JP5071255B2 - ロボットハンド用触覚センサー機構及びそのロボットハンド用触覚センサー機構を備えるロボット - Google Patents

ロボットハンド用触覚センサー機構及びそのロボットハンド用触覚センサー機構を備えるロボット Download PDF

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この発明は、ロボットハンド用触覚センサー機構及びそのロボットハンド用触覚センサー機構を備えるロボットに関する。
従来のロボットハンド用触覚センサー機構が、例えば、特許文献1に記載されている。このロボットハンド用触覚センサー機構の構成を図15に示す。この触覚センサー機構50は、弾性材からなるキャップ51と、キャップ51を固定する指先保持部52と、圧力検出器53とを有している。キャップ51の内部には、非圧縮性流体が充填された中空状の液体充填層54が設けられている。キャップ51と圧力検出器53とは、指先保持部52に固定された円筒保持部55により結合されており、円筒保持部55には、薄い板状の梁部56が4箇所に設けられ、各梁部56の表面には歪ゲージ57が設けられている。
把持対象物とキャップ51との接触によりキャップ51の腹部分に圧力が加わった場合、非圧縮性流体が液体充填層54の容積を変化させることによって、この容積変化が圧力検出器53の受圧部に伝えられて、容積変化に伴う圧力変化が検出される。一方、キャップ51の爪部分に圧力が加わった場合には、圧力検出器53による圧力検出は困難であるが、円筒保持部55に設けられた梁部56が微小変形して歪が発生するので、この歪が歪ゲージ57に伝わり、その出力信号から圧力の作用方向及び大きさを検出することができる。
特開平6−182688号公報
しかしながら、特許文献1のロボットハンド用触覚センサー機構は、把持対象物との接触を広い範囲で検出可能にするために、圧力検出器53の他、円筒保持部55に4つの歪ゲージ57を備えており、センサー類を多く設けなければならないといった問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、少ないセンサーまたは小さなセンサーで感知領域を広くしたロボットハンド用触覚センサー機構及びそのロボットハンド用触覚センサー機構を備えるロボットを提供することを目的とする。
この発明に係るロボットハンド用触覚センサー機構は、少なくとも1つの感圧センサーと、感圧センサーを内部に収容可能な形状を有すると共に蛇腹状の断面形状を有する外皮部と、外皮部が部分的に接着された本体部と、本体部に固定されると共に本体部と外皮部の内面とで形成される内部の空間に収容されるセンサー固定部とを備え、蛇腹状の断面形状を有する外皮部は、その法線方向に対して周期的な山頂部及び谷底部を有し、感圧センサーの少なくとも1つは、センサー固定部に設けられると共に外皮部の内面における谷底部に接し、感圧センサーの少なくとも1つは、外皮部の内面と本体部とで形成される空間の内部に設けられ、本体部と外皮部の内面とで形成される内部の空間に、外皮部の内面における谷底部に接する感圧センサーに一端が接すると共に外皮部の内面のうち感圧センサーが接している部分以外の部分に他端が接する連結部が設けられる。ロボットハンドに把持された把持対象物が外皮部に対して外力を加えると、外皮部の断面が蛇腹状であることにより、外皮部は、その断面形状が変化するように変形し、把持対象物が接している部分以外の外皮部の部分にもその変形が伝わるようになる。すると、連結部の端部に接する外皮部の内面にもその変形が伝わり、連結部が感圧センサー方向に押されて、外皮部による反力が感圧センサーに圧力を加えるようになる。この結果、感圧センサーが設けられた部分から離れた部分で把持対象物が把持されても、把持対象物が感知されるようになる。
ンサー固定部に貫通孔が設けられ、連結部は貫通孔内を延びて、連結部の他端が外皮部のうち感圧センサーが接している部分以外の部分に接してもよい。
連結部は、センサー固定部を迂回するように湾曲して延びて、連結部の他端が外皮部のうち感圧センサーが接している部分以外の部分に接してもよい。
外皮部は、外皮部の外面の山頂部に外力が加えられることにより生じる外皮部の変形を、外力が加えられた山頂部以外の部分に伝えるようにその断面形状が変化してもよい。
センサー固定部に設けられた感圧センサーは、外皮部の内面における複数の谷底部に接してもよい。
この発明に係るロボットは、上記のいずれかに係るロボットハンド用触覚センサー機構を備えている。
尚、本願の特許請求の範囲及び明細書において、「接する」とは、単に接することだけではなく、直接的または間接的に固定されていることを含むものとし、「接着」とは単に接することではなく、固定されていることを意味するものとする。
この発明によれば、外皮部の断面が蛇腹状であることにより、ロボットハンドに把持された把持対象物が外皮部に対して外力を加えると、外皮部は、その断面形状が変化するように変形し、把持対象物が接している部分以外の外皮部の部分にもその変形が伝わるようになる。すると、連結部の端部に接する外皮部の内面にもその変形が伝わり、連結部が感圧センサー方向に押されて、外皮部による反力が感圧センサーに圧力を加えるようになる。この結果、感圧センサーが設けられた部分から離れた部分で把持対象物が把持されても、把持対象物が感知されるようになるので、少ないセンサーまたは小さなセンサーで感知領域を広くすることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構を図1に示す。ロボットハンド用触覚センサー機構1は、本体部2と、本体部2に接着されて本体部2と共に内部に空間4を形成するシリコンゴムからなるキャップ状の外皮部3と、本体部2に固定されると共に空間4内に収容された直方体形状のセンサー固定部5と、センサー固定部5に設けられた感圧センサー6とから構成されている。外皮部3のリング状の開口端部3cの全面は、本体部2に接着されている。感圧センサー6は、外皮部3の内面3aに接するセンサー素子7と、センサー固定部5に固定された基盤8とから構成されている。尚、開口端部3cは、ロボットハンド用触覚センサー機構1を見たときに視認できないという意味で、本願では、外皮部3の内面3aの一部であると定義する。
図2に示されるように、外皮部3は、その断面が蛇腹状の形状を有している。外皮部3は、その内面3aのうち、蛇腹形状の谷底部3a1がセンサー素子7に接するように、部分的にセンサー素子7に接している。また、ロボットハンドに把持される把持対象物9は、外皮部3の外面3bのうち、蛇腹形状の山頂部3b1が把持対象物9に接するように、部分的に外皮部3に接している。
次に、実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構が、ロボットハンドによって把持された把持対象物を感知する動作について説明する。
図2に示されるように、感圧センサー6が設けられた部分に相当する外皮部3の部分に把持対象物9が接触している場合、把持対象物9が外皮部3に対して外面3bに対向する方向に外力Fyを加えると、外皮部3は弾性体であるシリコンゴムから形成されていると共に開口端部3cが本体部に接着されているため、山頂部3b1が下方に押しつぶされるように変形することにより、山頂部3b1から谷底部3a1に向かう分力Fy’が外皮部3に伝わり、谷底部3a1が力Fy”でセンサー素子7を押すようになる。これにより、ロボットハンド用触覚センサー機構1が把持対象物9を感知する。
一方、図3に示されるように、感圧センサー6が設けられた位置から離れた部分で把持対象物9が外皮部3に接触している場合、把持対象物9が外面3bに沿った方向(矢印Aで示された方向)に把持対象物9が移動すると、把持対象物9及び外皮部3間の摩擦力により、山頂部3b1に外面3bに沿った方向(矢印Bで示された方向)に外力が加えられ、山頂部3b1が矢印B方向に傾いた断面形状(破線で描かれた形状)に変化するように外皮部3が変形する。外皮部3は弾性体であるシリコンゴムから形成されていると共に開口端部3cが本体部2に接着されているため、把持対象物9が接している部分以外の外皮部3の部分にもこの変形が伝わる。この結果、センサー素子7に接している谷底部3a1の変形により、谷底部3a1がセンサー素子7を押す力の変化を、感圧センサー6が検出し、ロボットハンド用触覚センサー機構1が把持対象物9を感知する。
このように、外皮部3の断面が蛇腹状であることにより、ロボットハンドに把持された把持対象物9が外皮部3に外力を加えると、外皮部3は、その断面形状が変化するように変形し、把持対象物9が接している部分以外の外皮部3の部分にもこの変形が伝わるようになる。この結果、感圧センサー6が設けられた部分から離れた部分で把持対象物9が把持されても、把持対象物9が感知されるようになるので、少ないセンサーまたは小さなセンサーで感知領域を広くすることができる。
実施の形態1において、図2及び3に示されたような、滑らかな波形状を「蛇腹状」として説明したが、この形状に限定するものではない。外皮部3の厚さは変化しないで、外皮部3の法線方向に対して周期的な凹凸を有する形状であればどのような形状でもよく、例えば、図4に示されるように、直線的なギザギザ形状も「蛇腹状」に含まれるものとする。また、1つ1つの谷底部3a1や山頂部3b1の高さや幅等が異なっていてもよい。
実施の形態1では、外皮部3の開口端部3cの全面は、本体部2に接着されていたが、この形態に限定するものではない。少なくとも開口端部3cの一部が本体部2に接着されていればよい。
実施の形態1では、感圧センサー6が、直方体形状のセンサー固定部5の表面のうち、本体部2に垂直な面に設けられていたが、この形態に限定するものではない。センサー素子7が外皮部3の内面3aに接していればどこでもよく、例えば、図5(a)に示されるように、直方体形状のセンサー固定部5の表面のうち、本体部2と平行な面に設けられていてもよい。また、図5(b)に示されるように、センサー固定部5ではなく、外皮部3と本体部2との間に感圧センサー6を設けてもよい。さらに、複数の感圧センサー6を、センサー固定部5の任意の部分や外皮部3と本体部2との間に設けてもよい。尚、センサー固定部5の形状も直方体形状に限定するものではなく、空間4内に収容することができれば、どのような形状であってもよく、例えば、円柱形状や三角柱形状等であってもよい。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るロボットハンド用触覚センサー機構について説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜5の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係るロボットハンド用触覚センサー機構は、実施の形態1に対して、外皮部の断面形状を変更したものである。
図6に示されるように、外皮部13の断面形状は、周期的に内面13a及び外面13bそれぞれに対して突出した突出部13a1及び13b1が設けられた形状、すなわち周期的に外皮部13の厚さが変化する形状を有している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、実施の形態2に係るロボットハンド用触覚センサー機構が、ロボットハンドによって把持された把持対象物を感知する動作について説明する。
図6に示されるように、感圧センサー6が設けられた部分に相当する外皮部13の部分に把持対象物9が接触している場合、把持対象物9が外皮部13に対して外面13bに対向する方向に外力Fyを加えると、把持対象物9に押された突起部13b1が突起部13a1を下方に押すことにより、突起部13a1がセンサー素子7を押すようになる。これにより、ロボットハンド用触覚センサー機構1が把持対象物9を感知する。
一方、図7に示されるように、感圧センサー6が設けられた位置から離れた部分で把持対象物9が外皮部13に接触している場合、把持対象物9が外面13bに沿った方向(矢印Cで示された方向)に把持対象物9が移動すると、把持対象物9及び外皮部13間の摩擦力により、突起部13b1に外面13bに沿った方向(矢印Dで示された方向)に外力が加えられ、突起部13b1が矢印D方向に傾いた断面形状に変化するように外皮部13が変形する。外皮部13は弾性体であるシリコンゴムから形成されていると共に開口端部13cが本体部2に接着されているため、把持対象物9が接している部分以外の外皮部13の部分にもこの変形が伝わる。この結果、突起部13a1がセンサー素子7を押す力が変化し、この変化を感圧センサー6が検出することにより、ロボットハンド用触覚センサー機構1が把持対象物9を感知する。
このように、外皮部13の断面において周期的に厚さが変化することにより、ロボットハンドに把持された把持対象物9が外皮部13に対して外力を加えると、外皮部13は、その断面形状が変化するように変形し、把持対象物9が接している部分以外の外皮部13の部分にもこの変形が伝わるようになる。この結果、感圧センサー6が設けられた部分から離れた部分で把持対象物9が把持されても、把持対象物9が感知されるようになるので、少ないセンサーまたは小さなセンサーで感知領域を広くすることができる。
実施の形態2では、突起部13a1及び13b1がそれぞれ、外皮部13の内面13a及び外面13bに対して突出していたが、この形態に限定するものではない。図8に示されるように、外面13bは凹凸のない滑らかな表面であり、内面13aにのみ突出部13a1が形成された形態でもよい。また、「周期的に厚さが変化する」とは、一定方向に厚さが増加だけする場合及び減少だけする場合を除く意味であり、1つ1つの突起部13a1または13b1の形状や大きさあるいは隣り合う突起部間の間隔が異なっていてもよい。
実施の形態2において、実施の形態1における変形例と同様に、感圧センサー6をセンサー固定部5の任意の部分や外皮部13と本体部2との間に設けてもよく、さらに、複数の感圧センサー6をこれらの箇所に設けてもよい。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構について説明する。この発明の実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構は、実施の形態1に対して、外皮部の任意の箇所に加えられた外力が連結部を介して感圧センサーに伝わるようにしたものである。
図9に示されるように、直方体形状のセンサー固定部5には、センサー固定部5の長手方向に対して交差する方向に貫通孔20が設けられ、貫通孔20を塞ぐように感圧センサー6が設けられている。貫通孔20には、円柱状の連結部21が挿入され、連結部21の一方の端部21aが感圧センサー6に接すると共に他方の端部21bが外皮部3の内面3aに接している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構が、ロボットハンドによって把持された把持対象物を感知する動作について説明する。
図10に示されるように、連結部21の端部21bが接している外皮部3の部分を、把持対象物9が外皮部3に対して外面3bに対向する方向に外力Fyを加えると、連結部21が感圧センサー6の方向(矢印Eの方向)に押される。すると、外皮部3からの反力Fによって感圧センサー6に圧力が加えられることにより、ロボットハンド用触覚センサー機構30が把持対象物9を感知する。
また、感圧センサー6が設けられている部分及び端部21bが接している部分から離れた部分で把持対象物9が外皮部3に接触している場合、実施の形態1と同様の原理で、外皮部3が、その断面形状が変化するように変形することによって感圧センサー6に圧力を加えるか、または、実施の形態1と同様の原理で、外皮部3がその断面形状が変化するように変形することによって連結部21が矢印Eの方向に押され、外皮部3からの反力Fによって感圧センサー6に圧力が加えられて、ロボットハンド用触覚センサー機構30が把持対象物9を感知する。
このように、センサー固定部5に設けられた貫通孔20内に挿入するように連結部21を設け、連結部21の一方の端部21aが感圧センサー6に接すると共に他方の端部21bが外皮部3の内面3aのうち感圧センサー6が接している部分以外の部分に接するようにすることにより、端部21bが接する外皮部3の部分に把持対象物9が外力を加えると、連結部21が感圧センサー6方向に押されて、外皮部3による反力が感圧センサー6に圧力を加えるようになる。この結果、センサー固定部5に関して感圧センサー6が設けられた位置とは反対側の位置に相当する外皮部3の部分で把持対象物9が把持されても、把持対象物9が感知されるようになるので、少ないセンサーまたは小さなセンサーで感知領域を広くすることができる。また、実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構は、実施の形態1と同じ構成の外皮部3を有しているので、実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
実施の形態3では、円柱形状の連結部21が、センサー固定部5に設けられた貫通孔20に挿入されていたが、この形態に限定するものではない。連結部21の端部21bは、外皮部3の内面3aのうちどの部分に接していてもよく、例えば、図11に示されるように、センサー固定部5に貫通孔は設けないで、連結部21を湾曲した形状にし、センサー固定部5を迂回するようにして外皮部3の内面3aの任意の箇所に接するようにしてもよい。また、図12に示されるように、感圧センサー6が設けられたセンサー固定部5の部分に切欠部22を形成し、連結部21の端部21aが、切欠部22に挿入されて、基盤8のセンサー素子7が設けられた面とは反対側の面に接するようにしてもよい。
また、図13に示されるように、湾曲した連結部21の端部21aも、感圧センサー6が設けられた部分以外の外皮部13の部分に接するようにしてもよい。この場合には、予め外皮部13が感圧センサー6に圧力を加えた状態(外皮部13が矢印G方向に力を加えた状態)にしておく必要がある。把持対象物9(図2等参照)を把持することにより、外皮部13が連結部21の端部21bを端部21a側に向かって(矢印H方向に)押すと、端部21aが外皮部13を矢印Jの方向に押すようになる。すると、外皮部13の感圧センサー6を押す力(矢印G方向の力)が低下するので、感圧センサー6がこの力(矢印G方向の力)の変化を検出することにより、ロボットハンド用触覚センサー機構30が把持対象物9を感知する。また、外皮部13は、実施の形態1と同様に断面形状が蛇腹状になっているので、実施の形態1と同様の動作によって、外皮部13の感圧センサー6を押す力が上昇する。感圧センサー6がこの力の変化を検出することにより、ロボットハンド用触覚センサー機構30が把持対象物9を感知することもできる。
尚、図14に示されるように、貫通孔20に挿入するように設けられた円柱状の連結部21の両端部21a及び21bをそれぞれ、感圧センサー6が設けられた部分以外の外皮部13の部分に接するようにし、予め外皮部13が感圧センサー6に圧力を加えた状態(外皮部13が矢印G方向に力を加えた状態)にした形態でもよい。
また、実施の形態3では、外皮部として、実施の形態1における外皮部3を用いたが、これに限定するものでもない。実施の形態2における外皮部13を用いることもできる。
実施の形態1〜3では、外皮部の形状はキャップ状であったが、この形態に限定するものではない。内部に感圧センサー等を収容可能な空間を形成するような形状であればどのような形状でもよく、例えば、筒状であってもよい。実施の形態1〜3のようなキャップ状の場合には、ロボットハンドの指先に使用でき、筒状の場合には、指の節の部分で使用することができる。尚、板状のシート材を、本体部を包むように配置した形態であってもよい。
この発明の実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構の断面図である。 実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構の外皮部の一部分の拡大断面図である。 実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構の外皮部の一部分の拡大断面図である。 実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構の変形例の外皮部の一部分の拡大断面図である。 実施の形態1に係るロボットハンド用触覚センサー機構の変形例の断面図である。 実施の形態2に係るロボットハンド用触覚センサー機構の外皮部の一部分の拡大断面図である。 実施の形態2に係るロボットハンド用触覚センサー機構の外皮部の一部分の拡大断面図である。 実施の形態2に係るロボットハンド用触覚センサー機構の変形例の外皮部の一部分の拡大断面図である。 実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構の断面図である。 実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構が把持対象物を感知する原理を説明するための拡大部分断面図である。 実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構の変形例の断面図である。 実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構の別の変形例の断面図である。 実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構のさらに別の変形例の断面図である。 実施の形態3に係るロボットハンド用触覚センサー機構のさらに別の変形例の断面図である。 従来のロボットハンド用触覚センサー機構の分解斜視図である。
符号の説明
1,30 ロボットハンド用触覚センサー機構、2 本体部、3,13 外皮部、3a,13a (外皮部の)内面、5 センサー固定部、6 感圧センサー、20 貫通孔、21 連結部。

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの感圧センサーと、
    前記感圧センサーを内部に収容可能な形状を有すると共に蛇腹状の断面形状を有する外皮部と
    前記外皮部が部分的に接着された本体部と、
    前記本体部に固定されると共に該本体部と前記外皮部の内面とで形成される内部の空間に収容されるセンサー固定部と
    を備え、
    前記蛇腹状の断面形状を有する前記外皮部は、その法線方向に対して周期的な山頂部及び谷底部を有し、
    前記感圧センサーの少なくとも1つは、前記センサー固定部に設けられると共に前記外皮部の内面における前記谷底部に接し、
    前記感圧センサーの少なくとも1つは、前記外皮部の内面と前記本体部とで形成される空間の内部に設けられ、
    前記本体部と前記外皮部の内面とで形成される内部の空間に、前記外皮部の内面における前記谷底部に接する前記感圧センサーに一端が接すると共に前記外皮部の内面のうち前記感圧センサーが接している部分以外の部分に他端が接する連結部が設けられる、ロボットハンド用触覚センサー機構。
  2. 前記センサー固定部に貫通孔が設けられ、
    前記連結部は前記貫通孔内を延びて、前記連結部の前記他端が前記外皮部のうち前記感圧センサーが接している部分以外の部分に接る、請求項に記載のロボットハンド用触覚センサー機構。
  3. 前記連結部は、前記センサー固定部を迂回するように湾曲して延びて、前記前記連結部の前記他端が前記外皮部のうち前記感圧センサーが接している部分以外の部分に接する、請求項1に記載のロボットハンド用触覚センサー機構。
  4. 前記外皮部は、前記外皮部の外面の前記山頂部に外力が加えられることにより生じる前記外皮部の変形を、前記外力が加えられた前記山頂部以外の部分に伝えるようにその断面形状が変化する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のロボットハンド用触覚センサー機構。
  5. 前記センサー固定部に設けられた前記感圧センサーは、前記外皮部の内面における複数の前記谷底部に接する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のロボットハンド用触覚センサー機構。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のロボットハンド用触覚センサー機構を備えるロボット。
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