JP4066001B2 - ゴルフボール及びその製造方法 - Google Patents
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Description
ところで、上記文献に記載のゴルフボールでは、コアの全面に亘って凹凸が形成されることでコアとカバーとが強固に固定されているため、打撃時のカバーの変形は周方向に対して極力抑えられるようになっている。そのため、カバーの変形の自由度が低くなり、かえって打感が悪くなるという問題があった。
本発明は、球状のコアと、これを被覆するカバーとを備えたゴルフボールであって、前記コアは、当該コアの表面に描かれ互いに直交する3つの大円上に溝部を備えており、前記カバーの内面には、前記溝部に嵌合する突部が形成されている。
この構成によれば、コアの表面に形成された溝部に、カバー内面に形成された突部が嵌合しているため、カバーとコアとの密着性が向上し、打撃時において両者のずれが発生しにくくなる。これによって打撃時にカバーからコアへ伝達されるエネルギーのロスを減少できるため、反発性能を向上することできる。
さらに、このゴルフボールでは、溝部がコアの全面に亘って形成されているのではなく、コアの表面に描かれ互いに直交する3つの大円上に溝部が形成されている。したがって、大円で囲まれる領域には溝部及び突部が形成されていないため、この領域では打撃時の変形がある程度許容され、打感が硬くなるのを防止することができる。以上より、本発明に係るゴルフボールでは、高い反発性と打撃時のソフトフィーリングとを兼ね備えることが可能となる。
上記溝部は、大円に沿って連続的に延びるように配置されてもよいし、大円上の複数の位置に分割して配置されるようにしてもよい。この場合、複数の溝部が、コアの中心に対して略点対称となるように配置されることが好ましい。これにより、ボール表面のいずれの位置で打撃されても、ほぼ均一な反発性能とソフトフィーリングとを得ることができる。
このゴルフボールにおいて、前記コアは、球状の本体部と、該本体部の表面を被覆する中間層とを備え、前記中間層の表面に前記溝部が形成された構成にすることができる。この場合も、カバーと中間層との間で伝達されるエネルギーロスを抑制できるため、反発性能を向上することできる。
また、このように中間層を設ける場合には、前記本体部の硬度と前記中間層の硬度とを異ならせることができるので、ヘッドスピードなど種々の条件に応じた所望の特性を得ることが容易になる。例えば、中間層の硬度を本体部の硬度よりも高くすると共に、カバーの硬度を中間層よりも低くすることで、中間層により反発性能を良好に維持して飛距離を向上しつつ、カバーによりフィーリングを向上することができる。
一方、中間層の硬度を本体部の硬度よりも低くすると共に、カバーの硬度を中間層よりも高くすることで、本体部及びカバーにより反発性能を良好に維持して飛距離を向上しつつ、中間層によりフィーリングを向上することができる。
ところで、従来例ではコアの表面に多数の凹凸があるため、多数に分割する成形型を用いなければ、コアを脱型することができず、生産性が悪いという問題を有していた。このため、本発明においては、二分割する一対の成形型を用いた場合でも溝部が成形型に引っ掛かることなくコアを容易に脱型することができるように、溝部を形成している。具体的には、断面が扇形で、当該扇形の円弧部分が前記コアの表面に一致しつつ、前記コアの表面に描かれ互いに交差する3つの大円に沿って延びるバンド部を前記コアの表面に仮想的に描き、大円の交点間の中心を通る前記コアの法線と垂直な平面により前記バンド部の一部を切り取ることで、前記コアの表面に溝部を形成している。このように、二分割する一対の成形型によりコアを成形可能にすることで、生産性が向上し、製造時間を短縮することができ、しかも成形型を低コストで製造することができる。前記バンド部を切り取る平面は、前記バンド部の扇形断面の頂部を通過してもよく、或いは、前記バンド部の扇形断面の頂部より径方向外方を通過してもよい。
本発明のゴルフボールにおいて、溝部における前記コアの表面からの深さは、1〜2mmであることが好ましい。これは、溝部の深さが1mmより小さくなるとコアとカバーとの間でずれが生じて打撃時のエネルギーロスが大きくなり、反発性能が低下するからである。一方、2mmより大きくなると突部が溝部に対して強固に嵌合しすぎるため、打感が悪くなるからである。
また、バンド部を規定して形成されるコアでは、溝部の深さをこの範囲にした場合、反発性能とソフトフィーリングとを両立させるため、溝部の幅を3.8〜8.5mmにするか、或いは扇形の頂角を90〜150°とすることが好ましい。
また、本発明に係るゴルフボールは、種々の方法で製造することができるが、例えば、上記バンド部を描いて形成されたコアを有するゴルフボールは、次のように形成することができる。すなわち、前記溝部に対応する突部を内壁面に有し、しかも前記3つの大円の一つと直交し且つその他2つの大円のいずれとも45度の角度で交差する平面上に分割線を有して2分割されるコア用成形型を準備する第1工程と、前記コア用成形型にコア成形用の材料を充填し、圧縮成形によりコアを成形する第2工程と、前記第2工程により成形されたコアの表面にカバーを被覆する第3工程とを経て製造することができる。これにより、コア用成形型からのコアの脱型が容易になる。
このゴルフボールの製造方法は、前記第2工程において、前記コア用成形型に球状の本体部を収容した後、前記本体部と前記コア用成形型との隙間に前記本体部とは硬度の異なる材料を充填する工程を備えることで、コアが上記中間層を備えた構成にすることができる。この製造方法によれば、コア用成形型への本体部の収容時に、内壁面に形成された突部により本体部をコア用成形型の中央に支持することができるので、コアの偏心(すなわち、中心と重心のずれ)を確実に防止することができる。
図2は、図1のゴルフボールのコアの正面図(a)及び平面図(b)である。
図3は、本発明に係るゴルフボールの第2実施形態を示す断面図である。
図4は、図3のゴルフボールのコアの正面図(a)及び側面図(b)である。
図5は、図4に示すコアの溝部の形成方法を説明するためのコアの断面図である。
図6は、図4に示すコアの溝部の形成方法を説明するためのコアの斜視図である。
図7は、図4に示すコアの溝部の形成方法を説明するための3つのバンド部を一部切除して示す斜視図である。
図8は、図4に示すコアの溝部の拡大図である。
図9は、図4に示すコアの変形例を示す正面図(a)及び側面図(b)である。
図10は、本発明に係るゴルフボールの第3実施形態を示す断面図である。
図11は、図10に示すゴルフボールのコアの形成方法を説明するための側面図(a)及び斜視図(b)である。
以下、本発明に係るゴルフボールの第1実施形態について説明する。図1は本発明に係るゴルフボールの断面図である。
図1に示すように、本実施形態のゴルフボールは、コア1と、これを被覆するカバー3とから構成されたいわゆるツーピースのゴルフボールである。ゴルフボールの直径は、規則(R&A、及びUSGA参照)の定めるところにより、42.67mm以上にする必要がある。但し、空力特性等を考慮するとボール径はできるだけ小さくすることが好ましく、例えば42.7mmとすることができる。
図2(a)はコアの正面図、図2(b)はコアの平面図である。同図に示すように、コア1は球状に形成され、ゴム組成物で構成されている。コア1の直径は、37.5〜40.7mmにすることが好ましく、38.1〜39.5mmにすることがさらに好ましい。これは、直径が37.5mmよりも小さくなると、カバーの層厚が大きくなって打球感が悪くなるからである。一方、40.7mmよりも大きくなると、カバー3を薄くする必要があるため、耐久性が低くなるからである。また、コア1の硬度は、ショアD硬度40〜55であることが好ましい。
コア1の表面には断面V字形の溝部5が形成されており、この溝部5はコア1の表面に描かれ互いに直交する3つの大円に沿って形成されている。そして、コア1の表面には、この溝部5によって囲まれる8つの領域7が形成される。溝部5の深さD、つまりコア1の表面から溝部5の最深部までの半径方向の長さは、1.0〜2.0mmであることが好ましく、1.5〜1.8mmであることがより好ましい。この理由については後述する。
コア3は、基材ゴム、架橋材、不飽和カルボン酸の金属塩、充填剤等を配合した公知のゴム組成物で製造することができる。基材ゴムとしては、天然ゴム、ポリイソブレンゴム、スチレンブタジエンゴム、EPDM等を使用できるが、シス1,4結合を少なくとも40%以上、好ましくは80%以上を有するハイシスポリブタジエンを使用することが特に好ましい。
架橋剤としては、例えばジクミルパーオキサイドやt−ブチルパーオキサイドのような有機過酸化物を使用することができるが、ジクミルパーオキサイドを使用するのが特に好ましい。配合量は、基材ゴム100重量部に対して0.3〜5重量部であり、好ましくは0.5〜2重量部である。
不飽和カルボン酸の金属塩としては、アクリル酸又はメタクリル酸のような炭素数3〜8の一価又は二価の不飽和カルボン酸の金属塩を使用することが好ましいが、アクリル酸亜鉛を使用するとボールの反発性能を向上することができ、特に好ましい。配合量は、基材ゴム100重量部に対して10〜40重量部にするのが好ましい。
充填剤は、コアに通常配合されるものを使用することができ、例えば酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等を使用することができる。配合量は、基材ゴム100重量部に対して2〜50重量部にするのが好ましい。また、必要に応じて老化防止剤、またはしゃく解剤等を配合してもよい。
なお、コアを構成する材料は、上記ゴム組成物の他、公知のエラストマーを用いることができる。
カバー3は、エラストマーで構成され、図1に示すように、コア1の表面に被覆されている。また、その表面には図示を省略する所定のディンプルが形成されている。一方、カバー3においてコア1と接触する内壁面には、上記した溝部5に嵌合する突部9が形成されている。この突部9は、溝部5と同じ断面形状を有しており、溝部7全体に亘って充填されるように上記3つの大円に沿って延びている。
カバー3の硬度は、ショアD硬度で55〜65であることが好ましい。また、カバー3の層厚は1.0〜2.6mmであることが好ましく、1.6〜2.3mmであることがさらに好ましい。これは、カバーの層厚3が1.0mmよりも小さくなると、カバー3の耐久性が著しく低下するとともに成形が困難になる一方、2.6mmを越えると硬くなり、打球感が悪くなるからである。なお、カバー3の層厚とは、ディンプルが形成されていない径方向の最も外側の任意の一点から、突部9が形成されておらず、コアと接する任意の一点までの距離を法線に沿って計測した値である。
カバー3を構成するエラストマーとしては、次のものを使用することができる。例えばスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロックコポリマー(SEPS)のようなスチレン系熱可塑性エラストマー;ポリエチレンまたはポリプロピレンをハードセグメントとし、ブタジエンゴムまたはエチレン・プロピレンゴムをソフトセグメントとするオレフィン系熱可塑性エラストマー;結晶ポリ塩化ビニルをハードセグメントとし、非晶ポリ塩化ビニルまたはアクリロニトリル・ブタジエンゴムをソフトセグメントとする塩化ビニル系可塑性エラストマー;ポリウレタンをハードセグメントとし、ポリエーテルまたはポリエステルウレタンをソフトセグメントとするウレタン系可塑性エラストマー;ポリエステルをハードセグメントとし、ポリエーテルまたはポリエステルをソフトセグメントとするポリエステル系可塑性エラストマー;ポリアミドをハードセグメントとし、ポリエーテルまたはポリエステルをソフトセグメントとするアミド系可塑性エラストマー;アイオノマー樹脂;バラタゴムなどを使用することができる。
次に、上記のように構成されたゴルフボールの製造方法について説明する。まず、上記コア1の外周面に対応する内壁面を有する第1の成形型(図示省略)を準備する。第1の成形型は、溝部5が引っ掛からずにコア1を脱型できるように、複数部分に分割可能となっている。続いて、この成形型に上述したコア用の材料を充填し、約140〜170℃で5〜30分間圧縮成形する。このとき、圧縮成形以外に、射出成形によってコアを成形することもできる。これに続いて、上記のように成形されたコア1を第2の成形型内に配置し、公知の射出成形法によってカバー3を被覆する。このとき、予め半球殻状に形成した一対のカバー用材料でコアを包み込み、圧縮成形してカバー3を形成することもできる。
以上のように構成されたゴルフボールは、コア1の表面に形成された溝部5に、カバー3内面に形成された突部9が嵌合しているため、カバー3とコア1との密着性が向上し、打撃時において両者のずれが発生しにくくなる。これによって打撃時にカバー3からコア1へ伝達されるエネルギーのロスを減少できるため、反発性能を向上することができる。
さらに、本実施形態に係るゴルフボールでは、溝部5がコア1の全面に亘って形成されているのではなく、コア1の大円に沿った部分でのみ溝部5と突部9とが嵌合している。これに対して、従来例のように溝部5及び突部9を球面全体に設けると、カバー3がコア1に密着しすぎて変形しにくいため、打感が悪くなるが、本実施形態に係るゴルフボールでは、突部9が形成されていない領域7でカバーの変形はある程度許容されるため、打感が硬くなるのを防止することができる。その結果、高い反発性と打撃時のソフトフィーリングとを兼ね備えることが可能となる。
なお、溝部5の深さDは、上記のように設定されているが、これは深さDが2mmより大きくなると、突部9が溝部5に対して強固に嵌合しすぎ、変形しにくくなって打球感が硬くなるからである。一方、1.0mmより小さいとカバー3がコア1に対してずれやすくなり、打撃時のエネルギーロスが大きくなって反発性能が低下するからである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。図3は本実施形態に係るゴルフボールの断面図、図4はコアの正面図(a)及び側面図(b)である。
図3に示すように、本実施形態に係るゴルフボールは、コア11と、これを被覆するカバー13とからなるツーピースのゴルフボールである。図4に示すように、このゴルフボールのコア11の表面には、第1実施形態と同様に、その表面に溝部15が形成されている。但し、各溝部15は、コア11の表面に描かれ互いに直交する3つの大円Cに沿って延びているが、大円Cの全長に亘って形成されているのではなく、その一部に形成されている。すなわち、大円Cの交点P間の各円弧部分の一部にそれぞれ形成され、各溝部15は連結していない。
より詳細には、各溝部15は次のように形成されている。これについて図5〜図8を参照して説明する。
図5及び図6は、コアに溝部を形成する方法を説明するためのコアの断面図及び斜視図である。まず、コア11の表面に上記3つの大円Cに沿って延びるバンド部Bを仮想的に描く。図5は、大円Cの一つに沿って描かれるバンド部Bを示しており、こうして描かれた3つのバンド部を、図7(a)にそれぞれ一部切除した斜視図で示す。
このバンド部Bは、断面扇形に形成されており、その円弧部分B1はコア11の表面と一致している。つまり、円弧部分B1の曲率半径とコア11の半径Rとは一致している。
続いて、大円Cの交点P間の中心Mを通るコア11の法線Nと垂直で、且つ上記扇形の頂部B2を通る平面Sを想定し、この平面Sによってバンド部Bの径方向外方の部分を切り取る。そして、このとき、バンド部Bの切り取られた部分を溝部15として規定する。図7(b)は、図7(a)におけるバンド部が切り取られる部分の拡大図である。
このようにして、コア11の表面には、隣接する2つの交点Pの各中心部に合計12個の溝部15が形成される。各溝部15は、図8に示すように、周方向に沿って左右対称に延びる一対の内壁面15a,15bの底端部が最深部D1において接合されており、一対の内壁面15a,15bと隣接する内壁面との境界部R1が円弧状に形成されている。溝部15をこのような形状にしたことにより、後述するようにコア11の成型に二面割金型を用いた場合であっても、溝部の抜き勾配がアンダーカットになるおそれがない。したがって、コア11を金型から容易に取り出すことができ、成型工程の短縮化を図ることができる。
溝部の深さDは、バンド部Bの径方向の高さと略同じであり、第1実施形態と同様の理由から、1.0〜2.0mmとすることが好ましい。この場合、後述する実施例で示すように反発性能と実打フィーリングとを向上させるため、図5に示すバンド部Bの幅Wを3.8〜8.5mmにすることが好ましく、7.0〜8.0mmにすることがさらに好ましい。或いは、幅Wによってバンド部Bを規定するのではなく、扇形の頂角αでバンド部を規定してもよく、頂角αを90〜150度となるようにすることが好ましい。また、上記のようにバンド部Bの高さ、つまり溝部の深さDを1.0〜2.0mmとした場合、溝部15の周方向の長さは、12.4〜17.3mmとなる。なお、コア11の直径、材料、硬度は、上記第1実施形態と同じであるので、詳しい説明は省略する。
また、本実施形態においては、扇形断面の頂部B2を通る平面Sによってバンド部Bを切り取ることにより溝部15を形成しているが、この平面は、大円Cの交点P間の中心Mを通るコア11の法線Nと垂直である限り、必ずしも頂部B2を通る必要はない。すなわち、図7(b)に示すように、扇形断面の頂部B2よりコア11の径方向外方でバンド部Bを通過する平面S1でバンド部を切り取ることにより、溝部15を形成することもできる。この場合、溝部15の形状は、図9に示すように、一対の内壁面15a,15bと隣接する内壁面との境界部R1が円弧状である点で、図8に示す構成と同様であるが、周方向に沿って左右対称に延びる一対の内壁面15a,15bがそれぞれの底端部の間に間隔をあけて形成されている点で、図8に示す構成と相違している。
図9に示す溝部15の構成によっても、図8に示す溝部15と同様に、二面割金型を用いて成型することが可能であり、図9に示すパーティングラインLで金型を分割してコア11を成型することができる。尚、図9に示す溝部15の好ましい深さや形状などは、図8に示す溝部15について上述した通りである。
また、カバー13は、第1実施形態と同様の層厚、材料、硬度で形成されており、その内壁面には、図3に示すように、上記溝部15と嵌合する12個の突部19が形成されている。
次に、上記のように構成されたゴルフボールの製造方法について説明する。まず、上記コア11を成形するコア成形型(図示省略)を準備する。このコア成形型は、その内壁面がコア11の外周面に対応するように形成されている。すなわち、コア11の溝部15を形成するための12個の突部が形成されている。また、この成形型は、上型及び下型の上下2つの型からなり2分割するものである。このときの上型と下型との分割線は、例えば図4(a)及び図4(b)に示す線Lのように、3つの大円Cのいずれか一つと直交し、且つその他2つの大円Cのいずれとも45度の角度で交差する平面上にあればよい。
このようなコア成形型を用い、下型にコア成形用の材料を挿入した後、上型と下型とを当接させ、圧縮成形によりコアを成形する。そして、約140〜170℃で5〜30分間圧縮した後、上型と下型とを分離し、その内部から成形されたコアを取り出す。このとき、成形型の突部は、上記のような形状に形成されているため、コアはコア成形型に引っ掛からず、容易に脱型することができる。続いて、取り出されたコアをカバー成形用の成形型に挿入し、第1実施形態と同様に、射出成形または圧縮成形によりカバーを被覆する。
以上のように、本実施形態によれば、コア11の表面に形成された溝部15に、カバー13の突部19が嵌合しているため、第1実施形態と同様に、カバー13とコア11とがしっかりと密着し、反発性能を向上させることができる。また、上記のように、上下に2分割する成形型によってコア11を成形することができるように溝部15が形成されているため、生産性が向上し、コア11の製造時間の短縮、成形型のコストの低減が可能になり、低コストでコア11の大量生産を実現することができる。
なお、上記した溝部15は、第1実施形態と同様に、コア1の表面全体に形成されているのではなく、大円Cに沿って形成されている。したがって、溝部15以外の部分では、カバー3及びコア1が強固に密着しているわけではないため、打撃時にある程度の変形が許容される。その結果、打球感を柔らかくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、第1実施形態における溝部の断面形状はV字型にしているが、これ以外の形状であってもよく、断面円弧状、或いは断面矩形状であってもよい。また、2分割の成形型でコアの脱型を容易に行うには、第2実施形態以外の形状であってもよく、溝部を形成する面が、上型及び下型の離間する方向に平行に形成されているか、或いは分割線に近づくにつれて径方向外方に裾拡がりに延びていればよい。
以下、第2実施形態に関連する実施例及び比較例を示す。ここでは、第2実施形態のゴルフボール(実施例1〜15)と、溝部が設けられていない従来タイプのゴルフボール(比較例1)とを比較する。実施例1〜15及び比較例1は、表1に示す同一の成分で構成されており、いずれもボール直径が42.7mm、カバーの厚さが1.7mmである。
また、各ゴルフボールのサイズ等は、表2に示す通りである。溝部の形状は、図3〜図6に示すように形成している。各ゴルフボールは、上述の成分、分量、寸法となるように、プレス成形により製造した。
また、各ゴルフボールにおけるコアの硬度はショアD硬度50であり、カバーの硬度はショアD硬度59となるようにしている。
以上のように構成された実施例及び比較例を用い、以上のように構成された実施例及び比較例に係るゴルフボールを用い、打撃ロボット(ミヤマエ株式会社製SHOT ROBO v)による1番ウッド(1W:ミズノ株式会社製ミズノ300S−II380、ロフト角9°、長さ44.75インチ(113.66cm)、シャフト硬さS)を使用した打撃テストを行い、飛距離(キャリー)を測定した。ここで、1番ウッドのヘッドスピードは43m/sとした。また、アマチュア10人による1番ウッドでの実打フィーリング(打感)テストを行った。この実打フィーリングテストでは、被験者に5段階評価(1:柔らか、2:やや柔らか、3:普通、4:やや硬い、5:硬い)を行ってもらい、その平均値を各例のフィーリング値とした。これらの結果を表3に示す。
実施例1〜9は、いずれも良好な飛距離(キャリー)及び実打フィーリングを示している。これに対して、実施例10は、実施例1〜9に比べて飛距離が低下しているが、これは、溝部の深さが浅いことによりカバーがずれやすくなり、これによって反発性能が低下しやすいためと考えられる。一方、実施例11は、実施例1〜9に比べて実打フィーリングが硬くなっているが、これは、溝部が深いことによりカバーとコアとが強固に密着する傾向にあるためと考えられる。
また、実施例12は、実施例1〜9に比べて飛距離が低下しているが、これは、溝部の幅が狭いことによりカバーとコアとの嵌合部分の面積が狭くなり、カバーがずれやすくなるためと考えられる。一方、実施例13は、実施例1〜9に比べて実打フィーリングが硬くなっているが、これは、溝部の幅が広いことによりカバーとコアとの嵌合部分の面積が広くなり、カバーの可動範囲が制限されやすいためと考えられる。
また、実施例14は、実施例1〜9に比べて飛距離が低下しているが、これは、扇形の頂角αが小さいために溝部の幅が狭くなるので、実施例12と同様の理由と考えられる。一方、実施例15は、実施例1〜9に比べて実打フィーリングが硬くなっているが、これは、頂角αが大きいために溝部の幅が大きくなるので、実施例13と同様の理由と考えられる。
上記各実施例に対し、比較例1は飛距離が低下しており、特に実施例1〜9と比較した場合にはその差が顕著である。比較例1は、溝部が形成されていないので、カバーがずれやすく、反発性能が低くなるためと考えられる。
このように、上記各実施例は、長い飛距離と良好なフィーリングとを兼ね備えており、比較例に比べ優れていることが明らかである。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図10は、本実施形態に係るゴルフボールを示す断面図である。本実施形態のゴルフボールは、上記各実施形態のゴルフボールと同様に、表面に溝部25が形成された球状のコア21と、コア21を被覆するカバー23とを備えており、溝部25に嵌合する突部29がカバー23の内面に形成されている。
本実施形態のゴルフボールは、第2実施形態のゴルフボールと同様の直径及び外観形状を有しており、コア21が2層構造になっていることを特徴とする。すなわち、コア21は、球状の本体部211と、本体部211の表面を被覆する中間層212とを備えており、球状に形成された中間層212の表面に溝部25を備えている。この溝部25は、図3に示す第2実施形態の溝部15と同じ形状を有し、第2実施形態の溝部15と同様に12個配置されている。
本体部211の材料や硬度は、第1実施形態においてコア1の材料及び硬度として例示されたものを好ましく使用することができる。また、カバー23の材料や硬度は、第1実施形態においてカバー1の材料及び硬度として例示されたものを好ましく使用することができる。カバー23の厚さは、第1実施形態のカバー1と同様である。
中間層212は、ゴム組成物またはエラストマーで構成される。ゴム組成物で構成する場合は、コア21と同様の材料を用いることができ、エラストマーで構成する場合は、カバー23と同様の材料を用いることができる。中間層212の厚さは、溝部25の深さと略一致しており、第1実施形態において示したように、1.0〜2.0mmであることが好ましく、1.5〜1.8mmであることがより好ましい。
本実施形態のゴルフボールは、上記各実施形態と同様、コア21に形成された溝部25とカバー23の内周面に形成された突部29との嵌合により、コア21とカバー23との密着性が向上し、打撃時にカバー23からコア21に伝達されるエネルギーのロスを低減することができるので、反発性能を向上することができる。
また、コア21が上記のように本体部211及び中間層212の2層構造を有するため、本体部211及び中間層212の硬度を適宜設定することにより、ヘッドスピードなど種々の条件に応じて、高反発性とソフトフィーリングとを容易に兼ね備えることができる。例えば、中間層212の硬度を本体部211の硬度よりも高くすると共に、カバー23の硬度を中間層212よりも低くすることで、中間層212により反発性能を良好に維持して飛距離を向上しつつ、カバー23によりフィーリングを向上することができる。一方、中間層212の硬度を本体部211の硬度よりも低くすると共に、カバー23の硬度を中間層212よりも高くすることで、本体部211及びカバー23により反発性能を良好に維持して飛距離を向上しつつ、中間層212によりフィーリングを向上することができる。このように、コア21を2層構造とすることにより、設計の自由度を高めることができるので、所望の特性を容易に得ることができる。
本体部211、中間層212及びカバー23の硬度は、材料を適宜選択することにより適宜設定可能である。例えば、本体部211又は中間層212をゴム組成物で構成する場合には、不飽和カルボン酸及び有機過酸化物の配合量を多くすることにより、硬度を高めることができる。
次に、本実施形態のゴルフボールの製造方法を説明する。まず、ゴム組成物を成形型(図示せず)内で、例えば130〜160℃で5〜25分間、プレスして球状の本体部211を形成する。本体部211は上述のようにエラストマーによって構成してもよく、この場合、プレス成形の他、射出成形で本体部211を形成することができる。
こうして成形された本体部211を、コア成形型に配置する。コア成形型としては、第2実施形態で使用したものと同じ成形型を使用することができる。図11は、コア成形型の下型40に本体部211が配置された状態を示しており、(a)が側面図、(b)が斜視図である。
図11に示すように、下型40は、半球状の受入部41を有しており、コア21の溝部25を形成するための複数の突部42が、受入部41の内壁面に形成されている。コア成形型の上型については図示していないが、下型40と同様に構成されている。
このコア成形型に本体部211を配置すると、各突部42の先端が本体部211の表面に当接することにより本体部211を支持し、本体部211と受入部41の内壁面との間に隙間Sが形成される。この後、本体部211とは硬度が異なる材料を前記隙間Sに充填することにより、本体部211を中間層212で被覆したコア21を形成する。コア21の表面には、各突部42に対応する位置に溝部25が形成される。このようにコア21を製造することにより、コア成形型の各突部42によって、受入部41の中心に本体部211を確実に支持することができるので、本体部211及び中間層212の中心を正確に一致させることができる。
ついで、コア成形型を分離して取り出したコア21を、第1及び第2実施形態と同様にカバー成形型に配置して、射出成形または圧縮成形によりカバー23を被覆する。これにより、コア21に形成された溝部25は、カバー23の突部29に嵌合する。こうして、本実施形態のゴルフボールが完成する。
本実施形態のゴルフボールの製造方法によれば、第2実施形態と同様に、コア成形型として2分割の成形型を用いるので、生産性を向上させることができる。また、硬度が異なる2層構造を有するコア21を容易に製造可能であると共に、コア21の偏心を確実に防止して、歩留まりを良好にすることができる。
以下、第3実施形態に関連する実施例及び比較例を示す。ここでは、第3実施形態のゴルフボール(実施例16及び17)と、溝部が設けられていない従来タイプのゴルフボール(比較例2及び3)とを比較する。実施例16及び17、並びに比較例2及び3は、溝部の有無を除けば同じ構成を有しており、本体部の直径が39.3mm、中間層の厚さが1.7mm、カバーの厚さが1.7mmである。また、実施例16及び17における各溝部は、深さが1.7mm、幅が3.8mm、長さが16.0mm、頂角α(図5参照)が100°である。
実施例16及び17、並びに比較例2及び3は、いずれも本体部の硬度と中間層の硬度とが異なっている。実施例16及び比較例2は、中間層の硬度が本体部の硬度よりも高く、且つ、カバーの硬度が中間層の硬度よりも低い場合である。一方、実施例17及び比較例3は、中間層の硬度が本体部の硬度よりも低く、且つ、カバーの硬度が中間層の硬度よりも高い場合である。実施例及び比較例におけるコア、中間層及びカバーの材料及び硬度を、表4に示す。
表4において「BR」は、ブタジエンラバーを表し、「S」は、アイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル(株)製の「サーリン(Surlyn)」)を表している。そして、「BR」又は「S」の後に続く数字が硬度(ショアD硬度)を表している。各材料の配合量を表5及び表6に重量部で示す。
飛距離(キャリー)を測定する打撃テスト、及び実打フィーリングテストは、第2実施形態の実施例と同様の条件により行った。この結果を表7に示す。
表7から明らかなように、本体部の硬度よりも中間層の硬度が高い場合(実施例16及び比較例2)を比較すると、飛距離の変化はほとんどない一方で、フィーリングが大きく向上している。また、本体部の硬度よりも中間層の硬度が低い場合(実施例17及び比較例3)を比較すると、フィーリングの変化がほとんどない一方で、飛距離が大きく向上している。このように、本体部の硬度に対して中間層の硬度が高い場合及び低い場合のいずれも、本発明の構成を採用することにより高反発性及びソフトフィーリングの両立の点で良好な結果が得られている。
Claims (11)
- 球状のコアと、これを被覆するカバーとを備えたゴルフボールであって、
前記コアは、当該コアの表面に描かれ互いに直交する3つの大円上の複数箇所に溝部を備えており、
前記カバーの内面には、前記溝部に嵌合する突部が形成されており、
前記各溝部は、
断面が扇形で、当該扇形の円弧部分が前記コアの表面に一致しつつ、前記コアの表面に描かれ互いに交差する3つの大円に沿って延びるバンド部を前記コアの表面に仮想的に描き、
前記大円の交点間の中心を通る前記コアの法線と垂直な平面により前記バンド部を切り取ることで、前記コアの表面に形成される、ゴルフボール。 - 前記コアは、球状の本体部と、該本体部の表面を被覆する中間層とを備え、前記中間層の表面に前記溝部が形成されており、
前記本体部の硬度と前記中間層の硬度が異なる請求項1に記載のゴルフボール。 - 前記中間層の硬度は、前記本体部の硬度よりも高く、
前記カバーの硬度は、前記中間層の硬度よりも低い請求項2に記載のゴルフボール。 - 前記中間層の硬度は、前記本体部の硬度よりも低く、
前記カバーの硬度は、前記中間層の硬度よりも高い請求項2に記載のゴルフボール。 - 前記溝部における前記コアの表面からの深さは、1.0〜2.0mmである請求項1に記載のゴルフボール。
- 前記バンド部を切り取る平面は、前記バンド部の扇形断面の頂部を通過する請求項1に記載のゴルフボール。
- 前記バンド部を切り取る平面は、前記バンド部の扇形断面の頂部より径方向外方を通過する請求項1に記載のゴルフボール。
- 前記溝部における前記コアの表面からの深さは、1.0〜2.0mmであり、
前記溝部の幅が3.8〜8.5mmである請求項1に記載のゴルフボール。 - 前記溝部における前記コアの表面からの深さは1.0〜2.0mmであり、
前記扇形の頂角が90〜150°である請求項1に記載のゴルフボール。 - 請求項1に記載のゴルフボールの製造方法であって、
前記溝部に対応する突部を内壁面に有し、しかも前記3つの大円の一つと直交し且つその他2つの大円のいずれとも45度の角度で交差する平面上に分割線を有して2分割されるコア用成形型を準備する第1工程と、
前記コア用成形型にコア成形用の材料を充填し、圧縮成形によりコアを成形する第2工程と、
前記第2工程により成形されたコアの表面にカバーを被覆する第3工程と
を備えているゴルフボールの製造方法。 - 前記第2工程は、前記コア用成形型に球状の本体部を収容した後、前記本体部と前記コア用成形型との隙間に前記本体部とは硬度の異なる材料を充填する工程を備える請求項10に記載のゴルフボールの製造方法。
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