JP5075683B2 - 非接触充電装置および非接触充電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、各携帯機器に合った条件にて携帯機器の非接触充電を行うことができる非接触充電装置および非接触充電方法に関する。
従来、無線通信に関する技術および非接触充電に関する技術が知られている。
特許文献1には、エバネッセント電磁場を用いて通信を行う構成が開示されている。具体的には、電磁場を内部で伝播させ、当該電磁場を開孔から浸出させるシート状の信号伝達装置と、前記開孔の縁辺の近傍に配置された2つの電極を有し、前記信号伝達装置と通信するインターフェース装置が開示されている。原理としては、電気信号及び電力をやり取りする仕組みに、静電結合と誘導結合(電磁誘導)の両方を起こす方法を取り入れている。
特許文献2には、電磁誘導により無接点で充電を行う構成において、電気機器を充電テーブルに置くと、電気機器に組み込まれた無線タグの情報を充電テーブルの無線タグリーダで読み取ったことをもって、充電を開始するものが開示されている。また、電気機器の電流計で計測される電流値に応じて、電気機器の液晶モニタに表示する棒グラフの高さを変化させる構成が開示されている。ユーザは、電気機器の液晶モニタに表示された棒グラフを見ながら、その電気機器を充電テーブルの平面上の適切な位置にセットする。
特許文献3には、電磁誘導により無接点で充電を行う構成において、電力供給側の係合凸部にリードスイッチを設け、電力受給側の係合凹部にマグネットを設けて、異物を検知するものが開示されている。
特許文献4には、単一の電源装置から複数の電気機器へ無接点で給電する構成が開示されている。
特許文献5には、乗り物の乗降客が所持する非接触型ICカードに対して非接触で情報の書き込み及び読み取りを行い、乗り物利用情報を収集する構成が開示されている。
特許文献6には、携帯機器のマナー違反に対し、妨害電波を発して、使用禁止を促す構成が開示されている。
特許文献7には、車両の移動速度を検出し、高速移動中の携帯機器の通信機能を制限する構成が開示されている。また、携帯機器の使用場所を判別し、電車のデッキでは通信機能の制限を解除する構成が開示されている。
特許文献8には、車上での手荷物の盗難や置き忘れを防止するため、手荷物に無線タグを取り付けておき、車上に設けられた通信機器によって手荷物の無線タグからIDを読み取り、そのIDに基づき車上のサーバ装置によって手荷物の管理を行なう構成が開示されている。
特許文献9には、携帯電話を落とした場合のリスク低減を図るため、収拾された携帯電話から発信された時に、発信元で入力されたユーザIDが未登録の場合、或いは発信元で入力されたパスワードが不正の場合には、紛失とみなして、通信接続を切断する構成が開示されている。
特許文献10には、情報端末が盗難や遺失に遭った場合に、情報端末の記憶部に格納された機密情報が第三者に漏洩することを防ぐため、ユーザの届出があった場合、ログインされても、情報端末の記憶部内の機密情報を消去する構成が開示されている。
特開2007−150652号公報 特開2006−203997号公報 特開平07−75257号公報 特開2007−60829号公報 特開2005−157846号公報 特開2002−84226号公報 特開2004−242174号公報 特開2005−157507号公報 特開2006−129329号公報 特開2006−163847号公報
しかし、特許文献1〜10には、各携帯機器に合った条件で携帯機器の非接触充電を行うことが可能な構成について、記載がない。
特許文献1には、無線結合可能な基本的構成例が列挙されているだけである。特許文献2に記載の構成では、充電テーブルの平面(2次元)上の最適位置を知ることしかできず、移動自在な携帯機器の最適位置を知ることができない。特許文献3に記載の構成では、異物が嵌合した状態で充電が可能になる。特許文献4に記載の構成では、縦列配列する構成であり、移動自在な携帯機器の非接触充電には適さない。特許文献5に記載の非接触ICカードは略接触した状態での使用を前提としており、移動自在な各携帯機器の非接触充電には適さない。特許文献6に記載の構成では、妨害電波により携帯機器の使用禁止を促すことは可能だが、充電のみの使用に制限することはできない。特許文献7には、充電のみの使用に制限することについて記載がない。特許文献8に記載の構成では、手荷物に無線タグを取り付ける必要がある。特許文献9に記載の構成では、充電のみの使用を可能にすることやデータ漏洩防止まではできない。特許文献10に記載の構成では、情報端末内の機密情報の消去は可能だが、機密データを保護しつつ漏洩を防止することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、各携帯機器に合った条件にて携帯機器の非接触充電を行うことができる非接触充電装置および非接触充電方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、第1の電磁波を用いて携帯機器と無線通信を行う無線通信手段、および、第2の電磁波を用いて前記携帯機器を非接触で充電する非接触充電手段を有する給電ポイントであって複数配置された給電ポイントと、前記携帯機器の充電条件を前記携帯機器のID情報と関連付けて記憶する充電条件記憶手段と、前記無線通信手段によって前記携帯機器から前記ID情報を取得するID情報取得手段と、前記ID情報取得手段によって取得された前記ID情報に対応する前記携帯機器の充電条件を、前記充電条件記憶手段から取得する充電条件取得手段と、前記充電条件取得手段によって取得された前記充電条件を、前記非接触充電手段に設定する充電条件設定手段と、前記給電ポイントおよび前記携帯機器のうちで少なくとも一方から出力されて前記給電ポイントで検知された前記第1の電磁波の状態に基づいて、前記給電ポイントと前記携帯機器との間に異物が有るか否かを判断する異物判断手段と、前記給電ポイントと前記携帯機器との間に異物が有るときには、前記携帯機器と前記給電ポイントとの間に異物が有ることを前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に知らせる異物報知制御手段と、前記携帯機器から出力された前記第1の電磁波の強度を複数の前記給電ポイントが検知したとき、複数の前記給電ポイントのうちで検知した前記第1の電磁波の強度が最も大きい給電ポイントを最適給電ポイントと特定する最適給電ポイント特定手段と、前記最適給電ポイントで検知される前記第1の電磁波の強度がより大きくなる前記携帯機器の移動方向と、前記最適給電ポイントと前記携帯機器との距離とを、前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に知らせる最適位置案内制御手段と、を備えたことを特徴とする非接触充電装置を提供する。
この発明によれば、携帯機器から携帯機器のID情報を取得するともに、携帯機器のID情報に対応する充電条件を充電条件記憶手段から取得して、携帯機器のID情報に対応する充電条件が非接触充電手段に設定されるので、各携帯機器に合った条件にて携帯機器の非接触充電を行うことができる。
この発明によれば、異物の影響に因る外乱状態を回避することが可能になる。
この発明によれば、ユーザは携帯機器の最適な位置を移動方向および距離により知ることができるので、最適な位置で携帯機器の非接触充電を受けることができる。
一実施形態において、前記最適位置案内制御手段は、前記最適給電ポイントと前記携帯機器との距離が目的の範囲内になったとき、前記携帯機器が充電に適当な位置にあることを知らせる
これによれば、効率の良い状態で、携帯機器の非接触充電を受けることができる。
一実施形態において、前記給電ポイントで検知された前記第1の電磁波の状態に基づいて、前記異物が金属であるか否かを判断する金属判断手段を備え、前記給電ポイントは、前記異物が金属であると判断されたときには充電を実施しない
これによれば、金属の影響に因る発熱等の危険な状態を回避することが可能になる。
一実施形態において、前記異物報知制御手段は、前記異物が金属であると判断された場合には、前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に対して、前記金属を取り除くことを促す警告を発する
これによれば、金属が確実に取り除かれて、非接触充電が行われることになる。
一実施形態において、複数の前記給電ポイントにそれぞれ対応して設けられた複数の表示手段を備え、複数の前記給電ポイントのうちで充電中の給電ポイントに対応する前記表示手段は、充電中の前記携帯機器以外の未充電の前記携帯機器の利用が不可であることを表示する一方で、非充電中の給電ポイントに対応する前記表示手段は、利用可能であることを表示する
これによれば、ユーザは使用可能かどうかを明確に判断できる。
例えば、前記充電条件は、前記携帯機器に対して充電時に供給する電磁波の周波数、振幅、および、電力のうち少なくともいずれかを含む
本発明によれば、各携帯機器に合った条件にて携帯機器の非接触充電を行うことができる。
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る非接触充電システムの基本的な構成例を示す全体構成図である。図1において、本例の非接触充電システムは、複数の給電装置12、複数のモニタ14、および、サーバ装置16を含んで、構成されている。なお、図1では、給電装置12およびモニタ14を2つずつ記載したが、これらの数は特に限定されない。
給電装置12は、携帯機器20と近距離の無線通信を行う機能(近距離無線通信機能)、および、携帯機器20を非接触で充電する機能(非接触充電機能)を有する。
モニタ14は、携帯機器20のユーザに対して、各種の情報(例えば、案内情報、警告情報など)を表示する。本例では、各給電装置12に対して1対1で設けられている。モニタ14は、例えば、液晶表示装置等の表示素子によって構成される。液晶表示装置以外の表示装置であってもよい。
サーバ装置16は、給電装置12およびモニタ14を制御する。サーバ装置16を設けないで、後述するサーバ装置16の機能を給電装置12に持たせた構成としてもよい。サーバ装置16は、例えば、コンピュータ装置によって構成される。コンピュータ装置以外の専用装置であってもよい。
携帯機器20は、ユーザが携帯する機器であって、近距離の無線通信機能を有する。携帯機器20は、例えば、デジタルカメラ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等である。これら以外の携帯機器でもよい。
近距離の無線通信の代表的な方式としては、例えば、IEEE802.11、IEEE802.15等があげられる。これら以外の通信方式を用いてもよいことは、いうまでもない。
本例において、複数の給電装置12、複数のモニタ14およびサーバ装置16は、LAN51(Local Area Network)を介して、接続されている。
図2は、給電装置12の一例のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、給電装置12は、主として、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、LANインターフェース103および近距離無線通信部104を含んで構成されている。これらの構成要素(101〜104)は、公知のデバイスを用いることができる。近距離無線通信部104は、例えば二次元の通信シート(例えば特開2007−150652号公報に記載のもの)を用い、携帯機器20との無線通信と携帯機器20の充電の両方を行う。
図3は、サーバ装置16の一例のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、サーバ装置16は、主として、CPU(Central Processing Unit)111、メモリ112、ディスプレイ113、操作部114、LAN51に接続されるLANインターフェース115、および、ハードディスク119を含んで構成されている。これらの構成要素(111〜119)は、公知のデバイスを用いることができる。これら以外の構成要素を追加してもよい。ディスプレイ113および操作部114を省略してもよい。
図4は、携帯機器20の一例のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、携帯機器20は、主として、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、ディスプレイ203、操作部204、スピーカ205、マイクロホン206、撮影部207、発光部208、電源209、遠距離無線通信部210および近距離無線通信部211を含んで構成されている。これらの構成要素(201〜211)は、公知のデバイスを用いることができる。
メモリ202は、不揮発性の記憶素子を含んで構成される。ディスプレイ113は、例えば液晶表示装置等の表示素子によって構成される。撮影部105は、例えば、光学レンズと、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子を含んで構成される。発光部208は、例えば、フラッシュ、発光ダイオード等の発光素子によって構成される。電源209は、充電可能な電池を含んで構成される。遠距離無線通信部210は、例えば、一般の携帯電話の機能として、通話、データ通信(例えば、電子メール、Web閲覧)などに用いられる。近距離無線通信部211は、給電装置12との無線通信、および、電源209の充電を行うための給電装置12からの電力の受給(受電)に用いられる。
図5は、携帯機器20の一例の外観を示す。図5において、携帯機器20は携帯電話である。図4に示した構成要素には、同じ符号を付している。
図6は、本実施形態における非接触充電装置10aの一例の機能的な構成を示すブロック図である。図6において、非接触充電装置10aは、給電装置12、モニタ14、および、サーバ装置16によって構成されている。なお、図6では給電装置12およびモニタ14をそれぞれひとつずつ示したが、実際には、図1に示したように、給電装置12とモニタ14とを1対1にして、それぞれ複数設けられる。
給電装置12は、主として、無線通信手段121、非接触充電手段122、記憶手段123、ID情報取得手段124、充電条件取得手段125、および、充電条件設定手段126を含んで構成されている。
なお、無線通信手段121および非接触充電手段122は、一体に形成されているか、隣接して配設されている。以下では、少なくとも無線通信手段121および非接触充電手段122を有する構造体120を「給電ポイント」という。また、本明細書では給電装置12の全体を「給電ポイント」ということもある。
無線通信手段121は、高周波数の第1の電磁波を用いて、携帯機器20と無線通信を行う。
非接触充電手段122は、第1の電磁波よりも周波数が低い低周波数の第2の電磁波を用いて、携帯機器20を非接触で充電する。
記憶手段123は、携帯機器20の充電条件を携帯機器20のID情報と関連付けて記憶する。
ID情報取得手段124は、無線通信手段121を用いて、携帯機器20から携帯機器20のID情報を取得する。
充電条件取得手段125は、ID情報取得手段124によって取得されたID情報に対応する携帯機器20の充電条件を、記憶手段123から取得する。
充電条件設定手段126は、充電条件取得手段125によって取得された充電条件を、非接触充電手段122に設定する。
充電条件は、例えば、非接触充電手段122から出力される第2の電磁波の電力値(あるいは周波数および振幅)である。携帯機器20の電源209を充電する際の携帯機器20の電源209の充電の定格を含んでもよい。
モニタ14は、ユーザに対して各種情報の表示を行なう。
サーバ装置16は、主として、最適給電ポイント特定手段161、移動方向特定手段162、距離特定手段163、最適位置案内制御手段164、および、データベース190を含んで構成されている。
最適給電ポイント特定手段161は、複数の給電装置12(給電ポイント)のうちで携帯機器20の充電に最適な給電装置12を特定する。具体的には、携帯機器20から出力された第1の電磁波の強度を複数の給電装置12の無線通信手段121で検知するので、複数の給電装置12のうちで検知した第1の電磁波の強度が最も大きい給電装置12を、最適の給電装置12と特定する。各給電装置12での第1の電磁波の強度は、各給電装置12から取得される。
移動方向特定手段162は、複数の給電装置12で検知される第1の電磁波の強度に基づいて、最適の給電装置12で検知される第1の電磁波の強度がより大きくなる携帯機器20の移動方向を特定する。各給電装置12で検知される第1の電磁波の強度がより大きくなる携帯機器20の移動方向を給電装置12ごとに特定してもよい。
距離特定手段163は、各給電装置12で検知される第1の電磁波の強度に基づいて、各給電装置12と携帯機器20との距離を特定する。
最適位置案内制御手段164は、移動方向特定手段162によって特定された携帯機器20の移動方向と、距離特定手段163によって特定された距離とを、各モニタ14に表示させることにより携帯機器20のユーザに知らせる。給電装置12の無線通信手段121を用いて、携帯機器20に移動方向および距離を知らせることにより、携帯機器20のディスプレイ203に表示させてもよい。
給電装置12およびモニタ14の配置の一例を図7(A)の平面図および図7(B)の正面図に示す。本例では、電車の車両内の網棚311上に複数の給電装置12が配列され、その網棚311の側壁に複数のモニタ14が配列されている。図8に示すように、電車の車両内の座席312近傍の側壁(窓313の下)や、車両のドア314に、複数の給電装置12および複数のモニタ14を配列してもよい。
図9(A)および(B)は、最適位置案内制御手段164の制御によるモニタ14の表示例を示す。図9(A)において、モニタ14に表示された三角形316は、移動方向特定手段162によって特定された携帯機器20の移動方向を示す表示(以下「移動方向表示」という)である。また、モニタ14に表示された円317は、距離特定手段163によって特定された給電装置12と携帯機器20との距離を示す表示(以下「距離表示」という)である。距離表示317は、給電装置12と携帯機器20との距離が遠いほど小さく(例えば一重丸で)、近いほど大きく(例えば三重丸で)表示される。携帯機器20が最適位置に到達したとき、図9(B)に示すように、モニタ14には“OK”が表示される。
なお、サーバ装置16の構成要素を全て給電装置12に設けてもよい。すなわち、説明したサーバ装置16の全機能を給電装置12に持たせてもよい。
図6に示した非接触充電装置10aの構成要素と、図1〜図3に示した構成要素との対応関係について簡単に説明すると、無線通信手段121および非接触充電手段122は主として給電装置12の近距離無線通信部(図2の104)によって構成され、記憶手段123は主として給電装置12のメモリ(図2の102)によって構成され、ID情報取得手段124、充電条件取得手段125および充電条件設定手段126は主として給電装置12のCPU(図2の101)によって構成され、最適給電ポイント特定手段161、移動方向特定手段162、距離特定手段163および最適位置案内制御手段164は主としてサーバ装置16のCPU(図3の111)によって構成され、データベース190は主としてサーバ装置16のハードディスク119によって構成されている。
図10は、第1実施形態でのポイント検索処理の一例の流れを示すフローチャートである。本例では、図7または図8に示したように、車両内に、給電装置12および複数のモニタ14が1対1で複数配列されている。
ステップS101にて、携帯機器20は、第1の電磁波を用いて、ID情報を発信する。
ステップS102にて、複数の給電装置12(給電ポイント)は、携帯機器20から、ID情報を受信する。このとき、各給電装置12は、入力された第1の電磁波の強度を検知する。受信したID情報および検知した強度は、サーバ装置16に通知される。
ステップS103にて、サーバ装置16は、複数の給電装置12のうちで検知した第1の電磁波の強度が最も大きい給電装置12を、最適な給電装置12と特定する。
ステップS104にて、サーバ装置16は、最適な給電装置12での第1の電磁波の強度を、充電可能範囲判定用の閾値と比較する。これにより、最適な給電装置12から携帯機器20の充電が可能であるか否かを確認する。
ステップS105にて、サーバ装置16は、最適な給電装置12での第1の電磁波の強度が閾値未満である場合には、充電可能ではないと判定して、ステップS106に進み、閾値以上である場合には、充電可能であると判定して、ステップS108に進む。
充電可能ではないと判定された場合には、ステップS106にて、サーバ装置16は、携帯機器20の移動方向と、各給電装置12と携帯機器20との距離とを、各モニタ14に表示させる。
携帯機器20の移動方向は、給電装置12の配列方向と平行な方向において、最適な給電装置12で検知される第1の電磁波の強度がより大きくなる携帯機器20の移動方向である。各給電装置12と携帯機器20との距離は、各給電装置12での第1の電磁波の強度に応じて特定される。
ステップS107にて、携帯機器20を所持したユーザが、モニタ14の表示に従って、移動する。例えば、図9(A)に示したようにモニタ14に表示された場合、移動方向表示316で示された方向に、距離表示317が大きくなるように、ユーザが移動する。
ステップS105にて充電可能であると判定された場合、ステップS108にて、サーバ装置16は、最適な給電装置12での第1の電磁波の強度を、最適位置判定用の閾値と比較する。最適位置である場合(閾値を超えた場合)にはステップS109に進み、最適位置でない場合(閾値以下の場合)には、ステップS108を続ける。ステップS109にて、サーバ装置16は、携帯機器20が最適位置にあることを、ユーザに報知する。例えば、図9(B)に示したように“OK”とモニタ14に表示させる。すなわち、携帯機器20を所持したユーザは、モニタ14の表示を見ながら移動して、“OK”と表示されたときの携帯機器20の位置が最適位置であることを知る。
図11は、第1実施形態での充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS121にて、サーバ装置16は、図10のポイント検索処理の結果がOKであるか否かを判定する。OKである場合には、ステップS122に進み、OKでない場合には、図10のポイント検索処理を行う。
ステップS122にて、サーバ装置16は、携帯機器20から取得されたID情報がデータベース190に登録された正当なID情報であるか否かを認証する。サーバ装置16は、最適な給電装置12に充電条件の設定を指示する。
ステップS123にて、最適な給電装置12は、携帯機器20のID情報に対応する充電条件を記憶手段123から取得する。充電条件は、例えば、第2の電磁波の電力値、あるいは第2の電磁波の周波数および振幅である。充電条件は、携帯機器20での充電の定格に適合している。
ステップS124にて、最適な給電装置12は、携帯機器20に対して、第1の電磁波を用いて充電準備信号を送信する。充電準備信号には、給電装置12で取得された充電条件を示す情報が含まれている。携帯機器20は、第1の電磁波を用いて、準備OKまたはNGを示す応答を返送する。
ステップS125にて、最適な給電装置12は、携帯機器20の応答が準備OKであるか否かを判定し、準備OKの場合には、ステップS126に進み、準備OKでない場合には、ステップS122に戻る。
ステップS126にて、最適な給電装置12は、ID情報に対応する充電条件を自身の非接触充電手段122に設定して、携帯機器20のID情報に対応する充電条件で給電装置12が対応可能となったことをサーバ装置16に通知する。
ステップS127にて、サーバ装置16は、最適な給電装置12に携帯機器20の充電開始を指示する。
ステップS128にて、最適な給電装置12は、携帯機器20のID情報に対応する充電条件で充電を行なう。すなわち、携帯機器20に適した第2の電磁波を出力する。
ステップS129にて、サーバ装置16は、充電終了か否かを判定する。例えば、所定の充電時間が経過したか否かを判定する。携帯機器20から満充電を示す信号を発信し、最適な給電装置12で受信して、サーバ装置16に通知するようにしてもよい。充電未終了の場合にはステップS128に戻り、充電終了の場合には、本処理を終了する。
<第2実施形態>
本実施形態では、給電装置12と携帯機器20との間の異物の存在を検知する。
本実施形態のシステム構成は、第1実施形態と同様である。
図12は、本実施形態における非接触充電装置10bの一例の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図12において、図6に示した第1実施形態の非接触充電装置10aの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
本実施形態の給電装置12は、異物判断手段127、金属判断手段128、および、異物報知制御手段129を、さらに含んで構成されている。
異物判断手段127は、給電装置12および携帯機器20のうちで少なくとも一方から出力された第1の電磁波を給電装置12で検知し、給電装置12で検知された第1の電磁波の状態に基づいて、給電装置12と携帯機器20との間に異物が有るか否かを判断する。
金属判断手段128は、異物判断手段127によって異物が有ると判定された場合、給電装置12で検知された第1の電磁波の乱れ状態に基づいて、異物が金属であるか否かを判断する。給電装置12は、記異物が金属であると判断されたときには充電を実施しない。
異物報知制御手段129は、給電装置12と携帯機器20との間に異物が有ることを、モニタ14に表示させることにより、携帯機器20のユーザに異物の存在を知らせる。給電装置12の無線通信手段121を用いて、携帯機器20に知らせることにより、携帯機器20のディスプレイ203にメッセージを表示させてもよい。
また、異物報知制御手段129は、異物が金属であると判断された場合には、金属を取り除くことを促す警告メッセージをモニタ14に表示させる。給電装置12の無線通信手段121を用いて、携帯機器20に知らせることにより、携帯機器20のディスプレイ203に警告メッセージを表示させてもよい。
図12に示した非接触充電装置10bの構成要素と、図1〜図3に示した構成要素との対応関係について簡単に説明すると、異物判断手段127および金属判断手段128は主としてCPU(図2の101)および近距離無線通信部(図2の104)によって構成され、異物報知制御手段129は主としてCPU(図2の101)によって構成されている。
図13は、第2実施形態での充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS221にて、給電装置12は、携帯機器20からID情報を取得する。サーバ装置16は、給電装置12から携帯機器20のID情報を取得する。
ステップS222にて、給電装置12および携帯機器20は、異物確認用の第1の電磁波を出力する。
ステップS223にて、給電装置12は、電磁波の状態を確認する。図14(A)に示すように、給電装置12と携帯機器20との間に異物が無いときには、給電装置12および携帯機器20から出力された電磁波321は安定する。その一方で、図14(B)に示すように、給電装置12と携帯機器20との間に異物322が有るときには、給電装置12および携帯機器20から出力された電磁波321は乱れて不安定となる。
ステップS224にて、給電装置12は、電磁波の状態に基づいて、異物の有無を判定する。電磁波が不安定な場合には、異物有(異常)と判定して、ステップS225に進み、電磁波が安定している場合には、異物無(正常)と判定して、ステップS232に進む。
ステップS225にて、給電装置12は、さらに、電磁波の乱れ状態を確認する。図14(C)に示すように、異物322が金属である場合には、金属によって磁束が形成されるので、電磁波321の乱れが大きくなる。
ステップS226にて、給電装置12は、電磁波の乱れ状態に基づいて、異物が金属であるか否かを判定する。電磁波の乱れが大きい場合(逆方向の磁束が形成されている場合)には、異物が金属であると判定して、ステップS227に進み、電磁波の乱れが小さい場合(逆方向の磁束が形成されていない場合)には、異物は金属ではないと判定して、ステップS230に進む。
給電装置12は、異物の有無、および、異物が金属であるか否かを、サーバ装置16に通知する。異物が金属である場合、ステップS227にて、サーバ装置16は、金属を取り除くことをユーザに促す警告メッセージを、モニタ14に表示させる。警告メッセージを見たユーザが異物を取り除く(ステップS228)。
異物が金属ではない場合、ステップS229にて、サーバ装置16は、異物が有ることをユーザに知らせる注意メッセージを、モニタ14に表示させる。
ステップS230にて、サーバ装置16は、最適位置の確認をユーザに指示するメッセージを、モニタ14に表示させる。
ステップS231にて、ユーザは、モニタ14の表示を見ながら移動することにより、最適位置を確認する。モニタ14に図9(B)に示す“OK”が表示されたとき、最適位置に到達したことが判る。
ステップS232にて、サーバ装置16は、携帯機器20から取得されたID情報が正当なID情報であるか否かを認証する。
異物無(正常)と判定された場合には、ステップS233にて、最適な給電装置12は、携帯機器20のID情報に対応する充電条件を非接触充電手段122に設定する。
ステップS234〜S236は、第1実施形態でのステップS127〜S129と、同様である。
異物が金属であるか否かの検知は、電磁波によって金属探知を行う周知技術を用いることができる。例えば、コイルを用いた電磁誘導作用によって、金属内に渦電流が流れ、渦電流によって磁束が発生するので、この磁束を検知する。
<第3実施形態>
本実施形態では、複数の車両のうちで充電に利用される給電装置12を限定する。
図15は、本実施形態における非接触充電システム全体の構成例の一例を示す。図15において、本例の非接触充電システムは、複数の給電装置12、複数のモニタ14、サーバ装置16、複数のIDリーダ18、自動改札機30、窓口端末32、車内管理端末34、車掌用端末36を含んで、構成されている。なお、図15において、図1に示した第1実施形態における構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
IDリーダ18は、車両の乗車口および降車口に設置されている。乗車口および降車口を兼ねた乗降車口に設置されていてもよいことはもちろんである。自動改札機30は、駅の改札入口および改札出口に設置されている。改札入口および改札出口を兼ねた改札口に設置されていてもよいことはもちろんである。窓口端末32は、例えば改札口付近の駅窓口に設置されている。車内管理端末34は、例えば車内の乗務員室に設置されている。車掌用端末36は、車掌が携帯する例えば携帯型の無線通信端末である。
サーバ装置16は、車内のLAN51を介して、IDリーダ18、車内管理端末34および車掌用端末36と通信可能である。また、サーバ装置16は、駅構内のLAN52に接続されている自動改札機30および窓口端末32と通信可能である。サーバ装置16と駅構内のLAN52との接続は、例えば無線を介して行われる。
図16は、本実施形態における非接触充電装置10cの一例の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図16において、図6に示した第1実施形態の非接触充電装置10aの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
図16において、サーバ装置16は、入改札時情報取得手段165、乗車時情報取得手段166、降車時情報取得手段167、乗車車両特定手段168を、さらに含んで構成されている。
入改札時情報取得手段165は、改札入口の自動改札機30によってユーザの携帯機器20(またはICカード)から読み取られた情報(以下「入改札情報」という)を取得する。入改札情報は、携帯機器20(またはICカード)のID情報を含む。改札入口の自動改札機30は、改札入口をユーザが通過するときに、ユーザの携帯機器20(またはICカード)から入改札情報を読み取る。
乗車時情報取得手段166は、複数の車両の乗車口にそれぞれ配置された複数のIDリーダ18と通信して、乗車口をユーザが通過したときに乗車口のIDリーダ18がユーザの携帯機器20から読み取った情報と、ユーザが乗車した車両および乗車口を識別する乗車ID情報とを含む乗車情報を、乗車口のIDリーダ18から取得する。車両の乗車口のIDリーダ18は、携帯機器20から少なくとも携帯機器20のID情報を読み取る。
降車時情報取得手段167は、複数の車両の降車口にそれぞれ配置された複数のIDリーダ18と通信して、降車口をユーザが通過したときに降車口のIDリーダ18がユーザの携帯機器20から読み取った情報と、ユーザが降車した車両および降車口を識別する降車ID情報とを含む降車情報を、降車口のIDリーダ18から取得する。車両の降車口のIDリーダ18は、携帯機器20から少なくとも携帯機器20のID情報を読み取る。
出改札時情報取得手段169は、改札出口の自動改札機30によってユーザの携帯機器20(またはICカード)から読み取られた情報(以下「出改札情報」という)を取得する。出改札情報は、携帯機器20(またはICカード)のID情報を含む。改札出口の自動改札機30は、改札出口をユーザが通過するときに、ユーザの携帯機器20(またはICカード)から出改札情報を読み取る。
乗車車両特定手段168は、乗車情報に基づいて複数の車両の乗車口のIDリーダ18のうちで携帯機器20のID情報を読み取ったIDリーダ18を特定することにより、複数の車両のうちでユーザが乗車した車両を特定する。入改札情報に基づいてユーザが乗車した車両を特定するようにしてもよい。
また、乗車車両特定手段168は、複数の車両のうちで乗車車両特定手段168によって特定された車両内に限定して給電装置12に充電許可を与える。
降車車両特定手段170は、降車情報に基づいて複数の車両の乗車口のIDリーダ18のうちで携帯機器20のID情報を読み取ったIDリーダ18を特定することにより、複数の車両のうちでユーザが降車した車両を特定する。出改札情報に基づいてユーザが乗車した車両を特定するようにしてもよい。
また、降車車両特定手段170は、複数の車両のうちで降車車両特定手段170によって特定された車両内の給電装置12の充電許可を取り消す。
図17は、第3実施形態での充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS301にて、図18(A)に示すように、携帯機器20を保持したユーザが改札入口331を通過したとき、自動改札機30が、携帯機器20(またはICカード)から、ID情報などを読み取る。自動改札機30は、サーバ装置16に対して、改札入口の自動改札機30で読み取られた情報(入改札情報)を送信する。
ステップS302にて、サーバ装置16は、自動改札機30から入改札情報を受信して、ID情報を取得する。
ステップS303にて、図18(B)および(C)に示すように、携帯機器20を保持したユーザが複数の車両のうちでひとつの車両の乗車口332を通過して乗車したとき、その車両の乗車口332に設置されたIDリーダ18が、携帯機器20からID情報等を読み取る。乗車口332のIDリーダ18は、サーバ装置16に対して、携帯機器20から読み取られた携帯機器20のID情報と、ユーザが乗車した車両および乗車口を識別する乗車ID情報とを含む、乗車情報を送信する。
ここで、サーバ装置16は、図18(D)に示すように、乗車ID情報によって、複数の車両333、334のうちでユーザが乗車した車両333を特定する。
ステップS304にて、サーバ装置16は、IDリーダ18から取得した携帯機器20のID情報が正当なID情報であるか否かを認証する。
ステップS305にて、サーバ装置16は、ID情報の認証結果がOKであるか否かを判定し、OKの場合には、ステップS306に進み、OKでない場合には、ステップS313に進む。
ステップS306にて、サーバ装置16は、乗車ID情報により車両を特定する。特定された車両内の給電装置12は、携帯機器20のID情報に対応する充電条件を自身の記憶手段123から取得する。
ステップS307にて、特定された車両内の給電装置12は、自身の非接触充電手段122に充電条件を設定する。これにより、携帯機器20のID情報に対応する充電条件で給電装置12が対応可能となる。
ステップS308にて、サーバ装置16は、携帯機器20が最適位置に在るか否かを確認する。例えば、給電装置12から携帯機器20に対して第1の電磁波を用いて問い合わせを行い、これに携帯機器20が第1の電磁波を用いて応答したときに給電装置12で検知される電磁波の強度と、最適位置か否かを判定するための閾値とを比較することにより、携帯機器20が最適位置に在るか否かを確認する。
ステップS309にて、サーバ装置16は、位置確認結果を判定して、位置OKである場合には、ステップS310に進み、位置OKでない場合には、ステップS308に戻る。
ステップS310にて、サーバ装置16は、給電装置12に対して携帯機器20の充電開始を指示する。
ステップS311にて、給電装置12は、第2の電磁波を用いて充電を行う。
ステップS312にて、サーバ装置16は、充電が終了したか否かを判定する。充電未終了の場合にはステップS311に戻り、充電終了の場合には、本処理を終了する。
なお、ステップS305にてID情報の認証結果がOKでないと判定された場合、対象外の携帯機器であると判断して(ステップS313)、充電を行わない(ステップS314)。
<第4実施形態>
本実施形態では、携帯機器20が車両内で紛失されたときに、車両内に設置された給電装置12を利用して、紛失された携帯機器20の場所を特定する。
本実施形態のシステム構成は、第3実施形態と同様である。
図19は、本実施形態における非接触充電装置10dの一例の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図19において、図16に示した第3実施形態の非接触充電装置10cの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
図19において、本実施形態のサーバ装置16は、紛失届け受付手段171、位置特定手段172、位置通報制御手段173、充電制限制御手段174、情報退避制御手段175、および、ロック制御手段176を、さらに含んで構成されている。
紛失届け受付手段171は、携帯機器20の紛失届けを受け付ける。本例では、窓口端末32、車内管理端末34、または、車掌用端末36で入力された紛失届けを、これらの端末から受信する。
紛失届けは、紛失された携帯機器20のID情報を含む。例えば、ユーザが携帯機器20を車両内に置き忘れて改札出口を出てしまった場合、改札出口付近の駅窓口で携帯機器20のID情報を申し出ると、窓口端末32で紛失届けが入力されるので、その窓口端末32から紛失届けを受信する。また、例えば、ユーザが車両内を移動しているうちに車両内で紛失したことに気付いた場合、車両内の車掌に携帯機器20のID情報を申し出ると、車掌用端末36で紛失届けが入力されるので、その車掌用端末36から紛失届けを受信する。
位置特定手段172は、紛失届け受付手段171によって紛失届けが受け付けられた場合、複数の給電装置12のうちで紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20との通信または充電を行っている(あるいは行う)給電装置12を特定することにより、紛失された携帯機器20がある場所を特定する。紛失届け受付前に行われた給電装置12と携帯機器20との通信および充電のログも参照するようにしてもよい。
位置通報制御手段173は、位置特定手段172によって特定された場所を、所定の通報先に通報する。例えば、窓口端末32、管理端末34、車掌用端末36などに通報する。
充電制限制御手段174は、紛失届け受付手段171によって紛失届けが受け付けられた場合、紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20の充電が給電装置12によって行われないように制御する。給電装置12が紛失された携帯機器20を充電中であるときには、給電装置12に充電を停止させる。
情報退避制御手段175は、紛失届け受付手段171によって紛失届けが受け付けられた場合、紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20に記憶されている情報を、給電装置12を介して携帯機器20から取得して、データベース190に退避させる。
ロック制御手段176は、紛失届け受付手段171によって紛失届けが受け付けられた場合、紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20の使用を、給電装置12からロックさせる。パスワードロックをかけるようにしてもよい。専用治具でないと復帰できないようにしてもよい。
図20は、第4実施形態での捜索処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS401にて、サーバ装置16は、携帯機器20の紛失届けを受け付ける。本例では、車掌用端末36で入力された紛失届けを車掌用端末36から受信する。ユーザが保持しているICカードを車掌用端末36で読み取ることにより、ICカードからID情報を取得してもよい。
ステップS402にて、サーバ装置16は、ID情報が正当なID情報であるか否かを認証する。
ステップS403にて、サーバ装置16は、紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20が車内に在るか否かを判定する。具体的には、複数の給電装置12のうちで紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20との通信または充電を行っている(あるいは行う)給電装置12が有るか否かを判定する。車内に在ると判定した場合には、ステップS404に進み、車内に無いと判定した場合には、車掌用端末36に車内に無いことを通知して、ステップS412に進む。
ステップS404にて、サーバ装置16は、複数の給電装置12のうちで紛失届け内のID情報に対応する携帯機器20との通信または充電を行う給電装置12を特定し、ステップS405にて、サーバ装置16は、特定された給電装置12の位置に基づいて、携帯機器20がある車両および場所を特定する。
なお、携帯機器20が善意の第三者等によって収拾されて車掌に渡された場合には、車掌は車掌用端末36を操作し、車掌用端末36は収拾されたことをサーバ装置16に通知する。
ステップS406にて、サーバ装置16は、携帯機器20が収拾済みであるか否かを確認し、収拾済みでないと判定した場合には、ステップS407に進み、収拾済みであると判定した場合には、ステップS412に進む。
ステップS407にて、サーバ装置16は、給電装置12を介して、紛失された携帯機器20に記憶されている情報(退避情報)を携帯機器20から取得し、サーバ装置16は、退避情報をデータベース190に退避させる。携帯機器20では、退避された情報を消去する。
ステップS408にて、サーバ装置16は、紛失された携帯機器20を充電中の給電装置12があるときには、その充電を停止する。
ステップS409にて、サーバ装置16は、給電装置12を介して、紛失された携帯機器20の使用をロックさせる。
ステップS410にて、サーバ装置16は、携帯機器20が収拾されたか否かを判定し、未収拾と判定された場合には、ステップS411に進み、収拾されたと判定された場合には、ステップS412に進む。
ステップS411にて、サーバ装置16は、ステップS405にて特定された車両および場所を、所定の通報先に通報する。本例では、車掌用端末36に対して通報する。
ステップS412にて、車掌が所定の確認(携帯機器20が紛失届けされたものであるか否かの確認など)を行う。
車掌は紛失された携帯機器20を発見した場合、車掌用端末36を操作し、車掌用端末36は発見されたことをサーバ装置16に通知する。
ステップS413にて、サーバ装置16は、車掌が発見済みか否かを判定し、未発見であれば、ステップS411に戻り、発見済みであれば、ステップS414に進む。
ステップS414にて、ユーザは、発見された携帯機器20を車掌から受け取る。
<第5実施形態>
本実施形態では、移動体内の使用制限エリア内(例えば優先席付近)での携帯機器の使用を、充電のみの使用に制限する。
本実施形態のシステム構成は、第3実施形態と同様である。
図21は、本実施形態における非接触充電装置10eの一例の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図21において、図16に示した第3実施形態の非接触充電装置10cの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
図21において、本実施形態のサーバ装置16は、使用制限指定受付手段177、使用制限報知制御手段178、使用制限制御手段179を、さらに含んで構成されている。
使用制限指定受付手段177は、車両内で携帯機器20の使用が制限される使用制限範囲の指定を受け付ける。本例では、車内管理端末34で入力された使用制限指定を車内管理端末34から受信する。
例えば、図22に示すように、車両351内に優先席352としてシルバーシートが設けられている場合、優先席352の位置指定を指定して、その優先席352付近を使用制限範囲として受け付ける。車両351内の優先席352は、自由に指定できる。優先席352が固定されていない車両では、優先席352近傍に設置されたモニタ14が優先席352であることを表示する。例えば、“シルバーシート”と表示する。
また、例えば、図23に示すように、車両351内の対象者の指定席353の周囲の斜線部の座席354を使用制限範囲として受け付ける。例えば、ペースメーカー装着情報がある人の指定席353の周囲の座席354を使用制限範囲とする。座席に設置されたモニタ14は、使用制限範囲内であることを表示する。あるいは、携帯機器20の画面に使用制限範囲内であることを表示させる。
使用制限報知制御手段178は、携帯機器20が使用制限範囲内にあるときには、モニタ14に警告を表示させることにより、携帯機器20のユーザに使用制限を知らせる。携帯機器20に警告を通知して、携帯機器20からユーザに使用制限を知らせてもよい。
使用制限制御手段179は、携帯機器20が使用制限範囲内にあるときには、給電装置12を介して携帯機器20の使用を充電のみの使用に制限させる。例えば、携帯機器20が使用制限範囲内にあるときには、給電装置12を介して携帯機器20の電源をオフさせる。
図24は、第5実施形態での充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。本例では、優先席(シルバーシート)付近での携帯機器20の使用を充電のみに制限する。
ステップS501にて、サーバ装置16は、使用制限範囲の指定を受け付ける。本例では、車内管理端末34で優先席の位置指定が入力されると、サーバ装置16は優先席の位置指定を車内管理端末34から受信して、優先席付近を使用制限範囲として受け付ける。
ステップS502にて、サーバ装置16は、使用制限範囲内の給電装置12に対して、携帯機器20の使用が充電のみの使用に制限されることを示す使用制限指定を通知する。
ステップS503にて、サーバ装置16は、携帯機器20から取得されたID情報が正当なID情報であるか否かを認証する。
ステップS504にて、使用制限指定を通知された給電装置12は、携帯機器20に対して充電のみ対応通知を送信する。充電のみ対応通知は、その給電装置12の付近では充電のみ可能であり、通話等の使用は禁止されていることを示す。
ステップS505にて、給電装置12は、充電条件を決定する。すなわち、給電装置12の充電条件取得手段125が記憶手段123からID情報に対応する充電条件を取得する。
ステップS506にて、給電装置12は、対応可能となる。すなわち、充電条件設定手段126が非接触充電手段122に充電条件を設定する。
ステップS507にて、使用制限指定を受信した給電装置12は、携帯機器20が通話またはデータ通信で使用中か否かを判定する。例えば、給電装置12の無線通信手段121が携帯機器20から発せられる電磁波を検知して、検知された電磁波が通話またはデータ通信用の周波数の範囲内であるか否かを判定する。給電装置12から携帯機器20に問い合わせを行うようにしてもよい。
携帯機器20が使用中と判定した場合には、ステップS508に進み、携帯機器20が使用中でないと判定した場合には、ステップS514に進む。
ステップS508にて、給電装置12は、携帯機器20に対して、警告発信を行う。
ステップS509にて、サーバ装置16は、モニタ14に“電源をお切り下さい”と表示させる。
ステップS510にて、携帯機器20は、警告受信から一定時間が経過したか否かを判定し、一定時間経過した場合には、ステップS513に進み、一定時間経過していない場合には、ステップS511に進む。
一定時間経過した場合、ステップS511にて、携帯機器20は、強制オフ警告を行う。例えば、携帯機器20の表示画面に、強制的に電源をオフすることを示すメッセージを表示する。警告音および振動を発生させてもよい。
ステップS512にて、携帯機器20は、電源オフ操作されたか否かを判定し、電源オフ操作された場合には、ステップS514に進み、電源オフ操作されてない場合には、ステップS510に戻る。
一定時間経過しても携帯機器20で電源オフ操作されなかった場合、ステップS513にて、携帯機器20は、強制的に電源オフを行う。
ステップS514にて、サーバ装置16は、充電のみ使用可能であることをモニタ14に表示させる。
ステップS519〜S520は、第1実施形態におけるステップS126〜S128と同様である。
<第6実施形態>
本実施形態では、充電可能な領域であるか充電不可能な領域であるかを明確に区別してユーザに知らせる。
本実施形態のシステム構成は、第1実施形態と同様である。
図25は、本実施形態における非接触充電装置10fの一例の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図25において、図6に示した第1実施形態の非接触充電装置10aの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
図26は、第6実施形態でのポイント検索処理および充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS601〜S604は、第1実施形態でのステップS101〜S104と、同様である。
ステップS605にて、給電装置12は、他の携帯機器20(他機)が充電中であるか否かを判定する。他機が充電中の場合(すなわちモニタ背景が赤色の場合)、ステップS606にて、充電許可フラグをオフに設定する。他機が充電中でない場合(すなわちモニタ背景が緑色の場合)、ステップS607にて、充電許可フラグをオンに設定する。
ステップS608〜S612は、第1実施形態でのステップS105〜S109と、同様である。
ステップS613にて、給電装置12は、携帯機器20のID情報に対応する充電条件に基づいて、携帯機器20の充電を開始する。
ステップS614にて、給電装置12は、モニタ14の背景を赤色に設定する。
ステップS615およびS616は、第1実施形態でのステップS128およびS129と、同様である。
充電が終了したとき、ステップS617にて、給電装置12は、モニタ14の背景を、緑色に設定する。
ステップS608において、他機充電中の場合にはモニタ14の背景は赤色なので、ユーザは充電不可であることが判り、他機充電中でない場合にはモニタ14の背景は緑色なので、ユーザは充電可能であることが判る。
<第7実施形態>
本実施形態では、携帯機器(またはICカード)に記録されている乗車区間情報に基づいて、通常充電および急速充電のいずれかを行う。
本実施形態のシステム構成は、第3実施形態と同様である。
図27は、本実施形態における非接触充電装置10gの一例の機能的な構成を示すブロック図である。図27において、図16に示した第3実施形態の非接触充電装置10cの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
図27において、本実施形態のサーバ装置16は、乗車区間特定手段181、乗車時間算出手段182、急速充電判定手段183を、さらに含んで構成されている。
本実施形態の入改札時情報取得手段165は、改札入口の自動改札機30によってユーザの携帯機器20(またはICカード)から読み取られた情報(以下「入改札情報」という)を取得する。本実施形態において、入改札情報は、携帯機器20(またはICカード)のID情報、および、ユーザの乗車区間情報を含む。改札入口の自動改札機30は、改札入口をユーザが通過するときに、ユーザの携帯機器20(またはICカード)から入改札情報を読み取る。
乗車時情報取得手段166および降車時情報取得手段167は、第3実施形態と同様である。
乗車区間特定手段181は、入改札情報と、乗車情報とに基づいて、ユーザが乗車した車両(乗車車両)でのユーザの乗車区間(乗車車両の利用区間)を特定する。
乗車時間算出手段182は、乗車区間特定手段181で特定された乗車区間に基づいて、ユーザが乗車した車両でのユーザの乗車時間を算出する。
急速充電判定手段183は、乗車時間算出手段182で算出された乗車時間と、急速充電が必要か否かを示す閾値とを比較することにより、急速充電を行うか否かを判定する。
本実施形態において、給電装置12の充電条件取得手段125は、急速充電判定手段183で急速充電を行うと判定された場合、急速充電用の充電条件を記憶手段123から取得する。
本実施形態の充電条件設定手段126は、急速充電を行うと判定された場合、充電条件取得手段125で取得された急速充電用の充電条件を非接触充電手段122に設定する。
図28は、第7実施形態での充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS701にて、携帯機器20を保持したユーザが改札入口を通過したとき、改札入口に設置された自動改札機30が、携帯機器20(またはICカード)から、ID情報、全区間情報などを読み取る。自動改札機30は、サーバ装置16に対して、改札入口の自動改札機30で読み取られた情報(入改札情報)を送信する。
ステップS702にて、サーバ装置16は、自動改札機30から入改札情報を受信して、ID情報および乗車区間情報を取得する。
ステップS703およびS704は、第3実施形態でのステップS303およびS304と、同様である。
ステップS705にて、サーバ装置16は、入改札情報と、データベース190で記憶されている情報とに基づいて、ユーザが乗車した車両(乗車車両)でのユーザの乗車区間(乗車車両の利用区間)を特定する。
例えば、携帯機器20(またはICカード)から取得した全乗車区間情報と、ユーザが乗車した駅(乗車地点)と、データベース190で管理されている車両の運行情報とに基づいて、乗車車両の利用区間を特定する。例えば、携帯機器20(またはICカード)から取得した全乗車区間情報が「A駅からB駅経由でC駅まで」であって、ユーザがA駅で乗車し、乗車車両がA駅からB駅経由でD駅行きであり、ユーザがB駅で降車する必要があるときには、乗車車両でのユーザの乗車区間はA駅からB駅までと特定される。
携帯機器20(またはICカード)から区間情報を取得する態様には、各種ある。第1に、ユーザが改札入口を通過するときに、自動改札機30が携帯機器20(またはICカード)からID情報とともに全乗車区間情報を読み取り(ステップS701)、サーバ装置16に送信する態様がある。第2に、ユーザが車両の乗車口を通過するときに、乗車口のIDリーダ18が携帯機器20(またはICカード)からID情報とともに全乗車区間情報を読み取り(ステップS703)、サーバ装置16に送信する態様がある。第3に、データベース190がID情報と関連付けて全乗車区間情報を管理し、乗車口のIDリーダ18によって読み取られたID情報に対応する全乗車区間情報をデータベース190から検索する態様がある。
ステップS706にて、サーバ装置16は、乗車車両の利用区間に基づいて、乗車車両の乗車時間を算出する。すなわち、乗車車両内の給電装置12で充電可能な時間を求める。
ステップS707にて、サーバ装置16は、乗車時間と急速充電が必要か否かを示す閾値(例えば20分)とを比較し、乗車時間が閾値以下であればステップS708に進んで、急速充電フラグをオンに設定し、乗車時間が閾値よりも大きい場合には、ステップS709に進んで、急速充電フラグをオフに設定する。
ステップS710にて、サーバ装置16は、ステップS704でのID情報の認証結果がOKであるか否かを判定し、OKの場合には、ステップS711に進み、OKでない場合には、ステップS720に進む。
ステップS711〜S714は、第3実施形態でのステップS306〜S309と、同様である。
ステップS715にて、サーバ装置16は、給電装置12に、充電開始を指示する。
ステップS716にて、サーバ装置16は、急速充電フラグがオンであるか否かを判定し、オンである場合には、ステップS717にて、給電装置12によって急速充電を行い、オフである場合には、ステップS718にて、給電装置12によって通常充電を行う。すなわち、給電装置12の充電条件設定手段126は、急速充電の充電条件または通常充電の充電条件を、給電装置12の非接触充電手段122に設定する。
ステップS719にて、サーバ装置16は、充電が終了したか否かを判定する。充電未終了の場合にはステップS716に戻り、充電終了の場合には、本処理を終了する。例えば、携帯機器20から満充電通知を送信し、給電装置12を介してサーバ装置16が満充電通知を受信したとき、充電が終了したと判定する。充電開始から所要の充電時間(通常充電の所要時間または急速充電の所要時間)が経過したとき、充電が終了したと判定してもよい。
なお、ステップS710にてID情報の認証結果がOKでないと判定された場合、サーバ装置16は、対象外の携帯機器であると判断して(ステップS720)、給電装置12は充電を行わない(ステップS721)。
<第8実施形態>
本実施形態では、充電料金を、改札出口にて、ユーザが保持している携帯機器(またはICカード)のチャージから引き落とす。すなわち、携帯機器(またはICカード)に予め記録された入金金額から充電料金を差し引く。
本実施形態のシステム構成は、第3実施形態と同様である。
図29は、本実施形態における非接触充電装置10hの一例の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図29において、図27に示した第7実施形態の非接触充電装置10gの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
図29において、本実施形態のサーバ装置16は、充電時間計時手段184、充電料金算出手段185、課金制御手段186をさらに含んで構成されている。
充電時間計時手段184は、給電装置12が携帯機器20の充電を開始してから充電を終了するまでの充電時間を計時する。
充電料金算出手段185は、携帯機器20の充電時間と、充電の種類(急速充電、通常充電)とに基づいて、充電料金を算出する。
課金制御手段186は、充電された携帯機器20のID情報と、充電料金算出手段185によって算出された携帯機器20の充電料金との対応関係を、データベース190に記録する。また、IDリーダ18が設置されている車両の降車口をユーザが通過したとき、IDリーダ18によってユーザの携帯機器20からID情報が読み取られるので、課金制御手段186は、降車口のIDリーダ18で読み取られたID情報に対応する充電料金をデータベース190で検索して、そのID情報と充電料金との対応関係を改札出口の自動改札機30に通知するとともに、改札出口の自動改札機30でユーザの携帯機器20(またはICカード)から読み取られるID情報に対応する充電料金を、ユーザの携帯機器20(またはICカード)に記録されている入金金額(チャージ)から差し引くことを、改札出口の自動改札機30に指示する。
以下では、携帯機器20にチャージ(入金)されており、そのチャージから充電料金を引き落とす場合を例に説明する。
図30は、第8実施形態での充電処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS801〜S806は、第7実施形態でのステップS701〜S706と、同様である。
ステップS807にて、サーバ装置16は、乗車車両でのユーザの乗車時間が閾値以下(例えば20分以内)であるか否かを判定し、閾値以下であればステップS808に進んで、充電フラグをオン且つ急速充電フラグをオンに設定し、閾値よりも大きい場合には、ステップS809に進んで、充電フラグをオン且つ急速充電フラグをオフに設定する。
ステップS810にて、サーバ装置16は、ステップS804でのID情報の認証結果がOKであるか否かを判定し、OKの場合には、ステップS811に進み、OKでない場合には、ステップS820に進む。
ステップS811〜S819は、第7実施形態でのステップS711〜S719と、同様である。
ステップS810にてID情報の認証結果がOKでないと判定された場合、サーバ装置16は対象外の携帯機器であると判断して(ステップS820)、給電装置12は充電を行わず(ステップS821)、サーバ装置16は充電フラグをオフに設定する(ステップS822)。
図31は、第8実施形態での課金処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS831にて、給電装置12は、その給電装置12から携帯機器20が離れたことを確認する。例えば、給電装置12は、携帯機器20に問い合わせを行い、この問い合わせに携帯機器20が応答しないとき、または、給電装置12で検知される電磁波の強度が小さいとき、給電装置12(給電ポイント)から携帯機器20が離れたと判定する。
ステップS832にて、サーバ装置16は、充電時間を算出する。例えば、ステップS815にて給電装置12が充電を開始した時刻と、ステップS819にて給電装置12が充電終了と判定した時刻との差分を、充電時間として求める。また、サーバ装置16は、充電された携帯機器20のID情報と充電時間とを関連付けてデータベース190に記録する。
ステップS833にて、携帯機器20を保持したユーザが電車車両の降車口を通過したとき、その降車口のIDリーダ18は、携帯機器20からID情報を読み取って、サーバ装置16に送信する。サーバ装置16は、降車口のIDリーダ18で読み取られたID情報を受信する。
ステップS834にて、サーバ装置16は、降車口のIDリーダ18から取得したID情報が正当なID情報であるか否かを認証する。
ステップS835にて、サーバ装置16は、充電フラグおよび急速充電フラグがそれぞれオンおよびオフのいずれであるかを判定し、充電フラグがオフの場合には、ステップS836に進んで充電料金の係数を「0」に設定し、充電フラグがオン且つ急速充電フラグがオフの場合には、ステップS837に進んで充電料金の係数を「1」に設定し、充電フラグがオン且つ急速充電フラグがオンの場合には、ステップS838に進んで充電料金の係数を「2」に設定する。
ステップS839にて、サーバ装置16は、充電時間と、単位時間当たりの通常充電料金と、係数とを乗算して、充電料金を算出する。また、サーバ装置16は、充電された携帯機器20のID情報と携帯機器20の充電料金との対応関係を改札出口の自動改札機30に通知するとともに、携帯機器20(またはICカード)の入金金額(チャージ)から充電料金を差し引くことを指示する。
ステップS840にて、携帯機器20を保持したユーザが改札出口を通過するとき、改札出口に設置された自動改札機30が、携帯機器20(またはICカード)からID情報と入金金額とを読み取る。
ステップS841にて、自動改札機30は、改札出口の通過を許可するか否かを判定する。具体的には、ID情報および入金金額を読み取ることができ、且つ、入金金額から充電料金を引き落とすことが可能であると判断したとき、通過を許可する。通過を許可する場合には、ステップS842に進み、通過を許可しない場合には、ステップS840に戻る。
通過を許可しない場合には、自動改札機30の停止バーが降りて、再度読み取りを行うか、入金した後に通過すべきことを、自動改札機30がユーザに報知する。
通過を許可された場合には、ステップS842にて、自動改札機30は、ステップS832で読み取ったID情報に対応する充電料金を、携帯機器20(またはICカード)に記録されている入金金額から差し引く清算を行う。
第1実施形態から第8実施形態において、サーバ装置16で給電装置12を制御する場合を例に説明したが、サーバ装置16の機能を各給電装置12に持たせて、給電装置12同士が連携する構成としてもよい。
なお、本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
非接触充電システムの基本的な構成の一例を示す全体構成図 給電ポイントの一例のハードウェア構成例を示すブロック図 サーバ装置の一例のハードウェア構成例を示すブロック図 携帯機器の一例のハードウェア構成例を示すブロック図 携帯機器の一例の外観図 第1実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 給電ポイントおよびモニタの配置の一例を説明図 給電ポイントおよびモニタの配置の他の例を説明図 モニタの表示例を示す説明図 第1実施形態での処理の一例の流れを示す第1のフローチャート 第1実施形態での処理の一例の流れを示す第2のフローチャート 第2実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 第2実施形態での処理の一例の流れを示すフローチャート 給電ポイントと携帯機器との間の電磁波の状態を示す説明図 非接触充電システムの応用的な構成の一例を示す全体構成図 第3実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 第3実施形態での処理の一例の流れを示すフローチャート 第3実施形態での処理の一例の説明に用いる説明図 第4実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 第4実施形態での処理の一例の流れを示すフローチャート 第5実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 使用制限範囲の一例を示す説明図 使用制限範囲の他の例を示す説明図 第5実施形態での処理の一例の流れを示すフローチャート 第6実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 第6実施形態での処理の一例の流れを示すフローチャート 第7実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 第7実施形態での処理の一例の流れを示すフローチャート 第8実施形態に係る非接触充電装置の一例の機能的な構成を示すブロック図 第8実施形態での処理の一例の流れを示す第1のフローチャート 第8実施形態での処理の一例の流れを示す第2のフローチャート
符号の説明
10…非接触充電装置、12…給電装置、14…モニタ(表示手段)、16…サーバ装置、18…IDリーダ、20…携帯機器、30…自動改札機、32…窓口端末、34…車内管理端末、36…車掌用端末、121…無線通信手段、122…非接触充電手段、123…記憶手段、124…ID情報取得手段、125…充電条件取得手段、126…充電条件設定手段、127…異物判断手段、128…金属判断手段、129…異物報知制御手段、161…最適給電ポイント特定手段、162…移動方向特定手段、163…距離特定手段、164…最適位置案内制御手段、165…入改札時情報取得手段、166…乗車時情報取得手段、167…降車時情報取得手段、168…乗車車両特定手段、169…出改札時情報取得手段、170…降車車両特定手段、171…紛失届け受付手段、172…位置特定手段、173…位置通報制御手段、174…充電制限制御手段、175…情報退避制御手段、176…ロック制御手段、177…使用制限指定受付手段、178…使用制限報知制御手段、179…使用制限制御手段、181…乗車区間特定手段、182…乗車時間算出手段、183…急速充電判定手段、184…充電時間計時手段、185…充電料金算出手段、186…課金制御手段、190…データベース

Claims (7)

  1. 第1の電磁波を用いて携帯機器と無線通信を行う無線通信手段、および、第2の電磁波を用いて前記携帯機器を非接触で充電する非接触充電手段を有する給電ポイントであって複数配置された給電ポイントと、
    前記携帯機器の充電条件を前記携帯機器のID情報と関連付けて記憶する充電条件記憶手段と、
    前記無線通信手段によって前記携帯機器から前記ID情報を取得するID情報取得手段と、
    前記ID情報取得手段によって取得された前記ID情報に対応する前記携帯機器の充電条件を、前記充電条件記憶手段から取得する充電条件取得手段と、
    前記充電条件取得手段によって取得された前記充電条件を、前記非接触充電手段に設定する充電条件設定手段と、
    前記給電ポイントおよび前記携帯機器のうちで少なくとも一方から出力されて前記給電ポイントで検知された前記第1の電磁波の状態に基づいて、前記給電ポイントと前記携帯機器との間に異物が有るか否かを判断する異物判断手段と、
    前記給電ポイントと前記携帯機器との間に異物が有るときには、前記携帯機器と前記給電ポイントとの間に異物が有ることを前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に知らせる異物報知制御手段と、
    前記携帯機器から出力された前記第1の電磁波の強度を複数の前記給電ポイントが検知したとき、複数の前記給電ポイントのうちで検知した前記第1の電磁波の強度が最も大きい給電ポイントを最適給電ポイントと特定する最適給電ポイント特定手段と、
    前記最適給電ポイントで検知される前記第1の電磁波の強度がより大きくなる前記携帯機器の移動方向と、前記最適給電ポイントと前記携帯機器との距離とを、前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に知らせる最適位置案内制御手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触充電装置。
  2. 前記給電ポイントで検知された前記第1の電磁波の状態に基づいて、前記異物が金属であるか否かを判断する金属判断手段を備え、
    前記給電ポイントは、前記異物が金属であると判断されたときには充電を実施しないことを特徴とする請求項に記載の非接触充電装置。
  3. 前記異物報知制御手段は、前記異物が金属であると判断された場合には、前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に対して、前記金属を取り除くことを促す警告を発することを特徴とする請求項1または2に記載の非接触充電装置。
  4. 前記最適位置案内制御手段は、前記最適給電ポイントと前記携帯機器との距離が目的の範囲内になったとき、前記携帯機器が充電に適当な位置にあることを知らせることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の非接触充電装置。
  5. 複数の前記給電ポイントにそれぞれ対応して設けられた複数の表示手段を備え、
    複数の前記給電ポイントのうちで充電中の給電ポイントに対応する前記表示手段は、充電中の前記携帯機器以外の未充電の前記携帯機器の利用が不可であることを表示する一方で、非充電中の給電ポイントに対応する前記表示手段は、利用可能であることを表示することを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の非接触充電装置。
  6. 前記充電条件は、前記携帯機器に対して充電時に供給する電磁波の周波数、振幅、および、電力のうち少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の非接触充電装置。
  7. 第1の電磁波を用いて携帯機器と無線通信を行う無線通信手段、および、第2の電磁波を用いて前記携帯機器を非接触で充電する非接触充電手段を有する給電ポイントであって複数配置された給電ポイントと、記憶手段と、前記携帯機器から出力された前記第1の電磁波の強度を複数の前記給電ポイントが検知したとき、複数の前記給電ポイントのうちで検知した前記第1の電磁波の強度が最も大きい給電ポイントを最適給電ポイントと特定する最適給電ポイント特定手段と、を用いて行う非接触充電方法であって、
    前記携帯機器の充電条件を前記携帯機器のID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶しておき、前記無線通信手段によって前記携帯機器から前記ID情報を取得するID情報取得ステップと、
    前記給電ポイントおよび前記携帯機器のうちで少なくとも一方から出力されて前記給電ポイントで検知された前記第1の電磁波の状態に基づいて、前記給電ポイントと前記携帯機器との間に異物が有るか否かを判断するステップと、
    前記給電ポイントと前記携帯機器との間に異物が有るときには、前記携帯機器と前記給電ポイントとの間に異物が有ることを前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に知らせるステップと、
    前記最適給電ポイントで検知される前記第1の電磁波の強度がより大きくなる前記携帯機器の移動方向と、前記最適給電ポイントと前記携帯機器との距離とを、前記携帯機器のユーザまたは前記携帯機器に知らせるステップと、
    前記ID情報取得ステップによって取得された前記ID情報に対応する前記携帯機器の充電条件を、前記記憶手段から取得する充電条件取得ステップと、
    前記充電条件取得ステップによって取得された前記充電条件を、前記非接触充電手段に設定する充電条件設定ステップと、
    を含むことを特徴とする非接触充電方法。
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