JP5079582B2 - タッチ式センサ - Google Patents

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Description

本発明は、指のタッチ操作を検知するタッチ式センサに関し、特に、検出面を見ないで操作されるタッチ式センサに関する。
従来から、自動車のドライバによって使用されるタッチ式のセンサが知られている。自動車の運転中には、ドライバは車両の前方を見ているので手元を注視することはできない。従って、タッチ式センサのどこに触れればよいか分かりづらかった。
特許文献1は、ドライバが車両の前方から目を逸らすことなく適切な操作を行なえるオペレータ用制御装置を開示している。このオペレータ用制御装置は、タッチ式センサの検出面に該当するオペレータ制御パネルを有する。オペレータ制御パネルは、プランジャを有する多孔マトリクスと、プランジャを電気機械的に上下させるアクチュエータシステムとを有する。オペレータ用制御装置は、操作内容に応じてオペレータ制御パネルの形状を変形する。これにより、オペレータ制御パネルは、例えば、比較的小さい「電話押しボタンキー」に分割されたり、方向入力用の4つの比較的大きい押しボタンキーに分割されたりする。このように操作内容に応じてオペレータ制御パネルの形状を変形することにより、ドライバはパネルの凹凸に触れることで検出面のどこを操作すれば良いのかを知覚して操作を行うことができる。
特表2007−513392号公報
しかしながら、上記した特許文献1の発明は、アクチュエータシステムによってプランジャを上下する構成を採用しているので、コストがかかるという問題があった。
本発明は上記背景に鑑み、簡単な構成でコストを抑えつつ、複数の操作方向を触覚で把握できるタッチ式センサを提供することを目的とする。
本発明のタッチ式センサは、指が触れる検出面に、所定の操作方向に指をガイドする隆起部からなる操作用ガイドを備え、前記操作用ガイドは、第1の操作方向に延びる複数の線状の隆起部からなる第1操作方向ガイド部と、前記第1の操作方向と交差する第2の操作方向に前記複数の線状の隆起部を横切って延びる隆起部からなる第2操作方向ガイド部とを有する。
このように第1の操作方向に複数の線状の隆起部が延びる第1操作方向ガイド部を有するので、線状の隆起部をなぞることによって第1の操作方向に指をすべらせることができる。また、第2操作方向ガイド部を含む領域を第2の操作方向に指でなぞって第2操作方向ガイド部を手探りで探すと、第2操作方向ガイド部と交差している第1操作方向ガイド部の複数の線状の隆起部を凹凸として知覚し、凹凸のない第2操作方向ガイド部がへこんでいるように感じる。これにより、第1操作方向ガイド部と交差している第2操作方向ガイド部を容易に発見でき、第2操作方向ガイド部に従って第2の操作方向に指をすべらせることができる。以上のように、本発明の構成により、交差する第1の操作方向と第2の操作方向への指の動きを適切にガイドすることができる。
本発明のタッチ式センサにおいて、前記第2操作方向ガイド部を構成する隆起部の第2の操作方向に対する幅は、前記検出面に対する指の接触面の最短の径より狭くてもよい。
この構成により、第2操作方向ガイド部に触れるときには必ず第1操作方向ガイド部に触れることになる。従って、第2操作方向ガイド部を含む領域を第2の操作方向に指でなぞることにより、第2操作方向ガイド部を適切に発見できる。なお、指の接触面の大きさは、平均的な人がタッチ式センサを用いる場合の大きさである。
本発明のタッチ式センサにおいて、前記第1操作方向ガイド部を構成する線状の隆起部は、前記検出面に対する指の接触面に少なくとも2本の線状の隆起部が含まれるような幅および間隔を有してもよい。
この構成により、第2操作方向ガイド部に沿って指を動かしたときに、第1操作方向ガイド部の複数の線状の隆起部を凹凸として知覚しやすく、第2操作方向ガイド部を適切に発見できる。
本発明のタッチ式センサにおいて、前記第1操作方向ガイド部は複数の同心円状の隆起部から構成され、前記第2操作方向ガイド部は前記同心円の半径方向に前記第1操作方向ガイド部を横切る隆起部であってもよい。また、前記第1操作方向ガイド部を上下左右に横切る4つの第2操作方向ガイド部を有してもよい。
この構成により、第1操作方向ガイド部によって円を描く操作をガイドできると共に、第2操作方向ガイド部によって第1操作方向ガイド部を横切る半径方向の操作をガイドできる。また、同心円状の第1操作方向ガイド部を上下左右に横切る4つの第2操作方向ガイド部によって、同心円の中心の隆起部のない部分の上下左右の4方向にあたかも操作ボタンがあるように感じられる。これにより、ユーザは、検出面を見なくても、検出面の特定の位置に設けられた4つの第2操作方向ガイド部をタッチすることができる。
本発明のタッチ式センサは、前記検出面にタッチした指に対して振動を伝える振動発生器を備えてもよい。
この構成により、検出面に触れた指に対してフィードバックを行うことができる。これにより、ユーザは、タッチ式センサやその他のモニタ等を見ずに、触覚を通じて操作に対するフィードバックを受けることができる。
本発明のタッチ式センサは、自動車のステアリングに取り付けられてもよい。
この構成により、ステアリングから手を離さないでタッチ式センサを操作できる。また、タッチ式センサは上記した操作用ガイドを有するので、検出面を見なくても検出面上を適切な操作方向に指をすべらせることができ、ドライバは運転中に前方を見ながら操作を行うことができる。
本発明の車載用制御装置は、自動車のステアリングに取り付けられた上記記載のタッチ式センサと、前記タッチ式センサに対する操作に応じた内容を表示するディスプレイとを備える。
この構成により、ドライバは運転中に前方を見ながら車載用制御装置の操作を行うことができる。車載用制御装置によって操作される車載機器としては、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ、エアコン等がある。なお、ディスプレイは、車両の前方から大きく目を逸らさないで見ることができる位置に設けられることが望ましい。例えば、ディスプレイとして、ヘッドアップディスプレイ、ウィンドシールドディスプレイを用いてもよいし、ディスプレイをメーターの部分に取り付けてもよい。
本発明は、複数の線状の隆起部からなる第1操作方向ガイド部と複数の線状の隆起部を横切って延びる隆起部からなる第2操作方向ガイド部とを有する操作ガイドを設けることにより、電気的な駆動装置を用いないコストを抑えた構成により、交差する第1の操作方向と第2の操作方向への指の動きを適切にガイドできるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態のタッチ式センサについて図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のタッチ式センサ1を示す図である。タッチ式センサ1は、自動車のステアリング30に取り付けられている。タッチ式センサ1の取り付け位置は、ドライバがステアリング30を握ったままタッチ式センサ1を操作可能な位置である。タッチ式センサ1は検出面10を有し、検出面10に指が触れると指が触れた位置を示す位置データを出力する。
図2は、タッチ式センサ1を適用した機器制御装置40の一例を示す図である。機器制御装置40は、車両内の各種機器(エアコン、窓、オーディオ等)の制御を行う装置であってもよいし、ナビゲーション装置でもよい。エアコン、窓、オーディオ等の制御の場合には、操作についての情報を表示するディスプレイはなくてもよいが、ナビゲーション装置の場合には、地図を表示したり、選択項目を表示したりするためのディスプレイを備える必要がある。この場合、ナビゲーション装置は、ドライバが車両前方を注視しつつ見ることができる位置に設けられたディスプレイを有することが好ましい。このようなディスプレイとしては、例えば、ウィンドシールドディスプレイやヘッドアップディスプレイを用いることもできる。また、メーターの部分にディスプレイを取り付けてもよい。これにより、タッチ式センサ1によって手元を見ないで操作を行うことができ、かつ、車両前方を見ながらディスプレイで操作結果を確認できるので、ナビゲーション装置の操作を安全に行うことができる。
機器制御装置40は、タッチ式センサ1からの信号を用いて各種機器の制御を行う制御部42を備えている。制御部42は、タッチ式センサ1から逐次送信される位置データに基づいて指の移動軌跡を解析して操作パターンを判定する操作パターン判定部44と、操作パターンに基づいて操作内容を判定する操作内容判定部46と、操作内容判定部46にて解析された操作内容に基づいて各種機器に指示命令を送信する指示命令部48とを有している。
操作パターン判定部44は、まず、タッチ式センサ1から逐次受信した位置データを時系列に並べることにより、検出面10上での指の移動軌跡を求める。次に、操作パターン判定部44は、指の移動軌跡がどの操作パターンにあてはまるかを判定する。操作パターンの判定は、あらかじめ基準となる操作パターンのモデルを準備しておき、そのモデルと指の移動軌跡とのマッチングにより操作パターンを判定する。本実施の形態では、操作パターン判定部44は、指の移動軌跡が円または直線の操作パターンに合致するか判定する。
操作内容判定部46は、現在の各種機器の状態と検知した操作パターンとに基づいて操作内容を判定する。例えば、モニタ(図示せず)に複数の選択項目を表示している状態で、回転の操作パターンを検知した場合には、操作内容判定部46は、選択項目の中から一の項目を選択する操作であると判断する。この判断に従って、指示命令部48からモニタに対し、選択項目に順次フォーカスを当てる命令を送信する。また、例えば、オーディオのボリューム調整中の状態で、直線の操作パターンを検知した場合には、操作内容判定部46は、指を検知した位置を特定し、その位置に基づいて、オーディオにボリュームを上下する命令を送信する。ここで挙げた操作内容は一例であり、操作パターンと操作内容との関連付けは、設計により決定することができる。
次に、タッチ式センサ1の構成について説明する。タッチ式センサ1は、検出面10に、操作をガイドするための操作用ガイド12を有している。操作用ガイド12は、一様な高さの隆起部によって構成されている。操作用ガイド12は、検出面10上で操作パターンに合致する移動軌跡を描けるようにガイドすると共に、所定の操作位置を見つけやすくするようにガイドする。操作用ガイド12は、回転操作をガイドするための回転方向ガイド部と、直線操作をガイドするための直線方向ガイド部とを有している。
図3(a)は回転方向ガイド部20を説明するための図、図3(b)は直線方向ガイド部24を説明するための図である。回転方向ガイド部20は、図3(a)に示すように、回転操作方向Rに沿って延びる複数本(この例では、6本)の線状の隆起部22からなる。すなわち、回転方向ガイド部20は、複数の同心円状の隆起部によって構成されている。直線方向ガイド部24は、図3(b)に示すように、直線操作方向L1〜L4に沿って、回転方向ガイド部20を構成する複数の線状の隆起部22を横切って延びる隆起部からなる。本実施の形態では、回転方向ガイド部20を上下左右に横切る4つの直線方向ガイド部24を有する。なお、隆起部22,24は、検出面10と共に一体成形してもよいし、検出面10上にフィルム等を貼付して形成してもよい。
次に、操作用ガイド12を構成する各隆起部22,24の幅および複数の線状の隆起部22の間隔について説明する。隆起部の幅および間隔は、直線方向ガイド部24をなぞったときに、直線方向ガイド部24がへこんでいると感じるような幅および間隔とする。直線方向ガイド部24をなぞったときに、指が直線方向ガイド部24の上にだけ乗っていると、直線方向ガイド部24がへこんでいるとは感じない。従って、直線方向ガイド部24を見つけ易くするためには、直線方向ガイド部24をなぞったときに必ず指が線状の隆起部24に触れるような幅であると良い。すなわち、直線方向ガイド部24の幅は、指の接触面の最短の径より小さいことが好ましい。具体的には、直線方向ガイド部24の幅は、好ましくは2〜7mmであり、さらに好ましくは3〜5mmである。
また、直線方向ガイド部24がへこんでいると感じるのは、複数の線状の隆起部22によって形成される凹凸の中に直線方向ガイド部24の平坦な面があるためと考えられる。従って、複数の線状の隆起部22の幅および間隔は、直線方向ガイド部24をなぞったときに凹凸を感じる幅および間隔であることが好ましい。具体的には、隆起部の幅は好ましくは0.5〜2mmであり、さらに好ましくは0.7〜1.5mmであり、さらに好ましくは1mmである。隆起部の間隔は、好ましくは0.5〜2mmであり、さらに好ましくは0.7〜1.5mmであり、さらに好ましくは1mmである。また、直線方向ガイド部24がへこんでいると感じるために、直線方向ガイド部24の長さは、好ましくは7mm以上であり、さらに好ましくは10mm以上である(本発明者らの実験によれば、直線方向ガイド部24の長さが短すぎると直線方向ガイド部24がへこんでいると感じず、7mm以上あると一部の被験者が直線方向ガイド部24がへこんでいると感じ、10mm以上になると多くの被験者が直線方向ガイド部24がへこんでいると感じるという結果が得られた)。また、隆起部22,24の高さは、隆起していない部分と隆起部22,24との間である程度滑らかに指が移動でき、かつ隆起していない箇所から隆起部22,24に指が移動したときに引っかかりを感じる程度であればよい。具体的には、隆起部22,24の高さは、好ましくは0.05〜0.5mmであり、さらに好ましくは0.1〜0.3mmである。
図4は、操作用ガイド12を構成する隆起部22,24および複数の線状の隆起部22の間隔の一例を示す図である。回転方向ガイド部20を構成する6本の線状の隆起部22の幅は1mmであり、隆起部22の間隔は1mmである。最も内側にある線状の隆起部22の半径は6mmである。また、回転方向ガイド部20を上下左右に横切る4つの直線方向ガイド部24の幅は4mmである。各隆起部22,24の高さは、約0.2mmである。図4に示す寸法で操作用ガイド12を設計することにより、回転方向ガイド部20、直線方向ガイド部24は、互いに他の操作方向への指の動きを妨げることなく、回転方向、直線方向への指の動きをガイドすることができる。なお、図4に示す寸法は、一例であり、本発明のタッチ式センサが備える操作用ガイドの寸法は必ずしも図4に示す例に限定されるものではない。以上、本実施の形態のタッチ式センサ1について説明した。
本実施の形態のタッチ式センサ1は、タッチ式センサ1の検出面10に、回転方向ガイド部20、直線方向ガイド部24を含む操作用ガイド12が設けられているので、回転方向および直線方向への指の動きを適切にガイドすることができる。回転方向ガイド部20を指でなぞることにより、検出面10を見ていなくても、指で適切な円を描くことができる。また、直線方向ガイド部24を含む領域を直線方向ガイド部24の延びる方向になぞると、直線方向ガイド部24の部分がへこんでいると感じるので、手探りで直線方向ガイド部24のある位置を容易に見つけ出すことができる。これにより、検出面10を見ないで検出面10上の所定の位置を指で触れるようことができるようにガイド可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のタッチ式センサ2について説明する。第2の実施の形態のタッチ式センサ2の基本的な構成は、第1の実施の形態のタッチ式センサ1と同じであるが、第2の実施の形態のタッチ式センサ2は、検出面10の所定位置を振動させることにより、検出面10に触れた指に対して触覚でフィードバックを与える構成を備えている。
図5は、第2の実施の形態のタッチ式センサ2の構成を示す分解斜視図である。タッチ式センサ2は、検出面10の下の直線方向ガイド部24に対応する位置にバイブレータ(振動発生器)14を備えている。
図6は、タッチ式センサ2を適用した機器制御装置40の一例を示す図である。機器制御装置40の基本的な構成は、第1の実施の形態で説明した機器制御装置40と同じであるが、図6に示す機器制御装置40は、バイブレータ14に対してフィードバック信号を送信するフィードバック信号送信部(以下、「FB信号送信部」という)50をさらに有している。FB信号送信部50は、例えば、操作パターン判定部44にて、指の移動軌跡が所定の操作パターンと合致したと判定されたときに、入力が受け付けられたことを示すフィードバック信号を送信する。バイブレータ14は、制御部42から送信されたフィードバック信号を受信すると、フィードバック信号に基づいてバイブレータ14を振動させる。
バイブレータ14が振動することにより、タッチ式センサ2を操作するドライバは、触覚を通じてフィードバック情報(例えば、適切な操作が行われたこと等を示す情報)を知ることができるので、車両の前方を注視したままで操作を行える。なお、バイブレータ14は、振動の有無のみだけでなく、振動周波数を変更することによってフィードバックを行ってもよい。これにより、複数の情報をフィードバックすることが可能となる。
以上、本発明のタッチ式センサについて、実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、操作用ガイド12を構成する直線方向ガイド部24が4つの例について説明したが、直線方向ガイド部の数は4つに限られない。例えば、回転方向ガイド部20の左右にのみ2つ設ける構成としてもよいし、上下にのみ2つ設ける構成としてもよい。また、直線方向ガイド部を設ける位置は、上下左右に限定されず、例えば斜めの位置であってもよい。例えば、上下左右方向から45度回転した方向に4つの直線方向ガイド部を設けてもよいし、上下左右に加えて斜め方向に8つの直線方向ガイド部を設けてもよい。
上記した実施の形態では、操作用ガイド12の回転方向ガイド部20が6つの同心円状の隆起部22によって構成される例について説明したが、回転方向ガイド部20を構成する同心円状の隆起部の数は、6つに限られない。同心円状の隆起部の数は、5つ以下であってもよいし、7つ以上であってもよい。ただし、上述したように、直線方向ガイド部24がへこんでいると感じるためには、直線方向ガイド部24の長さは7mm以上であることが好ましく、10mm以上であることがさらに好ましいので、回転方向ガイド部20の幅および間隔を1mmとした場合には、隆起部22は、4つ以上あることが好ましく、6つ以上あることがさらに好ましい。
図8(a)〜図8(f)は、操作用ガイド12の変形例を示す図である。図8(a)に示す操作用ガイド12aの基本的な構成は、上記した実施の形態の操作用ガイド12と同じであるが、直線方向ガイド部24aの形状が直線ではなく楕円形となっている。図8(b)に示す操作用ガイド12bの基本的な構成も、上記した実施の形態の操作用ガイド12と同じであるが、直線方向ガイド部24bが中ほどで幅が細くなった形状を有している。これらの操作用ガイド12a,12bによっても、適切に操作方向をガイドできる。
図8(c)に示す操作用ガイド12cは、長軸が左斜めに傾いた複数の楕円形状の隆起部22cからなる回転方向ガイド部20cと、回転方向ガイド部20cを楕円の長軸方向および短軸方向に横切る4つの直線方向ガイド部24cとを有する。図8(d)に示す操作用ガイド12dは、図8(c)に示す操作用ガイド12cと基本的な構成は同じであるが、短軸方向に延びる直線方向ガイド部24cに代えて真横に向かって延びる直線方向ガイド部24dを有する。これらの操作用ガイド12c,12dによれば、楕円形の回転操作をガイドできると共に、楕円形の回転方向と交差する直線方向の操作をガイドできる。ステアリングを握った状態でタッチ式センサを操作する場合には、指先の移動範囲は、指の付け根を中心として回転する一定の扇形の範囲に収まる。楕円形状の回転方向ガイドを指の移動範囲に合った方向に傾けておくことにより、回転方向ガイドに容易にタッチすることができる。
図8(e)に示す操作用ガイド12eは、図8(c)に示す操作用ガイド12cと基本的な構成は同じであるが、回転方向ガイド部20cが楕円の中心まで構成されていて中心に穴がなく、その代わりに長軸方向の2箇所に穴25が形成されている。この操作用ガイド12eによれば、楕円形の回転操作をガイドできると共に、楕円形の回転方向と交差する直線方向の操作をガイドできる。また、回転方向ガイド部20eを楕円の短軸方向に横切る直線方向ガイド部24eを挟んで2つの穴25を有することにより、穴25に触れたときに、上下のどちらの穴25に触れたかを把握でき、指が操作ガイド12e上のどのあたりにあるのかを容易に把握できる。
図8(f)に示す操作用ガイド12fは、図8(e)に示す操作用ガイド12eと同様に、長軸が左斜めに傾いた複数の楕円形状の隆起部22fからなる回転方向ガイド部20fを有し、楕円の長軸方向の2箇所に穴25aが形成されている。また、2つの穴25aの間に横に伸びる直線方向ガイド部24fを有する。この操作用ガイド12fによれば、楕円形の回転操作をガイドできると共に、楕円形の隆起部22fを横切る直線方向の操作をガイドできる。また、回転方向ガイド部20fを横切る直線方向ガイド部24fを挟んで2つの穴25aを有することにより、穴25aに触れたときに、上下のどちらの穴25aに触れたかを把握でき、指が操作ガイド12f上のどのあたりにあるのかを容易に把握できる。
操作用ガイドの変形例について、図8(a)〜図8(f)を参照して説明したが、操作用ガイドの形状は上記した変形例の他にも様々な態様が考えられる。上記した例では、回転方向ガイドと直線方向ガイドとを組み合わせた操作用ガイドについて説明したが、操作用ガイドは回転方向ガイドと回転方向ガイドとの組み合わせ、直線方向ガイドと直線方向ガイドとの組み合わせ、あるいは、曲線状の操作をガイドする曲線方向ガイドと直線方向ガイドとの組み合わせから構成されてもよい。
上記した実施の形態のタッチ式センサを用いて、操作性の実験を行った。タッチ式センサとして、図4に示す操作用ガイドを設けたタッチ式センサを試作した。比較のため、操作用ガイドを有しないタッチ式センサAと、図7に示すような操作用ガイドを有するタッチ式センサBを用いて同様の実験を行った。なお、図7に示すタッチ式センサBの検出面には、中央を円形にくりぬいたフィルム26を検出面12に貼付してある。また、フィルム26の中央の検出面12が露出した円形部分に、矩形状の4枚のフィルム28を図7に示すように貼付してある。この構成により、フィルム26,28が貼付された部分は、検出面12より僅かに高くなっている。
図9(a)〜図9(c)は、本実施の形態のタッチ式センサと、操作用ガイドを有しないタッチ式センサAと、図7に示すタッチ式センサBのそれぞれを用いて、被験者に検出面を見ないで指を円形状に回してもらった結果を示す図である。図9(a)に示すように、本実施の形態のタッチ式センサでは、検出面を見ないで円形の軌跡を描くことができた。これに対し、図9(b)に示すように、操作用ガイドを有しないタッチ式センサAでは、円形の軌跡を描くことができず、軌跡が楕円形状になった。図9(c)に示すように、フィルムを貼付したタッチ式センサBでは、円形の軌跡を描くことができたが、被験者から円形内に貼付されたフィルム28が指に引っかかるとの感想があった。これに対し、本実施の形態のタッチ式センサでは、引っかかりがなく指を回しやすいとの感想があった。
図10(a)は、本実施の形態のタッチ式センサを用いて、検出面を見ないで3人の被験者に指を反時計回りに円形状に回してもらった結果を示す図、図10(b)は、同様に指を時計回りに円形状に回してもらった結果を示す図である。図10(a)及び図10(b)に示すように、反時計回り、時計回りのいずれに回してもらった場合にも、円形の軌跡を描くことができた。
図11は、本実施の形態のタッチ式センサを用いて、検出面を見ないで3人の被験者に上にある直線方向ガイド部をなぞってもらった結果を示す図である。図11に示すように、検出面を見なくても直線方向ガイド部をなぞることができた。
なお、被験者からは、本実施の形態のタッチ式センサは、中心の穴の位置が分かりやすいため、検出面上のどの位置に指があるのか非常に分かりやすいとの感想があった。
本発明は、簡単な構成により交差する複数の方向への指の動きを適切にガイドできるという効果を有し、タッチ式センサ全般に有用である。
タッチ式センサがステアリングに取り付けられた例を示す図である。 第1の実施の形態のタッチ式センサを適用した機器制御装置の一例を示す図である。 (a)タッチ式センサに設けられた操作用ガイドを説明するための図である。(b)タッチ式センサに設けられた操作用ガイドを説明するための図である。 操作用ガイドの寸法の一例を示す図である。 第2の実施の形態のタッチ式センサの構成を示す分解斜視図である。 第2の実施の形態のタッチ式センサを適用した機器制御装置の一例を示す図である。 比較実験に用いたタッチ式センサBの構成を示す図である。 (a)操作用ガイドの変形例を示す図である。(b)操作用ガイドの変形例を示す図である。(c)操作用ガイドの変形例を示す図である。(d)操作用ガイドの変形例を示す図である。(e)操作用ガイドの変形例を示す図である。(f)操作用ガイドの変形例を示す図である。 (a)本実施の形態のタッチ式センサを用いて指を円形状に回してもらった結果を示す図である。(b)操作ガイドのないタッチ式センサAを用いて指を円形状に回してもらった結果を示す図である。(c)フィルムを貼付したタッチ式センサBを用いて指を円形状に回してもらった結果を示す図である。 (a)本実施の形態のタッチ式センサを用いて指を反時計回りに円形状に回してもらった結果を示す図である。(b)本実施の形態のタッチ式センサを用いて指を時計回りに円形状に回してもらった結果を示す図である。 本実施の形態のタッチ式センサを用いて、検出面を見ないで直線方向ガイド部をなぞってもらった結果を示す図である。
符号の説明
1,2 タッチ式センサ
10 検出面
12 操作用ガイド
14 バイブレータ
20 回転方向ガイド部
22 線状の隆起部
24 直線方向ガイド部
26,28 フィルム
30 ステアリング
40 機器制御装置
42 制御部
44 操作パターン判定部
46 操作内容判定部
48 指示命令部
50 FB信号送信部

Claims (7)

  1. タッチ式センサであって、
    指が触れる検出面に、所定の操作方向に指をガイドする隆起部からなる操作用ガイドを備え、
    前記操作用ガイドは、第1の操作方向に延びる複数の線状の隆起部からなる第1操作方向ガイド部と、前記第1の操作方向と交差する第2の操作方向に前記複数の線状の隆起部を横切って延びる隆起部からなる第2操作方向ガイド部とを有し、
    前記第2操作方向ガイド部を構成する隆起部の第2の操作方向に対する幅は、前記検出面に対する指の接触面の最短の径より狭い、タッチ式センサ。
  2. 前記第1操作方向ガイド部を構成する線状の隆起部は、前記検出面に対する指の接触面に少なくとも2本の線状の隆起部が含まれるような幅および間隔を有する請求項1に記載のタッチ式センサ。
  3. 前記第1操作方向ガイド部は複数の同心円状の隆起部から構成され、前記第2操作方向ガイド部は前記同心円の半径方向に前記第1操作方向ガイド部を横切る隆起部である請求項1または2に記載のタッチ式センサ。
  4. 前記第1操作方向ガイド部を上下左右に横切る4つの第2操作方向ガイド部を有する請求項3に記載のタッチ式センサ。
  5. 前記検出面にタッチした指に対して振動を伝える振動発生器を備える請求項1〜4のいずれかに記載のタッチ式センサ。
  6. 自動車のステアリングに取り付けられる請求項1〜5のいずれかに記載のタッチ式センサ。
  7. 自動車のステアリングに取り付けられた請求項1〜6のいずれかに記載のタッチ式センサと、
    前記タッチ式センサに対する操作に応じた内容を表示するディスプレイと、
    を備える車載用制御装置。
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