JPH0534691Y2 - - Google Patents

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JPH0534691Y2
JPH0534691Y2 JP1985195381U JP19538185U JPH0534691Y2 JP H0534691 Y2 JPH0534691 Y2 JP H0534691Y2 JP 1985195381 U JP1985195381 U JP 1985195381U JP 19538185 U JP19538185 U JP 19538185U JP H0534691 Y2 JPH0534691 Y2 JP H0534691Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、操作手段の操作力を力伝達機構を介
して弾発装置の調整機構に伝え、弾発装置の発射
杵のに対する弾発力を調整して、打球の飛距離を
加減操作可能にしたパチンコ機の打球発射操作装
置に関し、詳しくは、遊技者が操作手段の回動操
作部材を操作する際に、前握手部材に手が掛けら
れるが、その手が掛けられた旨のタツチ信号によ
り、弾発装置を始動させる信号伝達の構成に関す
るものである。
(従来技術とその問題点) 従来のタツチ信号の伝達は、極く当然のことと
してリード線等の導線が用いられていた。例え
ば、実開昭57−57889号公報の第4図A中に符合
54で示されるリード線や、特開昭59−192381号
公報の第1図中に符合9で示される導線がそれで
ある。
しかし、打球発射操作装置、特にその操作手段
の構造は、後握手部材と遊技者の手が掛けられる
前握手部材と指で操作される回動操作部材との3
部材から成り、その中、回動操作部材は前握手部
材と後握手部材とに回動自在に挟持される構成で
ある。
かかる構成であるため、タツチ検出部を回動操
作部材に設けると、回動操作部材自体が回動体の
ため、これに断線等の故障を生じさせないよう導
線を安定的に接続するのに困難が伴なう。
又、それ自体は回動しない前握手部材にタツチ
検出部材を設けると、今度は、それ自体が回動す
る回動操作部材に導線を通さねばならないという
困難が伴なう。
そして、上記の何れにしても、回動部材を有す
る複雑な構造の操作手段内部に、配線ラインを設
定し、且つ、そのラインに沿つて面倒な配線作業
を行なわねばならない、という問題がある。
この配線処理の問題について、実開昭59−
61081号公報の考案が提案されている。
この考案は、当該公報の第3図に図示されてい
るように、回動操作部材としての回動体2とその
支持軸6電気的に導通させ、更に、当該支持軸6
の後端に、前面枠aの裏面からネジ込ませたシヤ
フト7の先端を止着させ、当該シヤフト7の前面
枠裏面側の端から、リード線に接続させる構成と
したものである。
成る程、かかる構成によれば、操作手段内部に
置ける面倒な配線は一応解消されてはいるが、し
かし、操作手段の本来の使命である打球発射の弾
発力の調整、即ち回動操作部材の回動量の伝達の
ための力伝達手段が複雑となつている。
この考案では、力伝達手段としての回動軸13
が上記の支持軸及びシヤフトとは別体で、これら
と平行に前面枠aを貫通させて配置されており、
回動体2の回動量は、別のカム機構2′,15を
介して回動軸13に伝達されている。
このような構造では、操作手段の構成部品が多
くなり、その組立や前面枠への取付作業が従来に
増して面倒となつてしまう。
本考案は、かかる問題点を解決することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、操作手段59の操作力を力伝達機構
90を介して弾発装置3の調整機構50に伝え、
弾発装置3の発射杵35に対する弾発力を調整し
て、打球の飛距離を加減操作可能にしたパチンコ
機の打球発射操作装置に於て、 内部に力伝達機構90を有する操作手段取付基
板20の前面側に上記操作手段59を装着するた
めの支持部25を形成し、 上記操作手段59は、上記支持部25に基部が
嵌装されて止着された後握手部材60と、該後握
手部材60の前側に位置し後握手部材60と着脱
可能に連結された前握手部材80と、上記支持部
25を回動可能に貫通し後端側が上記力伝達機構
90に連結され先端側が上記前握手部材80裏面
に当接される導電性の操作回動軸71と、上記前
握手部材80と後握手部材60との間に位置し上
記操作回動軸71に貫通止着された回動操作部材
70と、上記前握手部材80の裏面側に上記操作
回動軸71の先端側を受けるため止着される軸受
盤82とを有し、 上記前握手部材80に導電部を形成し、該導電
部の一部を前握手部材80の適所に設けられたタ
ツチ検出部89に延在せしめ、他方、操作回動軸
71の後端側を受けるため操作手段取付基板20
に設けられた導電性の軸受部材27からリード線
を要所へ配線し、 上記回動操作部材70を操作する際、前握手部
材80のタツチ検出部89に手が掛られたとき、
上記操作回動軸71を介して、タツチ信号を伝達
させて、弾発装置3を始動させる構成としたこと
を特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、回動操作部材70を操作する
際、前握手部材80のタツチ検出部89に手が掛
られると、前握手部材80の導電部、操作回動軸
71、軸受部材27を介してタツチ信号が伝達さ
れ、弾発装置3が始動される。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図に於て、図中の符合2は発射操作装置で
あり、前面枠1に取付けられ、第3図に示す弾発
装置3と組合せられて、打球発射装置を構成す
る。
前面枠1には、打球供給機構6を有する表機構
板7が設けられている。打球供給機構6は、球が
発射される毎に、打球供給皿(図示せず)の球を
1個づつ発射レール8の端、即ち発射位置に送り
込む。
符合20は例えば合成樹脂より成る操作手段取
付基板、符合30は例えば金属製の弾発装置基板
を示す。
パチンコ機の前面枠1の下部には、該前面枠1
を貫く空室9が開孔してあり、操作手段取付基板
20及び弾発装置基板30は、この空室9を覆う
ように、前面枠1の前面及び裏面に設けてある。
即ち、操作手段取付基板20、前面枠1及び弾発
装置基板30は、前面枠1を挟んでサンドイツチ
構造になつており、これにより前面枠1の下部に
空室9を開孔したことによる前面枠1の強度低下
が防止される。
この操作手段取付基板20、前面枠1及び弾発
装置基板30を、積層重合状に強固に締結するた
め、前面枠1の空室9の周囲には、4個所に取付
用の貫通孔1Aが、また1個所に位置決め用の貫
通孔1Bが穿つてある。
又、弾発装置基板30にも、これらに対応する
4個所の貫通孔31と1つの位置決め用突起32
が設けてある。
更に、操作手段取付基板20には、貫通孔1
A,1Bに対応する位置にて後方に延設した基板
取着部材たる4本のネジ棒(基板取着部材)21
と、1つの位置決め用突起22が設けてある。
操作手段取付基板20の4本のネジ棒21は、
前面枠1及び弾発装置基板30の貫通孔1A,3
1を貫通し、弾発装置基板30裏面にて、ナツト
にて締付けられる。
この際、操作手段取付基板20及び弾発装置基
板30の突起22,32は、前面枠1の同じ貫通
孔1Bに、前面及び裏面より挿入され、操作手段
取付基板20及び弾発装置基板30の正確な位置
決めをなす。
操作手段取付基板20の内部には、当該基板2
0を前面枠1の前面側に装着した際、前面枠1の
表面との間に空間が生まれるよう当該基板を前方
に膨出させて、空室23を形成してある。
この空室23は上記空室9と連通して作用空部
24を構成している。
尚、かかる空室23の形成により操作手段取付
基板20の強度を低下させないようにするため、
操作手段取付基板20の表面には、長方形の凹部
20Aを形成し、ここに第4図に示すような断面
コ字状の補強板28を重ね、ネジ28Aにより、
基板20の内側から固定している。
この補強板28は、断面コ字状であるため、補
強板28と基板20との間には、未形成空間28
Bが形成される。
このことは、操作手段取付基板20を合成樹脂
材料にて成形する場合に、その材料を少なくし且
つ成形時にヒケの発生を押えつつ、全部を内実の
構成とするのと同等の強度を実現できることを意
味する。
弾発装置 第1図及び第3図に於て、弾発装置3は、弾発
装置基板30と、発射杵35と、該発射杵35を
発射方向の定位置に付勢する付勢バネ41を含む
付勢機構40と、該付勢機構40の付勢バネ41
に抗して発射杵35を駆動し釈放する駆動機構4
5と、付勢バネ41の発射杵に作用する力を加減
する調整機構50とを有する。
発射杵35を固定した回動軸36は、弾発装置
基板30に設けた軸受装置37に回動可能に支承
されている。
この場合、発射杵35は弾発装置基板30の裏
面側に位置され、その杵先35Aは、第1図に示
すように、発射レール8の端に位置される。
(イ) 付勢機構 軸受装置37は、弾発装置基板30に穿つた開
口に前面より取付けた円筒体38と、その内部に
設けた軸受(図示せず)から成る。
この軸受装置37に弾発装置基板30の裏面側
から挿入された回動軸36の他方の端部には、キ
ヤツプ状のレバー部材42がビス43により回動
不能に取付けられている。
円筒体38の外周には、付勢機構40の主たる
構成要素である付勢バネ41が嵌装してあり、そ
の付勢バネ41の一端はレバー部材42内に、ま
た、他端は円筒体38の周囲に嵌装したギヤー環
51に固定してある。
このギヤー環51は調整機構50の一構成要素
であり、回動操作部材70(第1図)の回動位置
を変えない限り。定常位置にある。
上記付勢バネ41の働きにより、発射杵35は
第3図の矢印A方向に付勢されており、通常は弾
発装置基板30の裏面に設けたストツパ(図示せ
ず)に圧接している。
キヤツプ状のレバー部材42は、そのレバー部
に従動コロ44を有する。この従動コロ44の部
分を作用点として、回動軸36に力を与え付勢バ
ネ41に抗して第3図の矢印B方向に回動させる
ことにより、発射杵35をストツパ即ち発射位置
から引戻すことができる。
(ロ) 駆動機構 上記レバー部材42を動かすため、弾発装置基
板30の裏面には、電気的駆動源として減速機内
蔵のモータ46が取付けてあり、その出力軸47
にはカム48が固定されている。
カム48は、出力軸47に取付けられた状態
で、開口33を貫通し弾発装置基板30の前側に
突出される。
モータ46のカム48が1回転する度に、キヤ
ツプ状レバー部材42に従つて発射杵35が付勢
バネ41に抗して第3図の矢印B方向に引き起さ
れ、所定角だけ回動した位置で釈放される。
釈放されると、発射杵35は、その釈放される
迄に蓄積されたエネルギにより、勢い良くストツ
パに押戻され、その杵先35Aは、発射位置に在
る遊技球を弾発する。
(ハ) 調整機構 発射杵35が、遊技球を弾発するときの打撃力
は、発射杵35を所定回動角まで引き起す際の付
勢バネ41の抗力に依存する。
この付勢バネ41の抗力は、付勢バネ41の他
端の位置、換言すれば調整機構50のギヤ環51
の位置を、円筒体38の周方向に変位させること
により、加減できる。
ギヤ環51は円筒体38の外周囲に遊嵌してあ
り、弾発装置基板30の前面に摺接しながら円筒
体38の周囲を回動し得る。
弾発装置基板30の前面側のケーシング52内
には、ギヤ環51と連動して回転可能に構成した
微調整機構53が設けてあり、該微調整機構53
の回転入力端には、発射操作装置2に対する接続
部材54が固定されている。
詳述すれば、微調整機構53は、付勢バネ41
により発射杵35がストツパに当接している状態
下に於いて、付勢バネ41が発射杵35に作用す
る付勢力を、組立時に予め微調整可能にするため
の機構である。
即ち、微調整機構53は、通常は互いに咬み合
つているが、操作ツマミ55を右又は左に廻すこ
とにより噛合位置をずられせることが可能な2つ
の転子が同軸的に配置されている。
その一方の転子は、上記ギヤ環51のギヤと噛
合い、他方の動子は接続部材54と結合してい
る。
従つて、操作ツマミ55を廻すことにより、上
記発射杵35に作用する付勢力を微調整すること
ができる。
発射操作装置 第1図及び第2図に於て、発射操作装置2は、
前面枠1に当接させた上記操作手段取付基板20
と、該操作手段取付基板20の前側に突出状に固
定した操作手段59と、該操作手段59から弾発
装置の調整機構50に操作力を伝える力伝達機構
90とを有する。
(イ) 操作手段 操作手段59は、後端部を操作手段取付基板2
0の前面に固定した後握手部材60と、該後握手
部材の前面側に位置せしめた回動操作部材70
と、該回動操作部材70から更に前面側に位置せ
しめた前握手部材80とを有し、これらは合成樹
脂で形成されている。
第1図、第4図及び第8図に示すように、操作
手段59を強固に且つ簡単に脱着可能に取付ける
ため、操作手段取付基板20には、先細状にテー
パを付けた外周面及び該外周面に軸線方向に突条
25Bを有する中空の支持部25が突設してあ
る。
この支持部25の中空後端部に相当する操作手
段取付基板20の内壁には、ネジ26により、金
属製等による導電性の軸受部材27が固定してあ
り、その筒状の軸受部27Aは、支持部25の中
空後端部内に挿入されている。
(a) 後握手部材 第1図及び第6図に於て、後握手部材60は、
前方に開放された真円形の椀状に形成されてお
り、その中心後部の円柱状の基部61には、支持
部25にピツタリと嵌装されるテーパの付いた装
着孔62が形成され、該装着孔62の内面は支持
部25の突条25Bが嵌入される条溝62Aが軸
線方向に形成されている。
基部61は、その肉厚内を中空とした二重構造
としてあり、その未形成空部ないし中空部63に
は、適数個所にボス部61Aが設けてある。
基部61の後端は、操作手段取付基板20の外
面に支持部25を取巻いて形成した環状凹部25
A(第8図)内に入れられ、その底面と対接して
いる。
ネジ26は、上記軸受部材27及び操作手段取
付基板20を貫いて、基部61のボス部61Aに
螺着され、これら三者を強固に一体的に締結して
いる。
この実施例では、更に、後握手部材の基部61
をその外周面側から支持部25に対してネジ止め
している。図中の符合61Bは、この目的で基部
61にその外周面側から穿つた作業穴を示す。
しかし、後握手部材の基部61は、その端面を
操作手段取付基板20にネジ止めするか、外周面
側から支持部25にネジ止するかのみとすること
もできる。
これら、いずれの場合でも、付勢機構40を取
外さないで、後握手部材60を支持部25から分
離することができる。
何故なら、発射操作装置2と弾発装置3とは、
それぞれユニツトとして構成され互いに分離でき
るからである。
この後握手部材60に対し前握手部材80を連
結して一体的な組立体とするため、後握手部材6
0の内部底面、即ち前握手部材80に向う面に
は、逆L字状に爪66を有する複数個の係合部6
5が、立設されている。
これらの係合部65のうち少なくとも1つ、こ
の例では係合部65Aには、雌ネジを切つた止着
孔(止着部)67が、半径方向に外方から設けて
ある。
後握手部材60の外周面に設けた貫通孔68
は、この止着孔67に後握手部材60の外周面側
からネジ69(第6図)を螺着可能にするための
作業穴である。
(b) 前握手部材 前握手部材80は、全体として椀状をなす中空
体81と、該中空体81の裏面側(開放側)に当
接させた軸受盤82とから成り、中空体81と軸
受盤82は、ネジ83により分離可能に一体的に
結合されている。
この二要素から成る前握手部材80は、軸受盤
82の裏面に突設した複数本の連結腕84を有
し、前握手部材80を少し廻して、これら連結腕
84の側面に設けた溝85を上記爪66と係合さ
せることにより、後握手部材60と一体的に結合
される。
これらの連結腕84のうち、上記の係合部65
Aと係合する連結腕84Aには、上記ネジ69の
シヤンク部を貫通させる小孔86が設けてある。
この小孔86、止着孔67及び貫通孔68は、
連結腕84Aを係合部65Aに係合させた際に
は、ほぼ一直線上に並ぶ。そして、連結腕84A
は、外部からネジ69によつて、係合部65Aに
ネジ止めされる。
換言すれば、ネジ69を外すことにより、前握
手部材80は簡単に後握手部材60から容易に分
離し得る。
前握手部材80を構成する中空体81には、回
動操作部材70の操作を容易にし疲れないように
するため、前面側の上部から腹部にかけて斜めに
平坦部87が形成してある。
この平坦部87の面は、操作遊技者が操作手段
59を持つたとき、平坦部87の面が遊技者が差
し延べた手の方向に近くなり、しかも遊技者の手
の掌と前握手部材80との間に、第1図に点線で
示すような握手遊間部80Aが残るため、回動操
作部材70の操作が容易かつ疲れないものとな
る。
この実施例では、平坦部87は中空体81の内
部と連通する開口を有する凹所87Aと、該凹所
内に嵌込み且つ中空体81の内部からネジ止めし
た光透明板(表示板)87Bとから成る。
中空体81の内部には、照明ランプ88を担持
したプリント基板88Aが、中空体81の後壁に
設けたボス81Aに取付けられている。
照明ランプ88からのリード線88Bは、中空
体81の裏面の開口81B(第7図)から軸受盤
82の開口82Bを押して回動操作部材70側に
引き出される。
中空体81の裏面側即ち前握手部材80の裏面
側には、導電性のメツキ膜が施された導電部を形
成し、他方、前握手部材80の適所にはタツチス
イツチ用の金属板、即ちタツチ検出部89を遊技
者の手の触れ易いように設ける。
実施例では、前握手部材80の裏面側に一体的
に止着された軸受盤82の前面側から上側周面へ
かけてタツチ検出部89を設け、このタツチ検出
部89に上記導電部の一部が接触するよう延在さ
せてある。
図中の符合71は基部61の装着孔62に挿通
された導電性の操作回動軸であり、この操作回動
軸71の先端部は軸受盤82の中央の軸受部82
Aによつて、また、後端部は軸受部材27の軸受
部27A(第1図)によつて、回転可能に支承さ
れている。
操作回動軸71の先端部は、若干軸受盤82か
ら前方に突出していて、中空体81の裏面に施さ
れた導電部の一部と接触させられている。
従つて、タツチ検出部89は、上記導電部及び
導電性の操作回動軸71を介して、導電性の軸受
部材27と電気的に接続しており、当該軸受部材
27を固定しているネジ26の1つに設けた端子
より、リード線26Aを通して、操作手段取付基
板20の裏面側に導出させたりして、図示してな
い要所、例えば、弾発装置3をコントロールする
制御装置に、遊技者の手が触れた旨のタツチ信号
を伝達する。
(c) 回動操作部材 回動操作部材70は、後握手部材60とほぼ同
形の円盤であつて、その周囲の適所に膨出させた
指掛部72を有する。
又、回動操作部材70は、中央のボス部73に
設けた半円状の孔73Aが、操作回動軸71の断
面半円状の部分に嵌装されており、これにより回
動操作部材70は、操作回動軸71に対し、回動
方向には不動に、しかし、軸方向に抜けるよう
に、固定されている。
回動操作部材70には、軸受盤82の裏面に突
設した各連結腕84を貫通させ、且つ回動操作部
材70の自由な回動を保証するため、円弧状のス
リツト74を設けてある。
このスリツト74の円弧の長さは、回動操作部
材70の回動範囲の上限と下限を規制することに
なる。
又、回動操作部材70は、前握手部材80の照
明ランプ88からのリード線88Bを通すため、
回動操作軸71により近い側に、別の円弧状スリ
ツト75(第6図)を有する。
このスリツト75を出た照明ランプ88のリー
ド線88Bは、図示してない開口より後握手部材
60の基部61の中空部63に入り、軸受部材2
7に設けた切欠27B(第2図)から、操作手段
取付基板20の空室23内に引き出される。
そして、このリード線は、リード線26Aと同
様に弾発装置基板30の開口を通り、パチンコ機
の裏面に引き出される。
(d) 回動操作部材の整合 上記軸受盤82、回動操作部材70及び後握手
部材60の椀状部はほぼ同径に形成し、回動操作
部材70の外周の前後縁には周方向に嵌入面70
A,70Bを凹設してある。
回動操作部材70の指掛部72は、この嵌入面
70A,70Bを凹設した後の残余領域とほぼ等
しい幅で外周面から膨出させてある。
一方、後握手部材60の椀状部の内周面縁部に
は、周方向に受面60Aを凹設し、また軸受盤7
0の裏面周縁の起立壁内面には、周方向に受面8
2Cを凹設してある。
回動操作部材70の後縁の嵌入面70Bは、後
握手部材60の周方向の受面60Aに対接させて
嵌合せしめ、また回動操作部材70の前縁の嵌入
面70Aは軸受盤82の周方向の受面82Cに対
接させて嵌合せしめる。但し、嵌入面と受面とは
回動可能に対接させる。
第5図には、この関係を誇張して示してある。
(ロ) 力伝達機構 力伝達機構90は、回動操作部材70により操
作される操作回動軸71の回動運動を、弾発装置
3の接続部材54に伝える機構である。
第2図及び第4図に於て、操作手段取付基板2
0の空室23内には、計3個のプーリ91,9
2,93が配置されている。
即ち、空室23内に突出している操作回動軸7
1の端にネジにより固定した駆動プーリ91と、
弾発装置3の接続部材54に対応する位置に設け
た従動プーリ92と、両プーリの間に設けた中間
プーリ93とである。
図中の符合94及び95は、従動プーリ92と
中間プーリ93の支承軸を示す。
この2つの軸94及び95は、操作手段取付基
板20に突設したボスに立設させてあり、このう
ち従動プーリ92の軸94のボスには、従動プー
リ92の回動範囲を規制するストツパとしての爪
94Aが下方に突設されている。
駆動プーリ91と従動プーリ92間には、ロー
プ97が掛けてあり、そのロープ中間部は中間プ
ーリ93で支持されている。
従動プーリ92は、操作手段取付基板20に突
設したピン96Aとの間に設けた復帰バネ96に
より、第2図で時計方向に引つ張られ、テンシヨ
ンがかけられている。
詳述すれば、駆動プーリ91と従動プーリ92
は、その一部がそれぞれ切欠かれ、その切欠91
A,92Aには、ロープ97の掛止端97A,9
7Bを係止するための受け91B,92Bが形成
されている。
ロープの掛止端97A,97Bは、ロープ端に
カシメ止めした掛止管から成り、その段差部が受
け91B,92Bに引掛けられている。
従動プーリ92には、操作手段取付基板20に
対向した面に突起92Cが設けてあり、該突起
は、上述の軸94のボスに設けた爪94Aと当接
し、復帰バネ96により第2図で時計方向に回動
習性を与えられている従動プーリ92の静止位置
を規制している。
又、従動プーリ92には、力伝達機構90の出
力端として、弾発装置3の接続部材54の爪54
Aが嵌り込む接続用嵌合孔98が設けてある。
この接続用嵌合孔98には、弾発装置基板30
又は操作手段取付基板20を前面枠1に取付ける
ことにより、接続部材54の爪54Aが嵌り込
む。
要するに、操作回動軸71の回動変位は、力伝
達機構90を介して、弾発装置3側に伝わり、調
整機構50のギヤ環51を介して、付勢バネ41
の位置を変位させる。
従つて、駆動機構45によつて発射杵35が引
起されたときの付勢バネ41の復元力、従つて発
射杵35の弾発力が、操作手段59の操作量に応
じて変ることになる。
(ハ) 起動検出器 第2図及び第4図に於て、操作手段取付基板2
0の空室23内には、上記力伝達機構90の他
に、該力伝達機構の起動位置を検出するた起動検
出器としてのマイクロスイツチ29が配設されて
いる。
このマイクロスイツチ29は、力伝達機構90
の駆動プーリ91の近傍に取付けてあり、従動プ
ーリ92の突起92Cが爪94Aに当接して駆動
プーリ91が静止位置に在るとき、駆動プーリ9
1の切欠先端部91Cがマイクロスイツチ29の
アクチユエータ29Aを押え、同スイツチを非作
動状態にするように構成してある。
駆動プーリ91の切欠先端部91Cは、遊技者
が回動操作部材70を操作して、操作回動軸71
及び駆動プーリ91が第2図で反時計方向に僅か
に回動変位した初期時よりアクチユエータ29A
を離れ、同スイツチを作動状態にする。
マイクロスイツチ29は、駆動機構45のモー
タ46の給電路をONし、弾発装置3を起動させ
る。
結局、積層重合状に取付けた操作手段取付基板
20、前面枠1及び弾発装置基板30が形成して
いる作用空部24内には、発射杵35の付勢機構
40、該付勢機構40の付勢バネを加減する調整
機構50、付勢機構40の付勢バネに抗して発射
杵35を駆動し釈放するカム48が、全て収納位
置される。
この結果、前面枠1の後方に、他の部品の取付
や配置をなし得る自由なスペースが生れ、また上
記カム48等が作用空部24内に納められた分だ
け、電気的駆動源たるモータが後方に突出しなく
なり、パチンコ機の大型化が回避される。
尚、操作手段取付基板20の空室内には、押ボ
タン部78により外部から操作可能に、単発用検
出機79が起立壁20Bに取付けられている(第
4図参照)。
そして、この単発用検出器79の電気的リード
線は、起動検出器29の電気的リード線及びタツ
チ検出部の電気的リード線26Aと共に、操作手
段取付基板20の下辺に設けた掛止片77により
押えられ集約化されている。
(考案の効果) 本考案によれば、回動操作部材を操作する際、
前握手部材のタツチ検出部に手が掛られると、前
握手部材の導電部、操作回動軸、軸受部材を介し
てタツチ信号が伝達され、弾発装置が始動される
から、操作手段内部にリード線を敷設する構成に
較べて、断線等の故障が解消でき、電気的接続の
安定性が高められる。
又、このような専用の配線処理を複雑な操作手
段内部に施す必要がなくなるため、操作手段の組
立や前面枠への取付作業が簡易となり、生産性が
高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の打球発射操作装置を具備する
打球発射装置の断面図、第2図はその発射操作装
置の斜視図、第3図は弾発装置の斜視図、第4図
は発射操作装置の分解斜視図、第5図は回動操作
部材の部分断面図、第6図は操作手段の分解斜視
図、第7図は操作手段の断面図、第8図は発射手
段を取付けるため発射操作装置基板に設けた支持
部の断面図、第9図は操作手段の前握手部材と後
握手部材との係合状態の説明図である。 1……前面枠、2……発射操作装置、3……弾
発装置、9……空室、20……操作手段取付基
板、25……支持部、26A……リード線、27
……軸受部材、28……補強板、30……弾発装
置基板、35……発射杵、36……回動軸、37
……軸受装置、40……付勢機構、41……付勢
バネ、42……レバー部材、45……駆動機構、
46……モータ、47……出力軸、48……カ
ム、50……調整機構、51……ギヤ環、54…
…接続部材、53……微調整機構、59……操作
手段、60……後握手部材、60A……受面、6
1……基部、62……装着孔、63……中空部、
65……係合部、65A……爪、67……止着
孔、68……作業穴、70……回動操作部材、7
0A……嵌入面、71B……嵌入面、71……操
作回動軸、72……指掛部、74……スリツト、
75……スリツト、80……前握手部材、81…
…中空体、82……軸受盤、82B……開口、8
2C……受面、84……連結腕、85……溝、8
6……小孔、87……平坦部、88……照明ラン
プ、89……タツチ検出部、90……力伝達機
構、98……接続用嵌合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作手段の操作力を力伝達機構を介して弾発装
    置の調整機構に伝え、弾発装置の発射杵に対する
    弾発力を調整して、打球の飛距離を加減操作可能
    にしたパチンコ機の打球発射操作装置に於て、 内部に力伝達機構を有する操作手段取付基板の
    前面側に上記操作手段を装着するための支持部を
    形成し、 上記操作手段は、上記支持部に基部が嵌装され
    て止着された後握手部材と、該後握手部材の前側
    に位置し後握手部材と着脱可能に連結された前握
    手部材と、上記支持部を回動可能に貫通し後端側
    が上記力伝達機構に連結され先端側が上記前握手
    部材裏面に当接される導電性の操作回動軸と、上
    記前握手部材と後握手部材との間に位置し上記操
    作回動軸に貫通止着された回動操作部材と、上記
    前握手部材の裏面側に上記回動操作軸の先端側を
    受けるため止着される軸受盤とを有し、 上記前握手部材に導電部を形成し、該導電部の
    一部を前握手部材の適所に設けられたタツチ検出
    部に延在せしめ、他方、操作回動軸の後端側を受
    けるため操作手段取付基板に設けられた導電性の
    軸受部材からリード線を要所へ配線し、 上記回動操作部材を操作する際、前握手部材の
    タツチ検出部に手が掛られたとき、上記操作回動
    軸を介して、タツチ信号を伝達させて、弾発装置
    を始動させる構成としたことを特徴とするパチン
    コ機の打球発射操作装置。
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