインナパネル50(内側のパネル)とドアパネル内に収納されたウインドガラス53との間に、ウインドガラス53を昇降させるウインドレギュレータ55が配設されている。
ウインドレギュレータ55の構成を説明する。インナパネル50上には、ワイヤ駆動部57が、取り付けられている。このワイヤ駆動部57は、図3に示すように、ベース61上に回転可能に設けられ、モータ63によって正方向または逆方向に回転駆動されるドラム65が設けられている。ワイヤ71は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム65に巻回されている。
図1に戻って、インナパネル50には、ウインドガラス53の昇降方向に沿って、ワイヤ71を案内する第1アッパガイド部材81、第1ロアガイド部材83と第2アッパガイド部材91、第2ロアガイド部材93とが設けられている。
本形態例では、第1ロアガイド部材83以外はプーリを用い、第1ロアガイド部材は、外周面にワイヤ71が係合する溝が形成された固定ガイドを用いた。
更に、インナパネル50には、5つの大きな穴(サービスホール)が設けられている。略中央部には、ウインドレギュレータ投入用の穴50hが形成されている。前方上部にはドアチェック装置組み付け用の穴50i、前方下部には、ドアスピーカ組み付け用の穴50jが形成されている。後部下部には、ウインドレギュレータ組み付け用の穴50k、後部上部には、ドアロック装置組み付け用の穴50lが形成されている。
ワイヤ71は、第1ロアガイド部材83、第1アッパガイド部材81、第2ロアガイド部材93、第2アッパガイド部材91の順に略N字形にかけられている。
第1アッパガイド部材81と第1ロアガイド部材83との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第1ウインドガラス取り付け手段(キャリアピース)101が設けられている。
また、第2アッパガイド部材91と第2ロアガイド部材93との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第2ウインドガラス取り付け手段(キャリアピース)103が設けられている。
車両の車幅方向において、インナパネル50の位置と、ウインドガラス53の位置とはオフセットしている。よって、第1アッパガイド部材81の取付位置と、第1ウインド取り付け手段101の取り付け位置とは、車幅方向でオフセットしている。このため、ワイヤ71は、第1ウインド取り付け手段101へ大きく屈曲した状態で取り付けられ、ウインドガラス53の昇降回数が増えると、ワイヤ71の第1ウインド取り付け手段101への取り付け部分が破断しやすい問題点がある。ワイヤ71の第2ウインド取り付け手段103への取り付け部分も同様である。
本形態例では、図4に示すように、第2ウインド取り付け手段103のワイヤ71との取付け箇所を曲げて、ワイヤ71と第2ウインド取り付け手段103との取り付け角度を小さくなるようにし、ワイヤ71が破断しにくくした。第1ウインドガラス取り付け手段101も同様な構造とした。
次に、ワイヤ式のウインドレギュレータでは、ウインドガラスが上死点又は下死点まで移動した際には、ワイヤ71にたるみが発生する。このため、ウインドレギュレータ55には、ワイヤ71のたるみをなくすたるみ止め手段が設けられている。本形態例では、ワイヤ駆動部57と第1ロアガイド部材83との間に第2ワイヤたるみ止め手段113を設け、ワイヤ駆動部57と第2アッパガイド部材91との間に第1ワイヤたるみ止め手段111を設けた。第1ワイヤたるみ止め手段111と第2ワイヤたるみ止め手段113との構造は、同一なので、第2ワイヤたるみ止め手段113で説明を行い、第1ワイヤたるみ止め手段の構造説明は省略する。
図3(b)に示すように、ワイヤ71が挿通するアウタケーシング125の一端側125aは、ワイヤ駆動部57のベース61に設けられた有底穴61aに挿入されている。アウタケーシング125の他端側側125bは、第1ロアガイド部材83に形成された有底穴83aに挿入されている。この有底穴61aの内部には、アウタケーシング125の一端側125aの端面を押して、アウタケーシング125の他端側125bの端面が第1ロアガイド部材83の有底穴83aの底面に押接せしめる付勢手段としての弾性体(コイルスプリング)123が配置されている。
図1に示すように、ワイヤ71がたるむと、弾性体123の付勢力によってアウタケーシング125が押し出され、アウタケーシング125は、実線位置から二点鎖線で示す位置に円弧状に変形して移動し、アウタケーシング125の配索長が長くなってワイヤ71のたるみがなくなり、ワイヤ71がガイド部材から外れるのを防止する。
更に、第1アッパガイド部材81と第2ロアガイド部材93との間にも、ワイヤ71が挿通するアウタケーシング125が設けられている。
本形態例では、第1ワイヤたるみ止め手段111、第2ワイヤたるみ止め手段113のうち、アウタケーシングが長い第1ワイヤたるみ止め手段111のアウタケーシング125をインナパネル50に係止するケーブルクランプ201が設けられている。第1ワイヤたるみ止め手段111のアウタケーシング125の軸方向の略中央部に位置するインナパネル50にはケーブルクランプ取付用穴50mが形成されている。
図2に示すように、このケーブルクランプ201は、インナパネル50に取り付けられる取付部203と、取付部203からアウタケーシング125とウインドガラス53との間の空間に延出し、アウタケーシング125のウインドガラス53の面方向の移動を許可し、アウタケーシング125が当接すると、それ以上のウインドガラス53方向への移動を禁止する壁部205とからなっている。尚、本形態例のケーブルクランプ201は、壁部205がアウタケーシング125の軸方向の中央部に位置するように取り付けられている。
この壁部205は、3つの部分からなっている。第1は、取付部203側に形成され、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動して当接すると、アウタケーシング125をウインドガラス53から漸次離れる方向に案内する第1壁部207である。第2は、第1壁部207に連設され、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動していない状態のアウタケーシング125が当接する第2壁部209である。第3は、第2壁部209に連設され、第2壁部209から離れるほど、アウタケーシング125をウインドガラス53から離れる方向に案内する抜け止め壁部211である。
又、取付部203の断面形状は、インナパネル50の一方の面(表面)に当接可能な第1インナパネル対向部221と、インナパネル50の他方の面(裏面)に当接可能な第2インナパネル対向部223と、一端側が第1インナパネル対向部221の一方の端部側に接続され、他端側が第2インナパネル対向部223の一方の端部側に接続された橋絡部225とからなるコ字形である。
インナパネル50への取付は、取付部203の第1インナパネル対向部221、第2インナパネル対向部223でインナパネル50を挟持するように、インナパネル50のケーブルクランプ取付用穴50mの上部周縁から矢印C方向(インナパネル50の内側)に向かって挿入されることによりなされる。
そして、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動して第1壁部207がアウタケーシング125により押されると、第1壁部207には、取付部203の橋絡部225がインナパネル50のケーブルクランプ取付用穴50mの上部周縁に当接する方向(矢印C方向)の力が発生するように、第1壁部207は取付部205に設けられている。
次に、上記構成の作動を説明する。第1ワイヤたるみ止め手段111、第2ワイヤたるみ止め手段113は、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71がガイド部材から外れるのを防止する。
モータ63を駆動して、ドラム65を正転或いは逆転させてワイヤ71を移動させると、第1ウインドガラス取り付け手段101、第2ウインドガラス取り付け手段103を介してワイヤ71に取り付けられたウインドガラス53が昇降する。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ケーブルクランプ201の壁部205は、アウタケーシング125のウインドガラス53の面方向の移動を許可するので、第1ワイヤたるみ止め手段111が良好に作動する。
(2)ケーブルクランプ201の壁部205は、アウタケーシング125が当接すると、それ以上のウインドガラス53方向への移動を禁止するので、アウタケーシング125がばたつかず、ドアパネル内に収納されているウインドガラス53に接触しないので、ウインドガラス53が汚れない。
(3)壁部205は、取付部203側に形成され、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動して当接すると、アウタケーシング125をウインドガラス53から漸次離れる方向に案内する第1壁部207と、第1壁部207に連設され、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動していない状態のアウタケーシング125が当接する第2壁部209とを有することにより、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125が繰り出されて、アウタケーシング125の配索長が長くなり、ばたつき時の振幅が広くなっても、アウタケーシング125をウインドガラス53から漸次離れる方向に案内するので、アウタケーシング125がウインドガラス53に接触せず、ウインドガラス53が汚れない。
(4)壁部205に、第2壁部209に連設され、第2壁部209から離れるほど、アウタケーシング125をウインドガラス53から離れる方向に案内する抜け止め壁部211を設けたことにより、組み付け時、アウタケーシング125が抜け止め壁部211に押接すると、アウタケーシング125は抜け止め壁部211に案内されて第2壁部209に移動し、組み付け性がよい。
(5)ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動して、第1壁部207を押すと、取付部203の橋絡部225がインナパネル50の周縁に当接する方向の力が発生するように、第1壁部207は、取付部203に設けられていることにより、ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動して、第1壁部207がアウタケーシング125により押されても、ケーブルクランプ201はインナパネル50から外れることはない。
(6)壁部205が、アウタケーシング125の軸方向の中央部に位置するように設けられたことにより、アウタケーシング125がばたついた場合、ケーブルクランプ201を介して一方の側のアウタケーシング125の振幅量と、他方の側のアウタケーシング125の振幅量とが等しくなる。壁部205が、アウタケーシング125の軸方向の中央部以外の箇所に位置する場合に比べ、アウタケーシング125の振幅量が小さくなるので、アウタケーシング125が、ドアパネル内に収納されているウインドガラス53に接触せず、ウインドガラス53が汚れない。
尚、本発明は、上記形態例に限定するものではない。上記形態例では、図1に示すように、ケーブルクランプ201の壁部205の延出方向が略垂直方向であったが、図5に示すように、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動する際のアウタケーシング125のケーブルクランプ201’の壁部205’と対向する箇所の移動方向(図において矢印D方向)と、壁部205’の延出方向とが一致するようにしてもよい。
第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動しても、ケーブルクランプ201’の壁部205’はアウタケーシング125の軸方向の中央部に位置するので、第1ワイヤたるみ止め手段111が作動し、アウタケーシング125がウインドガラス53の面方向に移動する際のアウタケーシング125のケーブルクランプ201’の壁部205’と対向する箇所の移動方向と、壁部205’の延出方向とが一致しない場合に比べ、アウタケーシング125の振幅量が小さくなるので、アウタケーシング125が、ドアパネル内に収納されているウインドガラス53に接触せず、ウインドガラス53が汚れない。
本形態例のウインドレギュレータが設けられ、アウタパネルを取り外した状態のドアを車外側から見た図である。 図1の切断線A−Aでの断面図である。 (a)図は図1のワイヤ駆動部の拡大部分破断図、(b)図は第2ワイヤたるみ止め手段を説明する図である。 図1のB方向矢視図である。 他の形態例を説明する図である。
符号の説明
50 インナパネル
201 ケーブルクランプ
203 取付部
205 壁部

Claims (6)

  1. ワイヤが挿通するアウタケーシング,該アウタケーシングの一方の端面が当接する面,前記アウタケーシングを前記面方向に付勢する付勢部材からなるワイヤたるみ止め手段を有し、ドア内に収納されたウインドガラスとドアのインナパネルとの間に設けられるウインドレギュレータの前記アウタケーシングを前記インナパネルに係止するケーブルクランプにおいて、
    前記インナパネルに取り付けられる取付部と、
    該取付部から前記アウタケーシングと前記ウインドガラスとの間の空間に延出し、前記アウタケーシングの前記ウインドガラスの面方向の移動および前記ウインドガラスの方向と逆方向の移動を許可し、前記アウタケーシングが当接すると、それ以上の前記ウインドガラス方向への移動を禁止する壁部と、
    からなることを特徴とするケーブルクランプ。
  2. 前記壁部は、
    前記取付部側に設けられ、前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して当接すると、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから漸次離れる方向に案内する第1壁部と、
    該第1壁部に連設され、前記ワイヤたるみ止め手段が作動していない状態の前記アウタケーシングが当接する第2壁部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のケーブルクランプ。
  3. 前記壁部に、
    前記第2壁部に連設され、前記第2壁部から離れるほど、前記アウタケーシングを前記ウインドガラスから離れる方向に案内する抜け止め壁部を設けたことを特徴とする請求項2記載のケーブルクランプ。
  4. 前記取付部は、
    前記インナパネルの表面に当接可能な第1インナパネル対向部と、
    前記インナパネルの裏面に当接可能な第2インナパネル対向部と、
    一端側が前記第1インナパネル対向部の一方の端部側に接続され、他端側が前記第2インナパネル対向部の一方の端部側に接続された橋絡部と、からなるコ字形であり、
    前記取付部の前記インナパネルへの取り付けは、
    前記第1インナパネル対向部、第2インナパネル対向部で前記インナパネルを挟持するように、前記インナパネルの周縁から挿入することでなされ、
    前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動して、前記第1壁部を押すと、前記取付部の前記橋絡部が前記インナパネルの周縁に当接する方向の力が発生するように、前記第1壁部は、前記取付部に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のケーブルクランプ。
  5. 前記壁部が、前記アウタケーシングの軸方向の中央部に位置するように設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載ケーブルクランプ。
  6. 前記ワイヤたるみ止め手段が作動し、前記アウタケーシングが前記ウインドガラスの面方向に移動する際の前記アウタケーシングの前記ケーブルクランプの壁部と対向する箇所の移動方向と、
    前記壁部の延出方向とが一致することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のケーブルクランプ。
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