JP2012020118A - ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】最内層1、及びこれを覆う最外層5を有するコア10と、コア10を覆うカバー7と、を備え、最外層5の径方向内方の表面のJIS−C硬度が85〜100であり、最内層1の径方向外方の表面のJIS−C硬度が、最外層5の径方向内方の表面のJIS−C硬度よりも25以上低く、最内層1の中心のJIS−C硬度が50以下である。
【選択図】図1
Description
用する摩擦力は小さい。本発明のようにカバー及び中間層の硬度がコアよりも高いゴルフボールでは、相対的に外部が硬いため、打撃を受けた際の変形時には上記摩擦力が小さくなる。その結果、バックスピンを低減することができる(効果1)。また、バックスピンを生じさせる摩擦力は、ボールへの打撃が始まってからボールの球面方向に捻り力を付与するのであるが、ボールがクラブフェース面から離れる過程においては、ボールの弾性力により捻れたボールが元に戻ろうとする。この際、コアの硬度がカバー及び中間層よりも低いと打撃による衝撃力が長く持続するため、上記のような硬度差を設けると、捻り戻り作用がさらに大きくなる。その結果、バックスピンが低減される(効果2)。よって、これら2つの効果により、バックスピンの量は少なくなる。また、打撃時の摩擦力が小さいため、飛び出し角が大きくなる。
距離を伸ばすことが可能であり、且つ打感を向上することができる。
本発明に係るゴルフボールの一実施形態を、図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係るゴルフボールの断面図である。
特に好ましい。この観点から、最内層1の径方向外方の表面のJIS−C硬度は、57.0〜70であることが好ましく、57.0〜67.0であることがさらに好ましい。
亜鉛を使用するとボールの反発性能を向上することができ、特に好ましい。配合量は、基材ゴム100重量部に対して1〜40重量部にするのが好ましい。
撃力は、クラブフェース面Sの法線方向Nに大きく作用し変形が大きくなる。その一方で、クラブフェース面に平行な方向V(ボールの接線方向)に作用する摩擦力Xは小さい。しかも、最外層5の硬度が最内層1よりも高いことから、相対的に径方向外方が硬いため、打撃を受けた際の変形時には上記摩擦力Xが小さくなる。その結果、バックスピンは低減されることになる(効果1)。このとき、摩擦力が小さいことから、飛び出し方向Fの飛び出し角αが大きくなる。一方、図4に示すように、ボールがクラブフェース面Sから離れる過程での変形が元に戻る際には、捻り戻り作用によりバックスピンBを減らす方向に力Kが作用する(効果2)。このとき、最内層1の硬度が最外層5よりも低いことに起因して打撃による衝撃力が長く維持されるため、捻り戻り作用による力Kが大きくなる。よって、これら2つの効果により、バックスピンの量は少なくなり、飛び出し角が大きくなる。
本発明に係るゴルフボールの第2実施形態を、図面を参照して説明する。図5は本実施形態に係るゴルフボールの断面図である。
内芯部11を成形型の中心に正確に保持することができる。このようなリブ3の形状によって、各凹部18は3つのリブ3と、僅かに露出する内芯部11の表面とによって囲まれる三角錐状に形成されている。そして、この内芯部11の露出部分は、充填層4と接触している。
なす平面に沿って切欠部31の面31aを形成するようにしてもよい。このようにすると、上記傾斜が抜き勾配となり、例えば成形型が上型と下型の2つの型から構成されている場合に、リブ3を成形型から容易に取り出すことができる。
凹部18に行き渡り、均一に充填される。なお、充填層4は、図13に示すように、射出成形により形成することもできる。この場合、リブ3に切欠部がなければ、すべての凹部18に対してゲート81を設けなければゴム組成物N2が均一に充填されないが、上記のようにリブ3に切欠部31を設けることにより、1箇所のゲート81からゴム組成物を注入しても、切欠部31を介して各凹部18にゴム組成物が均一に充填される。
反発係数の測定方法について説明すると、まず、エアーガンにより、エアガンの発射口から水平方向に距離2mだけ離れた地点に垂直に設置された厚さ約5cmの固定した鉄板に向けて、各実施例及び比較例に係るゴルフボールを発射する。そして、鉄板に衝突して反射した各ゴルフボールの衝突前後のボールの速度を測定し、衝突前の速度に対する、衝突後の速度の比を反発係数とする。
コンプレッションとは、圧縮試験機にてボールを所定の大きさだけ変形させるのに要する力をいう。具体的には、圧縮試験機として、精密万能試験機 オートグラフ AG-5000D(島津製作所製)を使用し、10mm/minでボールを2.54mm圧縮変形させた時の荷重を測定している。このように測定したコンプレッションが小さいと、ドライバーなどショットの打感が柔らかく感じられ、同数値が大きい程硬く感じられることとなる。結果は、表1に示す通りである。
ヘッドスピードが40m/s程度の女子プロや、シニアのトップアマチュア、10名に実打をしてもらった。この結果、非常に柔らかいと感じたものを「◎」、柔らかいと感じたものを「○」、やや柔らかいと感じたものを「△」、硬いと感じたものを「×」として、最も多い評価結果を、表1に示した。
10 コア
11 内芯部
3 リブ(支持部)
4 充填層
5 最外層
7 カバー
Claims (6)
- 最内層、及びこれを覆う最外層を有するコアと、
前記コアを覆うカバーと、を備え、
前記最外層の径方向内方の表面のJIS−C硬度が85〜100であり、
前記最内層の径方向外方の表面のJIS−C硬度が、前記最外層の径方向内方の表面のJIS−C硬度よりも25以上低く、
前記最内層の中心のJIS−C硬度が50以下である、ゴルフボール。 - 前記最外層の層厚が3mm以上である、請求項1に記載のゴルフボール。
- 前記最内層は、内芯部と、当該内芯部を覆う包囲層と、を備えており、
前記包囲層の径方向外方の表面のJIS−C硬度が70以下である、請求項1または2に記載のゴルフボール。 - 前記最内層の径は、36mm以下である、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフボール。
- 前記包囲層は、
前記内芯部の表面から突出し、径方向外方の先端が前記最外層に達する少なくとも一つの支持部と、
前記支持部の間に形成される凹部に充填される充填層と、
を備えている、請求項3に記載のゴルフボール。 - 前記支持部が複数設けられ、当該複数の支持部が前記内芯部の表面に沿って点対称となるように形成されている、請求項5に記載のゴルフボール。
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