JP5067835B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気記録媒体の製造方法に関する。
近年、高度情報化社会の進展により大容量の画像情報記録へのニーズが高まり、1Tb/inchというような高記録密度が磁気記録媒体に要求されている。このような高密度磁気記録媒体として、磁性ドットを非磁性体で分離する構造のパターンド磁気記録媒体が注目されている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1に記載の技術では、ナノインプリントを用いてレジストをパターン化し、そのレジストをマスクとして磁性膜をエッチングすることにより、分離された磁性ドットを形成するようにしている。
青山勉,佐藤勇武,石尾俊二,「パターンド磁気記録媒体の製作方法と磁気的特性」,応用物理,2003,第72巻,第3号,p.298-303
しかしながら、レジストをナノインプリント加工しているため、ドットピッチは100nm以上と大きく1Tb/inchを実現するのは難しい。また、上述したような一連の加工作業を、磁気記録媒体毎に行わなければならないので加工コストの点で問題もあった。
請求項1の発明に係る磁気記録媒体の製造方法は、集束イオンビーム援用化学気相成長により、シリコン基板上に形成されたSiO2層上にタングステンの薄膜パターンを形成し、薄膜パターンをマスクとしてタングステンの層をエッチングして、SiO2層上に薄膜パターンが形成された凸部を複数形成し、シリコン基板の、薄膜パターンが形成された複数の凸部を有する面を、過冷却液体温度状態とされた金属ガラス面に押圧して、複数の凸部が転写されて成る複数の被転写凹部を金属ガラス面に形成し、複数の被転写凹部の各々に磁性体を配設することを特徴とする。
請求項2の発明に係る磁気記録媒体の製造方法は、集束イオンビーム援用化学気相成長により、シリコン基板上に形成されたSiO2層上にタングステンの薄膜パターンを形成し、薄膜パターンをマスクとしてSiO2層をエッチングして、SiO2層上の表面に複数の凹部を形成し、シリコン基板の薄膜パターンおよび複数の凹部が形成された面を、過冷却液体温度状態とされた金属ガラス面に押圧して、複数の凹部が転写されて成る複数の被転写凸部を金属ガラス面に形成し、複数の被転写凸部が形成された金属ガラス面にデポジションにより磁性体薄膜を成膜することにより、複数の被転写凸部の各々の頂部に磁性体を形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の磁気記録媒体の製造方法において、シリコン基板の複数の凸部または凹部が形成された面が押圧される金属ガラス面は、ラッピング・ポリシングまたはCMP(Chemical Mechanical Polishing)による平坦化処理が施された平面を金属ガラス材料に過冷却液体温度状態で押圧して形成された面であることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
請求項4の発明、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の磁気記録媒体の製造方法において、金属ガラス面が、軟磁性層上に形成された金属ガラス層の表面であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の磁気記録媒体の製造方法において、複数の被転写凹部および被転写凸部は、マトリクス状,千鳥格子状およびライン状のいずれかの配列パターンで配列されていることを特徴とする。
本発明によれば、磁性体が配設される凹部または凸部をより微細に加工することができ、記録密度の向上を図ることができる
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明による磁気記録媒体1の一実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。磁気記録媒体1の基板11上には非晶質の軟磁性層12および金属ガラス層13が順に形成されている。金属ガラス層13には凹部130が規則的に複数形成されており、各凹部130内には磁気記録層(ハード磁性層)を構成する磁性体14がそれぞれ埋め込まれている。
図1に示した磁気記録媒体では、各磁性体14の間に非磁性の金属ガラス層13が介在することで、各磁性体14のそれぞれが磁気的に独立した記録ビットを構成している。基板11には、アルミ、酸化物ガラス、金属ガラスなどの非磁性材料が用いられる。軟磁性層12は磁気ヘッドからの記録磁界をサポートする機能を有するものであり、磁気ヘッドの記録磁界はこの軟磁性層12を通って閉ループを形成し、記録磁界の取り込みや信号再生感度の向上が図られる。軟磁性層12にはFe,Ni,Coなどを含む軟磁性材料が用いられ、軟磁性を示す金属ガラスを用いることもできる。後述するように、製造過程で基板全体を成形温度Tmまで昇温させるので、軟磁性層12が非晶質の材料の場合には、軟磁性材料には結晶化温度が成形温度Tmよりも高いものを使用する。
金属ガラス層13全体の厚さt1は20nm程度であって、凹部130の底部分131の厚さt2は数nm程度とされる。この部分は、従来の垂直磁気記録媒体の中間層に相当するものである。また、マトリクス状に形成された凹部130のピッチPを25nm程度とすることで、1Tb/inchの記録密度を達成することができる。金属ガラス層13に用いられる金属ガラス材料としては、後述するようにPt基(白金系)アモルファス合金、Zr基(ジルコニウム系)アモルファス合金、La基(ランタン系)アモルファス合金やPd基(パラジウム系)アモルファス合金などがある。磁性体14には、FePtナノ粒子などのナノ磁性体粒子が用いられる。
《磁気記録媒体1の製造方法の説明》
次に、図2〜図4を参照して、磁気記録媒体1の製造方法について説明する。本実施の形態では、金属ガラス層13の微細凹凸パターンを、ナノインプリント法により形成する。まず、図2(a)に示すように、スパッタ蒸着などにより、所定厚さの軟磁性層12を基板11上に形成する。図2(b)に示す工程では、金属ガラス層13をスパッタ蒸着などにより形成する。
次いで、図3(a)、図3(b)に示すように、金型2を用いたナノインプリント法により金属ガラス層13に凹凸を形成する。金型2には、金属ガラス層13に形成すべき凹部130に対応する凸部200と、凸部132に対応する凹部201とが形成されている。なお、金型2の作成方法については後述する。
金属ガラスと称されるアモルファス合金は、ガラス遷移温度Tgが結晶化温度Txよりも低温側に存在し、安定な過冷却液体温度域ΔTx(=Tx−Tg)が存在する。この過冷却液体温度域では、金属ガラスは完全ニュートン粘性流動を呈し、低応力での粘性流動加工が可能であることから優れた微細成形特性(微細形状転写性)を有する。本実施の形態では、金属ガラスのこのような性質を利用し、金型2に形成されたナノメートルオーダーの微細凹凸形状を金属ガラス層13に転写することにより、微細凹凸形状を容易にかつ高精度に形成するようにしている。
このようなアモルファス合金の例としては、Pt基(白金系)アモルファス合金、Zr基(ジルコニウム系)アモルファス合金、La基(ランタン系)アモルファス合金やPd基(パラジウム系)アモルファス合金などがある。例えば、Pt系のPt48.75Pd9.75Cu19.5P22合金は、ガラス遷移温度Tg=502.3K、結晶化温度Tx=587.7K、過冷却液体温度域ΔTx=85.4Kである。また、Pd系のPd40Cu30Ni10P20合金は、ガラス遷移温度Tg=577K、結晶化温度Tx=673K、過冷却液体温度域ΔTx=96Kであり、いずれの合金も比較的低温域での成形加工が可能である。
図3(a)に示す工程では、金属ガラス層13が形成された基板11と金型2とを、金属ガラス層13のガラス遷移温度Tg13よりも高い成形温度Tmまで過熱し、所定の荷重を加えて金属ガラス層13をインプリント成形する。その後、基板11および金型2を冷却し、それらの温度が金属ガラス層13のガラス遷移温度Tg13よりも低くなったならば、負荷を取り除く。その結果、図3(b)に示すように、深さ(t1−t2)の凹部130が金属ガラス層13に形成される。例えば、Pd40Cu30Ni10P20合金を用いた場合の成形条件は、Tm=540K、平均負荷応力20MPa、成形時間を250secとする。
なお、図4に示すようなストッパ202,15を金型2および軟磁性層2上に形成することで、凹部130の底部厚さt2を精度良く管理することができる。金型2のストッパ202は凸部200と同一高さに形成され、厚さt2のストッパ15はスパッタ蒸着等により成膜される。ストッパ15には、融点が成形温度Tmより高い材料を用いれば良い。
その後、図3(b)のように形成された凹部130内に、磁性体14を埋め込むことにより図1に示すような磁気記録媒体1が得られる。磁性体14には、例えば、FePtナノ粒子が用いられる。FePtナノ粒子は種々の化学的溶液法によって形成される。
金属ガラス層13上にFePtナノ粒子の磁性体14を均一に敷き詰めて、スキージブレード等により余分な磁性体14を除去することで、凹部130内に磁性体14が入り込む。そのため、凹部130の寸法がFePtナノ粒子の寸法と同程度であれば、各凹部130に一つのFePtナノ粒子が埋め込まれることになる。もちろん、凹部130を、FePtナノ粒子が複数埋め込まれるような寸法に設定してもかまわない。なお、磁性体14を埋め込んだ後に、記録面の保護のためにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜のような保護膜を形成するようにしても良い。
図5および6は金型2の製造方法を説明する図である。図5(a)に示す第1の工程では、(100)Si基板20の表面に、熱酸化法により厚さ100nmのSiO膜21を形成する。図5(b)の第2の工程では、集束イオンビーム援用化学気相成長(FIB−CVD)によりタングステン(W)の薄膜を形成し、SiO膜21上にマスクパターン22を形成する。このパターニングにおいては、加工領域にガス化したW(CO)(タングステンヘキサカルボニル)を吹き付けながらGaビームを照射する。その結果、ガスはWとCOに分解され、SiO膜21の表面にWの堆積膜が形成される。なお、Wの他にPt等を用いても良い。図5(c)は、SiO膜21上に形成された複数のマスクパターン22を示す図である。
図6(a)に示す第3の工程では、タングステンのマスクパターン22を用いて、CHFを用いたRIE(反応性イオンエッチング)によりSiO膜21を異方性エッチングする。このようにして形成された金型2の成形転写面には、図6(b)に示すように、金属ガラス層13の凹部130に対応する凸部200が複数形成される。
なお、ここではマスクパターン22を形成してSiO膜21をエッチングしたが、以下に述べるような方法を用いることにより、マスクレスでエッチングを行うことができる。まず、図7(a)に示すように、図6(a)の工程と同様にしてSi基板20の表面に所定厚さのSiO膜21を形成する。なお、所定厚さはピッチPに応じて設定される。
次に、図7(b)に示すように、SiO膜21にGaイオンの集束イオンビーム(FIB)を照射してGaイオンを打ち込む。Gaイオンが打ち込まれた領域のSiO膜21は、図3(a)に示す金型2の凸部200が形成される部分であり、図7(c)に示すようにビーム照射領域Rの形状は凸部200の断面形状と同一の矩形状とされる。
その後、Gaイオンが打ち込まれたSiO膜21をHFによりエッチングする。図8の(a),(b)はエッチング後のSiO膜21の断面形状を示したものであり、(a)はビーム照射量が多い場合を、(b)はビーム照射量が少ない場合を示す。ビーム照射量が多い場合には、Gaイオンが打ち込まれたビーム照射領域Rはエッチングされずに凸状に残る。逆に、ビーム照射量が少ない場合には、ビーム照射領域Rの方が非照射領域よりもエッチングされやすくなり、ビーム照射領域Rが凹形状となるようにエッチングされる。なお、図8(a)において、非照射領域をSi基板までエッチングすれば、照射領域のSiO膜21のみが凸状に残る。
ここでは、図3(a)に示すような金型2、すなわち、凹部130を形成するための凸部200が形成された金型2を形成する場合を説明しているので、図8(a)に示すような凸形状となるようにビーム照射量を設定する。例えば、ピッチPが100nmの凸パターンを形成する場合について説明すると、図7(c)に示すようにビーム照射領域Rを16×16(=256)ピクセルの領域に分け、各ピクセル毎にFIBを照射する。ここで、一つのピクセルR1はFIBの照射範囲を表している。
このように、ビーム照射領域Rが16×16(=256)ピクセルの領域の場合には、ビーム照射領域Rに照射されるFIBのビーム照射量を2560クーロン程度に設定すれば良い。一方、ビーム照射量を25.6〜256クーロン程度まで少なくすると、図8(b)に示すようにビーム照射領域が凹形状にエッチングされる。
上述した実施の形態では、Si基板をFIB加工して形成したものを金型2として用いたが、金型2を金属ガラスで形成するようにしても良い。その場合、Si基板をFIB加工してマザーダイを形成し、そのマザーダイを用いて金属ガラスをインプリント成形することで金型2を形成する。マザーダイの表面形状(凹凸形状)は、図1に示した金属ガラス層13の表面形状と同一に形成される。
なお、金属ガラスで金型2を形成する場合、金型2には金属ガラス層13とは異なる特性の金属ガラスを用いる。ここでは、金型2および金属ガラス層13のガラス遷移温度をTg2、Tg13、結晶化温度をTx2、Tx13と表す。そして、図3(a)に示すプレス成形の工程では、成形温度Tmにおいて金属ガラス層13だけが過冷却液体温度域となるようにする必要があるので、Tg2>Tg13が満たされるような金属ガラスを金型2および金属ガラス層13に使用する。そして、成形温度Tmは、Tg13<Tm<Tg2、かつ、Tm<Tx13を満足するような温度範囲に設定される。
図3(a)に示す工程では、金属ガラス層13が形成された基板11と金型2とを上述した成形温度Tmまで過熱し、所定の荷重を負荷する。その後、基板11および金型2を冷却し、それらの温度がガラス遷移温度Tg13よりも低くなったならば、負荷を取り除く。その結果、図3(b)に示すように、深さ(t1−t2)の凹部130が金属ガラス層13に形成される。
図9は、本発明による磁気記録媒体の他の実施形態を示したものであり、(a)は磁気記録媒体1の平面図、(b)はB−B断面図である。図1に示した磁気記録媒体1では、金属ガラス層13に凹部130を複数形成して、その中に磁性体14を埋め込んだ。一方、図9に示す磁気記録媒体1の場合には、金属ガラス層13に凸部133を複数形成して、その凸部133上に磁性体14を形成するようにした。
凸部133のピッチPは図1に示した凹部130のピッチPと同一であり、25nm程度に設定される。また、凸部133の高さt3は25nm程度に設定される。磁性体14として例えばFe-Pt合金のデポジションを行うと、凸部133がナノメートルオーダーのピッチで形成されているので、磁性体14が凸部133上に堆積する。この場合には、厚さ5〜15nm程度の一様な膜を形成する場合と同様の条件でデポジションを行う。
図10は凸部132の他の配列パターンを示したものである。図10(a)に示す配列パターンでは、凸部132が千鳥格子パターンで配列されている。一方、図10(b)に示す配列パターンでは、凸部132がライン状に並んでいる。同一ライン上の凸部132のピッチPは図1に示した配列のものと同じであるが、ライン間のピッチP1はピッチPよりも大きく設定されている。凹部130で構成する場合も、同様の千鳥格子パターンおよびライン状パターンが可能である。
上述したように、本実施の形態では、金属ガラス層13に形成された凹部130や凸部132に磁性体14を形成しており、各磁性体14は磁気的に分離された磁性ドットを構成する。凹部130や凸部132は金属ガラス層13を過冷却液体領域でナノインプリント成形して形成されるため、ナノメートルオーダーの凹凸であっても高精度な成形を行うことができる。そのため、高密度な磁気記録媒体を精度良く形成することができる。また、プレス加工を行うだけで金属ガラス層13に凹凸を形成できるので、加工時間の短縮および加工コストの低減を図ることができる。
ところで、従来の磁気記録媒体(HDディスク)では、基板11として主に酸化ガラスが用いられているが、基板11に金属ガラスを用いてもよい。金属ガラスを基板11に用いた場合、図11に示すように型4A,4B間に金属ガラスのバルク材を挟み、そのバルク材を金属ガラスの過冷却液体温度域に保持してプレス加工することにより所望の厚さの基板11を成形する。
このとき、型4A,4Bの表面は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置を用いた平坦化処理により鏡面状態に仕上げ加工されている。なお、平坦化処理としては、CMP処理の他にラッピング・ポリシング処理などを用いても良い。金属ガラスの過冷却液体温度域でプレス加工することで、プレス時の荷重が小さくて済むとともに、型4A,4Bの鏡面形状が基板11の表面に高精度に転写され、平坦性、平滑性の優れた均一厚さの基板11が得られる。そのため、プレス加工しただけの金属ガラス基板を基板11として用いることができ、基板11の加工コストの低減を図れる。このようにして形成した金属ガラス基板は、上述した磁気記録媒体に限らず、DVD,CDおよびHD等の基板としても用いることができ、それらの軽量化を図ることができる。
また、アモルファス合金である金属ガラスは、強度が高くしなやかで、耐食性にも優れている。そのため、基板11を薄くすることができ、磁気記録媒体1の小型・軽量化を図ることができる。なお、本実施の形態の磁気記録媒体は、情報の記録だけでなく、ナノメートルオーダーの磁気スケールにも採用することが可能である。
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、SiO膜21は被エッチング層を、マスクパターン22は薄膜パターンをそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
本発明による磁気記録媒体の一実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。 磁気記録媒体の製造方法を説明する図であり、(a)は第1の工程を、(b)は第2の工程を示す図である。 磁気記録媒体の製造方法を説明する図であり、(a)は第3の工程を、(b)は第4の工程を示す図である。 ストッパ202,15を説明する図である。 金型2の製造方法を説明する図であり、(a)は第1の工程を、(b)は第2の工程を、(c)はSiO膜21上に形成されたマスクパターン22を示す。 金型2の製造方法を説明する図であり、(a)は第3の工程を示し、(b)は金型2の成形転写面を示す。 マスクレスエッチングを説明する図であり、(a)はSiO膜形成工程を、(b)はイオンを打ち込み工程をそれぞれ示し、(c)はビーム照射領域Rの平面図を示す。 マスクレスエッチングの場合のエッチング後のSiO膜21の断面形状を示したものであり、(a)はビーム照射量が多い場合を、(b)はビーム照射量が少ない場合をそれぞれ示す。 磁気記録媒体の他の実施形態を示したものであり、(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。 凸部132の他の配列パターンを示す図であり、(a)は千鳥格子パターンを、(b)はライン状に並んだパターンをそれぞれ示す。 金属ガラス製の基板11の形成方法を示す図である。
符号の説明
1:磁気記録媒体、2:金型、11:基板、12:軟磁性層、13:金属ガラス層、14:磁性体、15,202:ストッパ、21:SiO膜、22:マスクパターン、130,201:凹部、132,133,200:凸部

Claims (5)

  1. 集束イオンビーム援用化学気相成長により、シリコン基板上に形成されたSiO2層上にタングステンの薄膜パターンを形成し、
    前記薄膜パターンをマスクとして前記SiO2層をエッチングして、SiO2層上に前記薄膜パターンが形成された凸部を複数形成し、
    前記シリコン基板の、前記薄膜パターンが形成された複数の凸部を有する面を、過冷却液体温度状態とされた金属ガラス面に押圧して、前記複数の凸部が転写されて成る複数の被転写凹部を前記金属ガラス面に形成し、
    前記複数の被転写凹部の各々に磁性体を配設することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 集束イオンビーム援用化学気相成長により、シリコン基板上に形成されたSiO2層上にタングステンの薄膜パターンを形成し、
    前記薄膜パターンをマスクとして前記SiO2層をエッチングして、SiO2層上の表面に複数の凹部を形成し、
    前記シリコン基板の前記薄膜パターンおよび前記複数の凹部が形成された面を、過冷却液体温度状態とされた金属ガラス面に押圧して、前記複数の凹部が転写されて成る複数の被転写凸部を前記金属ガラス面に形成し、
    前記複数の被転写凸部が形成された金属ガラス面にデポジションにより磁性体薄膜を成膜することにより、前記複数の被転写凸部の各々の頂部に磁性体を形成したことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の磁気記録媒体の製造方法において、
    前記シリコン基板の前記複数の凸部または凹部が形成された面が押圧される前記金属ガラス面は、ラッピング・ポリシングまたはCMP(Chemical Mechanical Polishing)による平坦化処理が施された平面を金属ガラス材料に過冷却液体温度状態で押圧して形成された面であることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の磁気記録媒体の製造方法において
    前記金属ガラス面が、軟磁性層上に形成された金属ガラス層の表面であることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
  5. 請求項4に記載の磁気記録媒体の製造方法において、
    前記複数の被転写凹部および被転写凸部は、マトリクス状,千鳥格子状およびライン状のいずれかの配列パターンで配列されていることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
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