JP2010165393A - 垂直磁気記録媒体及びその製造方法、並びに磁気記録装置 - Google Patents

垂直磁気記録媒体及びその製造方法、並びに磁気記録装置 Download PDF

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Nobuyuki Nishiyama
信行 西山
Toshio Sugimoto
利夫 杉本
Akihisa Inoue
明久 井上
Yasunori Saotome
康典 早乙女
Teruhiro Makino
彰宏 牧野
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Abstract

【課題】高記録密度を簡易かつ低コストで実現する
【解決手段】基板110上面に設けられた非磁性下地層42と軟磁性金属ガラス層44は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持することができるので、これらに対して熱的な影響を与えることなく軟磁性金属ガラス層44に熱インプリントでパターンを形成することができる。また、当該形成されたパターンに応じて硬磁性層46が分割形成されることから、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)パターン形成することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は垂直磁気記録媒体及びその製造方法、並びに磁気記録装置に関し、特に垂直磁気記録方式での記録が可能な垂直磁気記録媒体及びその製造方法、並びに上記垂直磁気記録媒体を備える磁気記録装置に関する。
従来より、ハードディスクなどの情報記憶装置を構成するための記録媒体として、磁気ディスク(磁気記録媒体)が知られている。この磁気ディスクは、ディスク基板と所定の磁性構造を有する記録層とを含む積層構造を有している。近年、コンピュータシステムにおける情報処理量の増大に伴って、磁気ディスクに対する高記録密度化の要求が益々高まってきている。
磁気ディスクへの情報記録に際しては、磁気ディスクの記録面に対して記録用の磁気ヘッドが近接配置(浮上配置)され、この状態で、当該磁気ヘッドから、記録層に対して、その保磁力より強い記録磁界が印加される。また、磁気ディスクに対して磁気ヘッドを相対移動させつつ磁気ヘッドからの記録磁界の向きを順次反転させることにより、記録層の情報トラックにおいて、磁化方向が順次反転する複数の記録マーク(磁区)がディスク周方向に連なって形成される。このとき、記録磁界方向を反転させるタイミングが制御されることにより、所定の長さで記録マークが形成される。このようにして、記録層において、磁化方向の変化として所定の信号ないし情報が記録される。
また、最近においては、高記録密度化を図ることを目的として、いわゆるディスクリート・トラックメディア(DTM)やパターンドメディア(PM)など、所定パターンの記録磁性部を記録層内に有する磁気ディスクが開発されている。このような磁気ディスクについては、下記特許文献1〜4等に記載されている。
特開2004−295989号公報 特開2005−71467号公報 特開2005−166115号公報 特開2005−293730号公報
しかしながら、例えば、上記特許文献1の図2に示すように、従来は、所定パターンの記録磁性部を形成するために、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)やドライエッチング、アッシングなどの処理を行う必要があった。このため、磁気ディスク製造のためには、これらの処理を実現するための装置を用意する必要があり、設備投資費用の増大、ひいては磁気ディスクのコストアップを招いていた。
また、上記処理を行うことにより、媒体に対するダメージが大きくなり、結果的に高記録密度を達成できないおそれもある。
本発明は、かかる事情の下になされたものであり、高記録密度化を簡易かつ低コストで実現可能な垂直磁気記録媒体を提供することを目的とする。また、本発明は、簡易かつ低コストで高記録密度の垂直磁気記録媒体を製造することが可能な製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、低コストで記録容量の大容量化を図ることが可能な情報記録装置を提供することを目的とする。
本明細書記載の第1の垂直磁気記録媒体は、少なくとも上面が非磁性金属材料を形成した基板と、前記基板上に積層され、熱式インプリントにてその表面に凹凸が形成された軟磁性金属ガラス材料の第1層と、前記第1層表面の前記凹凸における凸部分にのみ設けられた硬磁性材料の第2層と、前記第1層表面の前記凹凸における凹部分及び前記第2層の間隙部分に充填された非磁性体と、を備えている。
これによれば、少なくとも基板上面を形成する非磁性金属材料と軟磁性金属ガラス材料の第1層は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持するので、これらに対して熱的な影響を与えることなく第1層に熱式インプリントでパターンを形成することができる。また、当該形成されたパターンに応じて第2層が分割形成されることから、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)、第2層(硬磁性材料)をパターン形成することができる。これにより、高記録密度を簡易かつ低コストで実現することが可能となる。
本明細書記載の第2の垂直磁気記録媒体は、基板と、前記基板上に積層された軟磁性金属ガラス材料の第1層と、前記第1層上に積層され、熱式インプリントにてその表面に凹凸が形成された非磁性金属材料の第2層と、前記凹凸の凹部内に充填された硬磁性材料の第3層と、を備え、前記第3層上面と前記第2層表面の凸部分の上面とは、面一に設定されていることを特徴とする。
これによれば、基板上に積層された軟磁性金属ガラス材料の第1層と非磁性金属材料の第2層は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持するので、第1層及び第2層に熱的な影響を与えることなく、第2層にパターンを形成することができる。これにより、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)、高記録密度を簡易かつ低コストで実現することが可能となる。また、第3層上面と第2層表面の凸部分の上面とは、面一に設定されていることから、第3層(硬磁性材料)への記録を精度良く行うことが可能となる。
本明細書記載の第1の垂直磁気記録媒体の製造方法は、少なくとも上面が非磁性金属材料を形成した基板上に軟磁性金属ガラス材料の第1層を順次積層するステップと、前記第1層の表面に対して熱式インプリントにて凹凸を形成するステップと、前記凹凸の凸部分上にのみ硬磁性材料の第2層を設けるステップと、前記凹凸の凹部分と前記第2層の間隙部分とに非磁性体を充填するステップと、を含んでいる。
これによれば、少なくとも基板上面を形成する非磁性金属材料と軟磁性金属ガラス材料の第1層は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持するので、これらに対する熱的な影響を与えることなく、第1層にパターンを形成することができる。また、当該形成されたパターンに応じて第2層(硬磁性材料)が分割形成されることから、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)、第2層をパターン形成することができる。これにより、簡易かつ低コストで高記録密度の垂直磁気記録媒体(いわゆるディスクリート・トラックメディア(DTM)やパターンドメディア(PM)など)を製造することが可能となる。
本明細書記載の第2の垂直磁気記録媒体の製造方法は、基板上に軟磁性金属ガラス材料の第1層と、非磁性金属材料の第2層とを順次積層するステップと、前記第2層の表面に対して熱式インプリントにて凹凸を形成するステップと、前記第2層の表面に硬磁性材料の第3層を積層するステップと、前記第3層を、前記第2層表面の凸部分の上面と面一に研磨するステップと、を含んでいる。
これによれば、基板表面に積層された軟磁性金属ガラス材料の第1層と非磁性金属材料の第2層は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持するので、第1層及び第2層に熱的な影響を与えることなく、第2層にパターンを形成することができる。これにより、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)、簡易かつ低コストで高記録密度の垂直磁気記録媒体(いわゆるディスクリート・トラックメディア(DTM)やパターンドメディア(PM)など)を製造することが可能となる。また、第3層のパターン形成は、第2層の表面に第3層を積層した後、第2層表面の凸部分の上面と面一となるように研磨するので、凹部内にナノ粒子を埋め込むような場合と比べて、凹部の深さなどの設計の自由度を向上することが可能となる。また、凹部の深さを深くすることで第3層の研磨がしやすくなり、製造が容易となる。
本明細書記載の磁気記録装置は、上記垂直磁気記録媒体と、前記垂直磁気記録媒体に対するデータの記録・再生を実行するヘッドと、を備える。
これによれば、高記録密度化が低コストで実現された垂直磁気記録媒体を具備するので、低コストにて大容量化を図ることが可能となる。
本明細書に記載の垂直磁気記録媒体は、高記録密度化を簡易かつ低コストで実現できるという効果を奏する。また、本明細書に記載の製造方法は、簡易かつ低コストで高記録密度の垂直磁気記録媒体を製造することができるという効果を奏する。また、本明細書記載の磁気記録装置は、低コストで記録容量の大容量化を図ることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係るHDDの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る磁気ディスクの積層構造を概略的に示す図である。 硬磁性層と軟磁性金属ガラス層の磁化曲線(垂直磁化曲線と面内磁化曲線)を示す図である。 図3(a)と図3(b)を合成した磁化曲線を示す図である。 軟磁性金属ガラスの耐食性について説明するためのグラフである。 第1の実施形態に係る磁気ディスクの製造方法を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態に係る磁気ディスクの製造方法を説明するための図(その2)である。 軟磁性金属ガラス層のDSC曲線を示す図である。 第2の実施形態に係る磁気ディスクの積層構造を概略的に示す図である。 第2の実施形態に係る磁気ディスクの製造方法を説明するための図(その1)である。 第2の実施形態に係る磁気ディスクの製造方法を説明するための図(その2)である。
≪第1の実施形態≫
以下、本発明に係る磁気記録媒体及び磁気記録装置の第1の実施形態について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係る磁気記録装置としてのハードディスクドライブ(HDD)100の内部構成を示している。この図1に示すように、HDD100は、箱型の筺体12と、筺体12内部の空間(収容空間)に収容された磁気記録媒体としての磁気ディスク10、スピンドルモータ14、ヘッド・スタック・アッセンブリ(HSA)40等と、を備える。なお、筺体12は、実際には、ベースと上蓋(トップ・カバー)とにより構成されているが、図1では、図示の便宜上、ベースのみを図示している。
磁気ディスク10は、表面が記録面となっており、スピンドルモータ14によって、その回転軸回りに例えば4200〜15000rpmなどの高速度で回転駆動される。なお、磁気ディスク10は、表面と裏面の両面が記録面であっても良い。また、磁気ディスク10は、図1の紙面直交方向に複数枚設けられていても良い。
HSA40は、円筒形状のハウジング部30と、ハウジング部30に固定されたフォーク部32と、フォーク部32に保持されたコイル34と、ハウジング部30に固定されたキャリッジアーム36と、キャリッジアーム36に保持されたヘッドスライダ16と、を備えている。なお、前述のように、磁気ディスク10の表面と裏面の両面が記録面である場合には、キャリッジアーム及びヘッドスライダが磁気ディスク10を挟んで上下対称に一対設けられる。また、磁気ディスクが複数枚設けられている場合には、各磁気ディスクの各記録面に対応して、キャリッジアームとヘッドスライダが設けられる。
キャリッジアーム36は、例えばステンレス板を打ち抜き加工したり、アルミニウム材料を押し出し加工することにより成型される。ヘッドスライダ16は、記録素子と再生素子とを含む記録再生ヘッド(以下、単に「ヘッド」と呼ぶ)を有している。記録再生ヘッドは、主磁極や補助磁極などを含む記録素子と、再生素子とを含む、垂直磁気記録用のヘッドである。
HSA40は、ハウジング部30の中心部分に設けられた軸受部材18を介して、筺体12に回転自在(Z軸回りの回転が自在)に連結されている。また、HSA40が有するコイル34と、筺体12のベースに固定された永久磁石を含む磁極ユニット24とにより構成されるボイスコイルモータ150により、HSA40の軸受部材18を中心とした揺動が行われる。なお、図1では、揺動の軌道が、一点鎖線にて示されている。
上記のように構成されるHDD100では、磁気ディスク10に対するデータ(情報)の読み書きは、キャリッジアーム36の先端に設けられた記録再生ヘッドによって行われる。この場合、記録再生ヘッドを保持するヘッドスライダ16は、磁気ディスク10の回転によって生じる揚力によって、磁気ディスク10の表面から浮上する。この状態で、記録再生ヘッドは、磁気ディスク10との間に微小間隔を維持しつつデータの読み書きを実行する。また、キャリッジアーム36が上述した揺動を行うことにより、記録再生ヘッドが磁気ディスク10のトラック横断方向にシーク移動し、読み書きする対象のトラックを変更する。
次に、本第1の実施形態の磁気ディスク10の構成について図2に基づいて詳細に説明する。この磁気ディスク10は、いわゆるディスクリート・トラックメディア(DTM)やパターンドメディア(PM)など、磁気記録部分にパターンが形成された磁気ディスクである。
図2は、磁気ディスク10の積層構造を概略的に示す図である。この図2に示すように、磁気ディスク10は、基板110と、複数の層を順次積層して構成される積層部120と、を備えている。
基板110としては、例えば、酸化物ガラス基板等が用いられる。
積層部120は、基板110上に順次積層された非磁性下地層42及び第1層としての軟磁性金属ガラス層44と、軟磁性金属ガラス層44上に設けられた第2層としての硬磁性層46と、硬磁性層46の間隙に設けられた非磁性体48と、を有する。
非磁性下地層42としては、Zr,Cu,Ni,Pd,Ptをベースとする金属ガラス材料、すなわち、例えば、PdPtCuPや、ZrAlNiCu、ZrAlNiCu、(Ti,Zr,Hf)CuNiSi、CuZrTi、NiNbTiZrなどを採用することができる。このうち、PdPtCuP及びZrAlNiCuはガラス形成能力が大きいという特徴を有し、ZrAlNiCuは広い過冷却液体領域(127K)を有する点に特徴を有し、(Ti,Zr,Hf)CuNiSiは高強度(2000MPa)であるという特徴を有する。また、CuZrTiは高強度(2000MPa)であり、かつ高靭性(伸び40%以上)を有するという特徴を有している。更に、NiNbTiZrは高強度(2700MPa)であり、高耐食性、高耐磨耗性を有するという特徴を有している。
軟磁性金属ガラス層44は、いわゆる裏打ち層(SUL)としての機能を有している。この軟磁性金属ガラス層44は、Fe及びCoの少なくとも一方を含む合金に、B,Si,Nb,AL,Ga,Ge,Ta,Pの少なくとも一つを添加した材料を採用することができる。例えば、FeBSiNb、CoBSiNb、CoFeTaBなどを軟磁性金属ガラス層44の材料とすることができる。このうち、(Fe,Co)BSiNbは、低保磁力(1.5A/m)及び高透磁率(32000N/A2)という特徴を有し、CoFeTaBは、高強度(5000MPa)及び高透磁率(550000N/A2)という特徴を有している。なお、本第1の実施形態では、一例として、軟磁性金属ガラス層44の材料としてFeBSiNbを用いたものとする。
硬磁性層46は、垂直磁気記録に用いられる層であり、材料としては、Co/Ptの人工格子を用いることができる。この場合、Ptを下地とすることで、配向制御を行うことが可能である。例えば、Pt(5nm)を下地とし、[Co(0.3nm)/Pt(1.0nm)]を10レイヤ設けることとすることができる。なお、硬磁性層46としては、上記材料に限らず、Co及びPtを含むCo合金を用いることも可能である。この場合、下地としてRuを用いることが可能である。
非磁性体48の材料としては、非磁性下地層42と同様の材料を用いることが可能である。ただし、これに限らず、非磁性体48の材料として、SiO2などの非磁性酸化物、あるいは非磁性窒化物を用いることも可能である。
なお、図示は省略しているが、磁気ディスク10の上面には、保護膜や潤滑膜が積層されている。これにより、ヘッドとの接触による影響等を回避するようになっている。
ここで、磁気ディスク10として上記のような構成を採用した場合の、磁化特性について説明する。図3(a)には、硬磁性層46の磁化曲線(垂直磁化曲線と面内磁化曲線)が示され、図3(b)には、軟磁性金属ガラス層44の磁化曲線(垂直磁化曲線と面内磁化曲線)が示され、図4には、図3(a)と図3(b)を合成した磁化曲線が示されている。これらの磁化曲線は、VSM(振動試料型磁力計)により測定される。
図4に示すように、本第1の実施形態のような硬磁性層46及び軟磁性金属ガラス層44を用いることで、磁気ディスクとして良好な磁化特性を得ることができる。このうち、硬磁性層46の飽和磁化は、図4に示すMsrecで表され、軟磁性金属ガラス層44の飽和磁化は、図3(b)に示すMssulで表される。硬磁性層46の飽和磁化Msrecは、Coの単位体積あたり1400emu/cm3であり、単位体積あたりでは130emu/cm3である。また、軟磁性金属ガラス層44の飽和磁化Mssulは、単位体積あたり840emu/cm3である。
また、図5には、軟磁性金属ガラス、金属クロム、304ステンレス鋼(SUS−304)に塩酸(濃度=6規定(N))を塗布した場合(温度環境が298K)の腐食速度のグラフが示されている。この図5に示すように、軟磁性金属ガラスは304ステンレス鋼や金属クロムに比べて、1000倍以上の高耐食性を示していることが分かる。このような高耐食性は、非磁性金属材料(非磁性金属ガラス)にも言えることである。したがって、本第1の実施形態のように、磁気ディスク10の材料として軟磁性金属ガラス層44や非磁性下地層42を用いることで、高耐食性を得られるという利点もある。また、軟磁性金属ガラス層44や非磁性下地層42は、これに加えて、強度的にも非常に有利である。
次に、図6(a)〜図7(c)に基づいて、本第1の実施形態の磁気ディスク10の製造方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、酸化物ガラス基板110を用意し、次いで、図6(b)に示すように、酸化物ガラス基板110の上面に非磁性下地層42をスパッタリング等により成膜する。
次いで、図6(c)に示すように、非磁性下地層42の上面に軟磁性金属ガラス層44をスパッタリング等により成膜する。
次いで、非磁性下地層42と軟磁性金属ガラス層44とが順次積層された酸化物ガラス基板110を不図示の加熱ステージ上に搭載して加熱する。この場合、軟磁性金属ガラス層44が、図8に示す軟磁性金属ガラス層44のDSC曲線において符号Tgで示される温度(軟磁性金属ガラス層44のガラス転移点温度)よりも大きく、符号Txで示される温度(結晶化開始温度)よりも小さい温度となるように加熱する。
この状態から、図7(a)に示すように、収束イオンビーム加工装置(FIB)により加工された金型(グラッシーカーボン)50を用いて、軟磁性金属ガラス層44を熱インプリント加工し、軟磁性金属ガラス層44の表面に凹凸を形成する。なお、磁気ディスク10がディスクリート・トラックメディア(DTM)である場合には、円周に沿った凹凸が形成され、磁気ディスク10がパターンドメディア(PM)である場合には、ビットパターン状の凹凸が形成される。
ここで、非磁性下地層42と軟磁性金属ガラス層44は、加熱後、徐冷(例えば、1秒間に1℃や1秒間に0.02℃の冷却)をしても、結晶化せずにアモルファスと同様の構造を維持することができるという性質を有している。したがって、上記のように熱インプリントを行っても、非磁性下地層42や軟磁性金属ガラス層44に対して影響を与えることはない。
次いで、軟磁性金属ガラス層44表面の凹凸の凸部分上面を、加熱するなどして結晶化させることで磁化特性を変更し、図7(b)に示すように、硬磁性層46を凸部分にのみ成膜する。なお、凸部分のみへの成膜方法としては、他の方法を用いても良い。例えば、FIBなどを用いて、凸部分上面のみの特性を変更して成膜することとしても良い。
次いで、図7(c)に示すように、軟磁性金属ガラス層44表面の凹凸の凹部分及び硬磁性層46の間隙に、非磁性体48を設ける(埋め込む)。この場合、例えば、非磁性体48を軟磁性金属ガラス層44の凹部と硬磁性層46の上面全面に成膜し、その後、研磨により、図7(c)に示すように、非磁性体48と硬磁性層46の上面をフラットにすることとすれば良い。
以上のように、図6(a)〜図7(c)に示す工程を経ることにより、本第1の実施形態における磁気ディスク10を製造することが可能である。
以上説明したように、本第1の実施形態によると、基板110上面に設けられた非磁性下地層42と軟磁性金属ガラス層44は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持することができるので、これらに対して熱的な影響を与えることなく軟磁性金属ガラス層44に熱インプリントでパターンを形成することができる。また、当該形成されたパターンに応じて硬磁性層46が分割形成されることから、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)パターン形成することができる。これにより、高記録密度を簡易かつ低コストで実現することが可能である。
また、本実施形態では、金属ガラス材料を用いた磁気ディスクを採用していることから、磁気特性に優れ、かつ高耐食性及び高強度な磁気ディスクを実現することができる。
なお、上記実施形態では、基板110を酸化ガラス基板とし、その上面に非磁性下地層42を成膜する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、基板110そのものを、非磁性金属ガラスのバルク材料で構成することとしても良い。このようにすることで、非磁性下地層42の成膜の手間を省くことが可能となる。
また、上記実施形態では、硬磁性層46の形成に際して、軟磁性金属ガラス層44の上面の磁気特性を変更することで、凸部分の上面にのみ硬磁性層46を成膜する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、軟磁性金属ガラス層44の上面全体に硬磁性層を成膜して、その後、軟磁性金属ガラス層44の上面の凹部分に存在する硬磁性層のみをエッチング等により除去するようにして、凸部分の上面にのみ硬磁性層46を残すようにしても良い。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について、図9〜図11に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、上述した第1の実施形態と比較して、磁気ディスクの構成及び製造方法が異なっている。したがって、以下においては、この点についてのみ説明するものとする。
図9は、本第2の実施形態にかかる磁気ディスク10’の積層構造を概略的に示す図である。この図9に示すように、磁気ディスク10’は、基板110と、複数の層を順次積層して構成される積層部120’と、を備えている。
積層部120’は、基板110上に順次積層された第1層としての軟磁性金属ガラス層44’と、第2層としての非磁性金属ガラス層42’と、非磁性金属ガラス層42’上に設けられた第3層としての硬磁性層46’と、を有する。このうち、軟磁性金属ガラス層44’は、裏打ち層(SUL)としての機能を有している。また、非磁性金属ガラス層42’と硬磁性層46’の上面は面一に設定されている。
軟磁性金属ガラス層44’は、第1の実施形態の軟磁性金属ガラス層44と同一の材料から成り、非磁性金属ガラス層42’は第1の実施形態の非磁性下地層42と同一の材料から成り、硬磁性層46’は第1の実施形態の硬磁性層46と同一の材料から成る。なお、図示は省略しているが、磁気ディスク10’の上面には、上記第1の実施形態と同様、保護膜や潤滑膜が積層されている。これにより、ヘッドとの接触による影響等を回避するようになっている。
次に、本第2の実施形態の磁気ディスク10’の製造方法について、図10、図11に基づいて説明する。まず、図10(a)に示すように、酸化物ガラス基板110を用意し、次いで、図10(b)に示すように、酸化物ガラス基板110の上面に軟磁性金属ガラス層44’をスパッタリング等により成膜する。
次いで、図10(c)に示すように、軟磁性金属ガラス層44’の上面に非磁性金属ガラス層42’をスパッタリング等により成膜する。
次いで、軟磁性金属ガラス層44’と非磁性金属ガラス層42’とが順次積層された酸化物ガラス基板110を不図示の加熱ステージ上に搭載して加熱する。この場合においても、第1の実施形態と同様に、非磁性金属ガラス層42’がガラス転移点温度Tgよりも大きく、結晶化開始温度Txよりも小さい温度となるように加熱する。
この状態から、図11(a)に示すように、収束イオンビーム加工装置(FIB)により加工された金型50(グラッシーカーボン)を用いて、非磁性金属ガラス層42’を熱インプリント加工し、その表面に凹凸を形成する。ここで、磁気ディスク10’がディスクリート・トラックメディア(DTM)である場合には、円周に沿った凹凸が形成され、磁気ディスク10’がパターンドメディア(PM)である場合には、ビットパターン状の凹凸が形成される。
ここで、本第2の実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、軟磁性金属ガラス層44’と非磁性金属ガラス層42’は、加熱後、徐冷をしても、結晶化せずにアモルファスと同様の構造を維持するという性質を有している。したがって、上記のように熱インプリントを行っても、軟磁性金属ガラス層44’と非磁性金属ガラス層42’に対して影響を与えることはない。
次いで、図11(b)に示すように、非磁性金属ガラス層42’の上面全体に硬磁性層46’を成膜する。
その後、図11(c)に示すように、硬磁性層46’の上面と非磁性金属ガラス層42’の上面とが面一になるまで、硬磁性層46’を研磨する。
以上のように、図10(a)〜図11(c)に示す工程を経ることにより、本第2の実施形態における磁気ディスク10’を製造することが可能である。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、基板110上に積層された軟磁性金属ガラス層44’と非磁性金属ガラス層42’は、熱式インプリントの際に加熱されかつ徐冷されても、結晶化することなくアモルファスと同様の構造を維持することができるので、各ガラス層44’,42’に熱的な影響を与えることなく、非磁性金属ガラス層42’にパターンを形成することができる。これにより、エッチングやアッシングなどの処理を行うことなく(すなわち、これらの処理を行うための設備を用意することなく)、高記録密度を簡易かつ低コストで実現することが可能となる。
また、本第2の実施形態の製造方法によると、硬磁性層46’を非磁性金属ガラス層42’の表面に硬磁性層46’を積層した後、非磁性金属ガラス層42’と面一となるように研磨する。したがって、非磁性金属ガラス層42’の凹部内にナノ粒子を埋め込むような従来の場合と比べて、凹部の深さなどの設計の自由度を向上することが可能である。また、凹部の深さを深くすることができることから、硬磁性層46’の研磨がしやすく、製造が容易となる。
上述した各実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10 磁気ディスク(垂直磁気記録媒体)
10’ 磁気ディスク(垂直磁気記録媒体)
42 非磁性下地層
42’ 非磁性金属ガラス層
44 軟磁性金属ガラス層
44’ 軟磁性金属ガラス層
46 硬磁性層
46’ 硬磁性層
48 非磁性体
100 HDD(磁気記録装置)
110 基板

Claims (9)

  1. 少なくとも上面が非磁性金属材料を形成した基板と、
    前記基板上に積層され、熱式インプリントにてその表面に凹凸が形成された軟磁性金属ガラス材料の第1層と、
    前記第1層表面の前記凹凸における凸部分にのみ設けられた硬磁性材料の第2層と、
    前記第1層表面の前記凹凸における凹部分及び前記第2層の間隙部分に充填された非磁性体と、を備える垂直磁気記録媒体。
  2. 前記基板は、非磁性金属ガラスとは異なる材料から成る基板本体と、当該基板本体上に積層された非磁性金属ガラス材料から成る層とを含む基板、又は非磁性金属ガラスのバルク材料から成る基板、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体。
  3. 基板と、
    前記基板上に積層された軟磁性金属ガラス材料の第1層と、
    前記第1層上に積層され、熱式インプリントにてその表面に凹凸が形成された非磁性金属材料の第2層と、
    前記凹凸の凹部内に充填された硬磁性材料の第3層と、を備え、
    前記第3層上面と前記第2層の凸部分上面とは、面一に設定されていることを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  4. 前記軟磁性金属ガラス材料は、Fe及びCoの少なくとも一方を含む合金に、B,Si,Nb,AL,Ga,Ge,Ta,Pの少なくとも一つを添加した材料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の垂直磁気記録媒体。
  5. 前記非磁性金属材料は、Zr,Cu,Ni,Pd、あるいはPtをベースとする材料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の垂直磁気記録媒体。
  6. 少なくとも上面が非磁性金属材料を形成した基板上に軟磁性金属ガラス材料の第1層を順次積層するステップと、
    前記第1層の表面に対して熱式インプリントにて凹凸を形成するステップと、
    前記凹凸の凸部分上にのみ硬磁性材料の第2層を設けるステップと、
    前記凹凸の凹部分と前記第2層の間隙部分とに非磁性体を充填するステップと、を含む垂直磁気記録媒体の製造方法。
  7. 基板上に軟磁性金属ガラス材料の第1層と、非磁性金属材料の第2層とを順次積層するステップと、
    前記第2層の表面に対して熱式インプリントにて凹凸を形成するステップと、
    前記第2層の表面に硬磁性材料の第3層を積層するステップと、
    前記第3層を、前記第2層表面の凸部分の上面と面一に研磨するステップと、を含む垂直磁気記録媒体の製造方法。
  8. 前記熱式インプリントは、前記パターンを形成する層のガラス転移点温度よりも高く、結晶化開始温度よりも低い温度で行われることを特徴とする請求項6又は7に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の垂直磁気記録媒体と、
    前記垂直磁気記録媒体に対するデータの記録・再生を実行するヘッドと、を備える磁気記録装置。
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