JP3193777B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3193777B2 JP19774792A JP19774792A JP3193777B2 JP 3193777 B2 JP3193777 B2 JP 3193777B2 JP 19774792 A JP19774792 A JP 19774792A JP 19774792 A JP19774792 A JP 19774792A JP 3193777 B2 JP3193777 B2 JP 3193777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者が操作レバーを
回動操作することにより所望の発射勢で打玉を弾発し得
る操作ハンドルを備えた弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技者が弾球遊技機で遊技をする
場合には、弾球遊技機の前面枠下部に突設された操作ハ
ンドルの操作レバーを回動操作し、所望の回動位置で操
作レバーを保持した状態で打玉を狙った位置まで弾発す
ることにより行われていた。このため、遊技が長時間に
及ぶ場合には、手首が疲れ疲労感を遊技者に与えるとい
う欠点があった。そこで、このような疲労感を遊技者に
与えないために、操作レバーを所望の回動操作位置でロ
ックするロック装置を内蔵する操作ハンドルも幾つか提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したロ
ック装置を内蔵した操作ハンドルは、前面枠に突設され
る操作ハンドルの内部に組み込まれて設けられているた
め、組立作業が面倒であるばかりでなく、ロック装置が
故障した場合には、操作ハンドルを前面枠から取り外し
且つ分解しなければならず、その修理が極めて面倒であ
るという問題があった。本発明は、上記した問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、組立及び
修理を容易に行うことができるハンドルロック装置が設
けられる操作ハンドルを備えた弾球遊技機を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技者が操作レバーを回動
操作することにより所望の発射勢で打玉を弾発し得る操
作ハンドルを備えた弾球遊技機において、該弾球遊技機
の前面枠に取り付けられる取付基板に前記操作ハンドル
を設けると共に、前記操作レバーの回動位置を保持する
ロック装置と前記操作ハンドルへの遊技者による操作が
なくなってから所定時間経過したときに前記ロック装置
による保持状態を解除するための解除用電気的駆動源と
前記取付基板の裏面に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0005】
【作用】操作ハンドルを前面枠に取り付けられる取付基
板に設けると共に、操作レバーの回動位置を保持するロ
ック装置と前記操作ハンドルへの遊技者による操作がな
くなってから所定時間経過したときに前記ロック装置に
よる保持状態を解除するための解除用電気的駆動源とを
前記取付基板の裏面に設けたので、ロック装置及び解除
用電気的駆動源自体は、従来と同様に組み付けられた操
作ハンドルが設けられる取付基板の裏面に容易に組み付
けることができ、また、ロック装置及び解除用電気的駆
動源が故障した場合にも、取付基板を前面枠から取り外
すだけで、簡単にロック装置及び解除用電気的駆動源部
分を修理することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図12を参照して、弾球遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機1の全体の構成について説
明する。図12は、パチンコ遊技機1の正面図である。
図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された前
面枠2の開口には、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠
3にガラス扉枠4と前面扉板5とが一側(左側)を軸と
して開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4の後方に
は、遊技盤10が配置され、前面扉板5の前面には、払
い出された景品玉を貯留し且つ打球として発射位置に1
個ずつ供給し且つスピーカ7を内蔵する打球供給皿6が
取り付けられている。なお、本実施例における扉保持枠
4は、従来のようにクロムメッキではなく、金色メッキ
が施され、より高級感を与えていると共に、パチンコ遊
技場内の照明を反射して装飾効果を高めている。また、
従来とは、異なる印象を与えるために、扉保持枠3(ガ
ラス扉枠4を含めても良い)に上記金色メッキ以外の着
色処理を施しても良い。
【0007】一方、前記前面枠2の下方には、本実施例
の要部を構成する操作ハンドル60を含むハンドルセッ
ト20と、前記打球供給皿6に貯留しきれない余剰の景
品玉を貯留する余剰玉受皿8とが取り付けられている。
このハンドルセット20は、遊技者が操作し得る操作ハ
ンドル60と、該操作ハンドル60が取り付けられる取
付基板21とから構成され、取付基板21を前面枠2の
下部に穿設された取付穴2a(図4参照)の前方に取り
付けることにより操作ハンドル60がパチンコ遊技機1
の前面に設けられることとなる。そして、本実施例にお
いては、その取付基板21と余剰玉受皿9と前記打球供
給皿6とは、図12に示すように、それぞれの継ぎ目を
分かりずらくして全体として一体感のある印象を与える
ようになっている。更に、前面枠2の上部前面には、枠
ランプ10が取り付けられ、前面枠2の開放側側部前面
にも、錠前飾り11が取り付けられている。枠ランプ1
0は、遊技状態が特定遊技状態となったときにその旨を
報知するものであり、錠前飾り11は、前記前面枠2又
はガラス扉枠4の開閉操作を行うシリンダー錠をその前
面に臨ませると共にパチンコ遊技機1が稼働していると
きに点灯する稼働ランプ12を内蔵するものである。
【0008】次に、本実施例の要部を構成するハンドル
セット20の構成について図1乃至図7を参照して説明
する。図1及び図2は、ハンドルセット20の背面図で
あり、図3は、ロック装置の主要部の断面図であり、図
4は、ハンドルセット20の断面図であり、図5は、ハ
ンドルセット20の分解斜視図であり、図6は、ハンド
ルセット20の正面図であり、図7は、ハンドルセット
20の平面図である。図において、ハンドルセット20
は、前記余剰玉受皿8から連続するように視認される取
付基板21と該取付基板21に固定される操作ハンドル
60とから構成される。
【0009】まず、取付基板21の構成について説明す
ると、取付基板21は、余剰玉受皿8側が高く形成され
ると共に端部に向けて急激に傾斜した後にほぼ水平状に
形成される。そして、その形状に沿って取付基板21と
色彩の異なる合成樹脂によって成形される装飾板22が
表面に貼着されている。また、図7に示すように、前記
急激に傾斜した曲面は、操作空間23を構成し、指が奥
まで入って操作ハンドル60が操作し易いようになって
いる。なお、余剰玉受皿8側の高さは、操作ハンドル6
0が取り付けられたときの高さとほぼ同じとなってい
る。逆に言えば、操作ハンドル60の前方への突出量が
余剰玉受皿8とほぼ同じ突出量となるように設計される
ものである。これにより、パチンコ遊技機1を持ち運ぶ
際に、操作ハンドル60だけが前方に突出した従来のパ
チンコ遊技機1と比較して操作ハンドル60をぶつける
事故を防止することができる。
【0010】一方、取付基板21の裏面には、締結ネジ
24が固着されていると共に、位置決め突起25が突設
されている。位置決め突起25は、取付基板21を前面
枠2に取り付ける際にその位置決めを正確に行うもので
あり、締結ネジ24は、前面枠2の穿設された取付穴を
貫通して前面枠2の裏面まで到達させ、前面枠2の裏面
に装着される打球発射装置90(図8参照)の取付基板
91をも貫通させた後にナット等で締着してハンドルセ
ット20を前面枠2に固定するものである。また、取付
基板21の隆起側上下には、上部係合突片26と下部係
合突片27とが形成され、該上部係合突片26及び下部
係合突片27とを余剰玉受皿8の図示しない上部係合部
及び下部係合部に係合させることにより、余剰玉受皿8
とハンドルセット20との相互の位置関係を正確に取り
付けることができる。なお、これらを係合させたとき
に、取付基板21の隆起側端縁に形成される重合面58
が余剰玉受皿8の図示しない当接面に当接するようにな
されているので、余剰玉受皿8とハンドルセット20と
の視覚的な一体感を付与することができる。
【0011】また、取付基板21の裏面には、後述する
操作ハンドル60の操作を打球発射装置90側に伝達す
るための各種の部品及び操作ハンドル60の操作位置を
固定するロック装置40が配置されている。そして、本
実施例においては、これらの部品及び装置を収納するた
めに、取付基板21の裏面は、凹状の裏面空間59とな
っている。まず、操作ハンドル60の回動操作を打球発
射装置90側に伝達するための各種の部品について図1
を参照して説明すると、後述するハンドル軸62の後端
には、駆動プーリ28が固着され、該駆動プーリ28の
上部に伝達プーリ29が回転自在に軸支されている。駆
動プーリ28と伝達プーリ29とは連結ワイヤ30で連
結されていると共に、伝達プーリ29が常にスプリング
32によって連結ワイヤ30を緊張する方向(図1で時
計回転方向)に付勢している。伝達プーリ29には、打
球発射装置90の後述する伝達部材100に形成される
係合突起101と係合する係合穴33が形成され、駆動
プーリ28には、半円形状の第1歯車31が一体的に固
着されている。この第1歯車31は、ロック装置40の
後述する第2歯車50と噛合するようになっている。な
お、駆動プーリ28と第1歯車31とを合成樹脂で一体
的に成形したものでも良い。
【0012】しかして、後述する操作ハンドル60の操
作レバー70を回動操作することにより駆動プーリ28
及び伝達プーリ29がスプリング32の付勢力(正確に
は、打球発射装置90の巻きバネ95の付勢力も含まれ
る)に抗して回転せしめられ、該回転動作が伝達プーリ
29の係合穴33と打球発射装置90の係合突起101
との係合により巻きバネ95の弾発力に作用して打球の
発射勢を調節することができる。また、駆動プーリ28
の回転によりロック装置40の第2歯車50も回転せし
められ、その回転位置で保持されるようになる。この詳
細な構造については、後に詳述する。
【0013】また、操作ハンドル60には、後述するよ
うにハンドルスイッチ64やタッチリング69等が内蔵
されており、これらに接続されるスイッチ配線34が取
付基板21の背面に導き出されている。しかして、スイ
ッチ配線34は、取付基板21の下方から一端側方に沿
って形成される配線収納溝に収納され、最終的に側部中
程に形成されるC字状の配線通し輪37で束ねられて纏
められている。これにより、ハンドルセット20を前面
枠2に取り付ける際に、スイッチ配線34が挟持される
ことがない。また、配線通し輪37には、ロック装置4
0の後述するソレノイド48から延びるソレノイド配線
57、及びロック装置40が作動している旨を報知する
ロック表示LED36から延びるランプ配線35も通さ
れているが、配線通し輪37を通された後には、1つの
集合配線38にまとめられ、その集合配線38の先端に
コネクタ39が接続されている。このコネクタ39は、
後述するハンドル端子111に接続されるようになって
いる。
【0014】なお、上記したロック表示LED36は、
図5及び図6に示されるように、取付基板21及び装飾
板22を貫通した穴に臨ませるように設けられており、
遊技者が操作ハンドル60の後述するタッチリング69
を操作することにより点灯し、その操作を止めてから一
定時間(例えば、10秒)が経過したときに消灯するよ
うになっている。これにより、操作ハンドル60の操作
レバー70がロックされていることを遊技者に報知する
ものである。
【0015】次に、操作ハンドル60の操作位置を固定
するロック装置40について図1乃至図3を参照して説
明する。ロック装置40は、図1に示すように、取付基
板21の裏面に止着される取付基板41に集約して設け
られる。具体的には、取付基板41に突設される支軸4
3にワッシャ44とEリング45とによって回転自在に
そのほぼ中央を軸支される作動杆42と、該作動杆42
の上端側の係止部47に連結されるソレノイド48と、
作動杆42の下端に取り付けられる第2歯車50とから
構成されている。作動杆42の上端は、取付基板41と
の間にスプリング46が差し渡され、作動杆42の下端
に設けられる第2歯車50と駆動プーリ28に設けられ
る第1歯車31とが常に噛合するように付勢している。
また、作動杆42の上端側には、取付基板41に止着さ
れるソレノイド48のプランジャ49先端を係止する係
止部47が形成され、ソレノイド48がONされたとき
にスプリング46の付勢力に抗して第1歯車31と第2
歯車50との噛合状態が解除される方向に作動杆42を
回動させるようになっている。
【0016】また、作動杆42の下端に設けられる第2
歯車50は、図3に示すように、作動杆42の下端に突
設された軸ピン51に取り付けられるものであるが、そ
の取付状態は、ある程度の力が作用したときに回転し、
所定の力以下の力が作用しても回転しないように取り付
けられる。具体的には、第2歯車50は、内側外周部に
所定の摩擦力を保持するためのシュー54を有した挾持
板53によって挾持され、該挾持板53に挾持された状
態で下方にワッシャ52を介して軸ピン51に挿入さ
れ、その状態で上方に板バネ55を挟んで軸ピン51の
上端部のネジ部にナット56を螺着する。このため、第
2歯車50は、常にシュー54との間で摩擦力を受ける
こととなり、この摩擦力に打ち勝つ力が作用したときに
は、回転を許容し、この摩擦力よりも小さい力が作用し
ても回転されない。なお、摩擦力の調整は、ナット56
の締め付けにより行うことができる。
【0017】しかして、上記のように構成されるロック
装置40の作用について簡単に説明すると、遊技者によ
って操作ハンドル60の後述する操作レバー70が操作
されてハンドル軸62が第2歯車50とシュー54との
摩擦力よりも強い力で回動されると、ハンドル軸62の
後端に固着される駆動プーリ28が回転せしめられる。
これにより伝達プーリ29及び第1歯車31も回転する
ので、それぞれに係合又は噛合される打球発射装置90
の伝達部材100や第2歯車50も回転せしめられる。
そして、所望の発射位置となったときに、回動操作を停
止し、操作レバー70の保持を止めても(ただし、タッ
チリング69への接触を保持すること)、第2歯車50
がシュー54との摩擦力のため、回転が許容されず、こ
のため、駆動プーリ28が回動操作した位置で保持さ
れ、所望の発射勢を維持したままの状態を保持する。こ
のとき、ロック表示LED36が点灯してロック状態に
あることを報知している。一方、遊技者が操作ハンドル
60のタッチリング69への接触を止めたときには、打
玉の発射が停止されると共に、予め定められた所定時間
(例えば、10〜30秒)が経過したときに、ソレノイ
ド48に駆動信号が出力される。このため、作動杆42
が支軸43を中心にして回動し、それによって第1歯車
31と第2歯車50との間に隙間L1(図2参照)が生
じ、その噛合状態が解除される。第1歯車31と第2歯
車50との噛合状態が解除されることにより、スプリン
グ32の付勢力によって伝達プーリ29、駆動プーリ2
8、及びハンドル軸62が元の位置に復帰する。
【0018】上記したように、本実施例における操作ハ
ンドル60のロック装置40が操作ハンドル60が取り
付けられる取付基板21の裏面に設けられるので、ロッ
ク装置40自体は、従来と同様に組み付けられた操作ハ
ンドル60が設けられる取付基板21の裏面に容易に組
み付けることができ、また、ロック装置40が故障した
場合にも、取付基板21を前面枠2から取り外すだけ
で、簡単にロック装置40部分を修理することができ
る。また、本実施例においては、ロック装置40が操作
ハンドル60のハンドル軸62に対して横方向に並列状
に設けられているため、ハンドル軸62の後方への突出
量を増加させることなく取付基板21の裏面空間59内
にコンパクトに収納配置することができる。
【0019】なお、上記した実施例における第2歯車5
0は、金属製のものを使用してシュー54との間の摩擦
力を保持するものであるが、合成樹脂製の歯車を使用す
る場合には、シュー54との摩擦力を保持するためにシ
ュー54と当接する当接面に凹凸を形成することが望ま
しい。また、前記板バネ55に代えて、スプリングワッ
シャやゴムのような弾性部材を使用しても良い。更に、
ロック装置40の第2歯車50と噛合する第1歯車31
を伝達プーリ29に設けても良い。
【0020】次に、上記した取付基板21に突設される
操作ハンドル60の構成について主として図4及び第5
図を参照して説明すると、操作ハンドル60は、取付基
板21に一体的に突設される支柱61に装着固定される
ベース部材63と、該ベース部材63に対して所定角度
範囲内で回転自在に設けられ且つ前記支柱61に軸受さ
れるハンドル軸62を回転せしめる操作レバー70と、
該操作レバー70の前方に配置されるハンドルキャップ
79とから構成される。しかして、前記取付基板21に
は、筒状の支柱61が突設され、該支柱61にハンドル
軸62が回転自在に軸支される。また、支柱61の外周
には、ベース部材63が挿入され、取付基板21の裏面
から補強金具と共にビス止めされる。ベース部材63
は、朝顔状に形成され、その前面にハンドルスイッチ6
4が取り付けられると共に、単発レバー65が回動自在
に設けられている。単発レバー65の一部は、ベース部
材63の外周から外に臨むようになっており、操作レバ
ー70が回動操作されたときに単発レバー65を押圧す
ることによりハンドルスイッチ64をOFFとすること
ができる。したがって、単発レバー65を押したり解除
したりすれば、打球を任意の間隔で発射することができ
る。なお、単発レバー65には、突部66が突設され、
該突部66が操作レバー70の裏面に形成される押圧片
73と当接したり(非回動位置)、あるいは当接しなか
ったり(回動位置)してハンドルスイッチ64をOFF
・ONする。
【0021】また、ベース部材63の前面には、複数
(3本)の連結ボス67が前方に向かって突設される
が、該連結ボス67に外周に金属製のタッチリング69
が設けられる中間プレート68が挿入され、次いで操作
レバー70が挿入され、最後に連結ボス67の端面と当
接する止め穴76を有する挟持板75をビスで止着す
る。タッチリング69には、スイッチ配線34の一部が
接続されている。しかして、遊技者がタッチリング69
に触れたことがタッチ検出回路によって検出され、且つ
操作レバー70が回動操作されて前記ハンドルスイッチ
64がONしたときには、後述する打球発射装置90の
打球モータ104が回転駆動されて打球を発射する。
【0022】また、操作レバー70の中心には、前記ハ
ンドル軸62が挿入固定される軸筒71が設けられ、該
軸筒71の外周に円弧状の回転規制穴72が形成され、
1つの回転規制穴72の内側に単発レバー65の突部6
6と当接する押圧片73が形成されている。しかして、
軸筒71をハンドル軸62に挿入すると同時に前記連結
ボス67を回転規制穴72に貫通させ、その前面を挟持
板75で挟持することにより、操作レバー70が回動自
在に軸支されることになる。更に、操作レバー70の回
動範囲は、回転規制穴72の長さによって規制されてい
る。また、操作レバー70の外周には、遊技者が指を掛
ける掛止突部74が複数突設されている。この掛止突部
74は、図7に示すように、前後方向に長く形成されて
おり、後述するハンドルキャップ79の外周上にまで到
達して指を掛け易くしている。なお、前記挟持板75
は、前記連結ボス67に止め穴76を当接させてビスで
螺着したときに操作レバー70の内周凹部に完全に収納
されるようになっている。
【0023】ところで、前記挟持板75の前面には、カ
ギ状の係合片77が形成されると共に、止め部78が前
方に突出するように形成されている。この係合片77及
び止め部78は、ハンドルキャップ79を装着固定する
ものである。そこで、まずハンドルキャップ79の構成
について先に説明すると、ハンドルキャップ79は、碗
状に形成され、その前面に窓80が形成され、その窓8
0にレンズ板81を介して装飾板82が臨むようになっ
ており、その後面を蓋板83で閉塞している。この蓋板
83は、前記レンズ板81及び装飾板82を支持固定す
ると共に、前記挟持板75に形成される係合片77と係
合する係合片86と前記止め部78と対応する止め穴8
7とを有している。なお、蓋板83は、ハンドルキャッ
プ79の内部に後方に向かって突設される取付ボス85
に取付穴84を対応させてビスで螺着することによりハ
ンドルキャップ79に取り付けられている。
【0024】上記のように構成されるハンドルキャップ
79の蓋板83に形成される係合片86を挟持板75の
係合片77と係合させる。このとき、止め穴87と止め
部78とが一致しているので、ハンドルキャップ79の
底面下部に形成されるビス穴(図示しない)からビスを
差し込んで止め部78に螺着し、ハンドルキャップ79
全体を止着することができる。
【0025】次に、上記したハンドルセット20と対応
して前面枠2の裏面に取り付けられる打球発射装置90
の構成について図8乃至図11を参照して説明する。図
8は、打球発射装置90の正面図であり、図9は、打球
発射装置90に設けられる打球モータ104の側面図で
あり、図10は、打球モータ104の裏面に取り付けら
れる触手回路基板107の正面図であり、図11は、触
手回路基板107に形成される回路の回路図である。図
において、打球発射装置90は、パチンコ遊技機1の前
面枠2の裏面に固着される取付基板91に集約して設け
られる。
【0026】しかして、取付基板91の後面側には、打
球杆92が設けられるが、該打球杆92は、その下端部
に近い位置で取付基板91の前面側に突設される軸受筒
94によって回動自在に軸支される回動軸93にナット
で螺着固定されるものである。打球杆92の上端には、
発射位置に待機する打玉を弾発する槌先バネが取り付け
られると共に、回動軸93部分の前方で図示しない打球
供給装置の玉送り部材を揺動させる上下摺動部材103
の下端部と当接するようになっている。なお、打球杆9
2は、前記軸受筒94の外周に周設される巻きバネ95
によって常に発射位置側に付勢されている。
【0027】一方、取付基板91の前面側には、打球モ
ータ104のモータ軸106に固着された回転カム10
5が突設されているが、この回転カム105は、前記回
動軸93の端部に固着された駆動レバー96の転子97
と係脱するようになっている。しかして、駆動レバー9
6には、軸受筒94の外周に周設された巻きバネ95の
一端が係止され、その巻きバネ95の他端が軸受筒94
の基部に遊嵌される調節歯車98に係止されている。ま
た、調節歯車98は、その側方に配置される伝達歯車9
9と噛合するようになっており、その伝達歯車99は、
前記伝達プーリ29の係合穴33に係合する係合突起1
01を有する伝達部材100と係合するようになってい
る。伝達歯車99と伝達部材100とは、取付枠102
によって取付基板91に回動自在に軸支されると共に、
それら相互の係合位置を取付基板91の後面側に臨む初
期調節部(図示しない)によって調節することができ
る。この初期調節部を操作することにより、伝達歯車9
9と伝達部材100との相対的な係合位置を変化させ
て、操作ハンドル60を操作しない状態での初期弾発力
を調節することができるようになっている。
【0028】以上のように構成される打球発射装置90
においては、図4に示されるように、前面枠2の前面に
取り付けられるハンドルセット20と対面し、且つ前面
枠2に穿設された取付穴2aと前記裏面空間59とによ
って構成される作用空間120内でハンドルセット20
側の係合穴33と打球発射装置90側の係合突起101
とが対面係合して操作レバー70の回動操作量が伝達部
材100、伝達歯車99、及び調節歯車98を介して巻
きバネ95に伝達されて打球杆92の反発力が調整でき
るようになっている。しかして、遊技者が操作ハンドル
60を操作することにより、ハンドルスイッチ64がO
Nして打球モータ104を駆動せしめて回転カム105
を回転させる。回転カム105の回転に伴って駆動レバ
ー96の転子97と回転カム105の羽根とが係合して
回動軸93を巻きバネ95の付勢力に抗して図8におい
て時計方向に回動させ、打球杆92を後方へ回動させ
る。この時、打球杆92の後方への回動に伴って上下摺
動部材103が押し上げられる状態となる。更に、回転
カム105の回転が進んで転子97との係合状態が解除
されると、打球杆92、回動軸93及び駆動レバー96
は、巻きバネ95の付勢力により急激に反時計方向に回
動されて発射位置に待機している打玉を発射する。以
下、上記した動作を繰り返すことにより、打球杆92の
往復動作により打玉を発射することができるようになっ
ている。
【0029】ところで、上記した打球モータ104に
は、図9に示すように、その後面に触手回路基板107
が配置され、前記操作ハンドル60に設けられるタッチ
リング69に遊技者が触れることにより打球モータ10
4の回路が閉路されるようになっている。ここで、触手
回路基板107について図10及び図11を参照して簡
単に説明する。図10に示すように、触手回路基板10
7は、複数のコンデンサC1,C3,C4,C5,C
6,C8、可変抵抗VR1、ダイオードスタックBD
1、リレーRY1、バリスタV1、コネクタ端子CN1
〜CN4等の電子素子が実装されたプリント配線基板に
よって構成されている。このうち、コンデンサC8は、
フィルムコンデンサで構成され、その機能は、打球モー
タ104を安定的に回転せしめる位相用として使用され
ている。この位相用のコンデンサは、従来、機構板の裏
面に円筒状にして設けられていたが、本実施例において
は、肉厚の薄い直方体状にしてプリント配線基板に実装
したので、位相用コンデンサへの配線作業が省略できる
と共に、触手回路基板107を全体としてコンパクトに
することができる。また、コネクタ端子CN1〜CN4
のうち、CN1は、打球モータ104からの配線が接続
されるモータ端子108であり、CN2は、交流電源が
接続される電源端子109であり、CN3は、前記錠前
飾り11に内蔵される稼働ランプ12からの配線が接続
されるランプ端子110であり、CN4は、操作ハンド
ル60に設けられるハンドルスイッチ64等からの前記
集合配線38のコネクタ39が接続されるハンドル端子
111である。
【0030】上記した触手回路基板107は、図11に
示すように、上段の電源部において、交流入力AC24
VをダイオードスタックBD1により全波整流し、コン
デンサC6によって平滑化することでリレーRY1の駆
動用電圧を得る。さらにタッチセンサ用としてチップ抵
抗R1〜R3、ツェナーダイオードZD1、電解コンデ
ンサC4,C5等により交流入力の影響を受けない安定
した直流電圧を得る。なお、バリスタV1は、交流入力
からの雷サージ等の異常サージエネルギーを吸収し、回
路を保護するためのものである。一方、下段のタッチセ
ンサー部において、入力部分に手を触れることにより、
NORゲートIC1によって構成されるRSフリップフ
ロップからの信号を得てトランジスタQ1をONさせて
リレーRY1を作動させる。これによって打球モータ1
04と稼働ランプ12とが駆動される。なお、ランプ端
子110に稼働ランプ12だけでなくロック表示LED
36からの配線を接続すれば、操作ハンドル60に手を
触れているときにロック表示LED36が点灯し、手を
触れなくなったときに図示しないタイマー回路のタイム
アップ時にトランジスタQ1をOFFとして、ロック表
示LED36を消灯するようにすれば良い。この場合に
は、タイマー回路がタイムアップするまで打球モータ1
04も回転して打玉を発射してしまうが、タイマー回路
によるタイムアップ信号をロック表示LED36だけに
与え、打球モータ104の停止信号は、タッチリング6
9への接触を止めたときに与えられるように回路構成し
ても良い。
【0031】以上、実施例に係るパチンコ遊技機1の構
成について説明してきたが、本実施例によれば、操作ハ
ンドル60を前面枠2に取り付けられる取付基板21に
設けると共に、該取付基板21の裏面に操作レバー70
の回動位置を保持するロック装置40を設けたので、ロ
ック装置40自体は、従来と同様に組み付けられた操作
ハンドル60が設けられる取付基板21の裏面に容易に
組み付けることができ、また、ロック装置40が故障し
た場合にも、取付基板21を前面枠2から取り外すだけ
で、簡単にロック装置40部分を修理することができ
る。
【0032】なお、上記した実施例では、ロック装置4
0として、回転抵抗のある第2歯車50と作動杆42と
ソレノイド48とによって構成されるものを示したが、
これ以外の構成を有するロック装置、例えば、ハンドル
軸62の回転を電磁石で停止させるものであっても良
い。また、実施例のロック装置40に類似する構成とし
て、例えば、第1歯車31及び第2歯車50の両方又は
一方をゴム等の弾性部材で構成し、これらが相互に押圧
することによりロック機能を奏する構成としても良い。
更に、弾球遊技機の一例として、パチンコ遊技機1を例
示したが、打玉を弾発する遊技機であれば、どのような
種類の遊技機(例えば、アレンジ式遊技機)であっても
良い。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、操作ハンドルを前面枠に取り付
けられる取付基板に設けると共に、操作レバーの回動位
置を保持するロック装置と前記操作ハンドルへの遊技者
による操作がなくなってから所定時間経過したときに前
記ロック装置による保持状態を解除するための解除用電
気的駆動源とを前記取付基板の裏面に設けたので、ロッ
ク装置及び解除用電気的駆動源自体は、従来と同様に組
み付けられた操作ハンドルが設けられる取付基板の裏面
に容易に組み付けることができ、また、ロック装置及び
解除用電気的駆動源が故障した場合にも、取付基板を前
面枠から取り外すだけで、簡単にロック装置及び解除用
電気的駆動源部分を修理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る操作ハンドル及び取付基板を含む
ハンドルセットの背面図である。
【図2】同じく、ハンドルセットの背面図である。
【図3】ロック装置の主要部の断面図である。
【図4】ハンドルセットの断面図である。
【図5】ハンドルセットの正面から見た分解斜視図であ
る。
【図6】ハンドルセットの正面図である。
【図7】ハンドルセットの平面図である。
【図8】ハンドルセットに対応して設けられる打球発射
装置の正面図である。
【図9】打球発射装置に設けられる打球モータの側面図
である。
【図10】打球モータの裏面に取り付けられる触手回路
基板の正面図である。
【図11】触手回路基板に形成される回路の回路図であ
る。
【図12】実施例に係る弾球遊技機の一例としてのパチ
ンコ遊技機の正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 前面枠 2a 取付穴 20 ハンドルセット 21 取付基板 28 駆動プーリ 29 伝達プーリ 31 第1歯車 40 ロック装置 42 作動杆 48 ソレノイド 50 第2歯車 59 裏面空間 60 操作ハンドル 62 ハンドル軸 70 操作レバー 90 打球発射装置 120 作用空間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が操作レバーを回動操作すること
    により所望の発射勢で打玉を弾発し得る操作ハンドルを
    備えた弾球遊技機において、 該弾球遊技機の前面枠に取り付けられる取付基板に前記
    操作ハンドルを設けると共に、前記操作レバーの回動位
    置を保持するロック装置と前記操作ハンドルへの遊技者
    による操作がなくなってから所定時間経過したときに前
    記ロック装置による保持状態を解除するための解除用電
    気的駆動源とを前記取付基板の裏面に設けたことを特徴
    とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置及び解除用電気的駆動源
    は、前記取付基板と異なる他の取付基板に集約して設け
    られ、該他の取付基板を前記取付基板の裏面に止着した
    ことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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