JP5074113B2 - 終減速装置およびこれを備えた建設機械、履帯巻き掛け方法 - Google Patents

終減速装置およびこれを備えた建設機械、履帯巻き掛け方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブルドーザや油圧ショベル等の履帯走行を行う建設機械に搭載される終減速装置およびこれを備えた建設機械、履帯巻き掛け方法に関する。
ブルドーザ等の建設機械には、エンジンからの動力を、履帯等を回転させる走行装置に対して伝達するための複数のギアを含むトランスミッションや、終減速装置等の歯車式減速装置が搭載されている。
例えば、特許文献1には、スプロケットハブを回転可能な状態で支持する単列配置されたクロスローラ軸受と、このクロスローラ軸受のアウタレースおよび/またはインナレースを終減速装置の構成部品と一体的に構成した終減速装置について開示されている。
特開2003−112672号公報(平成15年4月15日公開)
しかしながら、上記従来の装軌式車両における終減速装置では、以下に示すような問題点を有している。
通常、履帯走行を行う建設機械等では、無端状となる履帯の一部を切り離して有端状とし、切り離された有端状の履帯の上に建設機械のスプロケット等が載るように配置される。そして、切り離された履帯の一方の端部をクレーンやフォークリフト等を用いて持ち上げながら、履帯のスプロケット等に対する巻き掛けを行っている。
しかし、特に、大型の建設機械の場合には、履帯を構成する各部品の重量が非常に大きくなることから、クレーン等を用いて巻き掛け作業を行っても作業性が悪い。
すなわち、従来の終減速装置では、終減速装置の最終出力端となるスプロケットや転輪に対して履帯を巻き掛ける際には、フォークリフトやクレーン等のような外部の大型機械を使用して履帯を持ち上げたりする必要があり、作業が大掛かりになって作業性の低下を招くおそれがある。
本発明の課題は、スプロケットに対する履帯の巻き掛け作業を大掛かりな外部装置等を用いることなく行うことで、作業性を向上させることが可能な終減速装置およびこれを備えた建設機械、履帯巻き掛け方法を提供することにある。
第1の発明に係る終減速装置は、履帯が巻き掛けられるスプロケットを最終出力端として回転軸を中心に回転する終減速装置であって、スプロケットと、ハブと、固定部と、を備えている。ハブは、スプロケットの内側に配置されており、回転軸を中心としてスプロケットとともに回転する。固定部は、回転軸を中心に回転する外周部分の一部に配置されており、スプロケットに対して履帯を巻き掛ける際に履帯を引っ張るワイヤ状部材の端部が固定される。固定部は、ワイヤ状部材の先端を固定するボルトを挿入するボルト穴である。
ここでは、終減速装置の最終出力端であるスプロケットに対して履帯を巻き掛ける際に、外周部分の一部に設けられた固定部にワイヤ等の部材の端部を固定してハブ等を回転させることで、履帯をスプロケットの外周に沿った所望の位置へと誘導する。
ここで、上記固定部は、例えば、ワイヤ状部材の先端を固定するためのアイボルトや、そのボルトを固定するためのボルト穴、ワイヤ等の先端を直接固定する溶接部等のように、直接的あるいは間接的にワイヤ状部材の先端を固定するものが含まれる。また、上記固定部は、終減速装置の外周部分を構成するハブ等の回転部材の一部に設けられているものとする。さらに、上記ワイヤ状部材としては、例えば、金属製のワイヤだけでなく、ロープ等の他の紐状の部材も含まれる。
これにより、ハブ等の回転によってワイヤ状部材の先端が取り付けられた固定部も一緒に回転することから、ワイヤ状部材をハブ等の回転体によって巻き取っていくことができる。よって、ワイヤ状部材の他端側に接続された履帯は、ハブ等の回転によってスプロケットや転輪上まで誘導していくことができる。この結果、重量の大きい履帯の巻き掛け作業を、クレーン等の大型の外部装置を用いることなく効率よく実施して、その作業性を向上させることができる。
また、ここでは、履帯を引っ張るワイヤ状部材の先端が取り付けられる固定部として、ワイヤ状部材の先端を固定するためのボルトが装填されるボルト穴を用いている。
ここで、このボルト穴は、ハブ等の回転体の外周面に1個設けられていてもよいし、例えば、等間隔で複数個所設けられていてもよい。
これにより、履帯の巻き掛け作業を行う際には、ワイヤ状部材の先端が取り付けられる所定のボルトをボルト穴に装填し、ハブ等を回転させることで、容易に履帯の巻き掛け作業を行うことができる。
第2の発明に係る終減速装置は、第1の発明に係る終減速装置であって、固定部は、ワイヤ状部材の先端を固定する留め具である。
ここでは、履帯を引っ張るワイヤ状部材の先端が取り付けられる固定部として、アイボルト等の留め具を用いている。
これにより、例えば、ワイヤ状部材の先端に輪を作ってアイボルト等に引っ掛けることで、スプロケットや転輪上の所定の位置へと履帯を誘導することができる。よって、履帯の巻き掛け作業を効率よく実施することができる。
第3の発明に係る終減速装置は、第2の発明に係る終減速装置であって、固定部は、外周部分の一部に対して着脱可能な状態で取り付けられている。
ここでは、固定部としてアイボルト等の留め具を用いた場合において、この留め具等の部材が、終減速装置の外周部分における取付位置に対して着脱可能となっている。
これにより、履帯の巻き掛け作業時以外には、固定部を終減速装置の外周部分から取外すことができる。この結果、通常の建設機械の作業中等において、固定部が作業の邪魔になってしまったり、作業中の衝撃等によって固定部が破損したりすることを防止することができる
の発明に係る終減速装置は、第の発明に係る終減速装置であって、ボルト穴を覆う蓋部材を、さらに備えている。
ここでは、上述したワイヤ状部材の先端を固定するためのボルトが装填されるボルト穴を、蓋部材によって覆っている。
これにより、履帯を巻き掛ける際に履帯の端部を引っ張るためのボルトが装填されるボルト穴を設けた場合でも、建設機械の作業中等において、作業現場の土砂等がボルト穴に侵入して固まってしまう等の問題を容易に回避することができる。
の発明に係る終減速装置は、第1から第の発明のいずれか1つに係る終減速装置であって、固定部は、ハブ、あるいは回転軸方向における外
端部に設けられハブとともに回転する本体カバー、のいずれか一方に設けられている。
ここでは、固定部の配置として、回転軸を中心に回転するハブ、あるいは回転軸方向における外端部に設けられた本体カバーを用いている。
これにより、ハブの回転に伴って、ワイヤ状部材を容易に巻き取ることができる。
の発明に係る終減速装置は、第1から第の発明のいずれか1つに係る終減速装置であって、固定部は、回転軸方向における外端部付近に設けられている。
ここでは、上述した固定部の配置として、回転軸方向における外端部付近を用いている。
これにより、先端が固定部に取り付けられたワイヤ状部材をハブ等の回転体の周囲に巻き取っている過程において、ワイヤ状部材が外側にずれていった場合でも、留め具等の固定部によってワイヤ状部材の一部を係止することができる。この結果、ワイヤ状部材が回転軸方向における外側へずれていって回転体から外れてしまうことを防止することができる。
の発明に係る終減速装置は、第1から第の発明のいずれか1つに係る終減速装置であって、ハブ、あるいは回転軸方向における外端部に設けられハブとともに回転する本体カバー、における外周面に形成された溝状の凹部を、さらに備えている。
ここでは、ハブ等の外周面における端部に、ワイヤ状部材を巻き取って行く際にワイヤ状部材の外側へのずれを防止する溝状の凹部を設けている。
ここで、この凹部は、ハブ等の回転体の外周面に沿ってリング状に形成されていてもよいし、円周上における所定の位置に複数個設けられていてもよい。
これにより、先端が固定部に取り付けられたワイヤ状部材をハブ等の回転体の周囲に巻き取っている過程において、ワイヤ状部材が外側にずれていった場合でも、溝状の凹部においてワイヤ状部材の一部を係止することができる。この結果、ワイヤ状部材が外側へずれていって回転体から外れてしまうことを防止することができる。
の発明に係る建設機械は、第1から第の発明のいずれか1つに係る終減速装置と、履帯と、履帯を回転駆動させる走行装置と、を備えている。
これにより、スプロケットに対する履帯の巻き掛け作業の作業性を向上させて、組立工程を効率よく実施することが可能な建設機械を得ることができる。
の発明に係る履帯の巻き掛け方法は、第1から第の発明のいずれか1つに係る終減速装置を用いた履帯の巻き掛け方法であって、第1から第4のステップを備えている。第1のステップは、有端状に分解した履帯を床面に載置する。第2のステップは、履帯上にスプロケットが位置するように終減速装置を含む建設機械の本体を載置する。第3のステップは、一方の端部が履帯の端部に接続されたワイヤ状部材の他方の端部を固定部に固定する。第4のステップは、固定部を含む回転体を回転させてワイヤ状部材を巻き取りながら履帯をスプロケットに対して巻き掛ける。
ここでは、床面に載置された履帯上にスプロケットが位置するようにブルドーザ等の建設機械を配置させた後、上述した終減速装置を用いてスプロケットに対して履帯を巻き掛けていく。
なお、有端状の履帯とは、スプロケットに対して巻き掛けられて端部同士を連結させて無端状になる前の、両端を有する状態の履帯を意味している。
これにより、スプロケットに対して履帯を巻き掛けていく作業においては、クレーンやフォークリフト等の大型の外部装置を用いる必要がなくなる。この結果、特に、大型の建設機械の組立工程に含まれるスプロケットに対する履帯の巻き掛け作業の作業性を向上させて、効率よく実施することが可能になる。
本発明に係る終減速装置によれば、履帯走行を行う建設機械の履帯の巻き掛け作業を、クレーン等の大型の外部装置を用いることなく効率よく実施して、その作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る終減速装置35を搭載したブルドーザ(建設機械)1について、図1〜図11を用いて説明すれば以下の通りである。
[ブルドーザ1の構成]
本実施形態に係るブルドーザ1は、不整地において整地作業を行う建設機械であって、図1に示すように、主として、キャブ2、車体フレーム3、作業機構6、走行装置7を備えている。
キャブ2には、運転者が着座するためのオペレータシートや各種操作のためのレバー、ペダルおよび計器類等が内装されている。キャブ2は、底部が図示しないフロアフレームによって構成されており、フロアフレーム上にピラーや側板が載置されている。
車体フレーム3は、作業機構6および走行装置7が取り付けられており、その上部にはキャブ2が載置されている。また、車体フレーム3は、内部にエンジン31等が設けられており、エンジン31において発生した回転駆動力が、終減速装置35を経由して後述する走行装置7のスプロケット73に伝達される。なお、この車体フレーム3の内部構成については、後段にて詳述する。
作業機構6は、図1に示すように、地面を削り取って土砂を押し運ぶための機構であって、ブレード60と、支持フレーム61と、油圧シリンダ63と、を有している。ブレード60は、車体フレーム3の前方に設けられており、前面が湾曲した板状の形状を有している。支持フレーム61は、一端がブレード60に固定され、他端が走行装置7に固定されており、ブレード60を支持している。油圧シリンダ63は、整地作業時において必要に応じて伸縮してブレード60の位置を調整する。
走行装置7は、履帯70、車両前後方向に沿って配設されたトラックフレーム71、走行輪であるアイドラ72およびスプロケット73等を有している。そして、走行装置7は、車体フレーム3の左右下部にそれぞれ設けられた一対の無端状の履帯70によって不整地における走行を可能としている。
[車体フレーム3内部の構成]
車体フレーム3は、図2に示すように、内部に、エンジン31、トルクコンバータ32、トランスミッション33、ステアリングギアボックス34、終減速装置35等を格納している。
エンジン31は、ブルドーザ1に搭載された作業機構6や走行装置7を駆動するための動力源であって、車体フレーム3内における中央部付近に配置されている。
トルクコンバータ32は、オイルを介してエンジン31の動力を終減速装置35の入力軸に対して伝達するものであって、車体フレーム3内における後ろ寄りに配置されている。
トランスミッション33は、トルクコンバータ32を介して伝達されるエンジン31の回転駆動力を、作業状態に応じた適切な大きさに変化させて、ステアリングギアボックス34、終減速装置35、スプロケット73に対して伝達するための変速機であって、トルクコンバータ32の後側に近接配置されている。
終減速装置35は、ステアリングギアボックス34の左右にそれぞれ配設されており、左右の履帯70が巻き掛けられたスプロケット73に駆動力を伝達するとともに、大きな減速比を得るために2段以上の減速段を有する。なお、この終減速装置35の具体的な構成については、後段にて詳述する。
[終減速装置35の構成]
終減速装置35は、図3に示すように、内側ケース46の外側に外側ケース52がボルトによって取り付けられている。そして、両ケース46,52によって、終減速装置35の外郭を形成し内部に潤滑油50を貯留するケース部が構成される。
外側ケース52は、図中左寄りの円筒部分に、円錐ころ軸受け51が所定のスパンで円周方向に沿って配設されている。そして、円錐ころ軸受け51は、スプロケットハブ(ハブ)48を、回転軸Oを中心に回転可能な状態で支持する。また、スプロケットハブ48の外周部には、リンクと履板とを含むように構成される履帯70(図1参照)が巻き掛けられるスプロケット73が取り付けられている。
また、終減速装置35は、内部に、第1減速段として第1ピニオン47と第1ギア42とを有している。第1ピニオン47は、内径部に対して、ステアリングギアボックス34(図2参照)からの動力を伝達するドライブシャフト36がスプライン継合されている。第1ギア42は、ハブ41にボルトで取り付けられており、ハブ41の内径がサンギア53の低歯丈部にスプライン嵌合されている。
さらに、終減速装置35は、内部に、第2減速段として、サンギア53、プラネットピニオン54a、キャリア54およびリングギア44で構成される遊星歯車列を有している。リングギア44は、外周部に、外側ケース52の内径にスプラインで継合されて回転が規制される。キャリア54は、円筒形のシャフト部54bを有している。そして、キャリア54は、スプロケットハブ48に対してハブ56を介してスプライン結合されており、キャリア54の回転によってスプロケット73が駆動される。
上記構成において、ドライブシャフト36からの動力は、第1ピニオン47に伝達され、第1ピニオン47と噛み合う第1ギア42を介してサンギア53に伝達されて回転動力となる。サンギア53の回転は、プラネタリピニオン54aに伝達される。このとき、プラネタリピニオン54aと噛み合っているリングギア44は外側ケース52に固定されているため、プラネタリピニオン54aは、リングギア44に沿ってサンギア53を公転させながら自転する。このとき、サンギア44の回転力は、プラネタリピニオン54aを支持するキャリア54の回転力となってスプロケットハブ48に伝達される。なお、キャリア54の回転方向は、サンギア44の回転方向と同一になる。スプロケットハブ48に伝達された回転力は、スプロケット73に伝達されて履帯70を回転させる。
スプロケットハブ48は、回転軸方向における外端部側であって内周部側の部分に、ボルト締結によって固定されたカバー部材(本体カバー)55を有している。また、スプロケットハブ48は、回転軸Oを中心とする外周側の面に、履帯70を巻き掛ける際に使用されるワイヤ(ワイヤ状部材)12の一方の端部が固定されるアイボルト(固定部、留め具)11aを有している。
これにより、ワイヤ12の一方の先端をアイボルト11aに固定し、他方の端部を履帯70の先端部70a(図6等参照)に固定することで、スプロケットハブ48等の回転体側を回転させるだけで、図3に示すように、スプロケットハブ48の外周面にワイヤ12を巻き取ることができる。
また、このアイボルト11aは、スプロケットハブ48の回転軸Oを中心とする外周面における回転軸O方向の端部付近に設けられている。このため、終減速装置35において、スプロケットハブ48を含む回転体側を回転させてワイヤ12を巻き取っていく過程で、ワイヤ12がスプロケットハブ48の外周面に沿って外側にずれていった場合でも、ワイヤ12の外側への移動を規制して、スプロケットハブ48の外周面上からワイヤ12が脱落してしまうことを回避することができる。さらに、アイボルト11aは、リング状の部材である接続リング11bに対して接続される(図4(a)参照)。接続リング11bにおけるリング状部分の内周側には、アイボルト11aのリング部分とともにワイヤ12先端部のアイレット12aも保持される。
さらに、スプロケットハブ48の外周面に対してアイボルト11aを取り付ける際には、図4(a)および図4(b)に示すように、スプロケットハブ48の外周面に形成されたボルト穴(固定部)11cに対してネジ部分を螺合させることで、着脱可能となっている。そして、アイボルト11aを取り付けるためのボルト穴11cは、図5に示すように、スプロケットハブ48における外周面に対して、周方向にほぼ均等に三箇所形成されている。このため、履帯70の巻き掛け作業を実施する際には、最も取り付け易い位置にあるボルト穴11cに対してアイボルト11aを取り付ければよい。
<履帯70の巻き掛け工程>
ここで、このような履帯70のスプロケット73に対する巻き掛け作業の工程について、図6〜図10に示す各工程図、および図11に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
ステップS1では、有端状に分解されて両端部を有する左右の履帯70を、それぞれ床面上に載置する。
ステップS2では、クレーン等を用いて、床面上に載置された履帯70上にスプロケット73の一部の歯が対向するように位置合わせした上で、ブルドーザ1の本体を配置する。
ステップS3では、図6に示すように、左右一対の終減速装置35のうち、一方の終減速装置35に含まれるスプロケットハブ48の外周面に周方向に沿ってほぼ等間隔で形成された複数のボルト穴11c(図4(b)および図5参照)のうち、最も取り付け易い位置のボルト穴11cに、アイボルト11aのネジ部分を螺合させて固定する(図4(a)参照)。なお、このとき、アイボルト11a側には、すでに一方の端部が履帯70の先端部70aに固定されたワイヤ12の他方の端部が接続されていてもよいし、アイボルト11aを固定した後でワイヤ12の他方の端部を接続するようにしてもよい。また、履帯70の先端部とワイヤ12との接続についても、アイボルト11aをスプロケットハブ48へ固定する前に行われてもよいし、固定する後に行われてもよい。
ステップS4では、図7に示すように、終減速装置35のスプロケットハブ48を含む回転側を回転させ、スプロケットハブ48の外周面にワイヤ12を巻き上げる。これにより、アイドラ72および転輪74a,74bの配置された方向に向かって履帯70の先端部70aを誘導することができる。なお、スプロケットハブ48等を回転させてワイヤ12を巻き上げる際には、履帯70を所望の方向へと誘導するために、ワイヤ12がアイドラ72や転輪74a,74b等にかかるようにセットされていることが好ましい。
ステップS5では、スプロケットハブ48等の回転によってワイヤ12を巻き上げながら、図8に示すように、アイドラ72および転輪74a,74b上に履帯70を誘導する。次に、リフト等を用いて、履帯70におけるワイヤ12が固定された先端部70aとは反対側の端部70bを持ち上げて、先端部70aの方向へ近づける(図9参照)。
ステップS6では、図10に示すように、履帯70の先端部70aと他方の端部70bとを接続して、図示しないピンを用いて固定する。
その後、左右一対の履帯70のうち他方の履帯70についても同様に、ステップS3〜ステップS6の作業を実施して、履帯70をスプロケット73に対して巻き掛ける。
本実施形態では、以上のように、履帯70の先端部70aに一方の端部が固定されたワイヤ12の他方の端部を、スプロケットハブ48に対して取り付けられたアイボルト11に固定する。そして、終減速装置35のスプロケットハブ48を含む回転側の部材を回転させることで、ワイヤ12を巻き上げながら履帯70の先端部70aを、アイドラ72や転輪74a,74b上を経て、スプロケット73まで誘導する。
これにより、スプロケット73等に対する履帯70の巻き掛け作業を、クレーン等の大型の外部装置を用いることなく、実施することができる。この結果、履帯70の巻き掛け作業の作業性を向上させ、効率よくブルドーザ1の組立を行うことができる。
[本終減速装置35の特徴]
(1)
本実施形態の終減速装置35は、履帯70が巻き掛けられるスプロケット73を最終出力端として履帯70に対して回転駆動力を伝達する装置であって、図3および図6等に示すように、スプロケット73の内周側からスプロケット73を回転させるスプロケットハブ48の外周面にアイボルト11aを設けている。アイボルト11aには、一方の端部が履帯70の先端部70aに固定されたワイヤ12の他方の端部(アイレット12a)が固定される。
これにより、スプロケットハブ48を含む回転側の部材を回転させて履帯70の先端部70aに固定されたワイヤ12を巻き取っていくことで、クレーン等の大型の外部装置を用いることなく、スプロケット73の方へ履帯70を誘導していくことができる。この結果、スプロケット73等への履帯70の巻き掛け作業の作業性を大幅に向上させることができる。
(2)
本実施形態の終減速装置35では、図4(a)に示すように、履帯70の先端部70aとスプロケットハブ48とをワイヤ12を介してつなぐ固定部として、留め具の一種であるアイボルト11aを用いている。
これにより、アイボルト11aの接続リング11bにおいてワイヤ12のアイレット12aを引っ掛けることで、容易にスプロケットハブ48の外周面においてワイヤ12を巻き取ることができる。この結果、簡易な構成により、履帯70をスプロケット73の方へ誘導することができる。
(3)
本実施形態の終減速装置35では、図4(a)および図4(b)に示すように、履帯70の先端部70aとスプロケットハブ48とをワイヤ12を介してつなぐアイボルト11aは、スプロケットハブ48の外周面に対して螺合させて固定されるものであって、着脱可能である。
これにより、履帯70の巻き掛け作業時にのみアイボルト11aをスプロケットハブ48に対して取り付けて、作業が終了した後でこれを取り外す等、必要なときにのみ取り付けることが可能になる。この結果、履帯70を巻き掛けたブルドーザ1が通常の作業を行っている際に、土砂等によってアイボルト11aが破損したりする等の不具合の発生を防止することができる。
(4)
本実施形態の終減速装置35では、図4(a)に示すように、終減速装置35に含まれる回転側の部材のうち、スプロケット73を内周側から回転させるスプロケットハブ48の外周面に固定部としてのアイボルト11aを取り付ける。
これにより、終減速装置35における回転側の部材であるスプロケットハブ48の外周面に設けられたアイボルト11aによって、履帯70の先端部70aに固定されたワイヤ12を引っ張ることで、履帯70を所望の位置まで誘導することができる。この結果、終減速装置35内において履帯70の巻き掛け作業を容易に行うことができる。
(5)
本実施形態の終減速装置35では、図4(a)に示すように、履帯70を巻き掛けるためのワイヤ12のアイレット12aが固定される固定部としてのアイボルト11aを、回転軸O方向におけるスプロケットハブ48の外端部側に設けている。
これにより、仮に、スプロケットハブ48の外周面に巻き取られていくワイヤ12が、スプロケットハブ48の回転に伴って外端部側へずれていってしまった場合でも、アイボルト11aによってワイヤ12のずれを規制して、ワイヤ12の脱落を防止することができる。
(6)
本実施形態のブルドーザ1は、図1等に示すように、上述した終減速装置35と、終減速装置35の最終出力端であるスプロケット73に巻き掛けられる履帯70と、履帯70を所望の方向に回転駆動させる走行装置7と、を備えている。
これにより、上述した終減速装置35を用いて履帯70のスプロケット73に対する巻き掛け作業を容易に実施することができる。この結果、大型のクレーン等の外部装置を用いることなく、作業性よく履帯70の巻き掛け作業を行うことができる。
(7)
本実施形態の履帯70の巻き掛け方法は、図11に示すように、ステップS1において、有端状に分解された履帯70を床面に載置し、ステップS2において、履帯70上にスプロケット73がくるようにブルドーザ1を位置合わせする。ステップS3において、一方の端部が履帯70の先端部70aに接続されたワイヤ12の他方の端部を固定したアイボルト11aを、スプロケットハブ48に対して固定する。ステップS4において、スプロケットハブ48を回転させてワイヤ12を巻き取りながら、ステップS5において履帯70をスプロケット73等の方向へ誘導する。
これにより、クレーン等の外部の大型装置を用いることなく、終減速装置35を用いて履帯70の巻き掛け作業を容易に行うことができる。この結果、履帯70の巻き掛け作業の作業性を、従来よりも大幅に向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、固定部としてのアイボルト11aを、スプロケットハブ48の回転軸方向における最外端部に配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、アイボルト等の固定部の位置としては、スプロケットハブ等の回転軸方向における最外端部付近ではなく、最内周側の端部付近であってもよい。
ただし、この場合には、スプロケットハブの外周面に沿ってワイヤを何重にも巻き取っていく過程において、ワイヤが軸方向外側へとずれていった際に、アイボルトがないために外側へ外れてしまうことを防止することができなくなってしまう。
そこで、このような場合には、図12に示すように、ワイヤが何重にも巻き取られていくスプロケットハブ148の外周面に複数の溝(凹部)148aを形成することが好ましい。
これにより、スプロケットハブ148の外周面に沿って巻き取られていくワイヤは、溝148aにはまり込んで安定した状態で巻き取られる。よって、アイボルト等の固定部が最外端部付近に設けられていない場合でも、巻き取られていく過程においてワイヤが軸方向外側へ外れてしまうことを回避することができる。
(B)
上記実施形態では、ブルドーザ1の通常の作業時等においては、着脱可能なアイボルト11aをスプロケットハブ48から取り外した状態で作業を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13に示すように、アイボルト等を取り外して形成される穴を埋める蓋(蓋部材)13を、ボルト穴11cに対して取り付けてもよい。
これにより、通常の作業中に現場の土砂等がボルト穴11cに入り込んでしまうことを容易に回避することができる。よって、メンテナンスや故障時等において履帯を一旦取り外して再度巻き掛けるような場合でも、アイボルトを取り付けるためのボルト穴が土砂等によって塞がってしまうことを防止することができる。
(C)
上記実施形態では、履帯70の端部を引っ張るワイヤ12の一端を固定する固定部として、アイボルト11aを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、アイボルトを用いる以外にも、一般的なボルトをボルト穴に装填して固定部としてもよいし、スプロケットハブ48の外周面における所定の位置へ金属製のワイヤ等の一部を直接溶接して固定部とするような構成であってもよい。
(D)
上記実施形態では、固定部としてのアイボルト11aを固定するためのボルト穴11cを、スプロケットハブ48の外周面に対して周方向にほぼ均等に3箇所設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、スプロケットハブの外周面に1箇所だけ、あるいは4箇所以上設けてもよい。
ただし、スプロケットハブへの回転状態に関わらず、アイボルト等の固定部を取り付け易い位置へ取り付けられるという面では、上記実施形態のように、周方向に沿って複数個のボルト穴が形成されていることがより好ましい。
(E)
上記実施形態では、固定部としてアイボルト11aが、スプロケットハブ48の外周面の一部に取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、固定部の取付位置としては、スプロケットハブ48以外にも、カバー部材55等の部材の外周面に対して取り付けられていてもよい。
(F)
上記実施形態では、固定部としてアイボルト11aが、スプロケットハブ48の外周面に対して着脱可能な状態で取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、固定部はスプロケットハブ等に対して着脱不能であってもよい。
ただし、上述したように、通常の作業状態においてアイボルト等の固定部が破損する等の不具合の発生を防止するという観点では、履帯の巻き掛け作業を行うときにのみ固定部が取り付けられることが好ましい。
(G)
上記実施形態では、履帯70の端部を引っ張り上げるために履帯70の先端部70aとアイボルト11a(接続リング11b)とにその両端が固体されるワイヤ状部材として、金属製のワイヤ12を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、金属性のワイヤ以外にも、布製のベルトやロープ等のような他のひも状の部材を用いてもよい。
(H)
上記実施形態では、左右の履帯70を同時に床面に載置し、スプロケット73をそれぞれ履帯70上に位置合わせして、連続して巻き掛け作業を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、左右の履帯の巻き掛け作業については、左右1本ずつ行うようにしてもよい。つまり、例えば、右側の履帯だけを床面に載置して巻き掛け作業を実施した上で、次に、左側の履帯を床面に載置して巻き掛け作業を行うようにしてもよい。
ただし、床面に載置した履帯上にスプロケットがくるように位置合わせしてブルドーザの本体を配置する作業には、大型のクレーン等が必要となる。よって、作業効率の面では、上記実施形態のように、左右一対の履帯を同時に床面に載置した状態で位置合わせを行うことがより好ましい。
(I)
上記実施形態では、本発明に係る終減速装置を搭載した建設機械として、ブルドーザ1を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、油圧ショベルや履帯式ローダ、クローラキャリアおよび自走式破砕機等のように、履帯走行を行う他の建設機械に対しても、同様に搭載可能である。
本発明の終減速装置は、クレーンやフォークリフト等の外部の大型機械を用いることなく、履帯の巻き掛け作業を効果的に行うことができるという効果を奏することから、ブルドーザだけでなく、油圧ショベルや履帯式ローダ、クローラキャリア、履帯走行式破砕機等の走行装置に用いられる終減速装置に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る終減速装置が搭載されたブルドーザの外観を示す側面図。 図1のブルドーザの車体フレーム内の構成を示す断面図。 図2の車体フレーム内に搭載された終減速装置を側面から見た全体断面図。 (a)は、図3の終減速装置の一部に取り付けられたアイボルト等の構成を示す部分拡大図。(b)は、そのアイボルトを着脱した場合に形成されるボルト穴周辺の構成を示す部分拡大図。 図4(b)のボルト穴が周方向に沿って3箇所形成されている終減速装置の構成を示す正面図。 図3の終減速装置を用いた履帯の巻き掛け工程の一部を示す正面図。 図3の終減速装置を用いた履帯の巻き掛け工程の一部を示す正面図。 図3の終減速装置を用いた履帯の巻き掛け工程の一部を示す正面図。 図3の終減速装置を用いた履帯の巻き掛け工程の一部を示す正面図。 図3の終減速装置を用いた履帯の巻き掛け工程の一部を示す正面図。 図6から図10の履帯の巻き掛け工程の流れを示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係る終減速装置の構成を示す部分拡大図。 本発明のさらに他の実施形態に係る終減速装置の構成を示す部分拡大図。
1 ブルドーザ(建設機械)
2 キャブ
3 車体フレーム
6 作業機構
7 走行装置
11a アイボルト(固定部、留め具)
11b 接続リング
11c ボルト穴(固定部)
12 ワイヤ(ワイヤ状部材)
12a アイレット
13 蓋(蓋部材)
31 エンジン
32 トルクコンバータ
33 トランスミッション
34 ステアリングギアボックス
35 終減速装置
36 ドライブシャフト
41 ハブ
42 大歯車
44 リングギア
46 内側ケース
47 小歯車
48 スプロケットハブ(ハブ)
50 潤滑油
51 軸受け
52 外側ケース
53 サンギア
54 キャリア
54a プラネットピニオン
54b シャフト部
55 カバー部材(本体カバー)
56 ハブ
60 ブレード
61 支持フレーム
63 油圧シリンダ
70 履帯
71 トラックフレーム
72 アイドラ
73 スプロケット
74a,74b 転輪
148 スプロケットハブ
148a 溝(凹部)

Claims (9)

  1. 履帯が巻き掛けられるスプロケットを最終出力端として回転軸を中心に回転する終減速装置であって、
    前記スプロケットと、
    前記スプロケットの内側に配置されており、前記回転軸を中心として前記スプロケットとともに回転するハブと、
    前記回転軸を中心に回転する外周部分の一部に配置されており、前記スプロケットに対して前記履帯を巻き掛ける際に前記履帯を引っ張るワイヤ状部材の端部が固定される固定部と、
    を備え
    前記固定部は、前記ワイヤ状部材の先端を固定するボルトを挿入するボルト穴である、
    終減速装置。
  2. 前記固定部は、前記ワイヤ状部材の先端を固定する留め具である、
    請求項1に記載の終減速装置。
  3. 前記固定部は、前記外周部分の一部に対して着脱可能な状態で取り付けられている、
    請求項2に記載の終減速装置。
  4. 前記ボルト穴を覆う蓋部材を、さらに備えている、
    請求項に記載の終減速装置。
  5. 前記固定部は、前記ハブ、あるいは前記回転軸方向における外端部に設けられ前記ハブとともに回転する本体カバーのいずれか一方に設けられている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の終減速装置。
  6. 前記固定部は、前記回転軸方向における外端部付近に設けられている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の終減速装置。
  7. 前記ハブ、あるいは前記回転軸方向における外端部に設けられて前記ハブとともに回転する本体カバーにおける外周面に形成された溝状の凹部を、さらに備えている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の終減速装置。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の終減速装置と、
    前記スプロケットに巻きかけられる前記履帯と、
    前記履帯を回転駆動させる走行装置と、
    を備えている建設機械。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載の終減速装置を用いた履帯の巻き掛け方法であって、
    有端状に分解した前記履帯を床面に載置する第1のステップと、
    前記履帯上に前記スプロケットが位置するように前記終減速装置を含む建設機械の本体を載置する第2のステップと、
    一方の端部が前記履帯の端部に接続された前記ワイヤ状部材の他方の端部を前記固定部に固定する第3のステップと、
    前記固定部を含む回転体を回転させて前記ワイヤ状部材を巻き取りながら前記履帯を前記スプロケットに対して巻き掛ける第4のステップと、
    を備えている履帯の巻き掛け方法。
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