JP5070878B2 - 発射ハンドル - Google Patents

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Description

この発明は、例えばパチンコ遊技機に備えられるような発射ハンドルに関し、さらに詳しくは内部構造の簡素化及び配線の省略化を図った発射ハンドルに関する。
従来のパチンコ遊技機に搭載されている発射ハンドルは、遊技機の前面に固定設置されるハンドル本体(グリップ本体)と、該ハンドル本体に回転許容して取り付けられるハンドル回転体(回転操作体)と、該ハンドル回転体の前面を覆うハンドルキャップ(前キャップ)とを備えている。
このうち、ハンドル本体には、球の発射動作を一時停止させるスイッチと、該スイッチをON/OFF操作する発射停止レバー(操作ボタン)と、ハンドル回転体の回転量を検知して打球強さを調整する回転量検知ボリューム(可変抵抗器)と、ハンドル回転体の回転動作を該回転量検知ボリュームに伝達する伝達機構と、手が触れたことを検知するタッチセンサなどが搭載されている(例えば特許文献1参照、括弧内は特許文献1に記載された名称を示す)。
ところで、発射ハンドルにはハンドル本体やハンドル回転体の内部空間に、上記停止用のスイッチ、回転量検知ボリューム、タッチセンサなどの発射制御用の構成部品を干渉しないように組み込まねばならないため、内部空間が狭くなっており、限られた内部空間では構成部品のそれぞれに接続される複数本のハーネスが、内部空間内で浮き上がって駆動伝達用のギアなどに噛み込んでしまうおそれがあった。
特許第3579126号公報
そこでこの発明は、ハンドル本体及びハンドル回転体の内部を簡素化して、構成部品のそれぞれに接続される複数本のハーネスを省略することができる発射ハンドルを提供することを目的とする。
この発明は、遊技機の前面に固定して取り付けられたハンドル本体の前端に有する入力構成部と、後端に有する出力構成部と、前記ハンドル本体の前端と後端に分離して配設された入力構成部と出力構成部との伝達部間を接続する導電性の回転軸とを備え、前記入力構成部には、遊技球発射用に外周面に指掛け部を有して回転を許容して取り付けられ、少なくとも外表面に導電性を有するハンドル回転体と、該ハンドル回転体を回転基準位置に復帰させる方向に付勢させる復帰バネと、前記ハンドル回転体と前記回転軸とが導通される導電経路の間に配置される導電部材と、前記導電部材を変位させて前記導電経路を導通状態から非導通状態にする発射停止レバーとを備え、前記出力構成部には、前記ハンドル回転体に手が触れたことによる発射許可信号と、前記導電経路が離間されたことによる球の発射動作を停止させる発射停止信号とを前記回転軸を介して検知し、該検知信号を遊技機本体の発射制御部に出力するタッチセンサと、前記復帰バネの付勢力に抗して回転されたハンドル回転体の回転量を前記回転軸の回転量に応じて検知し、この回転量検知信号を遊技機本体の発射制御部に出力する回転量検知ボリュームとを備え、前記導電部材は、一端を前記ハンドル回転体に導通させて取り付け、他端を前記ハンドル回転体の軸心部に位置する前記回転軸に対接させ、且つ他端を前記発射停止レバーの操作部に対向させ、該発射停止レバーが操作されることに基づいて他端が前記回転軸との対接面間より離間される方向に変位される導電性弾性片にて構成した発射ハンドルであることを特徴とする。
前記ハンドル本体の前端とは、遊技機の前面に遊技操作用に突出する部分であり、ここにハンドル回転体が取り付けられる。また、ハンドル本体の後端とは遊技機の内部側に取り付けられる部分であり、これより遊技機本体の発射制御部に配線接続される。また、機械的に入力操作される入力構成部と電気的に出力される出力構成部とを前後に分離した配置構成のため、入力構成部ではハンドル回転体が遊技者に把持された入力操作情報及びハンドル回転体が回転操作された入力操作情報を、単一の回転軸を介して出力構成部側に伝達することができる。このため、入力構成部は電気的な部品を要せず、内部を簡素化して構成することができる。
この発明によると、入力構成部から出力構成部へは回転軸を回転量伝達部材としてハンドル回転体からの回転量を伝達させることができ、また回転軸を導電部材としてタッチ信号を伝達させることができるので、入力構成部ではギアを用いた回転量伝達構造及び電気部品や配線接続用のハーネスが不要になる。よって、ハーネスがギアに噛み込むおそれもなくなり、信頼性の高い安定した組込みができる。
また、前記導電部材は、一端を前記ハンドル回転体に導通させて取り付け、他端を前記ハンドル回転体の軸心部に位置する前記回転軸に対接させ、且つ他端を前記発射停止レバーの操作部に対向させ、該発射停止レバーが操作されることに基づいて他端が前記回転軸との対接面間より離間される方向に変位される導電性弾性片にて構成するので、発射停止レバーの動きに連動させて、ハンドル回転体と回転軸との間を結ぶ導電経路を機械的に接離させるスイッチ構造を構築できる。
このため、入力構成部ではマイクロスイッチ等の電気的な部品を省略することができる。例えば、導電部材に板バネ片等の導電性弾性片を用い、該導電性弾性片を回転軸に接離許容して付勢接触させ、この付勢力に抗して導電性弾性片を回転軸より離間する方向に発射停止レバーの操作方向を設定すれば、導電性弾性片と回転軸との導電経路を接離させる構造を容易に構築できる。
この発明の態様として、前記出力構成部は、前記入力構成部から入力された回転軸の回転量を電気的に変換する回転量検知ボリュームと、前記入力構成部から回転軸を介して入力されたタッチ信号を出力させるタッチセンサとを回路部に搭載し、該回路部から遊技機本体の発射制御部に出力する基板を有し、前記基板を収容し、前記回転軸を支持する後方ユニットとして構成することができる。
この発明によると、出力構成部では回転軸を介して入力構成部から入力された回転量とタッチ信号との入力操作情報を集約させる基板から遊技機本体の発射制御部へと電気的に出力させることができる。よって、この出力構成部からハーネスが遊技機本体の発射制御部に効率よくまとめて接続されることになり、入力構成部ではハーネスが一切介在しなくなる。
この発明の態様として、記ハンドル回転体と前記回転軸の一端との間には、非導通状態となるような絶縁部材を有し、記回転軸の他端には、前記タッチセンサと前記回転軸とを接続する導通部材を有する発射ハンドルを構成することができる。
この発明によると、ハンドル回転体と回転軸の一端との間は、絶縁部材の介在によって非導通状態に構成されている部分と、導電部材の介在によって導通状態に構成されている部分とがあり、ハンドル回転体に手が触れられていない非接触状態では、タッチ信号の伝達待機状態にある。これに対し、ハンドル回転体に手が触れられると、ハンドル回転体と回転軸の一端との間は導電部材を介して導通状態になる。よって、ハンドル回転体にタッチされた信号は導電部材及び回転軸を介して、回転軸の他端側に備えられているタッチセンサ及び導通部材へと伝達される。さらに、タッチ信号伝達状態であっても、発射停止レバーによって導電部材を変位させて回転軸より離間させれば、タッチ信号の伝達を遮断することができる。
この発明によれば、発射ハンドルの構造を、機械的に構成された入力構成部と略電気的に構成された出力構成部とに分離できるため、入力構成部側の内部にハーネスやスイッチなどの電気部品を省略することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1はパチンコ遊技機(以下遊技機と称す)11の表側を示し、この遊技機11の表側上部の正面に遊技表示装置などを備えた遊技盤12を有し、その前面には遊技盤12を覆うガラス枠12aを有し、下部には上皿13と下皿14とを有している。さらに、遊技機11の右下側には遊技者が遊技球(以下、球と称す)の発射を制御する球発射用の発射ハンドル15を備えており、この発射ハンドル15の回転量に応じて、図示しない盤面裏側の発射装置より球を1球ずつ発射させ、発射された球は搬送レール12bに沿って遊技盤12へと供給される。
図2は発射ハンドル15の外観図を示し、この発射ハンドル15は前面側から後面側にかけて、ハンドルキャップ16と、ハンドル回転体17と、発射停止レバー18と、ハンドル本体19と、後方ユニット20とを、この順に組み付けて構成している。
次に、この発射ハンドル15の内部構造について説明する。
図3は発射ハンドルを正面方向から見た分解斜視図、図4は発射ハンドルを背面方向から見た分解斜視図である。発射ハンドル15の前面に位置するハンドルキャップ16は、掌が滑らかに当って握り易くするために前面を半球面形状に形成している。また、後面にはハンドル本体19と連結するための複数の固着軸16aを突出している。これらの固着軸16aが後述するハンドル回転体17を介してハンドル本体19の前面にビス21,22で固着されている。
前記ハンドル回転体17は、前記ハンドルキャップ16の後面とハンドル本体19の前面との間に回動自由に介在され、外周面に指掛け部23を有する環状の把持部24を有し、その軸心部にはD型嵌合孔25を開口している。このD型嵌合孔25に、絶縁樹脂材で鍔付き筒体に形成された断面D型の絶縁スペーサ26が挿入され、この絶縁スペーサ26の筒体軸心部に開口された同じくD型嵌合孔27に、断面D型を有する回転軸28の前端部を挿通させ、ビス29で回転軸28の前端をハンドル回転体17に一体に螺着して連結している。よって、D型にして連結しているため、ハンドル回転体17と回転軸28とは回転操作により一緒に回転するが非導通に連結されることになる。
また、ハンドル回転体17の外表面には、導電性を持たせるためにメッキなどの表面処理を施している。これにより、遊技者がハンドル回転体17を触ったことを導通させて検知するタッチ信号を取得するようにしている。そして、このタッチ信号が回転軸28を介して後述するタッチセンサへと伝達される。さらに、このハンドル回転体17の前面(ハンドルキャップ16との対向面)側には、復帰バネ30が搭載されている。
図5は復帰バネの使用状態をハンドルキャップを取外して示した発射ハンドルの外観斜視図である。この復帰バネ30はコイル状を有して、ハンドルキャップ16とハンドル回転体17との対向面間に介在し、該復帰バネ30の一端30aを基準係止位置となるハンドル本体19の前面側に突設している係止突起19aに引っ掛けて係止した状態で、他端30bをハンドル回転体17の前面側に突設している係止突起17aに引っ掛けて係止している。
これにより、ハンドル回転体17は係止突起19aを付勢基点に回転待機し、この回転待機した初期位置をハンドル回転体17の回転基準位置に設定している。従って、ハンドル回転体17が回転基準位置のときは、復帰バネ30の付勢力を受けた該ハンドル回転体17が後述する回転量を検知して発射力を調整する回転量検知ボリュームの初期位置に合致させた回転基準位置に回転可能に待機している。また、ハンドル回転体17には、前記ハンドルキャップ16の固着軸16a及びハンドル本体19の係止突起19aとの接触を回避させて該ハンドル回転体17を回転許容させるための円弧窓17bを開口している。
図6は発射停止レバーの使用状態を、ハンドル回転体の背面側を開放して示す要部背面図である。前記ハンドル回転体17の背面側には、遊技中に球の発射を停止/再開させる発射停止レバー18と、該発射停止レバー18の動きに連動してタッチ信号の有無を伝達させる導電性バネ片31とが備えられている。
前記、発射停止レバー18は、一端が支軸32を介してハンドル回転体17の背面側に回動自由に軸支され、該支軸32を回動支点に他端側は中間部より内向きと外向きとの相反する方向に分岐されている。このうち、内向きに分岐されたレバー内端部を内部操作片33として後述する導電性バネ片31に対向させ、外向きに分岐されたレバー外端部を押子34としてハンドル回転体17の外周面より突出させている。
上述の導電性バネ片31は、導電性及び弾性を有する長尺の板バネの一端がビス35によりハンドル回転体17の背面側に固定されてハンドル回転体17と導通した状態にある。そして、該ビス止め位置を弾性基準位置として、導電性バネ片31は他端がハンドル回転体17の軸心部に位置する回転軸28に向けて付勢され、該他端が回転軸28に付勢した状態に対接されている。これにより、該導電性バネ片31を介して、ハンドル回転体17と回転軸28との間は導通された導通経路が構築されている。従って、遊技者がハンドル回転体17を把持すると、該ハンドル回転体17からのタッチ信号は導電性バネ片31を介して回転軸28へと導通され、さらに回転軸28を介してタッチ信号は後述する後方ユニット20へと伝達されることになる。
通常、図6(A)に示すように、発射停止レバー18が押下操作されていない待機状態では、発射停止レバー18の自重により押子34がハンドル回転体17の外周面より外方に若干突出した押下操作可能な待機状態にある。この待機状態では、発射停止レバー18が待機位置にあって、内部の導電性バネ片31は発射停止レバー18からの操作力を受けず、該導電性バネ片31は回転軸28と終始導通した状態にある。
これに対し、図6(B)に示すように、遊技者が発射停止レバー18の押子34を押下操作すると、該発射停止レバー18は支軸32を回動支点に回動し、内部操作片33が導電性バネ片31を離間方向に変位させて回転軸28と導電性バネ片31との間を離間させて非導通にする。これにより、ハンドル回転体17と回転軸28との導通経路の間は遮断され、後方ユニット20では球の発射停止信号が図示しない遊技機本体の発射制御部に出力される。その後、遊技者が発射停止レバー18の押子34を開放すれば、導電性バネ片31により発射停止レバー18は押し戻されて再び発射停止レバー18は元の待機状態に戻る。
このように、発射停止レバー18の押下操作に連動させて、導電性バネ片31を変位させて導電経路を導通状態または非導通状態にするため、該導電性バネ片31がマイクロスイッチのような電気的なスイッチ機能の役目を果してスイッチ機構を構築することができる。よって、マイクロスイッチを省略でき、またその配線も省略できる。このように機構部品のみを搭載したハンドル回転体17に、後述するハンドル本体19を介して後方ユニット20が接続される。
前記ハンドル本体19は筒状体を有し、該ハンドル本体19の前端側の軸心部に装着した軸受36に、回転軸28の前端部が回動自由に軸支され、該回転軸28と同軸上のハンドル回転体17が回転軸28と一体に回転し、ハンドル本体19の後端側に後述する後方ユニット20が取り付けられる。
この場合、遊技者が操作したハンドル回転体17から入力操作される回転量及びタッチ信号との両入力情報は回転軸28を介して後方ユニット20側に伝達される。よって、この1本の回転軸28が両入力情報の伝達部材となる。このため、ハンドル回転体17及びハンドル本体19の内部空間にはマイクロスイッチやハーネスなどの電気的な部品及び配線を省略することができる。
図7は後方ユニットの外観斜視図である。前記後方ユニット20は、ベースユニット37と、前面カバー38と、後面カバー39とから構成される。
前記ベースユニット37は電気的な部品を搭載する円筒状を有し、その円筒状の前端と後端の開放面を同円筒状の前面カバー38と後面カバー39とで覆っている。このベースユニット37の軸心部に開口された中心嵌合孔40に前記回転軸28の後端部を挿通させて軸支している。
また、後方ユニット20の頂部にはコネクタ50を突出させており、該コネクタ50から図示しない遊技機本体の発射制御部へとハーネス51を介して配線接続している。前記回転軸28の後端側には駆動ギアG1が嵌合されて該回転軸28と一体に回転する。
図8は後方ユニットの中継基板を示す説明図である。前記ベースユニット37には遊技者が手を触れたことを検知するタッチセンサ41とハンドル回転体17の回転量を検知して打球強さを調整するための回転量検知ボリューム42(以下ボリュームと称す)とを実装した中継基板43が備えられている。この中継基板43に実装されるボリューム42は回転中心孔42aにボリュームギアG2の中心軸44を枢着させて取り付け、このボリュームギアG2に前記駆動ギアG1を噛合させている。このため、駆動ギアG1を介してボリュームギアG2が回動することで、ボリューム42の抵抗値が変化し、この変化した抵抗値に伴う発射力が遊技機本体の発射制御部に出力されて球の発射力が調整される。
また、中継基板43に実装されているタッチセンサ41は、取付け穴43aからタッチセンサ41の実装部までタッチセンサ側の導電パターン43bが形成され、タッチバネ片45の一端(図8では下端)を取付け穴43aにビス46で固着している。また、中継基板43は上部がビス47でベースユニット37に一体に固着されている。
さらに、回転軸28の後端側には小径軸部28aが形成されており、この小径軸部28aがベースユニット37の中心嵌合穴40から略水平に突出し、該小径軸部28aの先端が垂直に起立する前記タッチバネ片45に押し付けて接触する構成になっている。これにより、ハンドル回転体17を遊技者が掴んで回転操作したときのタッチ信号が回転軸28、タッチバネ片45、タッチセンサ側の導電パターン43bを介して、タッチセンサ41へと送られる。
また、ハンドル回転体17を遊技者が掴んで回転操作したときの回転量は、ボリューム42の変化した抵抗値がボリューム側の導電パターン43cを介してコネクタ側の導電パターン43dへと接続される。なお、後方ユニット20はハンドル本体19にビス48,49で固定されており、ビス48,49を外すと、簡単に後方ユニット20を取外すことができる。
このように構成された発射ハンドル15は、通常、図6(A)に示すように、発射停止レバー18が待機状態にあり、導電性バネ片31が回転軸28に付勢対接し、ハンドル回転体17を握った遊技者のタッチ信号が回転軸28に導通された状態にある。この場合、発射停止レバー18と導電性バネ片31とは一定間隔を保って離間させた非接触の状態にある。また、ハンドル回転体17が回転されても、発射停止レバー18と導電性バネ片31とはハンドル回転体17上で離間したまま回転するため接触することはない。
また、ハンドル回転体17の回転に伴い回転軸28に接触した状態で導電性バネ片31も一緒に回転するので、導電性バネ片31は回転軸28との導通状態を維持し、発射停止レバー18を操作しない限り非導通にはならない。そして、回転軸28と同軸上のハンドル回転体17が回転されると、回転軸28が回転し、該回転軸28を介してハンドル回転体17からの回転量が後方ユニット20に直接伝達される。
そして、後方ユニット20では回転軸28を介して入力されたタッチ信号がタッチセンサ41を介して図示しない遊技機本体の発射制御部へと出力される。また、回転軸28から後方ユニット20に伝達された回転量は、回転軸28と同軸上の駆動ギアG1と、これに噛合するボリュームギアG2及びボリュームギアG2の回転に伴う可変制御値の変化をボリューム42を介して出力し、ハンドル回転体17の回転量に応じて出力される電気的な回転量の出力値が図示しない遊技機本体の発射制御部へと出力される。これにより、遊技機本体の発射制御部から発射ハンドル15に対応して遊技機11の内部に配設されている図示しない発射装置にハンドル回転体17の回転量に応じた打球強さに設定された発射力によって球が発射される。
次に、このような遊技中に、図6(B)に示すように、遊技者によって発射停止レバー18が押下操作されると、該発射停止レバー18の内部操作片33が導電性バネ片31を押して、該導電性バネ片31を回転軸28から離間させる方向に変位させる。これにより、回転軸28と導電性バネ片31との間は離間して非導通となり、このタッチ信号の遮断により後方ユニット20ではタッチセンサ41が発射停止信号を出力し、遊技機本体の発射制御部から図示しない発射装置に対して発射停止指令を出力させて球の発射を一時停止させる。また、遊技者が発射停止レバー18の押下操作を開放すれば、再び発射停止レバー18は導電性バネ片31の弾性復帰力により回動復帰して元の待機位置に戻る。
上述のように、発射ハンドルの内部構成部品を機械的な入力構成部側と電気的な出力構成部側とに分離して配設することにより、入力構成部側であるハンドル回転体やハンドル本体側では発射停止用のマイクロスイッチやハーネスなどの電気的な部品が不要になる。この結果、ハンドル回転体やハンドル本体は内部のスペースが広がり、ハーネスの噛み込みがなくなり、組立性が向上する。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の入力構成部は、実施例のハンドル回転体17と、発射停止レバー18と、ハンドル本体19と、導電性バネ片31の機械部品に対応し、
以下同様に、
出力構成部は、タッチセンサ41と、回転量検知ボリューム42と、中継基板43と、コネクタ50及びハーネス51等の電気部品に対応し、
導電部材は、導電性バネ片31に対応し、
基板は、中継基板43に対応し、
導通部材は、タッチバネ片45に対応するも、この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、今回の発明を説明する一例としてパチンコ遊技機11を示したが、これに限らず、発射ハンドルを要する各種の遊技機に適用することができる。また、更なるコスト削減のためにハンドル本体19に後方ユニット20の機能を直接設けてもよいし、ボリューム42やタッチセンサ41を中継基板43に実装しないタイプのものを用いてもよい。さらに、タッチバネ片45の代わりに、アース線などの手段で導通を行ってもよい。
パチンコ遊技機の表側を示す外観斜視図。 発射ハンドルの外観斜視図。 発射ハンドルを前面側から見た分解斜視図。 発射ハンドルを後面側から見た分解斜視図。 復帰バネの使用状態をハンドルキャップを取外して示す発射ハンドルの斜視図。 発射停止レバーの使用状態を示すハンドル回転体の要部背面図。 後方ユニットの外観斜視図。 後方ユニットの中継基板を示す要部背面図。
11…パチンコ遊技機
15…発射ハンドル
17…ハンドル回転体
18…発射停止レバー
19…ハンドル本体
20…後方ユニット
28…回転軸
31…導電性バネ片
41…タッチセンサ
42…回転量検知ボリューム
43…中継基板

Claims (3)

  1. 遊技機の前面に固定して取り付けられたハンドル本体の前端に有する入力構成部と、後端に有する出力構成部と、前記ハンドル本体の前端と後端に分離して配設された入力構成部と出力構成部との伝達部間を接続する導電性の回転軸とを備え、
    前記入力構成部には、
    遊技球発射用に外周面に指掛け部を有して回転を許容して取り付けられ、少なくとも外表面に導電性を有するハンドル回転体と、
    該ハンドル回転体を回転基準位置に復帰させる方向に付勢させる復帰バネと、
    前記ハンドル回転体と前記回転軸とが導通される導電経路の間に配置される導電部材と、
    前記導電部材を変位させて前記導電経路を導通状態から非導通状態にする発射停止レバーとを備え、
    前記出力構成部には、
    前記ハンドル回転体に手が触れたことによる発射許可信号と、前記導電経路が離間されたことによる球の発射動作を停止させる発射停止信号とを前記回転軸を介して検知し、該検知信号を遊技機本体の発射制御部に出力するタッチセンサと、
    前記復帰バネの付勢力に抗して回転されたハンドル回転体の回転量を前記回転軸の回転量に応じて検知し、この回転量検知信号を遊技機本体の発射制御部に出力する回転量検知ボリュームとを備え、
    前記導電部材は、
    一端を前記ハンドル回転体に導通させて取り付け、
    他端を前記ハンドル回転体の軸心部に位置する前記回転軸に対接させ、且つ他端を前記発射停止レバーの操作部に対向させ、
    該発射停止レバーが操作されることに基づいて他端が前記回転軸との対接面間より離間される方向に変位される導電性弾性片にて構成した
    発射ハンドル。
  2. 前記出力構成部は、
    前記入力構成部から入力された回転軸の回転量を電気的に変換する回転量検知ボリュームと、前記入力構成部から回転軸を介して入力されたタッチ信号を出力させるタッチセンサとを回路部に搭載し、該回路部から遊技機本体の発射制御部に出力する基板を有し、
    前記基板を収容し、前記回転軸を支持する後方ユニットとして構成した
    請求項に記載の発射ハンドル。
  3. 記ハンドル回転体と前記回転軸の一端との間には、非導通状態となるような絶縁部材を有し、
    記回転軸の他端には、前記タッチセンサと前記回転軸とを接続する導通部材を有する
    請求項1又は2に記載の発射ハンドル。
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