JP4354933B2 - ウインドレギュレータおよび治具 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内する複数のガイド部材と、前記ワイヤを張る方向に付勢して、前記ワイヤのたるみをなくすたるみ止め手段と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取り付け手段と、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータおよび該ウインドレギュレータの前記ガイド部材を前記インナパネルに取り付ける治具に関する。
ワイヤを用いたウインドレギュレータの一例を図8を用いて説明する。図において、ドアパネル1を構成するインナパネル(外側のパネル)とアウタパネル(内側のパネル)との間の空間に、ウインドガラス3を昇降させるウインドレギュレータ5が配設されている。
ウインドレギュレータ5の構成を説明する。インナパネルのアウタパネルとの対向する面側には、ベース7を介して、ドラム9が設けられている。ドラム9は、ハンドル11によって正方向・逆方向に回転されるようになっている。ワイヤ13は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム9に巻回されている。
ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側は、ワイヤ13を案内するアッパガイド部材(プーリ)15と、ロアガイド部材(プーリ)16とが設けられている。アッパガイド部材15、ロアガイド部材16により、ウインドガラス3の昇降方向(図において矢印A方向)に沿ってワイヤ13が配置されるようになっている。
アッパガイド部材15とロアガイド部材16との間のワイヤ13(ワイヤ13のウインドガラス3の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス3を取り付けるウインドガラス取り付け手段19が設けられている。
そして、ウインドガラス取り付け手段19には、ワイヤ13を張る方向(図において矢印B、矢印C方向)に付勢してワイヤ13のたるみをなくすたるみ止め手段(図示せず)が設けられている。
上記構成の作動を説明する。
ハンドル11を操作して、ドラム9を正転或いは逆転させて、ワイヤ13を移動させると、ウインドガラス3が昇降する(例えば、特許文献1参照)。
特願昭55−30095号公報(明細書第2頁−第3頁、第1図、第2図)
図8のウインドレギュレータ5には、たるみ止め手段により、ワイヤ13は張る方向(矢印B方向、矢印C方向)に付勢されている。
ウインドレギュレータ5を組み付ける際、最初にドラム9が設けられたベース7を取り付け、次に、アッパガイド部材15、ロアガイド部材16を取り付ける。アッパガイド部材15、ロアガイド部材16のうち、最後に取り付けるガイド部材は、たるみ止め手段の付勢力に抗して、インナパネルの所定の箇所に取り付けることとなる。そして、この作業は、アウタパネルとインナパネルとの間の狭い空間内での作業である。
よって、組みつけが困難である問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、組み付けが容易となるウインドレギュレータ及び治具を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内する複数のガイド部材と、前記ワイヤを張る方向に付勢して、前記ワイヤのたるみをなくすたるみ止め手段と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取り付け手段と、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータにおいて、前記インナパネルに回転可能に取り付けられる係合部を有すると共に、前記複数のガイド部材のうちの1つのガイド部材が設けられ、前記ガイド部材を前記たるみ止め手段の付勢力に抗して前記インナパネルの取り付け箇所まで案内するブラケットを備えたことを特徴とするウインドレギュレータである。
たるみ止め手段は、ワイヤのたるみを吸収してワイヤがガイド部材から外れるのを防止する。
ドラムを正転或いは逆転させてワイヤを移動させると、ワイヤに取り付けられた前記ウインドガラスが昇降する。
ガイド部材をインナパネルに取り付ける場合は、ブラケットをインナパネルに取り付け、ブラケットをたるみ止め手段の付勢力に抗して回転し、ガイド部材をインナパネルの取り付け箇所まで案内する。
請求項2に係る発明は、前記ブラケットは、その一方の端部が前記インナパネルに回転可能に取り付けられ、中間部に前記ガイド部材が設けられることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータである。
請求項3に係る発明は、前記ブラケットの回転平面は、前記インナパネルと交差する平面であることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータである。
請求項4に係る発明は、前記ブラケットの回転平面は、前記インナパネルと略平行であることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータである。
請求項5に係る発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って 前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内する複数のガイド部材と、前記ワイヤを張る方向に付勢して、前記ワイヤのたるみをなくすたるみ止め手段と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取り付け手段と、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータの前記ガイド部材を前記たるみ止め手段の付勢力に抗して前記インナパネルに取り付ける治具であって、前記インナパネルに対して係脱可能で、係合時には前記インナパネルに対して回転可能となるインナパネル取り付け部と、前記複数のガイド部材のうちの1つのガイド部材が係脱可能なガイド部材取り付け部と、有することを特徴とする治具である。
たるみ止め手段は、ワイヤのたるみを吸収してワイヤがガイド部材から外れるのを防止する。
ドラムを正転或いは逆転させてワイヤを移動させると、ワイヤに取り付けられた前記ウインドガラスが昇降する。
ガイド部材をインナパネルに取り付ける場合は、治具にガイド部材を係合させ、治具をインナパネルに係合させる。治具をたるみ止め手段の付勢力に抗して回転させ、ガイド部材をインナパネルの取り付け箇所まで案内し、ガイド部材をインナパネルに取り付ける。その後、治具をガイド部材と、インナパネルとから離脱させる。
ここで、請求項1−請求項5に係る発明で、弾性部材としては、金属、樹脂のスプリング、発泡樹脂等があるが限定するものではない。また、ワイヤを案内するガイド部材としては、プーリ、外周面にワイヤが係合する溝が形成された固定ガイド等があるが限定するものではない。
請求項1−4に係る発明によれば、ブラケットは、インナパネルに回転可能に取り付けられる。よって、ブラケットを回転させるだけで、ガイド部材をインナパネルの取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
請求項2に係る発明によれば、前記ブラケットは、その一方の端部が前記インナパネルに回転可能に取り付けられ、中間部に前記ガイド部材が設けられることにより、ブラケットの他方の端部側に操作力を加えれば、てこの原理により、小さな力でブラケットを回転させることができる。即ち、小さな力で、ガイド部材をインナパネルの取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
インナパネルのアウタパネルと対向する面側は、回転するブラケットと干渉しないように、部品等が配設できない部分(デットスペース)が必要である。しかし、請求項3に係る発明によれば、前記ブラケットの回転平面は、前記インナパネルと交差する平面であることにより、インナパネルのアウタパネルと対向する面側のデットスペースが少なくてすむ。
請求項4に係る発明によれば、前記ブラケットの回転平面は、前記インナパネルと略平行であることにより、インナパネルとアウタパネルとの間隔が狭いドア(厚さが薄いドア)であっても、適用できる。
請求項5に係る発明によれば、治具は、前記インナパネルに回転可能に取り付けられる。よって、治具を回転させるだけで、ガイド部材をインナパネルの取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
<第1の形態例>
図面を用いて本発明の第1実施の形態例を説明する。
最初に、図1〜図5を用いて本形態例のウインドレギュレータを説明する。図1は本形態例のウインドレギュレータが設けられ、インナパネルを取り外した状態のドアを車内側から見た図、図2は図1のドアに取り付けられるインナパネルを示す図、図3(a)は図1のワイヤ駆動部の拡大部分破断図、図3(b)は第2たるみ止め手段を説明する図、図4は図1のブラケットの斜視図、図5は組み付けに供されるウインドレギュレータの斜視図である。
図1、図2に示すように、ドアパネルを構成するインナパネル50(内側のパネル)とアウタパネル(外側のパネル)51との間の空間に、ウインドガラス53を昇降させるウインドレギュレータ55が配設されている。
ウインドレギュレータ55の構成を説明する。インナパネル50のアウタパネル51と対向する面には、ワイヤ駆動部57が、インナパネル50に形成された3つの取り付け穴50a、50b、50cを用いて取り付けられている。具体的には、ワイヤ駆動部57には、取り付け穴50a、50b、50cを挿通するボルトが設けられ、これらのボルトが取り付け穴50a、50b、50cを挿通し、ナットで固定される。このワイヤ駆動部57は、図3に示すように、ベース61上に回転可能に設けられ、モータ63によって正方向または逆方向に回転駆動されるドラム65が設けられている。
ワイヤ71は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム65に巻回されている。
図1、図2に戻って、インナパネルのアウタパネル51と対向する面には、ウインドガラス53の昇降方向に沿って、ワイヤ71を案内する第1アッパガイド部材81、第1ロアガイド部材83と第2アッパガイド部材91、第2ロアガイド部材93とが設けられている。第1アッパガイド部材81は、インナパネル50の取り付け穴50dを用いて取り付けられる。第1ロアガイド部材83は、インナパネル50の取り付け穴50eを用いて取り付けられる。第2アッパガイド部材91は、インナパネル50の取り付け穴50fを用いて取り付けられる。第2ロアガイド部材93は、インナパネル50の取り付け穴50gを用いて取り付けられる。
具体的には、第1アッパガイド部材81、第2アッパガイド部材91、第2ロアガイド部材93には、取り付け穴50d、50f、50gを挿通するボルトが設けられ、これらボルトが取り付け穴50d、50f、50gを挿通し、ナットで固定される。
本形態例では、第1ロアガイド部材83以外はプーリを用い、第1ロアガイド部材は、外周面にワイヤ71が係合する溝が形成された固定ガイドを用いた。更に、第1アッパガイド部材81は、ワイヤ駆動部57のベース61に対してブラケット80を介して取り付けられている。
第1ロアガイド部材83は、ブラケット131を用いてインナパネル50に取り付けられる。ブラケット131は図4に示すように、一方の端部側に円柱状の突起131aが形成されている。この突起131aは、インナパネル50の穴50mに嵌合し、ブラケット131は、インナパネル50と略平行な面上で回転可能となっている。
ブラケット131の中間部には、第1ロアガイド部材83が溶接、ねじ止め等の手法により固着されている。そして第1ロアガイド部材83のブラケット131と対向する面には、めねじ穴83aが形成されている。更にブラケット131には、第1ロアガイド部材83のめねじ穴83aと対向する穴131bが形成されている。そして、インナパネル50の取り付け穴50eからブラケット131の穴131bを挿通し、第1ロアガイド部材83のめねじ穴83aに螺合するボルト133でブラケット131、第1ロアガイド部材83はインナパネル50に取り付けられている。
更に、インナパネル50には、5つの大きな穴(サービスホール)が設けられている。略中央部には、ウインドレギュレータ投入用の穴50hが形成されている。前方上部にはドアチェック装置組み付け用の穴50i、前方下部には、ドアスピーカ組み付け用の穴50jが形成されている。後部下部には、ウインドレギュレータ組み付け用の穴50k、後部上部には、ドアロック装置組み付け用の穴50lが形成されている。
ワイヤ71は、第1ロアガイド部材83、第1アッパガイド部材81、第2ロアガイド部材93、第2アッパガイド部材91の順に略N字形にかけられている。
第1アッパガイド部材81と第1ロアガイド部材83との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第1ウインドガラス取り付け手段(ガラスホルダ)101が設けられている。
また、第2アッパガイド部材91と第2ロアガイド部材93との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第2ウインドガラス取り付け手段(ガラスホルダ)103が設けられている。
ウインドレギュレータ55には、ワイヤ71のたるみをなくすたるみ止め手段が設けられている。本形態例では、ワイヤ駆動部57と第1ロアガイド部材83との間に第2たるみ止め手段113を設け、ワイヤ駆動部57と第2アッパガイド部材91との間に第1たるみ止め手段111を設けた。第1たるみ止め手段111と第2たるみ止め手段113との構造は、同一なので、第2たるみ止め手段113で説明を行い、第1たるみ止め手段の構造説明は省略する。
図3(b)に示すように、チューブ121の一端部は、ワイヤ駆動部57のベース61に設けられた有底穴61aに嵌合して係止され、他端部は第1ロアガイド部材83に形成された有底穴83aに嵌合して係止されている。ワイヤ71はチューブ121の内部を挿通している。有底穴61aの内部には、チューブ121を第1ロアガイド部材83方向に付勢する弾性体(コイルスプリング)123が配置されている。
従って、弾性体123が、ワイヤ71の張力に応じて伸縮し、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71がガイド部材から外れるのを防止する。
更に、図1に示すように、第1アッパガイド部材81と第2ロアガイド部材93との間にも、ワイヤ71が挿通するチューブ125が設けられている。
次に、上記構成の作動を説明する。第1たるみ止め手段111、第2たるみ止め手段113は、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71がガイド部材から外れるのを防止する。
モータ63を駆動して、ドラム65を正転或いは逆転させてワイヤ71を移動させると、第1ウインドガラス取り付け手段101、第2ウインドガラス取り付け手段103を介してワイヤ71に取り付けられたウインドガラス53が昇降する。
次に、上記構成のウインドレギュレータ55を組み付ける手順を説明する。
ウインドレギュレータ55は、図5に示すように、バンド151でワイヤ部分が絡まないようにくくり、組み付けに供される。
(1)ウインドレギュレータ55は、図5の状態で、インナパネルの中央部の穴50hからインナパネル50とアウタパネル51との間の空間に投入される。
(2)ワイヤ駆動部57をインナパネル50に取り付ける。
(3)ブラケット80を介して支持された第1アッパガイド部材81をインナパネル50に取り付ける。
(4)バンド151を切断する。すると、第1たるみ止め手段111、第2たるみ止め手段113の付勢力により、ワイヤ71は、図1において、矢印D、矢印E方向に移動し、ウインドレギュレータ55はワイヤ71が絡むことなく、所定の形状に展開する。
(5)インナパネル50の穴50lを用いて、第2アッパガイド部材91をインナパネル50に取り付ける。
(6)インナパネル50の穴50kを用いて、第2ロアガイド部材93をインナパネル50に取り付ける。
(7)インナパネル50の穴50jを用いて、第1ロアガイド部材83をインナパネル50に取り付ける。具体的には、まずブラケット131の突起131aをインナパネル50の穴50mに嵌合させる。たるみ止め手段の付勢力により、ブラケット131は図1において二点鎖線の位置となる。ここでインナパネル50の穴50jから手を挿入し、ブラケット131の他方の回転端部に操作力を加え、たるみ止め手段の付勢力に抗してブラケット131を回転させ、第1ロアガイド部材83のめねじ穴83a、ブラケット131の穴131bをインナパネル50の穴50eに対向させる。
そして、ボルト133でもってブラケット131、第1ロアガイド部材83をインナパネル50に取り付ける。
(8)ウインドガラス53をベルトラインに形成された穴から挿入し、インナパネル50の穴50iを用いて、ウインドガラス53を第1のウインドガラス取り付け手段101に取り付け、インナパネル50の穴50kを用いて、ウインドガラス53を第2のウインドガラス取り付け手段103に取り付ける。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ブラケットは131、インナパネル50に回転可能に取り付けられる。よって、ブラケット131を回転させるだけで、第1ロアガイド部材83をインナパネル50の取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
(2)ブラケット131は、その一方の端部がインナパネル50に回転可能に取り付けられ、中間部に第1ロアガイド部材83が設けられることにより、ブラケット131の他方の端部側に操作力を加えれば、てこの原理により、小さな力でブラケット131を回転させることができる。即ち、小さな力で、第1ロアガイド部材83をインナパネル50の取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
(3)ブラケット131の回転平面は、インナパネル50と略平行であることにより、インナパネル50とアウタパネル51との間隔が狭いドア(厚さが薄いドア)であっても、適用できる。
<第2の形態例>
第1の形態例ではブラケットの回転平面は、インナパネルと略平行であったが、インナパネルと交差する方向であってもよい。本形態例では、最後に取り付けるガイド部材が第2ロアガイド部材93の場合を想定している。図6(a)図6(b)に示すように、第2ロアガイド部材93はブラケット201の中間部に設けられている。更に、ブラケット201のインナパネル50との対向面には、ボルト203が設けられている。ブラケット201の一方の端部側には、段部201aが形成されている。一方、インナパネル50には、ブラケット201の段部201aが係合可能な穴207と、ボルト203が挿通可能な穴209とが形成されている。
そして、ブラケット201の段部201aをインナパネルの穴207に挿入すると、たるみ止め手段の付勢力により、ブラケット201は図6(b)のような状態となる。ここで、ブラケット201の他方の回転端部に矢印E方向の操作力を加える。すると、ブラケット201は、たるみ止め手段の付勢力に抗して、段部201aを支点としてインナパネル50と交差する平面上で回転する。そして、第2ロアガイド部材93のボルト203をインナパネル50の穴209に挿通させ、図示しないナットを用いてブラケット201、第2ロアガイド部材93をインナパネル50に取り付ける。
このような構成によれば、インナパネル50のアウタパネルと対向する面側は、回転するブラケットと干渉しないように、部品等が配設できない部分(デットスペース)が必要である。しかし、本形態例では、ブラケット201の回転平面は、インナパネル50と交差する平面であることにより、インナパネル50のアウタパネル51と対向する面側のデットスペースが少なくてすむ。
<第3の形態例>
ブラケットの代わりに治具を使う方法もある。本形態例では、最後に取り付けるガイド部材が第2ロアガイド部材93の場合を想定している。図7(a)、図7(b)に示すように、治具401の中間部には、折り曲げ加工法等の手法により、第2ロアガイド部材93が収容される凹部401aが形成されている。凹部401aの底面401bには、第2ロアガイド部材93の突出した回転軸が遊嵌する穴401cが形成されている。更に、凹部401aの側部には、第2ロアガイド部材93のインナパネル50との対向面に係脱可能な略L字形の2つの爪部401d、401eが形成されている。なお、本形態例では、治具401を可撓性を有する樹脂で製造した。
従って、治具401の凹部401aの底面401b、凹部401aの2つの壁面401f、401g、2つの爪部401d、401eとで、第2ロアガイド部材93が係脱可能なガイド部材取り付け部を構成している。
更に、治具401は、第2の形態例のブラケット201と同様に、一方の端部側に段部401hが形成されている。第2ロアガイド部材93のインナパネル50との対向面には、ボルト403が設けられている。
図7(c)に示すように、インナパネル50には、治具401の段部401hが係合可能な穴207と第2ロアガイド部材93のボルト403が挿通可能な穴209とが形成されている。
そして、図7(c)に示すように、治具401の凹部401aに第2ロアガイド部材93を載置し、第2ロアガイド部材93に爪部401d、401eを係合させた状態で、治具401の段部401hをインナパネル50の穴207に挿入すると、たるみ止め手段の付勢力により、治具401は、図7(c)のような状態となる。ここで、治具401の他方の回転端部に矢印F方向の操作力を加える。すると、治具401は、たるみ止め手段の付勢力に抗して、段部401hを支点としてインナパネル50と交差する平面上で回転する。そして、第2ロアガイド部材93のボルト403をインナパネル50の穴209に挿通させ、図示しないナットを用いて第2ロアガイド部材93をインナパネル50に取り付ける。そして、治具401を矢印Fと反対方向に回転させると、爪部401d、401eが弾性変形し、爪部401d、401eと第2ロアガイド部材93との係合が解除され、治具401を取り外すことができる。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)治具401は、インナパネル50に回転可能に取り付けられる。よって、治具401を回転させるだけで、第2ロアガイド部材93をインナパネル50の取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
(2)治具401は、その一方の端部がインナパネル50に回転可能に取り付けられ、中間部に第2ロアガイド部材93が設けられることにより、治具401の他方の端部側に操作力を加えれば、てこの原理により、小さな力で治具401を回転させることができる。即ち、小さな力で、第2ロアガイド部材93をインナパネル50の取り付け箇所まで案内することができ、組みつけが容易となる。
(3)インナパネル50のアウタパネルと対向する面側は、回転する治具と干渉しないように、部品等が配設できない部分(デットスペース)が必要である。しかし、本形態例では、治具401の回転平面は、インナパネル50と交差する平面であることにより、インナパネル50のアウタパネル51と対向する面側のデットスペースが少なくてすむ。
(4)第1、第2の形態例のように、取り付けのみに機能し、ウインドレギュレータ装置の作動には機能しない部品(ブラケット)がドア内に残ることがないので、ウインドレギュレータの軽量化、部品のコストダウンを図ることができる。
尚、本発明は上記3つの形態例に限定するものではない。上記3つの形態例のウインドレギュレータは、4つのガイド部材を用い、ワイヤを略N字形にかけるタイプで説明を行ったが、従来例で説明した2つのガイド部材を用いたウインドレギュレータにも適用できることはいうまでもない。
第1の形態例のウインドレギュレータが設けられ、インナパネルを取り外した状態のドアを車内側から見た図である。 図1のドアに取り付けられるインナパネルを示す図である。 (a)図はワイヤ駆動部の拡大部分破断図、(b)図は第2たるみ止め手段を説明する図である。 図1のブラケットの斜視図である。 組み付けに供されるウインドレギュレータを説明する斜視図である。 第2の形態例の発明部分を説明する図で、(a)図はブラケットの斜視図、(b)図はブラケットの作動を説明する図である。 第3の形態例の発明部分を説明する図で、(a)図は治具の斜視図、(b)図は(a)図の治具に第2ロアガイド部材を取り付けた斜視図、(c)図は治具の作動を説明する図である。 従来のウインドレギュレータを説明する図である。
符号の説明
50 インナパネル
51 アウタパネル
53 ウインドガラス
71 ワイヤ
81、83、91、93 ガイド部材
101、103 ウインドガラス取り付け手段
131 ブラケット

Claims (5)

  1. ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、
    一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内する複数のガイド部材と、
    前記ワイヤを張る方向に付勢して、前記ワイヤのたるみをなくすたるみ止め手段と、
    前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取り付け手段と、
    を有し、
    前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータにおいて、
    前記インナパネルに回転可能に取り付けられる係合部を有すると共に、前記複数のガイド部材のうちの1つのガイド部材が設けられ、前記ガイド部材を前記たるみ止め手段の付勢力に抗して前記インナパネルの取り付け箇所まで案内するブラケットを備えたことを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記ブラケットは、その一方の端部が前記インナパネルに回転可能に取り付けられ、中間部に前記ガイド部材が設けられることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記ブラケットの回転平面は、前記インナパネルと交差する平面であることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータ。
  4. 前記ブラケットの回転平面は、前記インナパネルと略平行であることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータ。
  5. ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、
    一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って 前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内する複数のガイド部材と、
    前記ワイヤを張る方向に付勢して、前記ワイヤのたるみをなくすたるみ止め手段と、
    前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取り付け手段と、
    を有し、
    前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータの前記ガイド部材を前記たるみ止め手段の付勢力に抗して前記インナパネルに取り付ける治具であって、
    前記インナパネルに対して係脱可能で、係合時には前記インナパネルに対して回転可能となるインナパネル取り付け部と、
    前記複数のガイド部材のうちの1つのガイド部材が係脱可能なガイド部材取り付け部と、
    を有することを特徴とする治具。
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