JP5073221B2 - コンテンツ表示システムおよび情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ表示システムおよび情報表示装置に関し、特に、複数のエリアに離隔して設置された情報表示装置の間で文字や動画等の広告に関するコンテンツの配信を行うコンテンツ表示システムおよび情報表示装置に関する。
従来の広告行為としては、駅構内や街頭に紙による掲示で行われていたポスター広告があるが、このようなポスター広告は表示される文字や画像の量が少ない上に、広告内容の更新を行う場合にポスターを交換する手間等が必要となってしまう。
そこで近時では、このようなポスター広告に代えて広告塔のような表示装置を街頭や駅構内に設置して広告行為を行うようにしたものが普及している。この種の表示装置としては、例えば、歩行する閲覧者に広告内容を見せるものとして、長尺な表示装置を用意し、その中に任意の大きさの表示窓を設け、これを歩行者の移動に合わせて移動しながらコンテンツを表示させるようにした情報表示方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−157135号公報
しかしながら、このような情報表示方法にあっては、長尺な表示装置の中にコンテンツを表示する表示窓を設けるようにしているため、表示装置が大型化してしまい、表示装置を設置する広大な面積が1カ所で必要になってしまい、設置場所が限定されてしまうという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、表示装置が大型化するのを防止して1カ所に広い設置面積を確保するのを不要にでき、情報表示装置の設置場所の自由度を向上させることができるコンテンツ表示システムおよび情報表示装置を提供することを目的とする。
本発明のコンテンツ表示システムは、複数のエリアに離隔して設置された情報表示装置によってコンテンツの表示を行うコンテンツ表示システムであって、前記情報表示装置は、コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、前記コンテンツ再生手段によって再生されたコンテンツを表示する表示手段と、前記情報表示装置の近傍に閲覧者がいるか否かを検出する人体検出手段と、他の情報表示装置との間で無線通信を行う通信手段と、前記人体検出手段の検出情報に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて複数の情報表示装置の間で通信を行うことにより、前記表示手段に表示されるコンテンツの表示形態を制御するコンテンツ表示制御手段とを備えたものから構成されている。
この構成により、人体検出手段に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、この移動情報に基づいて複数の情報表示装置の間で通信を行うことにより、表示手段に表示されるコンテンツの表示形態を制御するようにしたので、従来のポスター広告程度の表示装置でコンテンツの表示を行うことができる。
このため、長尺な情報表示装置でコンテンツの表示を行うのを不要にして、情報表示装置が大型化するのを防止することができる。この結果、1カ所で広い設置面積が不要になり、情報表示装置の設置場所が限定されるのを防止することができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムの前記コンテンツ表示制御手段は、前記人体検出手段の検出情報に基づいて、閲覧者が未検出となった情報表示装置から閲覧者を検出した情報表示装置の前記表示手段にコンテンツを継続して表示し、前記閲覧者を未検出の情報表示装置の表示手段に電源を供給するのを停止するものから構成されている。
この構成により、コンテンツの閲覧者が情報表示装置に近接したときに、コンテンツを表示し、この閲覧者がこの情報表示装置から離れたときにこの情報表示装置の表示装置に電源を供給するのを停止する。そして、次の情報表示装置に閲覧者が移動したときに、この情報表示装置の表示装置が前の情報表示装置で表示されたコンテンツの続きをする。
そして、閲覧者がこの情報表示装置から離れたときにこの情報表示装置の表示装置に電源を供給するのを停止する、という手順を繰り返すことにより、移動する閲覧者がコンテンツを継続して見ることができ、閲覧者にコンテンツを効果的に提供することができる。また、閲覧者が未検出の情報表示装置の表示手段の電源供給を行わないので、情報表示装置の消費電力を少なくすることができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムの前記コンテンツ表示制御手段は、前記人体検出手段からの検出情報に基づいて閲覧者の特徴を抽出することにより、前記情報表示装置の近傍の人数を認識し、閲覧者の人数と移動状態に応じて単位時間当りに表示されるコンテンツの数を変更するものから構成されている。
このようにしたのは、1台の情報表示装置によって多くの人を検出しているが、その人達の動きが無い場合、コンテンツを次々と隣接する情報表示装置に転送すると、却って広告効果が低下する場合がある。
この場合には、1台の情報表示装置によって単位時間当りに表示されるコンテンツの数を変更して、1本のコンテンツの表示時間を長くしたり、表示されるコンテンツの数を増やすことにより、1つのコンテンツを閲覧者にじっくりと提供して閲覧者に印象付けたり、多くの閲覧者に多くの種類のコンテンツを提供することができ、宣伝効率を向上させることができる。
一方、1台の情報表示装置によって多くの人を検出してもその人達の動きが速い場合には、歩行移動してしまった閲覧者は全てのコンテンツを閲覧することなく通過してしまうため、無線手段と人体検出手段を用いて閲覧者の人数の把握と閲覧者の移動方向を算出して、情報表示装置を次々と移しながら移動する閲覧者にコンテンツを継続して閲覧させるようにする。
このように閲覧者の人数と移動状態に応じて単位時間当りの表示されるコンテンツの数を変更することにより、コンテンツを効果的に表示することができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、身体的な特徴データを記憶する特徴データ記憶手段を有するとともに、前記人体検出手段は撮像装置を有し、前記コンテンツ表示制御手段は、前記撮像装置によって撮像された画像を解析し、前記解析結果と前記特徴データ記憶手段に記憶された特徴データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するものから構成されている。
この構成により、撮像装置によって撮像された画像を解析し、この解析結果と特徴データ記憶手段に記憶された身体的な特徴データ(頭、腕、胴体等の大きな身体的な特徴や目、鼻、口等の小さな身体的な特徴)を比較することにより、閲覧者の人数を認識するので、閲覧者の人数を高い精度で認識することができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、人体の体温に近い範囲の温度分布面積データを記憶する温度分布面積記憶手段を設けるとともに、前記人体検出手段が熱源や温度変化を捉えやすい赤外線領域で画像を取得する撮像装置を有し、前記コンテンツ表示制御手段は、前記撮像装置によって撮像された画像を解析し、前記解析結果と前記温度分布面積記憶手段に記憶された温度分布面積データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するものから構成されている。
この構成により、撮像装置によって撮像された画像を解析し、この解析結果と温度分布面積記憶手段に記憶された温度分布面積データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するので、閲覧者の人数を高い精度で認識することができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記人体検出手段は赤外線を補足する赤外線カメラを有し、前記画像表示装置の外方に赤外線を照射する赤外線照射手段と、前記赤外線カメラの撮像範囲の背景に設置された赤外線反射手段と、前記赤外線反射手段から反射される赤外線の面積と人体の面積とを対応付けた赤外線データを記憶する赤外線データ記憶手段とを設け、前記コンテンツ表示制御手段は、前記赤外線照射手段から照射され、前記赤外線反射手段から反射された赤外線を前記赤外線カメラが捉えたときに、前記赤外線カメラによって撮像された画像を解析し、前記解析結果と前記赤外線データ記憶手段に記憶された前記赤外線データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するものから構成されている。
この構成により、赤外線照射手段から照射され、赤外線反射手段から反射された赤外線を赤外線カメラが捉えたときに、赤外線カメラによって撮像された画像を解析し、解析結果と赤外線データ記憶手段に記憶された赤外線データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するので、閲覧者の人数を高い精度で認識することができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記複数の情報表示装置の中でメインとなる情報表示装置のコンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶するときに、前記メインとなる情報表示装置から前記通信手段を介して他の情報表示装置に前記コンテンツを配信し、前記他の情報表示装置は前記コンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶するものから構成されている。
この構成により、コンテンツ記憶手段にコンテンツをインストールしたり、コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを更新する際等に、メインとなる情報表示装置にコンテンツを入力し、このメインの情報表示装置から他の情報表示装置に無線通信によってコンテンツを配信するようにすれば、有線による煩雑な配線工事を行ったり、外部のサーバ等を用いたシステムによりコンテンツを各情報表示装置に配信する必要等がなく、コンテンツ表示システムの構成を簡素化することができる。また、情報表示装置毎にコンテンツを入力する操作を不要にでき、コンテンツのインストールや更新作業等の作業性を向上させることができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムの前記コンテンツを受信した前記情報表示装置は、隣接する情報表示装置に通信手段を介して前記コンテンツを送信し、当該送信操作は、隣接する情報表示装置の全てに対して繰り返し実行され、前記コンテンツを受信した情報表示装置は前記記憶装置に前記コンテンツを記憶するものから構成される。
この構成により、メインとなる情報表示装置が全ての情報表示装置に一斉にコンテンツを送信する必要がないため、メインとなる情報表示装置の通信手段に負荷が掛かることがない。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記複数の情報表示装置の中でメインとなる情報表示装置の前記コンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶するときに、前記メインとなる情報表示装置は、前記コンテンツを複数のコンテンツ部分に分割するとともに分割されたコンテンツ部分の一部を前記記憶手段に記憶し、他のコンテンツ部分は、前記通信手段を介して他の情報表示装置に分散して配信され、他の情報表示装置の前記コンテンツ記憶手段は、受信したコンテンツ部分を記憶するようにしたものから構成されている。
この構成により、コンテンツ記憶手段にコンテンツをインストールしたり、コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを更新する際等に、メインとなる情報表示装置にコンテンツを入力し、このメインの情報表示装置がコンテンツを複数のコンテンツ部分に分割して他の情報表示装置に分割されたコンテンツ部分を配信するので、各情報表示装置のコンテンツ記憶手段の容量を少なくすることができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムの前記コンテンツ表示制御手段は、前記通信手段を介して情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に前記コンテンツを送信するものから構成されている。
この構成により、閲覧者が情報表示装置の近傍を通過したときに、携帯電話等の携帯通信端末にコンテンツを送信するので、閲覧者は携帯通信端末に保存されたコンテンツを時間や場所に関わらずに見ることができる。このため、広告内容等のコンテンツを閲覧者に確実に使えることができ、多大な宣伝効果を期待することができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に記憶された端末情報を読み取る端末情報読取手段を備え、前記コンテンツ記憶手段には、前記端末情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記端末情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記表示手段に表示するものから構成されている。
この構成により、情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末から送信される端末情報に関連したコンテンツを表示手段に表示するので、携帯通信端末の所有者に応じた特定のコンテンツを提供することができる。また、携帯通信端末を所有していない閲覧者が情報表示装置の近傍を通過したときには、一般的な(一般大衆向けの)コンテンツの提供を行うことができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記端末情報は前記携帯通信端末の所有者を特定するための個人情報を含み、前記コンテンツ記憶手段には、前記個人情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた個人情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記コンテンツを前記個人情報と共に前記表示手段に表示するものから構成されている。
この構成により、情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末から送信される端末情報に含まれる個人を特定する個人情報、例えば、携帯通信端末の所有者の氏名やニックネームに応じてコンテンツを選択し、このコンテンツを氏名やニックネームと共に表示手段に表示するので、携帯通信端末の特定の個人に向けたコンテンツを提供することができる。このため、その所有者にコンテンツを強烈にアピールすることができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記端末情報は前記携帯通信端末の所有者の趣向に関連する趣向情報を含み、前記コンテンツ記憶手段には、前記趣向情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記趣向情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記表示手段に表示するものから構成されている。
この構成により、情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末から送信される端末情報に含まれる趣向情報、例えば、趣味等に関連するコンテンツを表示手段に表示するので、携帯通信端末の特定の個人の趣向に応じたコンテンツを提供することができる。このため、その所有者の好みのコンテンツを強烈にアピールすることができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムは、前記携帯通信端末に前記コンテンツの配信履歴を送信する配信履歴送信手段を備え、前記コンテンツ表示制御手段は、前記配信履歴送信手段によりコンテンツの配信履歴を送信して前記携帯通信端末に前記配信履歴を記憶し、前記コンテンツ表示制御手段は、前記携帯通信端末から前記情報表示装置に前記端末情報と共に前記配信履歴が送信されたときに、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記端末情報と前記履歴情報に基づき、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの読み出しを行うものから構成されている。
この構成により、端末情報読取手段によって読み取られた携帯通信端末の端末情報と履歴情報に基づいてコンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの読み出しを行うので、例えば、前回、閲覧者に提供したコンテンツと同一のコンテンツが重複されて提供されてしまうことを防止することができるとともに、前回、閲覧者に提供できなかったコンテンツの続きからコンテンツを提供する等して、コンテンツの提供を効率良く行うことができる。
また、本発明のコンテンツ表示システムの前記携帯通信端末に所定のサービス情報を送信するサービス情報送信手段を備え、前記コンテンツ表示制御手段は、前記サービス情報送信手段によって前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に所定のサービス情報を送信するように構成され、前記サービス情報は、所定の店に設置され読取装置によって前記携帯通信端末を読み取ったときに、閲覧者にとって有益なサービスを受けられるものから構成されている。
この構成により、閲覧者が情報表示装置の近傍を通過したときに、RFID機能付きのカード等の携帯通信端末に、所定の店で表示したときに閲覧者にとって有益なサービスを受けられるサービス情報を送信するようにしたので、閲覧者はサービス情報を得るために広告等のコンテンツを熱心に見るように閲覧者を促すことができる。このため、広告内容等のコンテンツを閲覧者に確実に伝えることができ、多大な宣伝効果を期待することができる。これに加えて、閲覧者にクーポン券等のサービス情報を与えるので、宣伝された店等に実際に足を運ばせる機会を増大させることができる。
また、本発明の情報表示装置は、上述したコンテンツ表示システムに設けられた情報表示装置であって、コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、前記コンテンツ再生手段によって再生されたコンテンツを表示する表示手段と、前記情報表示装置の近傍に情報の提供を行うべき閲覧者がいるか否かを検出する人体検出手段と、他の情報表示装置との間で無線通信を行う通信手段と、前記人体検出手段に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて複数の情報表示装置の間で通信を行うことにより、前記表示手段に表示されるコンテンツの表示形態を制御するコンテンツ表示制御手段とを備えたものから構成されている。
この構成により、人体検出手段に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、この移動情報に基づいて複数の情報表示装置の間で通信を行うことにより、表示手段に表示されるコンテンツの表示形態を制御するようにしたので、従来のポスター広告程度の表示装置でコンテンツの表示を行うことができる。
また、この情報表示装置を組み合わせることにより、長尺な情報表示装置でコンテンツの表示を行うのを不要にして、情報表示装置が大型化するのを防止することができる。この結果、1カ所で広い設置面積が不要になり、情報表示装置の設置場所が限定されるのを防止することができる。
また、本発明の情報表示装置は、前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に記憶された端末情報を読み取る端末情報読取手段を備え、前記コンテンツ記憶手段には、予め前記端末情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記端末情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記表示手段に表示するものから構成されている。
この構成により、情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末から送信される端末情報に関連したコンテンツを表示手段に表示するので、携帯通信端末の所有者に応じた特定のコンテンツを提供することができる。また、携帯通信端末を所有していない閲覧者が情報表示装置の近傍を通過したときには、一般的な(一般大衆向けの)コンテンツの提供を行うことができる。
本発明は、表示装置が大型化するのを防止して1カ所に広い設置面積を確保するのを不要にでき、情報表示装置の設置場所の自由度を向上させることができるコンテンツ表示システムおよび情報表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図9は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、コンテンツ表示システム1は、街頭や駅構内等に設置された複数の情報表示装置としての電子掲示板2を備えており、この電子掲示板2は各エリアに一定の距離だけ離隔して設置されている。
図2は電子掲示板2の構成図である。図2において、電子掲示板2は、制御装置10、無線装置11、アンテナ12、記憶装置13、コンテンツ再生装置14、表示装置15、人感装置16、外部記憶装置17および撮像装置18から構成されており、これら各装置やアンテナは内部バス19を介して接続されている。
制御装置10は、CPU(Central processing unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えており、ROMに格納された制御プログラムに基づいて電子掲示板2全体を制御するようになっている。
無線装置11は、アンテナ12を通して他の電子掲示板2との間で無線通信によりデータの送受信を行うようになっている。本実施の形態では、無線装置11およびアンテナ12が通信手段を構成している。
記憶装置13は、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体から構成されており、各種の広告を行うためのコンテンツやコンテンツの処理手順を記憶するようになっている。なお、このコンテンツは文字情報、動画、静止画等の種々のものから構成されており、単位時間当りの表示時間も長いものや短いもの等がある。
また、記憶装置13には、身体的な特徴データとして、例えば、顔、胴体および腕の形状とその配置または目、鼻および口の形状とその配置に相当する形状データが記憶されている。すなわち、記憶装置13は身体的な特徴を何らかのパラメータとして記憶している。本実施の形態では、記憶装置13がコンテンツ記憶手段および特徴データ記憶手段を構成している。
コンテンツ再生装置14は、記憶装置13に記憶されたコンテンツを読み出して再生して表示装置15に表示するようになっている。表示装置15は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示手段からなり、コンテンツ再生装置14によって再生されるコンテンツを表示するようになっている。
なお、人感装置16は赤外線センサに限らず、光センサ、温度センサ等であっても良い。本実施の形態では、コンテンツ再生装置14がコンテンツ再生手段を構成し、表示装置15が表示手段を構成している。
人感装置16は、例えば、赤外線センサから構成されており、図3、図4に示すように電子掲示板2の本体2aの下部の4カ所に設置されている。すなわち、赤外線センサ16a〜16dは、電子掲示板2の近傍の全てのエリア(破線で示す)を検出できるようにそれぞれの取付け位置が設定されており、電子掲示板2の近傍を通過する閲覧者を検出できない死角が少なくなるように設置されている。
なお、本実施の形態では、電子掲示板2の近傍を通過する人を閲覧者と表現しているが、閲覧者とは電子掲示板2によって表示されるコンテンツを見る、見ないに関わらず電子掲示板2の近傍を通過する人を示している。
制御装置10は、赤外線センサ16a〜16dの検出順序、すなわち、オン/オフ信号に基づいて電子掲示板2の近傍を通過する閲覧者の移動方向を識別する。具体的には、図4中、右側から左側に閲覧者が歩行している場合には、制御装置10は赤外線センサ16aが"オン"すると、電子掲示板2に閲覧者が近づいたものと判断し、赤外線センサ16aが"オフ"になって赤外線センサ16bが"オン"になったときに電子掲示板2の前を閲覧者が通過したものと認識する。
以後、同様にして赤外線センサ16c、16dのオン/オフ信号に基づいて閲覧者の移動方向を認識し、閲覧者が移動する方向に設置された電子掲示板2に無線装置11を介して閲覧者の情報を送信する。
また、外部記憶装置17は、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体から構成されており、電子掲示板2に着脱自在になっている。この外部記憶装置17には電子掲示板2にインストールまたは更新するためのコンテンツや処理手順が記憶されており、制御装置10は外部記憶装置17に記憶されたコンテンツや処理手順を記憶装置13に記憶するようになっている。
撮像装置18はカメラから構成されており、この撮像装置18は図3に示すように電子掲示板2の本体2aの上部に設けられ、電子掲示板2の前を通過する閲覧者を撮像するようになっている。本実施の形態では、人感装置16および撮像装置18が人体検出手段を構成している。
制御装置10は、撮像装置18によって撮像された画像を解析することにより、例えば、予め撮像された電子掲示板2の近傍の背景画像と閲覧者のコントラスト等から閲覧者の画像を抽出し、この抽出した画像データと記憶装置13に記憶された胴体、腕および顔等の特徴データ、または目、鼻および口等の特徴データとを比較して閲覧者の人数を認識するようになっている。
また、制御装置10は、人感装置16および撮像装置18の検出結果に基づいて電子掲示板2を通過する閲覧者の移動方向、移動速度および人数を認識し、この認識結果に基づいて閲覧者の移動先の電子掲示板2に無線装置11を介してコンテンツ情報と閲覧者情報を送信する。
コンテンツ情報としては、閲覧者が電子掲示板2を通り過ぎるまでにコンテンツ再生装置14によって再生されたフレームまでのタイムスタンプである。また、閲覧者情報としては、閲覧者の移動方向、移動速度および人数である。本実施の形態では、制御装置10がコンテンツ表示制御手段を構成している。
また、制御装置10は、人感装置16からの検出情報に基づいて閲覧者を検出しないときに、表示装置15に電源を供給するのを停止するようになっている。
また、制御装置10は、撮像装置18によって撮像された画像を解析し、この解析結果と記憶装置13に記憶された特徴データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するようになっている。そして、この認識結果と人感装置16からの検出情報に基づいて閲覧者の人数と移動状態に応じて単位時間当りの表示するコンテンツの数を変更するようになっている。
次に、電子掲示板2によるコンテンツの表示方法を図5〜図9に基づいて説明する。図5はコンテンツ処理手順を示すタイミングチャートであり、電子掲示板2A〜2Fの順に閲覧者が通過した場合のコンテンツの処理手順を示している。
閲覧者が電子掲示板2A〜2Fの近傍にいない場合には(人感装置16が"オフ")、電子掲示板2A〜2Fの表示装置15に電源が供給されずに待機状態となる。この状態で、電子掲示板2Aの近傍に閲覧者が近づいて来たことを電子掲示板2Aの人感装置16が検出した場合に、制御装置10は無線装置11を介して隣接する電子掲示板2Bに表示装置15を"オン"にするための制御信号を送信する。
このとき、制御装置10は例えば、図4に示すように赤外線センサ16aが"オン"から"オフ"に切り換わった後、赤外線センサ16bが"オン"になったときに、閲覧者が電子掲示板2Aに近接して電子掲示板2B側に移動するものと見込んで電子掲示板2Bに制御信号を送信する。また、電子掲示板2Bは電子掲示板2Aから制御信号を受信したときに、待機状態にある表示装置15の電源を"オン"にする。
また、電子掲示板2Aでは、制御信号を送信した後に待機状態にある表示装置15を"オン"にする。次いで、電子掲示板2Aは閲覧者情報を算出する。この閲覧者情報の算出にあっては、赤外線センサ16a〜16dのオン/オフ信号に基づいて閲覧者の移動方向と移動速度を算出するとともに、撮像装置18の撮像情報に基づいて閲覧者の人数を算出する。
具体的には、撮像装置18によって撮像された画像のコントラスト等から閲覧者の画像を抽出し、この抽出した画像データと記憶装置13に記憶された胴体、腕および顔の特徴データとを比較して閲覧者の人数を認識するようになっている(図7参照)。
また、人数が多く互いに近接している場合には、抽出された画像データと胴体、腕および顔の比較ができないことがある。この場合には、抽出された画像データと目、鼻および口の特徴データとを比較して閲覧者の人数を認識する(図8参照)。
また、制御装置10はこの閲覧者情報を算出しながらコンテンツ再生装置14を作動して記憶装置13に記憶されたコンテンツを表示装置15に表示する。次いで、人感装置16の検出情報に基づいて閲覧者が未検出になった場合には、一定時間再生した広告コンテンツをその再生できたフレームまでのタイムスタンプをコンテンツの表示信号として電子掲示板2Bに送信し、表示装置15を待機状態にする。このようにタイムスタンプを電子掲示板2Bに送信するのは、閲覧者の人数が少なく閲覧者の移動速度が速い場合である。
一方、電子掲示板2Bでは、電子掲示板2Aからのコンテンツの表示信号を無線装置11を介して受信すると、制御装置10がコンテンツの表示内容を調整する。
具体的には、制御装置10がタイムスタンプに基づいてコンテンツ再生装置14を作動する。コンテンツ再生装置14は、記憶装置13に記憶されたコンテンツを参照してタイムスタンプに対応するフレームを検索する。
次いで、人感装置16の検出情報に基づいて上述したように閲覧者の移動方向を算出し、この算出結果に基づいて閲覧者が電子掲示板2C側に移動する場合には、隣接する電子掲示板2Cに表示装置15を"オン"させるための制御信号を送信する。このとき、電子掲示板2Bに隣接する電子掲示板2Cは待機状態にある表示装置15を"オン"にする。
また、電子掲示板2Bは、制御信号の送信後に電子掲示板2Aで行った処理と同様にして閲覧者の人数、移動方向および移動速度等の閲覧者情報を算出する。また、コンテンツ再生装置14が記憶装置13に記憶されたコンテンツを参照してタイムスタンプに対応するフレームから読み出して表示装置15に表示する。
次いで、人感装置16の検出情報に基づいて閲覧者が未検出になった場合には、一定時間再生した広告コンテンツをその再生できたフレームまでのタイムスタンプをコンテンツの表示信号として電子掲示板2Cに送信し、表示装置15を待機状態にする。
電子掲示板2Cでは、電子掲示板2Bでの処理と同様にして電子掲示板2Bで再生できたフレームの続きからコンテンツを再生し、閲覧者の移動に応じて未再生のコンテンツのフレームのタイムスタンプを電子掲示板2Dに送信する。以後、未再生のコンテンツのフレームを電子掲示板2E、2Fに受け渡し、それぞれの電子掲示板2E、2Fで再生する。
このように閲覧者の人数が少なくその移動速度が速い場合には(例えば、図6、図9に示すように1人の閲覧者が移動している場合)、無線装置11により電子掲示板2A〜2Fの順にコンテンツの再生を引き継ぎながらコンテンツを連続して再生する。
一方、電子掲示板2Aの閲覧者情報を算出しているステップにおいて、閲覧者の人数が多く、移動速度が"0"の場合には、電子掲示板2Aの前で多人数の閲覧者が停止した状態でコンテンツを表示していることになる(例えば、図9に示すように3人の閲覧者が停止している場合)。
この場合には、コンテンツを次々と隣接する電子掲示板2A〜2Fに転送するのでは、却って広告効果が低下することがある。この場合には、電子掲示板2Aの表示装置15にコンテンツを継続して表示する方がより広告効果を期待することができる。
したがって、電子掲示板2Aにおいて、閲覧者の人数が多く、閲覧者が電子掲示板2Aの前で停止している場合には、長編のコンテンツを表示装置15で表示したり、単位時間当りに表示されるコンテンツの種類を増やす、すなわち、数多くの種類の異なるコンテンツを表示する。
この場合には、隣接する電子掲示板2Bに制御信号を送信しておき、この電子掲示板2Bを通過する閲覧者の移動速度と人数に応じて電子掲示板2Aでコンテンツを表示したときと同様にコンテンツを再表示しても良いし、記憶装置13に多数のコンテンツが記憶されている場合には、電子掲示板2Aで再生できなかったコンテンツを再生しても良い。
このように本実施の形態では、複数のエリアに離隔して設置された電子掲示板2を有し、人感装置16と撮像装置18に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、この移動情報に基づいて複数の電子掲示板2の間で通信を行うことにより、表示装置15に表示されるコンテンツの表示形態を制御するようにしたので、従来のポスター広告程度の電子掲示板2でコンテンツの表示を行うことができる。
このため、従来のように長尺な電子掲示板2でコンテンツの表示を行うのを不要にして、電子掲示板2が大型化するのを防止することができる。この結果、1カ所に広い設置面積を確保するのを不要にでき、電子掲示板2の設置場所が限定されるのを防止することができる。
また、本実施の形態では、閲覧者が未検出となった電子掲示板2から閲覧者を検出した電子掲示板2の表示装置15にコンテンツを継続して表示し、閲覧者を未検出の電子掲示板の表示装置15に電源を供給するのを停止するという手順を、閲覧者の移動に応じて行うようにしたので、移動する閲覧者がコンテンツを継続して見ることができ、閲覧者にコンテンツを効果的に提供することができる。また、閲覧者が未検出の電子掲示板2の表示装置15の電源供給を行わないので、電子掲示板2の消費電力を少なくすることができる。
また、本実施の形態では、撮像装置18からの検出情報に基づいて閲覧者の特徴を抽出することにより、電子掲示板2の近傍の人数を認識し、閲覧者の人数と移動状態に応じて単位時間当りに表示するコンテンツの数を変更するようにしたので、1台の電子掲示板2によって1つのコンテンツを閲覧者にじっくりと提供して閲覧者に印象付けたり、多くの閲覧者に多くの種類のコンテンツを提供することができ、宣伝効率を向上させることができる。
また、1台の電子掲示板2によって多くの人を検出してもその人達の動きが速い場合には、歩行移動してしまった閲覧者は全てのコンテンツを閲覧することなく通過してしまうため、無線装置11と人感装置16および撮像装置18とを用いて閲覧者の人数の把握と閲覧者の移動方向を算出して、電子掲示板2を次々と移しながら移動する閲覧者にコンテンツを継続して閲覧させるようにするので、コンテンツを効果的に表示することができる。
また、本実施の形態では、撮像装置18を赤外線カメラから構成し、撮像装置18によって撮像された画像を解析して、この解析結果と記憶装置13に記憶された身体的な特徴データ(頭、腕、胴体等の大きな身体的な特徴や目、鼻、口等の小さな身体的な特徴)を比較することにより、閲覧者の人数を認識しているので、閲覧者の人数を高い精度で認識することができる。
図10〜図12は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第1の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
本実施の形態の撮像装置18は、熱源や温度変化を捉えやすい赤外線領域で画像を取得するカメラ等から構成されており、記憶装置(温度分布面積記憶手段)13には、人体の体温に近い範囲の温度分布面積データが記憶されている。
また、制御装置10は、撮像装置18によって撮像された画像を解析し、この解析結果と記憶装置13に記憶された温度分布面積データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するようになっている。
以下、図10〜図12に基づいて閲覧者の人数を検出する方法を説明する。
図10、図11は、電子掲示板2に対する撮像装置18の取付け位置と撮像範囲との関係と、撮像装置18が撮像したときの画像データから閲覧者を認識する処理方法を示す図である。
撮像装置18によって閲覧者が撮像されたときには、図10(a)、図11(a)に示すように、撮像装置18の撮像範囲31に対して閲覧者の存在する位置が異なるが、撮像装置18の取付け位置と撮像装置18のレンズの構成によってどの程度の面積を撮影することができるかは予め把握することができる。
図10(a)の位置に閲覧者が存在する場合には、図10(b)に示すように撮像範囲31内では閲覧者は下方に位置し、閲覧者の撮像面積が小さく、図11(a)の位置に閲覧者が存在する場合には、図11(b)に示すように撮像範囲31内では閲覧者は上方に位置し、閲覧者の撮像面積が大きい。
したがって、温度分布面積データとしては、撮像範囲31の背景面積と人体の面積の比のデータを作成する。例えば、図10(b)では、撮像範囲31の背景面積に対して一定の面積比のデータを温度分布面積データテーブル32として作成し、図11(b)では、撮像範囲31の背景面積に対して一定の面積比のデータを温度分布面積データテーブル33として作成する。
制御装置10は、撮像装置18で撮像した画像の面積比を温度分布面積データテーブル32、33と比較し、この温度分布面積データテーブル32、33に近似する面積比であれば、検出した人数が1人であるものと認識する。
また、図12に示すように多数の閲覧者が存在する場合には、図12(b)に示すように撮像範囲31内では閲覧者の撮像面積が非常に大きくなる。このため、閲覧者の重なりや間隔を踏まえて撮像範囲31の背景面積に対して一定の面積比のデータを温度分布面積データテーブル34として作成する。
制御装置10は、撮像装置18で撮像した画像の面積比を温度分布面積データテーブル34と比較し、この温度分布面積データテーブル34に近似する面積比であれば、検出した人数が3人であるものと認識する。
このような温度分布データを閲覧者の人数に応じた面積と撮像範囲の背景面積の比に応じて複数記憶装置13に記憶しておき、撮像装置18が閲覧者の熱や温度分布を撮像したときに、制御装置10が記憶装置13に記憶された複数の温度分布データと撮像結果を比較し、撮像範囲31の背景面積と熱と温度分布の面積から閲覧者の人数を認識することができる。
このように本実施の形態では、撮像装置18によって撮像された画像を解析し、この解析結果と記憶装置13に記憶された温度分布面積データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するので、閲覧者の人数を高い精度で認識することができる。
図10〜図13は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第3の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、撮像装置18を熱や温度分布を識別可能なカメラから構成し、この撮像装置18を用いて閲覧者の人数を認識するようにしているが、本実施の形態では、撮像装置18を赤外線カメラから構成し、この撮像装置18によって撮像された背景面積と人体の面積の比に基づいて閲覧者の人数認識することを特徴としている。
図13において、電子掲示板2には、電子掲示板2の外方に赤外線を照射する光源(赤外線照射手段)41が設けられており、撮像装置18の撮像範囲の背景(壁や通路)には赤外線を吸収しやすい塗装(赤外線反射手段)が施されている。
また、記憶装置13には光源41から反射される赤外線の面積と人体の面積とを対応付けた赤外線データが記憶されており、記憶装置13は赤外線データ記憶手段を構成している。この赤外線データは図10(b)、図11(b)、図12(b)と同様に撮像範囲31の背景面積に対して一定の面積比のデータが温度分布面積データテーブル32、33、34として作成されている。
本実施の形態では、人感装置16が閲覧者を検出したときに、光源41から赤外線吸収塗料に赤外線を照射し、この塗料から反射された赤外線を撮像装置18が捉えたときに制御装置10が撮像装置18で撮像された画像を解析し、この解析結果と記憶装置13に記憶された赤外線データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識するようにしている。したがって、本実施の形態にあっても閲覧者の人数を高い精度で認識することができる。
図14は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第4の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第1の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
複数の電子掲示板2をそれぞれのエリアに一定の間隔だけ離隔して設置したコンテンツ表示システム1にあっては、コンテンツの情報をインストールしたり更新するには、電子掲示板2毎にデータの遣り取りをできるシステムを持つ必要かある。こうしたデータの遣り取りを、例えば、有線に頼るのでは電子掲示板2の設置の際に多くの費用と配線工事とバックボーンとなるようなデータ配信のシステムが必要となる。
本実施の形態では、それぞれの電子掲示板2が無線装置11を有しているので、この無線装置11を利用して無線通信によりコンテンツのデータの遣り取りを行うようにしたものである。
図14に示すように、複数の電子掲示板2A、2B、2Cの中でメインとなる電子掲示板、例えば、電子掲示板2Aがメインとなる場合には、記憶装置13にコンテンツをインストールしたり、更新する際に、電子掲示板2Aから無線装置11を介して他の電子掲示板2B、2Cにコンテンツを配信し、電子掲示板2B、2Cがそれぞれの記憶装置13にコンテンツを記憶するようにしたものである。
電子掲示板2Aは、外部記憶装置17のコネクタにコンテンツAが格納された外部記憶装置17が接続されるようになっており、制御装置10は、外部記憶装置17がコネクタに接続されたときに外部記憶装置17に記憶されたコンテンツAを記憶装置13に記憶するようになっている。
また、制御装置10は、記憶装置13にコンテンツAを記憶した後、隣接する電子掲示板2Bに無線装置11から制御命令を送り、新しいコンテンツAが電子掲示板2Aに記憶されたことを示す信号を含んだコンテンツAの受信命令を送信する。
この受信命令を受信した電子掲示板2Bは無線装置11を介して電子掲示板2Aから受信した新しいコンテンツAを記憶装置13に記憶する。このとき、電子掲示板2Bの制御装置10は、隣接する電子掲示板2Cに無線装置11から制御命令を送り、新しいコンテンツAが電子掲示板2Bに記憶されたことを示す信号を含んだコンテンツAの受信命令を送信する。
この受信命令を受信した電子掲示板2Cは無線装置11を介して電子掲示板2Bから受信した新しいコンテンツAを記憶装置13に記憶する。この動作を設置された電子掲示板2に無線装置11を介してマスターとスレーブの関係を入れ換えながら通信することにより、個別に設置された電子掲示板2の全てが同じコンテンツAを共有することができる。
したがって、有線による煩雑な配線工事を行ったり、外部のサーバ等を用いたシステムによりコンテンツAを各電子掲示板2に配信する必要等がなく、コンテンツ表示システム1の構成を簡素化することができる。また、電子掲示板2毎にコンテンツAを入力する操作を不要にでき、コンテンツAのインストールや更新作業等の作業性を向上させることができる。
また、メインとなる電子掲示板2Aから隣接する電子掲示板2Bにコンテンツを配信すると、電子掲示板2Bが隣接する電子掲示板2Cにコンテンツを配信し、この送信動作を設置された全ての電子掲示板2に対して繰り返して行うので、電子掲示板2Aから全ての電子掲示板2に対してコンテンツを一斉に配信するものに比べ、電子掲示板2Aの無線装置11の負荷が掛かるのを防止することができる。
なお、隣接する電子掲示板2に次々にコンテンツAを送信するのに代えて、メインとなる電子掲示板2Aから他の電子掲示板2にコンテンツAを一斉に配信するようにしても良い。
図15は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第5の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第1の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
第4の実施の形態では、複数の電子掲示板2が同じコンテンツAを共有する例を示しているが、本実施の形態では、コンテンツを分割して分割したコンテンツ部分のデータを各エリアに設置された電子掲示板2が別々に保管するようにしたものである。
図15において、電子掲示板2の中でメインとなる電子掲示板、例えば、電子掲示板2Aがメインとなる場合には、外部記憶装置17のコネクタにコンテンツが格納された外部記憶装置17が接続されると、制御装置10が外部記憶装置17に記憶されたコンテンツのデータとインデックス情報を用いてコンテンツを電子掲示板2の数だけ分割する。
図15では、電子掲示板2A〜2Cに応じてコンテンツをコンテンツA〜コンテンツCに分割する。電子掲示板2AはコンテンツAを記憶装置13に記憶し、コンテンツB、Cは無線装置11を介して電子掲示板2B、2Cに送信する。そして、電子掲示板2B、2Cでは電子掲示板2Aから受信したコンテンツB、Cをそれぞれ記憶装置13に記憶する。
このコンテンツA〜Cのインデックス情報には、全ての電子掲示板2A〜2Cにコンテンツのどの部分が格納されているかが分かるようになっているため、それぞれの電子掲示板2A〜2Cはこのインデックス情報に基づいてコンテンツのどの部分が、どの電子掲示板に存在するのかを知ることができる。
本実施の形態では、各電子掲示板2Bまたは電子掲示板2Cに閲覧者が接近したとき、隣接する電子掲示板2Aまたは電子掲示板2Bから再生済みのコンテンツのインデッス情報等が無線装置11を介して無線で送られて来る。
このとき、電子掲示板2Bまたは電子掲示板2Cは、再生に必要なデータを持つ電子掲示板2Aまたは電子掲示板2Bとの間で無線装置11を介して情報伝達経路を構築する。電子掲示板2Bまたは電子掲示板2Cはこの情報伝達経路を利用してコンテンツをストリーミング再生する。
このように本実施の形態では、メインとなる電子掲示板2Aがコンテンツを複数のコンテンツ部分に分割して他の電子掲示板2B、2Cに分割されたコンテンツ部分を配信し、電子掲示板2B、2Cの記憶装置13によってコンテンツ部分を記憶するようにしたので、記憶装置13の容量を少なくすることができる。
図16は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第6の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第1の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
本実施の形態では、図16に示すように閲覧者が携帯通信端末として携帯電話51を保有している場合に、この閲覧者が電子掲示板2を通過するときに電子掲示板2から携帯電話51にコンテンツを送信するようになっている。
図1において、制御装置10は人感装置16が閲覧者を検出すると、記憶装置13からコンテンツを読み出して無線装置11を介して携帯電話51にコンテンツを送信するようになっている。
閲覧者は、任意の時間、任意の場所において携帯電話51を操作すると、液晶ディスプレイに「新製品情報を書き込みました。お家でみてね!」という電子掲示板2から送信されたコンテンツの一部が表示される。この表示を見た後、さらに携帯電話51を操作すると、新製品に関するコンテンツを見ることができる。
このように本実施の形態では、閲覧者が電子掲示板2の近傍を通過したときに、携帯電話51にコンテンツを送信するようにしたので、閲覧者は携帯電話51に保存されたコンテンツを時間や場所に関わらずに見ることができる。このため、広告内容等のコンテンツを閲覧者に確実に使えることができ、多大な宣伝効果を期待することができる。
なお、携帯通信端末としては、携帯電話51に限らず、通信機能を有する携帯通信端末であれば、ノートパソコンや電子手帳等の携帯通信端末にコンテンツを送信することができる。
図17は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第7の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第1の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
本実施の形態では、図17に示すように閲覧者が携帯通信端末として携帯電話51を保有している場合に、この閲覧者が電子掲示板2を通過するときに電子掲示板2から携帯電話51にコンテンツが提供するサービス情報を送信するようになっている。このサービス情報は所定の店で表示したときに、閲覧者にとって有益なサービスを受けられる割引券等から構成されている。
図1において、制御装置10は人感装置16が閲覧者を検出すると、記憶装置13からコンテンツを読み出して「割引情報提供」という表示を行うとともに、サービス情報を無線装置11を介して携帯電話51にサービス情報を送信するようになっている。本実施の形態では、制御装置10および無線装置11がサービス情報送信手段を構成している。
閲覧者は、任意の時間、任意の場所において携帯電話51を操作すると、液晶ディスプレイに「店頭で表示すると50%OFF 割引券」というサービス情報が表示されるようになっている。閲覧者は、所定の店、例えば、居酒屋、カラオケボックス、ブティック等でこのクーポン表示を見せると、この表示内容に見合ったサービスを受けることができる。
このように本実施の形態では、閲覧者が電子掲示板2の近傍を通過したときに、携帯電話51に所定の店で表示したときに閲覧者にとって有益なサービスを受けられるサービス情報を送信するようにしたので、閲覧者はサービス情報を得るために広告等のコンテンツを熱心に見るように閲覧者を促すことができる。
このため、広告内容等のコンテンツを閲覧者に確実に伝えることができ、多大な宣伝効果を期待することができる。これに加えて、閲覧者に割引券のサービス情報を与えるので、宣伝された店等に実際に足を運ばせる機会を増大させることができる。
図18〜図24は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第8の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第1の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
電子掲示板2は、RFID(Radio Frequency Identification)装置61およびアンテナ62を備えており、RFID装置61はアンテナ62を介して、通信端末装置としてのRFIDカードまたはRFID機能付きの携帯電話(通信端末装置)との間で電波によって情報の遣り取りを行うようになっている。
また、カードまたは携帯電話には小型のインレット(アンテナ付きICチップ)が設けられており、RFID装置61は、インレットに電波を発信して非接触で情報を読み取ったり、新たな情報を書き込んだりするリーダー・ライターとして機能する。本実施の形態では、RFID装置61およびアンテナ62が端末情報読取手段を構成している。なお、RFIDカードを例にして説明を行う。
また、図19、図20に示すように赤外線センサ16e、16fは、電子掲示板2の両側に閲覧者が近接したことを検知するように電子掲示板2の両端部に設けられており、アンテナ62は電子掲示板2の正面に閲覧者が近接したことを検知するように電子掲示板の表示装置15の設置面を除いた外周部にループ状に設けられている。
すなわち、赤外線センサ16e、16fおよびアンテナ62は、電子掲示板2の近傍の全てのエリアで閲覧者を検出して(破線で示す)、電子掲示板2の近傍を通過する閲覧者を検出できない死角が少なくなるように設置されている。
また、RFIDカード63には端末情報が記憶されており、この端末情報としては、RFIDカード63の所有者を特定するための個人情報やその所有者の趣向に関連する趣向情報が含まれている。
また、個人情報としては、その所有者の氏名(あるいはニックネーム)、年齢、性別、既未婚等を表すコード情報が記憶されており、趣向情報としては、その所有者の趣味である"車"、"自転車"、"映画"等を表すコード情報が記憶されている(図22参照)。
また、記憶装置13には、記憶装置13にはコード情報と関連付けてコンテンツ情報が記憶されている
具体的には、コンテンツには識別子が付加されており、この識別子とRFIDカード63の所有者のコード情報とが対応付けられている。また、コード情報には、コンテンツを表示する際にそのコンテンツに挿入する文章が、「○○様、お待ちかねのあの商品が遂に発売」というような形態で含まれている。
また、コンテンツと端末情報を関連付ける方法としては、RFIDカード63のコード情報に含まれる趣向情報が"車"であれば、RFIDカード63のコード情報に含まれる趣向情報と車に関連する識別子が付されているコンテンツを関連付けるようにすれば良い。
また、RFIDカード63のコード情報に含まれる趣向情報が"年齢"であれば、RFIDカード63のコード情報に含まれる"年齢"に関する個人情報とその年齢に応じた識別子が付されているコンテンツを関連付けるようにすれば良い。
例えば、年齢が60歳であれば、コード情報に含まれる"年齢"と"40歳〜60歳"の範囲の識別情報が付されている温泉や健康ランドのコンテンツを関連付けたり、年齢が8歳であれば、コード情報に含まれる"年齢"と"5歳〜10歳"の範囲の識別情報が付されている遊園地やおもちゃ屋のコンテンツを関連付けたりすれば良い。
制御装置10は、RFID装置61によってRFIDカード63のコード情報を読み取ったときに、このコード情報を記憶装置13に一時的に記憶した後、この記憶されたコード情報を参照してそのコード情報に関連付けられたコンテンツ記憶装置13から読み出して、コンテンツ再生装置14によってコンテンツにコード情報に記憶された文章を追加して表示装置15に表示するようになっている。
次に、電子掲示板2によるコンテンツの表示方法を図22〜図24、図6に基づいて説明する。図21はコンテンツ処理手順を示すタイミングチャートであり、電子掲示板2A〜2Fの順に閲覧者が通過した場合のコンテンツの処理手順を示している。
閲覧者が電子掲示板2A〜2Fの近傍にいない場合には(人感装置16が"オフ")、電子掲示板2A〜2Fの表示装置15に電源が供給されずに待機状態となる。この状態で、電子掲示板2Aの近傍に閲覧者が近づいて来たことを電子掲示板2Aの人感装置16が検出した場合に、制御装置10は無線装置11を介して隣接する電子掲示板2Bに表示装置15を"オン"にするための制御信号を送信する。
このとき、制御装置10は例えば、図20に示すように赤外線センサ16eが"オン"になったときに、閲覧者が電子掲示板2Aに近接して電子掲示板2B側に移動するものと見込んで電子掲示板2Bに制御信号を送信する。また、電子掲示板2Bは電子掲示板2Aから制御信号を受信したときに、待機状態にある表示装置15の電源を"オン"にする。
また、電子掲示板2Aでは、制御信号を送信した後に待機状態にある表示装置15を"オン"にする。次いで、制御装置10は、アンテナ62を通してRFID装置61がRFIDカード63のコード情報(端末情報)を読み取ったか否かを判別する。
RFID装置61がRFIDカード63のコード情報を読み取らなかった場合には、制御装置10はコンテンツ再生装置14を作動して記憶装置13に記憶されたコンテンツを表示装置15に表示する。次いで、制御装置10は人感装置16の赤外線センサ16eがオフになった後、赤外線センサ16fが"オン"から"オフ"になったときに、閲覧者が未検出になったものと判断して、一定時間再生した広告コンテンツをその再生できたフレームまでのタイムスタンプをコンテンツの表示信号として電子掲示板2Bに送信し、表示装置15を待機状態にする。
また、RFID装置61がRFIDカード63のコード情報を読み取った場合には、制御装置10は記憶装置13を参照してRFID装置61が読み取ったコード情報に関連付けられたコンテンツを検索する。
例えば、閲覧者の氏名が"特許開太郎"で、趣味が車である場合には、記憶装置13から車に関するコンテンツを選択し、コンテンツ再生装置14を制御して閲覧者の氏名と共に表示装置15にコンテンツを表示する。
具体的には、図23に示すように、「特許開太郎さん あなたが欲しがっている物が、今、安いですよ!」という表示を行い、その後、図24に示すように、「あなたは、車が好きですね! ○月○日、新車発表会です!」という表示を行って車のコンテンツを再生する。
次いで、制御装置10はRFID装置61がRFIDカード63を検出しなくなり、検出赤外線センサ16fが"オン"から"オフ"になったときに、閲覧者が未検出になったものと判断して、一定時間再生した広告コンテンツをその再生できたフレームまでのタイムスタンプをコンテンツの表示信号として電子掲示板2Bに送信し、表示装置15を待機状態にする。
一方、電子掲示板2Bでは、電子掲示板2Aからのコンテンツの表示信号を無線装置11を介して受信すると、制御装置10がコンテンツの表示内容を調整する。
具体的には、制御装置10がタイムスタンプに基づいてコンテンツ再生装置14を作動する。コンテンツ再生装置14は、記憶装置13に記憶されたコンテンツを参照してタイムスタンプに対応するフレームを検索する。
次いで、人感装置16の検出情報に基づいて上述したように閲覧者の移動方向を判別し、この判別結果に基づいて閲覧者が電子掲示板2C側に移動する場合には、隣接する電子掲示板2Cに表示装置15を"オン"させるための制御信号を送信する。このとき、電子掲示板2Bに隣接する電子掲示板2Cは待機状態にある表示装置15を"オン"にする。
また、電子掲示板2Bは、制御信号の送信後に電子掲示板2Aで行った処理と同様にして、制御装置10がRFIDカード63の検出の可否および移動方向を判別し、コンテンツ再生装置14を制御して記憶装置13に記憶されたコンテンツを参照してタイムスタンプに対応するフレームから読み出して表示装置15に表示する。
電子掲示板2Bでは、RFIDカード63を所有、未所有に関わらず、電子掲示板2Aから移動してくる閲覧者に対してタイムスタンプに対応するフレームからコンテンツを読み出して表示装置15に表示する。
次いで、人感装置16の検出情報に基づいて閲覧者が未検出になった場合には、一定時間再生した広告コンテンツをその再生できたフレームまでのタイムスタンプをコンテンツの表示信号として電子掲示板2Cに送信し、表示装置15を待機状態にする。
電子掲示板2Cでは、電子掲示板2Bでの処理と同様にして電子掲示板2Bで再生できたフレームの続きからコンテンツを再生し、閲覧者の移動に応じて未再生のコンテンツのフレームのタイムスタンプを電子掲示板2Dに送信する。以後、未再生のコンテンツのフレームを電子掲示板2E、2Fに受け渡し、それぞれの電子掲示板2E、2Fで再生する(図6参照)。
このように本実施の形態では、電子掲示板2の近傍を通過するRFIDカード63に記憶された個人情報や趣向情報等の端末情報を読み取るRFID装置61を設けるとともに、記憶装置13に予め端末情報と関連付けて所定のコンテンツを記憶し、制御装置10が、RFID装置61によって読み取られた端末情報と関連した所定のコンテンツを読み出して表示装置15に表示するようにしたので、RFIDカード63の所有者に応じた特定のコンテンツを提供することができる。また、RFIDカード63を所有していない閲覧者が情報表示装置の近傍を通過したときには、一般的な(一般大衆向けの)コンテンツの提供を行うことができる。
特に、RFIDカード63の所有者の個人情報である氏名と共にコンテンツを表示装置15に表示するので、RFIDカードを所有する特定の個人に向けたコンテンツを提供することができる。このため、その所有者にコンテンツを強烈にアピールすることができる。
これに加えて、RFIDカード63の所有者の趣向情報に関連するコンテンツを表示装置15に表示するので、RFIDカード63の所有者の趣向に応じたコンテンツを提供することができる。このため、その所有者の好みのコンテンツを強烈にアピールすることができる。
図18、図25は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第9の実施の形態を示す図であり、第8の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第8の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
図18において、制御装置10はRFID装置61からアンテナ62を介してRFIDカード63にコンテンツの配信履歴を送信するようになっており、制御装置10、RFID装置61およびアンテナ62が配信履歴送信手段を構成している。
この配信履歴としては、コンテンツの配信途中でコンテンツの配信が中断された場合には、中断されるまで配信されていたフレームのタイムスタンプを制御装置10によってコード化してこのコード化された履歴情報をRFID装置61からRFIDカード63に送信する方法や、コンテンツの全フレームが配信された場合には、配信されたコンテンツを制御装置10によってコード化してこのコード化された履歴情報をRFID装置61からRFIDカード63に送信する方法がある。
また、RFIDカード63はRFID装置61から受信したコンテンツの履歴情報を受信して記憶するようになっている。
また、制御装置10は、RFIDカード63からコード化された履歴情報をRFID装置61が受信したときに、RFID装置61によって読み取られたRFIDカード63の端末情報と履歴情報に基づき、記憶手段13に記憶されたコンテンツの読み出しを行う。
制御装置10は、RFIDカード63から受信したコード化された履歴情報が、コンテンツのフレームの途中であることを示すタイムスタンプであれば、記憶装置13を参照して前回配信したコンテンツを検索し、このコンテンツのタイムスタンプが付されたフレームを読み出す。
そして、コンテンツ再生装置14を制御し、前回のコンテンツ配信時に未配信となったフレームからコンテンツを表示装置15に表示する。図25は未送信のコンテンツを配信する状態を示すものである。図25において、「広告表示中!」と表示されている部分が未送信部分のコンテンツを配信している表示を示すものである。
また、制御装置10は、RFIDカード63から受信したコード化された履歴情報が配信済みのコンテンツの履歴を示すものであれば、記憶装置13を参照して配信履歴のないコンテンツを検索する。
そして、コンテンツ再生装置14を制御して配信履歴のないコンテンツを表示装置15に表示する。
このように本実施の形態では、RFID装置61によって読み取られたRFIDカード63の端末情報と履歴情報に基づいて記憶装置13に記憶されたコンテンツの読み出しを行うので、例えば、前回、閲覧者に提供したコンテンツと同一のコンテンツが重複されて提供されてしまうことを防止することができるとともに、前回、閲覧者に提供できなかったコンテンツの続きからコンテンツを提供する等して、コンテンツの提供を効率良く行うことができる。
図18、図26、図27は本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置の第10の実施の形態を示す図であり、第8の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略するとともに、第8の実施の形態の図面の一部を用いて説明を行う。
図18において、制御装置10はRFID装置61からアンテナ62を介してRFIDカード63にサービス情報を送信するようになっており、制御装置10、RFID装置61およびアンテナ62がサービス情報送信手段を構成している。また、このサービス情報は予め記憶装置13に記憶されている。また、記憶装置13にはサービス情報を送信したときに表示装置15に表示するための文字情報が記憶されている。
このサービス情報としては、図27に示すように、所定の店、例えば、居酒屋、カラオケボックス、ブティック等に設置された読取装置としてのRFID装置64によってRFIDカード63を読み取ったときに、閲覧者にとって有益なサービスを受けられるクーポン券等がある。
本実施の形態では、RFIDカード63を所持した閲覧者が電子掲示板2の近傍を通過したときに、制御装置10が記憶装置13からサービス情報を読み出し、このサービス情報をRFID装置61からRFIDカード63に送信する。
また、制御装置10はサービス情報を送信したときに、コンテンツ再生装置14によって記憶装置13に記憶された文字情報を再生し、表示装置15に表示する。
表示装置15に表示される文字情報は図26に示すように、「新製品情報を書き込みました。お家でみてね!割引情報は、お店でご利用ください。」である。
RFIDカード63の所有者は表示装置15に表示された文字情報を見てサービス情報を獲得したことを認識し、居酒屋、カラオケボックス、ブティック等に設置されたRFID装置64でRFIDカード63のサービス情報を読み取らせることにより、商品やサービスの割引をしてもらうことができる。
このように本実施の形態では、電子掲示板2からRFIDカード63に所定の店で表示したときに閲覧者にとって有益なサービスを受けられるサービス情報を送信するようにしたので、閲覧者はサービス情報を得るために広告等のコンテンツを熱心に見るように閲覧者を促すことができる。このため、広告内容等のコンテンツを閲覧者に確実に伝えることができ、多大な宣伝効果を期待することができる。これに加えて、閲覧者にクーポン券等のサービス情報を与えるので、宣伝された店等に実際に足を運ばせる機会を増大させることができる。
なお、本実施の形態では、RFIDカード63とRFID装置61との間で電波によって端末情報の遣り取りを行っているが、端末情報が記憶された携帯通信端末と、携帯通信端末の端末情報や履歴情報の読取りおよび携帯通信端末にサービス情報や履歴情報を送信する装置との間で光を媒体としてこれら各種情報の遣り取りを行うようにしても良い。
以上のように、本発明に係るコンテンツ表示システムおよび情報表示装置は、表示装置が大型化するのを防止して1カ所に広い設置面積を確保するのを不要にでき、情報表示装置の設置場所の自由度を向上させることができるという効果を有し、複数のエリアに離隔して設置された情報表示装置の間で文字や動画等の広告に関するコンテンツの配信を行うコンテンツ表示システムおよび情報表示装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板のブロック図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板の外観図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの人感センサの検出範囲を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムのコンテンツ処理手順を示すタイミングチャート 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板に閲 覧者の移動に応じてコンテンツを表示する状態を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの閲覧者の人数を 識別する処理を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの閲覧者の人数を 識別する処理を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ表示システム閲覧者の人数とコ ンテンツの表示をする様子を示す図 (a)は本発明の第2、3の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの閲覧者の撮像位置と示す図、(b)は閲覧者を識別する処理を示す図 (a)は本発明の第2、3の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの閲覧者の撮像位置と示す図、(b)は閲覧者を識別する処理を示す図 (a)は本発明の第2、3の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの閲覧者の撮像位置と示す図、(b)は閲覧者を識別する処理を示す図 本発明の第3の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板のブロック図 本発明の第4の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成図 本発明の第5の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成図 本発明の第6の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板から携帯電話にコンテンツを配信する状態を示す図 本発明の第7の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板から携帯電話にコンテンツを配信する状態を示す図 本発明の第8〜第10の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板のブロック図 本発明の第8〜第10の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの電子掲示板の外観図 本発明の第8〜第10の実施の形態に係るコンテンツ表示システムの人感センサおよびRFID装置の検出範囲を示す図 本発明の第8の実施の形態に係るコンテンツ表示システムのコンテンツ処理手順を示すタイミングチャート 本発明の第8の実施の形態に係るコンテンツ表示システムのRFIDカードに記憶された個人情報および趣向情報を示す図 本発明の第8の実施の形態に係るコンテンツ表示システムで個人宛にコンテンツを表示する状態を示す図 本発明の第8の実施の形態に係るコンテンツ表示システムで個人宛にコンテンツを表示する状態を示す図 本発明の第9の実施の形態に係るコンテンツ表示システムで履歴情報に基づいてコンテンツを表示する状態を示す図 本発明の第10の実施の形態に係るコンテンツ表示システムでサービス情報の送信後にコンテンツを表示する状態を示す図 本発明の第10の実施の形態に係るコンテンツ表示システムにおける所定の店でサービス情報を取得する様子を示す図
符号の説明
1 コンテンツ表示システム
2 電子掲示板(情報表示装置)
10 制御装置(コンテンツ表示制御手段、配信履歴送信手段、サービス情報送信手段)
11 無線装置(通信手段、サービス情報送信手段)
12 アンテナ(通信手段)
13 記憶装置(コンテンツ記憶手段、特徴データ記憶手段、温度分布面積記憶手段、赤外線データ記憶手段)
14 コンテンツ再生装置(コンテンツ再生手段)
15 表示装置(表示手段)
16 人感装置(人体検出手段)
18 撮像装置(人体検出手段)
41 光源(赤外線照射手段)
51 携帯電話(携帯通信端末)
61 RFID装置(端末情報読取手段、配信履歴送信手段、サービス情報送信手段)
62 アンテナ(端末情報読取手段、配信履歴送信手段、サービス情報送信手段)
63 RFIDカード
64 RFID装置(読取装置)

Claims (15)

  1. 複数のエリアに離隔して設置された情報表示装置によってコンテンツの表示を行うコンテンツ表示システムであって、
    前記情報表示装置は、
    コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、前記コンテンツ再生手段によって再生されたコンテンツを表示する表示手段と、赤外線を捕捉する撮像装置を有し、前記情報表示装置の近傍に閲覧者がいるか否かを検出する人体検出手段と、他の情報表示装置との間で無線通信を行う通信手段と、前記人体検出手段の検出情報に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて複数の情報表示装置の間で通信を行うことにより、前記表示手段に表示されるコンテンツの表示形態を制御するコンテンツ表示制御手段とを備え
    前記人体検出手段は、前記情報表示装置の外方に赤外線を照射する赤外線照射手段と、前記撮像装置の撮像範囲の背景に設置された赤外線反射手段から反射される赤外線の面積と人体の面積とを対応付けた赤外線データを記憶する赤外線データ記憶手段とを備え、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記赤外線照射手段から照射され、前記赤外線反射手段から反射された赤外線を前記撮像装置が捉えたときに、前記撮像装置によって撮像された画像を解析し、前記解析結果と前記赤外線データ記憶手段に記憶された前記赤外線データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識することを特徴とするコンテンツ表示システム。
  2. 前記コンテンツ表示制御手段は、前記人体検出手段の検出情報に基づいて、閲覧者が未検出となった情報表示装置から閲覧者を検出した情報表示装置の前記表示手段にコンテンツを継続して表示し、前記閲覧者を未検出の情報表示装置の表示手段に電源を供給するのを停止することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示システム。
  3. 前記コンテンツ表示制御手段は、前記人体検出手段からの検出情報に基づいて閲覧者の特徴を抽出することにより、前記情報表示装置の近傍の人数を認識し、閲覧者の人数と移動状態に応じて単位時間当りに表示されるコンテンツの数を変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ表示システム。
  4. 身体的な特徴データを記憶する特徴データ記憶手段を有し、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記赤外線照射手段から照射され、前記赤外線反射手段から反射された赤外線を前記撮像装置が捉えたときに、前記撮像装置によって撮像された画像を解析し、前記解析結果と前記特徴データ記憶手段に記憶された特徴データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  5. 前記複数の情報表示装置の中でメインとなる情報表示装置のコンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶するときに、前記メインとなる情報表示装置から前記通信手段を介して他の情報表示装置に前記コンテンツを配信し、前記他の情報表示装置は前記コンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶することを特徴とする請求項1〜請求項の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  6. 前記コンテンツを受信した前記情報表示装置は、隣接する情報表示装置に通信手段を介して前記コンテンツを送信し、当該送信操作は、隣接する情報表示装置の全てに対して繰り返し実行され、前記コンテンツを受信した情報表示装置は前記コンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶することを特徴とする請求項に記載のコンテンツ表示システム。
  7. 前記複数の情報表示装置の中でメインとなる情報表示装置の前記コンテンツ記憶手段に前記コンテンツを記憶するときに、前記メインとなる情報表示装置は、前記コンテンツを複数のコンテンツ部分に分割するとともに分割されたコンテンツ部分の一部を前記コンテンツ記憶手段に記憶し、
    他のコンテンツ部分は、前記通信手段を介して他の情報表示装置に分散して配信され、他の情報表示装置の前記コンテンツ記憶手段は、受信したコンテンツ部分を記憶するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  8. 前記コンテンツ表示制御手段は、前記通信手段を介して前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に前記コンテンツを送信することを特徴とする請求項1〜請求項の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  9. 前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に記憶された端末情報を読み取る端末情報読取手段を備え、
    前記コンテンツ記憶手段には、予め前記端末情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記端末情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜請求項の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  10. 前記端末情報は前記携帯通信端末の所有者を特定するための個人情報を含み、
    前記コンテンツ記憶手段には、前記個人情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた個人情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記コンテンツを前記個人情報と共に前記表示手段に表示することを特徴とする請求項に記載のコンテンツ表示システム。
  11. 前記端末情報は前記携帯通信端末の所有者の趣向に関連する趣向情報を含み、
    前記コンテンツ記憶手段には、前記趣向情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記趣向情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項9または請求項10に記載のコンテンツ表示システム。
  12. 前記携帯通信端末に前記コンテンツの配信履歴を送信する配信履歴送信手段を備え、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記配信履歴送信手段によりコンテンツの配信履歴を送信して前記携帯通信端末に前記配信履歴を記憶し、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記携帯通信端末から前記情報表示装置に前記端末情報と共に前記配信履歴が送信されたときに、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記端末情報と前記配信履歴に基づき、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツの読み出しを行うことを特徴とする請求項〜請求項11の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  13. 携帯通信端末に所定のサービス情報を送信するサービス情報送信手段を備え、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記サービス情報送信手段によって前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に所定のサービス情報を送信するように構成され、
    前記サービス情報は、所定の店に設置された読取装置によって前記携帯通信端末を読み取ったときに、閲覧者にとって有益なサービスを受けられるものから構成されることを特徴とする請求項〜請求項12の何れか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  14. 請求項1〜8、請求項13の何れか1項に記載のコンテンツ表示システムに設けられた情報表示装置であって、
    コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、前記コンテンツ再生手段によって再生されたコンテンツを表示する表示手段と、赤外線を捕捉する撮像装置を有し、前記情報表示装置の近傍に閲覧者がいるか否かを検出する人体検出手段と、他の情報表示装置との間で無線通信を行う通信手段と、前記人体検出手段の検出情報に基づいて閲覧者の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて複数の情報表示装置の間で通信を行うことにより、前記表示手段に表示されるコンテンツの表示形態を制御するコンテンツ表示制御手段とを備え、
    前記人体検出手段は、前記情報表示装置の外方に赤外線を照射する赤外線照射手段と、前記撮像装置の撮像範囲の背景に設置された赤外線反射手段から反射される赤外線の面積と人体の面積とを対応付けた赤外線データを記憶する赤外線データ記憶手段とを備え、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記赤外線照射手段から照射され、前記赤外線反射手段から反射された赤外線を前記撮像装置が捉えたときに、前記撮像装置によって撮像された画像を解析し、前記解析結果と前記赤外線データ記憶手段に記憶された前記赤外線データとを比較することにより、閲覧者の人数を認識することを特徴とする情報表示装置。
  15. 前記情報表示装置の近傍を通過する携帯通信端末に記憶された端末情報を読み取る端末情報読取手段を備え、
    前記コンテンツ記憶手段には、予め前記端末情報と関連付けて所定のコンテンツが記憶され、
    前記コンテンツ表示制御手段は、前記端末情報読取手段によって読み取られた前記端末情報と関連した前記所定のコンテンツを読み出して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項14に記載の情報表示装置。
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