JP5073298B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

この発明は、2つの筐体が連結部材を介して回動可能に連結される携帯端末装置に関する。
従来、表示器側筐体とキー側筐体の2つの筐体を、両筐体が相互に接近離反可能にヒンジユニット(連結機構)で連結した折り畳み型の携帯端末装置が知られている。ヒンジユニットで連結された2つの筐体は、両筐体が互いに展開されて略直線上に連続する開状態或いは両筐体が上下に重なって互いに対向する閉状態に、自在に開閉することができる。このような携帯端末装置として、例えば、「携帯電子機器」(特許文献1参照)がある。
この従来の折り畳み型の携帯端末装置において、2つの筐体を連結するヒンジユニットは、略直線状に横並びに配置された開閉用ヒンジとダミーヒンジ(連結部材)とを有しており、ダミーヒンジは、両筐体にそれぞれ配置された基板を電気的に接続するための細線同軸ケーブルを通すため管状に形成されている。
このダミーヒンジは、キーフロントケースと共にキー側筐体を構成するキーリアケースに、ネジ部材によって結合されており、この結合構造として、ケース部材にネジボスが形成され、連結部材にネジボスが挿通される孔が形成されている。
特開2006−067525号公報
ところで、上記のような筐体は、二つのケース部材を互いに係合させて結合する構成とされる場合が多い。しかしながら、近年の携帯電話機の薄型化の要請から、筐体を構成する二つのケース部材も薄肉化され、これによりそれらのケース部材の係合部の係合深さも浅くなるなど、係合構造が小型化されてしまう傾向がある。
これがため、上記従来の折り畳み型の携帯端末装置における結合構造では、両筐体の開状態で、表示器側筐体の、キー側筐体と連結された一端部とは反対側の、スピーカーが搭載されている他端部に両筐体の開き方向に大きな荷重が加わると、ケース部材の撓みによって係合部での係合が緩んだり外れたりして、二つのケース部材がヒンジユニットの回転軸と垂直な方向に互いに離間し、両ケース部材間に隙間が発生してしまうという問題があった。
それゆえこの発明は、二つの筐体の開き方向に大きな荷重が加わっても、筐体を構成する二つのケース部材が間に隙間が発生するのを好適に抑制し得る携帯端末装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、この発明に係る携帯端末装置は、一端部に軸受け部を有する第1筐体と、一端部に前記軸受け部に装着される回転部を有するとともに、他端部に結合部を有する連結部材と、一端部が前記結合部に結合されるとともに、前記回転部の回転軸と垂直な方向に互いに結合される第1ケース部材と第2ケース部材とを有する第2筐体と、を備え、前記第1筐体と前記第2筐体とが前記連結部材を介して回動可能に連結される携帯端末装置において、前記連結部材は、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との一方に係合して、該一方のケース部材の、前記回転軸と垂直な方向へ他方のケース部材から離間する変位を規制する変位規制部を有するとともに前記結合部は、前記回転部の回転軸よりも前記第2筐体の他端部側で前記第1ケース部材に結合し、前記変位規制部は、前記結合部の前記第1ケース部材との結合部位よりも前記第2筐体の前記一端部側で前記第1ケース部材に係合することを特徴としている。
さらに、この発明においては、前記第1筐体と前記第2筐体とは、互いに対向して配置される第1状態と、互いに展開された第2状態との間で相対回動可能に連結され、前記第1ケース部材は、前記第1状態のときに前記第1筐体側に位置するケース部材であると、好ましい。
そして、この発明においては、前記第1筐体と前記第2筐体との一方に係合部が形成されるとともに、他方に前記係合部が係合される被係合部が形成され、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とは、前記係合部と前記被係合部との係合によって結合され、前記変位規制部は、前記係合部または前記被係合部に対応した部位に係合すると、好ましい。
この発明によれば、第1ケース部材と第2ケース部材との一方のケース部材に回動方向の応力が作用した際に、連結部材の変位規制部が、第1ケース部材と第2ケース部材との一方に係合して、該一方のケース部材の、回転部の回転軸に垂直な方向へ他方のケース部材から離間する変位を規制するので、該一方のケース部材の、回転部の回転軸に垂直な方向(他方のケース部材から離間する方向)への変位が規制され、これにより、両ケース部材間に隙間が発生するのを抑制することができる。
さらに、上記のようにして隙間の発生を抑制できるので、両ケース部材の結合構造を簡素化して小型化することができる。
なお、連結部材の変位規制部は、第1筐体と第2筐体との何れと係合してその筐体のケース部材の変位を規制するようにしても良い。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。ここに、図1は、この発明の一実施の形態に係る携帯端末装置の一例としての携帯電話機の開状態における斜視図である。図1に示すように、携帯端末装置の一例としての携帯電話機10は、例えば、表示器側筐体(第1筐体)11とキー側筐体(第2筐体)12との2つの筐体を、両筐体11,12が相互に接近離反可能にヒンジ部13で連結した折り畳み型構造を有している。
ヒンジ部13は、表示器側筐体11の一端部側に突設されており、キー側筐体12の一端部に形成された一対のヒンジ取付部12a,12aに、回動自在に軸支されている。このヒンジ部13で連結された表示器側筐体11とキー側筐体12とは、両筐体が上下に重なって互いに対向する閉状態(第1状態:図示せず)或いは両筐体が互いに展開されて略直線上に連続する開状態(第2状態)に、自在に開閉することができる。
表示器側筐体11の、図1では左方に向く一方の面側にはメイン液晶表示器(Liquid Crystal Display:LCD)14が、またキー側筐体12の、図1では左方に向く一方の面側には押下操作可能な複数の操作キーを配置した操作部15が、それぞれ設けられている。キー側筐体12は、外面がキーフロントケース12bとキーリアケース12cとにより構成され、キーフロントケース12b側に操作部15が露出するように配設されている。
図2は、図1のキー側筐体12を構成するキーフロントケースの部分斜視図である。図2に示すように、表示器側筐体11とキー側筐体12が連結された状態において、表示側筐体11の一部を構成するヒンジ部13の軸受け部13aは、ヒンジ部13の外装ケースを構成するヒンジフロントケース16のヒンジ配置部16aに、横倒し円筒形状部の内部空間として形成されており、キー側筐体12のキーフロントケース(第1ケース部材)12bの内面側に開口している。
この軸受け部13aの筐体幅方向一方側(図2における左側)には、二つの筐体を開状態又は閉状態に保持するとともに開閉動作時に節度感を与えるヒンジユニット(連結機構)を構成するヒンジ部材(図示しない)が装着されるとともに、筐体幅方向他方側(図2における右側)にはダミーヒンジ(連結部材)18が装着される。ダミーヒンジ18は、上記ヒンジ部材と対で設けられており、表示器側筐体11とキー側筐体12とのそれぞれに内蔵された回路基板を電気的に接続するための、後述するケーブル部材(例えば、細線同軸ケーブル)を通す孔を有している。
つまり、携帯端末装置の一例としての携帯電話機10は、一端部に軸受け部13aを有する表示器側筐体11と、ヒンジ部材と、一端部に軸受け部13aに装着される回転部20を有し、他端部に結合部19を有するダミーヒンジ18と、一端部が結合部19に結合されるキー側筐体12とを備えており、表示器側筐体11とキー側筐体12とがヒンジ部材及びダミーヒンジ18を介して回動可能に連結されている。
金属製のダミーヒンジ18は、結合部19と、結合部19に回転自在に装着された回転部20とを有している。結合部19には、キーフロントケース12bのヒンジ取付部12aに対応して内面に一体形成されたボス部21が挿通される挿通孔22が開けられ、回転部20は、ケーブル部材を通す孔を有する円筒状に形成されている。一方、キー側筐体12のボス部21は、軸受け部13aの側方に位置し、回転部20の回転軸と略垂直な方向に延びて、キーフロントケース12bの内面に突設されている。
このダミーヒンジ18は、回転部20を、滑らかな回転を保持するために、摺動性を有する、例えば樹脂からなる円環状のカラー23を介して、軸受け部13aの開口に挿入結合し、この状態で、結合部19の挿通孔22にボス部21を挿通させ、位置決め固定される。
このように、キー側筐体12は、ボス部21が形成されるキーフロントケース12bと、ダミーヒンジ18を間に挟んでキーフロントケース12bに結合される、後述するキーリアケース12c(第2ケース部材、図8参照)とを有しており、ボス部21に螺合されるネジ部材(図示しない)により、図8に示すようにキーフロントケース12bとキーリアケース12cとが結合されて構成されている。
このため、キーフロントケース12bとキーリアケース12cとを結合するためのボス部21を用いてダミーヒンジ18の位置決めを行うことができ、簡素(コンパクト)に構成することができる。また、ネジ部材を用いた螺合結合によりダミーヒンジ18をキーフロントケース12bに結合することができ、筐体強度を向上させることができる。
図3は、図2のダミーヒンジ18とそのダミーヒンジに装着されるカラー23の斜視図である。図4は、図3のダミーヒンジ18を示し、(a)は図3とは別の方向から見た斜視図、(b)は(a)とは別の方向から見た斜視図、(c)は(b)とは別の方向から見た斜視図である。
図3に示すように、カラー23は、ダミーヒンジ18の回転部20を挿入させた状態でその回転部20の外周面側に密着固定される。また、図3及び図4に示すように、ダミーヒンジ18の結合部19に開けられた挿通孔22は、結合部19とキーフロントケース12b、即ち、キー側筐体12とが結合された状態においてボス部21が挿入嵌合される嵌合孔24aと、嵌合孔24aに連通すると共にキー側筐体12側に向かって回転部20の回転方向に沿って拡径された拡径孔24bと、を有して形成されている。
つまり、拡径孔24bは、ボス部21の外径よりも十分拡径された、ボス部21の挿入入り口となる底面側開口24cから、回転部20の外周面に沿って徐々に縮径されて、ボス部21が嵌合状態となる内径の嵌合孔24aに連通する。なお、拡径孔24bは、回動部20の回転嵌合時に、拡径孔24bに入り込んだボス部21が引っかかったりして拡径孔24bがボス部21と干渉することがないように、ボス部逃げ形状を有している。
図5は、ダミーヒンジ18の装着方法を示し、(a)は装着開始状態の斜視図、(b)はダミーヒンジ回転状態の斜視図、(c)は装着終了状態の斜視図である。図6は、図5とは別の方向からダミーヒンジ18の装着方法を示し、(a)は装着開始状態の断面説明図、(b)はダミーヒンジ回転状態の断面説明図、(c)は装着終了状態の断面説明図である。
図5及び図6に示すように、ダミーヒンジ18を装着する場合、先ず、カラー23を装着した回転部20をヒンジ部13の軸受け部13aに挿入したダミーヒンジ18を、キーフロントケース12bのボス部21が拡径孔24bに位置するように結合部19を立てた状態で、ボス部21側方に配置する(図5(a),図6(a)参照)。
次に、結合部19を立てた状態から、ボス部21が拡径孔24bに入り込むように、結合部19を下方に向かって回転させる。このとき、結合部19は、回転軸受け部13aに挿入した回転部20を回転軸として滑らかに回転し、同時に、ボス部21が拡径孔24b内に入り込む(図5(b),図6(b)参照)。
次に、結合部19を下方に向かって更に回転させ、結合部19の底面19aをキーフロントケース12bの内面に接触させる。このとき、拡径孔24b内に入り込んだボス部21は、拡径孔24bから嵌合孔24aへと導かれ、結合部19の底面がキーフロントケース12bの内面に接触すると同時に、先端部を嵌合孔24aの上端から突出させて嵌合孔24aに嵌合状態に装着される(図5(c),図6(c)参照)。
このように、キー側筐体12のボス部21が挿通される挿通孔22が、回転部20の回転方向に沿って拡径するように形成されるので、回転部20を軸受け部13aに挿通し、且つ、キー側筐体12をヒンジ部13(表示器側筐体11)に組み付けた状態で、ダミーヒンジ18を回転させながらキー側筐体12に係合させることができ、ダミーヒンジ18及びキー側筐体12の組み付け性が向上することとなり、表示器側筐体11とキー側筐体12との組み付け性も向上する。
また、図3に示すように、ダミーヒンジ18は、結合部19に、キーフロントケース12bと接触する底部の、回転部20が位置する側に形成された、変位規制部としての規制部25を、また、結合部19に、ボス部21が嵌合孔24aに嵌合された状態のときにキー側筐体12(キーフロントケース12b)に係合する係合部26を、それぞれ有している。この規制部25と係合部26とは、結合部19の底部19aに、底部を外側に広げたフランジ状に形成されている。
図7は、ダミーヒンジ18の規制部25を説明する、キーフロントケース12bの長手方向に沿う断面説明図である。図8は、ダミーヒンジ18の規制部25の働きを説明する断面説明図である。図7に示すように、ボス部21が嵌合孔24aに嵌合されて、ダミーヒンジ18が位置決め固定された状態で、規制部25は、ダミーヒンジ18によりキー側筐体12の長手方向一端部側(図7、図8における右側)の底部に形成され、規制部25に対応してキーフロントケース12bの同一端側内面に形成された爪部27(図5参照)に係合する。キーフロントケース12bのこの一端側には外向きに、被係合部としての凹部12eが形成され、キーリアケース12cの対応する一端部には内向きに、その凹部12eと係合してキーフロントケース12bとキーリアケース12cとを結合する、係合部としての係合突部12fが形成されている。ダミーヒンジ18の規制部25が、爪部27に下方から当接してそれを係止する(図5(c)参照)ことにより、両筐体11,12が開方向への荷重を受けた時の凹部12eのケース内方への変位が防止されて、キーフロントケース12bの当該一端側の、キーリアケース12cからの離間が規制される。
即ち、図8に示すように、キー側筐体12にA方向の過荷重が加えられると、キーフロントケース12bのヒンジ側端部にはB方向(回転軸に垂直な方向)の力が作用し、キーフロントケース12bのヒンジ側端部は、上記力の作用で係合突部12fによってケース内方へ押される凹部12eをケース内方へ変位させてキーリアケース12cから離間しようとする。しかしながら、回転部20を介して軸受け部13aに保持されているダミーヒンジ18の規制部25がキーフロントケース12bの爪部27と係合して凹部12eのケース内方への変位を防止しているので、キーフロントケース12bのヒンジ側端部がキーリアケース12cから離間することがないため、離間による隙間の発生が抑えられる。
このように、キーフロントケース12bとキーリアケース12cとのうちの一方のケースに回動方向の応力が作用した際に、一方のケースの、回転部20の回動軸に垂直な方向(他方のケースから離れる方向)への変位が規制されるので、両ケース12b,12cの間に隙間が発生することを抑制することができる。また、隙間の発生を抑制することができるので、両ケース12b,12cの結合構造を簡素化し、小型化することができる。
また、上記構成によれば、キー側筐体12が、キーフロントケース12bとキーリアケース12cとを有して構成され、ダミーヒンジ18の結合部19は、キーフロントケース12bに結合され、ダミーヒンジ18の規制部25は、キーフロントケース12bに係合することから、規制部25が、結合部19が結合するキーフロントケース12bに係合してこのキーフロントケース12bの変位を規制するので、ダミーヒンジ18の結合部19とキーフロントケース12bとの結合によってキー側筐体12の回動時にキーフロントケース12bのヒンジ側端部に回転軸に垂直な方向の力が作用力が作用しても、両ケース12b,12cの間に隙間が発生することを好適に抑制することができる。
さらに、上記構成によれば、ダミーヒンジ18の結合部19は、回転部20の回転軸よりもキー側筐体12の他端部側でキーフロントケース12bに結合し、ダミーヒンジ18の規制部25は、結合部19のキーフロントケース12bとの結合部位よりもキー側筐体12の上記一端部側に位置する爪部27でキーフロントケース12bに係合することから、結合部19が回転部20の回転軸よりもキー側筐体12の他端部側でキーフロントケース12bと結合することでキー側筐体12のキーフロントケース12bの上記一端部側に隙間発生方向の変位が生じ易くなるが、ダミーヒンジ18の規制部25がこのキーフロントケース12bの一端部で変位を規制するので、両ケース12b,12cの間に隙間が発生することを好適に抑制することができる。
さらに、上記構成によれば、表示側筐体11とキー側筐体12とは、互いに対向して配置される閉状態と、互いに展開された開状態との間で相対回動可能に連結され、キー側筐体12のキーフロントケース12bは、その閉状態のときに表示側筐体11側に近い側に位置するケース部材であることから、展開方向すなわち閉状態から開状態への回動方向への回動操作時に、キー側筐体12のケース部材のうちキーフロントケース12bにキーリアケース12cから離間する方向の応力が作用するものの、このキーフロントケース12bをダミーヒンジ18の規制部25に係合させてその変位を規制していることにより、折畳式携帯端末装置としての折畳式携帯電話機10におけるケース部材間の隙間の発生を好適に抑制することができる。
そして、上記構成によれば、表示側筐体11とキー側筐体12との一方であるキー側筐体12のケース部材のうち、キーリアケース12cに係合突部12fが形成されるとともに、キーフロントケース12bにその係合突部12fが係合される凹部12eが形成され、キーフロントケース12bとキーリアケース12cとは、係合突部12fと凹部12eとの係合によって結合され、ダミーヒンジ18の規制部25は、凹部12eに対応した部位に位置する爪部27に係合することから、両ケース12b,12cの結合箇所でケース部材の変位を規制するので、隙間の発生をより好適に抑制することができるとともに、両ケース12b,12cの結合構造をより簡素化することができる。
図9は、ダミーヒンジ18の係合部26を説明するキーフロントケース12bの幅方向に沿う断面説明図である。図9に示すように、回転部20を軸受け部13aに装着した状態で回転させて、ボス部21が挿通孔22の嵌合孔24aに嵌合されると、結合部19におけるキー側筐体12の幅方向一端側部(図9における左側)の底部に形成された係合部26がキーフロントケース12bの側面に形成された突起爪12d、即ち、キー側筐体12に係合される。このため、ダミーヒンジ18の回動が規制されて、ダミーヒンジ18を介した表示器側筐体11とキー側筐体12とを容易に連結することができる。
図10は、回転部20に挿通されるケーブル部材のダミーヒンジ18における位置決め状態を示す斜視説明図である。図10に示すように、回転部20には、表示器側筐体11の内部とキー側筐体12の内部との間に亘って配設されるケーブル部材(例えば、細線同軸ケーブル)29が挿通されるが、このケーブル部材29は、ダミーヒンジ18の結合部19に沿って配置される。結合部19の上端には、ケーブル部材29を上から覆う庇状の位置決め部30が形成されており、この位置決め部30により、ケーブル部材29の浮きを防止しつつケーブル部材29を結合部19の外周面に沿わせて案内し、回転部20へと導くことができる。よって、ケーブル部材29の配線に際して作業性の改善を図ることができる。
図11は、この発明の他の一実施の形態に係る携帯電話機の、液晶表示側の筐体のフロントケースのヒンジ側端部の内面とダミーヒンジとを組立状態で示し、(a)はそのフロントケースのヒンジ側端部の内側とダミーヒンジの全体、(b)はその(a)中の矢印Cで示す部分を拡大した状態を示す斜視図である。また図12は、図11のフロントケースのヒンジ側端部とダミーヒンジとを示す分解斜視図である。そして図13は、図11のフロントケースのヒンジ側端部とダミーヒンジとを組立状態で示す断面図である。なお、図中先の実施形態と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。
これら図11〜13に示すように、この実施の形態における携帯電話機では、表示側筐体11のフロントケース31に、ダミーヒンジ18の結合部19が図示しないネジ部材によって結合されており、そのダミーヒンジ18の回転部20は、カラー23を介して、図示しないキー側筐体に回動自在に連結される。また、フロントケース31は図示しないリアケースに、そのダミーヒンジ18の近傍では、フロントケース31の内面に突設された爪部32に外向きに形成された凹部32a(図13参照)と、上記リアケースに内向きに形成された爪部との係合により結合される。
そしてここでは、ダミーヒンジ18の結合部19に突設された、変位規制部としての規制部25が、ダミーヒンジ18の結合部19がフロントケース31の内面に結合された状態で、フロントケース31の爪部32に内向きに形成された凹部32b(図13参照)に係合して、その爪部32の変位を防止する。
従ってこの実施の形態によっても、フロントケース31とリアケースとのうちの一方のケースに回動方向の応力が作用した際に、先の実施の形態におけると同様にして、一方のケースの、回転部20の回動軸に垂直な方向(他方のケースから離れる方向)への変位が規制されるので、両ケースの間に隙間が発生することを抑制することができる。また、隙間の発生を抑制することができるので、両ケースの結合構造を簡素化し、小型化することができる。
以上、図示例の実施の形態に基づき説明したが、この発明は、この実施の形態に限定されるものではない。従って、本発明の趣旨を逸脱することなく変更態様として実施するものも含むものである。例えば、上記実施の形態では、連結部材の結合部に一端部が結合される第2筐体のケース部材に、連結部材の変位規制部を係合させたが、第1筐体のケース部材に連結部材の変位規制部を係合させるようにしても良く、その場合には連結部材は第1筐体に対し回動するので、第1筐体と第2筐体とを開位置にした時に連結部材の変位規制部が第1筐体のケース部材に係合して第1筐体のケース部材間での隙間の発生を抑制するようにしても良い。
また、連結部材の変位規制部は、結合部20が結合されるケース部材に結合される構成としたが、結合部20が結合されない他方のケース部材に係合させるように構成しても良い。さらに、変位規制部は、両ケース部材の係合部(係合突部12f,凹部12e)に対応した位置でケース部材と係合する構成としているが、これに限定されることなく、係合部以外の部位でケース部材に係合させるようにしても良い。そして、この発明は、例えば、携帯電話機に限定されることなく、2つの筐体が連結部材を介して回動可能に連結される他の携帯端末装置にも適用することができる。
この発明の一実施の形態に係る携帯電話機の開状態における斜視図である。 図1のキー側筐体を構成するキーフロントケースの部分斜視図である。 図2のダミーヒンジとダミーヒンジに装着されるカラーの斜視図である。 図3のダミーヒンジを示し、(a)は図3とは別の方向から見た斜視図、(b)は(a)とは別の方向から見た斜視図、(c)は(b)とは別の方向から見た斜視図である。 ダミーヒンジの装着方法を示し、(a)は装着開始状態の斜視図、(b)はダミーヒンジ回転状態の斜視図、(c)は装着終了状態の斜視図である。 図5とは別の方向からダミーヒンジの装着方法を示し、(a)は装着開始状態の断面説明図、(b)はダミーヒンジ回転状態の断面説明図、(c)は装着終了状態の断面説明図である。 ダミーヒンジの規制部を説明するキーフロントケースの長手方向に沿う断面説明図である。 ダミーヒンジの規制部の働きを説明する断面説明図である。 ダミーヒンジの係合部を説明するキーフロントケースの幅方向に沿う断面説明図である。 回転部に挿通されるケーブル部材のダミーヒンジにおける位置決め状態を示す斜視説明図である。 この発明の他の一実施の形態に係る携帯電話機の、液晶表示側の筐体のフロントケースのヒンジ側端部の内面とダミーヒンジとを組立状態で示し、(a)はそのフロントケースのヒンジ側端部の内側とダミーヒンジの全体、(b)はその(a)中の矢印Cで示す部分を拡大した状態を示す斜視図である。 図11のフロントケースのヒンジ側端部とダミーヒンジとを示す分解斜視図である。 図11のフロントケースのヒンジ側端部とダミーヒンジとを組立状態で示す断面図である。
符号の説明
10 携帯電話機
11 表示器側筐体
12 キー側筐体
12a ヒンジ取付部
12b キーフロントケース
12c キーリアケース
12d 突起爪
12e 凹部
12f 係合突部
13 ヒンジ部
13a 軸受け部
14 メインLCD
15 操作部
16 ヒンジフロントケース
16a ヒンジ配置部
18 ダミーヒンジ
19 結合部
19a 底面
20 回転部
21 ボス部
22 挿通孔
23 カラー
24a 嵌合孔
24b 拡径孔
25 規制部
26 係合部
27 爪部
29 ケーブル部材
30 位置決め部
31 フロントケース
32 爪部
32a 凹部
32b 凹部

Claims (3)

  1. 一端部に軸受け部を有する第1筐体と、
    一端部に前記軸受け部に装着される回転部を有するとともに、他端部に結合部を有する連結部材と、
    一端部が前記結合部に結合されるとともに、前記回転部の回転軸と垂直な方向に互いに結合される第1ケース部材と第2ケース部材とを有する第2筐体と、を備え、
    前記第1筐体と前記第2筐体とが前記連結部材を介して回動可能に連結される携帯端末装置において
    記連結部材は、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との一方に係合して、該一方のケース部材の、前記回転軸と垂直な方向へ他方のケース部材から離間する変位を規制する変位規制部を有するとともに
    前記結合部は、前記回転部の回転軸よりも前記第2筐体の他端部側で前記第1ケース部材に結合し、
    前記変位規制部は、前記結合部の前記第1ケース部材との結合部位よりも前記第2筐体の前記一端部側で前記第1ケース部材に係合する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記第1筐体と前記第2筐体とは、互いに対向して配置される第1状態と、互いに展開された第2状態との間で相対回動可能に連結され、
    前記第1ケース部材は、前記第1状態のときに前記第2筐体側に位置するケース部材である、
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯端末装置。
  3. 前記第1筐体と前記第2筐体との一方に係合部が形成されるとともに、他方に前記係合部が係合される被係合部が形成され、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とは、前記係合部と前記被係合部との係合によって結合され、
    前記変位規制部は、前記係合部または前記被係合部に対応した部位に係合する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
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