JP5072282B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5072282B2
JP5072282B2 JP2006208026A JP2006208026A JP5072282B2 JP 5072282 B2 JP5072282 B2 JP 5072282B2 JP 2006208026 A JP2006208026 A JP 2006208026A JP 2006208026 A JP2006208026 A JP 2006208026A JP 5072282 B2 JP5072282 B2 JP 5072282B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
capacitor
diode
semiconductor device
diodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006208026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008034705A (ja
Inventor
薫 宮越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2006208026A priority Critical patent/JP5072282B2/ja
Publication of JP2008034705A publication Critical patent/JP2008034705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5072282B2 publication Critical patent/JP5072282B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に薄膜キャパシタに静電破壊の保護素子が設けられている半導体装置に関する。
静電気を帯電した物体が他の導電性の物体と接触、あるいは近接すると放電が発生する。この放電現象はESDと呼ばれ、半導体素子の誤動作や破壊などの問題を引き起こす。このような静電破壊に対する静電耐圧は、半導体集積回路に要求される特性の一つである。
例えば高周波用の化合物半導体集積回路では、静電破壊から回路素子を保護するために保護素子としてpnダイオードがよく用いられている。特に高周波用集積回路では、入力端子にDCカットキャパシタが直接接続されている場合や、図5に示すようにFETのソース(S)と接地間にDCカットキャパシタ(C)が用いられており、このキャパシタの静電耐圧が弱いときには、キャパシタにアンチシリーズに接続した二つのpnダイオードを並列に接続して静電破壊から保護している(例えば特許文献1、特許文献2)。キャパシタにpnダイオードを並列に接続した半導体装置の構造に関しては、特許文献2、特許文献3に具体例が開示されている。
一方DCカットキャパシタはその動作周波数において、十分低インピーダンスとなり、高周波信号を損失なく通過させる必要があるため、良好な伝送特性と大きな容量値が必要である。このような大容量のキャパシタを集積回路内に形成すると、キャパシタの占有面積が大きくなる。占有面積を小さくする方法としては、キャパシタの電極を櫛形電極にするなどの対策を施した例も報告されている。
また入力端子に保護素子を接地または電源間に接続する場合、保護素子に内在するキャパシタは高周波特性を劣化させる原因となることが知られている。
特開2003−60046号公報 特開2003−197754号公報 特開2002−541681号公報
高周波集積回路に使用されるキャパシタに静電保護素子を付加することは、静電耐圧を高めるうえで効果的である一方、保護素子が加わることによってチップ面積が増大することになる。
本発明は、高周波集積回路に使用されるキャパシタに、静電保護素子を付加することによるチップ面積の増大を抑えることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本願請求項1に係る発明は、薄膜キャパシタと、アンチシリーズに接続した二つのダイオードとを並列に接続した半導体装置であって、半導体基板上にアノード電極を備えた二つのダイオードと、該ダイオードのアノード電極上に、誘電体薄膜と金属薄膜を積層した薄膜キャパシタ部と、前記二つのダイオードの前記アノード電極に接続する二つの端子間に、並列に前記薄膜キャパシタが接続するように、一方の前記ダイオードのアノード電極と他方の前記ダイオードのアノード電極上に積層した前記金属薄膜とを接続する接続手段とを具備し、前記薄膜キャパシタ部は、前記アノード電極上に積層した前記誘電体薄膜及び金属薄膜上に、更に誘電体薄膜及び金属薄膜が積層しており、前記二つのダイオードの前記アノード電極が接続する二つの端子間に、並列に複数の前記薄膜キャパシタが接続するように、一方の前記ダイオード上に積層した前記金属薄膜と他方の前記ダイオード上に積層した前記金属薄膜とを接続する接続手段を備えていることを特徴とする。
本願請求項2に係る発明は、請求項1記載の半導体装置において、前記ダイオードは化合物半導体のpn接合構造またはpin接合からなることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、薄膜キャパシタが半導体基板上に形成された二つダイオード上に積層する構造とすることにより、保護素子を付加することによるチップ面積の増大は抑えるとともに、薄膜キャパシタを多層化して形成することにより、通常のキャパシタより占有面積を小さくすることができる。
またダイオードが、高誘電率の化合物半導体のpn接合構造である場合には、pn接合の接合容量もキャパシタ容量として用いることができ、キャパシタの占有面積を小さくすることができる。
本発明は、半導体基板上に二つのダイオードがアンチシリーズに接続するように形成し、このダイオード上に薄膜キャパシタを積層形成する構造となっている。以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1に本発明の実施例を示す。図1において(a)は本発明の半導体装置の断面図、(b)はその模式図、(c)は等価回路図である。本実施例では、薄膜キャパシタは、金属−誘電体−金属(MIM)構造キャパシタであり、ダイオードはpin接合ダイオードとしている。
図1に示すように本発明の半導体装置は、GaAs基板1上に、n型半導体層2、ノンドープ半導体層3、p型半導体層4が積層形成されており、p型半導体層4及びノンドープ半導体層3の一部が除去され、2つのpinダイオードが形成されている。
p型半導体層4上には、p型半導体層4とオーミック接触する第1の電極5(M1)が形成されている。この第1の電極5は、pinダイオードのアノード電極であると同時に、薄膜キャパシタの下層電極となる。第1の電極5上に窒化膜(SiN膜)からなる第1の誘電体膜6が積層形成され、さらに第2の電極7(M2、金属薄膜)、窒化膜からなる第2の誘電体膜8、第3の電極9(M3、金属薄膜)が積層形成されている。
第1、第2、第3の電極5、7、9は、それぞれ図2に示す接続が形成されるように、通常の半導体装置の製造方法によりパターニングされている。なお図1では、図2のダイオードD1の第2の電極M2とダイオードD2の第1の電極M1との間を接続する配線は図示されていない。また第1の誘電体膜6と第2の誘電体膜8との間に別の誘電体膜が積層形成されているが、これは第1、第2、第3の電極5、7、9を接続するために形成している。
その結果、図3に模式的な回路図を示すように、二つの端子T1、T2間に、二つのpinダイオード(D1、D2)がアンチシリーズに接続すると共に、並列に複数のキャパシタが接続する構造となる。図3に図示したキャパシタは、図1及び図2に示す複数の電極間に形成されるキャパシタを模式的に示している。
このように形成された半導体装置は、ダイオードの接合容量もキャパシタ容量として用いることができる。図1に示す構造の半導体装置では、ダイオードの単位面積当たりの容量はノンドープの半導体層3の厚さと比誘電率で決まる。GaAsの比誘電率(13.1)は、薄膜キャパシタを構成する窒化膜の誘電率(7.5)の約2倍であるので、薄膜キャパシタの単位面積当たりの容量が約2倍となる。アンチシリーズに接続するため、最終的な容量はその半分になるが、ダイオード上に薄膜キャパシタを単層で形成する場合は、薄膜キャパシタのみ形成する場合と比較して、単位面積当たり約1.3倍の容量を持つ半導体装置を実現できる。
次に第2の実施例について説明する。本発明の半導体装置は、ダイオード上に複数の薄膜キャパシタを積層形成することができる。具体的には、図1に示す第3の電極9上に更に誘電体膜、別の電極を複数層形成することも可能である。この場合、薄膜キャパシタの各電極は、図4に示すように接続すればよい。図4には、n個の金属電極で構成する薄膜キャパシタを模式的に示している。このように構成することで、単位面積当たりの容量を更に増すことができる。
例えば、図1、図2に示した薄膜キャパシタを、接合幅180μm、接合長22μmのダイオード上に2個積層形成した場合、全容量は約5pFとなり、MM法のESD耐圧は200V、HBM法のESD耐圧は3000V以上となる。一方、同面積のMIMキャパシタ単体では、約全容量が3.6pF、MM法のESD耐圧は約60V、HB法のESD耐圧は約150Vとなり、本発明によって、単位面積当たりの容量を約36%向上でき、74%の面積で、高いESD耐圧を有する半導体装置を実現できることが確認された。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものでないことは言うまでもない。例えば上記pinダイオードの代わりに、pnダイオードでも良いし、薄膜キャパシタの電極を接続する接続手段は、半導体集積回路上のレイアウトを考慮し、接続する電極を適宜選択し、配線を形成すればよい。
本発明の実施例1の説明図である。 本発明の実施例1の電極の接続を説明する図である。 本発明の実施例1の模式的な回路図である。 本発明の実施例2の説明図である。 高周波用の化合物半導体集積回路の一例の説明図である。
符号の説明
1:GaAs基板、2:n型半導体層、3:ノンドープ半導体層、4:p型半導体層、5:第1の電極、6:第1の誘電体層、7:第2の電極、8:第2の誘電体層、9:第3の電極

Claims (2)

  1. 薄膜キャパシタと、アンチシリーズに接続した二つのダイオードとを並列に接続した半導体装置であって、
    半導体基板上にアノード電極を備えた二つのダイオードと、
    該ダイオードのアノード電極上に、誘電体薄膜と金属薄膜を積層した薄膜キャパシタ部と、
    前記二つのダイオードの前記アノード電極に接続する二つの端子間に、並列に前記薄膜キャパシタが接続するように、一方の前記ダイオードのアノード電極と他方の前記ダイオードのアノード電極上に積層した前記金属薄膜とを接続する接続手段とを具備し、
    前記薄膜キャパシタ部は、前記アノード電極上に積層した前記誘電体薄膜及び金属薄膜上に、更に誘電体薄膜及び金属薄膜が積層しており、前記二つのダイオードの前記アノード電極が接続する二つの端子間に、並列に複数の前記薄膜キャパシタが接続するように、一方の前記ダイオード上に積層した前記金属薄膜と他方の前記ダイオード上に積層した前記金属薄膜とを接続する接続手段を備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、前記ダイオードは化合物半導体のpn接合構造またはpin接合からなることを特徴とする半導体装置。
JP2006208026A 2006-07-31 2006-07-31 半導体装置 Active JP5072282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208026A JP5072282B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208026A JP5072282B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008034705A JP2008034705A (ja) 2008-02-14
JP5072282B2 true JP5072282B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=39123805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006208026A Active JP5072282B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5072282B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5633663B1 (ja) * 2013-01-23 2014-12-03 株式会社村田製作所 薄膜キャパシタとツエナーダイオードの複合電子部品およびその製造方法
WO2015025753A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社村田製作所 Esd保護機能付薄膜キャパシタ装置およびその製造方法
JP6256320B2 (ja) * 2014-11-28 2018-01-10 三菱電機株式会社 Esd保護回路及びrfスイッチ
JP6384644B2 (ja) 2016-08-01 2018-09-05 株式会社村田製作所 Esd保護機能付きフィルタ部品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62154661A (ja) * 1985-12-26 1987-07-09 Toshiba Corp 半導体装置
JPH02231755A (ja) * 1989-03-03 1990-09-13 Mitsubishi Electric Corp Mim容量を備えたモノリシック集積回路
JPH04241449A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JP2003060046A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Murata Mfg Co Ltd 半導体集積回路およびそれを用いた電子装置
JP2005123474A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 New Japan Radio Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008034705A (ja) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101784061B1 (ko) 과도 전압 보호 회로 및 디바이스
US8039899B2 (en) Electrostatic discharge protection device
US7777999B2 (en) Electrostatic discharge (ESD) protection device
TW477055B (en) Improved ESD diode structure
JP5337395B2 (ja) ノイズフィルタ及びノイズフィルタ内蔵アンプ回路
WO2015083289A1 (ja) 半導体装置
US20050162790A1 (en) Electrostatic discharge protection circuit
JP5072282B2 (ja) 半導体装置
WO2011108445A1 (ja) Esd保護回路及びこれを備えた半導体装置
WO2013038616A1 (ja) 半導体集積回路装置
JP2013065771A (ja) Emiフィルタ
US6456474B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP2011014719A (ja) 半導体装置
CN107431042B (zh) 具有片上噪声保护电路的半导体芯片
US7969697B2 (en) Low-voltage CMOS space-efficient 15 KV ESD protection for common-mode high-voltage receivers
US20170338219A1 (en) Semiconductor integrated circuit device including an electrostatic discharge protection circuit
US10804258B2 (en) ESD protection device and signal transmission line
TWI763442B (zh) 暫態電壓抑制裝置
JPH09139468A (ja) 半導体集積回路装置
TWI683414B (zh) 改良式暫態電壓抑制裝置
KR20220040518A (ko) 감소된 고조파 왜곡을 갖는 esd 보호 디바이스
US20050127444A1 (en) Semiconductor integrated circuit
CN102891186A (zh) 保护二极管以及具备该保护二极管的半导体装置
JP2023023342A (ja) 半導体装置
JP2016134435A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5072282

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250