JP5077333B2 - 中枠部材及び時計装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中枠部材及び時計装置に関するものである。
従来、腕時計等の電子機器に用いられるケースユニットにおいて、内部に部品を保持するモジュール部材を外枠であるケース部材内に組み込む際には、ケース部材内でのモジュール部材の移動やがたつき等を防ぐため、モジュール部材とケース部材との間に中枠部材を配置し、モジュール部材を中枠部材に保持させてケース部材内の所定位置に位置決めし、固定することが行われている。
例えば、特許文献1には、時計モジュールとこの時計モジュール(モジュール部材)を収納する本体ケース(ケース部材)とを備える時計装置において、時計モジュールを本体ケース内に位置決めして押える押え部材(中枠部材)を配置する構成が開示されている。
そして、従来は、中枠部材がケース部材に対してがたつき等を生じることなく固定されるように、中枠部材の外形をケース部材の内周の径とほぼ同じとなるように形成したり、中枠部材の外側面に凸部を設けてケース部材との間に隙間が生じないように構成し、中枠部材をケース部材に圧入する構成等が採用されていた。
特開2007−132771号公報
しかしながら、中枠部材はケース部材及びモジュール部材との密着性を高めるために樹脂等により形成されるところ、例えばケース部材が金属等の硬い材料で形成されている場合には、ケース部材内に中枠部材を圧入すると、中枠部材の外側面がケース部材の内側面との摩擦によって削られ、削り屑が発生することがある。
特に、ケース部材の開口部に蓋部材を螺着することにより被覆する構成となっている場合、ケース部材内に中枠部材を圧入する際、ケース部材の開口部の内側に形成されたねじ切り部に中枠部材が接触して削られるおそれが大きい。
中枠部材から削り屑が生じた場合、例えば腕時計であれば、表面のガラスと液晶パネルとの間の隙間や、内部の電子部品等の上に削り屑が落ちてしまう場合があり、不具合を生じさせる原因ともなる。
この点、中枠部材の径をケース部材の内周の径よりも小さく形成すれば、中枠部材がケース部材と接触して削られることを防止することはできるが、モジュール部材を保持したまま中枠部材がケース部材内で移動したりがたついたりしてしまうため、別途スペーサ等の部材を設けて中枠部材を固定する必要を生じ、部品点数が増加するとともに組立工数も多くなり、コスト高になるとの問題がある。
そこで、本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ケース部材との接触による削れ等を防止するとともに、簡易な構成でモジュール部材をケース部材の中に固定することのできる中枠部材及び時計装置を提供することを目的としている。
このような問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
内部に部品を保持する時計モジュールと、
開口部を備え、前記時計モジュールを収容するケース部材と、
このケース部材の内周面に沿う側壁部とこのケース部材の開口部側に前記時計モジュールを組み込むための開口部とを有し、前記ケース部材と前記時計モジュールとの間に介在配置されて、前記時計モジュールを前記ケース部材内に位置決めするとともに固定する中枠部材と、を備え、
前記中枠部材は、その外径が前記ケース部材の内周の径よりも小さく形成されているとともに、前記ケース部材に配置されている状態で前記時計モジュールを前記開口部の側から圧入した際に前記側壁部の少なくとも一部が、前記時計モジュールにより押し拡げられることにより外側に拡開して外側の面で前記ケース部材の内周面に面接触するように密着する拡開部となっていることを特徴とする時計装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の時計装置において、
前記側壁部は、前記ケース部材の厚み方向に切り欠かれた複数の切り欠き部を有し、この切り欠き部に挟まれた領域の全部又は一部が前記拡開部となることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の時計装置において、
前記拡開部の内側の面には、前記時計モジュールを前記中枠部材内に圧入した際に前記時計モジュールの外側面に当接して前記拡開部を押し拡げることにより外側に拡開させるための中枠側凸部が設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計装置において、
前記時計モジュールの外周面には、前記時計モジュールを前記中枠部材内に圧入した際に前記中枠部材の前記側壁部の内側面に当接して前記拡開部を押し拡げることにより外側に拡開させるためのモジュール側凸部が設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計装置において、
前記ケース部材の前記開口部には、この開口部を被覆する被覆部材を螺合固定するためのねじ切り部が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の時計装置において、
前記側壁部の外側面であって前記中枠部材を前記ケース部材内に収納した際に奥側となる側の角部に、面取り加工が施されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
内部に部品を保持する時計モジュールとこの時計モジュールを収容するケース部材との間に介在配置されて、前記時計モジュールを前記ケース部材の開口部の側から圧入することにより前記時計モジュールを前記ケース部材内に位置決めするとともに固定する中枠部材であって、
その外径が前記ケース部材の内周の径よりも小さく形成されているとともに、前記ケース部材内に収納された際に前記ケース部材の内周面に沿う側壁部と前記ケース部材の開口部側に前記時計モジュールを組み込むための開口部とを有し、
前記側壁部には、前記ケース部材の厚み方向に切り欠かれた複数の切り欠き部が形成され、
前記側壁部のうち前記切り欠き部に挟まれた領域の全部又は一部は、前記ケース部材に配置されている状態で前記時計モジュールを前記開口部の側から圧入した際に前記時計モジュールにより押し拡げられることにより外側に拡開して外側の面で前記ケース部材の内周面に面接触するように密着する拡開部となっており、
この拡開部の内側の面には、前記時計モジュールを前記開口部の側から圧入した際に前記時計モジュールの外側面に当接して前記拡開部を押し拡げるための中枠側凸部が設けられていることを特徴としている。
中枠部材の外径がケース部材の内周の径よりも小さく形成されているため、中枠部材をケース部材内に収納する際に中枠部材がケース部材の内面に当たって削られることがない。
そして、モジュール部材を中枠部材内に圧入すると、中枠部材の側壁部の少なくとも一部がモジュール部材により押し拡げられることにより外側に拡開してケース部材の内周面に密着するため、モジュール部材圧入後は、モジュール部材及び中枠部材がケース部材の中でがたつかず、確実に位置決め固定されるとの効果を奏する。
本発明に係るケースユニットを適用した腕時計の概略構成を示す正面図である。 図1に示すケース部材を裏面側から見た斜視図である。 図1に示すモジュール部材の斜視図である。 図1に示す中枠部材を裏面側から見た平面図である。 図4に示す中枠部材の斜視図である。 図1に示すケース部材内に中枠部材が収納された状態を模式的に示す側断面図である。 図6に示す中枠部材内にモジュール部材が圧入された状態を模式的に示す側断面図である。 モジュール部材の一変形例を示す斜視図である。 ケースユニットの一変形例を示す側断面図である。 中枠部材の一変形例を示す斜視図である。 ケース部材内に一変形例である中枠部材が収納された状態を模式的に示す側断面図である。 図11に示す中枠部材内にモジュール部材が圧入された状態を模式的に示す側断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る中枠部材及びこれを適用したケースユニットの好適な実施形態について具体的に説明する。なお、以下の実施形態においては、中枠部材及びケースユニットを腕時計に適用する場合について説明するが、本発明の範囲はこれに限定されない。
図1は、本実施形態における腕時計を示す正面図である。
図1に示すように、腕時計100には、ケース部材としての本体ケース1が設けられている。
本体ケース1を形成する材料は特に限定されないが、例えばステンレスやチタン等の金属等、比較的硬質な材料で形成されている。
図2は、本体ケース1を裏面側(視認側と反対の側)から見た斜視図である。
本体ケース1は、図2に示すように、短柱形状に形成されており、その内側は上下が開口した中空状になっている。この中空部分が各種部品を収納する収納空間を与える収納部となる。
図2に示すように、本体ケース1の視認側(すなわち、表面側:図2における下側)には、視認側の開口部11aを閉塞するようにガラス等の透明材料で形成された被覆部材である時計ガラス部材3が装着されている。なお、開口部11aを被覆する被覆部材はガラスで形成されているものに限定されない。
また、本体ケース1の視認側とは反対側(裏面側:図2における上側)には、当該本体ケース1の裏面側の開口部11bを閉塞する閉塞部材としての裏蓋部材(図示せず)が螺合されるようになっている。
すなわち、裏蓋部材の螺着部分の外周面には雄ねじが形成されており、本体ケース1の開口部11bの内周面には、この雄ねじを受ける雌ねじであるねじ切り部111が形成されている。裏蓋部材は、雄ねじの形成されている螺着部分を開口部11bのねじ切り部111にねじ込み、螺着させることにより本体ケース1に取り付けられるようになっている。
また、本体ケース1の図1における上下両端部には、図示しない時計バンドが取り付けられるバンド取付部12が形成されている。
さらに、本体ケース1の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン13が左右2つずつ設けられている。本体ケース1の側面であって操作ボタン13に対応する位置にはそれぞれ貫通穴14が設けられており、操作ボタン13の一端側はこの貫通穴14を通して本体ケースの内側に突出している。
また、この本体ケース1の内部には、内部に各種の部品(図示せず)を保持するモジュール部材4が中枠部材5に保持された状態で収納されている。
本実施形態では、ケース部材である本体ケース1と、中枠部材5と、モジュール部材4とにより、ケースユニット10(図6参照)が構成されている。
図3は、本実施形態におけるモジュール部材4を視認側(表面側)から見た斜視図である。
モジュール部材4は、例えば樹脂等によりほぼ円盤状に形成されており、その外径が中枠部材5の開口部52(図5参照)の内周の径とほぼ同じとなっている。モジュール部材4の内部には、各種電子部品を搭載する回路基板等の部品(図示せず)が収容されており、その視認側(表面側)の表面には表示部を構成する液晶パネル41が配置されている。なお、液晶パネル41の構成、形状等は特に限定されない。
図4は、本実施形態における中枠部材5を裏面側から見た平面図であり、図5は、中枠部材5を裏面側から見た斜視図である。
中枠部材5は、本体ケース1とモジュール部材4との間に介在配置されて、モジュール部材4を本体ケース1内に位置決めするとともに、モジュール部材4が本体ケース1内で移動やがたつき等を生じないように固定するものである。
中枠部材5は、例えば樹脂等の多少弾性のある材料で形成されている。なお、その材料は特に限定されない。
また、中枠部材5は、その外径が本体ケース1の内周の径よりも小さくなるように形成されている。これにより、中枠部材5を本体ケース1内に収納した際、中枠部材5の外側面が本体ケース1の内周面と接触せず、摩擦により削られること等を防止することができる。
図4及び図5に示すように、中枠部材5は、本体ケース1に収納した際に収納方向奥側となる側に底部51を有し、他端側は開口部52となっている。
底部51には、モジュール部材4の表面に配置されている液晶パネル41の形状に沿って窓部53が設けられており、モジュール部材4を中枠部材5に収納した際、この窓部53から液晶パネル41が露出するようになっている。
また、中枠部材5は、底部51の周縁に沿ってほぼ垂直に立設された側壁部54を備えている。
側壁部54は、中枠部材5を本体ケース1に収納した際に本体ケース1の内周面に沿う形状となっている。また、側壁部54の高さは、モジュール部材4が中枠部材5に保持された際に、モジュール部材4と側壁部54の上端とがほぼ面一となる寸法となっている。
本実施形態では、側壁部54には、本体ケース1に組み込んだ際に本体ケース1の内側に突出している4つの操作ボタン13に対応する位置に、中枠部材5の開口部52から底部51にかけて中枠部材5の厚み方向(すなわち、中枠部材5を本体ケース1に組み込んだ際の本体ケース1の厚み方向)に切り欠かれた切り欠き部55がそれぞれ形成されている。
切り欠き部55の幅は、操作ボタン13が挿通可能なものであればよく、特に限定されない。また、切り欠き部55は、中枠部材5の底部51まで達するものであってもよいし、中枠部材5の厚み方向の途中まで切り欠かれているものでもよい。
本実施形態において、側壁部54のうち切り欠き部55以外の部分(すなわち、切り欠き部55に挟まれた領域)は、モジュール部材4を中枠部材5に圧入した際に押し拡げられて外側に拡開しその外側の面で本体ケース1の内周面に密着するようになっており、拡開部として機能する。
なお、本実施形態では、側壁部54のうち切り欠き部55以外の部分(すなわち、切り欠き部55に挟まれた領域)がモジュール部材4によって押し拡げられ、拡開部として機能する場合を例として説明したが、側壁部54のうち切り欠き部55に挟まれた領域の全部が拡開部として機能しなくてもよく、一部のみが拡開部として機能してもよい。
側壁部54の少なくとも一部が拡開部として機能すればよく、拡開部として機能する部分の位置や範囲はここに例示したものに限定されない。
拡開部として機能する側壁部54の内側の面には、モジュール部材4を中枠部材5内に圧入した際にモジュール部材4の外側面に当接して拡開部を押し拡げて外側に拡開させるための中枠側凸部56が複数設けられている。
本実施形態では、図4及び図5に示すように、各切り欠き部55に隣接して左右3つずつ、計6つの中枠側凸部56a,56b,56c,56d,56e,56fが配置されている。なお、図5には、図面上中枠側凸部56が4つしか表されていないが、中枠側凸部56a,56b,56cとほぼ対向する位置に、それぞれ中枠側凸部56d,56e,56fが設けられている。
なお、中枠側凸部56を設ける位置や数等は特に限定されないが、側壁部54の拡開部を確実に押し拡げて拡開させ本体ケース1に密着させるためには、2つ(例えば、図4に示す中枠側凸部56a,56f)以上設けられることが好ましく、より好ましくは、底部51の中心に対してほぼ対称位置に4つ(例えば、図4に示す中枠側凸部56a,56c,56d,56f)以上設けられることが好ましい。
図5に示すように、各中枠側凸部56は、底部51から側壁部54の上端に向けて徐々に中枠部材5の内側に張り出すように設けられている。中枠側凸部56の上端部は、側壁部54の上端よりも下に位置し、中枠側凸部56の上端面は、中枠側凸部56の内側に向かって低くなるように傾斜する傾斜面561となっている。これにより、中枠部材5の開口部52側からモジュール部材4を圧入した際にモジュール部材4が中枠側凸部56に引っ掛かって止まることなく挿入できるようになっている。
図6は、中枠部材5を本体ケース1に収納して開口部11bからモジュール部材4を圧入する様子を模式的に示した断面図である。
図6に示すように、中枠部材5にモジュール部材4を圧入する前の状態では、モジュール部材4の外径をL1とし、中枠側凸部56が最も内側に張り出している部分の径をL2とすると、L1>L2となっている。そして、中枠部材5の開口部52の径は、モジュール部材4の外径L1とほぼ等しいため、モジュール部材4を中枠部材5の開口部52から圧入すると、モジュール部材4の視認側(図6において下側)の角部が中枠側凸部56の上端に当接するが、モジュール部材4は、傾斜面561に沿って中枠部材5の中に押し込まれ、中枠部材5の側壁部54(拡開部)を押し拡げながら中枠部材5の底部51に接する位置まで圧入される(図7参照)。これにより、中枠部材5は、側壁部54の拡開部の外側の面で本体ケース1の内側の面に面接触し、密着固定される。
側壁部54の一部であって、中枠部材5を本体ケース1に組み込んだ際に腕時計100の上側(図1において上側)となる位置には、モジュール部材4を係止する係止用爪部が設けられている。モジュール部材4が中枠部材5内に圧入されると、モジュール部材4が中枠部材5から外れないように、この係止用爪部57がモジュール部材4を裏面側から係止するようになっている。なお、係止用爪部57の形状や、設けられる位置、数等はここに例示したものに限定されない。また、モジュール部材4を裏面側にこの係止用爪部57を受ける係止用溝部等を設けてもよい。
次に、本実施形態における作用について説明する。
本実施形態においては、まず、係止用爪部57が腕時計100の上側(図1における上側)となるように位置を合わせて中枠部材5を本体ケース1内に収納する。このとき、中枠部材5の外径は、本体ケース1の内周の径よりも小さいため、中枠部材5は本体ケース1の内周面と接触しない状態で配置される(図6参照)。
次に、液晶パネル41の向きを本体ケース1の向きと合わせながらモジュール部材4を中枠部材5内に圧入する。このとき、中枠部材5の側壁部54の中枠側凸部56の上端にモジュール部材4の奥側の面が突き当たり、モジュール部材4は、傾斜面に561に乗り上げながら中枠部材5の中に押し込まれる。そして、中枠側凸部56がモジュール部材4の外側面に当接し、これにより、側壁部54のうち外側に拡開可能な部分(拡開部:本実施形態の場合、側壁部54のうち切り欠き部を除く全ての部分)が押し拡げられて外側に拡開し、本体ケース1の内周面に面で接触し、密着固定される。これにより、中枠部材5及びこれに保持されたモジュール部材4が本体ケース1の中に位置決め固定され、がたつき等が抑えられる。
モジュール部材4の視認側の面が中枠部材5の底部51に接触するまで圧入されると、係止用爪部57がモジュール部材4の裏面側の面に係止されて、モジュール部材4が中枠部材5から抜け落ちることを防止する。
その後、本体ケース1の裏面側の開口部11bに裏蓋部材をねじ込み螺合固定させる。
以上のように、本実施形態によれば、中枠部材5の外径が本体ケース1の内周の径よりも小さく形成されているため、中枠部材5を本体ケース1の内部に収納する際に中枠部材5が本体ケース1の内面に当たって削られて削り屑が出ることがない。このため、本体ケース1内や、液晶パネル41、各種の電子部品等に削り屑が付着して不具合を生じさせるおそれがない。
そして、モジュール部材4を中枠部材5内に圧入すると、中枠部材5の側壁部54のうち切り欠き部55の設けられていない部分(拡開部)がモジュール部材4により押し拡げられることにより外側に拡開して本体ケース1の内周面に密着する。このため、モジュール部材4を圧入した後は、モジュール部材4及び中枠部材5が本体ケース1の中でがたつかず、確実に位置決め固定される。
また、側壁部54に、複数の切り欠き部55が設けられているため、モジュール部材4を圧入した際に、側壁部54が外側に拡開しやすく、しっかりと本体ケース1の内周面に密着させることができる。
また、拡開部として機能する側壁部54の内側の面に中枠側凸部が設けられているため、モジュール部材4を中枠部材5内に圧入した際に、この中枠側凸部がモジュール部材4の外側面に当接して拡開部を押し拡げ、より確実に外側に拡開させることができる。
また、本実施形態では、裏蓋部材をねじ込み螺合固定する構成としているため、本体ケース1の内部に水滴等が入るのを防止することができる。そして、このような構成の場合、本体ケース1の裏面側の開口部11bに、裏蓋部材を螺合固定するためのねじ切り部111が設けられるが、本実施形態では、中枠部材5の外径が本体ケース1の内周の径よりも小さく形成されているため、中枠部材5を本体ケース1の内部に収納する際に中枠部材5が本体ケース1のねじ切り部111に接触して削られることもない。
なお、本発明が上記各本実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では中枠部材5の側壁部54の内側の面に中枠側凸部56を設けたが、例えば、図8に示すように、モジュール部材4の外周面に、モジュール部材4を中枠部材5内に圧入した際に中枠部材5の側壁部54の内側面に当接して拡開部を押し拡げることにより外側に拡開させるためのモジュール側凸部46を設けてもよい。
この場合、モジュール側凸部46は、中枠部材5の拡開部に対応する位置に設けられることが好ましい。なお、図8に示したモジュール側凸部46は一例であり、モジュール側凸部の形状や、設ける位置、数等は図示例に限定されない。
また、モジュール部材4側にモジュール側凸部46を設けるとともに、中枠部材5側にも中枠側凸部56を設けてもよい。この場合には、モジュール側凸部46と中枠側凸部56とが互いにぶつかり合わないように、位置をずらして配置する。
このようにモジュール部材4側にモジュール側凸部46を設けることによっても、モジュール部材4を中枠部材5内に圧入した際に中枠部材5の拡開部を押し拡げて外側に拡開させることができ、中枠部材5を本体ケース1の内周面に密着させ固定させることができる。
また、モジュール部材4を開口部の側から圧入した際に側壁部54の少なくとも一部をモジュール部材4により押し拡げることにより外側に拡開して外側の面で本体ケース1の内周面に密着させる構成は、中枠側凸部56又はモジュール側凸部46を設けるものに限定されない。
例えば、図9に示すように、モジュール部材6を本体ケース1に収納した際に奥側となる側からその裏面側に向かってその径が少しずつ大きくなるように、モジュール部材6の側面が傾斜するように構成し、モジュール部材6を中枠部材7に圧入すると、モジュール部材6の側面の傾斜に沿って中枠部材7の拡開部が押し拡げられるようにしてもよい。なお、この場合、さらに、中枠部材7に中枠側凸部を設けてもよいし、モジュール部材6にモジュール側凸部を設けてもよい。
また、中枠側凸部56の形状は、上記実施形態で示したものに限定されない。例えば、図10に示すように、中枠側凸部60として、ほぼ半球形状の突起を側壁部54に設けてもよい。このように、中枠側凸部60を半球形状の突起とした場合であっても、中枠部材5の拡開部が押し拡げて外側に拡開させることができる。
また、図11及び図12に示すように、中枠部材5の側壁部の外側面であって中枠部材5を本体ケース1の内部に収納した際に奥側となる側の角部に、面取り加工を施して、面取り部70を設けてもよい。
このように面取り加工を施すことにより、中枠部材5を本体ケース1の内部に収納する際に中枠部材5の奥側の面が本体ケース1の内周面と接触することをより確実に防止することができる。これにより、中枠部材5から削り屑等が生じることを防止して、腕時計100等に不具合が生じるのを防ぐことができる。
また、面取り加工を施した場合には、モジュール部材4を圧入した際に、側壁部54が面取り部70の部分から外側に倒れやすくなり、拡開部をより確実に拡開させ、本体ケースの内周面に密着させることができる。
また、本実施形態では、裏蓋部材が本体ケース1に螺着される構成を例としてせつめいしたが、裏蓋部材の構成はこれに限定されない。例えば、裏蓋部材が本体ケース1に対してねじ止めされる構成としてもよい。
また、腕時計100は、アナログ方式、デジタル方式のいずれであってもよい。また、腕時計100の形状は、特に限定されず、円形の他、例えば四角形、楕円形等でもよい。
また、上記実施形態では、中枠部材5及びケースユニット10が腕時計100に適用される場合を例として示したが、中枠部材5及びケースユニット10を適用可能な機器は腕時計100に限られない。例えば、携帯電話やPDA等の各種携帯端末装置、携帯型の音楽再生装置、小型ラジオ等に本発明を適用してもよい。
なお、その他、本発明が上記各実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
1 本体ケース
4 モジュール部材
5 中枠部材
10 ケースユニット
51 底部
52 開口部
54 側壁部
55 切り欠き部
56 中枠側凸部
70 面取り部
100 腕時計
111 ねじ切り部
561 傾斜面

Claims (7)

  1. 内部に部品を保持する時計モジュールと、
    開口部を備え、前記時計モジュールを収容するケース部材と、
    このケース部材の内周面に沿う側壁部とこのケース部材の開口部側に前記時計モジュールを組み込むための開口部とを有し、前記ケース部材と前記時計モジュールとの間に介在配置されて、前記時計モジュールを前記ケース部材内に位置決めするとともに固定する中枠部材と、を備え、
    前記中枠部材は、その外径が前記ケース部材の内周の径よりも小さく形成されているとともに、前記ケース部材に配置されている状態で前記時計モジュールを前記開口部の側から圧入した際に前記側壁部の少なくとも一部が、前記時計モジュールにより押し拡げられることにより外側に拡開して外側の面で前記ケース部材の内周面に面接触するように密着する拡開部となっていることを特徴とする時計装置。
  2. 前記側壁部は、前記ケース部材の厚み方向に切り欠かれた複数の切り欠き部を有し、この切り欠き部に挟まれた領域の全部又は一部が前記拡開部となることを特徴とする請求項1に記載の時計装置。
  3. 前記拡開部の内側の面には、前記時計モジュールを前記中枠部材内に圧入した際に前記時計モジュールの外側面に当接して前記拡開部を押し拡げることにより外側に拡開させるための中枠側凸部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の時計装置。
  4. 前記時計モジュールの外周面には、前記時計モジュールを前記中枠部材内に圧入した際に前記中枠部材の前記側壁部の内側面に当接して前記拡開部を押し拡げることにより外側に拡開させるためのモジュール側凸部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計装置。
  5. 前記ケース部材の前記開口部には、この開口部を被覆する被覆部材を螺合固定するためのねじ切り部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の時計装置。
  6. 前記側壁部の外側面であって前記中枠部材を前記ケース部材内に収納した際に奥側となる側の角部に、面取り加工が施されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の時計装置。
  7. 内部に部品を保持する時計モジュールとこの時計モジュールを収容するケース部材との間に介在配置されて、前記時計モジュールを前記ケース部材の開口部の側から圧入することにより前記時計モジュールを前記ケース部材内に位置決めするとともに固定する中枠部材であって、
    その外径が前記ケース部材の内周の径よりも小さく形成されているとともに、前記ケース部材内に収納された際に前記ケース部材の内周面に沿う側壁部と前記ケース部材の開口部側に前記時計モジュールを組み込むための開口部とを有し、
    前記側壁部には、前記ケース部材の厚み方向に切り欠かれた複数の切り欠き部が形成され、
    前記側壁部のうち前記切り欠き部に挟まれた領域の全部又は一部は、前記ケース部材に配置されている状態で前記時計モジュールを前記開口部の側から圧入した際に前記時計モジュールにより押し拡げられることにより外側に拡開して外側の面で前記ケース部材の内周面に面接触するように密着する拡開部となっており、
    この拡開部の内側の面には、前記時計モジュールを前記開口部の側から圧入した際に前記時計モジュールの外側面に当接して前記拡開部を押し拡げるための中枠側凸部が設けられていることを特徴とする中枠部材。
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