JP5075353B2 - 二次電池の充電方法 - Google Patents

二次電池の充電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5075353B2
JP5075353B2 JP2006137665A JP2006137665A JP5075353B2 JP 5075353 B2 JP5075353 B2 JP 5075353B2 JP 2006137665 A JP2006137665 A JP 2006137665A JP 2006137665 A JP2006137665 A JP 2006137665A JP 5075353 B2 JP5075353 B2 JP 5075353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
secondary battery
voltage
current
charging current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006137665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007311107A (ja
Inventor
麻美 水谷
行生 門田
伸一郎 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006137665A priority Critical patent/JP5075353B2/ja
Publication of JP2007311107A publication Critical patent/JP2007311107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5075353B2 publication Critical patent/JP5075353B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、急速充電可能な二次電池の充電方法に関する。
最近、携帯電話等の通信機器や携帯型ノートパソコン等の電子機器などの電源として、二次電池の使用が増加している。特に、携帯型機器に用いられる二次電池は、急速に充電できることが望まれる。また、二次電池およびこの二次電池の充電装置(以下、二次電池およびこの二次電池の充電装置を総称して充電式電池装置という)は、利便性の観点から、小型、軽量、高容量であることが望まれる。
従来この種の二次電池を急速に充電する方法に、特開平7−211354号公報(特許文献1)および特開2001−35540号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
特開平7−211354号公報(特許文献1)に記載された充電方法は、非水系の二次電池を充電するパルス充電方法において、パルス電流の1サイクル中のオン時間の比率を示すデューティ比を、二次電池の温度が低温から高温に変移するのに応じて連続的にもしくは段階的に大きくする方法であり、低温の二次電池にとって好適なゆっくりした小さな充電率から、高温の二次電池が対応し得る大きな充電率まで、低温から高温まで各温度に対応した最適かつ最速の充電時間で充電することができる。
また、特開2001−35540号公報(特許文献2)に記載された密閉型鉛蓄電池の充電方式は、充電電流を段階的に二度低減して充電を行うことにより、短時間で充電することができる充電方式である。
特開平7−211354号公報 特開2001−35540号公報
従来の二次電池を急速に充電する方法では、二次電池の内部抵抗による影響に対する対策が不十分である。
二次電池の両端電圧を測定すると、二次電池に充電された電圧と二次電池の内部抵抗による電圧降下による和が観測される。二次電池の内部抵抗値は、二次電池内部の化学状態の変動に依存する。この化学変化は充電電流値が大きいほど大きくなる。このため、二次電池の内部抵抗値は、充電電流値の増加に伴い増加する。また、充電電流値が大きいほど二次電池の内部抵抗による電圧降下は大きくなる(オーム則)。このため、充電電流値を大きくしてしまうと、二次電池の内部抵抗による影響により、電池容量一杯まで充電する(以下、満充電するという)ことが難しくなってしまう。
特許文献1に記載された充電方法では、パルス充電を行うにあたり、充電開始から充電終了まで一定の充電電流を用いている。このため、二次電池の内部抵抗による電圧降下を考慮して二次電池を満充電するためには、充電電流値を大きくすることができず、充電時間の増加につながってしまう。また、充電時間を短縮するために充電電流を大きくすると、満充電することが難しくなる。
また、特許文献2に記載された充電方式では、充電電流を段階的に低減するにあたり、休止時間を設けていない。このため、二次電池内部の化学状態は平衡状態に戻ることができない。したがって、二次電池の内部抵抗による電圧降下の影響を常に受けることとなり、やはり電池容量一杯まで充電する(以下、満充電するという)ことが難しい。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、内部抵抗による影響を低減することにより急速に満充電することができる二次電池の充電方法を提供することを目的とする。
本発明に係る二次電池の充電方法は、上述した課題を解決するために、二次電池が許容できる最大電流を充電電流として充電を開始するステップと、前記二次電池の両端電圧が充電終止電圧に達した場合充電を中断するステップと、所定の休止時間経過後に、前記充電電流よりも小さい充電電流で充電を再開するステップと、を有し、前記中断するステップと前記再開するステップとを繰り返すとともに、この繰り返しごとに前記休止時間を前記充電電流の低減に応じて短くする方法である。
また、本発明に係る二次電池の充電方法は、上述した課題を解決するために、二次電池が許容できる最大電流を充電電流として充電を開始するステップと、前記二次電池の両端電圧が充電終止電圧に達した場合充電を中断するステップと、前記両端電圧の時間変化量が所定の値を回った場合に前記充電電流よりも小さい充電電流で充電を再開するステップとを有し、記中断するステップと前記再開するステップとを繰り返すことを特徴とする方法である。
本発明に係る二次電池の充電方法によれば、内部抵抗による影響を低減することにより急速に満充電することができる。
本発明に係る二次電池の充電方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る二次電池の充電方法を実施するための充電制御装置の一実施形態を示すブロック図である。なお、図1において破線は制御信号などの信号の入出力を示す。
充電制御装置10は、二次電池11、充電器12、電流検出器13、電圧検出器14および制御部15を有する。
二次電池11としては、リチウムイオン二次電池などの非水系電解液の二次電池、鉛二次電池またはニッケルカドミウム二次電池などを用いる。
なお、二次電池11は、単一の二次電池のほか、複数の二次電池を互いに接続した組電池を含むものとする。
充電器12は正負の端子をもち、電流を出力する。この充電器12の両端子は二次電池11の両端子にそれぞれ接続され、二次電池11に充電電流を供給する。この供給すべき充電電流値は、制御部15により制御される。
電流検出器13は、充電電流値を検出できるように、二次電池11と充電器12のいずれかの端子間に接続される。電流検出器13は、検出した充電電流値を制御部15に与える。
電圧検出器14は、二次電池11の両端電圧を検出できるように、二次電池11の両端に接続される。電圧検出器14は、検出した二次電池11の両端電圧値を制御部15に与える。
制御部15は、電流検出器13および電圧検出器14から充電電流値および二次電池11の両端電圧値をそれぞれ受け、この充電電流値および二次電池11の両端電圧値にもとづき充電器12の出力する充電電流値を制御する。また、制御部15は、二次電池11が満充電状態になったか否かを判定する機能を有する。
図2は本発明に係る二次電池11の充電方法の第1実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフである。
図2において、横軸は時間、左側縦軸は充電電流、右側縦軸は二次電池11の両端電圧をそれぞれ示す。
まず第1のステップにおいて、二次電池11の許容する最大電流値I0で充電を開始する。
次に、第2のステップにおいて、二次電池11の両端電圧が充電終止電圧に達した時点において充電電流をゼロとする。
次に、第3のステップにおいて、充電電流をゼロとし充電を休止した時点から所定の休止時間T0経過後に充電を再開する。この再開時の充電電流値は、休止前の充電電流値よりも小さい値に設定する。
なお、この設定は、再開時の充電電流値は、休止前の充電電流値よりも小さい値になるように行えばよく、休止前の充電電流値に定数(たとえば0.6など)を乗じることによって行ってもよいし、定数(たとえば5アンペア)を減じることによって行ってもよいし、これらを組み合わせることによって行ってもよい。また、休止時間T0は、充電電流により引き起こされた二次電池11内部の化学変化が平衡状態に戻るに足る時間とする。
続いて第2、第3のステップを繰り返し、制御部15により二次電池11の満充電が検知された時点で充電を終了する。
第1実施形態に示した二次電池11の充電方法では、二次電池11の両端電圧が充電終止電圧に達した後、充電電流により引き起こされた二次電池11内部の化学変化が平衡状態に戻るに足る休止時間T0をおいてから充電を再開する。このため、二次電池11内部の化学変化により増加した二次電池11の内部抵抗が通常の値に戻ることができる。したがって、二次電池の内部抵抗による電圧降下分を除去することができ、二次電池11を急速に容易に満充電することができる。
また、休止時間を設けることにより、二次電池11内部の化学状態を平衡状態に戻すことは、二次電池11の劣化を抑制することにつながる。したがって、サイクル寿命を損なうことなく充電することができる。
また、本実施形態に係る二次電池11の充電方法では、充電開始時の充電電流を二次電池11の許容する最大電流値I0とし、段階的に電流を低減する。このため、一定の小さな電流で充電することで二次電池11の内部抵抗による電圧降下の影響を減らす方法に比べ、充電時間を短縮することができる。
また、本実施形態に係る二次電池11の充電方法では、充電終了直前の充電電流が充電開始電流よりも低くなる。このため、充電電流値を充電開始電流値のまま一定で充電する方法に比べ、二次電池11の内部抵抗による電圧降下の影響を低減することができ、容易に二次電池11の容量いっぱいにエネルギーを蓄積(満充電)することができる。
なお、充電開始電流値はI0以下の任意の値であってもよいが、I0に近い値であるほど充電時間は短くなる。
図3は本発明に係る二次電池11の充電方法の第2実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフである。
本実施形態に係る二次電池11の充電方法は、第1実施形態に示した二次電池11の充電方法において充電電流値の下限を1Cとする方法である。ここで、1Cとは、1時間で二次電池11を完全に放電させる電流値をいう。
繰り返し回数が増えて際限なく充電電流値を低減してしまうと、充電電流値が小さくなりすぎ、一定電流量で充電した場合に比べ、かえって充電時間が長くなってしまうおそれがある。この第2実施形態に係る二次電池11の充電方法では、充電電流値の下限を1Cとするため、二次電池11の内部抵抗による電圧降下の影響を低減できるとともに、充電時間の短縮を確実に図ることができる。
図4は本発明に係る二次電池11の充電方法の第3実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフである。
本実施形態に係る二次電池11の充電方法は、第1実施形態に示した二次電池11の充電方法と比べて休止時間の長さが異なる。二次電池11内部の化学変化は充電電流が小さいと小さくなる。このため、二次電池11内部の化学状態平衡状態に戻るまでにかかる時間は充電電流が小さいと短くなる。したがって、休止時間を適切に短縮することにより、充電時間を短縮することができる。
まず第1のステップにおいて、二次電池11の許容する最大電流値I0で充電を開始する。
次に、第2のステップにおいて、二次電池11の両端電圧が充電終止電圧に達した時点において充電電流をゼロとする。
次に、第3のステップにおいて、充電電流をゼロとし充電を休止した時点から所定の休止時間T1経過後に充電を再開する。この再開時の充電電流値は、休止前の充電電流値よりも小さい値に設定する。
続いて第2、第3のステップを繰り返す。このとき、n回目の休止時間Tnはn−1回目の休止時間Tn−1よりも短くすることに注意する。つまり、T1>T2>T3・・・とする。
そして、制御部15により二次電池11の満充電が検知された時点で充電を終了する。
この第3実施形態に係る二次電池11の充電方法では、充電電流値が大きいときは休止時間を長く、充電電流値が小さいときは休止時間を短くする。このため、たとえばT1と図2に示したT0とが等しい場合などは、第1実施形態に係る充電方法に比べ、充電終了までの総休止時間短くなる。したがって、充電時間を短縮することができる。
図5は本発明に係る二次電池11の充電方法の第4実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフである。
本実施形態に係る二次電池11の充電方法は、第1実施形態に示した二次電池11の充電方法と比べて休止時間の長さが異なる。
まず第1のステップにおいて、二次電池11の許容する最大電流値I0で充電を開始する。
次に、第2のステップにおいて、二次電池11の両端電圧が充電終止電圧に達した時点において充電電流をゼロとする。
次に、第3のステップにおいて、充電電流をゼロとし二次電池11の両端電圧の時間変化率ΔVb/Δtの絶対値(時間変化量)が所定の値kを回った場合に充電を再開する。この再開時の充電電流値は、休止前の充電電流値よりも小さい値に設定する。
続いて第2、第3のステップを繰り返し、制御部15により二次電池11の満充電が検知された時点で充電を終了する。
この第4実施形態に係る二次電池11の充電方法では、二次電池11の両端電圧の時間変化率ΔVb/Δtの絶対値(時間変化量)が所定の値kを回った場合に充電を再開する。二次電池11の両端電圧の時間変化率ΔVb/Δtは、二次電池11の化学状態を示す指標として用いることができる。本実施形態では、この時間変化率ΔVb/Δtの絶対値(時間変化量)が所定の値kを回ったときに二次電池11が平衡状態に達したとみなす。このため、休止時間は、充電電流値が大きいときは長く、小さいときは短くなる。したがって、本実施形態に係る充電方法によれば、第1実施形態に比べ総休止時間を短縮することができ、かつ休止時間をいたずらに短縮しすぎることなく、充電時間を容易に的確に短縮することができる。
図6は本発明に係る二次電池11の充電方法の第5実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフである。
本実施形態に係る二次電池11の充電方法は、第1実施形態に示した二次電池11の充電方法と比べて二次電池11の充電中の到達電圧が異なる。
まず第1のステップにおいて、二次電池11の許容する最大電流値I0で充電を開始する。
次に、第2のステップにおいて、二次電池11の両端電圧が充電終止電圧と所要の電圧の和に達した時点において充電電流をゼロとする。
ここで、所要の電圧とは、二次電池11の内部抵抗により降下する電圧をいう。
あらかじめ、制御部15に、充電電流値に対して二次電池11の内部抵抗により降下する電圧を関連付けたデータを記憶させておく。制御部15は、このデータにもとづき、充電電流値から二次電池11の内部抵抗による電圧降下量を算出する。
また、直前の充電サイクルの終了時の二次電池11の両端電圧と充電終止電圧の差を、この充電サイクルの充電電流値における内部抵抗による電圧降下量とし、この電圧降下量から次のサイクルの充電電流値における電圧降下量を推測するように制御部15を構成してもよい。
次に、第3のステップにおいて、充電電流をゼロとし充電を休止した時点から所定の休止時間T0経過後に充電を再開する。この再開時の充電電流値は、休止前の充電電流値よりも小さい値に設定する。
続いて第2、第3のステップを繰り返し、制御部15により二次電池11の満充電が検知された時点で充電を終了する。
この第5実施形態に係る二次電池11の充電方法では、充電終止電圧と充電電流値に対応する二次電池11の内部抵抗による降下電圧を加えた電圧値に到達するまで充電を行うことを繰り返す。このため、各充電サイクルにおいて、通電時間を延長することができる。したがって、充電時間を短縮することができる。
図7は、本発明に係る二次電池の充電方法の第6実施形態を実施するために用いられる充電制御装置の構成例を示すブロック図である。
この実施形態に示された充電制御装置10Aは、複数の二次電池11を互いに接続した二次電池の組電池21を用い、それぞれの二次電池11に対して電圧検出手段14を接続したものであり、他の構成および作用は第1実施形態に示された充電制御装置10と異ならないので、同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
二次電池の組電池21は、n個の二次電池11〜11を互いに接続することにより構成される。この各二次電池11〜11の両端電圧を個別に測定可能にするため、各二次電池11〜11の両端に電圧検出手段14〜14をそれぞれ接続する。
充電制御装置10Aは、n個の二次電池11〜11を互いに接続した組電池21、充電器12、電流検出器13、n器の電圧検出器14〜14および制御部15を有するものである。
制御部15は、電流検出器13から充電電流値を、電圧検出器14〜14から二次電池11〜11の両端電圧値をそれぞれ受け、この充電電流値および二次電池11〜11の両端電圧値にもとづき充電器12の出力する充電電流値を制御する。また、制御部15は、二次電池11〜11が満充電状態になったか否かを各二次電池について判定する機能を有する。
次に、本実施形態に係る二次電池の組電池21の充電方法について説明する。
図8は、二次電池11〜11で構成される二次電池の組電池21を充電する際の手順を示すフローチャートである。図8において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
まず、ステップS1において、充電器12は、制御部15に制御されて、二次電池11〜11の許容する最大電流値I0〜I0の最小値I0minを回路に供給し、二次電池の組電池21の充電を開始する。
次に、ステップS2において、制御部15は、電圧検出器14〜14から受けた二次電池11〜11の両端電圧値を監視し、充電終止電圧に達した二次電池があるかどうか判定する。充電終止電圧に達した二次電池が一つもない場合は、ステップS3に進む。一方、一つでもある場合はステップS6に進む。
次に、ステップS3において、制御部15は、二次電池11〜11の充電履歴にもとづき、満充電に達した二次電池があるかどうかを判定する。満充電に達した二次電池が一つでもある場合は、二次電池の組電池21の充電終了と判定し、充電器12を制御して電流の出力をゼロとし、この手順は終了となる。一方、満充電に達した二次電池が一つもない場合は、ステップS2に戻る。
他方、充電終止電圧に達した二次電池が一つでもある場合は、ステップS4において、充電器12は、制御部15に制御されて出力電流をゼロとし、充電を中断する。
次に、ステップS5において、制御部15は、あらかじめ設定した所定の時間T0の充電器12を出力ゼロのまま待機させる。
次に、ステップS6において、充電器12は、制御部15に制御されて、直近の中断前の充電電流値(たとえばI0min)よりも小さい電流値を出力し、二次電池の組電池21の充電を再開して、ステップS2に戻る。
以上の手順により、二次電池の組電池21を充電することができる。
この第6実施形態に係る二次電池の充電方法では、二次電池の組電池を充電する際に、この組電池を構成する二次電池11〜11の一つでも充電終止電圧に達した場合に充電を中断する。このため、過充電となってしまう二次電池を一つも出すことなく、組電池の充電を完了することができる。したがって、複数または全ての二次電池が充電終止電圧になるまで充電を行う方法に比べて、各二次電池の長寿命化を図ることができるとともに組電池としての長寿命化を図ることができる。
また、本実施形態に係る二次電池の充電方法では、充電開始電圧を二次電池11〜11の許容する最大電流値I0〜I0の最小値I0minに設定している。このため、各二次電池に許容電流の相違がある場合でも特定の二次電池に過度な負担をかけることなく、充電時間の短縮を図ることができる。
なお、本発明において、充電開始電流値はI0(またはI0min)以下の任意の値であってもよい。また、充電電流は、二次電池11を充電することができればよく、図2〜図6に示した矩形波のほか、半波の正弦波でも、これらの波形が多少ゆがんだものでもよい。
なお、第1実施形態ないし第6実施形態は、任意に組み合わせて用いてもよいし、順にまたは並行して実施してもかまわない。
たとえば第5実施形態と第6実施形態を組み合わせた場合、図8のステップS2において、充電終止電圧に充電電流に応じた内部抵抗による電圧降下量を加えた電圧を新たな受電終止電圧とし、この新たな充電終止電圧に組電池21を構成する二次電池11〜11の一つでも達した場合に充電を中断するようにすることにより、第5実施形態の効果(通電時間延長による充電時間短縮)と第6実施形態の効果(過充電二次電池発生の抑止)をあわせて奏することができる。
本発明に係る二次電池の充電方法を実施するための充電制御装置の一実施形態を示すブロック図。 本発明に係る二次電池の充電方法の第1実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフ。 本発明に係る二次電池の充電方法の第2実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフ。 本発明に係る二次電池の充電方法の第3実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフ。 本発明に係る二次電池の充電方法の第4実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフ。 本発明に係る二次電池の充電方法の第5実施形態における時間、充電電流および両端電圧の関係を示す模式的なグラフ。 本発明に係る二次電池の充電方法の第6実施形態を実施するために用いられる充電制御装置の構成例を示すブロック図。 複数の二次電池で構成される二次電池の組電池を充電する際の手順を示すフローチャート。
符号の説明
10 充電制御装置
11、11、11、11 二次電池
12 充電器
13 電流検出器
14、14、14、14 電圧検出器
15 制御部
21 二次電池の組電池

Claims (8)

  1. 二次電池が許容できる最大電流を充電電流として充電を開始するステップと、
    前記二次電池の両端電圧が充電終止電圧に達した場合充電を中断するステップと、
    所定の休止時間経過後に、前記充電電流よりも小さい充電電流で充電を再開するステップと、
    を有し、
    前記中断するステップと前記再開するステップとを繰り返すとともに、この繰り返しごとに前記所定の休止時間を前記充電電流の低減に応じて短くする二次電池の充電方法。
  2. 記繰り返しを前記二次電池が満充電になるまで行う請求項1記載の二次電池の充電方法。
  3. 前記充電電流の最小値は定格電流1Cである請求項1または2に記載の二次電池の充電方法。
  4. 二次電池が許容できる最大電流を充電電流として充電を開始するステップと、
    前記二次電池の両端電圧が充電終止電圧に達した場合充電を中断するステップと、
    前記両端電圧の時間変化量が所定の値を回った場合に前記充電電流よりも小さい充電電流で充電を再開するステップとを有し、
    記中断するステップと前記再開するステップとを繰り返すことを特徴とする二次電池の充電方法。
  5. 前記充電終止電圧は、前記充電電流の値に応じた電圧をさらに加えたものである請求項1ないしのいずれか1項に記載の二次電池の充電方法。
  6. 前記二次電池は複数の前記二次電池を接続して構成された組電池であり、
    前記中断するステップは、前記複数の二次電池のうち一つ以上の両端電圧が充電終止電圧に達した場合充電を中断するステップである請求項1ないしのいずれか1項に記載の二次電池の充電方法。
  7. 前記二次電池は複数の前記二次電池を接続して構成された組電池であり、
    前記複数の二次電池のうち一つ以上が満充電に達した場合充電を終了するステップをさらに有する請求項記載の二次電池の充電方法。
  8. 記二次電池が許容できる最大電流値は、定格電流1C以上の大きさである請求項1ないしのいずれか1項に記載の二次電池の充電方法。
JP2006137665A 2006-05-17 2006-05-17 二次電池の充電方法 Expired - Fee Related JP5075353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137665A JP5075353B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 二次電池の充電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137665A JP5075353B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 二次電池の充電方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007311107A JP2007311107A (ja) 2007-11-29
JP5075353B2 true JP5075353B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=38843794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006137665A Expired - Fee Related JP5075353B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 二次電池の充電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5075353B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5412771B2 (ja) * 2008-06-24 2014-02-12 株式会社リコー 評価装置、評価方法および評価プログラム
US20100026240A1 (en) * 2008-07-30 2010-02-04 3M Innovative Properties Company Lithium ion battery pack charging system and device including the same
KR20100046562A (ko) * 2008-10-27 2010-05-07 삼성전자주식회사 휴대 단말기의 충전 제어 방법 및 충전 제어 장치
CN102138248B (zh) 2009-09-18 2013-07-31 松下电器产业株式会社 非水电解质二次电池的充电方法以及充电装置
JP5498311B2 (ja) * 2010-08-04 2014-05-21 株式会社東芝 二次電池装置および容量推定に用いるデータ作成方法
JP2012222837A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 二次電池充電制御システム
KR101494156B1 (ko) 2012-06-07 2015-02-23 주식회사 엘지화학 이차전지의 충전방법
JP6081320B2 (ja) 2012-09-05 2017-02-15 株式会社東芝 電源装置、及び組電池の制御方法及び制御プログラム
JP5949510B2 (ja) * 2012-12-10 2016-07-06 アイコム株式会社 充電制御装置および充電制御方法
JP5913171B2 (ja) * 2013-03-19 2016-04-27 東芝三菱電機産業システム株式会社 コンデンサバンクの充電方法およびそれを用いた充電装置と、コンデンサバンクの放電方法およびそれを用いた放電装置
JP6090023B2 (ja) * 2013-07-19 2017-03-08 株式会社豊田自動織機 二次電池の充電システムおよび充電方法
JP5920639B2 (ja) 2014-02-25 2016-05-18 トヨタ自動車株式会社 非水電解質二次電池の製造方法
GB2552777B (en) 2016-07-21 2022-06-08 Petalite Ltd A battery charging system and method
KR102695516B1 (ko) * 2016-11-18 2024-08-14 삼성전자주식회사 배터리 충전 방법, 배터리 충전 정보 생성 방법 및 배터리 충전 장치
KR20180086591A (ko) 2017-01-23 2018-08-01 삼성에스디아이 주식회사 배터리 충전 방법 및 충전 시스템
JP7459531B2 (ja) * 2020-01-31 2024-04-02 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池の充電方法、制御装置、及びコンピュータプログラム
CN112186833A (zh) * 2020-09-09 2021-01-05 镇江博联电子科技有限公司 一种可变幅度与频率的锂离子脉冲充电方法
WO2023272661A1 (zh) * 2021-06-30 2023-01-05 宁德新能源科技有限公司 电化学装置、充电装置、充电方法、系统及电子装置
CN118610618A (zh) 2023-03-06 2024-09-06 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于对包括锂硅氧化物(lso)的电池单元充电的直流快速充电方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3213401B2 (ja) * 1992-09-29 2001-10-02 三洋電機株式会社 非水系二次電池の充電方法
US5617007A (en) * 1994-08-17 1997-04-01 International Business Machines Corporation Battery charging method and apparatus using current control
JP3005460B2 (ja) * 1995-04-18 2000-01-31 三洋電機株式会社 二次電池の充電方法
JP3369858B2 (ja) * 1996-09-02 2003-01-20 三洋電機株式会社 二次電池の充電方法
JP3884802B2 (ja) * 1996-11-07 2007-02-21 日産自動車株式会社 リチウムイオン電池の充電方法
JP3506916B2 (ja) * 1998-07-03 2004-03-15 株式会社マキタ 充電装置
JP2001186684A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Fuji Electric Co Ltd リチウムイオン電池充電装置
JP2002199605A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Matsushita Electric Works Ltd 充電方法および充電装置
JP4090713B2 (ja) * 2001-08-23 2008-05-28 日本電信電話株式会社 ニッケル水素電池の容量推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007311107A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075353B2 (ja) 二次電池の充電方法
JP4952971B2 (ja) 電池寿命判別装置
JP5506498B2 (ja) 二次電池の充電装置および充電方法
WO2016113791A1 (ja) 電池装置、充電制御装置および充電制御方法
JP2017123327A (ja) バッテリ制御装置及びバッテリ制御システム
EP1571747A1 (en) Battery charging method and apparatus using extrapolation of voltage curve
JP2017118813A (ja) バッテリ制御方法、バッテリ制御装置、及びバッテリパック
JP2007288982A (ja) 充電回路およびその充電方法
US20160204624A1 (en) Rapid battery charging
JP2008527963A (ja) リチウムイオンまたはリチウムポリマーのバッテリをバランス充電するための方法
JP2007513594A (ja) リチウムイオンまたはリチウムポリマーのバッテリをバランス充電するための方法
JP6575308B2 (ja) 内部抵抗算出装置、コンピュータプログラム及び内部抵抗算出方法
JP2005151683A (ja) 電池パックの充電装置
JP2010252474A (ja) 二次電池の充電方法
WO2015072510A1 (ja) 蓄電池、蓄電池の制御方法及びプログラム
JP2007234252A (ja) 充電装置
JP6041040B2 (ja) 蓄電池、蓄電池の制御方法、制御装置及び制御方法
JP2015104139A (ja) 二次電池の充電方法およびそれを用いた充電装置
CN109075401A (zh) 电池组和对电池组充电的方法
JP2003087990A (ja) 二次電池の充電回路
WO2015178075A1 (ja) 電池制御装置
JP2012217311A (ja) 充電電流の制御方法
JP2015208218A (ja) 二次電池システム
JP5949510B2 (ja) 充電制御装置および充電制御方法
CN109428366B (zh) 电源系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111109

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20111213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees