JPH05229790A - 産業車両の油圧回路の制御装置 - Google Patents
産業車両の油圧回路の制御装置Info
- Publication number
- JPH05229790A JPH05229790A JP4030634A JP3063492A JPH05229790A JP H05229790 A JPH05229790 A JP H05229790A JP 4030634 A JP4030634 A JP 4030634A JP 3063492 A JP3063492 A JP 3063492A JP H05229790 A JPH05229790 A JP H05229790A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic circuit
- engine
- oil pump
- accelerator
- industrial vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイドリング時の騒音を低減し得る産業車両
の油圧回路を提供する。 【構成】 エンジン１とオイルポンプ２とがスプライン
軸を介して連結されたフォークリフトにおいて、アクセ
ル１２の踏み込み状態を検出するアクセルスイッチ１１
によりエンジン１のアイドリング状態を検出した場合、
コントローラ２６によりアンロード弁１６がオンロード
状態になるようにこのアンロード弁１６を制御し、オイ
ルポンプ２に油圧回路の損失に起因する軽い負荷をかけ
てスプライン嵌合部のガタを除去するようにしたもので
ある。
の油圧回路を提供する。 【構成】 エンジン１とオイルポンプ２とがスプライン
軸を介して連結されたフォークリフトにおいて、アクセ
ル１２の踏み込み状態を検出するアクセルスイッチ１１
によりエンジン１のアイドリング状態を検出した場合、
コントローラ２６によりアンロード弁１６がオンロード
状態になるようにこのアンロード弁１６を制御し、オイ
ルポンプ２に油圧回路の損失に起因する軽い負荷をかけ
てスプライン嵌合部のガタを除去するようにしたもので
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は産業車両の油圧回路の制
御装置に関し、例えばフォークリフトのアイドリング時
の油圧回路の制御装置に関して有用なものである。
御装置に関し、例えばフォークリフトのアイドリング時
の油圧回路の制御装置に関して有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】フォークリフトは、積載した荷物を上下
させるためのマストを車体の前方に備え、場所間の移動
ができるようにした荷役用の産業車両であり、荷役用の
リフトシリンダ及びマストを前後傾させるためのチルト
シリンダ等を駆動するための油圧回路を有している。ま
た、この油圧回路は、通常各シリンダの非作動時の圧損
対策のためのアンロード弁を有している。
させるためのマストを車体の前方に備え、場所間の移動
ができるようにした荷役用の産業車両であり、荷役用の
リフトシリンダ及びマストを前後傾させるためのチルト
シリンダ等を駆動するための油圧回路を有している。ま
た、この油圧回路は、通常各シリンダの非作動時の圧損
対策のためのアンロード弁を有している。
【０００３】図４（ａ）はフォークリフトにおけるエン
ジンとオイルポンプとの連結部分の一例を一部破断して
示す平面図である。同図に示すように、エンジン１とオ
イルポンプ２とはユニバーサルジョイント３を介して連
結してあり、ユニバーサルジョイント３とオイルポンプ
２とはその回転軸２ａのスプライン部２ｂを介して連結
してある。
ジンとオイルポンプとの連結部分の一例を一部破断して
示す平面図である。同図に示すように、エンジン１とオ
イルポンプ２とはユニバーサルジョイント３を介して連
結してあり、ユニバーサルジョイント３とオイルポンプ
２とはその回転軸２ａのスプライン部２ｂを介して連結
してある。
【０００４】このため、図４（ａ）のＡ−Ａ線断面を拡
大した図４（ｂ）及びこの図４（ｂ）のＢ部を抽出して
拡大した図４（ｃ）に示すように、スプライン部２ｂと
ユニバーサルジョイント３との所謂スプライン嵌合部に
は隙間が発生し、この隙間が、エンジン１のアイドリン
グ時に特に顕著な騒音の発生源となる。
大した図４（ｂ）及びこの図４（ｂ）のＢ部を抽出して
拡大した図４（ｃ）に示すように、スプライン部２ｂと
ユニバーサルジョイント３との所謂スプライン嵌合部に
は隙間が発生し、この隙間が、エンジン１のアイドリン
グ時に特に顕著な騒音の発生源となる。
【０００５】従来技術に係るフォークリフトにおいて
は、前述の如き騒音を低減すべくスプライン部２ｂに樹
脂コーティングを施す等の対策が採られている。
は、前述の如き騒音を低減すべくスプライン部２ｂに樹
脂コーティングを施す等の対策が採られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くスプライン
部２ｂに樹脂コーティングを施した場合にはコストの高
騰を招来する一方、何の対策も採らない場合にはアイド
リング時に大きな騒音を発生するという問題がある。
部２ｂに樹脂コーティングを施した場合にはコストの高
騰を招来する一方、何の対策も採らない場合にはアイド
リング時に大きな騒音を発生するという問題がある。
【０００７】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
アイドリング時の騒音を低減し得る産業車両の油圧回路
の制御装置を提供することを目的とする。
アイドリング時の騒音を低減し得る産業車両の油圧回路
の制御装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、オイルポンプとこのオイルポンプの駆動源
であるエンジンとがスプライン軸を介して連結してあ
り、しかも油圧回路に圧損対策のためのアンロード弁を
設けた産業車両の油圧回路の制御装置であって、アクセ
ルの動作状態を検出するアクセルスイッチと、このアク
セルスイッチがアクセルの踏み込みを検出していないエ
ンジンのアイドリング時にはアンロード弁がオンロード
状態になるように制御するコントローラとを有すること
を特徴とする。
明の構成は、オイルポンプとこのオイルポンプの駆動源
であるエンジンとがスプライン軸を介して連結してあ
り、しかも油圧回路に圧損対策のためのアンロード弁を
設けた産業車両の油圧回路の制御装置であって、アクセ
ルの動作状態を検出するアクセルスイッチと、このアク
セルスイッチがアクセルの踏み込みを検出していないエ
ンジンのアイドリング時にはアンロード弁がオンロード
状態になるように制御するコントローラとを有すること
を特徴とする。
【０００９】
【作用】上記構成の本発明によれば、エンジンのアイド
リング時にはアンロードバルブがオンロード状態になる
ことにより油圧回路の各電磁制御弁等において損失が発
生し、この損失によりオイルポンプに軽い負荷がかか
り、スプライン嵌合部のガタが除去される。
リング時にはアンロードバルブがオンロード状態になる
ことにより油圧回路の各電磁制御弁等において損失が発
生し、この損失によりオイルポンプに軽い負荷がかか
り、スプライン嵌合部のガタが除去される。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
【００１１】図１は本実施例に係る制御系を示すブロッ
ク線図、図２はその油圧回路を示す回路図である。両図
に示すように、アクセルスイッチ１１は、アクセル１２
の動作状態を検出するようこのアクセル１２の近傍に配
設してあり、アクセル１２の踏み込みによりＯＮ状態に
なるとともに、アクセル１２の踏み込みが検出されない
エンジン１のアイドリング時にＯＦＦ状態になるように
構成してある。このアクセルスイッチ１１の出力信号
は、スイッチ入力インターフェース１３を介してＣＰＵ
１４に入力される。ＣＰＵ１４はアクセルスイッチ１１
がＯＦＦ状態のとき、電磁弁駆動回路１５を介してアン
ロード弁１６をオンロード状態にするようアンロード弁
１６である電磁切換弁を制御する。
ク線図、図２はその油圧回路を示す回路図である。両図
に示すように、アクセルスイッチ１１は、アクセル１２
の動作状態を検出するようこのアクセル１２の近傍に配
設してあり、アクセル１２の踏み込みによりＯＮ状態に
なるとともに、アクセル１２の踏み込みが検出されない
エンジン１のアイドリング時にＯＦＦ状態になるように
構成してある。このアクセルスイッチ１１の出力信号
は、スイッチ入力インターフェース１３を介してＣＰＵ
１４に入力される。ＣＰＵ１４はアクセルスイッチ１１
がＯＦＦ状態のとき、電磁弁駆動回路１５を介してアン
ロード弁１６をオンロード状態にするようアンロード弁
１６である電磁切換弁を制御する。
【００１２】ジョイステックレバー１７，１８はこれら
の各レバー１７ａ，１８ａを前後（図１では左右）に傾
動することによりリフトシリンダ１９及びチルトシリン
ダ２０を駆動するもので、その操作量（傾動量）に応じ
たレベルのアナログ信号をそれぞれ送出するように構成
してある。各アナログ信号はＡ／Ｄコンバータ２１でデ
ィジタル信号に変換してＣＰＵ１４に供給される。ＣＰ
Ｕ１４はＡ／Ｄコンバータ２１の出力信号であるディジ
タル信号を処理するとともに電磁弁駆動回路１５を介し
て各電磁制御弁２２，２３，２４，２５の何れか１個を
動作させる。電磁制御弁２２，２３は荷物の載置部であ
るフォークの上昇及び下降を制御するものであり、電磁
制御弁２４，２５はマストの前傾及び後傾を制御するも
のであり、それぞれリフトシリンダ１９及びチルトシリ
ンダ２０を駆動する。
の各レバー１７ａ，１８ａを前後（図１では左右）に傾
動することによりリフトシリンダ１９及びチルトシリン
ダ２０を駆動するもので、その操作量（傾動量）に応じ
たレベルのアナログ信号をそれぞれ送出するように構成
してある。各アナログ信号はＡ／Ｄコンバータ２１でデ
ィジタル信号に変換してＣＰＵ１４に供給される。ＣＰ
Ｕ１４はＡ／Ｄコンバータ２１の出力信号であるディジ
タル信号を処理するとともに電磁弁駆動回路１５を介し
て各電磁制御弁２２，２３，２４，２５の何れか１個を
動作させる。電磁制御弁２２，２３は荷物の載置部であ
るフォークの上昇及び下降を制御するものであり、電磁
制御弁２４，２５はマストの前傾及び後傾を制御するも
のであり、それぞれリフトシリンダ１９及びチルトシリ
ンダ２０を駆動する。
【００１３】コントローラ２６は、前記ＣＰＵ１４を中
心の構成要素とし、スイッチ入力インターフェース１
３、Ａ／Ｄコンバータ２１、電磁弁駆動回路１５ととも
にクロック回路２７、ＲＡＭ２８、ＲＯＭ２９及び外部
のバッテリー３０を電源とする電源回路３１等で構成し
てある。
心の構成要素とし、スイッチ入力インターフェース１
３、Ａ／Ｄコンバータ２１、電磁弁駆動回路１５ととも
にクロック回路２７、ＲＡＭ２８、ＲＯＭ２９及び外部
のバッテリー３０を電源とする電源回路３１等で構成し
てある。
【００１４】上記コントローラ２６において、ＲＯＭ２
９には、ジョイステックレバー１７，１８の操作量に対
応する制御電流が両者を対応ずけて記憶してある。ま
た、電磁制御弁２２〜２５は前記制御電流値に応じて圧
油の流量を調整する。さらに、ジョイステックレバー１
７，１８が中立点近傍の所定範囲である不感帯以外の作
業領域に操作されている場合には、アンロード弁１６を
オンロード状態にして圧油のオイルタンク３２への戻り
を阻止するように制御する。すなわち、コントローラ２
６は、図３のフローチャートに示すように、ジョイステ
ックレバー１７，１８の何れかが作業領域に在る場合、
若しくはアクセルスイッチ１１がＯＦＦ状態となってい
る場合に、アンロード弁１６がオンロード状態となるよ
うに制御する。
９には、ジョイステックレバー１７，１８の操作量に対
応する制御電流が両者を対応ずけて記憶してある。ま
た、電磁制御弁２２〜２５は前記制御電流値に応じて圧
油の流量を調整する。さらに、ジョイステックレバー１
７，１８が中立点近傍の所定範囲である不感帯以外の作
業領域に操作されている場合には、アンロード弁１６を
オンロード状態にして圧油のオイルタンク３２への戻り
を阻止するように制御する。すなわち、コントローラ２
６は、図３のフローチャートに示すように、ジョイステ
ックレバー１７，１８の何れかが作業領域に在る場合、
若しくはアクセルスイッチ１１がＯＦＦ状態となってい
る場合に、アンロード弁１６がオンロード状態となるよ
うに制御する。
【００１５】かくして、本実施例によれば、エンジン１
のアイドリング時にはアクセルスイッチ１１がＯＦＦ状
態になるので、アンロード弁１６がオンロード状態とな
り、オイルポンプ２から吐出された圧油は当該油圧回路
のアンロード弁１６を除く各弁を通ってオイルタンク３
２へ戻る。このため、各弁における損失によりオイルポ
ンプ２に軽い負荷がかかり、エンジン１とオイルポンプ
２とを連結するユニバーサルジョイント３との連結部で
あるスプライン嵌合部のガタが除去される。
のアイドリング時にはアクセルスイッチ１１がＯＦＦ状
態になるので、アンロード弁１６がオンロード状態とな
り、オイルポンプ２から吐出された圧油は当該油圧回路
のアンロード弁１６を除く各弁を通ってオイルタンク３
２へ戻る。このため、各弁における損失によりオイルポ
ンプ２に軽い負荷がかかり、エンジン１とオイルポンプ
２とを連結するユニバーサルジョイント３との連結部で
あるスプライン嵌合部のガタが除去される。
【００１６】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、エンジンのアイドリング時にオ
イルポンプに軽い負荷をかけてスプライン嵌合部のガタ
を除去することができるので、そのガタに起因する騒音
を低減することができる。
うに、本発明によれば、エンジンのアイドリング時にオ
イルポンプに軽い負荷をかけてスプライン嵌合部のガタ
を除去することができるので、そのガタに起因する騒音
を低減することができる。
【図１】本発明の実施例に係る制御系を示すブロック線
図である。
図である。
【図２】前記実施例に係る油圧回路を示す回路図であ
る。
る。
【図３】前記実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
る。
【図４】フォークリフトにおけるエンジンとオイルポン
プとの連結部を示す図で、（ａ）はその一部を破断して
示す平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線断面図、（ｃ）
は（ｂ）のＢ部を拡大して示す断面図である。
プとの連結部を示す図で、（ａ）はその一部を破断して
示す平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線断面図、（ｃ）
は（ｂ）のＢ部を拡大して示す断面図である。
１ エンジン ２ オイルポンプ ２ｂ スプライン部 １１ アクセルスイッチ １２ アクセル １６ アンロード弁 ２６ コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 正夫 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内 (72)発明者 北林 鶴治 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 オイルポンプとこのオイルポンプの駆動
源であるエンジンとがスプライン軸を介して連結してあ
り、しかも油圧回路に圧損対策のためのアンロード弁を
設けた産業車両の油圧回路の制御装置であって、 アクセルの動作状態を検出するアクセルスイッチと、 このアクセルスイッチがアクセルの踏み込みを検出して
いないエンジンのアイドリング時にはアンロード弁がオ
ンロード状態になるように制御するコントローラとを有
することを特徴とする産業車両の油圧回路の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4030634A JPH05229790A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 産業車両の油圧回路の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4030634A JPH05229790A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 産業車両の油圧回路の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229790A true JPH05229790A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12309276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4030634A Withdrawn JPH05229790A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 産業車両の油圧回路の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05229790A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008018846A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Nissan Motor Co Ltd | 産業車両の油圧制御装置 |
| CN111237209A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-05 | 苏州欣皓信息技术有限公司 | 水泵转轮稳定性监测方法、装置、电子设备和存储介质 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP4030634A patent/JPH05229790A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008018846A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Nissan Motor Co Ltd | 産業車両の油圧制御装置 |
| CN111237209A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-05 | 苏州欣皓信息技术有限公司 | 水泵转轮稳定性监测方法、装置、电子设备和存储介质 |
| CN111237209B (zh) * | 2020-02-17 | 2021-08-03 | 苏州欣皓信息技术有限公司 | 水泵转轮稳定性监测方法、装置、电子设备和存储介质 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |