JP6326806B2 - 時計 - Google Patents

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Description

本発明は、時計ケースの内周面に設けられた見切りリングを介して時計ガラスが取り付けられている時計に関する。
従来、時計ケースに時計ガラスを取り付けるのに、見切りリングを介在させる時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図6に示すように、特許文献1に記載の時計(指針式腕時計)100は、時計ケース101を備えている。時計ケース101内の上部には、内面に形成された鍔部102上に見切りリング(見切り部材)103が配置された状態で時計ガラス104がパッキン105を介して装着されている。見切りリング103は、時計ガラス104により鍔部102に押し付けられて固定されている。
また、時計ケース101内には、時計モジュール106が収納されており、時計モジュール106の上面には文字板109が設けられている。また、時計ケース101の下面には、裏蓋107がパッキン108を介して時計ケース101に取り付けられている。
特開2000−88972号公報(第2図)
ところで、前述した特許文献1に記載の時計等では、見切りリングと時計ケースとは、組込み性を考慮して嵌合径にクリアランスを設けている。
しかしながら、通常設定では外径片側クリアランス0.05mm程度あり、全周均一にクリアランスを保ったまま組み込む事が困難で、左右でクリアランス幅に差が生じてしまい、外観的にあまり美しくない。
特に、時計ガラスの裏面と見切りリング上面の距離が開いている場合では、その傾向が顕著である。そのため、従来は、クリアランス部が見えない様に、ガラス上面の外周カットをオーバーラップさせて見え難くさせたり、ガラスに印刷して隠すことが行われている。しかし、これでは時計の表示面が狭く感じるので好ましくない。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、見切りリングを時計ケースに確実に位置決めすることによりクリアランスの偏りを無くし、外観を向上させることができる時計を提供することを目的とする。
本願発明に係る1つの態様は、
内周面に沿って形成された第1の溝部を有する時計ケースと、
前記時計ケースの内側にクリアランスを伴って配置され、外周面に沿って形成された第2の溝部を有する見切り部材と、
前記内周面に形成された前記第1の溝部と前記外周面に形成された第2の溝部との間に設けられる弾性を有する弾性部材とを備え、
前記弾性部材が、前記外周面と前記内周面との間のクリアランスに伴う前記見切り部材の移動を規制し
時刻を見る側を表面側とし、その反対側を裏面側とした場合に、
前記時計ケースが、前記内周面に形成された前記第1の溝部の裏面側壁面に等しいかより裏面側の位置に、前記見切り部材を受ける受け部を有し、
前記受け部が、前記内周面に沿って内側に出張るようにして形成され、
前記内周面に形成された第1の溝部が前記弾性部材を中央裏面方向に押圧する前記中央裏面方向に向いた第1の傾斜面を有し、
前記外周面に形成された第2の溝部が、前記裏面側に向いた第1の傾斜面で押圧された前記弾性部材を受ける前記表面側方向の外側に向いた第2の傾斜面を有し、
前記見切り部材が、前記弾性部材の押圧によって前記受け部に押圧されることで、衝撃によって前記受け部から離れる方向への移動が規制されている時計を提供する。
本発明では、時計ケース内周面の第1の溝部と、見切りリング外周面の第2の溝部との間設けられたOリングが、第1の溝部と第2の溝部との間のクリアランスを覆うので、クリアランスを目立たないようにすることができる。また、Oリングは、クリアランスに伴う見切りリングの移動を規制するので、クリアランスが偏るのを防ぐことにより、クリアランスが目立つのを防止して美観を向上させることができるという効果を有する時計を提供できる。
本発明に係る実施形態の時計の正面図 (A)は本発明に係る実施形態の時計の要部平面図であり、(B)は(A)中B−B位置の断面図 図2(B)中“III”部分の拡大図 時計ケースと見切りリングとOリングとの関係を示す分解図 Oリングの変形に伴って作用する力の説明図 従来の時計の要部断面図
以下、本発明に係る実施形態の時計について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の時計10は、指針式の腕時計に適用することができる。
図1及び図2に示すように、時計10は、時計ケース20を有する。時計ケース20は、全体略リング形状を呈しており、内部には中空部21を有する。中空部21には、時計モジュール40が収容されており、時計モジュール40の裏面側(図2(B)において下側)には、裏蓋45が時計ケース20に取り付けられている。
時計モジュール40の表面側(図2(B)において上側)には、時計ガラス43が時計ケース20の表面側端部における内側に、パッキン44を介して取り付けられる。
なお、本例では、見切りリング30(見切り部材)と時計ガラス43との間に微小な隙間が設けられているが(図3参照)、見切りリング30と時計ガラス43とは接触しているような場合もある。
また、時計ケース20の上端部(図1において上端部)及び下端部には、バンド11を取り付けるための固定部22が対向して設けられている。
なお、以下の説明においては、時計ガラス43側を「表面側」と、裏蓋45側を「裏面側」として説明する。
時計ケース20の中空部21に収容されている時計モジュール40の表面側面と、時計ガラス43との間には、見切りリング30が収容される空間46が設けられている。
時計モジュール40は、時計機能に必要な電子回路及びアナログムーブメントを備え、その表面側面に文字板41及び時針、分針、秒針などの指針42が設けられている。
空間46には、文字板41が収容されるとともに、指針42が運針可能に収容されている。
図3に示すように、時計ケース20の内面における表面側端部には、時計ガラス43を嵌めるためのガラス取付面23が設けられている。ガラス取付面23は、時計ケース20の内周に沿って円筒状に設けられている。
時計ケース20のガラス取付面23の裏面側には、ガラス取付面23よりも小さい内径の見切りリング取付面(内周面)24が設けられている。見切りリング取付面24は、時計ケース20の内周に沿って円筒状に設けられている。
図3及び図4に示すように、見切りリング取付面24の下部(裏面側端部)には、第1の溝部25が、時計ケース20の内周に沿って全周に設けられている。
第1の溝部25には、第1の傾斜面251が設けられている。
より具体的には、第1の傾斜面251の表面側端部が時計ケース20の内周面寄りに位置するとともに、裏面側端部が時計ケース20の外周面寄りに位置して、中央裏面方向に向いた第1の傾斜面251になっている。
また、第1の傾斜面251の表面側端部から中空部21に向かって水平方向(上下方向に直交する方向)に延びる上水平面252と、第1の傾斜面251の裏面側端部から中空部21に向かって水平に延びる下水平面(裏面側壁面)253を有する。
下水平面253の見切りリング取付面24よりも、さらに時計ケース20の中心側に延長した面が存在し、この延長した面が見切りリング30を受ける受け面となる。
図4に示されるように、このような見切りリング30の受け面は、見切りリング取付面24よりも時計ケース20の中心側に突出するように形成された受け部26の表面側の面で構成されている。
なお、本例では、受け部26の表面側は、下水平面253と面一になっているが、見切りリング取付面24の略真下の位置で、下水平面253よりも裏面側に設ける、つまり、下水平面253よりも裏面側に一段下がったように受け部26の表面側の面が形成されても良い。
受け部26は、内側端部に、内側から外側に向かって切欠かれた切欠部261を有する。切欠部261は、時計ケース20の一対の固定部22の略中央位置同士を結ぶ直線に対して、時計ケース20の略中心位置で略直交する直線、すなわち、文字板41における3時と9時とを結ぶ位置に、一対設けられている。なお、図2(A)には、3時位置のみ示しているが、切欠部261は、9時位置にも同様に設けられている。
図3及び図4に示すように、時計ケース20の見切りリング取付面24(図4参照)の内側に対向して、円形リング形状の見切りリング30が取り付けられる。
見切りリング30は、外周面31、上面32、斜面33、内周面34及び底面35を有し、全体略台形の断面を有する。
なお、本例では、見切りリング30の上面32と時計ガラス43との間には微小な隙間があるようにしているが、上面32を時計ガラス43と接するようにして、見切りリング30の底面35が時計ケース20の受け部26から離間するのを、さらに規制しても良い。
外周面31は、時計ケース20の見切りリング取付面24に対向する。外周面31の外径は、見切りリング取付面24の内径よりも小さく設定されており、外周面31と見切りリング取付面24との間には、クリアランスCL(図3参照)が設けられている。クリアランスCLは、見切りリング30が時計ケース20の内部に均等に取り付けられた状態で、約0.05mm設けられている。
従って、クリアランスCLがあることにより、見切りリング30は容易に時計ケース20に挿嵌されて、移動可能に保持されることになる。
外周面31の裏面側端部(図4において下端部)には、第2の溝部36が全周にわたって設けられている。第2の溝部36には、第2の傾斜面361が設けられている。
より具体的には、第2の傾斜面361の表面側端部が時計ケース20の中心側に位置するとともに、裏面側端部が外周面31に位置して、表面側方向の外側に向いた第2の傾斜面361になっている。
第2の傾斜面361は、時計ケース20の第1の溝部25に設けられている第1の傾斜面251と略平行に設けられている。また、第2の溝部36は、第2の傾斜面361の表面側端部から外周面31に向かって水平方向(上下方向に直交する方向)に延びる上水平面362を有する。
底面35には、円柱形状の凸部37が裏面側に突出して設けられている。凸部37は、見切りリング30の中心に対して対称位置に一対設けられている。凸部37の外径D1は、時計ケース20の受け部26に設けられている切欠部261の幅D2(図2(A)参照)と略等しい。また、凸部37の高さH1は、切欠部261の高さH2と略等しいか、若干小さく設定されている。
従って、凸部37を切欠部261に嵌合させると、凸部37が、切欠部261に対して3時−9時方向と直交する方向への移動を規制するので、見切りリング30の回転(図2(A)において矢印A2方向の移動)を防止する。
一方、切欠部261は、見切りリング30の凸部37が嵌合した場合に、凸部37が位置する位置よりも外側(図2(A)において右側)まで切り欠かれている。このため、凸部37は、切欠部261の内部を切欠部261に沿って移動可能となっている。
つまり、凸部37を切欠部261に嵌合させた状態で、3時−9時方向に衝撃が作用した際には、見切りリング30は、見切りリング30と見切りリング取付面24との間のクリアランスCLの範囲で、3時−9時方向(図2(A)において矢印A1方向)の移動が可能に保持される。
なお、この移動可能としていることに関する効果については、後ほど説明を行う。
時計ケース20の見切りリング取付面24の第1の溝部25と、見切りリング30の外周面31の第2の溝部36の間には、Oリング27(弾性部材)が設けられる。
見切りリング30を時計ケース20に取り付けた状態における第1の溝部25の第1の傾斜面251と、第2の溝部36の第2の傾斜面361との間の距離は、Oリング27の外径よりも小さい。
従って、見切りリング30を取り付けた状態では、Oリング27は、第1の傾斜面251と第2の傾斜面361との間で押し潰される(図3及び図5参照)。
次に、Oリング27の変形に伴う力を説明する。
図5に示すように、Oリング27が押し潰されることにより発生する弾性力により、第1の溝部25の第1の傾斜面251及び第2の溝部36の第2の傾斜面361は、全周において互いに離反する方向へ付勢される。
ここで、第1の傾斜面251は時計ケース20に設けられているため移動しないので、Oリング27は、第1の傾斜面251からの反力F1により時計ケース20の中央裏面側に付勢される。
見切りリング30では、第2の溝部36の第2の傾斜面361が、Oリング27から反力F1に対応した力F2を受ける。力F2は、裏面方向の力F3と、時計ケース20の中心側に向く力F4を有する。
従って、力F4により、見切りリング30は、全周にわたって中心方向へ移動しようとする。
また、力F3により、見切りリング30は、時計ケース20の受け部26に押し付けられて、受け部26に固定されている。
なお、見切りリング30の上面32と時計ガラス43とを接するように配置して、見切りリング30が受け部26から離間する方向への移動をさらに規制しても良い。
本発明の時計10の作用効果について説明する。
本発明にかかる実施形態の時計10では、時計ケース20は、見切りリング取付面24に沿って第1の溝部25を有する。時計ケース20の内側に配置される見切りリング30は、外周面31に第2の溝部36を有する。第1の溝部25と第2の溝部36との間には、弾性を有するOリング27が設けられる(図4参照)。
すなわち、Oリング27は、第1の溝部25と第2の溝部36との間に位置し、クリアランスCLを認識し難くするので、クリアランスCLを目立たないようにすることができる(図3参照)。
そして、Oリング27は、見切りリング30の外周面31と時計ケース20の見切りリング取付面24との間のクリアランスCLにより許容される見切りリング30の移動(図2(A)参照)を規制する。
より具体的には、Oリング27が、見切りリング30を時計ケース20のほぼ中央に位置させる(図5中力F4参照)。
このため、見切りリング30の外周面31と時計ケース20の見切りリング取付面24との間のクリアランスCLが均一になり、クリアランスCLが目立つのを防止できる。
また、時刻を見る側を表面側とし、その反対側を裏面側とした場合に、時計ケース20が、見切りリング取付面24に形成された第1の溝部25の下水平面253に等しいかより裏面側の位置に、見切りリング30を受ける受け部26を有する(図3参照)。
そして、受け部26が、時計ケース20の見切りリング取付面24に沿って内側に出張るように形成されているので、見切りリング30は、時計ケース20の受け部26により裏側から支持される。
また、時計ケース20の見切りリング取付面24に形成された第1の溝部25は、Oリング27を中央裏面方向に押圧する第1の傾斜面251を有する。また、見切りリング30の外周面31に形成された第2の溝部36は、中央裏面側に向いた第1の傾斜面251で押圧されたOリング27を受ける表面側方向の外側に向いた第2の傾斜面361を有する(図4参照)。
そして、見切りリング30は、Oリング27の弾性力によって時計ケース20の受け部26に押圧される(図5中力F3参照)。
したがって、時計が落下したりして、衝撃が発生するような場合、見切りリング30は、見切りリング30の上面32と時計ガラス43との間の隙間の範囲内で時計ガラス43側へ移動できるが、Oリング27の弾性によって、この移動力(衝撃)が吸収され、時計ガラス43へ衝突するのが未然に防止される。
仮に、見切りリング30が時計ガラス43に衝突したとしても、Oリング27の弾性によって、その衝突力は大幅に減少されているので時計ガラス43にキズができたりすることを防止することができる。
そして、衝撃が収まれば、Oリングの弾性力で見切りリング30は、時計ケース20の受け部26に押圧された元の状態となる。
また、受け部26は、内側から外側に向かって切欠かれた切欠部261を有する。見切りリング30は、切欠部261に嵌合する切欠部261の幅とほぼ等しい外径の凸部37を有する。切欠部261は、凸部37が嵌合した場合に、通常凸部37が位置する位置よりも時計ケース20の外側方向位置まで切り欠かれている。
これにより、見切りリング30は、時計ケース20の見切りリング取付面24と見切りリング30の外周面31との間のクリアランスCLの範囲で、切欠方向へ移動することは可能であるが、回転方向の位置関係は、容易かつ確実に決定される。
そして、時計が落下したりして、衝撃が発生するような場合、見切りリング30は、時計ケース20の見切りリング取付面24と見切りリング30の外周面31との間のクリアランスCLの範囲で切欠方向へ移動できるが、この移動力(衝撃)は、Oリング27の弾性によって吸収されるとともに、その後、Oリング27の復帰力により、衝撃を受ける前の位置とほぼ同じ位置に見切りリング30を復帰させることができる。
特に、本例では、時計ケース20は、時計ケース20の外周の対向する位置に、腕に装着するバンド11を固定する一対の固定部22を有する腕時計を具体例としている。
そして、時計ケース20では、時計ケース20を表面側から見た場合に、固定部22の略中央位置同士を結ぶ直線に対して時計ケース20の略中心位置で略直交する直線(すなわち、3時−9時線)を仮定したときに、仮定した直線上に位置する受け部26に、対向する一対の切欠部261を配置した場合を例示した。
つまり、受け部26における3時−9時位置に切欠部261を設け、見切りリング30には、一対の切欠部261に対応した位置に、一対の凸部37を設けた構成になっている。
このことから、時計が落下したりして、衝撃が発生するような場合に、見切りリング30の切欠方向への移動を許容しつつ、かつ、Oリングの弾性で衝撃力を吸収する効果(以下、衝撃吸収効果という)は、本例の場合、3時−9時線方向の衝撃に対して特に発揮される。
一般に、腕時計(時計10)では、バンド11が設けられていない方向(3時−9時方向)への衝撃が加わるときが、衝撃力として大きくなる。
本例の場合、この衝撃力が大きくなりやすい方向(3時−9時方向)での衝撃吸収効果を発揮するようになっているので、時計を落下させてしまった場合などの破損を好適に抑制できる。
本発明の時計は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
時計ケース20の第1の溝部25と見切りリング30の第2の溝部36は上記のような形状でなくてもよい。例えば、変形例1として、時計ケース20の第1の溝部25は、第1の傾斜面251に変えて垂直面を有し、見切りリング30の第2の溝部36は、第2の傾斜面361に変えて垂直面を有し、第1の溝部25と第2の溝部36との間にはOリング27が設けられるようにしてもよい。また、変形例2として、時計ケース20の第1の溝部25は、上水平面252と第1の傾斜面251に変えて2つの傾斜面(くの字形状)を有し、見切りリング30の第2の溝部36は、上水平面362と第2の傾斜面361に変えて2つの傾斜面(くの字形状)を有し、第1の溝部25と第2の溝部36との間にはOリング27が設けられるようにしてもよい。変形例1及び変形例2でも、上記実施形態と同様に、見切りリング30の外周面31と時計ケース20の見切りリング取付面24との間のクリアランスCLが均一になり、クリアランスCLが目立つのを防止できる。また、時計が落下したりして、衝撃が発生するような場合、見切りリング30は、時計ケース20の見切りリング取付面24と見切りリング30の外周面31との間のクリアランスCLの範囲で切欠方向へ移動できるが、この移動力(衝撃)は、Oリング27の弾性によって吸収されるとともに、その後、Oリング27の復帰力により、衝撃を受ける前の位置とほぼ同じ位置に見切りリング30を復帰させることができる。
上記では、文字盤を備えるアナログ型の腕時計を例示して説明を行ったため、凸部37と切欠部261の位置を3時と9時の位置として説明したが、デジタル型の腕時計でも同様の位置に設けることが望ましい。
その場合、3時と9時の位置は、腕に装着するベルトを固定する固定部の略中央位置同士を結ぶ直線に対して時計ケースの略中心位置で略直交する直線を仮定したときに、その仮定した直線上に位置する受け部に、一対の切欠部を設け、それに対応した凸部を見切りリングに設けることになる。
また、腕時計に限らず、置時計のようなものであっても、見切りリングを用いるものであれば、本発明を好適に適用することが可能である。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、内周面に沿って形成された第1の溝部を有する時計ケースと、前記時計ケースの内側にクリアランスを伴って配置され、外周面に沿って形成された第2の溝部を有する見切り部材と、前記内周面に形成された前記第1の溝部と前記外周面に形成された第2の溝部との間に設けられる弾性を有する弾性部材とを備え、前記弾性部材が、前記外周面と前記内周面との間のクリアランスに伴う前記見切り部材の移動を規制していることを特徴とする時計である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の時計において、前記弾性部材が、前記見切り部材を前記時計ケースのほぼ中央に位置させていることを特徴とする時計である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の時計において、時刻を見る側を表面側とし、その反対側を裏面側とした場合に、前記時計ケースが、前記内周面に形成された前記第1の溝部の裏面側壁面に等しいかより裏面側の位置に、前記見切り部材を受ける受け部を有し、前記受け部が、前記内周面に沿って内側に出張るようにして形成されていることを特徴とする時計である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の時計において、前記内周面に形成された第1の溝部が前記弾性部材を中央裏面方向に押圧する前記中央裏面方向に向いた第1の傾斜面を有し、前記外周面に形成された第2の溝部が、前記裏面側に向いた第1の傾斜面で押圧された前記弾性部材を受ける前記表面側方向の外側に向いた第2の傾斜面を有し、前記見切り部材が、前記弾性部材の押圧によって前記受け部に押圧されることで、衝撃によって前記受け部から離れる方向への移動が規制されていることを特徴とする時計である。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の時計において、前記受け部が、内側から外側に向かって切欠かれた切欠部を有し、前記見切り部材が、前記切欠部に嵌合する前記切欠部の幅とほぼ等しい外径の凸部を有し、前記切欠部が、前記嵌合した場合に前記凸部が位置する位置よりも外側まで切り欠かれていることで、衝撃を受けた場合に、前記クリアランスの範囲で前記見切り部材は切欠部に沿った方向へ移動するとともに、前記見切り部材に働く衝撃を前記弾性部材が吸収し、その後、前記弾性部材が衝撃を受ける前の位置とほぼ同じ位置に前記見切り部材を位置させることを特徴とする時計である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の時計において、前記時計ケースが、前記時計ケースの外周の対向する位置に、腕に装着するベルトを固定する固定部を有し、前記時計ケースが、前記時計ケースを表面側から見た場合に、前記固定部の略中央位置同士を結ぶ直線に対して前記時計ケースの略中心位置で略直交する直線を仮定したときに、前記仮定した直線上に位置する受け部に設けられた対向する一対の前記切欠部を有し、前記見切りリングが前記一対の切欠部に対応した一対の前記凸部を有していることを特徴とする時計である。
10 時計
11 バンド
20 時計ケース
22 固定部
24 見切りリング取付面(内周面)
25 第1の溝部
251 第1の傾斜面
253 下水平面(裏面側壁面)
26 受け部
261 切欠部
27 Oリング
30 見切りリング
31 外周面
36 第2の溝部
361 第2の傾斜面
37 凸部
CL クリアランス

Claims (8)

  1. 内周面に沿って形成された第1の溝部を有する時計ケースと、
    前記時計ケースの内側にクリアランスを伴って配置され、外周面に沿って形成された第2の溝部を有する見切り部材と、
    前記内周面に形成された前記第1の溝部と前記外周面に形成された第2の溝部との間に設けられる弾性を有する弾性部材とを備え、
    前記弾性部材が、前記外周面と前記内周面との間のクリアランスに伴う前記見切り部材の移動を規制し
    時刻を見る側を表面側とし、その反対側を裏面側とした場合に、
    前記時計ケースが、前記内周面に形成された前記第1の溝部の裏面側壁面に等しいかより裏面側の位置に、前記見切り部材を受ける受け部を有し、
    前記受け部が、前記内周面に沿って内側に出張るようにして形成され、
    前記内周面に形成された第1の溝部が前記弾性部材を中央裏面方向に押圧する前記中央裏面方向に向いた第1の傾斜面を有し、
    前記外周面に形成された第2の溝部が、前記裏面側に向いた第1の傾斜面で押圧された前記弾性部材を受ける前記表面側方向の外側に向いた第2の傾斜面を有し、
    前記見切り部材が、前記弾性部材の押圧によって前記受け部に押圧されることで、衝撃によって前記受け部から離れる方向への移動が規制されていることを特徴とする時計。
  2. 内周面に沿って形成された第1の溝部を有する時計ケースと、
    前記時計ケースの内側にクリアランスを伴って配置され、外周面に沿って形成された第2の溝部を有する見切り部材と、
    前記内周面に形成された前記第1の溝部と前記外周面に形成された第2の溝部との間に設けられる弾性を有する弾性部材とを備え、
    前記弾性部材が、前記外周面と前記内周面との間のクリアランスに伴う前記見切り部材の移動を規制し、
    時刻を見る側を表面側とし、その反対側を裏面側とした場合に、
    前記時計ケースが、前記内周面に形成された前記第1の溝部の裏面側壁面に等しいかより裏面側の位置に、前記見切り部材を受ける受け部を有し、
    前記受け部が、前記内周面に沿って内側に出張るようにして形成され、
    前記受け部が、内側から外側に向かって切欠かれた切欠部を有し、
    前記見切り部材が、前記切欠部に嵌合する前記切欠部の幅とほぼ等しい外径の凸部を有し、
    前記切欠部が、前記嵌合した場合に前記凸部が位置する位置よりも外側まで切り欠かれていることで、衝撃を受けた場合に、前記クリアランスの範囲で前記見切り部材は切欠部に沿った方向へ移動するとともに、前記見切り部材に働く衝撃を前記弾性部材が吸収し、その後、前記弾性部材が衝撃を受ける前の位置とほぼ同じ位置に前記見切り部材を位置させることを特徴とする時計。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の時計において、
    前記弾性部材が、前記見切り部材を前記時計ケースのほぼ中央に位置させていることを特徴とする時計。
  4. 請求項に記載の時計において、
    前記内周面に形成された第1の溝部が前記弾性部材を中央裏面方向に押圧する前記中央裏面方向に向いた第1の傾斜面を有し、
    前記外周面に形成された第2の溝部が、前記裏面側に向いた第1の傾斜面で押圧された前記弾性部材を受ける前記表面側方向の外側に向いた第2の傾斜面を有し、
    前記見切り部材が、前記弾性部材の押圧によって前記受け部に押圧されることで、衝撃によって前記受け部から離れる方向への移動が規制されていることを特徴とする時計。
  5. 請求項に記載の時計において、
    前記受け部が、内側から外側に向かって切欠かれた切欠部を有し、
    前記見切り部材が、前記切欠部に嵌合する前記切欠部の幅とほぼ等しい外径の凸部を有し、
    前記切欠部が、前記嵌合した場合に前記凸部が位置する位置よりも外側まで切り欠かれていることで、衝撃を受けた場合に、前記クリアランスの範囲で前記見切り部材は切欠部に沿った方向へ移動するとともに、前記見切り部材に働く衝撃を前記弾性部材が吸収し、その後、前記弾性部材が衝撃を受ける前の位置とほぼ同じ位置に前記見切り部材を位置させることを特徴とする時計。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の時計において、
    前記時計ケースが、前記時計ケースの外周の対向する位置に、腕に装着するベルトを固定する固定部を有し、
    前記時計ケースが、前記時計ケースを表面側から見た場合に、前記固定部の略中央位置同士を結ぶ直線に対して前記時計ケースの略中心位置で略直交する直線を仮定したときに、前記仮定した直線上に位置する受け部に設けられた対向する一対の前記切欠部を有し、
    前記見切りリングが前記一対の切欠部に対応した一対の前記凸部を有していることを特徴とする時計。
  7. 内側に第1の溝部を有する時計ケースと、
    外側に第2の溝部を有する見切り部材と、
    前記時計ケースの内側に前記見切り部材を受ける受け部と、
    前記第1の溝部と前記第2の溝部との間に設けられた弾性部材と、
    を備え、
    前記第1の溝部は、前記弾性部材を裏面側に押圧する第1の傾斜面を有し、
    前記第2の溝部は、前記第1の傾斜面で押圧された前記弾性部材を受ける第2の傾斜面を有し、
    前記見切り部材は、前記弾性部材の押圧によって前記受け部に押圧されることで、衝撃によって前記受け部から離れる方向への移動が規制されていることを特徴とする時計。
  8. 時計ケースの内側に見切り部材を受ける受け部と、
    前記時計ケースと前記見切り部材との間に設けられた弾性部材と、
    を備え、
    前記受け部は、内側から外側に向かって切欠かれた切欠部を有し、
    前記見切り部材は、前記切欠部に嵌合する前記切欠部の幅とほぼ等しい外径の凸部を有し、
    前記切欠部は、前記嵌合した場合に前記凸部が位置する位置よりも外側まで切り欠かれていることで、衝撃を受けた場合に、前記見切り部材は切欠部に沿った方向へ移動するとともに、前記見切り部材に働く衝撃を前記弾性部材が吸収し、その後、前記弾性部材が衝撃を受ける前の位置とほぼ同じ位置に前記見切り部材を位置させることを特徴とする時計。
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