JP5160750B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するワイヤ案内部材と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に設けられ、前記ウインドガラスが取り付けられるウインドガラス取り付け手段と、前記ドラムと前記ワイヤ案内部材との間に配設され、前記ワイヤが内部を挿通するアウタチューブと、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータに関する。
ドラムを用いたウインドレギュレータの一例として、図7に示すような構造のものがある。図において、ワイヤ1が巻回されたドラム3はドラムハウジング5内に設けられ、ドラムハウジング5はドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられる。ドラム3はモータ7によって正方向/逆方向に回転されるようになっている。
又、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側には、ウインドガラスの昇降方向に沿ってガイドレール9が取り付けられている。このガイドレール9には、スライダ11が移動可能に係合し、このスライダ11に図示しないウインドガラスが取り付けられている。従って、スライダ11は、ウインドガラス取り付け手段として機能する。
ガイドレール9の上部にはアッパプーリ13が、下部には、ロアプーリ15が設けられている。これらアッパプーリ13、ロアプーリ15は、ワイヤ1を案内するワイヤ案内部材として機能する。
ワイヤ1の一方の端部側は、アッパプーリ13を介してスライダ11に固定されている。ワイヤ1の他方の端部は、ロアプーリ15を介してスライダ11に固定されている。
ここで、ワイヤたるみ取り機構20を説明する。
ドラム3とアッパプーリ13、ドラム3とロアプーリ15との間には、ワイヤ1が内部を挿通するアウタチューブ21が配置されている。アッパプーリ13、ロアプーリ15が設けられた部材には、アウタチューブ21の外径より大きな径の有底穴13a、15aが形成されている。そして、これら有底穴13a、15aにアウタチューブ21の一方の端部側が挿入されている。
アウタチューブ21の他方の端部側、すなわちドラム3側は、図8に示すように、内部にワイヤ1が挿通するスライドブッシュ23が取り付けられている。具体的には、スライドブッシュ23に、アウタチューブ21の外径より大きな径の有底穴23aが形成されている。そして、有底穴23aにアウタチューブ21の他方の端部側が挿入されている。
このスライドブッシュ23は、ドラム3が設けられたベース25に形成された円筒状のチューブ保持部25aに移動可能に係合している。従って、チューブ保持部25aは、アウタチューブ21のドラム3側をアウタチューブ21の軸方向に案内するガイド手段として機能する。そして、チューブ保持部25a内に配置され、一端部がチューブ保持部の底部に当接し、他端部がアウタチューブ21のスライドブッシュ23に当接する付勢手段としてのスプリング27によって、アウタチューブ21はチューブ保持部25aから押し出す方向に付勢されている。ワイヤ1にたるみが発生すると、スプリング27の付勢力により、アウタチューブ21が押し出され、ベース25とプーリ13,15間のワイヤ経路が伸びて、ワイヤ1のたるみが吸収される。
そして、モータ7を駆動し、ドラム3を正転或いは逆転させてワイヤ1を移動させると、スライダ11がガイドレール9に沿って移動し、ウインドガラスが昇降する(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−144424号公報
一般に、ウインドレギュレータは、図7に示すように、駆動源、ワイヤ、スライダ等が組み付けられた状態の組立体がドアに組み付けられる。
図7、図8に示すような形状のウインドレギュレータ組立体では、ワイヤたるみ取り機構20が動作していても、アッパプーリ13、ロアプーリ15がガイドレール9に固定されているので、ワイヤ1にテンションが発生し、組立体がばらけることはない。
しかし、ガイドレール9がなく、アッパプーリ13、ロアプーリ15がドアに直接取り付けられるウインドレギュレータの組立体の場合、ドアに組み付けられる前には、ワイヤ1にテンションが発生しないので、図7、図8に示すようなワイヤたるみ取り機構の場合、アウタチューブ21の端部が、アッパプーリ13の有底穴13a、ロアプーリ15の有底穴15a、スライドブッシュ23の有底穴23aより外れる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、アウタチューブの端部が外れないウインドレギュレータを提供することにある。
請求項1に係る発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するワイヤ案内部材と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に設けられ、前記ウインドガラスが取り付けられるウインドガラス取り付け手段と、前記ドラムと前記ワイヤ案内部材との間に配設され、前記ワイヤが内部を挿通するアウタチューブと、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータにおいて、前記アウタチューブの一方の端部は、前記ドラムが設けられた部材のスライドブッシュに直接固定され、前記アウタチューブの他方の端部は、前記ワイヤ案内部材が設けられた部材に直接固定され、前記アウタチューブは熱可塑性を有し、前記アウタチューブの一方の端部の固定、前記アウタチューブの他方の端部の固定のうち、少なくとも一方の固定は、前記アウタチューブが固定される側に、先端面が開放面となった円筒部であって、円筒部に、外筒面から内筒面まで至る貫通穴が形成された円筒部を有し、前記円筒部の開放面から前記アウタチューブを挿入し、加熱により前記アウタチューブの外周面に前記貫通穴内に突出する突出部が形成することによってなされることを特徴とするウインドレギュレータ。
ドラムを正転或いは逆転させると、ワイヤが移動し、ウインドガラスが昇降する。
請求項2に係る発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するワイヤ案内部材と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に設けられ、前記ウインドガラスが取り付けられるウインドガラス取り付け手段と、前記ドラムと前記ワイヤ案内部材との間に配設され、前記ワイヤが内部を挿通するアウタチューブと、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータにおいて、前記アウタチューブの一方の端部および他方の端部のうちのいずれか一方の端部が前記ワイヤのたるみをなくすワイヤたるみ取り機構のスライドブッシュに直接固定され、他方の端部が前記ドラムが設けられた部材、前記ワイヤ案内部材のうちのいずれかに直接固定され、前記アウタチューブは熱可塑性を有し、前記アウタチューブの一方の端部の固定、前記アウタチューブの他方の端部の固定のうち、少なくとも一方の固定は、前記アウタチューブが固定される側に、先端面が開放面となった円筒部であって、円筒部に、外筒面から内筒面まで至る貫通穴が形成された円筒部を有し、前記円筒部の開放面から前記アウタチューブを挿入し、加熱により前記アウタチューブの外周面に前記貫通穴内に突出する突出部が形成することによってなされることを特徴とするウインドレギュレータである。
請求項3に係る発明は、前記アウタチューブが固定される部材は、前記アウタチューブの外径以上の内径を有し、内周面には、前記アウタチューブの外周面に押接するリブが形成された穴を有し、前記固定は、前記穴に前記アウタチューブが圧入されることによってなされることを特徴とする請求項1又は2記載のウインドレギュレータである
アウタチューブを穴に圧入すると、穴の内周面に形成されたリブがアウタチューブの外周面に押接し、前記アウタチューブの一方の端部と前記ドラムが設けられた部材との固定、前記アウタチューブの他方の端部と前記ワイヤ案内部材が設けられた部材との固定のうち、少なくとも一方の固定がなされる。
請求項4に係る発明は、前記リブは、前記アウタチューブの挿入方向に沿って形成されることを特徴とする請求項3記載のウインドレギュレータである。
アウタチューブを円筒部の開放面から挿入し、アウタチューブを加熱すると、アウタチューブの外周面には、貫通穴内に突出する突出部が形成され、前記アウタチューブの一方の端部と前記ドラムが設けられた部材との固定、前記アウタチューブの他方の端部と前記ワイヤ案内部材が設けられた部材との固定のうち、少なくとも一方の固定がなされる。
尚、アウタチューブの外周面を加熱する装置としては、例えば、超音波溶着機、熱溶着機、レーザ溶着機等があるが限定するものではない。
請求項1、請求項3−請求項に係る発明によれば、前記アウタチューブの一方の端部は、前記ドラムが設けられた部材のスライドブッシュに直接固定され、前記アウタチューブの他方の端部は、前記ワイヤ案内部材が設けられた部材に直接固定されたことによりアウタチューブの端部が外れない。
請求項2−請求項に係る発明によれば、前記アウタチューブの一方の端部および他方の端部のうちのいずれか一方の端部が前記ワイヤのたるみをなくすワイヤたるみ取り機構のスライドブッシュに直接固定され、他方の端部が前記ドラムが設けられた部材、前記ワイヤ案内部材のうちのいずれかに直接固定されたことによりアウタチューブの端部が外れない。
請求項1−4に係る発明によれば、前記アウタチューブは熱可塑性を有し、前記アウタチューブの一方の端部の固定、前記アウタチューブの他方の端部の固定のうち、少なくとも一方の固定は、前記アウタチューブが固定される側に、先端面が開放面となった円筒部であって、円筒部に、外筒面から内筒面まで至る貫通穴が形成された円筒部を有し、前記円筒部の開放面から前記アウタチューブを挿入し、加熱により前記アウタチューブの外周面に前記貫通穴内に突出する突出部が形成することによってなされることにより、部品点数を増やすことなく、組付の作業性が向上する。
請求項に係る発明によれば、前記アウタチューブが固定される部材は、前記アウタチューブの外径以上の内径を有し、内周面には、前記アウタチューブの外周面に押接するリブが形成された穴を有し、前記固定は、前記穴に前記アウタチューブが圧入されることによってなされることにより、穴の内周面には、前記アウタチューブの外周面に押接するリブが形成されるだけなので、部品点数を増やすことなく、組付の作業性が向上する。
最初に、図1−図2を用いて本形態例のウインドレギュレータを説明する。図1は本形態例のウインドレギュレータが設けられ、インナパネルを取り外した状態のドアを車内側から見た図、図2(a)は組み付けに供されるウインドレギュレータの斜視図、図2(b)は図2(a)のテープの展開図、図2(c)は図2(a)のテープの斜視図である。
図1に示すように、ドアパネルを構成するインナパネル(内側のパネル)とアウタパネル(外側のパネル)との間の空間に、ウインドガラス53を昇降させるウインドレギュレータ55が配設されている。
ウインドレギュレータ55の構成を説明する。インナパネルのアウタパネルと対向する面には、ワイヤ駆動部57が取り付けられている。このワイヤ駆動部57は、ベース61上に回転可能に設けられ、モータ63によって正方向または逆方向に回転駆動されるドラム65が設けられている。
ワイヤ71は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム65に巻回されている。
インナパネルのアウタパネル51と対向する面には、ウインドガラス53の昇降方向に沿って、ワイヤ71を案内する第1アッパガイド部材81、第1ロアガイド部材83と第2アッパガイド部材91、第2ロアガイド部材93とが設けられている。
これら第1アッパガイド部材81、第1ロアガイド部材83と第2アッパガイド部材91、第2ロアガイド部材93とは、ワイヤ案内部材として機能する。
本形態例では、第1ロアガイド部材83以外はプーリを用い、第1ロアガイド部材は、外周面にワイヤ71が係合する溝が形成された固定ガイドを用いた。
ワイヤ71は、第1ロアガイド部材83、第1アッパガイド部材81、第2ロアガイド部材93、第2アッパガイド部材91の順に略N字形にかけられている。
第1アッパガイド部材81と第1ロアガイド部材83との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第1ウインドガラス取り付け手段(ガラスホルダ)101が設けられている。
また、第2アッパガイド部材91と第2ロアガイド部材93との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第2ウインドガラス取り付け手段(ガラスホルダ)103が設けられている。
このようなウインドレギュレータ組立体は、図2(a)に示すようにテープ151を用いて束ねられ、ドアパネル内に組み付けられる工程へ供給される。
この時に用いられるテープ151は、図2(b)に示すように、裏面の一部にのみ粘着材151aが塗布されたものを用いている。このテープ151を図2(c)に示すような用い方をすることにより、ウインドレギュレータをドアパネル内に組み付ける際に、テープ151を手で切ってテープ151を除去した際に、レギュレータには粘着材が残らないようにすることができる。
ウインドレギュレータ55には、ワイヤ71のたるみをなくすワイヤたるみ取り機構が設けられている。本形態例では、図1に示すように、ワイヤ駆動部57と第1ロアガイド部材83との間に第2ワイヤたるみ取り機構113を設け、ワイヤ駆動部57と第2アッパガイド部材91との間に第1ワイヤたるみ取り機構111を設けた。第1ワイヤたるみ取り機構111と第2ワイヤたるみ取り機構113との構造は、同一なので、図3を用いて第2ワイヤたるみ取り機構113で説明を行い、第1ワイヤたるみ取り機構の構造説明は省略する。
図3において、ドラム65近傍とガイド部材である第1ロアガイド83近傍との間には、ワイヤ71が内部を挿通し、第1ロアガイド部材83側の端部は、第1ロアガイド部材83が設けられた部材に固定されたアウタチューブ201が配置されている。アウタチューブ201のドラム65側には、内部にワイヤ71が挿通するスライドブッシュ203が取り付けられている。尚、本形態例では、ドラム65近傍と第2アッパガイド部材91との間、第1アッパガイド部材81と第2ロアガイド部材93との間にもアウタチューブ201が設けられている。
一方、ドラム65が設けられるベース61には、一方の端部側が開放面207aとなり、開放面207aからアウタチューブ201のスライドブッシュ203が移動可能に嵌合するガイド手段としての円筒状のチューブ保持部207が形成されている。
チューブ保持部207内には、付勢手段としてのスプリング209が配置されている。このスプリング209の一端部は、チューブ保持部207の底部に当接し、他端部はアウタチューブ201のスライドブッシュ203のアウタチューブ201側に形成されたフランジ部203aに当接し、アウタチューブ201をチューブ保持部207から押し出す方向に付勢している。アウタチューブ201は、スライドブッシュ203と第1ロアガイド部材83とに固定されている。従って、ワイヤ71にたるみが発生すると、スプリング209の付勢力により、スライドブッシュ203を介してアウタチューブ201が押し出され、ベース61と第1ロアガイド83間のワイヤ経路が伸びて、ワイヤ71のたるみが吸収されることとなる。
アウタチューブ201とスライドブッシュ203との固定は、図4に示すように、スライドブッシュ203には、アウタチューブ201の外径以上の径の穴301が形成されている。この穴301の内周面には、アウタチューブ201の外周面に押接する1又は2以上のリブ303が、アウタチューブ201の挿入方向(図3において、矢印H方向)に沿って形成されている。そして、アウタチューブ201が穴301に圧入されることによって、穴301の内周面に形成されたリブ303がアウタチューブ201の外周面に押接し、アウタチューブ201と、スライドブッシュ203との固定がなされる。
又、アウタチューブ201と第1ロアガイド部材83との固定機構は、図5に示すように、第1ロアガイド部材83には、アウタチューブ201の外径以上の径の穴311が形成されている。この穴311の内周面には、アウタチューブ201の外周面に押接する1又は2以上のリブ313が、アウタチューブ201の挿入方向に沿って形成されている。そして、アウタチューブ201が穴311に圧入されることによって、穴311の内周面に形成されたリブ313がアウタチューブ201の外周面に押接し、アウタチューブ201と、第1ロアガイド部材83との固定がなされる。
更に、第1ワイヤたるみ取り機構111のスライドブッシュと第2アッパガイド部材91にも、アウタチューブ201の外径以上の径の穴であって、その内周面には、アウタチューブ201の外周面に押接するリブが、アウタチューブ201の挿入方向に沿って形成された穴が形成されている。そして、アウタチューブ201がこれらの穴に圧入されることによって、アウタチューブ201と第1ワイヤたるみ取り機構111のスライドブッシュ、アウタチューブ201と第2アッパガイド部材91との固定がなされている。
次に、上記構成の作動を説明する。
第1ワイヤたるみ止め機構111、第2ワイヤたるみ止め機構113は、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71がガイド部材から外れるのを防止する。モータ63を駆動して、ドラム65を正転或いは逆転させてワイヤ71を移動させると、第1ウインドガラス取り付け手段101、第2ウインドガラス取り付け手段103を介してワイヤ71に取り付けられたウインドガラス53が昇降する。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1ワイヤたるみ取り機構111において、アウタチューブ201はスライドブッシュと、第2アッパガイド部材91とに固定されている。第2ワイヤたるみ取り機構113において、アウタチューブ201はスライドブッシュ203と、第1ロアガイド部材83とに固定されている。よって、アウタチューブ201の端部が外れない。
(2)固定機構の穴の内周面には、アウタチューブの外周面に押接するリブが、アウタチューブの挿入方向に沿って形成されるだけなので、部品点数を増やすことなく、組付の作業性が向上する。
尚、本発明は、上記形態例に限定するものではない。上記形態例では、ワイヤたるみ取り機構をドラム65側に設けた例で説明を行ったが、ワイヤたるみ取り機構を第1ロアガイド部材83や第2アッパガイド部材91側に設けてもよい。又、本形形態例において、アウタチューブの挿入性を向上するために、リブをアウタチューブの挿入方向に沿って形成したが、リブの形成方向は限定するものではなく、例えば、リブは周方向であってもよい。
又、アウタチューブの固定機構として、上記形態例に限定するものではない。一例として、アウタチューブ201とスライドブッシュ203’との固定機構を図6を用いて説明する。図において、先端面が開放面となったスライドブッシュ203’には、アウタチューブ201の外径以上の径の穴301’が形成されている。スライドブッシュ203’の円筒部には、外周面から内周面まで至る貫通穴203b’が周方向に略180°ピッチで形成されている。又、アウタチューブ201の材質は、熱可塑性を有する樹脂である。
そして、スライドブッシュ203’の穴301’にアウタチューブ201を挿入し、更に、スライドブッシュ203’の穴203b’を介して超音波でアウタチューブ201の外周面を融点以上まで加熱し、溶融させる。すると、アウタチューブ201の溶融部分がスライドブッシュ203’の貫通穴203b’内に突出する突出部210aとなり、アウタチューブ201の固定(抜け止め、回転止め)がなされる。
又、図6のにおいて、スライドブッシュ203’の穴301’の内周面に、アウタチューブ201の外周面に押接するリブを形成し、穴301’にアウタチューブが圧入されるようにしてもよい。
本形態例のウインドレギュレータが設けられ、インナパネルを取り外した状態のドアを車内側から見た図である。 (a)図は組み付けに供されるウインドレギュレータの斜視図、(b)図は(a)図のテープの展開図、(c)図は(a)図のテープの斜視図である。 図1の第1のワイヤたるみ取り機構の斜視図である。 図3のスライドブッシュを説明する図で、(a)図は斜視図、(b)図は(a)図のA方向矢視図である。 第1ロアガイド部材の斜視図である。 他の形態例を説明する図である。 ドラムを用いたウインドレギュレータの構成図である。 図7のワイヤたるみ取り機構の斜視図である。
符号の説明
65ドラム
71 ワイヤ
201 アウタチューブ
203 スライドブッシュ
301 穴
303 リブ

Claims (4)

  1. ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、
    一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するワイヤ案内部材と、
    前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に設けられ、前記ウインドガラスが取り付けられるウインドガラス取り付け手段と、
    前記ドラムと前記ワイヤ案内部材との間に配設され、前記ワイヤが内部を挿通するアウタチューブと、
    を有し、
    前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータにおいて、
    前記アウタチューブの一方の端部は、前記ドラムが設けられた部材のスライドブッシュに直接固定され、
    前記アウタチューブの他方の端部は、前記ワイヤ案内部材が設けられた部材に直接固定され、
    前記アウタチューブは熱可塑性を有し、
    前記アウタチューブの一方の端部の固定、前記アウタチューブの他方の端部の固定のうち、少なくとも一方の固定は、
    前記アウタチューブが固定される側に、先端面が開放面となった円筒部であって、円筒部に、外筒面から内筒面まで至る貫通穴が形成された円筒部を有し、
    前記円筒部の開放面から前記アウタチューブを挿入し、加熱により前記アウタチューブの外周面に前記貫通穴内に突出する突出部が形成することによってなされることを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、
    一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するワイヤ案内部材と、
    前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に設けられ、前記ウインドガラスが取り付けられるウインドガラス取り付け手段と、
    前記ドラムと前記ワイヤ案内部材との間に配設され、前記ワイヤが内部を挿通するアウタチューブと、
    を有し、
    前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータにおいて、
    前記アウタチューブの一方の端部および他方の端部のうちのいずれか一方の端部が前記ワイヤのたるみをなくすワイヤたるみ取り機構のスライドブッシュに直接固定され、他方の端部が前記ドラムが設けられた部材、前記ワイヤ案内部材のうちのいずれかに直接固定され、
    前記アウタチューブは熱可塑性を有し、
    前記アウタチューブの一方の端部の固定、前記アウタチューブの他方の端部の固定のうち、少なくとも一方の固定は、
    前記アウタチューブが固定される側に、先端面が開放面となった円筒部であって、円筒部に、外筒面から内筒面まで至る貫通穴が形成された円筒部を有し、
    前記円筒部の開放面から前記アウタチューブを挿入し、加熱により前記アウタチューブの外周面に前記貫通穴内に突出する突出部が形成することによってなされることを特徴とするウインドレギュレータ。
  3. 前記アウタチューブが固定される部材は、
    前記アウタチューブの外径以上の内径を有し、内周面には、前記アウタチューブの外周面に押接するリブが形成された穴を有し、
    前記固定は、
    前記穴に前記アウタチューブが圧入されることによってなされることを特徴とする請求項1又は2記載のウインドレギュレータ。
  4. 前記リブは、前記アウタチューブの挿入方向に沿って形成されることを特徴とする請求項3記載のウインドレギュレータ。
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