JP5913171B2 - コンデンサバンクの充電方法およびそれを用いた充電装置と、コンデンサバンクの放電方法およびそれを用いた放電装置 - Google Patents

コンデンサバンクの充電方法およびそれを用いた充電装置と、コンデンサバンクの放電方法およびそれを用いた放電装置 Download PDF

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Description

この発明はコンデンサバンクの充電方法およびそれを用いた充電装置と、コンデンサバンクの放電方法およびそれを用いた放電装置に関し、特に、複数のコンデンサおよび複数の抵抗素子を含むコンデンサバンクを充電する方法および装置と、そのようなコンデンサバンクを放電させる方法および装置に関する。
コンデンサバンクは、直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ複数のコンデンサに並列接続されたバランス抵抗素子とを備えており、直流電力を蓄えるために使用される。このようなコンデンサバンクを充電または放電する場合、コンデンサに過電圧や逆電圧が印加されてコンデンサが破損したり寿命が短くなるのを防止する必要がある。たとえば、特許文献1〜3には、各コンデンサに電圧検出回路、過電圧防止回路、あるいは逆電圧防止回路を設けて、過電圧や逆電圧を防止する方法が開示されている(たとえば特許文献1〜3参照)。
特開2006−320170号公報 特開2010−68571号公報 特開平6−276675号公報
しかし、従来の方法では、各コンデンサに電圧検出回路、過電圧防止回路、あるいは逆電圧防止回路を設ける必要があり、コスト高になるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、低コストでコンデンサバンクを充電することが可能なコンデンサバンクの充電方法およびそれを用いた充電装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、低コストでコンデンサバンクを放電させることが可能なコンデンサバンクの放電方法およびそれを用いた放電装置を提供することである。
この発明に係るコンデンサバンクの充電方法は、直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを充電する方法であって、コンデンサバンクの定格電圧よりも低い予備充電電圧までコンデンサバンクを充電する第1のステップと、コンデンサバンクの端子間電圧を予備充電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップと、コンデンサバンクを定格電圧まで充電する第3のステップとを含む。複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、各コンデンサの耐電圧をV とし、コンデンサの数をNとし、各抵抗素子の抵抗値をRとし、予備充電電圧をV PC とし、予め定められた時間をT とすると、V PC =α・V ・Nであり、T =C AV ・Rである。
また、この発明に係るコンデンサバンクの充電装置は、上記コンデンサバンクの充電方法を実行する制御装置と、交流電源からの交流電力を直流電力に変換してコンデンサバンクに供給するコンバータと、コンデンサバンクの端子間電圧を検出する電圧検出器と、コンバータとコンデンサバンクの間に流れる電流を検出する電流検出器とを備える。制御装置は、電圧検出器および電流検出器の検出結果に基づき、コンバータを制御してコンデンサバンクを充電する。
また、この発明に係るコンデンサバンクの放電方法は、直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、定格電圧に充電されたコンデンサバンクを定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、コンデンサバンクを放置し、複数のコンデンサの電荷を複数の抵抗素子を介して放電させる第2のステップとを含む。複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、コンデンサバンクの定格電圧をV とし、予備放電電圧をV PD とすると、V PD =(1−α)・V である。
また、この発明に係るコンデンサバンクの他の放電方法は、直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、定格電圧に充電されたコンデンサバンクを定格電圧と接地電圧の間の第1の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、コンデンサバンクの端子間電圧を第1の予備放電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップと、コンデンサバンクを第1の予備放電電圧と接地電圧の間の第2の予備放電電圧まで放電させる第3のステップと、第2の予備放電電圧に放電されたコンデンサバンクを放置し、複数のコンデンサの電荷を複数の抵抗素子を介して放電させる第4のステップとを含む。複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、コンデンサバンクの定格電圧をV とし、第1の予備放電電圧をV PD1 とし、第2の予備放電電圧をV PD2 とし、予め定められた時間をT とすると、V PD1 =(1−α)・V であり、V PD2 =(1−α) ・V であり、T =C AV ・Rである。
また、この発明に係るさらに他のコンデンサバンクの放電方法は、直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、定格電圧に充電されたコンデンサバンクを定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、コンデンサバンクの端子間電圧を予備放電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップとを含み、予備放電電圧を順次低下させながら第1および第2のステップを複数回繰り返す。このコンデンサバンクの放電方法は、さらに、第1のステップにおける予備放電電圧が予め定められた電圧よりも低下した場合に、第1のステップの終了後にコンデンサバンクを放置し、複数のコンデンサの電荷を複数の抵抗素子を介して放電させる第3のステップを含む。複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、第n回目(ただし、nは自然数である)の第1のステップにおける予備放電電圧をV PDn とし、予め定められた時間をT とすると、V PDn =(1−α) ・V であり、T =C AV ・Rである。
また、この発明に係るさらに他のコンデンサバンクの放電方法は、直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、定格電圧に充電されたコンデンサバンクを定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、コンデンサバンクの端子間電圧を予備放電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップとを含み、予備放電電圧を順次低下させながら第1および第2のステップを複数回繰り返す。このコンデンサバンクの放電方法は、さらに、第1のステップにおける予備放電電圧が予め定められた電圧よりも低下した場合に、第1のステップの終了後にコンデンサバンクを放置し、複数のコンデンサの電荷を複数の抵抗素子を介して放電させる第3のステップを含む。複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、第n回目(ただし、nは自然数である)の第1のステップにおける予備放電電圧をV PDn とし、放電開始時における複数のコンデンサの端子間電圧の最大値と最小値の差をΔVとし、予め定められた時間をT とすると、V PDn =(1−α) ・V +(1−α) (n−1) ・ΔV・Nであり、T =C AV ・Rである。
また、この発明に係るコンデンサバンクの放電装置は、上記コンデンサバンクの放電方法を実行する制御装置と、コンデンサバンクの直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するコンバータと、コンデンサバンクの端子間電圧を検出する電圧検出器と、コンデンサバンクとコンバータの間に流れる電流を検出する電流検出器とを備える。制御装置は、電圧検出器および電流検出器の検出結果に基づき、コンバータを制御してコンデンサバンクを放電させる。
この発明に係るコンデンサバンクの充電方法および充電装置では、コンデンサバンクの定格電圧よりも低い予備充電電圧までコンデンサバンクを充電し、コンデンサバンクの端子間電圧を予備充電電圧に予め定められた時間維持した後に、コンデンサバンクを定格電圧まで充電する。したがって、各コンデンサに電圧検出回路などを設けることなく、コンデンサに過電圧が印加されるのを防止することができ、低コストでコンデンサバンクを充電することができる。
また、この発明に係るコンデンサバンクの放電方法および放電装置では、定格電圧に充電されたコンデンサバンクを定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させた後に、コンデンサバンクを放置し、複数のコンデンサの電荷を複数の抵抗素子を介して放電させる。したがって、各コンデンサに電圧検出回路などを設けることなく、コンデンサに逆電圧が印加されるのを防止することができ、低コストでコンデンサバンクを放電させることができる。
この発明の実施の形態1によるコンデンサバンクの充放電装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したコンデンサバンクの構成を示す回路図である。 実施の形態1の充電方法を説明するための回路図である。 実施の形態1の比較例となる充電方法を示すタイムチャートである。 実施の形態1の充電方法を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2によるコンデンサバンクの充電方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるコンデンサバンクの放電方法を説明するための回路図である。 実施の形態3の比較例となる放電方法を示すタイムチャートである。 実施の形態3の放電方法を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態4によるコンデンサバンクの放電方法を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態5によるコンデンサバンクの放電方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6によるコンデンサバンクの放電方法を説明するための回路図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1によるコンデンサバンクの充放電装置1は、図1に示すように、切換回路2、コンバータ3、電圧検出器4、電流検出器5、制御装置6、および操作部7を備える。切換回路2は、制御装置6によって制御され、充電モード時は交流電源8とコンバータ3を接続し、放電モード時はコンバータ3と負荷9を接続する。
コンバータ3は、制御装置6によって制御され、充電モード時は、交流電源8から切換回路2を介して供給される交流電力を直流電力に変換してコンデンサバンク10に供給し、放電モード時は、コンデンサバンク10の直流電力を交流電力に変換し、切換回路2を介して負荷9に供給する。
電圧検出器4は、コンデンサバンク10の端子間電圧を検出し、その検出値を示す信号を制御装置6に与える。電流検出器5は、コンバータ3とコンデンサバンク10の間に流れる電流を検出し、その検出値を示す信号を制御装置6に与える。操作部7は、複数のボタン、スイッチなどを含む。ユーザーは、操作部7を操作して、後述する種々のパラメータを示す信号などを制御装置6に与える。制御装置6は、電圧検出器4の出力信号、電流検出器5の出力信号、操作部7からの種々のパラメータを示す信号などに基づいて、切換回路2およびコンバータ3を制御する。
図2は、コンデンサバンク10の構成を示す回路図である。図2において、コンデンサバンク10は、M×N個(ただし、M,Nの各々は正の整数である)のコンデンサC11〜CMN、M×N個のバランス抵抗素子R11〜RMN、正電圧端子10a、および負電圧端子10bを含む。
コンデンサC11〜CMNはN個ずつM個のグループに分割されており、M個のグループのコンデンサC11〜C1N,…,CM1〜CMNのそれぞれは正電圧端子10aと負電圧端子10bの間に直列接続されている。バランス抵抗素子R11〜RMNは、それぞれコンデンサC11〜CMNに並列接続されており、コンデンサC11〜CMNの端子間電圧のばらつきを抑制するために設けられている。
このようなコンデンサバンク10を充電する場合、容量値が最小のコンデンサCに最大の電圧が印加されるので、直列接続されたN個のコンデンサの容量値の最小値CMINと平均値CAVの比α=CMIN/CAVが重要である。
基本的には、全コンデンサC11〜CMNの各々の容量値を測定し、測定した全コンデンサC11〜CMNの容量値のうちの最小値をCMINとし、平均値をCAVとする。
なお、全コンデンサC11〜CMNの各々の容量値を測定し、M個のグループの各々についてα=CMIN/CAVを求め、求めたM個のαのうちの最小値をαとしてもよい。
また、コンデンサCの仕様書に記載されている定格容量値をCAVとし、最小容量値をCMINとしてもよい。たとえば、定格容量値が100Fであり、そのばらつきが±5%である場合、CAV=100F、CMIN=95Fとする。
また、コンデンサCの仕様書に記載されている最大容量値をCAVとし、最小容量値をCMINとしてもよい。たとえば、コンデンサCの仕様書に記載されている定格容量値が±100Fである場合、CAV=105F、CMIN=95Fとする。
また、コンデンサCの劣化のばらつきが想定される場合、劣化のばらつきを考慮するとよい。コンデンサCの容量値の初期値がCであり、15年経過後の平均値がA×Cであり、15年経過後の最小値がB×Cである場合、上記のCMINにB/Aを乗算する。たとえば、C=100F,A=0.8,B=0.6である場合、上記のCMINに0.6/0.8を乗算した値をCMINとする。これ以降は、上記の5つの例のうちのいずれかの例のCMIN,CAVを使用するものとする。
次に、この充放電装置1の使用方法および動作について説明する。本実施の形態1では、充放電装置1によってコンデンサバンク10を充電する。ユーザは、操作部7を操作して充放電装置1を充電モードに設定する。充電モードに設定されると、切換回路2は交流電源8をコンバータ3に接続する。
また、ユーザは、操作部7を操作して、コンデンサCの容量値の最小値CMIN(F)および平均値CAV(F)、それらの比α=CMIN/CAV、コンデンサCの耐電圧V(V)、直列接続されたコンデンサの数N、コンデンサグループの数M、バランス抵抗素子の抵抗値R(Ω)、コンデンサバンク10の定格電圧V(V)を入力する。
制御装置6は、操作部7からの信号に基づいて、予備充電電圧VPC=α・V・Nと待機時間T=CAV・Rを求める。また、制御装置6は、電圧検出器4および電流検出器5の出力信号に基づき、コンバータ3を制御してコンデンサバンク10を充電する。すなわち制御装置6は、まずコンバータ3からコンデンサバンク10に一定の電流IC1を供給させてコンデンサバンク10を予備充電電圧VPCまで充電する。
次に、制御装置6は、コンデンサバンク10の端子間電圧を予備充電電圧VPCに待機時間Tだけ維持する。待機時間Tの間に、バランス抵抗素子R11〜RMNに電流が流れ、コンデンサC11〜CMNの端子間電圧が平均化される。次いで制御装置6は、コンバータ3からコンデンサバンク10に一定の電流IC1を供給させてコンデンサバンク10を定格電圧Vまで充電する。
次に、本実施の形態1の充電方法の具体例について説明する。この具体例では、M=1、N=100、CMIN=4F、CAV=6F、α=2/3、V=6V、R=100Ω、V=500Vとする。第1のステップでは、定電流IC1を流してコンデンサバンク10をVPC=(2/3)×6×100=400Vまで充電する。このとき、CMIN=4Fのコンデンサは6Vに充電される。
第2のステップでは、コンデンサバンク10を400Vに維持しながら、T=6×100=600秒間待機する。これにより、CMIN=4Fのコンデンサの端子間電圧は、6Vから(400/100)+(6−4)×exp[−600/(4×100)]=4.45Vまで低下する。
第3のステップでは、定電流IC1を流してコンデンサバンク10を500Vまで充電する。このときCMIN=4Fのコンデンサの端子間電圧は、4.45+(500−400)×6/(6+4×99)=5.94Vになり、V=6V以下となる。
なお、定電流IC1を流してコンデンサバンク10を500Vまで一気に充電すると、CMIN=4Fのコンデンサの端子間電圧は、500×6/(6+4×99)=7.46Vになり、V=6Vを超えてしまう。
次に、本実施の形態1の効果について説明する。説明の簡単化のため図3に示すように、コンデンサバンク10は、2つのコンデンサC11,C12と、2つのバランス抵抗素子R11,R12とを含むものとする。また、コンデンサC11,C12の容量値の平均値をCAVとし、コンデンサC11の容量値は1.1×CAVであり、コンデンサC12の容量値は0.9×CAVであるものとする。コンバータ3は、コンデンサバンク10に電流ICを供給する。
このようなコンデンサバンク10では、充電時においては、コンデンサC11,C12に対する充電電流はバランス抵抗素子R11,R12に流れる放電電流よりもはるかに大きい。このため、充電時におけるコンデンサC11,C12の端子間電圧のバランスはコンデンサC11,C12の容量値の比で決まる。
図4(a)(b)は、実施の形態1の比較例となる充電方法を示すタイムチャートである。図4(a)(b)において、この比較例では、コンデンサバンク10に定電流IC1を流してコンデンサバンク10を定格電圧Vまで一度に充電する。充電が完了すると、コンデンサC11の端子間電圧は0.45Vとなり、コンデンサC12の端子間電圧は0.55Vとなる。その後、コンデンサC11,C12の端子間電圧は、バランス抵抗素子R11,R12によって徐々に均等化され、互いに等しい電圧V/2となる。
従来は、コンデンサC11,C12の各々に電圧検出器を接続し、コンデンサC11の端子間電圧0.45VとコンデンサC12の端子間電圧0.55VがコンデンサCの耐電圧Vを超えないようにコンバータ3の出力電流を調整していた。このため多数の電圧検出器が必要となり、装置構成が複雑になり、装置が高価格になるという問題があった。 図5(a)(b)は、本実施の形態1の充電方法を示すタイムチャートである。図5(a)(b)において、本実施の形態1では、期間T1(時刻t0〜t1)では、コンデンサバンク10に定電流IC1を供給してコンデンサバンク10を予備充電電圧VPC=α・V・N=0.9×V×2=1.8Vに充電する。このときコンデンサC11の端子間電圧は0.81Vとなり、コンデンサC12の端子間電圧は0.99Vとなる。したがって、コンデンサC11,C12の端子間電圧はともに耐電圧Vよりも小さくなり、コンデンサC11,C12が破損することはない。
次に、期間T2(時刻t1〜t2)では、待機時間T=CAV・Rだけコンデンサバンク10を予備充電電圧VPCに維持する。これにより、バランス抵抗素子R11,R12に電流が流れ、コンデンサC11,C12の端子間電圧は平均化されて0.9Vとなる。次いで期間T3(時刻t2〜t3)では、コンデンサバンク10を定格電圧Vにまで充電する。なお、V≦2Vである。この後、コンデンサバンク10を定格電圧Vに維持すると、バランス抵抗素子R11,R12に電流が流れ、コンデンサC11,C12の端子間電圧はともにV/2となる。
したがって、この実施の形態1では、コンデンサC毎に電圧検出器や過電圧防止回路を設けることなくコンデンサバンク10を充電することができ、装置の構成の簡単化、装置の低価格化を図ることができる。
なお、この実施の形態1では、第1のステップと第3のステップにおいて同じ値の電流IC1でコンデンサバンク10を充電したが、これに限るものではなく、第1のステップでは電流IC1でコンデンサバンク10を充電し、第3のステップでは電流IC1よりも小さな電流IC2でコンデンサバンク10を充電してもよい。
たとえば、第1のステップでは、コンデンサバンク10に定電流IC1を供給してコンデンサバンク10を予備充電電圧VPC=α・V・N=(2/3)×6×100=400Vまで充電する。このときの電流IC1は、コンバータ3の駆動能力によって決まる。400Vから500Vまでは、IC2=V/R=6/100=60mAで充電する。この場合は、各コンデンサの端子間電圧が6Vを超えると、バランス抵抗素子で放電されるので、各コンデンサの端子間電圧がV=6Vを超えることはない。
[実施の形態2]
実施の形態1では、第1のステップでコンデンサバンク10を予備充電電圧VPCまで充電し(定電流充電)、第2のステップで所定時間Tだけコンデンサバンク10の端子間電圧を予備充電電圧VPCに維持し(定電圧充電)、第3のステップでコンデンサバンク10を定格電圧Vまで充電した(定電流充電)。
しかし、コンデンサC11〜CMNの特性のばらつきが大きくαが小さい場合は、定格電圧Vと予備充電電圧VPCの差が大きくなり、第2のステップの終了後に第3のステップを行なうのが困難な場合がある。そこで、本実施の形態2では、第1および第2のステップを複数回繰り返した後に第3のステップを行ない、複数回の第1のステップでは予備充電電圧VPCを順次増大させる。
第n回目(ただし、nは自然数である)の第1のステップにおける予備充電電圧をVPCnとし、a=α、a=(1−a)α、a=(1−a−a)α、…、a=(1−a−a−…−a)αとし、a〜aの和をSとすると、VPCn=S・V・Nとなる。
図6は、本発明の実施の形態2によるコンデンサバンク10の充電方法を示すフローチャートである。図6のステップS1おいて、VPC1=S・V・NがVよりも大きいか否かを判別し、大きい場合はステップS20に進み、大きくない場合はステップS2に進む。ステップS2では、コンデンサバンク10に定電流IC1を供給して第1の予備充電電圧VPC1に充電する。ステップS3では、所定時間T=CAV・Rだけコンデンサバンク10の端子間電圧を予備充電電圧VPC1に維持してコンデンサC11〜CMNの端子間電圧を均等化させる。
ステップS4おいて、VPC2=S・V・NがVよりも大きいか否かを判別し、大きい場合はステップS20に進み、大きくない場合はステップS5に進む。ステップS5では、コンデンサバンク10に定電流IC1を供給して第2の予備充電電圧VPC2に充電する。ステップS6では、所定時間T=CAV・Rだけコンデンサバンク10の端子間電圧を予備充電電圧VPC2に維持してコンデンサC11〜CMNの端子間電圧を均等化させる。
ステップS7おいて、VPC3=S・V・NがVよりも大きいか否かを判別し、大きい場合はステップS20に進み、大きくない場合はステップS8に進む。ステップS8では、コンデンサバンク10に定電流IC1を供給して第3の予備充電電圧VPC3に充電する。ステップS9では、所定時間T=CAV・Rだけコンデンサバンク10の端子間電圧を予備充電電圧VPC3に維持してコンデンサC11〜CMNの端子間電圧を均等化させる。
以下同様にして、VPCn=S・V・NがVよりも大きくなるまで、コンデンサバンク10の定電流充電(ステップS2,S5,S8,…)とコンデンサバンク10の定電圧充電(ステップS3,S6,S9,…)とを繰り返す。ステップS1,S4,S7,…においてVPCn=S・V・NがVAよりも大きくなったら、ステップS20においてコンデンサバンク10を定格電圧Vまで定電流充電し、ステップS21においてコンデンサバンク10を定格電圧Vに定電圧充電して、コンデンサバンク10の充電を終了する。
次に、本実施の形態2の充電方法の具体例について説明する。この具体例では、M=1、N=100、CMIN=4F、CAV=6F、α=2/3、V=6V、R=100Ω、V=500Vとする。この場合は、a=2/3、S=2/3、a=(1−2/3)×2/3=2/9、S=2/3+2/9=8/9、a=(1−2/3−2/9)×2/3=2/27、S3=8/9+2/27=26/27となる。
また、VPC1=(2/3)×6×100=400、VPC2=(8/9)×6×100=533となる。VPC2=533>V=500であるので、ステップS4の次にステップS20,S21を行なって充電を終了する。
この具体例において、V=5.4Vとすると、VPC1=(2/3)×5.4×100=360、VPC2=(8/9)×5.4×100=480、VPC3=(21/27)×5.4×100=520となる。VPC3=520>V=500であるので、ステップS7の次にステップS20,S21を行なって充電を終了する。
この実施の形態2では、コンデンサC11〜CMNの特性のばらつきが大きくαが小さい場合でも、コンデンサバンク10を定格電圧Vに充電することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態3では、定格電圧Vに充電されたコンデンサバンク10を充放電装置1によって放電させる。ユーザは、操作部7を操作して充放電装置1を放電モードに設定する。放電モードに設定されると、切換回路2は負荷9をコンバータ3に接続する。
また、ユーザは、操作部7を操作して、コンデンサCの容量値の最小値CMIN(F)および平均値CAV(F)と、コンデンサバンク10の定格電圧V(V)を入力する。制御装置6は、操作部7からの信号に基づいて、予備放電電圧VPD=(1−α)V=(1−CMIN/CAV)Vを求める。
また、制御装置6は、電圧検出器4および電流検出器5の出力信号に基づき、コンバータ3を制御してコンデンサバンク10を放電させる。すなわち制御装置6は、まずコンバータ3を制御してコンデンサバンク10から負荷9に一定の電流ID1を流出させ、コンデンサバンク10を予備放電電圧VPDまで放電させる。次に、制御装置6は、コンデンサバンク10を放置し、コンデンサC11〜CMNの電荷をバランス抵抗素子R11〜RMNを介して放電させ、コンデンサバンク10の端子間電圧を0Vにする。
次に、本実施の形態1の充電方法の具体例について説明する。この具体例では、M=1、N=100、CMIN=4F、CAV=6F、α=2/3、V=6V、R=100Ω、V=500Vとする。第1のステップでは、定電流ID1を流出させてコンデンサバンク10をVPD=(1−2/3)×500=167Vまで放電させる。第2のステップでは、コンデンサバンク10を放置してコンデンサバンク10を0Vまで放電させる。
次に、本実施の形態3の効果について説明する。説明の簡単化のため図7に示すように、コンデンサバンク10は、2つのコンデンサC11,C12と、2つのバランス抵抗素子R11,R12とを含むものとする。また、コンデンサC11,C12の容量値の平均値をCAVとし、コンデンサC11の容量値は1.1×CAVであり、コンデンサC12の容量値は0.9×CAVであるものとする。コンバータ3は、コンデンサバンク10から定電流IDを流出させる。
このようなコンデンサバンク10では、放電時においては、コンデンサC11,C12からコンバータ3に流れる放電電流はバランス抵抗素子R11,R12に流れる放電電流よりもはるかに大きい。このため、放電時におけるコンデンサC11,C12の端子間電圧のバランスはコンデンサC11,C12の容量値の比で決まる。
図8(a)(b)は、実施の形態3の比較例となる放電方法を示すタイムチャートである。図8(a)(b)において、初期状態では、コンデンサバンク10は定格電圧VAに充電されており、コンデンサC11,C12の端子間電圧は、バランス抵抗素子R11,R12によって均等化されており、ともにV/2になっている。この比較例では、コンデンサバンク10から定電流ID1を流出させてコンデンサバンク10を0Vまで一度に放電させる(時刻t0〜t1)。
このとき、コンデンサC11の容量値(1.1×CAV)がコンデンサC12の容量値(0.9×CAV)よりも大きく、コンデンサC11,C12から同じ値の電流ID1が流出するので、コンデンサC11の端子間電圧V11よりもコンデンサC12の端子間電圧V12の方が速く低下する。このため、コンデンサバンク10の端子間電圧が0Vになった時点(時刻t1)では、V11が正電圧になり、V12は負電圧になっている。その後、放置すると、コンデンサC11,C12の端子間電圧は、バランス抵抗素子R11,R12によって均等化され、ともに0Vになる。
このように、コンデンサC12に負電圧が印加されると、コンデンサC12の寿命が短くなってしまう。そこで、従来は、コンデンサC11,C12の各々に電圧検出器を接続し、コンデンサC11,C12の各々の端子間電圧が負電圧にならないようにコンバータ3の出力電流を調整していた。このため多数の電圧検出器が必要となり、装置構成が複雑になり、装置が高価格になるという問題があった。
図9(a)(b)は、本発明の実施の形態3によるコンデンサバンク10の放電方法を示すタイムチャートである。図9(a)(b)において、本実施の形態3では、期間T1(時刻t0〜t1)では、コンデンサバンク10から定電流ID1を流出させてコンデンサバンク10を予備放電電圧VPD=(1−α)Vまで放電させる。このときコンデンサC11の端子間電圧は1/2(1−α)となり、コンデンサC12の端子間電圧は1/2(1−α)Vとなる。したがって、コンデンサC11,C12の端子間電圧はともに負電圧とならず、コンデンサC11,C12の寿命が短くなることはない。次に、コンデンサバンク10を放置し、コンデンサC11,C12の電荷をバランス抵抗素子R11,R12を介して放電させ、コンデンサバンク10の端子間電圧を0Vにする。
したがって、この実施の形態3では、コンデンサC毎に電圧検出器や逆電圧防止回路を設けることなくコンデンサバンク10を放電させることができ、装置の構成の簡単化、装置の低価格化を図ることができる。
[実施の形態4]
本実施の形態4では、定格電圧Vに充電されたコンデンサバンク10を充放電装置1によって放電させる。ユーザは、操作部7を操作して充放電装置1を放電モードに設定する。放電モードに設定されると、切換回路2は負荷9をコンバータ3に接続する。
また、ユーザは、操作部7を操作して、コンデンサCの容量値の最小値CMIN(F)および平均値CAV(F)と、コンデンサバンク10の定格電圧V(V)と、バランス抵抗素子の抵抗値R(Ω)を入力する。制御装置6は、操作部7からの信号に基づいて、第1の予備放電電圧VPD1=(1−α)V=(1−CMIN/CAV)Vと、第2の予備放電電圧VPD2=(1−α)=(1−CMIN/CAVと、待機時間T=CAV・Rを求める。
また、制御装置6は、電圧検出器4および電流検出器5の出力信号に基づき、コンバータ3を制御してコンデンサバンク10を放電させる。すなわち制御装置6は、まず第1のステップにおいてコンバータ3を制御してコンデンサバンク10から負荷9に一定の電流ID1を流出させ、コンデンサバンク10を第1の予備放電電圧VPD1まで放電させる(定電流放電)。
次に制御装置6は、第2のステップにおいてコンデンサバンク10の端子間電圧を待機時間T=CAV・Rの間、第1の予備放電電圧VPD1に維持してコンデンサC11〜CMNの端子間電圧を均等化させる(定電圧放電)。
次に制御装置6は、第3のステップにおいてコンバータ3を制御してコンデンサバンク10から負荷9に一定の電流ID1を流出させ、コンデンサバンク10を第2の予備放電電圧VPD2まで放電させる(定電流放電)。
最後に制御装置6は、第4のステップにおいてコンデンサバンク10を放置し、コンデンサC11〜CMNの電荷をバランス抵抗素子R11〜RMNを介して放電させ、コンデンサバンク10の端子間電圧を0Vにする。
次に、本実施の形態4の放電方法の具体例について説明する。この具体例では、M=1、N=100、CMIN=4F、CAV=6F、α=2/3、R=100Ω、V=500Vとする。この場合、第1の予備放電電圧はVPD1=(1−2/3)×500=167Vとなり、待機時間はT=6×100秒=600秒となり、第2の予備放電電圧はVPD2=(1−2/3)×500=55.6Vとなる。
第1のステップでは、定電流ID1を流出させてコンデンサバンク10をVPD1==167Vまで放電させる。第2のステップでは、コンデンサバンク10の端子間電圧をVPD1=167Vに維持しながらT=600秒間待機する。第3のステップでは、定電流ID1を流出させてコンデンサバンク10をVPD2==55.6Vまで放電させる。第4のステップでは、コンデンサバンク10を放置してコンデンサバンク10を0Vまで放電させる。
次に、本実施の形態4の効果について説明する。説明の簡単化のため図7で示したように、コンデンサバンク10は、2つのコンデンサC11,C12と、2つのバランス抵抗素子R11,R12とを含むものとする。また、コンデンサC11,C12の容量値の平均値をCAVとし、コンデンサC11の容量値は1.1×CAVであり、コンデンサC12の容量値は0.9×CAVであるものとする。コンバータ3は、コンデンサバンク10から定電流IDを流出させる。
図10(a)(b)は、本発明の実施の形態4によるコンデンサバンク10の放電方法を示すタイムチャートである。図10(a)(b)において、本実施の形態4では、期間T1(時刻t0〜t1)では、コンデンサバンク10から定電流ID1を流出させてコンデンサバンク10を第1の予備放電電圧VPD1=(1−α)Vまで放電させる。このときコンデンサC11の端子間電圧は1/2(1−α)となり、コンデンサC12の端子間電圧は1/2(1−α)Vとなる。
次に期間T2(時刻t1〜t2)では、コンデンサバンク10を第1の予備放電電圧VPD1=(1−α)Vに維持して待機時間Tだけ放置する。これにより、コンデンサC11,C12の端子間電圧は、ともにVPD1/2となる。
次に期間T3(時刻t2〜t3)では、コンデンサバンク10を第2の予備放電電圧VPD2=(1−α)まで放電させる。このときコンデンサC11の端子間電圧は1/2(1−α)となり、コンデンサC12の端子間電圧は1/2(1−α)×(1−α)Vとなる。したがって、コンデンサC11,C12の端子間電圧はともに負電圧とならず、コンデンサC11,C12の寿命が短くなることはない。次に、コンデンサバンク10を放置し、コンデンサC11,C12の電荷をバランス抵抗素子R11,R12を介して放電させ、コンデンサバンク10の端子間電圧を0Vにする。
したがって、この実施の形態4では、実施の形態3と同じ効果が得られる他、放電時間の短縮化を図ることができる。
なお、この実施の形態4では、第1のステップと第3のステップにおいて同じ値の電流ID1でコンデンサバンク10を放電させたが、これに限るものではなく、第1のステップでは電流ID1でコンデンサバンク10を放電させ、第3のステップでは電流IC1よりも小さな電流IC2でコンデンサバンク10を放電させてもよい。
[実施の形態5]
実施の形態4では、第1のステップでコンデンサバンク10を第1の予備放電電圧VPD1まで放電させ(定電流放電)、第2のステップで所定時間Tだけコンデンサバンク10の端子間電圧を第1の予備放電電圧VPD1に維持し(定電圧維持)、第3のステップでコンデンサバンク10を第2の予備放電電圧VPD2まで放電させ(定電流放電)、第4のステップでコンデンサバンク10を0Vまで放電させた。
しかし、コンデンサC11〜CMNの特性のばらつきが大きくαが小さい場合は、第2の予備放電電圧VPD2が大きくなり、第4のステップを行なうのに必要な時間が長くなってしまう。そこで、本実施の形態5では、第2および第3のステップを複数回繰り返した後に第4のステップを行ない、複数回の第3のステップでは予備放電電圧VPDを順次減少させる。第n回目(ただし、nは自然数である)の定電流放電における予備放電電圧をVPDnとすると、VPDn=(1−α)・Vとなる。
図11は、本発明の実施の形態5によるコンデンサバンク10の放電方法を示すフローチャートである。図11のステップS31において、コンデンサバンク10から定電流ID1を流出させて第1の予備放電電圧VPD1=(1−α)・Vまで放電させる。ステップS32おいて、VPD1=(1−α)・VがVよりも小さいか否かを判別し、小さい場合はステップS40に進み、小さくない場合はステップS33に進む。ステップS33では、所定時間T=CAV・Rだけコンデンサバンク10の端子間電圧を第1の予備放電電圧VPD1に維持してコンデンサC11〜CMNの端子間電圧を均等化させる。
ステップS34において、コンデンサバンク10から定電流ID1を流出させて第2の予備放電電圧VPD2=(1−α)・Vまで放電させる。ステップS35おいて、VPD2=(1−α)・VがVよりも小さいか否かを判別し、小さい場合はステップS40に進み、小さくない場合はステップS36に進む。ステップS36では、所定時間T=CAV・Rだけコンデンサバンク10の端子間電圧を第2の予備放電電圧VPD2に維持してコンデンサC11〜CMNの端子間電圧を均等化させる。
ステップS37において、コンデンサバンク10から定電流ID1を流出させて第3の予備放電電圧VPD3=(1−α)・Vまで放電させる。ステップS38おいて、VPD3=(1−α)・VがVよりも小さいか否かを判別し、小さい場合はステップS40に進み、小さくない場合は次のステップに進む。
以下同様にして、VPDn=(1−α)・VがVよりも小さくなるまで、コンデンサバンク10の定電流放電(ステップS31,S34,S37,…)とコンデンサバンク10の定電圧維持(ステップS33,S36,…)とを繰り返す。ステップS32,S35,S38,…においてVPDn=(1−α)・VがVよりも小さくなったら、ステップS40においてコンデンサバンク10を0Vまで放電させて、コンデンサバンク10の放電を終了する。
次に、本実施の形態5の放電方法の具体例について説明する。この具体例では、M=1、N=100、CMIN=4F、CAV=6F、α=2/3、R=100Ω、V=500V、V=20Vとする。この場合は、VPD1=(1−2/3)×500=167V、VPD2=(1−2/3)×500=55.6V、VPD3=(1−2/3)×500=18.5Vとなる。VPC3=18.5<20であるので、ステップS38の次にステップS40を行なって充電を終了する。
この実施の形態5では、コンデンサC11〜CMNの特性のばらつきが大きくαが小さい場合でも、コンデンサバンク10を0Vまで短時間で放電させることができる。
[実施の形態6]
実施の形態4,5では、初期状態では直列接続されたN個のコンデンサの端子間電圧は均等になっており、各コンデンサの端子間電圧はV/Nであるものとした。しかし、実際には、N個のコンデンサの端子間電圧はある程度ばらつく。
図12は、この発明の実施の形態6によるコンデンサバンク10の放電方法を説明するための回路図である。図12において、コンデンサバンク10は、正電圧端子10aと負電圧端子10bの間に直列接続された2つのコンデンサC11,C12と、それぞれコンデンサC11,C12に並列接続された2つのバランス抵抗素子R11,R12とを含む。コンデンサC11は、実際には、コンデンサC1および抵抗素子RS1,RP1を含む。抵抗素子RS1およびコンデンサC1はコンデンサC11の端子間に直列接続され、抵抗素子RP1はコンデンサC11の端子間に接続される。バランス抵抗素子R11は、コンデンサC11に並列接続される。
同様に、コンデンサC12は、実際には、コンデンサC2および抵抗素子RS2,RP2を含む。抵抗素子RS2およびコンデンサC2はコンデンサC12の端子間に直列接続され、抵抗素子RP2はコンデンサC12の端子間に接続される。バランス抵抗素子R12は、コンデンサC12の端子間に接続される。バランス抵抗素子R11,R12の抵抗値はともにRであり、抵抗素子RP1,RP2の抵抗値はそれぞれR1,R2であるものとすると、コンデンサC11の端子間電圧V1とコンデンサC12の端子間電圧V2との比V1:V2は、次式で表わされる。
V1:V2=R・R2/(R+R2):R・R1/(R+R1)
したがって、予め、R1,R2の最大ばらつきを把握しておけば、定常状態におけるコンデンサC11,C12の端子間電圧V1,V2のばらつきΔVを想定することができる。本実施の形態6では、予備放電電圧VPDnは次式で表わされる。
PDn=(1−α)・V+(1−α)n−1・ΔV・N
たとえば、上記実施の形態5の具体例においてΔV=0.2であるとすると、1回目の定電流放電では、VPD1=(1−2/3)×500+0.2×100=187Vとなる。また2回目の定電流放電では、VPD2=(1−2/3)×500+(1−2/3)×0.2×100=62.3Vとなる。また3回目の定電流放電では、VPD3=(1−2/3)×500+(1−2/3)×0.2×100=20.8Vとなる。また4回目の定電流放電では、VPD4=(1−2/3)×500+(1−2/3)×0.2×100=6.9Vとなる。VPD4=6.9V<V=20Vであるので、4回目の定電流放電の後に、ステップS40においてコンデンサバンク10が0Vに放電される。
この実施の形態6では、コンデンサの端子間電圧のばらつきも考慮するので、放電時間をさらに短縮することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 充放電装置、2 切換回路、3 コンバータ、4 電圧検出器、5 電流検出器、6 制御装置、7 操作部、8 交流電源、9 負荷、C11〜CMN コンデンサ、R11〜RMN バランス抵抗素子。

Claims (12)

  1. 直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ前記複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを充電する方法であって、
    前記コンデンサバンクの定格電圧よりも低い予備充電電圧まで前記コンデンサバンクを充電する第1のステップと、
    前記コンデンサバンクの端子間電圧を前記予備充電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップと、
    前記コンデンサバンクを前記定格電圧まで充電する第3のステップとを含み、
    前記複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、各コンデンサの耐電圧をV とし、前記コンデンサの数をNとし、各抵抗素子の抵抗値をRとし、前記予備充電電圧をV PC とし、前記予め定められた時間をT とすると、
    PC =α・V ・Nであり、
    =C AV ・Rである、コンデンサバンクの充電方法。
  2. 前記第1のステップでは第1の定電流で前記コンデンサバンクを充電し、
    前記第3のステップでは前記第1の定電流以下の第2の定電流で前記コンデンサバンクを充電する、請求項1に記載のコンデンサバンクの充電方法。
  3. 記第2の定電流をI とすると
    =V/Rである、請求項に記載のコンデンサバンクの充電方法。
  4. 前記第1および第2のステップを複数回繰り返した後に前記第3のステップを行ない、
    複数回の前記第1のステップでは前記予備充電電圧を順次増大させる、請求項1に記載のコンデンサバンクの充電方法。
  5. n回目(ただし、nは自然数である)の前記第1のステップにおける前記予備充電電圧をVPCnとし、a=α、a=(1−a)α、a=(1−a−a)α、…、a=(1−a−a−…−a)αとし、a〜aの和をSとし、前記コンデンサバンクの定格電圧をVとすると、VPCn=S・V・Nであり、
    前記第n回目の前記第1のステップを行なう前にVPCn>Vであるか否かを判別し、VPCn>Vでない場合は前記第n回目の前記第1および第2のステップを行ない、VPCn>Vである場合は前記第3のステップを行なう、請求項に記載のコンデンサバンクの充電方法。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のコンデンサバンクの充電方法を実行する制御装置と、
    交流電源からの交流電力を直流電力に変換して前記コンデンサバンクに供給するコンバータと、
    前記コンデンサバンクの端子間電圧を検出する電圧検出器と、
    前記コンバータと前記コンデンサバンクの間に流れる電流を検出する電流検出器とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧検出器および前記電流検出器の検出結果に基づき、前記コンバータを制御して前記コンデンサバンクを充電する、コンデンサバンクの充電装置。
  7. 直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ前記複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、
    定格電圧に充電された前記コンデンサバンクを前記定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、
    前記コンデンサバンクを放置し、前記複数のコンデンサの電荷を前記複数の抵抗素子を介して放電させる第2のステップとを含み、
    前記複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、前記コンデンサバンクの定格電圧をV とし、前記予備放電電圧をV PD とすると、
    PD =(1−α)・V である、コンデンサバンクの放電方法。
  8. 直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ前記複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、
    定格電圧に充電された前記コンデンサバンクを前記定格電圧と接地電圧の間の第1の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、
    前記コンデンサバンクの端子間電圧を前記第1の予備放電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップと、
    前記コンデンサバンクを前記第1の予備放電電圧と前記接地電圧の間の第2の予備放電電圧まで放電させる第3のステップと、
    前記第2の予備放電電圧に放電された前記コンデンサバンクを放置し、前記複数のコンデンサの電荷を前記複数の抵抗素子を介して放電させる第4のステップとを含み、
    前記複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、前記コンデンサバンクの定格電圧をV とし、前記第1の予備放電電圧をV PD1 とし、前記第2の予備放電電圧をV PD2 とし、前記予め定められた時間をT とすると、
    PD1 =(1−α)・V であり、
    PD2 =(1−α) ・V であり、
    =C AV ・Rである、コンデンサバンクの放電方法。
  9. 前記第1のステップでは前記コンデンサバンクから第1の定電流を流出させ、
    前記第3のステップでは前記第1の定電流以下の第2の定電流を前記コンデンサバンクから流出させる、請求項に記載のコンデンサバンクの放電方法。
  10. 直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ前記複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、
    定格電圧に充電された前記コンデンサバンクを前記定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、
    前記コンデンサバンクの端子間電圧を前記予備放電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップとを含み
    前記予備放電電圧を順次低下させながら前記第1および第2のステップを複数回繰り返し、
    さらに、前記第1のステップにおける前記予備放電電圧が予め定められた電圧よりも低下した場合に、前記第1のステップの終了後に前記コンデンサバンクを放置し、前記複数のコンデンサの電荷を前記複数の抵抗素子を介して放電させる第3のステップを含み、
    前記複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれC MIN ,C AV とし、それらの比C MIN /C AV をαとし、第n回目(ただし、nは自然数である)の前記第1のステップにおける前記予備放電電圧をV PDn とし、前記予め定められた時間をT とすると、
    PDn =(1−α) ・V であり、
    =C AV ・Rである、コンデンサバンクの放電方法。
  11. 直列接続された複数のコンデンサと、それぞれ前記複数のコンデンサに並列接続された複数の抵抗素子とを含むコンデンサバンクを放電させる方法であって、
    定格電圧に充電された前記コンデンサバンクを前記定格電圧と接地電圧の間の予備放電電圧まで放電させる第1のステップと、
    前記コンデンサバンクの端子間電圧を前記予備放電電圧に予め定められた時間維持する第2のステップとを含み、
    前記予備放電電圧を順次低下させながら前記第1および第2のステップを複数回繰り返し、
    さらに、前記第1のステップにおける前記予備放電電圧が予め定められた電圧よりも低下した場合に、前記第1のステップの終了後に前記コンデンサバンクを放置し、前記複数のコンデンサの電荷を前記複数の抵抗素子を介して放電させる第3のステップを含み、
    前記複数のコンデンサの容量値の最小値と平均値をそれぞれCMIN,CAVとし、それらの比CMIN/CAVをαとし、第n回目(ただし、nは自然数である)の前記第1のステップにおける前記予備放電電圧をVPDnとし、放電開始時における前記複数のコンデンサの端子間電圧の最大値と最小値の差をΔVとし、前記予め定められた時間をTとすると、
    PDn=(1−α)・V+(1−α)(n−1)・ΔV・Nであり、
    =CAV・Rである、コンデンサバンクの放電方法。
  12. 請求項から請求項1までのいずれか1項に記載のコンデンサバンクの放電方法を実行する制御装置と、
    前記コンデンサバンクの直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するコンバータと、
    前記コンデンサバンクの端子間電圧を検出する電圧検出器と、
    前記コンデンサバンクと前記コンバータの間に流れる電流を検出する電流検出器とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧検出器および前記電流検出器の検出結果に基づき、前記コンバータを制御して前記コンデンサバンクを放電させる、コンデンサバンクの放電装置。
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