JP5069402B2 - フェンタニル懸濁液をベースにしたシリコーン系粘着剤製剤及びフェンタニルを経皮送達するための装置 - Google Patents

フェンタニル懸濁液をベースにしたシリコーン系粘着剤製剤及びフェンタニルを経皮送達するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、概して薬物経皮送達の分野に関する。より詳細には、本発明は、フェンタニル懸濁液をベースにしたシリコーン系感圧粘着剤製剤、及びフェンタニルの改善された経皮送達のための装置を作製する際のそれらの使用に関する。
感圧粘着剤は、わずかな圧力で表面に接着し、表面への粘着剤の移動がごくわずかで表面から解離する物質である。シリコーン系感圧粘着剤は、特に薬物含有装置又はパッチを患者の皮膚へ接着させることによって薬物を投与することに関与する薬物経皮送達に使用されてきた。
経皮パッチの1つのタイプは、活性物質をポリマーマトリックスフィルム中に含有するポリマーマトリックス又はモノリシック装置であり、これを通して活性物質が皮膚へ拡散する。そのようなパッチは、リザーバタイプの装置よりも比較的製造するのが簡便であり、より快適に装着されるため、好ましい。活性物質を含有するモノリシックポリマーフィルム層を有する経皮パッチは、米国特許第4,839,174号、並びに米国特許第4,908,213号及び第4,943,435号に開示されている。
フェンタニルは、臨床条件で中枢神経系に主要な薬理効果を発揮するオピオイド系鎮痛薬である。薬効の主な作用は鎮痛及び鎮静であり、重要でない手段では典型的には管理できない痛みに対してオピオイド鎮痛を必要とする患者における慢性の痛みの管理が指摘されている。特に、フェンタニルは、急性の術後の痛み及び慢性のがん疼痛から解放するために臨床的に用いられる。
シリコーン系感圧粘着剤組成物を含有する経皮パッチは、米国特許第5,232,702号(Pfisterら)、WO00/33812号(Mirandaら)、WO96/40085号(Mantelleら)、及び米国特許第5,603,947号に記載されている。これらの文献は全て本明細書に完全に援用される。
米国特許第5,232,702号は、(i)シリコーン溶液、(ii)シリケート樹脂、及び(iii)粘着性強化剤を含有するシリコーン系感圧粘着剤について記載する。1つの態様において、感圧粘着剤には、シリコーン溶液のような高分子ポリジメチルシロキサンが含まれる。シリコーン溶液及びシリケート樹脂を溶解するのに好適であるとして開示された有機溶媒には、トルエン及びキシレンのような芳香族化合物;ヘプタン及びヘキサンのような脂肪族化合物;1,1,1−トリクロロエタン及びトリクロロトリフルオロエタンのような塩素系溶剤;フレオン113のようなフルオロカーボン;酢酸エチルのような脂肪族エステル;並びにそれらの混合物が含まれる。実施例Dは、17−β エストラジオール、皮膚浸透促進剤(PGML)、シラノール高含有シリコーン系感圧粘着剤、及び粘着性強化剤としてのステアリン酸カルシウムを含有する経皮接着性マトリックスタイプのパッチをどのように調整するかについて記載する。シリケート樹脂、キシレン、及びシリコーン溶液をキシレン溶媒中に均一に混合することによって調整された2種の異なるシラノール高含有粘着剤が使用された。次にこの混合物を加熱し、非揮発性成分を揮発させ、最終的にヘキサンに再溶解して非揮発性成分50重量%とした。最終的な17−β エストラジオール含有粘着剤溶液をポリエステル解離性ライナー上に成形し、空気乾燥させ、ポリエステルの裏フィルム上に積層させた。
WO00/33812号は、ニコチンのような揮発性液体薬物を投与するための経皮パッチについて記載する。経皮パッチは、裏層、薬物を含有する感圧シリコーン系粘着剤層及び感圧アクリル系粘着剤層、並びに取り外し可能な解離性ライナー層を含有する。シリコーン系粘着剤層はシリコーン系粘着剤をヘキサンに溶解させることによって調製する。WO00/33812号は、ヘプタン及びトルエンのような他の溶媒はより高い処理温度を要し、したがって薬物がコーティング及び乾燥中により多く分解し及び/又は蒸発するため、好適でないと報告している(第6頁)。
WO96/40085号は、通常の室温で液体のセレギリン、ニトログリセリン及びニコチンのような薬物を投与するための経皮マトリックスパッチについて記載する。WO96/40085号は、1種以上のポリマー系粘着剤、好ましくはポリアクリレート及びポリシロキサンと揮発性溶媒中の薬物とを混ぜ合わせ、混合物を成形し、溶媒を蒸発させることにより、粘着剤中に薬物のモノリシックマトリックスを作製することについて示唆する。提示された揮発性溶媒の例は、イソプロパノール、エタノール、キシレン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、酢酸エチル及び酢酸ブチルである。
同様に、米国特許第5,603,947号は、ニコチンパッチ中にシリコーン系粘着剤層を成形するためのヘプタンの使用について、実施例1に記載する。
上記文献において、薬物は成形前にシリコーン系粘着剤に溶解される。
シリコーン系感圧粘着剤中にフェンタニルを含有する経皮パッチは、例えば本明細書に完全に援用される米国特許第4,588,580号(Galeら)及び第5,186,939号(Clearyら)に記載されているように、当該技術分野において公知である。
米国特許第4,588,580号は、ダウ・コーニングのアミン耐性シリコーン系粘着剤、及び10及び20%のフェンタニル塩基がその中に分散したシリコーン医療用溶液を使用して作製されたフェンタニル含有モノリシックパッチについて実施例6に記載する。
米国特許第5,186,939号は、アミン耐性ポリジメチルシロキサンに溶解したフェンタニルを含む粘着剤−薬物リザーバ層を含めたフェンタニルを経皮投与するための積層複合体について記載する。実施例1は、1.8%フェンタニル塩基、4%浸透促進剤(PGML)、2.0%シリコーンオイル(ダウ・コーニング医療用溶液)、及びトリクロロトリフルオロエタン(フレオン)に溶解した92.5%アミン耐性ポリジメチルシロキサン(ダウ・コーニング X7−2900)から成るフェンタニル含有感圧粘着剤組成物を調整して50%溶液を得たことについて記載する。
更に、FDAに認可されたフェンタニルを含有するリザーバタイプ経皮パッチが2002年米国医薬品便覧に記載されている。Duragesic(登録商標)は、保護ライナーと4つの機能層を含む長方形の透明パッチである。これらの層は、外部表面から皮膚に接着している表面へ向かって:1)ポリエステルフィルムの裏層;2)フェンタニルの薬物リザーバ及びヒドロキシエチルセルロースでゲル化した米国薬局方アルコール;3)皮膚表面へのフェンタニル送達速度を制御するエチレン−酢酸ビニル コポリマー膜;及び4)フェンタニル含有シリコーン系粘着剤である。
本発明は、先行するフェンタニル含有経皮装置よりも改善され、利点を有すると考えられる。
発明の概要
本発明の1つの側面は、溶媒和シリコーン系感圧粘着剤に懸濁したフェンタニルの混合物を含む、フェンタニルを含有するシリコーン系感圧粘着剤製剤である。選択される溶媒は、実質的に又は完全に粘着剤を溶媒和するか又は溶解することができ、一方、フェンタニルを溶媒和粘着剤に懸濁させることができるものである。
本発明の製剤は、フェンタニル粒子を直接1種以上の溶媒和シリコーン系粘着剤と混合し、溶媒和粘着剤中にフェンタニル粒子の懸濁液を形成することにより作製することができる。あるいは、まずフェンタニル粒子をシリコーン溶液と組み合わせ、粒子を湿らせてスラリーを形成することにより製剤を作製することができる。このスラリーを次に溶媒和シリコーン系粘着剤と混合し、やはり溶媒和粘着剤中にフェンタニル粒子の懸濁液を形成することができる。
上記製剤は、フェンタニルの経皮投与を改善するモノリシック装置の作製に有用である。
したがって、本発明の他の側面は、フェンタニルを経皮投与するためのモノリシックパッチの作製に有用な積層物の製造方法である。この方法は、以下の工程を含む:
a) シリコーン系粘着剤を実質的に又は完全に溶媒和でき、一方でフェンタニルを溶媒和粘着剤と混合する際に、溶媒和粘着剤にフェンタニル粒子を懸濁させたままにできる溶媒を選択すること;
b) 上記溶媒と溶媒和した1種以上のシリコーン系粘着剤とフェンタニル粒子を混合し、フェンタニル粒子が溶媒和粘着剤に懸濁した混合物製剤を形成すること;
c) 混合物製剤を支持材上に成形すること;並びに
d) 溶媒を除去して、支持材及びフェンタニル懸濁液含有粘着剤層を含有する積層物を製造すること。
好ましい態様において、工程(b)で形成された混合物製剤は成形工程前に更に処理される。
混合物製剤は好ましくは裏層又は解離性ライナー上に成形される。溶媒は、蒸発によって乾燥させるあいだに粘着剤層から除去することができる。積層物は更に処理されて、裏層、フェンタニル懸濁液含有粘着剤層、及び解離性ライナーを含有するモノリシック装置を製造することができる。
したがって、本発明の更なる側面は、フェンタニルを個体へ経皮投与するためのモノリシックパッチであり、以下を含む:
(a) 経皮投与されるフェンタニルに対して実質的に不浸透性の裏層;
(b) 裏層の少なくとも一部と接触したフェンタニル含有粘着剤層、粘着剤層は1種以上の溶媒和シリコーン系粘着剤に懸濁したフェンタニル粒子の混合物を含む製剤から成形される;及び
(c) 粘着剤層に接触した、取り外し可能な解離性ライナー。
本発明の更なる側面は、投与を必要とする個体へフェンタニルを経皮投与する方法であって:
(a) 経皮投与されるフェンタニルに対して実質的に不浸透性な裏層;及び
(b) 裏層に接触したフェンタニル含有粘着剤層、粘着剤層は1種以上の溶媒和シリコーン系粘着剤に懸濁したフェンタニル粒子の混合物を含む製剤から成形される、
を含むモノリシックパッチを個体の皮膚へ適用することを含む。
好ましい態様において、選択される溶媒はヘプタンである。
本発明の粘着剤層は、フェンタニルの経皮放出が改善され、更に経皮装置の皮膚への接着が改善されることがわかった。また、本発明により、溶液をベースにしたマトリックスパッチより多量のフェンタニルをパッチから送達することができ、したがって、投与後、パッチに残留するフェンタニル量がより少ない。
本発明は、24時間〜168時間、好ましくは72時間〜84時間(約3〜3.5日)又は72時間〜168時間(約3〜7日)のあいだ、非侵襲性の持効性鎮痛を提供する。本発明の好ましい態様には、3日(72時間)及び7日(168時間)パッチが含まれる。
発明の詳細な説明
本発明は、溶媒をベースにしたシリコーン系粘着剤にフェンタニル粒子が懸濁した製剤を提供する。フェンタニル懸濁液は、溶媒をベースにしたシリコーン系粘着剤とフェンタニル粒子を混合することにより製造される。選択される溶媒は、実質的に又は完全にシリコーン系粘着剤を溶媒和するか又は溶解することができるものである。また、選択される溶媒は、高濃度のフェンタニル粒子、例えば約1.0%w/w(乾燥重量)を超える量が溶媒和粘着剤に溶解するのを妨げるのに好適である必要がある。
全量のフェンタニルが溶媒和粘着剤中に懸濁している必要はなく、したがって、フェンタニルの一部が溶媒和粘着剤に溶解する場合の例も可能である。以下の考察において、フェンタニルの「懸濁粒子」又は「懸濁液」に焦点が当てられるが、これは、ごく一部のフェンタニルが溶媒和粘着剤に溶解する態様を除外するものではないことが理解されるべきである。
溶媒はヘプタンが好ましいが、例えば選択した溶媒が上記溶解性を発揮する限り、他の有機溶媒、好ましくはヘキサン及びオクタンのように密接に関連した脂肪族溶媒から選択してもよい。
本発明にしたがい作製された製剤は、フェンタニルを経皮送達するための改善された装置、特にモノリシック経皮パッチを製造するために用いられる。装置は、製剤を裏層又は解離性ライナーのような支持材上に成形してフェンタニル懸濁液含有粘着剤層を形成することにより製造することができる。これを更に処理して、フェンタニルを送達するための経皮パッチを作製することができる。
したがって、本発明の利点を有する装置を製造するために、まず溶媒和シリコーン系粘着剤に懸濁したフェンタニル粒子の液体混合物を含む製剤を作製する必要がある。この製剤は続いて装置を作製するために処理される。本発明のフェンタニル懸濁液含有粘着剤層を作製し又は達成するための代替方法は当業者には明らかであり、したがってこれらの代替方法も本発明の範囲内である。
好ましい態様では、1種以上のシリコーン系感圧粘着剤をヘプタンに溶解し、一方、フェンタニル粒子をシリコーン溶液と混ぜ合わせてスラリーを形成する。次にシリコーン溶液中のフェンタニルスラリーをヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤の一部と混合し、高剪断コロイドミル又は他の混合装置に通して懸濁液を形成する。この懸濁液を残りのヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と混合して、最終(より希釈されている)懸濁液を形成する。次に組成物を解離性ライナー上に成形してオーブンに通し、ヘプタンを除去する。そして乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層させる。
他の好ましい態様では、ヘプタン−溶媒和粘着剤と、懸濁した(固体)フェンタニル アルカロイド粒子との混合物を成形することによって装置又はパッチを製造する。スラリーは、フェンタニルをヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤の一部と直接混ぜ合わせることにより製造される。シリコーン溶液は使用しない。次にこのスラリーをコロイドミル又は同様の混合装置に通して懸濁液を形成する。次にこの懸濁液を残りのヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と混合して最終(より希釈されている)懸濁液を形成する。これを解離性ライナー上で成形し、オーブンに通してヘプタンを除去することができる。そして乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層させる。
シリコーン系感圧粘着剤は、好ましくは約20%〜約50%ヘプタンに、より好ましくは約30%ヘプタンに溶媒和している。フェンタニル懸濁液の形成に寄与することに加えて、ヘプタンを使用することの他の利点には、一般に、例えばトルエン、キシレン及び他の芳香族化合物を含めた他の溶媒と比較して毒性が低いことが含まれる。
好ましい態様では、フェンタニル粒子は小粒子として、好ましくは結晶性粒子として溶媒和シリコーン系粘着剤に均一に懸濁している。
本発明では、使用中にフェンタニルがシステムを離れるにしたがい、システムに懸濁した粒子が溶解し、送達された薬物を補給すると考えられる。本発明は、結果として薬物の熱力学活性(駆動力)レベルを長期間の使用にわたって維持する。そのような能力を有する他のタイプのリザーバは知られていない。したがって、本発明は、大過剰のフェンタニルが存在することを要せず長期間の送達を可能にする。
好適なシリコーン系粘着剤には、シリコーンポリマー及び樹脂から作製される感圧粘着剤が含まれる。ポリマーと樹脂の比は、種々のレベルの粘性を達成するために変化させることができる。市販されている有用なシリコーン系粘着剤の例には、ダウ・コーニング製の標準BIO−PSA(登録商標)シリーズ(7−4400、7−4500及び7−4600シリーズ)及びアミン適合性(末端変性)BIO−PSA(登録商標)シリーズ(7−4100、7−4200及び7−4300シリーズ)が含まれる。好ましいヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤には、BIO−PSA(登録商標)7−4201、BIO−PSA(登録商標)7−4301、及びBIO−PSA(登録商標)7−4501が含まれる。
シリコーン医療用溶液が使用される1つの態様では、用いるシリコーン系感圧粘着剤の好ましい量は、約75%〜約99%w/w(乾燥重量)、より好ましくは約80%〜約90%w/w(乾燥重量)である。
場合によりシリコーン医療用溶液の存在下、1種以上の異なるシリコーン系粘着剤が使用され得る他の態様では、シリコーン系感圧粘着剤の好ましい併用量は、約75%〜約99%w/w(乾燥重量)、より好ましくは約85%〜約95%w/w(乾燥重量)、最も好ましくは約91%w/w(乾燥重量)である。
好ましいシリコーン溶液には、高分子ポリジメチルシロキサン、ジメチコーンNF(ダウ360シリコーン医療用溶液、100cSt及びその他の粘着性)が含まれる。シリコーン溶液の好ましい量は、約0%w/w〜約25%w/w(乾燥重量)、より好ましくは約2%w/w〜約10%w/w(乾燥重量)、更により好ましくは約5%w/w〜約8.5%w/w(乾燥重量)、最も好ましくは約6.5%w/w(乾燥重量)である。シリコーン溶液の好ましい粘着性は、約20cSt〜約350cSt、最も好ましくは約100cStである。
シリコーン溶液に換えて、ミネラルオイルなども使用することができ、これも本発明の範囲内である。
粘着剤層の幅又は厚み(図1A及び1Bにそれぞれ14として示す)は、装置が宿主の皮膚に対して少なくとも十分な接着性を提供する幅である。幅又は厚みは、組成物又は粘着剤層から送達される薬物の量及び所望の使用期間のような要因に依存して変化させることもできる。粘着剤層の厚みは、通常約10〜300μm、より好ましくは70〜約140μmであろう。他の表現によれば、粘着剤層は約1〜約30mg/cm、より好ましくは約7〜約14mg/cmで存在するであろう。当業者は、日常の実験の問題として変形を決定することもできる。幅は均一である必要もなく、例えば特定の幾何学的形状を提供するために、又は保護ライナーを取り外すためのタブを提供するために、装置周辺で変化してもよい。
フェンタニルは遊離塩基の形態で投与されることが好ましい。フェンタニル アルカロイド粉末はMallinckrodtから入手可能である。他の態様では、スフェンタニル、カーフェンタニル、ロフェンタニル及びアフェンタニル(afentanil)を含めた、鎮痛性的に有効なフェンタニル関連物を投与してもよい。粘着剤層に含有されるフェンタニル量は、医薬的に又は生理学的に有効な活性物質の投薬速度を、それを必要とする宿主へ提供するのに十分な量であることが好ましい。また、フェンタニルの量は、溶媒和粘着剤中でフェンタニルが少なくとも部分的に懸濁液を維持するのに十分な量である。この量は、過度の実験を要することなく当業者が容易に決定することができる。
1つの態様では、フェンタニルの好ましい量は約1%〜約10%w/w(乾燥重量)、より好ましくは約3%〜約7%w/w(乾燥重量)、最も好ましくは約4.0%w/w(乾燥重量)である。
他の態様では、フェンタニルの好ましい量は約5%〜約15%w/w(乾燥重量)、より好ましくは約8%〜約12%w/w(乾燥重量)、最も好ましくは約9.1%w/w(乾燥重量)である。
好ましい送達速度は、通常約5〜約250μg/時間、より好ましくは約10〜約100μg/時間、最も好ましくは約25、50、75及び100μg/時間の範囲であろう。
皮膚を通したフェンタニルの浸透を促進するための流動促進剤が粘着剤層に含まれていてもよい。好適な促進剤には、シクロヘキサノール、ラウリルアルコールなどのような6〜12の炭素原子を有する1価の飽和及び不飽和の脂肪族及び脂環式アルコール;ミネラルオイルのような脂肪族及び脂環式炭化水素;シクロヘキサノンのような脂環式及び芳香族アルデヒド及びケトン;N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミドなどのようなN,N−ジ(低級アルキル)アセトアミド;ミリスチン酸イソプロピル及びラウリシディン(lauricidin)のような脂肪族及び脂環式エステル;デシルメチルスルホキシドのようなN,N−ジ(低級アルキル)スルホキシド;N−メチル−2−ピロリドン及びazoneのような精油、硝化脂肪族及び脂環式炭化水素;サリチレート、ポリアルキレングリコールシリケート;オレイン酸及びラウリン酸のような脂肪族酸、シネオールのようなテルペン、ラウリル硫酸ナトリウムのような界面活性剤、ヘキサメチルシロキサンのようなシロキサン;上記物質の混合物;などを含めた、米国特許第4,573,966号に記載のものが含まれる。
裏層(図1A及び1Bにそれぞれ12として特定されている)は薄層又はシートであることが好ましい。いくつかの場合では、装置を付着させる皮膚領域により、装置、したがって裏層12は、美容上の理由により、不透明又は着色されていてもよい。1つの態様にでは、活性物質又は薬物、その上の印刷物に関して密封性の透明な層である。裏層12は通常装置を支持し、保護用被覆を提供する。
裏層12は、粘着剤層及びそこに含有されるフェンタニルに対して好ましくは不浸透性の又は少なくとも実質的に不浸透性の材料又は材料の組み合わせからつくられることが好ましい。
裏層12に好適な材料には、感圧粘着剤とともに使用することが当該技術分野に公知のものが含まれる。例えば、裏層12は、ポリエチレン;ポリエステル;多層EVAフィルム及びポリエステル;ポリウレタン;又はそれらの組み合わせを含めたポリオレフィンを含むことができる。好ましい裏材は、Mylan Technologies社製のポリオレフィン、MEDIFLEX(登録商標)1000である。他の好適な材料には、例えばセロファン、酢酸セルロース、エチルセルロース、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル コポリマー、エチレン−酢酸ビニル コポリマー、ポリエチレン テレフタレート、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン(例えばサラン)、エチレン−メタクリレート コポリマー(Surlyn)、紙、布、アルミホイル及びポリマー−金属複合体が含まれる。
裏層12を形成する材料は、柔軟性でも非柔軟性でもよい。好ましくは、柔軟性の裏層を利用して、装置が付着する身体部位の形状に順応させる。
1つの態様では、医療用装置(図1A及び1Bの10)は、皮膚に接着する表面、即ちフェンタニル含有粘着剤層で装置に付着した保護用解離性ライナー(図1A及び1Bにそれぞれ16として特定されている)を含有する。解離性ライナー16は装置10を皮膚の上に置く前に取り除かれる。したがって、解離性ライナー16は、ライナーが隣接する感圧粘着剤層から容易に取り外され又ははがされるような材料で作製される。解離性ライナー16は、上で議論したような裏層12への使用に好適な物質と同一物質で作製してもよい。こうした物質は、例えばその表面をシリコンポリマー、フルオロポリマー(例えばテフロン)又は他の好適な被覆で慣用の処理をすることにより、粘着剤層から取り外し可能又は解離可能に作製されることが好ましい。装置10を解離性ライナー16から取り外すには、解離性ライナー16の機械的処理によって、例えば解離性ライナーをエンボス加工することにより、行なってもよい。
好適な解離性ライナーには、感圧粘着剤組成物とともに使用することが当該技術分野に公知のものが含まれる。例えば、解離性ライナーは、フルオロシリコーンで被覆されたポリエステルを含むことができる。好ましい解離性ライナーは、Mylan Technologies社製のMEDIRELEASE(登録商標)2500、又は3M Pharmaceuticals/D.D.S.製のScotchpak(登録商標)1022のようなフルオロポリマーで処理されたポリエステルである。しかしながら、解離性ライナー16は、紙又は紙含有層若しくは積層物;押出しポリオレフィン、例えばポリエチレンのような各種熱可塑性物質;各種ポリエステルフィルム;ホイルライナー;各種ポリマーに被覆又は積層した繊維層を含めた他のこのような層、及び押出しポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、各種ポリアミド等を含めた様々な層を含むことができる。
1つの態様では、解離性ライナー16は、外部ホイル層及びポリエチレン等のようなプラスチックの内部層の積層物を含み、これは、シリコン処理された被覆だけでなく、エンボス加工された表面又は粗面を含むものによっても解離可能にする。エンボス加工については、本明細書に完全に援用される米国特許第6,010,715号(Bertek)に記載されている。
本発明の1つの態様では、パッチは、裏層12とフェンタニル含有粘着剤層14とのあいだにフェンタニル不含粘着剤層を更に含む。この追加の粘着剤層は、少なくともフェンタニル含有粘着剤層の一部を超えて伸びており、使用者の皮膚に接着できる更なる表面領域を提供し、それにより装置又はパッチの接着性を増強させる。裏層のサイズ及び形状は、本質的にこの追加の粘着剤層のサイズ及び形状とともに延長可能である。このフェンタニル不含粘着剤層は、各種の市販の経皮パッチ又はテープに見られるように、ポリイソブチレン又はアクリル酸アルキル若しくはメタクリル酸アルキルのポリマーのようなアクリル酸ポリマーなどの慣用の粘着剤を含むことができる。
本発明の組成物は、一旦解離性ライナーを取り外して組成物を皮膚に適用すれば、ほとんど剥離することなく、そこに含有される薬物を所望量分散させるのに十分な時間、組成物が適所に残ることができる十分な接着特性を有する。
経皮技術に熟練した者は、本発明にしたがい、装置又はパッチの可能なサイズについて容易に認識するであろう。パッチサイズは、フェンタニルの所望の送達速度により変化することが好ましく、所望の送達速度が増加するにつれてサイズも大きくすることが好ましい。好ましい送達速度は約5〜約300μg/時間であり、より好ましくは約50〜約200μg/時間であり、最も好ましくは約25、50、75及び100μg/時間である。これらの送達速度は、それぞれ1.25〜約75cm、より好ましくは約12.5〜約50cm、最も好ましくは6.25、12.5、18.75、及び25cmのパッチサイズに相当する。
装置10は一旦形成されると、使用前、気密袋中に密閉しておくことができる。本発明の装置は、先行技術で慣用の装置と同様に使用される。特に、宿主の皮膚又は粘膜に接触させるための装置10の粘着剤層14の皮膚側表面に付着した解離性ライナー16は取り外され、粘着剤層14のそのような表面が皮膚又は粘膜の所望の領域へ適用される。
本発明の装置によって活性物質を投与される宿主又は個体は、フェンタニルが所望の効果を示すいかなる宿主でもよい。宿主は例えばヒト又は温血動物若しくは冷血動物などの哺乳動物であり得る。フェンタニルを投与することの利点は、治療的でも実験的でもあり得る。本発明の装置は他の有利な目的のために使用することもできる。
本発明の各種態様を調製し、当該技術分野で認識されている試験法にしたがい試験した。特に、再結晶積層物からのフェンタニル放出を、本発明による懸濁液−成形積層物からのフェンタニル放出と比較した。
表3に記載する4種の活性積層物を作製し、in vitro経皮送達、in vitro放出速度、及びポリケンプローブ粘性について試験した。更に、4種の混合物の全体的性質を定性的に評価した。結果を以下にまとめる。
再結晶積層物及び懸濁液-成形積層物由来のフェンタニル製剤の説明
Figure 0005069402
再結晶積層物及び懸濁液-成形積層物からのフェンタニルのin vitro経皮送達
図2は、含有量は同じだが製造方法は異なる積層物からのフェンタニルの累積的なin vitro経皮送達を示す。ロットR6J0001は、ヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と、懸濁した(固体の)フェンタニル アルカロイド粒子との混合物を成形することにより作製した。360医療用溶液(ジメチコーンNF)中のフェンタニルスラリーと、ヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤の一部とを混合し、高剪断コロイドミルに通して懸濁液を形成した。次にこの懸濁液を残りのヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と混合し、最終(より希釈されている)懸濁液を形成した。これを解離性ライナー上に成形し、オーブンに通してヘプタンを除去した。この方法の最終工程は、乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層することである。
再結晶製剤(246P110C)は、酢酸エチル−溶媒和粘着剤と、溶解したフェンタニル アルカロイドとの混合物を成形することにより製造した。この方法では、フェンタニルを360医療用溶液及び酢酸エチル−溶媒和シリコーン系粘着剤と組み合わせた。フェンタニルを完全に溶解させて真溶液を形成した。次にこの溶液混合物を解離性ライナー上で成形し、オーブンで乾燥させ、すぐにフェンタニルを結晶化させた。この方法の最終工程も乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層することである。
表4は、試験した上記2製剤の比較を示す(これらは乾燥形態では理論的に同一である)。
Figure 0005069402
図2は、3日用の懸濁液−成形製剤は、in vitroで、単位時間あたりに、再結晶製剤より多くのフェンタニルを送達したことを示す。
表5は、懸濁液混合物製剤の(湿潤)組成物と本発明の接着性マトリックスの最終(乾燥)組成物との比較を示す。
Figure 0005069402
図3は、含有量は同じだが製造方法は異なる7日用パッチからのフェンタニルの累積的なin vitro経皮送達を示す。ロット246P114Aは、ヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と、懸濁した(固体の)フェンタニル アルカロイド粒子との混合物を成形することにより製造した。この方法では、フェンタニルを360医療用溶液で湿らせ、得られたスラリーをヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と組み合わせて最終懸濁液を形成した。次にこの懸濁液を解離性ライナー上に成形し、オーブンで乾燥させた。この方法の最終工程は乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層することである。
再結晶製剤(246P118A)は、酢酸エチル−溶媒和粘着剤とフェンタニルとの混合物を成形することにより製造した。この混合物は、フェンタニルを360医療用溶液及び酢酸エチル−溶媒和シリコーン系粘着剤と組み合わせることにより作製した。全てのフェンタニルを混合物に溶解させた。次にこの混合物を解離性ライナー上に成形し、オーブンで乾燥させた。この方法の最終工程も乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層することである。
表6は、上記2製剤の組成を示す(これらは乾燥形態では理論的に同一である)。
Figure 0005069402
図3は、7日用懸濁液−成形製剤及び再結晶製剤はフェンタニルのin vitro経皮送達という点で同一であることを示している。
本発明の他の態様では、図6は、本発明による7日用パッチからのフェンタニルの累積的なin vitro経皮送達を示す。ロットR6J0014は、ヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と、懸濁した(固体の)フェンタニル アルカロイド粒子との混合物を成形することにより作製した。スラリーは、フェンタニルを直接ヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤の一部と混ぜ合わせることにより作製した。シリコーン溶液は使用しなかった。次にこのスラリーをコロイドミルに通して懸濁液を形成した。そしてこの懸濁液を残りのヘプタン−溶媒和シリコーン系粘着剤と混合し、最終(より希釈されている)懸濁液を形成した。これを解離性ライナー上に成形し、オーブンに通してヘプタンを除去した。この方法の最終工程は乾燥した接着性マトリックス上に裏フィルムを積層することである。表7は、接着性マトリックスの最終(乾燥)組成物を示す。
Figure 0005069402
表8は、懸濁液混合物製剤の(湿潤)組成物と表7に示す接着性マトリックスの最終(乾燥)組成物との比較を示す。
Figure 0005069402
表9も懸濁液混合物製剤の(湿潤)組成物とシリコーン溶液を使用しない他の態様による接着性マトリックスの最終(乾燥)組成物との比較を示す。
Figure 0005069402
ともに用いる粘着剤の比は、必要に応じて又は所望により、過度の労力を要することなく調製して、接着特性を改善することができる。
再結晶積層物及び懸濁液-成形積層物からのフェンタニル放出速度
図4は、in vitro経皮送達について試験した2種のロットR6J0001及び246P110Cのフェンタニル放出速度を示す。
図5は、in vitro経皮送達について試験したロット246114A及び246P118Aのフェンタニル放出速度を示す。
図7は、in vitro経皮送達について試験したロットR6J0014の放出速度を示す。
上記の結果は、再結晶積層物(246P110C及び246P118A)が、本発明による懸濁液−成形積層物(R6J0001、246P114A及びR6J0014)よりも速くフェンタニルを放出することを示している。即ち、80%を越えるフェンタニルが最初の1時間以内に再結晶積層物から放出される。上記の差異は、解離性ライナー表面で結晶化した再結晶積層物中のフェンタニルによるものかもしれない。これはまた、以下に示すように、再結晶積層物がなぜ測定可能な粘性を示さないのかを説明しているかもしれない。
逆に、懸濁液−成形積層物では、フェンタニル結晶が、解離性ライナー表面のみならず、マトリックス全体に均一に分配されていることがわかった。
再結晶積層物及び懸濁液−成形積層物のポリケンプローブ粘性
懸濁液−成形フェンタニル積層物は、溶液−成形積層物と比較して優れた接着特性を有することもわかった。結果として、2つの方法(懸濁液−成形と溶液−成形)のあいだの差異を定量するためにポリケンプローブ粘性のより徹底的な測定値を集めた。表10にこれら積層物の粘性試験結果をまとめる。
Figure 0005069402
表10は、溶液−成形積層物が懸濁液−成形積層物と比較して測定可能な粘性を示さないことを示す。
表11は、7日用パッチ(ロットR6J0014)の粘性試験結果を示す。
Figure 0005069402
溶液混合物又は懸濁液混合物から作製された積層物の顕微鏡写真を撮って、定性的観察を比較した。
溶液混合物及び懸濁液混合物から作製した積層物対の全体的な組成は同一であり、唯一異なるのは粘着剤混合物を溶媒和するために使用された溶媒である。溶媒を溶液混合物から除去するにしたがい、フェンタニルが結晶化した。
懸濁液混合物の組成物(R6J0001)では、フェンタニル粒子は程度の差はあるが球状であり、直径約10〜20μmであった。いくつかの凝集体(直径約30〜60μm)も積層物中に存在するが、単結晶(棒状)は非常に少ない。
溶液混合物の組成物(246p110c)では、非常に小さな結晶が積層物全体に見られた(小さすぎて正確なサイズを測定できない)。より明確には、低密度の斑点を裸眼で見ることができた。顕微鏡下では、これらの斑点は、結晶不含領域に囲まれた中央に(〜100μm)比較的大きな結晶凝集体を有することがわかった。周囲の結晶を犠牲にして大きな低エネルギー結晶が成長したと仮説をたてた。約4〜8個のこのような凝集体が10cmのそれぞれの積層物サンプル中に見られた。したがって、溶液混合物は、より大きな、不連続の結晶性粒子を含有する積層物を作製する傾向にあり、一方、懸濁液混合物は、より小さく、より均一に分散した粒子を有する積層物を作製した。
更に2種の懸濁液混合物の組成物及び溶液混合物の組成物を試験し、比較した。溶液混合物及び懸濁液混合物から作製した積層物の全体的組成はやはり同一であり、唯一異なるのは粘着剤を溶媒和するために用いた溶媒である。上記のように、溶液混合物から溶媒を除去するとフェンタニルが結晶化した。
7日用の懸濁液混合物の組成物(246p114A)では、上記の類似の3日用の懸濁液積層物(R6J0001)と外観は同様であった。特に、フェンタニル粒子の多くは、粘着剤と解離性ライナーの界面で球状であり、棒状結晶は少なかった。粒子及び凝集体のサイズも、(有意に高い薬物含量で予想されるように)より多くの凝集体が観察されたが、3日用の懸濁液−成形積層物中のものと同様であった。
7日用の再結晶混合物の組成物(246p118A)では、結晶の形状及びサイズは類似の3日用の溶液−成形積層物(246p110C)と同様であった。しかしながら、予想されるように、7日用の積層物で3日用の積層物よりも多くの凝集体が観察された。
本発明にしたがい作製された装置は、鎮痛及び鎮静を誘導するのに有用である。特定の使用には、急性の術後の痛み及び慢性のがん疼痛からの解放のように、痛みに対してオピオイド鎮痛を必要とする患者における慢性の痛みの管理が含まれる。他の可能な使用には、背通及び関節痛のような他の慢性の身体の痛みの治療が含まれる。
本発明を以下の実施例により更に具体的に説明するが、限定されることを意図するものではない。
フェンタニル遊離塩基(0.0245kg)を、ガラスジャー内で、360医療用溶液、100cSt(0.061kg)中に、Ultra−Turrax T8分散ユニットを用いて20分間均一に分散させる。この予備混合物を、ヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201(0.751kg)、固形分70%w/wに、Glass−Colミキサーを利用した連続混合によってゆっくり加える。これを20分間混合する。次にWarner−Mathis KTF coaterを用いて混合物を解離性ライナー(Scotchpak(登録商標)1022)上に被覆し、78℃で約10分間乾燥させ、被覆重量99.1g/mを得る。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層する。そして適当なサイズのパッチを解析前に積層物から型抜きする。
フェンタニル遊離塩基(3.20g)及び360医療用溶液、100cSt(4.00g)を4オンスのガラスジャーに加える。このジャーに、予め秤量したヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201(103.34g)、固形分70.45%w/wの半量を加える。次にこの混合物を分散ユニット(D7801、Dottingen、TYP−1020L)で3分間ホモジナイズする。この混合物へ、ヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201の残りの半量を加える。この混合物を単純な実験室のブレンダーで3分間混ぜ合わせる。次に固定されたナイフを用いて、混合物を解離性ライナー(ScotchPak(商標)1022)上に被覆し、75℃で10分間乾燥させ、被覆重量90〜100g/mを得る。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層する。そして適当なサイズのパッチを解析前に積層物から型抜きする。
フェンタニル遊離塩基(2.00g)を、4オンスガラスジャー内の360医療用溶液−100cSt(5.00g)中で、分散ユニット(D7801、Dottingen、TYP−1020L)を用いて3分間ホモジナイズする。この予備混合物へ、ヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201(61.43g)、固形分70%w/wを加える。この混合物を単純な実験室のブレンダーで3分間混ぜ合わせる。次に固定されたナイフを用いて混合物を解離性ライナー(ScotchPak(商標)1022)上に被覆し、室温で5分間及び70℃で10分間乾燥させ、被覆重量90〜100g/mを得る。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層する。そして適当なサイズのパッチを解析前に積層物から型抜きする。
フェンタニル遊離塩基(2.00g)及び360医療用溶液−100cSt(1.63g)を4オンスのガラスジャーに加える。このジャーに、予め秤量したヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201(30.34g)、固形分70.45%w/wの半量を加える。次にこの混合物を分散ユニット(D7801、Dottingen、TYP−1020L)で3分間ホモジナイズする。この混合物へ、ヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201の残りの半量を加える。この混合物を単純な実験室のブレンダーで3分間混ぜ合わせる。次に固定されたナイフを用いて混合物を解離性ライナー(ScotchPak(商標)1022)上に被覆し、75℃で10分間乾燥させ、被覆重量90〜100g/mを得る。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層する。そして適当なサイズのパッチを解析前に積層物から型抜きする。
フェンタニル遊離塩基(3.17g)、360医療用溶液−100cSt(2.17g)、及びヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201(39.74g)、固形分70.45%w/wを4オンスのガラスジャーに加える。次にこの混合物を分散ユニット(D7801、Dottingen、TYP−1020L)で、フェンタニルが完全に分散するまで3分間ホモジナイズする。次に固定されたナイフを用いて混合物を解離性ライナー(ScotchPak(商標)1022)上に被覆し、72℃で10分間乾燥させ、被覆重量90〜100g/mを得る。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層する。そして適当なサイズのパッチを解析前に型抜きする。
フェンタニル遊離塩基(3.17g)、ヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4201[21.41g、固形分70.45%w/w]、及びヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4301[19.85g、固形分76.00%w/w]を4オンスのガラスジャーに加える。次にこの混合物を分散ユニット(D7801、Dottingen、TYP−1020L)で、フェンタニルが完全に分散するまで3分間ホモジナイズする。次に固定されたナイフを用いて混合物を解離性ライナー(ScotchPak(商標)1022)上に被覆し、72℃で10分間乾燥させ、被覆重量110g/mを得る。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層する。そして適当なサイズのパッチを解析前に型抜きする。
フェンタニル遊離塩基(12.73g)及びヘプタン−溶媒和BIO−PSA(登録商標)7−4301(181.82g、固形分70.0%w/w)を8オンスのガラスジャーに加えた。次にこの混合物を分散ユニット(Vertishear、シャフト径20mm)で、フェンタニル粒子が完全に分散するまで3分間ホモジナイズした。ドクターブレードを用いて混合物を解離性ライナー(ScotchPak(商標)1022)上に被覆し、72℃で10分間乾燥させ、被覆重量100〜110g/m2を得た。次に乾燥したフィルムを裏フィルム(MEDIFLEX(登録商標)1000)上に積層した。そして適当なサイズのパッチを完成した積層物から型抜きして送達システムを形成した。
発明の背景を説明するため、並びに本発明の実践に関して更なる詳細を提供するために、本明細書中で用いた出版物及びその他の材料は、それらが具体的に及び個別に援用されると示された場合と同一範囲で本明細書中に援用される。
本発明の好ましい態様の詳細を参照して本発明を開示しているが、本発明の精神及び添付の特許請求の範囲内で、当業者によって改変は容易に行なわれると考えられるため、この開示は限定的な意味ではなく、具体例を意図すると理解されるべきである。
図1Aは、本発明の経皮医療用装置又はパッチの1態様の立断面図である。 図1Bは、本発明の懸濁液−成形積層物の1態様の立断面図である。 図2は、本発明の3日用の懸濁液混合物をベースにした装置、3日用の溶液混合物をベースにした再結晶装置、及びDuragesic経皮パッチに関して、フェンタニルのin vitro経皮送達速度を比較するグラフである。 図3は、本発明の7日用の懸濁液混合物をベースにした装置、及び7日用の溶液混合物をベースにした再結晶装置に関して、フェンタニルのin vitro 経皮送達速度を比較するグラフである。 図4は、本発明の3日用の懸濁液混合物をベースにした装置、及び3日用の溶液混合物をベースにした再結晶装置に関して、フェンタニルの放出速度を比較するグラフである。 図5は、本発明の7日用の懸濁液混合物をベースにした装置、及び7日用の溶液混合物をベースにした再結晶装置に関して、フェンタニルの放出速度を比較するグラフである。 図6は、シリコーン溶液を使用せずに作製した本発明の懸濁液混合物をベースにした装置からの7日間のフェンタニルin vitro経皮送達速度を示すグラフである。 図7は、シリコーン溶液を使用せずに作製した本発明の懸濁液混合物をベースにした装置からのフェンタニルのin vitro放出速度を示すグラフである。

Claims (20)

  1. モノリシック経皮パッチであって、
    (a) 裏層、及び
    (b) 裏層の内側の表面の少なくとも一部を覆う第1の表面を有する第1の粘着剤層、
    を含み、粘着剤層は治療的有効量のフェンタニルをシリコーン系粘着剤中に含み、粘着剤が、粘着剤を完全に溶媒和又は溶解可能な溶媒に完全に溶媒和しているとき、溶媒は、1.0%w/w(乾燥重量)を超えるフェンタニル粒子が溶媒和粘着剤に溶解するのを妨げる、前記パッチ。
  2. 粘着剤が感圧粘着剤を含む、請求項1に記載のパッチ。
  3. 粘着剤層が1〜15%w/wのフェンタニルを含む、請求項1に記載のパッチ。
  4. 粘着剤層が25%w/w以下のシリコーン溶液を更に含む、請求項1に記載のパッチ。
  5. シリコーン溶液がポリジメチルシロキサンを含む、請求項4に記載のパッチ。
  6. 裏層と第1の粘着剤層とのあいだに、且つそれらに接触して、少なくとも部分的に第1の粘着剤層を超えて広がるフェンタニル不含の第2の粘着剤層を更に含む、請求項1に記載のパッチ。
  7. 粘着剤層が、6〜12の炭素原子を有する1価の飽和及び不飽和の脂肪族及び脂環式アルコール;脂肪族及び脂環式炭化水素;脂環式及び芳香族アルデヒド及びケトン;N,N−ジ(低級アルキル)アセトアミド;脂肪族及び脂環式エステル;N,N−ジ(低級アルキル)スルホキシド;精油、硝化脂肪族及び脂環式炭化水素;サリチレート、ポリアルキレングリコールシリケート;脂肪族酸、テルペン、界面活性剤、シロキサン;並びに上記物質の混合物から成る群より選択される流動促進剤を更に含む、請求項1に記載のパッチ。
  8. 投与時、粘着剤層が10μg/時間〜100μg/時間のフェンタニルを送達する、請求項1に記載のパッチ。
  9. 投与時、粘着剤層が25μg/時間のフェンタニルを送達する、請求項8に記載のパッチ。
  10. 投与時、粘着剤層が50μg/時間のフェンタニルを送達する、請求項8に記載のパッチ。
  11. 投与時、粘着剤層が75μg/時間のフェンタニルを送達する、請求項8に記載のパッチ。
  12. 投与時、粘着剤層が100μg/時間のフェンタニルを送達する、請求項8に記載のパッチ。
  13. 投与時、24時間〜168時間非侵襲性の持効性鎮痛を提供する、請求項8〜12のいずれか1項に記載のパッチ。
  14. 投与時、72〜168時間非侵襲性の持効性鎮痛を提供する、請求項13に記載のパッチ。
  15. モノリシック懸濁液混合経皮パッチであって、
    (a) フェンタニルに対して不浸透性の裏層、
    (b) 裏層の内側の表面の少なくとも一部を覆う第1の表面を有する第1の粘着剤層、
    ここで、粘着剤層は、シリコーン系粘着剤に懸濁した治療的有効量のフェンタニル粒子の均一な懸濁液を含み、フェンタニル粒子は非再結晶性フェンタニルから成る、並びに
    (c) 粘着剤層の第2の表面に接触した取り外し可能な解離性ライナー、
    を含む、前記パッチ。
  16. シリコーン系粘着剤が、ヘプタン溶媒に完全に溶媒和したシリコーン系粘着剤を含み、そこからヘプタンが除去される、請求項15に記載のパッチ。
  17. シリコーン系粘着剤が完全に溶媒和しているとき、溶媒は、1.0%w/w(乾燥重量)を超えるフェンタニル粒子が溶媒和粘着剤に溶解するのを妨げる、請求項15又は16に記載のパッチ。
  18. 投与時、72〜168時間非侵襲性の持効性鎮痛を提供する、請求項17に記載のパッチ。
  19. 粘着剤層が1〜15%w/wのフェンタニルを含む、請求項18に記載のパッチ。
  20. 投与時、粘着剤層が5μg/時間〜250μg/時間のフェンタニルを送達する、請求項19に記載のパッチ。
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