JP5070881B2 - 自立性袋の無菌充填方法及び装置 - Google Patents
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Description
この自立性袋は、図2及び図6(A)(B)(C)に示すような内容物収納室1が密封された状態で外面が殺菌処理され、次に、底襠室2の左右縁が図3及び図7(A)(B)(C)に示すように閉止縁5a,5aとされ、その後、内容物収納室1内に内容物が充填され、開口部が閉じられることにより、図5に示すような完成した無菌包装体Qとされる。
図2及び図6(A)(B)(C)に示す自立性袋Pが、無菌充填機の無菌チャンバー37に付設された搬入部38に作業者等により集積され装填される(図19(I))。
搬入部38からは図示しないサッカー等により自立性袋Pが一枚又は複数枚ずつ無菌チャンバー37内に導入される(図19(II))。
例えば過酸化水素水からなる殺菌剤のミストMが自立性袋Pに吹き掛けられ、自立性袋Pの外面が殺菌される。無菌チャンバー37内には自立性袋Pの搬送路に沿ってガイド44が設けられ、このガイド44により自立性袋Pの底襠室2が押し広げられ展開状態となる。このため、底襠室2内に至る自立性袋Pの全外面が殺菌処理される。ガイド44は棒状に形成され、自立性袋Pの搬送方向に対し傾斜し、このガイド44に交差するように上下方向に展開した底襠室2が移動する。これにより、底襠室2に殺菌剤が万遍なく付着し、ムラのない殺菌が行われる(図19(III))。
外面が殺菌された自立性袋Pに、加熱された無菌エアが吹き付けられる。これにより、外面に付着した殺菌剤が乾燥除去される(図19(IV))。
外面の殺菌が完了した自立性袋Pは、底襠室2の左右の未ヒートシール部5,5が図示しないヒートシール盤によりヒートシールされることにより、底襠室2の左右に閉止部5a,5aが形成される(図19(V))。
自立性袋Pの開口部を閉じたヒートシール部3が、図示しないカッター等により切除され開封される。これにより、図4に示す如く内容物収納室1が開口可能となる。また、底襠室2が拡開可能となり、内容物収納室1の容積が増大する(図19(VI))。
自立性袋Pの内容物収納室1内に、その開口部から図示しないノズル等により内容物が充填される(図19(VII))。
図示しないヒートシール盤により開口部が再びヒートシールされヒートシール部40で閉じられる。
図8、図9及び図11(A)(B)(C)に示すように、この実施の形態2の自立性袋では、実施の形態1の場合と異なり、底襠室2の左右の未ヒートシール部5,5が、前後パネル6,7の内面に塗工されたヒートシール材層により形成され、底襠パネル8の左右縁には、前後パネル6,7の内面同士を接触可能に対峙させる切欠4が形成される。
図13、図14及び図16(A)(B)(C)に示すように、この実施の形態3の自立性袋Pでは、実施の形態1,2の場合と異なり、底襠室2の左右の未ヒートシール部5,5が、前後パネル6,7の左右縁における底襠パネル8の左右縁を外側に越えた突出部分6a,7aに塗工されたヒートシール材層により形成される。
この実施の形態4では、図21に示すように、長方形の前後パネル6,7の一隅が斜めに切除され、四辺と斜辺とがヒートシール部3,9,10,11,12,13,14,41で閉じられる。斜辺のヒートシール部41には、内容物収納室1を外部に開口させるための密封手段として注出具42が設けられている。
この実施の形態5では、図22に示す無菌充填方法が採用される。
図22に示す自立性袋Pが、無菌充填機の無菌チャンバー37に付設された搬入部38に作業者等により集積され装填される(図22(I))。
搬入部38からは図示しないサッカー等により自立性袋Pが一枚又は複数枚ずつ無菌チャンバー37内に導入される(図22(II))。
過酸化水素等の殺菌剤のミストMが自立性袋Pに吹き掛けられ、自立性袋Pの外面が殺菌される。無菌チャンバー37内には自立性袋Pの搬送路に沿ってガイド44が設けられ、このガイド44により自立性袋Pの底襠室2が押し広げられ展開状態となる。このため、底襠室2内を含め自立性袋Pの全外面が殺菌処理される。ガイド44は棒状に形成され、自立性袋Pの搬送方向に対し傾斜し、このガイド44に交差するように、展開した底襠室2が移動する。これにより、底襠室2に殺菌剤が万遍なく付着し、ムラのない殺菌が行われる(図22(III))。
外面が殺菌された自立性袋Pは、加熱された無菌エアが吹き付けられる。これにより、外面に付着した殺菌剤が乾燥除去される(図22(IV))。
外面の殺菌が完了した自立性袋Pは、底襠室2の左右の未ヒートシール部5,5が図示しないヒートシール盤によりヒートシールされることにより、底襠室2の左右が閉じられ、底襠室2の左右に閉止縁5a,5aが形成される(図22(V))。
自立性袋Pの開口部を閉じたヒートシール部10が、図示しないカッター等により切除され開封される。これにより、図22に示す如く内容物収納室1が開口可能となる。また、底襠室2が拡開可能となり、内容物収納室1の容積が増大する(図22(VI))。
自立性袋Pの内容物収納室1内に、その開口部から図示しないノズル等により内容物が充填される(図22(VII))。
図示しないヒートシール盤により開口部が再びヒートシールされヒートシール部40で閉じられる(図22(VIII))。
1…内容物収納室
2…底襠室
3,9,10,11,12,13,14…ヒートシール部
4…切欠
5…未ヒートシール部
6…前パネル
6a,7a…突出部分
7…後パネル
8…底襠パネル
16…前パネルの連続体
17…後パネルの連続体
18…底襠パネルの連続体
37…無菌チャンバー
38…搬入部
42…注出具
44…ガイド
50…殺菌室
52…ヒートシール盤
53…カッター
57…内容物充填ノズル
59…ヒートシール盤
M…殺菌剤のミスト
Q…無菌包装体
Claims (13)
- 内容物収納室と底襠(まち)室とを具備し、底襠室の拡開により自立可能となる自立性袋において、上記内容物収納室の開口部が所定の密封手段により密封され、前後パネルと、前後パネル間に山折り状に挿入される底襠パネルとを具備し、上記前後パネルの左右縁同士、上記前後パネルと上記底襠パネルの左右縁同士、及び上記前後パネルと上記底襠パネルの下縁同士がそれぞれヒートシール部で接合されることにより内容物収納室が形成され、この内容物収納室が形成された自立性袋の外面が殺菌処理された後に上記底襠パネルの左右が閉じられて上記底襠室が形成されるように、上記底襠パネルの左右に未ヒートシール部が設けられ、上記密封手段が上記前後パネルの所定箇所に設けられたことを特徴とする自立性袋。
- 請求項1に記載の自立性袋において、上記密封された内容物収納室内が無菌状態とされたことを特徴とする自立性袋。
- 請求項1に記載の自立性袋において、上記内容物収納室の開口部の密封手段が、上記前後パネル間をヒートシールすることにより形成されるヒートシール部であることを特徴とする自立性袋。
- 請求項1に記載の自立性袋において、上記内容物収納室の開口部の密封手段が、上記前後パネル間に設けられた注出具であることを特徴とする自立性袋。
- 請求項1に記載の自立性袋において、上記底襠室の左右の未ヒートシール部が、上記底襠パネルの対向面上に塗工されたヒートシール材層により形成されたことを特徴とする自立性袋。
- 請求項1に記載の自立性袋において、上記底襠室の左右の未ヒートシール部が、上記前後パネルの内面に塗工されたヒートシール材層により形成され、上記底襠パネルの左右縁には、上記前後パネルの内面同士を接触可能に対峙させる切欠が形成されたことを特徴とする自立性袋。
- 請求項1に記載の自立性袋において、上記底襠室の左右の未ヒートシール部が、上記前後パネルの左右縁における上記底襠パネルの左右縁を外側に越えた突出部分に塗工されたヒートシール材層により形成されたことを特徴とする自立性袋。
- 内面にヒートシール材層が設けられ、外面に非ヒートシール材層が設けられた前パネル及び後パネルの連続体間に、両面にヒートシール材層が設けられた底襠パネルの連続体を長さ方向の中心線上で山折りして挿入し、全連続体を重ね合わせる重畳工程と、重なり合った連続体を長さ方向に直角に所定の間隔で、底襠パネルの左右にヒートシール材層の未ヒートシール部が残るようにヒートシールする側縁ヒートシール工程と、前後パネルの連続体が重なり合った重畳縁をヒートシールする開口部ヒートシール工程と、前後パネルの連続体と底襠パネルの連続体とが重なり合った重畳縁において、底襠パネルの下縁間が開放部となるように、連続体間をヒートシールする底部ヒートシール工程とを包含してなることを特徴とする自立性袋の製造方法。
- 請求項8に記載の自立性袋の製造方法において、連続状の自立性袋又は連続体から切り離された自立性袋の密封された内容物収納室内を殺菌する殺菌工程をさらに包含してなることを特徴とする自立性袋の製造方法。
- 内容物収納室と底襠室とを具備し、底襠室の拡開により自立可能となる自立性袋であって、上記内容物収納室の開口部が所定の密封手段により密封され、上記底襠室が開放状態で殺菌処理された後にその左右縁が閉じられるように、上記底襠室の左右に未ヒートシール部が設けられ、上記内容物収納室内が無菌化された自立性袋を無菌チャンバー内に導入する工程と、無菌チャンバー内で自立性袋の外面を殺菌する工程と、無菌チャンバー内で上記開口部を開封する工程と、無菌チャンバー内で上記開口部から内容物を内容物収納室内に充填する工程と、無菌チャンバー内で上記開口部を再封する工程と、無菌チャンバー内で自立性袋の外面を殺菌後、内容物を充填する前に上記底襠室の左右縁をヒートシールする底襠室形成工程とを包含してなることを特徴とする無菌充填方法。
- 請求項10に記載の無菌充填方法において、無菌チャンバー内で自立性袋を走行させつつガイドにより底襠室を展開し、殺菌剤を底襠室に塗布することを特徴とする無菌充填方法。
- 内容物収納室と底襠室とを具備し、底襠室の拡開により自立可能となる自立性袋であって、上記内容物収納室の開口部が所定の密封手段により密封され、上記底襠室が開放状態で殺菌処理された後にその左右が閉じられるように、上記底襠室の左右に未ヒートシール部が設けられ、上記内容物収納室内が無菌化された自立性袋を、無菌チャンバー内に導入する導入手段と、無菌チャンバー内で自立性袋の外面を殺菌する外面殺菌手段と、無菌チャンバー内で上記開口部を開封する開封手段と、無菌チャンバー内で上記開口部から内容物を内容物収納室内に充填する充填手段と、無菌チャンバー内で上記開口部を再封する再封手段と、無菌チャンバー内で自立性袋の外面を殺菌後、内容物を充填する前に上記底襠室の左右縁をヒートシールする底襠室形成手段とを包含し、これらの各手段が自立性袋を一方向に搬送する搬送路に沿って配置されてなることを特徴とする無菌充填装置。
- 請求項12に記載の無菌充填装置において、外面殺菌手段が、自立性袋の搬送路上に設けられた殺菌剤のミストを導入する外面殺菌室と、この外面殺菌室内を走行する自立性袋の底襠室に当接して底襠室を展開するガイドとを具備したことを特徴とする無菌充填装置。
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