JP5065632B2 - 産業車両の油圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォークリフトに代表される産業車両の油圧制御装置に関し、特に、油圧パワーステアリング装置と荷役制御装置とに1個の油圧ポンプからの作動油を分流させて夫々供給する産業車両の油圧制御装置に関するものである。
従来から油圧パワーステアリング装置と荷役制御装置とに1個の油圧ポンプからの作動油を分流させて夫々供給する産業車両の油圧制御装置が提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1では、油圧ポンプから吐出された作動油をパイロット作動負荷感知形のプライオリティ流量制御バルブへ導入して一次回路装置としての全油圧パワーステアリング装置とオープンセンタ補助回路としての荷役制御装置とに配分するようにしている。このプライオリティ流量制御バルブは、流入流体のほぼ全部を一次回路装置側に流れるようにバルブスプールを付勢するスプリングを備え、このスプリングは一次回路装置の負荷信号ポートの圧力によって補助され、これらの付勢力に対向させて一次回路側圧力をバルブスプールの反対側端部に導入して、一次回路側で消費される流量低下時に補助回路側への分流量を増量するようにしている。
特許文献2では、上記油圧ポンプを電動の油圧用モータで駆動させるようにしており、ステアリングホイールの操舵角を検出することなく、その操舵速度に応じた流量の作動油をステアリングシリンダに供給するため、タイヤ角センサが検出するタイヤ角から、ステアリングホイールが操舵されるときの操舵輪の操舵速度を求め、この操舵速度に基づいて油圧用モータを制御し、油圧ポンプからプライオリティ流量制御バルブを介してステアリングシリンダに対し操舵速度に応じた流量の作動油を供給するようにしている。
特許第2645515号公報 特開2004−196110号公報
しかしながら、上記従来例では、一次回路装置である全油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの圧力変化をプライオリティ流量制御バルブのバルブスプールの端部に導入する負荷信号ラインに介挿されている制御オリフィスが、負荷信号ラインを流れる小流量に対応して極めて小さい内径に形成されているため、全油圧パワーステアリング装置の操作中に補助回路である荷役制御装置の荷役操作を急激に中止した場合に、ステアリングホイールへのキックバックが発生する不具合があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、キックバックの抑制に好適な産業車両の油圧制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、油圧ポンプから吐出される作動油をプライオリティ流量制御バルブにより油圧パワーステアリング装置への作動油量を優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給する産業車両の油圧制御装置において、前記荷役制御バルブの非操作時に供給された作動油をタンクへ還流させる排出通路中に、通過する作動油量に応じて絞り開口面積を拡大させて背圧を発生させる可変オリフィスを配置し、前記可変オリフィスは、内蔵するオリフィスの開口面積を狭めるようスプリングにより付勢されたバルブスプールに、前記オリフィスの開口面積を拡大させる方向に付勢するよう排出通路の上流圧力をダンピングオリフィスを介して導入して構成され、且つダンピングオリフィスをバイパスする通路中に、通路上流側への流れは許容するも通路上流側からの流れは遮断するチェック弁を備えるようにした
したがって、本発明では、油圧ポンプから吐出される作動油をプライオリティ流量制御バルブにより油圧パワーステアリング装置への作動油量を優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給する産業車両の油圧制御装置であり、前記荷役制御バルブの非操作時に供給された作動油をタンクへ還流させる排出通路中に、通過する作動油量に応じて絞り開口面積を拡大させて背圧を発生させる可変オリフィスを配置した。このため、荷役操作を終了若しくは中止して供給された作動油をタンクへ排出するとき、その排出油量を可変オリフィスにより制限して、荷役制御バルブ側への供給圧力を任意圧力に維持できる。そのため、プライオリティ流量制御バルブの制御遅れがあってもパワーステアリング装置側への供給圧力を維持でき、パワーステアリング装置でのキックバックの発生を低減できる。
また、前記可変オリフィスは、内蔵するオリフィスの開口面積を狭めるようスプリングにより付勢されたバルブスプールに、前記オリフィスの開口面積を拡大させる方向に付勢するよう排出通路の上流圧力をダンピングオリフィスを介して導入して構成されるため、大量の作動油が流れ続けるように、可変オリフィスはオリフィス断面積が大となる方向に制御され、自動的に背圧低下を図り、ムダな圧損を小さくできる。
しかも、ダンピングオリフィスをバイパスする通路中に、通路上流側への流れは許容するも通路上流側からの流れは遮断するチェック弁を備えるため、可変オリフィスは断面積を小とする方向は早く、大とする方向はゆっくり動作し、プライオリティ流量制御バルブのバルブスプールの動作遅れの間、高い(荷役側)背圧を維持できるため、キックバック改善効果を大きくできる。
以下、本発明の産業車両の油圧制御装置を各実施形態に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は、本発明を適用した産業車両の油圧制御装置の第1実施形態を示し、図1は産業車両としてのフォークリフトの油圧システム図、図2はプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図、図3は第1実施例の荷役制御バルブの詳細を説明する油圧回路図、図4は荷役操作の急激な停止時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート、図5は図3の改良例である第2実施例の荷役制御バルブの詳細を説明する油圧回路図である。
図1において、産業車両の油圧制御装置は、全油圧式のパワーステアリング装置1と荷役装置2とを備えている。パワーステアリング装置1は、油圧ポンプ3、プライオリティ流量制御バルブ4、操舵制御バルブ5、ステアリングシリンダ6等からなる公知の構成である。前記油圧ポンプ3は、プライオリティ流量制御バルブ4から、荷役装置2の荷役制御バルブ10を介してリフトシリンダ11や図示しないチルトシリンダと、操舵制御バルブ5を介してステアリングシリンダ6と、に作動油を供給する。前記油圧ポンプ3は、駆動走行用にエンジンが搭載されている車両においてはエンジンにより常時駆動される。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、パワーステアリング装置1側の油圧に基づき、油圧ポンプ3から供給される作動油から、パワーステアリング装置1側の油圧を所定圧に維持するために必要な流量の作動油をパワーステアリング装置1に優先的に供給し、残りの作動油を荷役装置2を作動させる荷役制御バルブ10に供給する。
前記操舵制御バルブ5は、図2に示すように、ステアリングホイール7の操舵によって回転するジロータと称されるメータリング装置5Aおよび切換えバルブ5Bとを備え、プライオリティ流量制御バルブ4を介して油圧ポンプ3が供給する作動油を、その操舵速度に応じた流量だけステアリングシリンダ6に対し操舵方向に対応して供給する。ステアリングシリンダ6は両ロッドタイプであって、操舵制御バルブ5から操舵方向に対応して供給される作動油によって動作し、ピストンロッド6Aを操舵方向に応じて変位させ、図示しないナックルアームを操舵方向に応じて回動させ、図示しない操舵輪を左操舵又は右操舵する。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、図2に示すように、油圧ポンプ3からの作動油を、プライオリティ流出ポート21に接続されたパワーステアリング装置1と、過流流出ポート22に接続された荷役制御バルブ10とに分流させるものであり、分流制御のためにバルブスプール20を備え、そのバルブスプール20の位置に応じてパワーステアリング装置1側と荷役制御バルブ10側との分流割合を変更可能としている。
バルブスプール20には、油圧ポンプ3から供給される流入流体のほぼ全部をパワーステアリング装置1側に流れるように、バルブスプール20を付勢するスプリング23と、このスプリング23と協同してパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の圧力を負荷信号ライン25および制御オリフィス26を介して導いた負荷圧力による付勢力と、これらの付勢力に対向させて、パワーステアリング装置1で消費される流量低下時に補助回路である荷役制御バルブ10側への分流量を増量するように、パワーステアリング装置1への供給圧力をバルブスプール20の反対側端部にダンピングオリフィス27を介して導入したフィードバック付勢力とが作用する。
前記負荷圧力による付勢力は、パワーステアリング装置1への供給圧力を複数の制御オリフィス26を備える負荷信号ライン25を介してパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24に接続し、パワーステアリング装置1への供給圧力とパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の負荷圧力とにより複数の制御オリフィス26同士の間に生じる分圧を導入するようにしている。
前記荷役制御バルブ10は、産業車両としてのフォークリフトに適用する一例として、図3に示すように、リフトシリンダ11を制御するリフト制御バルブ13と、図示しないチルトシリンダを制御するチルト制御バルブ14とを備え、いずれも操作レバー15A、15Bにより切換操作される。チルト制御バルブ14とリフト制御バルブ13とは、いずれが上流に配列されてもよいが、ここでは、リフト制御バルブ13が上流に配列されている。そして、これらの最下流に配置して、本実施形態における可変オリフィス30を備える。
前記リフト制御バルブ13は、下流のタンク8への作動油の流れを許容し且つリフトシリンダ11への作動油の給排を遮断してリフトシリンダ11をロックする中立位置LNと、下流への作動油の流れを遮断し且つチルトシリンダ11へ作動油を供給する上昇位置LUと、下流のタンク8への作動油の流れを作り且つリフトシリンダ11から作動油を排出する下降位置LDとを備え、これらの位置をリフト操作レバー15Aにより切換操作可能となっている。前記上昇位置LUにおいては、バイパス通路16を経由させてチルト制御バルブ14に作動油を供給可能としている。
前記チルト制御バルブ14も同様に、下流への作動油の排出を許容し且つ図示しないチルトシリンダのシリンダ室への作動油の給排を遮断してチルトシリンダをロックする中立位置と、下流への作動油の排出を遮断し且つチルトシリンダの一方のシリンダ室に作動油を供給し且つ他方のシリンダ室から作動油を排出してチルトシリンダにより図示しないマストを前傾させる前傾位置と、下流への作動油の排出を遮断し且つチルトシリンダの他方のシリンダ室に作動油を供給し且つ一方のシリンダ室から作動油を排出してチルトシリンダにより図示しないマストを後傾させる後傾位置とを備え、これらの位置をチルト操作レバー15Bにより切換操作可能となっている。
前記可変オリフィス30は、上流に対して背圧を発生させる絞り通路の断面積が可変となるバルブスプール31を備え、このバルブスプール31の一端には下流側の通路の圧力が導入されると共にスプリング32が配置されてバルブスプール31を絞り通路の断面積を絞る方向へ付勢する付勢力を常時受け、他端には上流側通路の圧力がパイロット通路33を介して導入され、このパイロット圧力によりバルブスプール31は前記スプリング32の付勢力に対向して絞り通路の断面積を拡大させる方向の付勢力が付与されている。したがって、前記可変オリフィス30は、上流側と下流側との圧力差が小さい場合にはスプリング32により絞り通路の断面積を小さく絞り、前記圧力差が大きくなるにつれて前記絞り通路の断面積を拡大させるよう作用する。
前記パイロット通路33には、ダンピングオリフィス34を設置して、バルブスプール31の他端面に加わる圧力が上流側通路の圧力に対して遅れを持って追随させることでバルブスプール31の動作を安定化させている。また、ダンピングオリフィス34と並列配置して、バルブスプール31の他端面から上流側通路への流体の流れは許容し、上流側通路からバルブスプール31の他端面への流体の流れを遮断するチェック弁35を配置している。このチェック弁35とダンピングオリフィス34との作用により、前記可変オリフィス30は絞り通路の断面積を小とする方向へは素早く作動し、絞り通路の断面積を大とする方向へはゆっくり動作するようにしている。
以上の構成になる産業車両の油圧制御装置の動作について以下に説明する。
エンジン駆動車両においては、イグニッションキーによりエンジンが始動されると油圧ポンプ3が駆動され、吐出された作動油はプライオリティ流量制御バルブ4へ供給され、プライオリティ流量制御バルブ4はパワーステアリング装置1と荷役制御バルブ10とに分流して作動油を供給する。この場合、ステアリングホイール7が操舵中でないため、パワーステアリング装置1で消費される流量は最小流量に抑制されて負荷信号ポート24からの負荷信号圧も低圧に維持される一方、パワーステアリング装置1への供給圧力は上昇するため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はA位置側に付勢され、大部分の作動油は荷役制御バルブ10へ供給される。
荷役制御バルブ10は非操作状態であるため、荷役制御バルブ10へ供給された作動油は、チルト制御バルブ14および/またはリフト制御バルブ13の中立位置を流通し、最下流に配置している可変オリフィス30を介してタンク8に還流する。可変オリフィス30はスプリング32で断面積が小さくなっている絞り通路により流路抵抗を発生させて、背圧を発生させる。前記背圧はダンピングオリフィス34を備えるパイロット通路33を介してバルブスプール31の他端面に作用し、バルブスプール31を絞り通路の断面積を大とする方向へゆっくり動作させる。このため背圧は徐々に降下され、通過流量に見合った開弁方向の付勢力とスプリング32による閉弁方向の付勢力とがバランスされた位置(絞り通路の断面積)で設定される圧力に収束する。この収束時点の背圧は、エンジンがアイドリング状態で回転して油圧ポンプ3を比較的低回転で駆動しているため、低圧に保たれる。
図示しない前後進レバーが中立位置から前進位置又は後進位置に切換えられ、アクセルペダルが踏込み操作されると、図示しない変速機・終減速器を介して駆動車輪が駆動されて前進又は後進させて車両走行が開始される。エンジン回転数の上昇に応じて油圧ポンプ3の吐出流量も増加され、プライオリティ流量制御バルブ4は荷役制御バルブ10への分流量を増加させ、前記荷役制御バルブ10の可変オリフィス30を通過する流量も増加する。この流量の増加に伴い上流通路の圧力が増加すると、この上流圧力はパイロット通路33を介してバルブスプール31の他端面に作用し、バルブスプール31を絞り通路の断面積を大とする方向へゆっくり動作させる。このため背圧は徐々に低下され、通過流量に見合った開弁方向の付勢力とスプリング32による閉弁方向の付勢力とがバランスされた位置(絞り通路の断面積)で設定される圧力に収束する。この収束時点の背圧は、通過流量に応じて徐々には上昇するが、固定オリフィスが配置された場合に比較して比較的低圧に維持される。
車両の直進中にステアリングホイール7が操舵されると、パワーステアリング装置1で消費される流量が増加し、負荷信号ポート24からの負荷信号圧もステアリングホイール7の操作速度に応じて低圧から上昇する。このため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はA位置側からB位置側に付勢され、パワーステアリング装置1へ供給する作動油量を増量させる一方、荷役制御バルブ10へ供給される作動油量をその分だけ減少させる。パワーステアリング装置1に供給された作動油は、操舵制御バルブ5を介してパワーステアリングシリンダ6を作動させて、操舵輪をステアリングホイール7の操舵に応じて転舵させる。
車両が荷役作業を開始するために減速されて、いずれかの荷役レバー15が操作されると、図示しないが、荷役レバー15の操作量を検出する操作量センサが車両には設置されており、エンジン駆動車両においては、そのときの操作量に基づいてエンジン回転数が増加され、油圧ポンプ3から吐出される作動油の流量が増量されてプライオリティ流量制御バルブ4に供給される。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、ステアリング装置1側の負荷ポート24の圧力が変化しないことから、ステアリング装置1に供給する作動油量を増大させず、荷役装置2の荷役制御バルブ10に供給する作動油の流量を、荷役レバー15の操作量に応じて増大させる(図2中のA位置側に付勢される)。その結果、操作された荷役レバー15の操作量に応じた流量の作動油がチルト制御バルブ14もしくはリフト制御バルブ13から制御されるチルトシリンダもしくはリフトシリンダ11等の荷役機器の油圧シリンダに供給され、荷役レバー15の操作量に応じた動作速度で荷役装置2が作動する。
以上のように、パワーステアリング装置1と荷役装置2との両者が操作されている状態から荷役装置2の操作が停止された場合には、荷役レバー15の操作量がゼロとなる。エンジン駆動車両においては、荷役レバー15の操作量がゼロとなることによりエンジン回転数を荷役装置2作動中に対して回転低下され、油圧ポンプ3からプライオリティ流量制御バルブ4に供給する作動油量を減少させる。
また、荷役装置2の操作の停止は、チルト制御バルブ14および/またはリフト制御バルブ13の中立位置LNへの切換を意味し、荷役制御バルブ10へ供給された作動油はその全量が可変オリフィス30を経由してタンク8へ還流される。荷役制御バルブ10への供給圧(プライオリティ流量制御バルブ4への油圧ポンプ3よりの供給圧でもある)は、図4に実線で示すように、油量の全量が断面積が小となっている可変オリフィス30の絞り通路を通過するため、初期には圧力上昇され、次いで可変オリフィス30の絞り通路の断面積が徐々に拡大されることにより徐々に低下し、通過流量に見合った開弁方向の付勢力とスプリング32による閉弁方向の付勢力とがバランスされた位置(絞り通路の断面積)で設定される圧力に収束する。図4において、鎖線で示す荷役制御バルブ10への供給圧は、可変オリフィス30を備えない場合を示し、この場合には、荷役制御バルブ10への供給圧(プライオリティ流量制御バルブ4への油圧ポンプ3よりの供給圧)は急激にゼロに低下される。
プライオリティ流量制御バルブ4は、前記荷役制御バルブ10への供給圧(プライオリティ流量制御バルブ4への油圧ポンプ3よりの供給圧でもある)の低下とパワーステアリング装置1の負荷圧力の相対的な増加とに連動して、荷役制御バルブ10側に供給する作動油量を増大させたA位置側からパワーステアリング装置1への油量を確保するB位置側へバルブスプール20を復帰させるよう付勢する必要がある。しかしながら、このバルブスプール20のB位置への復帰は、バルブスプール20の端部に加わるパイロット圧によるものであり、且つ、供給圧力の低下はダンピングオリフィス27により時間遅れを伴ってそのパイロット圧を低下させ、負荷ポート24の圧力の相対的な増加は制御オリフィス26により応答が抑制されているため、時間遅れをもって移動する。
このため、荷役制御バルブ10の下流に可変オリフィス30を備えない場合においては、前記荷役制御バルブ10への供給圧の低下に連動して、図3の鎖線で示すように、パワーステアリング装置1への供給圧も低下させ、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20のB位置への切換え完了と共にパワーステアリング装置1への供給圧力が必要とする圧力値に復帰される。この一時的な供給圧力の低下は、パワーステアリング装置1のアシスト力の一時的な低下を招き、ステアリングホイール7の操作力を一時的に増加させるキックバックを発生させる。
しかしながら、荷役制御バルブ10の下流に可変オリフィス30が設置されている本実施形態においては、前述したように、前記荷役制御バルブ10への供給圧が一時的に上昇した後徐々に低下されることとなり、図4の実線で示すように、パワーステアリング装置1への供給圧も一時的に上昇し、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20のB位置への切換え完了に遅れがあったとしても、パワーステアリング装置1への供給圧力を必要とする圧力値に維持する。従って、パワーステアリング装置1のアシスト力の一時的な低下を招くことを避けることができ、ステアリングホイール7の操作力を一時的に増加させるキックバックの発生を抑制できる。
前記可変オリフィス30による上流圧力の一時的な上昇後において、徐々に低下させる特性は、荷役操作がされていない時間中に継続され、大量の作動油が流れ続けるため、可変オリフィス30はオリフィス断面積が大となる方向に制御することとなって自動的に背圧の低下を図り、ムダな圧損を小さくできる。また、前記可変オリフィス30の上流圧力の一時的な上昇後における徐々に低下させる時間的な特性は、パイロット通路33に配置したダンピングオリフィス34の絞り開口面積を調整することにより、例えば、絞り開口面積を大きく設定すれば急激に圧力低下させることができる一方、絞り開口面積を小さく設定すれば徐々に圧力低下させることができる。
また、ダンピングオリフィス34に並列に接続しているチェック弁35は、リフト制御バルブ13やチルト制御バルブ14が操作されて供給された作動油が荷役シリンダ11へ流れて、可変オリフィス30の上流通路の圧力が低下することに対応して、バルブスプール31の他端面に、絞り通路の断面積を拡大させるよう加わっている圧力を素早く上流通路側に排出させるよう機能する。この機能により、可変オリフィス30は、スプリング32の付勢力に基づいて絞り通路の断面積を減少させる側に素早く移動させることができる。したがって、上流通路から可変オリフィス30への通過流量が減少される毎に可変オリフィス30は絞り通路の断面積が最小側に作動される。
ステアリングホイール7の操作が停止されると、ステアリングホイール7が操舵中でないため、パワーステアリング装置1で消費される流量は最小流量に抑制されてその負荷信号ポート24からの負荷信号圧も低圧に維持される一方、パワーステアリング装置1への供給圧力が上昇するため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はA位置側に付勢され、大部分の作動油は荷役制御バルブ10へ供給される。
また、荷役装置2のみが作動される場合には、エンジン駆動車両においては、ステアリングホイール7が操舵中でないため、パワーステアリング装置1で消費される流量は最小流量に抑制されて負荷信号ポート24からの負荷信号圧も低圧に維持される一方、パワーステアリング装置1への供給圧力が上昇するため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はA位置に付勢され、大部分の作動油は荷役制御バルブ10へ供給される。そして、いずれかの荷役レバー15のそのときの操作量に基づいてエンジン回転数が増加され、油圧ポンプ3から吐出される作動油の流量が増量されてプライオリティ流量制御バルブ4に供給される。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、ステアリング装置1側の負荷ポート24の圧力が変化しない、または、ステアリングホイール7が操作されていないことから、ステアリング装置1に供給する作動油量を最小限とし、荷役装置2の荷役制御バルブ10に供給する作動油の流量を、荷役レバー15の操作量に応じて増大させる(図2中のA位置側に付勢される)。その結果、操作された荷役レバー15の操作量に応じた流量の作動油がチルト制御バルブ14もしくはリフト制御バルブ13から制御されるチルトシリンダもしくはリフトシリンダ11等の荷役装置2の油圧シリンダに供給され、荷役レバー15の操作量に応じた動作速度で荷役装置2を作動させることができる。
図5は図3に示す産業車両の油圧制御装置の改良例を示す要部油圧回路図である。図5に示す荷役制御バルブ10においては、プライオリティ流量制御バルブ4より供給する作動油供給ラインの荷役制御バルブ10の上流から分岐してタンク8へ還流するバイパス通路36を設け、このバイパス通路36にアンロード弁37を配置したものである。前記アンロード弁37は、バイパス通路36を開放する開位置とバイパス通路36を閉じる閉位置とを備え、バルブスプリング38により開位置に付勢する一方、ソレノイド39の作動により閉位置に切換えることができるようにしたものである。
この油圧制御装置は、荷役レバー15の操作中においては、荷役レバー15の操作量センサの作動に応じてソレノイド39を作動させてアンロード弁37を閉位置に作動させて、必要な荷役操作圧力を確保する一方、荷役レバー15の操作が終了・中止された場合には、任意に設定した所定の時間だけディレイ後にソレノイド39の励磁を解除して、アンロード弁37を開位置に切換えるよう作動させる。
図5の構成になる油圧制御装置では、エンジン駆動車両において、常時、荷役制御バルブ10側に作動油が流れているため、荷役制御バルブ10に可変オリフィス30を設けると、荷役操作をしていない状態においても背圧を発生させて、無駄な圧損が発生し続ける。しかしながら、荷役操作をしていない時には、アンロード弁37を開位置として供給する作動油を直接タンク8へ還流させることで、この圧損の発生を防止することができる。
また、荷役操作の終了・中止時にアンロード弁37を閉位置から開位置に切換えるタイミングにディレイを入れることで、操作終了後のディレイの間は、荷役操作の終了・中止(スプールを中立に戻す)の場合の急激な荷役圧力低下を防止でき、パワーステアリング装置1のキックバックの発生も低減できる。
なお、上記実施形態において、荷役制御バルブ10の中立状態における背圧発生手段として、荷役制御バルブ10の最下流に可変オリフィス30を設けるものについて説明したが、図示はしないが、予め設定した一定の圧力を発生させるリリーフバルブを用いるものであっても、操舵操作に対するキックバックを防止には望ましいものである。このリリーフバルブの用いる場合に、その設定圧力が時間の経過につれて低下されるものであることが、エネルギ消費を抑制するために、より望ましい。また、操舵操作に対するキックバックを防止のために、リリーフバルブを用いる場合であっても、図5に示すように、荷役操作の終了・中断に連動して供給作動油をタンク8に直接還流させるアンロード弁37を設けることで、不要な状態でのムダな背圧の発生を防止することができ、エネルギ消費を抑制できる。
また、上記実施形態において、油圧ポンプ3をエンジンで駆動するエンジン駆動車に適用するものについて説明したが、図示しないが、駆動走行用に電動モータが用いられている産業車両においても、専用の電動モータからなる油圧用モータによりパワーステアリング装置1への作動油の流量確保のために、油圧用モータをほぼ常時回転しているタイプでは、エンジン駆動車と同じように有効に圧損を低減できる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)油圧ポンプ3から吐出される作動油をプライオリティ流量制御バルブ4により油圧パワーステアリング装置1への作動油量を優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置2の荷役制御バルブ10に残りの作動油を分流させて供給する産業車両の油圧制御装置であり、前記荷役制御バルブ10の非操作時に供給された作動油をタンク8へ還流させる排出通路中に、通過する作動油量に応じて絞り開口面積を拡大させて背圧を発生させる可変オリフィス30若しくは通過する作動油の上流側圧力を予め設定した圧力値に維持するリリーフ弁を配置した。このため、荷役操作を終了若しくは中止して供給された作動油をタンク8へ排出するとき、その排出油量を可変オリフィス30若しくはリリーフ弁により制限して、荷役制御バルブ10側への供給圧力を任意圧力に維持できる。そのため、プライオリティ流量制御バルブ4の制御遅れがあってもパワーステアリング装置1側への供給圧力を維持でき、パワーステアリング装置1でのキックバックの発生を低減できる。
(イ)しかも、背圧発生手段として、通過する作動油量に応じて絞り面積を拡大させて背圧を発生させる、例えば、内蔵するオリフィスの開口面積を狭めるようスプリング32により付勢されたバルブスプール31に、前記オリフィス30の開口面積を拡大させる方向に付勢するよう排出通路の上流圧力をダンピングオリフィス34を介して導入して構成される可変オリフィス30を用いる場合には、大量の作動油が流れ続けるため、可変オリフィス30はオリフィス断面積が大となる方向に制御され、自動的に背圧低下を図り、ムダな圧損を小さくできる。
(ウ)可変オリフィス30の圧力導入経路であるパイロット通路33のダンピングオリフィス34をバイパスする通路中に、通路上流側への流れは許容するも通路上流側からの流れは遮断するチェック弁35を備えることにより、可変オリフィス30は断面積を小とする方向は早く、大とする方向はゆっくり動作し、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール30の動作遅れの間、高い(荷役側)背圧を維持できるため、キックバック改善効果を大きくできる。
(エ)荷役制御バルブ10は供給された作動油を中立位置において順次通過させるオープンセンタ形式に構成され、前記可変オリフィス30は荷役制御バルブ10の中立位置において荷役制御バルブ10を通過する作動油に対して所定の背圧を発生させるよう配置したため、荷役制御バルブ10が中立位置に切換えられた時点での供給圧力の急激な低下を抑制でき、プライオリティ流量制御バルブ4の制御遅れがあってもパワーステアリング装置1側への供給圧力が維持され、パワーステアリング装置1でのキックバックの発生を低減できる。
(オ)荷役制御バルブ10の上流側から分岐してタンク8に連通するバイパス通路36を設け、バイパス通路36中に荷役制御バルブ10の操作中は閉弁し、荷役制御バルブ10の中立位置への切換え操作時に所定の時間遅れをもって開くアンロード弁37を配置したことにより、荷役をしていない時は、アンロード弁37を開とし、作動油を直接タンク8へリターンすることで、この圧損を防止できる。また、荷役操作中止でアンロード弁37を閉から開にするとき、ディレイを入れることで、ディレイ間、荷役操作中止(スプールを中立に戻す)時の急激な荷役圧力低下を防止でき、パワーステアリング装置1のキックバックを確実に低減できる。
(第2実施形態)
図6〜図9は、本発明を適用した産業車両の油圧制御装置の第2実施形態を示し、図6はアンロード弁の動作領域を示す説明図、図7はパワーステアリング操作開始時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート、図8および図9はプライオリティ流量制御バルブの動作状態を示す説明図である。本実施形態においては、アンロード弁の動作領域をパワーステアリング装置の操舵操作に応じても作動する構成を第1実施形態に追加したものである。なお、第1実施形態と同一装置・部材には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施形態における産業車両の油圧制御装置は、第1実施形態の図2および図5に示す油圧回路と同様の油圧回路の構成を備える。そして、図5に示すアンロード弁37の動作領域を図6に示すように構成したことを特徴とする。即ち、本実施形態におけるアンロード弁37の動作は、図6に示すように、荷役レバー15の操作量センサの作動時に閉位置に作動させることに加えて、ステアリングハンドル7の操舵を検出する操舵力センサよりの信号に応じても閉位置に作動させるようにしている。
そして、このアンロード弁37は、荷役レバー15の操作および操舵操作が終了・中止された場合には、任意に設定した所定の時間のディレイ後にソレノイド39の励磁を解除して、アンロード弁37を開位置に切換えるよう作動させるようにしている。
以上の構成の産業車両の油圧制御装置では、荷役操作も操舵操作もされていない状態から操舵操作を開始する場合に、油圧によるアシスト力の立上りが遅れることにより操舵に引掛かりが生じて円滑に操舵が開始できないことを改善できる。図7に示すタイムチャートは、荷役操作も操舵操作もされていない状態から操舵操作を開始する場合におけるプライオリティ流量制御バルブ4の動作(圧力・流量)の状態を示し、以下にその動作を説明する。
図7において、荷役操作も操舵操作もされていない時点t0〜t1直前の状態においては、図8に示すように、プライオリティ流量制御バルブ4はA位置側にあり、ポンプ3から供給された作動油の一部をパワーステアリング装置1へ供給するものの大部分の作動油を荷役制御バルブ10へ供給している。そして、荷役制御バルブ10に設けたアンロード弁37は荷役操作も操舵操作もされていないことから開状態にあり、プライオリティ流量制御バルブ4から供給された作動油をタンク8へ直接還流させている。このため、荷役制御バルブ10へ流れる作動油の圧力(荷役側圧力)は低圧(例えば、0.5[MP])状態にあり、パワーステアリング装置1側の圧力およびポンプ3の吐出圧力も低圧(例えば、0.5[MP])状態となっている。
この状態から操舵操作が開始されると(時点t1)、アンロード弁37が閉じられない場合においては、パワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の負荷圧力が上昇されるが、この負荷圧力が小口径の制御オリフィス26に制限されてプライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20まで到達するまでに時間がかかり、プライオリティ流量制御バルブ4はA位置からパワーステアリング装置1へ作動油を供給するB位置側に徐々に移動され、B位置側への到達が操舵操作の開始時点から遅れる。このため、破線で示すように、パワーステアリング装置1へ供給する作動油の流量および圧力の立上りが徐々にしか行なわれず、パワーステアリング装置1の油圧によるアシスト力の立上りが遅れることにより操舵に引掛かりが生じて円滑に操舵が開始できないこととなる。
しかしながら、本実施形態においては、操舵操作が開始された時点t1において、アンロード弁37が閉じられることにより、供給された作動油の全量が可変オリフィス30を通過することとなり、可変オリフィス30の上流通路の圧力を急激に上昇(パワーステアリング装置1が必要とする圧力、例えば、6.3[MP]を超えて上昇)させる(時点t1)。この圧力上昇は、ポンプ吐出圧のそれ以上の上昇を誘引し、パワーステアリング装置1へ流れる作動油の供給量を増加させる。
さらに、ポンプ吐出圧とパワーステアリング装置1側との圧力差は、図9に示すように、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20をB位置側へ移動させる圧力として作用するため、その圧力差の大きさに比例して、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20に急激にB位置側に移動させようとする力が発生する。この力でプライオリティ流量制御バルブ4のパワーステアリング装置1側の開口量が大きく増加し、パワーステアリング装置1への作動油の流量は充分に確保される(時点t1〜t2参照)。これにより、操舵開始時の引っ掛かりが減少される。
また、前記アンロード弁37は、荷役操作および/または操舵操作がされている間において閉じられるようにしているため、荷役操作と操舵操作の両操作がされている車両状態から荷役操作が終了・中止された場合においても、同様にステアリングハンドル7へのキックバックを防止することができる。
即ち、荷役操作と操舵操作の両操作がされている車両状態においては、プライオリティ流量制御バルブ4は、パワーステアリング装置1が必要とする作動油流量を確保しつつ荷役装置2に対しても荷役操作に必要とする流量の作動油を供給している。このため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20は、上記両者に必要流量を供給するため、A位置とB位置との中間に位置している。
この状態から、荷役操作が終了・中止されると、プライオリティ流量制御バルブ4はパワーステアリング装置1へ供給する作動油量を確保するために、負荷信号ポート24の負荷圧力によりバルブスプール20を中間位置からB位置側に移動させるよう作用する。
前記B位置側への移動が十分でない状態において、アンロード弁37が荷役操作の終了と同時若しくはディレイ時間経過後に開状態に切換えられる場合においては、荷役装置2側への作動油の供給圧力が急激に低下するため、それに応じてポンプ吐出圧も急激に低下する。ポンプ吐出圧の低下はパワーステアリング装置1への作動油の供給流量・供給圧力を低下させ、パワーステアリング装置1の油圧によるアシスト力を低下させて、ステアリングハンドル7による操舵操作が一時的に重くなるキックバックを生じることがある。
しかしながら、本実施形態においては、操舵操作が終了されるまでアンロード弁37が開状態に切換えられないため、荷役操作が終了・中止されても、荷役制御バルブ10へ供給された作動油はその全量が可変オリフィス30を経由してタンク8へ還流することとなり、可変オリフィス30の上流通路の圧力が、一時的に上昇した後に徐々に低下されるよう確保される。したがって、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20のB位置側への移動が、前述したように、遂行されて、パワーステアリング装置1の油圧によるアシスト力の低下に起因するステアリングハンドル7の操舵操作を一時的に重くするキックバックを生じることがない。
なお、上記実施形態においても、荷役制御バルブ10の中立状態における背圧発生手段として、荷役制御バルブ10の最下流に可変オリフィス30を設けるものについて説明したが、図示はしないが、予め設定した一定の圧力を発生させるリリーフバルブを用いるものであっても、操舵操作に対するキックバックを防止には望ましいものである。このリリーフバルブの用いる場合に、その設定圧力が時間の経過につれて低下されるものであることが、エネルギ消費を抑制するために、より望ましい。
また、上記実施形態において、油圧ポンプ3をエンジンで駆動するエンジン駆動車に適用するものについて説明したが、図示しないが、駆動走行用に電動モータが用いられている産業車両においても、専用の電動モータからなる油圧用モータによりパワーステアリング装置への作動油の流量確保のために、油圧用モータをほぼ常時回転しているタイプでは、エンジン駆動車と同じように有効に圧損を低減できる。
本実施形態においては、第1実施形態における効果(ア)〜(オ)に加えて以下に記載した効果を奏することができる。
(カ)アンロード弁37は、荷役操作に連動して閉弁され、荷役操作が終了若しくは中断されてもパワーステアリング装置1の操舵操作の実行中は閉弁され、前記操舵操作が終了した段階で閉弁状態から開弁状態とされることにより、荷役操作が終了・中止されても、荷役制御バルブ10へ供給された作動油はその全量が可変オリフィス30を経由してタンク8へ還流することとなり、可変オリフィス30の上流通路の圧力が、一時的に上昇した後に徐々に低下されるよう確保される。したがって、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20のB位置側への移動が遂行されて、パワーステアリング装置1の油圧によるアシスト力の低下に起因するステアリングハンドル7の操舵操作を一時的に重くするキックバックを生じることがない。
(キ)アンロード弁30は、パワーステアリング装置1の操舵操作が開始された段階で閉弁され、操舵操作が継続されている間は閉弁状態とされることにより、荷役装置2へ供給された作動油の全量が可変オリフィス30を通過することとなり、可変オリフィス30の上流通路の圧力を急激に上昇させ、ポンプ吐出圧のそれ以上の上昇を誘引し、パワーステアリング装置1へ流れる作動油の供給量を増加させる。さらに、ポンプ吐出圧とパワーステアリング装置1側との圧力差は、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20をB位置側へ移動させる圧力として作用し、その圧力差の大きさに比例して、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20に急激にB位置側に移動させようとする力が発生する。この力でプライオリティ流量制御バルブ4のパワーステアリング装置1側の開口量が大きく増加し、パワーステアリング装置1への作動油の流量は充分に確保される。これにより、操舵開始時の引っ掛かりが減少される。
(第3実施形態)
図10は、本発明を適用した産業車両の油圧制御装置の第3実施形態を示す荷役制御バルブの詳細を説明する油圧回路図である。本実施形態においては、センタークローズドタイプ(荷役ロードセンシングタイプ)の荷役制御バルブに第1実施形態の発明を適用したものである。なお、第1実施形態と同一装置・部材には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図10において、荷役制御バルブ10として、荷役ロードセンシングタイプの荷役制御バルブ10を用いており、図3および図5に示すオープンセンタタイプの荷役制御バルブ10に比較して、中立位置LNにおいて油圧供給ラインのポートを閉じて下流に流通させない構成としている。また、荷役制御バルブ10への油圧供給ライン中に荷役制御レバー15の操作に応答してタンク8へ作動油を還流させるリターン通路41を遮断するセンシングバルブ40を配置している。
前記センシングバルブ40は、荷役制御バルブ10が操作されているときに選択される作動位置Sと、荷役制御バルブ10が操作されていないときに選択されるリターン位置Rと、を備える。作動位置Sでは、プライオリティ流量制御バルブ4と各荷役制御バルブ10とを繋ぐ油圧供給ラインを連通させ且つリターン通路41を閉じており、リターン位置Rでは、プライオリティ流量制御バルブ4と各荷役制御バルブ10とを繋ぐ油圧供給ラインを連通させ且つリターン通路41を開くよう構成している。
前記センシングバルブ40は、スプリング43およびいずれかの荷役制御バルブ10が操作されていることを示すパイロット圧により作動位置Sが選択されるよう付勢され、プライオリティ制御バルブ4との間の圧力によりリターン位置Rが選択されるよう付勢される。
前記パイロット圧は、荷役制御バルブ10が操作されて作動油が荷役装置2へ供給されることに連動して圧力上昇し、荷役制御バルブ10が中立位置LNに切換えられるとドレインされて圧力低下するよう構成される。複数の荷役制御バルブ10がある場合には、いずれかの荷役制御バルブ10が操作されてもそのパイロット圧がセンシングバルブ40に到達するようパイロット回路44中にシャトル弁45が配置される。
また、リターン通路41には、第1実施形態の図3および図5に示すと同様の可変オリフィス30を配置している。
更に、図10に示す油圧制御装置では、操作レバー15が操作されていることを検出する操作量センサよりの信号に基づき、操作量がゼロとなっている場合に作動して、プライオリティ流量制御バルブ4からの作動油をセンシングバルブ40および荷役制御バルブ10をバイパスしてタンク8へ還流させるバイパス通路36およびアンロード弁37が配置されている。このアンロード弁37は、図5に示すアンロード弁37と同様のタイミングで作動するよう構成している。その他の構成は、第1実施形態に示す油圧制御装置と同様に構成されている。
以上の構成になる油圧制御装置において、パワーステアリング装置1と荷役装置2との両者が操作されている状態では、エンジン駆動車両においては、パワーステアリング装置1の負荷信号ポート24からの負荷信号圧がステアリングホイール7の操作速度に応じて上昇しており、プライオリティ流量制御バルブ4はパワーステアリング装置1へ供給する作動油量を確保して、操舵制御バルブ5を介してパワーステアリングシリンダ6を作動させて、操舵輪をステアリングホイール7の操舵に応じて転舵させる。
荷役制御バルブ10においては、操作レバー15が操作されて荷役制御バルブ10が中立位置LNから荷役操作位置に切換えられているため、アンロード弁37が閉じられ、パイロット圧が上昇してセンシングバルブ40を作動位置Sに切換えて、プライオリティ流量制御バルブ4から供給される作動油を操作されている荷役制御バルブ10に供給する。また、そのときの操作レバー15の操作量に基づいてエンジン回転数が増加され、油圧ポンプ3から吐出される作動油の流量が増量されてプライオリティ流量制御バルブ4に供給され、操作された荷役レバー15の操作量に応じた流量の作動油が荷役制御バルブ10から荷役装置2の油圧シリンダに供給され、荷役レバー15の操作量に応じた動作速度で荷役装置2が作動する。
次に、パワーステアリング装置1と荷役装置2との両者が操作されている状態から荷役装置2の操作が停止された場合には、荷役レバー15の操作量がゼロとなる。エンジン駆動車両においては、荷役レバー15の操作量がゼロとなることによりエンジン回転数を荷役装置2作動中に対して回転低下され、油圧ポンプ3からプライオリティ流量制御バルブ4に供給する作動油量を減少させる。
また、荷役制御バルブ10が中立位置LNに戻されることにより、パイロット圧がドレインされて低下し且つプライオリティ流量制御バルブ4よりの作動油の流れが荷役制御バルブ10で阻止されてその圧力が上昇するため、センシングバルブ40がリターン位置Rに切換えられ、リターン通路の可変オリフィス30を介して排出される。プライオリティ流量制御バルブ4からの作動油の圧力は、可変オリフィス30を介して排出されるために、可変オリフィス30の上流通路の圧力が、一時的に上昇した後に徐々に低下されるよう確保される。
このため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20のB位置側への移動が、前述したように、遂行されて、パワーステアリング装置1への供給圧が低下することを防止でき、パワーステアリング装置1への供給圧力が必要とする圧力値に維持される。従って、パワーステアリング装置1のアシスト力の一時的な低下を招くことを避けることができ、ステアリングホイール7の操作力を一時的に増加させるキックバックの発生も抑制することができる。
そして、操作レバー15が中立に戻されてから任意に設定した所定の時間だけディレイ後にアンロード弁37を開位置に切換えられ、プライオリティ流量制御バルブ4からの作動油はバイパス通路36を介してタンク8に還流される。
なお、上記実施形態においても、荷役制御バルブ10の中立状態における背圧発生手段として、荷役制御バルブ10への作動油を排出するセンシングバルブ40からのリターン通路41に可変オリフィス30を設けるものについて説明したが、図示はしないが、予め設定した一定の圧力を発生させるリリーフバルブを用いるものであっても、操舵操作に対するキックバックを防止には望ましいものである。このリリーフバルブの用いる場合に、その設定圧力が時間の経過につれて低下されるものであることが、エネルギ消費を抑制するために、より望ましい。
また、上記実施形態において、アンロード弁37の作動領域として、荷役操作時にアンロード弁37を閉状態とし、荷役操作が終了・中断された際には予め設定したディレイ時間後に開状態に復帰するものについて説明したが、図示はしないが、第2実施形態と同様に、荷役操作と操舵操作との両領域において、閉動作するアンロード弁37であってもよい。
また、上記実施形態において、油圧ポンプ3をエンジンで駆動するエンジン駆動車に適用するものについて説明したが、図示しないが、駆動走行用に電動モータが用いられている産業車両においても、専用の電動モータからなる油圧用モータによりパワーステアリング装置への作動油の流量確保のために、油圧用モータをほぼ常時回転しているタイプでは、エンジン駆動車と同じように有効に圧損を低減できる。
本実施形態においては、第1実施形態における効果(ア)〜(オ)に加えて、以下に記載する効果を奏することができる。
(ク)荷役制御装置の荷役制御バルブ10は、操作されていない中立位置において供給された作動油を遮断するよう構成され、荷役制御バルブの上流圧力の上昇に感応して供給された作動油をタンク8へ還流するリターン通路41へ排出するセンシングバルブ40を備えたセンタークローズド型の制御バルブにより構成され、前記リターン通路41に可変オリフィス30若しくはリリーフバルブを配置することにより、センタークローズド型の荷役制御バルブ10であっても、荷役操作中止時の荷役圧力をプライオリティ流量制御バルブ4の制御遅れの問、任意の圧力に維持でき、パワーステアリング装置1への供給圧力の低下を防止でき、パワーステアリング装置1のキックバックを低減できる。
なお、上記各実施形態において、パワーステアリング装置1として、ステアリングホイール7の操舵によって動作する操舵制御バルブ5により、プライオリティ流量制御バルブ4を介して油圧ポンプ3が供給する作動油を、その操舵速度に応じた流量だけステアリングシリンダ6に対し操舵方向を区別して供給する特許第2645515号や特開2004−196110号公報で公知となっている全油圧式のパワーステアリング装置1を対象とするものについて説明したが、図示はしないが、プライオリティ流量制御バルブ4を介して油圧ポンプ3が供給する作動油を、ステアリングホイール7の操舵位置に対するフィードバックされたステアリングシリンダの作動位置との相対関係により操舵方向を区別してステアリングシリンダに供給する一般の油圧パワーステアリング装置を対象とするものであってもよい。
本発明の一実施形態を示す産業車両の油圧制御装置としてのフォークリフトの油圧システム図。 同じくプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図。 第1実施例の荷役制御バルブの詳細を説明する油圧回路図。 荷役操作の急激な停止時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート。 第2実施例の荷役制御バルブの詳細を説明する油圧回路図。 本発明の第2実施形態を示す産業車両の油圧制御装置におけるアンロード弁の動作領域を示す説明図。 パワーステアリング操作開始時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート。 プライオリティ流量制御バルブの動作前の状態を示す説明図。 プライオリティ流量制御バルブの動作後の状態を示す説明図。 本発明の第3実施形態を示す産業車両の油圧制御装置における荷役制御バルブを示す説明図。
符号の説明
1 パワーステアリング装置
2 荷役装置
3 油圧ポンプ
4 プライオリティ流量制御バルブ
5 操舵制御バルブ
6 ステアリングシリンダ
7 ステアリングホイール
8 タンク
10 荷役制御バルブ
30 可変オリフィス
37 アンロードバルブ

Claims (7)

  1. 油圧ポンプから吐出される作動油をプライオリティ流量制御バルブにより油圧パワーステアリング装置への作動油量を優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給する産業車両の油圧制御装置において、
    前記荷役制御バルブの非操作時に供給された作動油をタンクへ還流させる排出通路中に、通過する作動油量に応じて絞り開口面積を拡大させて背圧を発生させる可変オリフィスを配置し
    前記可変オリフィスは、内蔵するオリフィスの開口面積を狭めるようスプリングにより付勢されたバルブスプールに、前記オリフィスの開口面積を拡大させる方向に付勢するよう排出通路の上流圧力をダンピングオリフィスを介して導入して構成され、且つダンピングオリフィスをバイパスする通路中に、通路上流側への流れは許容するも通路上流側からの流れは遮断するチェック弁を備えることを特徴とする産業車両の油圧制御装置。
  2. 前記荷役制御装置の荷役制御バルブは、操作されていない中立位置において供給された作動油を下流へ流すセンターオープン型の制御バルブにより構成され、
    前記可変オリフィスは、荷役制御バルブを通過してタンクへ還流させる通路に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の産業車両の油圧制御装置。
  3. 油圧ポンプから吐出される作動油をプライオリティ流量制御バルブにより油圧パワーステアリング装置への作動油量を優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給する産業車両の油圧制御装置において、
    前記荷役制御装置の荷役制御バルブは、操作されていない中立位置において供給された作動油を遮断するよう構成され、荷役制御バルブの上流圧力の上昇に感応して供給された作動油をタンクへ還流するリターン通路へ排出するセンシングバルブを備えたセンタークローズド型の制御バルブにより構成され、
    前記リターン通路中に、通過する作動油量に応じて絞り開口面積を拡大させて背圧を発生させる可変オリフィス若しくは通過する作動油の上流側圧力を予め設定した圧力値に維持するリリーフ弁を配置したことを特徴とする産業車両の油圧制御装置。
  4. 前記可変オリフィスは、内蔵するオリフィスの開口面積を狭めるようスプリングにより付勢されたバルブスプールに、前記オリフィスの開口面積を拡大させる方向に付勢するよう排出通路の上流圧力をダンピングオリフィスを介して導入して構成され、且つダンピングオリフィスをバイパスする通路中に、通路上流側への流れは許容するも通路上流側からの流れは遮断するチェック弁を備えることを特徴とする請求項3に記載の産業車両の油圧制御装置。
  5. 前記荷役制御バルブの上流側から分岐してタンクに連通するバイパス通路を設け、バイパス通路中に荷役制御バルブの操作中は閉弁し、荷役制御バルブの中立位置への切換え操作時に所定の時間遅れをもって開くアンロード弁を配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の産業車両の油圧制御装置。
  6. 前記アンロード弁は、荷役操作に連動して閉弁され、荷役操作が終了若しくは中断されてもパワーステアリング装置の操舵操作の実行中は閉弁され、前記操舵操作が終了した段階で閉弁状態から開弁状態とされることを特徴とする請求項5に記載の産業車両の油圧制御装置。
  7. 前記アンロード弁は、パワーステアリング装置の操舵操作が開始された段階で閉弁され、操舵操作が継続されている間は閉弁状態とされることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の産業車両の油圧制御装置。
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