JP4992795B2 - 車両用ガラス昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドウガラスの上昇端にプーリが配置され、下降端にリテーナが配置されて、無端ベルトの移動軌跡が規定され、モータにより無端ベルトを駆動して、ウインドウガラスを昇降させる車両用ガラス昇降装置に関し、特にインナパネルへの組み付け性を向上させた車両用ガラス昇降装置に関する。
自動車のウインドウガラスを昇降させるウインドウレギュレータは、自動車のドアパネルを構成するアウタパネルとインナパネルとの間に配置される。ウインドウガラスは、1対のサイドフレームにより案内されて昇降する。ウインドウレギュレータは、このウインドウガラスに固定されたウインドウガラス支持部(締結部)を無端ベルト又は管状ワイヤ(以下、無端ベルトという)により上下動させることにより、ウインドウガラスの昇降を駆動する。このウインドウレギュレータとしては、ウインドウガラス支持部がガイドレールにより案内されていないワイヤ式ガイドレスのウインドウレギュレータと、ウインドウ支持部がガイドレールにより案内されて昇降するガイド付きウインドウレギュレータとがある。
特許文献1には、ワイヤ式ガイドレスのウインドウレギュレータが開示されている。この従来のウインドウレギュレータにおいては、無端ワイヤを4個のガイド部材に8字状に掛け渡し、ワイヤの一部をドラムに巻回して、このドラムを正逆方向に回転駆動することにより、ワイヤを8字状の軌跡で移動させる。そして、ワイヤの移動軌跡におけるウインドウガラスの昇降方向に沿う部分で、ワイヤの2箇所の位置に、ウインドウガラス支持部を固定することにより、ドラムにより駆動されたワイヤの移動によって、ウインドウガラス支持部を昇降駆動する。
この従来のウインドウレギュレータをインナパネルに組み付ける際には、ウインドウレギュレータとは別体のベルトでワイヤを束ね、即ち、バンドでワイヤが絡まないようにくくり、インナパネルに設けた孔からウインドウレギュレータをインナパネルとアウタパネルとの間の空間に挿入し、インナパネルに取り付けている。
特開2006−348627号公報
しかしながら、上述の特許文献1においては、ウインドウレギュレータをインナパネルに組み付ける際に、別体のベルトを使用してワイヤを束ねているので、部品コストが高いと共に、インナパネルとアウタパネルとの間の空間内でベルトを外すのに作業性が悪いという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、部品コストが低く、インナパネルへの組み付け性が優れた車両用ガラス昇降装置を提供することを目的とする。
本願第1発明に係る車両用ガラス昇降装置は、車両のインナパネルに取り付けられ、ウインドウガラスを昇降させる車両用ガラス昇降装置において、内面にベルト歯を有する無端ベルトと、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトの移動により従動回転可能であり前記ウインドウガラスが上昇する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第1ガイド部材と、前記無端ベルトが巻回され前記ウインドウガラスが下降する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第2ガイド部材と、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトを移動させる駆動部と、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間の部分で前記無端ベルトに固定され前記ウインドウガラスに連結されることとなるキャリアブラケットと、このキャリアブラケットに固定され又は設けられ前記駆動部と前記第1ガイド部材との間の部分で前記無端ベルトに離脱可能に係合したクランプとを有することを特徴とする。
この場合に、前記クランプは、前記キャリアブラケットに設けられ、前記無端ベルトの一部を嵌合可能な凹部であることが好ましい。
本願第2発明に係る車両用ガラス昇降装置は、車両のインナパネルに取り付けられ、ウインドウガラスを昇降させる車両用ガラス昇降装置において、内面にベルト歯を有する無端ベルトと、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトの移動により従動回転可能であり前記ウインドウガラスが上昇する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第1ガイド部材と、前記無端ベルトが巻回され前記ウインドウガラスが下降する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第2ガイド部材と、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトを移動させる駆動部と、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間の部分で前記無端ベルトに固定され前記ウインドウガラスに連結されることとなるキャリアブラケットと、このキャリアブラケットと前記駆動部のハウジングとを離脱可能に係合するクランプとを有することを特徴とする。
この場合に、前記クランプは、前記キャリアブラケット及び前記駆動部のいずれか一方に設けられた突起と、前記キャリアブラケット及び前記駆動部の他方に設けられ前記突起が嵌合する嵌合部とを備えていることが好ましい。
本願第1発明によれば、キャリアブラケットに固定されたクランプを、ホルダとプーリとの間の無端ベルトに係合させて、この状態で、例えば、モータを持ってインナパネルの孔からインナパネルとアウタパネルとの間の空間に挿入し、インナパネルに組み付ける。これにより、ウインドウレギュレータの組み付け時に、無端ベルトの垂れ下がりを短くできるので無端ベルトが絡み合うことがなく、またインナパネルへの取付作業が極めて容易である。そして、クランプをキャリアブラケットと一体に成形することができるので、部品コストを低減できる。また、クランプを無端ベルトにおけるホルダとプーリとの間の任意の位置に係合させることができるので、取り扱いを容易にするために、適宜係合位置を調整することができる。これにより、例えば、クランプをプーリの近傍に係合させた場合には、プーリのモータからの位置を規定でき、プーリをインナパネルに組み付ける際に、インナパネルの組み付け孔に取り付けしやすい。
以上の効果は、本願第2発明のように、クランプをキャリアブラケットとモータハウジングとを離脱可能に係合するように構成しても、同様である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用ガラス昇降装置を自動車後席の右側ドアに設置した状態を示す図(車両内から見た図)、図2は、同じくそのインナパネルを示す図である。自動車ドア1は、1対のサイドフレーム3と窓枠上端の上部フレーム4とを備えており、ウインドウガラス2は、サイドフレーム3に案内されて上下動し、その上端位置は上部フレーム4に規制されている。
ウインドウレギュレータ10は、自動車ドアの車外側のアウタパネル(図示せず)と、車内側のインナパネル5との間に配置されている。このウインドウレギュレータ10は、上方に配置されたプーリ14と、下方に配置されたリテーナ15と、上下方向の中間に配置された駆動部11のドラム12と、これらのプーリ14,リテーナ15及びドラム12の3点に掛け渡された無端ベルト16とを備えており、駆動部11のモータ13によりドラム12を回転駆動することにより、ベルト16が正逆回転駆動される。このベルト16は内面側に歯が形成されており、このベルト16の歯は、ドラム12の外面に形成された歯と噛合し、更に、プーリ14の周面に設けられた歯とも噛合している。リテーナ15はベルトが摺動する周面(半周面)を有する。ベルト16は、これらのプーリ14,リテーナ15及びドラム12により移動軌跡が決められ、プーリ14とリテーナ15との間では、その移動軌跡がウインドウガラス2の昇降方向と同一の上下方向になる。なお、ベルト16の移動軌跡のうち、上端部の折り返し点にはウインドウガラスを上昇させるための大きな荷重が作用するため、周面に歯をもつプーリ14が使用され、下端部の折り返し点には荷重の印加が小さいため、歯をもたず、単にベルトが円滑に摺動するための周面を備えたリテーナ15が使用されている。
このプーリ14とリテーナ15との間のベルト16には、例えば、樹脂製のキャリアブラケット17が一体成形により固定されている。また、ウインドウガラス2の下端縁には、ウインドウガラス支持部19が固定されており、この支持部19とキャリアブラケット17とはボルト18により固定されて連結されている。
図2に示すように、インナパネル5には、プーリ14をボルト・ナット(図示せず)によりインナパネル5に固定するための孔22が形成されている。即ち、プーリ14にはボルトが固定されており、このボルトを孔22を挿通させてインナパネル5の車内側の面に出し、この車内側からナットによりボルトを緊締することにより、プーリ14がインナパネル5に固定される。また、同様にして、駆動部11のハウジング50がインナパネル5に形成した孔21を介してボルト・ナットによりインナパネル5に固定される。
一方、リテーナ15は、インナパネル5に形成した孔23を介してインナパネル5に引っかけることにより、インナパネル5に固定される。なお、インナパネル5には、これらの作業を行うために、作業員がインナパネル5とアウタパネルとの間の空間に手を入れるための作業用孔20が形成されている。
図3は図1に示すウインドウレギュレータ10(車両用ガラス昇降装置)を、ドアの部分の図示を省略して示す図である。ウインドウガラスの上昇端には、周面に歯が形成されたプーリ14が配置され、ウインドウガラスの下降端には、歯が形成されていない平滑な半円周分の摺動面を有するリテーナ15が配置されている。また、このプーリ14とリテーナ15との間の中間の位置に、周面に歯が形成されたドラム12が配置されており、これらのプーリ14、ドラム12及びリテーナ15に、内面に歯が形成された無端ベルト16が架け渡されている。無端ベルト16の内面歯は、プーリ14の歯及びドラム12の歯に噛合している。そして、ドラム12はモータ13により正逆方向に回転駆動され、これにより、ドラム12と歯が噛み合う無端ベルト16は、往復移動する。この無端ベルト16の移動域におけるプーリ14とリテーナ15との間の部分には、キャリアブラケット17が固定されており、このキャリアブラケット17に、図1に示すように、ウインドウガラス2の下端を支持する支持部19がボルト18により連結されるようになっている。これにより、無端ベルト16がプーリ14とリテーナ15との間の移動域で上昇又は下降するときに、キャリアブラケット17及び支持部19を介して、ガラスウインドウ2が上昇又は下降する。
無端ベルト16は、例えば、クロロプレンゴム又はアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等のゴムベルトの一面に歯を形成し、この歯の形成面を覆うようにして、ナイロン織布を設け、このナイロン織布に潤滑処理したものである。また、この無端ベルトには、ゴムベルト内に、ベルト長手方向に延びる複数本の心線が埋め込まれて補強されている。更に、キャリアブラケット17は例えば樹脂製であり、この無端ベルト16に一体成形により固定されている。
このウインドウレギュレータ10は、自動車の組立時に、図4に示す無端ベルト16に、プーリ14、リテーナ15、キャリアブラケット17並びにドラム12及びモータ13が取り付けられた状態で、図1に示すようなドア1まで運搬されてくる。そして、作業員が、通常、最も重いモータ13を握持して、ウインドウレギュレータ10を作業用孔20を介してインナパネルとアウタパネルとの間の空間に挿入する。このとき、モータ13は通電しない限り回転しないので、無端ベルト16におけるドラム12及びモータ13の位置は変動しない。また、キャリアブラケット17は無端ベルト16に固定されているので、同様に無端ベルト16に対する位置は変動しない。しかし、プーリ14は図4に矢印にて示すように、ドラム12とキャリアブラケット17との間で、無端ベルト16上を移動してしまう。このように、プーリ14が移動してしまうと、インナパネル5の裏側にウインドウレギュレータ10を取り付ける作業が困難になる。また、無端ベルト16が長く垂れ下がっているため、その扱いが煩雑である。
そこで、本実施形態においては、図5に示すように、キャリアブラケット17にクランプ30を固定する。このクランプ30は、その先端に薄い凹部31が形成されており、この凹部31に無端ベルト16を挿入することにより、無端ベルト16を拘束する。この無端ベルト16の拘束位置は、ドラム12とプーリ14との間の部分である。また、この拘束の態様は、図6に示すように、凹部31で無端ベルト16を嵌合するだけであるので、クランプ30と無端ベルト16との間のベルト長手方向への相対的な移動は可能である。しかし、クランプ30で無端ベルト16を拘束することにより、ドラム12とプーリ14との間の間隔が、必然的に、ある特定の寸法(図5における図示はA)以下に収まる。なお、このクランプ30は樹脂により成形することができる。キャリアブラケット17も樹脂により無端ベルト16に一体成形(鋳ぐるみ成形)することにより設けられているので、このキャリアブラケット17の樹脂成形時に、その同一工程で、クランプ30も樹脂成形することにより、形成すればよい。なお、クランプ30における凹部31が形成された部分の先端側の部分を薄く設定することにより、この先端側の樹脂部分が弾性を持ち、無端ベルト16を弾性力をもって挟持するように構成することができる。
次に、このように構成されたウインドウレギュレータ10の動作について説明する。図5に示すように、クランプ30の凹部31内に無端ベルト16を嵌合してクランプした状態で、作業者はモータ13を持ってウインドウレギュレータ10を作業用孔20内に挿入する。そして、先ず、モータ13及びドラム12をインナパネル5に設けた孔21(図2参照)にインナパネル5の裏側から固定する。
次いで、図7に示すように、クランプ30により無端ベルト16をクランプした状態で、プーリ14をインナパネル5に設けた孔22(図2参照)にインナパネル5の裏側から固定する。このとき、図9に示すように、プーリ14はその回転軸が孔22を挿通して、インナパネル5の前面側(室内側)でインナパネル5に固定される。その後、クランプ30の凹部31を無端ベルト16の幅方向に引き抜くことにより、図8に示すように、クランプ30による無端ベルト16のクランプを解除する。そうすると、クランプ30が無端ベルトから離脱し、無端ベルト16は、図8に示すように、特に下半部で若干たるむが、その下端にリテーナ15が懸垂されている。そこで、図11に示すように、このリテーナ15を下方に引いて、無端ベルト16を引張り、リテーナ15の取り付け孔23(図2参照)にインナパネル5の裏側からリテーナ15を固定する。
これにより、図11に示すように、プーリ11及びリテーナ15がインナパネル5における所定位置に配置され、プーリ11及びリテーナ15にドラム12を含めた3点の位置に、無端ベルト16が引張した状態で巻き架けられる。
本実施形態においては、プーリ14がインナパネル5に取り付けられるまでは、キャリアブラケット17に設けられたクランプ30が無端ベルト16をクランプしているので、組み付け作業時に、無端ベルト16が大きく垂れ下がることはなく、このウインドウレギュレータ10を作業用孔20を介して、インナパネル5とアウタパネルとの間に挿入しやすい。また、無端ベルト16のクランプにより、図5に示す「A」の寸法がある値以下に規制されるので、図7に示すプーリ14の取り付け作業が容易である。更に、ドラム12及びプーリ14を取り付けた後、リテーナ15を下方に引っ張るだけで、リテーナ15の位置はその取り付け孔23の位置に整合するので、リテーナ15の位置決めも容易であり、このリテーナ15の取り付け作業も容易である。
次に、図12(a)乃至(c)を参照して本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、クランプ40が、キャリアブラケット17と駆動部11のハウジング50とを離脱可能に係合する点に特徴がある。本実施形態では、駆動部11のハウジング50として、ドラム12のハウジング12aを採用したものである。即ち、クランプ40は、キャリアブラケット17にこのキャリアブラケット17に対して突出するように突起41を設け、この突起41を駆動部11のドラムハウジング12aに設けたリング状の嵌合部43に挿入することにより、キャリアブラケット17とドラムハウジング12aとを相互に離脱可能に係合させるものである。突起41は中央部を切り欠いて半割りの2本の棒にし、これらの2本の棒の先端に大径部42を形成したものである。リング状の嵌合部43は2本の突起が離隔している状態での突起41の外径よりは大きい内径を有するが、この内径は大径部42の外径よりは小さい。そして、2本の棒は弾性的に接近することができ、この2本の棒が相互に接近したときに、大径部42の外径は、嵌合部43の内径よりも小さくなる。なお、キャリアブラケット17の突起41が嵌合するのは、上記実施形態のように、ドラム12のハウジング12aに設けた嵌合部43ではなく、モータハウジング13aに嵌合部を設けて、このモータハウジング13aの嵌合部とすることもできる。この場合も、キャリアブラケット17と駆動部11のハウジング50とを離脱可能に係合することができる。
よって、このように構成された本実施形態においては、キャリアブラケット17に設けられた突起41を、その大径部42側から、モータハウジング13a又はドラムハウジング12aに設けられたリング状嵌合部43内に挿入することにより、大径部42が嵌合部43から突出する。この大径部42の外径は、常態で、嵌合部43の内径より大きいので、キャリアブラケット17とモータハウジング13a又はドラムハウジング12aとは、相互に係合する。また、この係合は、キャリアブラケット17又はモータハウジング13a若しくはドラムハウジング12aを相手側から引っ張ることにより、容易に外すことができ、これにより、キャリアブラケット17はモータハウジング13a又はドラムハウジング12aから離脱する。
このように、本実施形態においては、無端ベルト16に対して移動しないキャリアブラケット17とドラム12又はモータ13(ドラムハウジング12a又はモータハウジング13a)とを一旦固定することができるので、無端ベルト16の大きな垂れ下がりを防止することができる。また、モータ13及びドラム12をインナパネル5に取り付けた後のプーリ14の取り付けも容易である。
なお、大径部42付の突起41は、キャリアブラケット17に限らず、例えば、モータハウジング13a又はドラムハウジング12a側に取り付け、その代わりに、嵌合部43をキャリアブラケット17に取り付けてもよい。また、この係合手段は、上記各実施形態に示すものに限らず、種々の手段を採用することができる。
本発明の実施形態に係る車両用ガラス昇降装置(ウインドウレギュレータ)を自動車後席の右側ドアに設置した状態を車両内から見た図である。 同じくそのインナパネルを示す図である。 同じくウインドウレギュレータのみを取りだして示す図である。 インナパネルに取り付ける前の従来のウインドウレギュレータを示す図である。 インナパネルに取り付けられる前の本実施形態のウインドウレギュレータを示す図である。 クランプを示す断面図である。 モータ及びホルダとプーリとをインナパネルに取り付けた後のウインドウレギュレータを示す図である。 その後、クランプを外した状態を示す図である。 プーリをインナパネルに取り付けた状態を示す図である。 リテーナをインナパネルに取り付けた状態を示す図である。 プーリ、リテーナ並びにモータ及びホルダをインナパネルに取り付けた後の状態を示す図である。 (a)乃至(d)は本発明の他の実施形態に係る車両用ガラス昇降装置を示す図である。
符号の説明
1:ドア、2:ウインドウガラス、3:サイドフレーム、4:フレーム、5:インナパネル、10:ウインドウレギュレータ、11:駆動部、12:ドラム、12a:ドラムハウジング、13:モータ、13a:モータハウジング、14:プーリ、15:リテーナ、16:無端ベルト、17:キャリアブラケット、18:ボルト、19:支持部、20:作業用孔、21、22,23:孔、30:クランプ、31:凹部、40クランプ、41:突起、42:大径部、43:リング

Claims (4)

  1. 車両のインナパネルに取り付けられ、ウインドウガラスを昇降させる車両用ガラス昇降装置において、内面にベルト歯を有する無端ベルトと、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトの移動により従動回転可能であり前記ウインドウガラスが上昇する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第1ガイド部材と、前記無端ベルトが巻回され前記ウインドウガラスが下降する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第2ガイド部材と、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトを移動させる駆動部と、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間の部分で前記無端ベルトに固定され前記ウインドウガラスに連結されることとなるキャリアブラケットと、このキャリアブラケットに固定され又は設けられ前記駆動部と前記第1ガイド部材との間の部分で前記無端ベルトに離脱可能に係合したクランプとを有することを特徴とする車両用ガラス昇降装置。
  2. 前記クランプは、前記キャリアブラケットに設けられ、前記無端ベルトの一部を嵌合可能な凹部であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ガラス昇降装置。
  3. 車両のインナパネルに取り付けられ、ウインドウガラスを昇降させる車両用ガラス昇降装置において、内面にベルト歯を有する無端ベルトと、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトの移動により従動回転可能であり前記ウインドウガラスが上昇する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第1ガイド部材と、前記無端ベルトが巻回され前記ウインドウガラスが下降する側に配置されて前記無端ベルトの軌跡を規定することとなる第2ガイド部材と、前記ベルト歯に噛合して前記無端ベルトを移動させる駆動部と、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間の部分で前記無端ベルトに固定され前記ウインドウガラスに連結されることとなるキャリアブラケットと、このキャリアブラケットと前記駆動部のハウジングとを離脱可能に係合するクランプとを有することを特徴とする車両用ガラス昇降装置。
  4. 前記クランプは、前記キャリアブラケット及び前記駆動部のいずれか一方に設けられた突起と、前記キャリアブラケット及び前記駆動部の他方に設けられ前記突起が嵌合する嵌合部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ガラス昇降装置。
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