JP5078316B2 - ゴルフボール及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、多層構造のゴルフボール、及びその製造方法に関するものである。
近年、ゴルフボールは、高い反発性及び打撃時のソフトフィーリングを兼ね備えた種々のものが提案されており、その一種にボールを複数の層で構成する多層構造のマルチピースゴルフボールがある。一般に、多層構造のゴルフボール、特に3層構造以上のゴルフボールでは、剛性の高いコアに、比較的剛性の低い中間層を被覆し、その外側を硬質のカバーで覆うことにより、コアの剛性と中間層の軟質性とを生かして、高反発性と打撃時のソフトフィーリングとを両立させようとしている。このようなマルチピースゴルフボールとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
しかしながら、このような従来の多層構造のゴルフボールは、高反発性能による長い飛距離と打撃時のソフトフィーリングという相反する性能を両立させようとするものである。そのため、飛距離に関しては充分とは言えず、さらなる改良の余地があった。
特公平3−52310号公報
本発明は、さらに長い飛距離を得ることができ、しかも打撃時にソフトフィーリングを得ることができるゴルフボール及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフボールは、球状のコアと、前記コアの表面に形成される複数のリブと、前記リブによって囲まれる凹部に充填される中間層と、前記中間層を被覆するカバーと、を備え、前記リブは、その幅が前記カバー側からコア側にいくにしたがって増大するように延び、前記凹部は、前記リブの側面によって錐体状に形成されており、前記コア、リブ、中間層、及びカバーの順でそれぞれの硬度が高くなっている。
この構成によれば、コア、リブ、中間層、及びカバーの順でそれぞれの硬度が高くなっているため、コアから径方向外方にかけて硬度が高くなっていき、最外層であるカバーで最も硬度が高くなっている。そのため、例えば遅いヘッドスピードでボールを打撃した場合であっても、高い反発性能を得ることができ、飛距離を伸ばすことができる。
特に、コアの表面に、その幅がコアに近づくにしたがって大きくなるように延びるリブが形成され、このリブによって囲まれる凹部に中間層が充填されているため、次のような効果を得ることができる。つまり、上記リブの形状により、凹部は漏斗状に形成され、コアとカバーとの間の領域では、コアからカバーにいくにしたがって、コアと同心の球面における中間層の割合が大きくなる。すなわち、コアの近傍ではリブの割合が大きい一方、カバーに近づくにつれて中間層の割合が多くなり、コアとカバーとの間の領域に、リブと中間層の2つの性質が徐々に変化する傾斜機能を持たせることができる。本発明では、中間層の硬度がリブよりも大きいため、コアからカバーにいくにしたがってボールの硬度は徐々に高くなっていく。そのため、単に硬度の高い層を径方向外方に配置したのではなく、径方向内方に向かって硬度が徐々に低くなっていくため、打撃の初期には、高い硬度が反映されることによる高反発性能が得られるとともに、打撃が進むと低硬度が反映されるため、打感が硬くなるのを防止することができる。
さらに、次のような効果を得ることができる。一般的に、ゴルフボールとゴルフクラブとが接触すると、クラブフェース面との摩擦によりボールは周方向にねじれた状態となる。そして、ねじれたボールは弾性抵抗により元の状態に復元しつつバックスピンとは反対向きの力をボールに作用させる。このとき、ねじれたボールの変形が大きいほどバックスピンが抑制され飛距離を伸ばすことが可能になる。
ここで、本発明に係るゴルフボールでは、リブによってボールが元の状態に戻ろうとする弾性抵抗が助長されるため、バックスピンを効果的に抑制することができる。より詳細に説明すると、このゴルフボールでは、リブの硬度が中間層の硬度よりも低いため、打撃によって中間層よりもリブが大きく変形する。そして、リブは単なる突出部ではなく中間層の周囲を囲む壁のように構成されているため、リブが復元する際にこの壁全面の力が中間層の周囲から大きく作用し、これによって、バックスピンと反対向きの力が助長される。その結果、飛距離を大きく伸ばすことができる。このような効果は、特にドライバーのような飛距離を狙ったクラブで打撃したときに現れる。
また、アイアン、特にショートアイアンで打撃を行った場合には、打撃の方向はボールの接線方向が主となり、ボールには周方向の力が作用する。そのため、中間層の周方向の変形は硬度の低いリブによって受け止められる。したがって、アイアンを使用したときには、打撃時のソフトフィーリングを得ることができる。
なお、本発明でいう「錐体状」とは、凹部がリブの側面によって囲まれて錐体状の領域を形成し、この領域がコアと同心の球面によって切り取られる面分の面積が、カバーからコアにいくにしたがって小さくなるような形状を意味している。この場合、上記面分の形状は特には限定されず、多角形状であっても円形状であってもよい。また、凹部はリブのみによって囲まれて錐体状に形成されている場合もあるし、その奥端部からコアが露出しリブの側面とコアとによって錐体状に形成される場合もある。但し、コアが露出している場合であっても、その露出する部分は少なく、全体としては錐体状に形成される。
上記ゴルフボールにおいては、コア及びカバーのショアD硬度を、それぞれ26〜32、62〜70とすることができる。コアの硬度をこのように規定することで、コアが軟らかくなりすぎたり硬くなりすぎるのを防止できる。例えば、コアが柔らかすぎると、成型時にリブに押圧されてコアがつぶれおそれがある。一方、コアが硬すぎると、中心方向への変形が大きいドライバーでの打撃時に打感が硬くなるおそれがある。また、カバーの硬度の下限を上記のように設定することで、反発性能を維持することができ、飛距離の低下を防止することができる。一方、上限の設定により、打感が硬くなるのを防止することができる。
また、コアとリブとのショアD硬度の差が14〜24であることが好ましく、リブと中間層とのショアD硬度の差が2〜10であることが好ましい。上記のようにコアの硬度が設定されているため、それより径方向外方にあるリブの硬度が低いと反発性能が低下するおそれがある。一方、硬度差が大きすぎると、コアが柔らかく設定されるため、リブの成型時にコアが変形し、成型できなくなるおそれがある。また、リブと中間層との硬度差については、次のような理由から上記の差が設定される。例えばリブと中間層との硬度差が大きすぎ中間層の硬度が高くなると、中間層の硬さが顕著に現れ、打感が硬くなるからである一方、硬度差が小さすぎると、中間層に対するリブの変形度合いが小さくなって上述したバックスピンと反対向きの力が作用しにくくなるからである。
上記ゴルフボールにおいては、リブは種々の構成を取ることができるが、例えば、コアの表面において互いに直交する3つの大円に沿って形成することができる。
また、リブを次のように構成することもできる。すなわち、各リブが、隣接する凹部間を連通する少なくとも1つの切欠部を備えるようにすることができる。このように、リブに切欠部を形成すると、製造時に次のような利点がある。例えば、コアを形成した後、これを中間層用の材料とともに成形型に挿入しプレス成形する場合において、本発明に係るゴルフボールでは、隣接する凹部が切欠部の箇所で互いに連通しているため、プレス成形を行うと、中間層用の材料は切欠部を介して各凹部に行き渡る。したがって、各凹部にそれぞれ中間層用の材料を直接充填する必要がなく、製造設備の簡素化及び製造時間の短縮が可能となる。また、射出成形により中間層を形成する場合にも、1つまたは少数のゲートで中間層を形成することができ、設備コストを低減することもできる。
また、本発明に係るゴルフボールの製造方法は、上記問題を解決するためになされたものであり、球状のコアを成形する工程と、球状の壁面を有する基部、及び前記基部の壁面に沿って形成され当該壁面からの深さが略同一の複数の溝を有するキャビティを備えた第1の成形型を準備する工程と、前記第1の成形型の基部に前記コアを配置するとともに、前記溝にリブ用の材料を充填し、前記コアの表面に、当該コアよりも硬度の高い複数のリブを成形する工程と、前記リブの最外径に対応する球状のキャビティを有する第2の成形型を準備する工程と、前記第1の成形型から取り出したコア及びリブを前記第2の成形型のキャビティに配置し、前記リブによって囲まれた凹部に前記中間層用の材料を充填して、前記リブよりも硬度の高い中間層を形成する工程と、前記中間層上に、当該中間層よりも硬度の高いカバーを形成する工程とを備えている。
この製造方法によれば、上述した飛距離を大きく伸ばすことが可能なマルチピースゴルフボールを製造することができる。
また、この製造方法においては、コア及びカバーのショアD硬度が、それぞれ26〜32、62〜70であることが好ましい。
また、コアとリブとのショアD硬度の差が14〜24であり、リブと中間層とのショアD硬度の差が2〜10であることが好ましい。
さらに、第1の成形型のキャビティを、複数の溝が連結し少なくとも1つの閉じた領域を形成するように構成し、該溝の少なくとも一部に他の部分より浅い部分を形成すると、上記した切欠部をリブに形成することができ、中間層を形成する工程において、その材料を各凹部に容易に行き渡らせることができる。
本発明に係るマルチピースゴルフボールの一実施形態を図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係るゴルフボールの断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るゴルフボールは、コア1を、リブ3、中間層5及びカバー7で被覆したいわゆるフォーピースゴルフボールである。ゴルフボールの直径は、規則(R&A、及びUSGA参照)の定めるところにより、42.67mm以上にする必要がある。但し、空力特性等を考慮するとボール径はできるだけ小さくすることが好ましく、例えば42.7〜43.7mmとすることができる。
図2は、コア1(a)、及びコア1にリブ3を配置した半成品(b)、及びこれにさらに中間層5を被覆した半成品(c)を示す斜視図である。図2(a)に示すように、コア1は、球状に形成され、ゴム組成物で形成されている。コア1の直径は15.1〜28.3mmにすることが好ましい。また、コア1の硬度は、ショアD硬度で26〜32であることが好ましい。
上記各リブ3は、コア1の表面に描かれ相互に直交する大円に沿って延びている。そして、これらリブ3によってコア1の表面には8個の凹陥部4が形成されている。リブ3の高さは、5.0〜11.0mmであることが好ましく、7.0〜9.0mmにすることがさらに好ましい。なお、リブ3の高さは上記範囲外も可能ではあるが、リブの高さを11.0mm以内にしておくと、製造時にリブが倒れるのを防止することができる。
また、図1に示すように、各リブ3は、コア1側にいくにしたがってその幅が増大するように断面台形状に形成されている。リブ3の径方向外方の上端部の幅aは1.5〜3.0mmにすることが好ましく、またリブ3の径方向内方の下端部の幅bは7〜12mmにすることが好ましい。これ以外も可能ではあるが、このようにリブ3の各端部の下限を設定すると、後述するように、製造時に中間層用の材料を充填する際に、成形型を締めるときの圧力からくる材料の充填圧によってリブ3が変形するのを防止することができる。その結果、コア1を成形型の中心に正確に保持することができる。また、上記のようにリブ3の各端部の上限を設定することにより、硬度の低いリブ3とカバー7内面とが接する部分が広くなりすぎず、打撃時の反発性能を適度に保つことができる。このようなリブ3の形状によって、各凹陥部4は3つのリブ3と、僅かに露出するコア1の表面とによって囲まれる三角錐状に形成されている。
中間層5は、ゴム組成物又はエラストマーで構成されている。そして、リブ3の高さとほぼ同じ層厚を有し、リブ3によって囲まれる8つの凹陥部4に充填されてその外形が略球形をなしている。このとき、中間層5は、各凹陥部4に充填されることにより三角錐状に形成されている。また、図2(c)に示すように、リブ3の上端面は中間層5から露出した状態になっている。なお、リブ3の硬度は、ショアD硬度で42〜50、中間層の硬度はショアD硬度で44〜58あることが好ましい。
カバー7は、エラストマーで構成され、リブ3の上端面と中間層5とを覆うとともに、その表面には図示を省略する所定のディンプルが形成されている。カバー7の層厚は0.8〜2.6mmとするのが好ましく、1.6〜2.0mmとするのがさらに好ましい。この範囲外も可能ではあるが、その理由は、カバー7の層厚が0.8mmより小さくなると、カバー7の耐久性が著しく低下するとともに成形が困難になる一方、2.6mmを越えると打感が硬くなり過ぎるからである。また、その硬度はショアD硬度62〜70とするのが好ましい。なお、カバー7の層厚とは、ディンプルが形成されていない径方向の最も外側の任意の一点から、中間層と接する任意の一点までの距離を法線に沿って計測した値である。
上記のように、コア1、リブ3、中間層5、及びカバー7は、それぞれ硬度が設定されているが、その硬度は、コア1、リブ3、中間層5、及びカバー7の順で大きくなっている。また、コア1とリブ3とのショアD硬度の差は14〜24、リブ3と中間層5とのショアD硬度の差は2〜10に設定されている。
次に、上記ゴルフボールの各部材を構成する材料について詳細に説明する。
コア1は、基材ゴム、架橋材、不飽和カルボン酸の金属塩、充填剤等を配合した公知のゴム組成物で製造することができる。基材ゴムとしては、天然ゴム、ポリイソブレンゴム、スチレンブタジエンゴム、EPDM等を使用できるが、シス1,4結合を少なくとも40%以上、好ましくは80%以上を有するハイシスポリブタジエンを使用することが特に好ましい。
架橋剤としては、例えばジクミルパーオキサイドやt−ブチルパーオキサイドのような有機過酸化物を使用することができるが、ジクミルパーオキサイドを使用するのが特に好ましい。配合量は、基材ゴム100重量部に対して0.3〜5重量部であり、好ましくは0.5〜2重量部である。
不飽和カルボン酸の金属塩としては、アクリル酸又はメタクリル酸のような炭素数3〜8の一価又は二価の不飽和カルボン酸の金属塩を使用することが好ましいが、アクリル酸亜鉛を使用するとボールの反発性能を向上することができ、特に好ましい。配合量は、基材ゴム100重量部に対して5〜40重量部にするのが好ましい。
充填剤は、コアに通常配合されるものを使用することができ、例えば酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等を使用することができる。配合量は、基材ゴム100重量部に対して2〜50重量部にするのが好ましい。また、必要に応じて老化防止剤、またはしゃく解剤等を配合してもよい。
なお、コア1を構成する材料は、上記ゴム組成物の他、公知のエラストマーを用いることができる。
リブ3は、ゴム組成物で構成されており、上記したコア1と同様の材料で構成することができる。但し、本実施形態においては、不飽和カルボン酸や有機過酸化物の配合量をコア1の場合と異ならせる等して、コアの硬度とリブ3の硬度とが異なるように設定される。例えば、リブ3における不飽和カルボン酸および有機過酸化物の配合量を多くすることにより、リブ3の硬度をコア1の硬度よりも高くすることができる。
中間層5は、リブ3とほぼ同様の成分のゴム組成物またはエラストマーで構成することができる。ゴム組成物で構成する場合には、リブ3より硬度を高くするため、不飽和カルボン酸および有機過酸化物の配合量を多くすることが好ましい。
中間層5をエラストマーで構成する場合には、例えばスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロックコポリマー(SEPS)のようなスチレン系熱可塑性エラストマー;ポリエチレンまたはポリプロピレンをハードセグメントとし、ブタジエンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴムをソフトセグメントとするオレフィン系熱可塑性エラストマー;結晶ポリ塩化ビニルをハードセグメントとし、非晶ポリ塩化ビニルまたはアクリロニトリル・ブタジエンゴムをソフトセグメントとする塩化ビニル系熱可塑性エラストマー;ポリウレタンをハードセグメントとし、ポリエーテルまたはポリエステルをソフトセグメントとするウレタン系熱可塑性エラストマー;ポリエステルをハードセグメントとし、ポリエーテルまたはポリエステルをソフトセグメントとするポリエステル系熱可塑性エラストマー;ポリアミドをハードセグメントとし、ポリエーテルまたはポリエステルをソフトセグメントとするポリアミド系熱可塑性エラストマー;アイオノマー樹脂などを使用することができる。
カバー7は、公知のエラストマーで構成され、上記中間層5と同じものを使用することができる。
以上のように、本実施形態によれば、コア1、リブ3、中間層5、及びカバー7の順でそれぞれの硬度が高くなっているため、コア1から径方向外方に向かって硬度が高くなっていき、最外層であるカバー7で最も硬度が高くなっている。そのため、遅いヘッドスピードでボールを打撃した場合であっても、高い反発性能を得ることができ、飛距離を伸ばすことができる。
特に、コア1の表面に、その幅がコア1に近づくにしたがって大きくなるように延びるリブ3が形成され、このリブ3によって囲まれる凹部4に中間層5が充填されているため、次のような効果を得ることができる。つまり、上記リブの形状により、凹部4は漏斗状に形成され、コア1とカバー7との間の領域では、径方向外方にいくにしたがって、コア1と同心の球面における中間層5の割合R2が大きくなる(図1参照)。すなわち、コア1の近傍ではリブ3の割合R1が大きい一方、カバー7に近づくにつれて中間層5の割合R2が多くなり、コア1とカバー7との間の領域において、リブ3と中間層5に2つの性質が徐々に変化する傾斜機能を持たせることができる。本実施形態では、中間層5の硬度がリブ3よりも大きいため、コア1からカバー7にいくにしたがってボールの硬度は徐々に高くなっていく。そのため、単に硬度の高い層を径方向外方に配置したのではなく、径方向内方に向かって硬度が徐々に低くなっていくため、打撃の初期には、高い硬度が反映されることによる高反発性能が得られるとともに、打撃が進むと低硬度が反映されるため、打感が硬くなるのを防止することができる。
また、次のような利点もある。一般的に、ゴルフボールとゴルフクラブとが接触すると、クラブフェース面との摩擦によりボールは周方向にねじれた状態となる。そして、ねじれたボールは弾性抵抗により元の状態に復元しつつバックスピンとは反対向きの力をボールに作用させる。このとき、ねじれたボールの変形が大きいほどバックスピンが抑制され飛距離を伸ばすことが可能になる。
ここで、本実施形態に係るゴルフボールでは、リブ3によってボールが元の状態に戻ろうとする弾性抵抗が助長されるため、バックスピンを効果的に抑制することができる。より詳細に説明すると、図3(a)に示すように、このゴルフボールでは、リブ3の硬度が中間層5の硬度よりも低いため、クラブCによる打撃によって中間層5よりもリブ3が大きく変形する。この打撃によりボール自体にはバックスピンBを生じさせる応力が働く。そして、ボールがクラブCから離れる際には、図3(b)に示すように、硬度の低いリブ3の変形が復元されるため、この復元によってバックスピンBを相殺する方向に力Fが作用する。その結果、スピンが減り、飛び出し角度が高くなるため、飛距離をさらに伸ばすことができる。特に、本実施形態では、リブ3が単なる突出部ではなく、中間層5の周囲を囲む壁のように構成されているため、リブ3が復元する際の力は、この壁全面によって中間層5の周囲から大きく作用し、これによって、バックスピンBと反対向きの力Fが助長される。したがって、バックスピン量が減少し、飛距離を大きく伸ばすことが可能となる。このような効果は、特にドライバー等の飛距離を狙ったクラブを使用したときに顕著になる。そして、このような効果を得るためには、上述したように、リブ3と中間層5との硬度差を設定しておくことが好ましい。なお、図3では、現在の状態を実線で表し、その直前の状態を破線で表している。
ところで、上述したリブは、種々の形状にすることができるが、製造時に中間層を効率よく成形する観点からは、次のような切欠部をリブに形成することが好ましい。図4に示すように、リブ3の一部に切欠部31を形成することもできる。この例では、各リブ3は大円上の交点付近に切欠部31を有している。より詳細には、図5に示すように、切欠部31は、大円の交点Pを通るコア131の法線nと垂直な平面Hに沿って延びる底面31aを有するように形成されている。すなわち、この切欠部31は、上記平面Hでリブ3を切り取ることによって形成される。なお、この切欠部31の深さD、つまり切欠部31がない仮想的なリブ3の上端から切欠部31の最深部までの長さは、1.2〜2.4mmにすることが好ましい。
このように切欠部31を形成することにより、大円の交点Pを中心として配置される4つの凹陥部4が連通し、中間層用の材料を切欠部31を介して各凹陥部4に容易に行き渡らせることができる。この場合、図6に示すように、平面Hからリブ11の中央側へ1〜3度傾斜した平面H、つまりコア1の法線nと正面視において91〜93°の角度をなす平面に沿って切欠部31の底面31aを形成するようにしてもよい。このようにすると、上記傾斜が抜き勾配となり、例えば成形型が上型と下型の2つの型から構成されている場合に、コア1を成形型から容易に取り出すことができる。
また、リブ3において各交点Pによって区切られた各円弧セクションSの中間に切欠部を設けることもできる。すなわち、図7に示すように、円弧セクションSの円弧方向の中心点を通るコア1の法線m上の一点Qから両端の交点P側へ延びる2つの底面32aを有するように切欠部32を形成することもできる。この場合、底面32aと法線mとが正面視で45〜48度をなすようにすることが好ましい。このようにすると、上記したように、コア3を成形型から容易に抜き出すことができる。
また、切欠部は、円弧セクションSが、図4、図5,または図6に示す切欠部31、及び図7に示す切欠部32の両方を有するようにしてもよい。
次に、上記のように構成されたゴルフボールの製造方法の一例について図8〜図10を参照しつつ説明する。まず、ゴム組成物を成形型内で、例えば130〜160℃で5〜25分間、プレスしてコア1を形成する。このとき、コア1は上述のようにエラストマーによって構成してもよく、この場合、プレス成形の他、射出成形でコア1を形成することができる。次に、こうして成形されたコア1を、図8(a)に示す第1の成形型2内に配置する。第1の成形型2は、上型2a及び下型2bから構成されており、それぞれにキャビティが形成されている。各キャビティは、コア1の表面と対応する半球状の受入部(基部)21と、この受入部の壁面に形成された溝22とから構成されている。溝22は、受入部21の大円に沿って深さが略同一に形成されているが、3つの大円の各交点部分の溝は他の部分に比べて浅くなっている。これにより、リブ3に上記切欠部が形成されるようになっている。また、溝22の表面は荒研磨により粗く仕上げられており、これによって成形されたリブ3の表面に微細な凹凸を形成することができ、中間層5との密着性を向上することができる。
そして、図8(b)に示すように、第1の成形型2の受入部21にコア1を配置するとともに、溝22に中間層用の材料である未加硫のゴム組成物を配置し、例えば140〜165℃で5〜25分間全加硫してプレス成形を行い、コア1の表面に複数のリブ3を形成する。
続いて、コア1及びリブ3からなる半成品を第1の成形型2から取り出し、第2の成形型6内に配置する。図9(a)に示すように、この第2の成形型6は、上型6a及び下型6bからなり、これらには上記リブ3の最外径と対応する半球状のキャビティ61がそれぞれ形成されている。すなわち、このキャビティ61の壁面にリブ3の上端面が接するようになっている。また、上型6a及び下型6bのキャビティ61は、第1の成形型2と同様に表面が粗く仕上げられるとともに、各キャビティ61の周囲には複数の凹状のバリを溜める部分62が形成されている。
そして、図9(a)に示すように、下型6bのキャビティ61に未加硫のゴム組成物N2を挿入するとともに、上記のように形成した半成品の上部にゴム組成物N2を配置し、この半成品を上型6a及び下型6bの間に配置する。続いて、図9(b)に示すように、上型6a及び下型6bを当接させ、ゴム組成物N2を140〜165℃で5〜25分間全加硫してプレス成形を行い、中間層5を形成する。
このとき、コア3の上部及び下型6aのキャビティ141に配置されたゴム組成物N2は、半成品の表面にプレスされながら、凹陥部4に充填されていく。上記したように隣接する各凹陥部4は切欠部31を介して連通しているため、ゴム組成物N2はすべての凹陥部4に行き渡り、均一に充填される。なお、中間層5は、図10に示すように、射出成形により形成することもできる。この場合、リブ3に切欠部がなければ、すべての凹部4に対してゲート81を設けなければゴム組成物Nが均一に充填されないが、上記のようにリブ3に切欠部を設けることにより、1箇所のゲート81からゴム組成物を注入しても、切欠部31を介して各凹陥部4にゴム組成物が均一に充填される。
このように、リブ3に切欠部31が形成され、隣接する凹陥部4が切欠部31を介して連通しているため、ゴム組成物N2がコア1の表面のいずれの位置からプレスされても、すべての凹陥部4に行き渡って充填される。したがって、中間層5を容易に被覆することができ、製造時間を大幅に短縮することができる。なお、ここでは、中間層5をゴム組成物を用いて構成しているが、エラストマーを用いることもできる。この場合、射出成形によって中間層5を形成することができる。
こうして中間層5の成形が完了すると、コア1、リブ3及び中間層5からなる半成品を第2の成形型104から取り出す。これに続いて、この半成品の表面に、カバー7をプレス成形或いは射出成形により所定のディンプルを備えた状態に被覆すると、本実施形態のゴルフボールが完成する。
なお、上記の説明では、切欠部が形成された中間層5を有するゴルフボールの製造方法について説明したが、切欠部がないものもほぼ同様の方法で製造することができる。但し、切欠部がない場合には、各凹部に中間層の材料が充填されるように材料を配置してプレス成形したり、射出成形の場合には各凹部に対応する複数のゲートを設ける必要がある。
(実施例)
以下、本発明の実施例及びこれと対比する比較例を示す。まず、本発明の実施例に係る6種類のゴルフボールと、比較例に係る9種類のゴルフボールとを比較する。実施例及び比較例1〜7は、図1及び図2に示したゴルフボールと同様の形態である。一方、比較例8はリブのない従来のスリーピースのゴルフボールであり、比較例9はリブのない従来のフォーピースのゴルフボールである。
まず、コア、リブ、中間層を構成する材料の配合を、表1に示す。コア、リブ、及び中間層は、表1に示すいずれかの配合によって形成されている。また、カバーについては、表2に示すいずれかの配合で形成されている。
Figure 0005078316
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そして、実施例及び比較例は、表3に示す材料で形成されており、それぞれコアの直径が23.4mm,中間層の層厚(リブの高さ)が7.8mm,カバーの層厚が1.85mmに設定されている。また、表4は、各部材の硬度(ショアD硬度)を示している。また、比較例8では、コアの直径が23.4mm,中間層の層厚が7.8mm,カバーの層厚が1.85mmに設定されており、比較例9では、コアの直径が23.4mm,中間層内層の層厚が3.8mm,中間層外層の層厚が4mm,カバーの層厚が1.85mmに設定されている。但し、作製の段階で、比較例1,4,及び5は、リブまたはコアの硬度が低すぎ、変形して成形することができなかった。したがって、打撃テストを行うことができなかった。
Figure 0005078316
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以上のように構成された実施例及び比較例に係るゴルフボールを用い、打撃ロボット(ミヤマエ株式会社製SHOT ROBO v)による1番ウッド(1W:ミズノ株式会社製JPX E310、ロフト角10°、長さ44.75インチ(113.66cm)、シャフト硬さS)、及び5番ミドルアイアン(5I:ミズノ株式会社製MP60、ロフト角27°、長さ37.5インチ(95.25cm)、シャフト硬さS)を使用した打撃テストを行い、飛距離(キャリー)を測定した。ここで、1番ウッドのヘッドスピードは44m/sとし、5番アイアンのヘッドスピードは36m/sとした。また、アマチュア10人による1番ウッド及び5番アイアンでの実打フィーリング(打感)テストを行った。この実打フィーリングテストでは、被験者に3段階評価(1:柔らかい、2:普通、3:硬い)を行ってもらい、その平均値を各例の打感値とした。結果は、以下の表5の通りである。
Figure 0005078316
比較例2については、コアの硬度が高いため、打感が硬くなっている。また、比較例3については、リブとコアとの硬度差が小さいため、飛距離が伸びていない。比較例6については、リブの硬度が大きすぎるため、打感が悪くなっている。さらに、比較例7については、カバーの硬度が小さいため、反発性能が低下し、飛距離が伸びていない。比較例8及び9については、リブか設けられていないため、飛距離が伸びていない。また、比較例9は、実施例1と同じ硬度の層を有しているが、実施例1のような傾斜機能を有していないため、打感が硬くなっている。
一方、各実施例については、コア、リブ、中間層、カバーの硬度が適切に設定されているため、飛距離が伸び、また打感も適度なものとなっている。
本発明に係るゴルフボールの一実施形態を示す断面図である。 図1のゴルフボールのコア(a)、コアとリブからなる半成品(b)、コアとリブと中間層とからなる半成品(c)をそれぞれ示す斜視図である。 図1に係るゴルフボールの打撃時の状態を示す断面図である。 図1のゴルフボールにおけるコアと中間層とからなる半成品の他の例を示す斜視図である。 図4の正面図である。 図5の半成品の他の例を示す一部正面図である。 図5の半成品のさらに他の例を示す正面図である。 図1に示すゴルフボールの製造方法の一例を示す図である。 図1に示すゴルフボールの製造方法の一例を示す図である。 図1に示すゴルフボールの製造方法の他の例を示す図である。
符号の説明
1 コア
3 リブ
4 凹部
5 中間層
7 カバー

Claims (5)

  1. 球状のコアと、
    前記コアの表面に形成される複数のリブと、
    前記リブによって囲まれる凹部に充填される中間層と、
    前記中間層を被覆するカバーと、を備え、
    前記リブは、その幅が前記カバー側からコア側にいくにしたがって増大するように延び、前記凹部は、前記リブの側面によって錐体状に形成されており、
    前記コア、リブ、中間層、及びカバーの順でそれぞれの硬度が高くなっており、
    前記コアのショアD硬度は26〜32、前記リブのショアD硬度は42〜50、前記中間層のショアD硬度は44〜58、前記カバーのショアD硬度は62〜70であり、
    前記コアとリブとのショアD硬度の差が14〜24であり、前記リブと中間層とのショアD硬度の差が2〜10である、ゴルフボール。
  2. 前記リブは、前記コアの表面において互いに直交する3つの大円に沿って形成されている請求項に記載のマルチピースゴルフボール。
  3. 前記リブは、隣接する前記凹部間を連通する少なくとも1つの切欠部を備えている、請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 球状のコアを成形する工程と、
    球状の壁面を有する基部、及び前記基部の壁面に沿って形成され当該壁面からの深さが略同一の複数の溝を有するキャビティを備えた第1の成形型を準備する工程と、
    前記第1の成形型の基部に前記コアを配置するとともに、前記溝にリブ用の材料を充填し、前記コアの表面に、当該コアよりも硬度の高い複数のリブを成形する工程と、
    前記リブの最外径に対応する球状のキャビティを有する第2の成形型を準備する工程と、
    前記第1の成形型から取り出したコア及びリブを前記第2の成形型のキャビティに配置し、前記リブによって囲まれた凹部に前記中間層用の材料を充填して、前記リブよりも硬度の高い中間層を形成する工程と、
    前記中間層上に、当該中間層よりも硬度の高いカバーを形成する工程と
    を備え
    前記コアのショアD硬度は26〜32、前記リブのショアD硬度は42〜50、前記中間層のショアD硬度は44〜58、前記カバーのショアD硬度は62〜70であり、
    前記コアとリブとのショアD硬度の差が14〜24であり、前記リブと中間層とのショアD硬度の差が2〜10である、ゴルフボールの製造方法。
  5. 前記第1の成形型におけるキャビティは、複数の溝が連結し少なくとも1つの閉じた領域を形成するように構成されており、当該溝の少なくとも一部に他の部分より浅い部分が形成されている請求項に記載のゴルフボールの製造方法。
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