JP4389912B2 - 産業車両の油圧制御装置 - Google Patents

産業車両の油圧制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4389912B2
JP4389912B2 JP2006246610A JP2006246610A JP4389912B2 JP 4389912 B2 JP4389912 B2 JP 4389912B2 JP 2006246610 A JP2006246610 A JP 2006246610A JP 2006246610 A JP2006246610 A JP 2006246610A JP 4389912 B2 JP4389912 B2 JP 4389912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
power steering
hydraulic
load signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006246610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008068648A (ja
Inventor
正幸 郡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006246610A priority Critical patent/JP4389912B2/ja
Priority to EP07015893A priority patent/EP1900607B1/en
Priority to DE602007004910T priority patent/DE602007004910D1/de
Priority to US11/843,319 priority patent/US7600463B2/en
Publication of JP2008068648A publication Critical patent/JP2008068648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4389912B2 publication Critical patent/JP4389912B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/07Supply of pressurised fluid for steering also supplying other consumers ; control thereof
    • B62D5/075Supply of pressurised fluid for steering also supplying other consumers ; control thereof using priority valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075Constructional features or details
    • B66F9/20Means for actuating or controlling masts, platforms, or forks
    • B66F9/22Hydraulic devices or systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

本発明は、フォークリフトに代表される産業車両の油圧制御装置に関し、特に、油圧パワーステアリング装置と荷役制御装置とに1個の油圧ポンプからの作動油を分流させて夫々供給する産業車両の油圧制御装置に関するものである。
従来から油圧パワーステアリング装置と荷役制御装置とに1個の油圧ポンプからの作動油を分流させて夫々供給する産業車両の油圧制御装置が提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1では、油圧ポンプから吐出された作動油をパイロット作動負荷感知形のプライオリティ流量制御バルブへ導入して一次回路装置としての全油圧パワーステアリング装置とオープンセンタ補助回路としての荷役制御装置とに配分するようにしている。このプライオリティ流量制御バルブは、流入流体のほぼ全部を一次回路装置側に流れるようにバルブスプールを付勢するスプリングを備え、このスプリングは一次回路装置の負荷信号ポートの圧力によって補助され、これらの付勢力に対向させて一次回路側圧力をバルブスプールの反対側端部に導入して、一次回路側での消費流量の低下時に補助回路側への分流量を増量するようにしている。
特許文献2では、上記油圧ポンプを電動の油圧用モータで駆動させるようにしており、ステアリングホイールの操舵角を検出することなく、その操舵速度に応じた流量の作動油をステアリングシリンダに供給するため、タイヤ角センサが検出するタイヤ角から、ステアリングホイールが操舵されるときの操舵輪の操舵速度を求め、この操舵速度に基づいて油圧用モータを制御し、油圧ポンプからプライオリティ流量制御バルブを介してステアリングシリンダに対し操舵速度に応じた流量の作動油を供給するようにしている。
特許第2645515号公報 特開2004−196110号公報
しかしながら、上記従来例では、一次回路装置である全油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの圧力変化をプライオリティ流量制御バルブのバルブスプールの端部に導入する負荷信号ラインに介挿されている制御オリフィスが、負荷信号ラインを流れる小流量に対応して極めて小さい内径に形成されているため、全油圧パワーステアリング装置の操作中に補助回路である荷役制御装置の荷役操作を急激に中止した場合に、ステアリングホイールへのキックバックが発生する不具合があった。
また、同様の理由により、荷役操作および操舵操作がされていない状態から操舵操作を開始する場合においても、パワーステアリング圧力の立上りが遅延してステアリングハンドルによる操舵操作の回し始めに引っ掛かりが発生するという不具合があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、キックバックや引掛かりの抑制に好適な産業車両の油圧制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、油圧ポンプから吐出される作動油を、油圧パワーステアリング装置へ優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給し、制御オリフィスを備えた負荷信号ラインを経由して油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの信号圧を導入することにより油圧パワーステアリング装置への作動油の分流量を変化させるプライオリティ流量制御バルブを備えた産業車両の油圧制御装置において、前記負荷信号ラインの制御オリフィスをバイパスしてその前後部分を連通させるバイパス通路を設けると共に、前記バイパス通路を開閉する開放弁を配置し、前記開放弁をパワーステアリング通路と負荷信号ポートとの圧力差が予め設定した所定値以下への低下時に開放させるようにした。
したがって、本発明では、負荷信号ラインの制御オリフィスをバイパスしてその前後部分を連通させるバイパス通路を設けると共に、前記バイパス通路を開閉する開放弁を配置し、前記開放弁をパワーステアリング通路と負荷信号ポートとの圧力差が予め設定した所定値以下への低下時に開放させるようにしたため、操舵操作も荷役操作も実行されていない状態から操舵操作を開始する場合、および、操舵操作と荷役操作が共に実行されている状態から荷役操作が中止若しくは終了される場合には、パワーステアリング通路のパワーステアリング圧力(以下では「PS圧」ともいう)と負荷信号ラインの負荷信号圧(以下では「LS圧」ともいう)との圧力差が急激に低下することに起因して開放弁が開弁位置に切換えられ、負荷信号ラインの分岐点は制御オリフィスをバイパスしてパワーステアリング通路若しくは負荷信号ポートに直接連通され、プライオリティ流量制御バルブのバルブスプールの制御オリフィスによる移動速度の制限を一時的に解除するよう作用させることができ、プライオリティ流量制御バルブのバルブスプールの迅速な移動により、パワーステアリング通路のPS圧の急激な立上りや回復を促すことができ、ステアリングホイールの回し始めの引掛かりやステアリングホイールへのキックバックを有効に抑制することができる。
以下、本発明の産業車両の油圧制御装置を各実施形態に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は、本発明を適用した産業車両の油圧制御装置の第1実施形態を示し、図1は産業車両としてのフォークリフトの油圧システム図、図2は第1実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図、図3は荷役操作およびステアリング操作がされていない状態よりのステアリング操作開始時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート、図4は荷役操作およびステアリング操作が共にされている状態よりの荷役操作の急激な停止時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート、図5は第2実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図である。
図1において、産業車両の油圧制御装置は、全油圧式のパワーステアリング装置1と荷役装置2とを備えている。パワーステアリング装置1は、油圧ポンプ3、プライオリティ流量制御バルブ4、操舵制御バルブ5、ステアリングシリンダ6等からなる公知の構成である。前記油圧ポンプ3は、プライオリティ流量制御バルブ4から、荷役装置2の荷役制御バルブ10を介してリフトシリンダ11や図示しないチルトシリンダと、操舵制御バルブ5を介してステアリングシリンダ6と、に作動油を供給する。前記油圧ポンプ3は、駆動走行用にエンジンが搭載されている車両においてはエンジンにより常時駆動される。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、パワーステアリング装置1側の油圧に基づき、油圧ポンプ3から供給される作動油から、パワーステアリング装置1側の油圧を所定圧に維持するために必要な流量の作動油をパワーステアリング通路9を経由させてパワーステアリング装置1に優先的に供給し、残りの作動油を荷役装置2を作動させる荷役制御バルブ10に供給する。
前記操舵制御バルブ5は、図2に示すように、ステアリングホイール7の操舵によって回転するオービットロールポンプ5Aと称されるメータリング装置および切換えバルブ5Bとを備え、プライオリティ流量制御バルブ4を介して油圧ポンプ3から供給される作動油を、操舵方向に対応して切換えられる切換えバルブ5Bにより操舵方向に対応させ且つその操舵速度に応じて回転するオービットロールポンプ5Aにより計量した流量だけステアリングシリンダ6に対し供給する。ステアリングシリンダ6は両ロッドタイプであって、操舵制御バルブ5から操舵方向に対応して供給される作動油によって動作し、ピストンロッド6Aを操舵方向に応じて変位させ、図示しないナックルアームを操舵方向に応じて回動させ、図示しない操舵輪を左操舵又は右操舵する。
前記切換えバルブ5Bは、ステアリングハンドル7を回転操作していない場合に中立位置にあり、プライオリティ流量制御バルブ4からパワーステアリング通路9を通して供給される作動油のオービットロールポンプ5Aへの供給を遮断し、負荷信号ポート24に制御オリフィス26A、26Bを介して供給される作動油をタンク8へドレインして負荷信号としての圧力をゼロとする。また、ステアリングハンドル7が回転操作されると、その回転方向に応じて中立位置から切換えられ、パワーステアリング通路9から供給される作動油を前記回転方向に応じてオービットロールポンプ5Aへ供給するとともに、オービットロールポンプ5Aへの供給油圧を負荷信号として負荷信号ポート24から出力する。前記負荷信号としてのオービットロールポンプ5Aへの供給圧力は、ステアリングハンドル7の操舵速度およびステアリングシリンダ6の作動負荷に応じて増減される。
前記荷役制御バルブ10は、産業車両としてのフォークリフトに適用する一例として、図2中に枠で囲って示すように、リフトシリンダ11を制御するリフト制御バルブ13と、図示しないチルトシリンダを制御するチルト制御バルブ14とを備え、いずれも操作レバー15A、15Bにより切換操作される。チルト制御バルブ14とリフト制御バルブ13とは、いずれが上流に配列されてもよいが、ここでは、リフト制御バルブ13が上流に配列されている。
前記リフト制御バルブ13は、下流のタンク8への作動油の流れを許容し且つリフトシリンダ11への作動油の給排を遮断してリフトシリンダ11をロックする中立位置LNと、下流への作動油の流れを遮断し且つチルトシリンダ11へ作動油を供給する上昇位置LUと、下流のタンク8への作動油の流れを作り且つリフトシリンダ11から作動油を排出する下降位置LDとを備え、これらの位置をリフト操作レバー15Aにより切換操作可能となっている。前記上昇位置LUにおいては、図示しないバイパス通路を経由させてチルト制御バルブ14に作動油を供給可能としている。
前記チルト制御バルブ14も同様に、下流への作動油の排出を許容し且つ図示しないチルトシリンダのシリンダ室への作動油の給排を遮断してチルトシリンダをロックする中立位置と、下流への作動油の排出を遮断し且つチルトシリンダの一方のシリンダ室に作動油を供給し且つ他方のシリンダ室から作動油を排出してチルトシリンダにより図示しないマストを前傾させる前傾位置と、下流への作動油の排出を遮断し且つチルトシリンダの他方のシリンダ室に作動油を供給し且つ一方のシリンダ室から作動油を排出してチルトシリンダにより図示しないマストを後傾させる後傾位置とを備え、これらの位置をチルト操作レバー15Bにより切換操作可能となっている。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、その第1実施例が図2に示されているように、油圧ポンプ3からの作動油を、プライオリティ流出ポート21にパワーステアリング通路9を介して接続されたパワーステアリング装置1と、過流流出ポート22に接続された荷役制御バルブ10とに分流させるものであり、分流制御のためにバルブスプール20を備え、そのバルブスプール20の位置に応じてパワーステアリング装置1側と荷役制御バルブ10側との分流割合を変更可能としている。
バルブスプール20には、油圧ポンプ3から供給される流入流体のほぼ全部をパワーステアリング装置1側に流れるように、バルブスプール20を付勢するスプリング23と、このスプリング23と協同して、負荷信号ライン25および制御オリフィス26を介して導いたパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の圧力に応じて変化する負荷圧力による付勢力とが一方の端面側に作用するよう構成している。これらの付勢力はバルブスプール20を、図中A位置側となるよう付勢する。また、これらの付勢力に対向させて他方の端面側には、パワーステアリング装置1で消費される流量低下時に補助回路である荷役制御バルブ10側への分流量を増量するように、パワーステアリング装置1への供給圧力をバルブスプール20の反対側端部に導入したフィードバック付勢力が作用するよう構成している。このフィードバック付勢力はバルブスプール20を、図中B位置側となるよう付勢する。
前記負荷圧力による付勢力は、パワーステアリング装置1への供給圧力を複数の制御オリフィス26を備える負荷信号ライン25を介してパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24に接続し、パワーステアリング装置1へのパワーステアリング通路9の供給圧力(PS圧)とパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の負荷圧力とにより複数の制御オリフィス26A、26B同士の間の負荷信号ライン25の分岐点25Aに生じる分圧を前記一方の端面に導入するようにしている。
前記複数のオリフィス26A、26B間の負荷信号ライン25の前記バルブスプール20の一方の端面に連なる分岐点25Aは、制御オリフィス26Bをバイパスするバイパス通路31を介してパワーステアリング通路9と直接連通させ、このバイパス通路31には開放弁30を配置するよう構成している。前記開放弁30は、その一端にパワーステアリング通路9の供給圧力(以下では、「パワーステアリング圧」若しくは「PS圧」という)を受けて閉弁位置(C位置)へ付勢され、他方の端面に前記負荷信号ポート24の圧力(LS圧)とセットスプリング32の付勢力を受けて開弁位置(D位置)へ付勢される。このため、前記負荷信号ポート24の圧力(LS圧)とパワーステアリング通路9のPS圧との差圧がセットスプリング32の付勢力より小さくなる場合に開弁位置(D位置)となり、前記差圧がセットスプリング32より大きくなる場合に閉弁位置(C位置)となるよう開閉動作される。即ち、前記複数のオリフィス26A、26B間の負荷信号ライン25の前記バルブスプール20の一方の端面に連なる分岐点25Aはパワーステアリング通路9に対して、開放弁30の閉弁位置(C位置)では一方の制御オリフィス26Bを介して連通し、開放弁30の開弁位置(D位置)では前記一方のオリフィス26Bをバイパスして連通する。通常、前記負荷信号ポート24の圧力(LS圧)は、パワーステアリング通路9のPS圧より低いため、開放弁30は閉弁位置(C位置)にあり、一方の制御オリフィス26Bが機能している状態となっている。
前記開放弁30の一端へのパワーステアリング通路9のPS圧の導入経路には、ダンピングオリフィス33を設置して、パワーステアリング通路9のPS圧の変動に対して遅れを持って追従させることで開放弁30の動作を安定化させている。また、ダンピングオリフィス33と並列配置して、開放弁30の一端面からパワーステアリング通路9への流体の流れは許容し、パワーステアリング通路9から開放弁30の一端面への流体の流れを遮断するチェック弁34を配置している。このチェック弁34とダンピングオリフィス33との作用により、前記開放弁30は開弁位置(D位置)へは素早く作動(開放は速く)し、閉弁位置(C位置)へはゆっくり動作(閉じは遅く)するようにしている。
以上の構成になる産業車両の油圧制御装置の動作について以下に説明する。
エンジン駆動車両においては、イグニッションキーによりエンジンが始動されると油圧ポンプ3が駆動され、吐出された作動油はプライオリティ流量制御バルブ4へ供給され、プライオリティ流量制御バルブ4はパワーステアリング装置1と荷役制御バルブ10とに分流して作動油を供給する。この場合、ステアリングホイール7が操舵中でないため、切換えバルブ5Bは中立位置にありパワーステアリング通路9よりの作動油を遮断する(通過流量、0[L/min])一方、負荷信号ライン25および制御オリフィス26を経由させて作動油をタンク8へ(通過流量は、例えば、約0.5〜1.5[L/min])還流させている。前記開放弁30は、パワーステアリング通路9のPS圧が高く、負荷信号圧(LS圧)が最低圧であるため、閉弁位置(C位置)となっている。図3は、パワーステアリング装置1の操作状態に対するパワーステアリング圧(PS圧)と負荷信号圧(LS圧)の変化を示したものであり、上記の荷役操作も操舵操作をされていない状態は、時点t0−t1の間の状態である。
前記パワーステアリング装置1で消費される流量は最小流量に抑制されて負荷信号ポート24からの負荷信号圧(LS圧)も最低圧に維持される一方、パワーステアリング装置1へのパワーステアリング通路9を経由してのPS圧は負荷信号ライン25および制御オリフィス26による圧力降下分だけ上昇(例えば、0.05[MPa])するため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はB位置側に付勢され、大部分の作動油は荷役制御バルブ10へ供給される。荷役制御バルブ10は非操作状態であるため、荷役制御バルブ10へ供給された作動油は、チルト制御バルブ14および/またはリフト制御バルブ13の中立位置を流通し、タンク8へ還流されている。
図示しない前後進レバーが中立位置から前進位置又は後進位置に切換えられ、アクセルペダルが踏込み操作されると、図示しない変速機・終減速器を介して駆動車輪が駆動されて前進又は後進させて車両走行が開始される。エンジン回転数の上昇に応じて油圧ポンプ3の吐出流量も増加され、プライオリティ流量制御バルブ4は荷役制御バルブ10への分流量を増加させ、前記荷役制御バルブ10を通過する流量も増加する。
車両の直進中にステアリングホイール7が操舵されると(図3の時点t1参照)、切換えバルブ5Bがステアリングホイール7の操舵方向に応じて切換えられ、パワーステアリング通路9を経由して供給された作動油をオービットロールポンプ5Aに供給し、ステアリングホイール7の操舵速度に応じた油量の作動油を切換えバルブ5Bを経由させてステアリングシリンダ6へ供給しようとする。切換えバルブ5Bのパワーステアリング通路9、負荷信号ライン25は下流のオービットロールポンプ5A入口で連通し、負荷信号ポート24からの負荷信号圧はパワーステアリング通路9のPS圧まで上昇される。
この負荷信号ポート24の圧力上昇は、負荷信号ライン25からプライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20の一方の端部に伝達され、バルブスプール20をB位置(荷役装置2への通路径大、パワーステアリング装置1への通路径小)側からA位置(荷役装置2への通路径小、パワーステアリング装置1への通路径大)側に付勢して、パワーステアリング装置1へ供給する作動油量を増量させようとする。
ところで、負荷信号ライン25には、小さい径(例えば、0.7φ)の制御オリフィス26A、26Bが配置されているため、制御オリフィス26A、26B間の分圧の上昇速度も制限されて、プライオリティ流量制御バルブ4のスプール20端における圧力上昇速度が制限され、スプール20の移動速度が速くできず、パワーステアリング装置1へ供給する作動油量の増量が徐々にしか増加されない。このことによりパワーステアリング圧(PS圧)の上昇も徐々にしか増圧されず(図3中の時点t1−t3間の破線図示状態を参照)、結果としてパワーステアリング装置1への流量増加が間に合わず、ステアリングホイール7の回し始めに引っ掛かりが発生する。
本実施形態においては、ステアリングホイール7の操舵操作が開始されると、切換えバルブ5Bのパワーステアリング通路9、負荷信号ライン25は下流のオービットロールポンプ5A入口で連通する。この時、負荷信号ポート24からの負荷信号圧(LS圧)も上昇方向に変化するため、LS圧とPS圧の圧力差は殆んど無くなる。そのため、前記開放弁30は閉弁位置(C位置)から開弁位置(D位置)側に移動し、制御オリフィス26Bをバイパスしてパワーステアリング通路9と分岐点25Aとを連通させる。前記開放弁30の開弁位置(D位置)への移動は、ダンピングオリフィス33に並列に配置されているチェック弁34の作動により素早く実行される。
このため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20は、制御オリフィス26Bによって移動速度を制限されることなく速やかにA位置側(荷役への通路径小、パワーステアリング装置1への通路径大)へ高速で移動し、パワーステアリング圧(PS圧)は急速に上昇(例えば、7〜8[MPa])され(図3中の実線で示した時点t2参照)、ステアリングホイール7の回し始めにおける引っかかりは改善される。パワーステアリング装置1に供給された作動油は、操舵制御バルブ5を介してステアリングシリンダ6を作動させて、操舵輪をステアリングホイール7の操舵に応じて転舵させる。
なお、PS圧が十分に上昇すると、PS流量、LS流量ともに十分に流れるようになるため、PS圧・LS圧との間の差圧が大きくなる。これにより開放弁30は閉弁位置(C位置)に移動し、制御オリフィス26Bが機能する状態となる。前記開放弁30の閉弁位置(C位置)への移動は、開放弁30の一端面へのPS圧の導入経路にチェック弁34と並列に配置されたダンピングオリフィス33を介して行われるため、開放弁30はゆっくりと閉じられ、正規の制御状態になるまで、プライオリティ流量制御バルブ4の速い移動速度を確保できる。
車両が荷役作業を開始するために減速されて、いずれかの荷役レバー15が操作されると、図示しないが、荷役レバー15の操作量を検出する操作量センサが車両には設置されており、エンジン駆動車両においては、そのときの操作量に基づいてエンジン回転数が上昇され、油圧ポンプ3から吐出される作動油の流量が増量されてプライオリティ流量制御バルブ4に供給される。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、ステアリング装置1側の負荷ポート24の圧力が変化しないことから、ステアリング装置1に供給する作動油量を増大させず、荷役装置2の荷役制御バルブ10に供給する作動油の流量を、荷役レバー15の操作量に応じて増大させる(図2中のB位置側に付勢される)。その結果、操作された荷役レバー15の操作量に応じた流量の作動油がチルト制御バルブ14もしくはリフト制御バルブ13から制御されるチルトシリンダもしくはリフトシリンダ11等の荷役機器の油圧シリンダに供給され、荷役レバー15の操作量に応じた動作速度で荷役装置2が作動する。
図4は荷役操作と操舵操作の両操作がなされている状態から荷役操作を中止若しくは停止させた場合における、荷役側圧力とパワーステアリング装置1側の圧力(PS圧)の変化を示すタイムチャートである。以下では、このタイムチャートも含めて説明する。
以上のように、パワーステアリング装置1と荷役装置2との両者が操作されている状態(図4中の時点t5−t6参照)から荷役装置2の操作が停止された場合(時点t6)には、荷役レバー15の操作量がゼロとなる。エンジン駆動車両においては、荷役レバー15の操作量がゼロとなることによりエンジン回転数を荷役装置2作動中に対して回転低下され、油圧ポンプ3からプライオリティ流量制御バルブ4に供給する作動油量を減少させる。
また、荷役装置2の操作の停止は、チルト制御バルブ14および/またはリフト制御バルブ13の中立位置LNへの切換を意味し、荷役制御バルブ10へ供給された作動油はその全量がタンク8へ還流される。荷役制御バルブ10への供給圧(プライオリティ流量制御バルブ4への油圧ポンプ3よりの供給圧でもある)は、図4に実線で示すように、荷役制御バルブ10への供給圧(プライオリティ流量制御バルブ4への油圧ポンプ3よりの供給圧)は急激にゼロに低下される。
プライオリティ流量制御バルブ4は、前記荷役制御バルブ10への供給圧(プライオリティ流量制御バルブ4への油圧ポンプ3よりの供給圧でもある)の低下に伴い、荷役制御バルブ10側に供給する作動油量を増大させたB位置側からパワーステアリング装置1への油量を確保するA位置側へバルブスプール20を復帰させるよう付勢する必要がある。しかしながら、このバルブスプール20のA位置への復帰移動は、負荷信号ライン25に配置されている小径の制御オリフィス26に制限されて、その移動速度が速くできず、パワーステアリング装置1へ供給するパワーステアリング圧(PS圧)の維持が間に合わず、供給圧力の低下とともにパワーステアリング圧(PS圧)、負荷圧力(LS圧)も低下され(図4の時点t7−t9参照)、バルブスプール20のA位置への移動開始(時点t9〜)に伴ってパワーステアリング圧(PS圧)および負荷圧力(LS圧)が徐々に上昇される(時点t9〜t10)こととなる。前記パワーステアリング圧力(PS圧)の低下(特に、時点t7〜t9)はパワーステアリング装置1のアシスト力の一時的な低下を招き、ステアリングホイール7の操作力を一時的に増加させるキックバックを発生させる。
しかしながら、開放弁30が設置されている本実施形態においては、PS圧の低下により、PS流量およびLS流量も急激に低下することとなり、PS圧とLS圧との圧力差が殆んど無くなり(図4の時点t7)、開放弁30はセットスプリング32により開弁位置(D位置)へ移動し、制御オリフィス26Bをバイパスしてパワーステアリング通路9と分岐点25Aとを連通させる。前記開放弁30の開弁位置(D位置)への移動は、ダンピングオリフィス33に並列に配置されているチェック弁34の作動により素早く実行される。
このため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20は、制御オリフィス26Bによって移動速度を制限されることなく速やかにA位置側(荷役への通路径小、パワーステアリング装置1への通路径大)へ高速で移動し、パワーステアリング圧(PS圧)は急速に上昇(例えば、7〜8[MPa]、図4中の実線で示した時点t8参照))される。従って、パワーステアリング装置1のアシスト力の一時的な低下を最小限とでき、ステアリングホイール7の操作力を一時的に増加させるキックバックの発生が改善される。
なお、PS圧が十分に上昇すると、PS流量、LS流量ともに十分に流れるようになるため、PS圧・LS圧との間の差圧が大きくなる。これにより開放弁30は閉弁位置(C位置)に移動し、制御オリフィス26Bが機能する状態となる。前記開放弁30の閉弁位置(C位置)への移動は、開放弁30の一端面へのPS圧の導入経路にチェック弁34と並列に配置されたダンピングオリフィス33を介して行われるため、開放弁30はゆっくりと閉じられ、正規の制御状態になるまで、プライオリティ流量制御バルブ4の速い移動速度を確保できる。
ステアリングホイール7の操作が停止されると、ステアリングホイール7が操舵中でないため、前述のように、パワーステアリング装置1で消費される流量は最小流量に抑制されてその負荷信号ポート24からの負荷信号圧も低圧に維持され、パワーステアリング装置1へのPS圧力も必要最小限に維持されるため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はB位置側に付勢され、大部分の作動油は荷役制御バルブ10へ供給される。
また、荷役装置2のみが作動される場合においても、エンジン駆動車両においては、ステアリングホイール7が操舵中でないため、パワーステアリング装置1で消費される流量は最小流量に抑制されて負荷信号ポート24からの負荷信号圧(LS圧)も低圧に維持され、パワーステアリング装置1へのPS圧力も必要最小限に維持されるため、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20はB位置に付勢され、大部分の作動油は荷役制御バルブ10へ供給される。そして、いずれかの荷役レバー15のそのときの操作量に基づいてエンジン回転数が増加され、油圧ポンプ3から吐出される作動油の流量が増量されてプライオリティ流量制御バルブ4に供給される。
前記プライオリティ流量制御バルブ4は、ステアリング装置1側の負荷ポート24の圧力が変化しない、または、ステアリングホイール7が操作されていないことから、ステアリング装置1に供給する作動油量を最小限とし、荷役装置2の荷役制御バルブ10に供給する作動油の流量を、荷役レバー15の操作量に応じて増大させる(図2中のA位置側に付勢される)。その結果、操作された荷役レバー15の操作量に応じた流量の作動油がチルト制御バルブ14もしくはリフト制御バルブ13から制御されるチルトシリンダもしくはリフトシリンダ11等の荷役装置2の油圧シリンダに供給され、荷役レバー15の操作量に応じた動作速度で荷役装置2を作動させることができる。
図5は図2に示す産業車両の油圧制御装置の改良例である第2実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図である。図5に示すプライオリティ流量制御バルブ4においては、パワーステアリング通路9と負荷信号ライン25の分岐点25Aとの間に並列状態で別々に設けていた制御オリフィス26Bと開放弁30とを一体化させたものである。
即ち、パワーステアリング通路9と分岐点25Aとの間に配置する開放弁30の閉弁状態(C位置)において、弁30の前後通路を連通させる制御オリフィス26Bが開通するようにしたものである。このように、制御オリフィス26Bと開放弁30を一体化することで、コンパクトとなり安価に構成することができる。
上記した実施形態においては、開放弁30を負荷信号ライン25の分岐点25Aとパワーステアリング通路9とを連通させる制御オリフィス26Bをバイパスするバイパス通路31に設けるものについて説明したが、図6および図7に示すように、負荷信号ライン25の分岐点25Aと負荷信号ポート24との間に配置する制御オリフィス26Aをバイパスするバイパス通路35に開放弁30を設けるものであってもよい。
即ち、図6に示す第3実施例のプライオリティ流量制御バルブ4およびパワーステアリング装置1の詳細を説明する油圧回路図では、負荷信号ライン25の分岐点25Aと負荷信号ポート24との間に配置する制御オリフィス26Aをバイパスするバイパス通路35を設け、このバイパス通路35に開放弁30を配置するよう構成している。この開放弁30は、その一端にパワーステアリング通路9のPS圧を受けて閉弁位置(C位置)へ付勢され、他方の端面に前記負荷信号ポート24の圧力(LS圧)とセットスプリング32の付勢力を受けて開弁位置(D位置)へ付勢される。このため、前記負荷信号ポート24の圧力(LS圧)とパワーステアリング通路9のPS圧との差圧がセットスプリング32の付勢力より小さくなる場合に開弁位置(D位置)となり、前記差圧がセットスプリング32より大きくなる場合に閉弁位置(C位置)となるよう開閉動作される。
即ち、前記複数のオリフィス26A、26B間の負荷信号ライン25の前記バルブスプール20の一方の端面に連なる分岐点25Aは、負荷信号ポート24に対して、開放弁30の閉弁位置(C位置)では他方の制御オリフィス26Aを介して連通し、開放弁30の開弁位置(D位置)では前記他方のオリフィス26Aをバイパスして連通する。通常、前記負荷信号ポート24の圧力(LS圧)は、パワーステアリング通路9のPS圧より低いため、開放弁30は閉弁位置(C位置)にあり、他方の制御オリフィス26Aが機能している状態となっている。
また、図7に示す第4実施例のプライオリティ流量制御バルブ4およびパワーステアリング装置1の詳細を説明する油圧回路図では、第3実施例の負荷信号ポート24と負荷信号ライン25の分岐点25Aとの間に並列状態で別々に設けていた制御オリフィス26Aと開放弁30とを一体化させて、コンパクトとなり安価に構成したものである。
いずれの実施例においても、前記開放弁30の一端へのパワーステアリング通路9のPS圧の導入経路には、ダンピングオリフィス33を設置して、パワーステアリング通路9のPS圧の変動に対して遅れを持って追従させることで開放弁30の動作を安定化させている。また、ダンピングオリフィス33と並列配置して、開放弁30の一端面からパワーステアリング通路9への流体の流れは許容し、パワーステアリング通路9から開放弁30の一端面への流体の流れを遮断するチェック弁34を配置している。このチェック弁34とダンピングオリフィス33との作用により、前記開放弁30は開弁位置(D位置)へは素早く作動(開放は速く)し、閉弁位置(C位置)へはゆっくり動作(閉じは遅く)するようにしている。
これら第3および第4実施例においても、開放弁30の閉弁時は、開放弁30が装備されていない産業車両の油圧制御装置と同様に作動させることができる。そして、操舵操作も荷役操作も実行されていない状態から操舵操作を開始する場合、および、操舵操作と荷役操作が共に実行されている状態から荷役操作が中止若しくは終了される場合には、パワーステアリング通路9のPS圧と負荷信号ライン25の負荷信号圧LS圧との圧力差が急激に低下することに起因して開放弁30が開弁位置(D位置)に切換えられ、負荷信号ライン25の分岐点25Aは負荷信号ポート24に直接連通され、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20の制御オリフィス26Aによる移動速度の制限を一時的に解除するよう作用させることができる。したがって、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20の迅速な移動により、パワーステアリング通路9のPS圧の急激な立上りや回復を促すことができ、ステアリングホイール7の回し始めの引掛かりやステアリングホイール7へのキックバックを有効に抑制することができる。
なお、上記実施形態において、プライオリティ流量制御バルブ4から荷役制御バルブ10に供給された作動油は、リフト制御バルブ13およびチルト制御バルブ14等の各作動弁が作動されていない中立位置において、各作動弁の中立位置を通過した後に直接タンク8に還流させるものについて説明したが、この中立状態において背圧を発生させる背圧発生手段を経由させた後にタンク8に還流させるものであってもよい。この背圧発生手段としては、図示はしないが、背圧を発生させる固定オリフィスや予め設定した一定の圧力を発生させるリリーフバルブであってもよい。更には、通過する作動油量に応じて絞り開口面積を拡大させて背圧を発生させる可変オリフィスであってもよい。
これらの背圧発生手段を設けることにより、荷役操作を終了若しくは中止して供給された作動油をタンク8へ排出するとき、その排出油量を固定オリフィス、可変オリフィス若しくはリリーフ弁により制限して、荷役制御バルブ10側への供給圧力を任意圧力に維持できる。そのため、プライオリティ流量制御バルブ4の制御遅れを許容でき、前記負荷信号ライン25の制御オリフィス26の機能を開放する開放弁30との組合せにより、パワーステアリング装置1側への供給圧力を確実に維持して、パワーステアリング装置1でのキックバックの発生を完全に低減することもできる。
しかも、前記固定オリフィス、可変オリフィス若しくはリリーフ弁と組合わせて使用する場合には、荷役制御バルブ10の上流側から分岐してタンク8に連通するバイパス通路を設け、このバイパス通路中に荷役制御バルブ10の操作中は閉弁し、荷役制御バルブ10の中立位置への切換え操作時に所定の時間遅れをもって開くアンロード弁を配置することにより、荷役をしていない時は、アンロード弁を開とし、作動油を直接タンク8へリターンすることで、この圧損を防止できる。また、荷役操作中止でアンロード弁を閉から開にするとき、ディレイを入れることで、ディレイ間、荷役操作中止(スプールを中立に戻す)時の急激な荷役圧力低下を防止でき、この点でも、パワーステアリング装置1のキックバックを確実に低減できる。
前記アンロード弁を、パワーステアリング装置1の操舵操作が開始された段階で閉弁させ、操舵操作が継続されている間は閉弁状態とされることにより、荷役装置2へ供給された作動油の全量がオリフィスやリリーフ弁を通過することとなり、その上流通路の圧力を急激に上昇させ、ポンプ吐出圧のそれ以上の上昇を誘引し、パワーステアリング装置1へ流れる作動油の供給量を増加させる。さらに、ポンプ吐出圧とパワーステアリング装置1側との圧力差は、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20をA位置側へ移動させる圧力として作用し、その圧力差の大きさに比例して、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20に急激にA位置側に移動させようとする力が発生する。この力でプライオリティ流量制御バルブ4のパワーステアリング装置1側の開口量が大きく増加し、パワーステアリング装置1への作動油の流量は充分に確保される。これにより、操舵開始時の引っ掛かりが確実に減少させることができる。
また、上記実施形態において、油圧ポンプ3をエンジンで駆動するエンジン駆動車に適用するものについて説明したが、図示しないが、駆動走行用に電動モータが用いられている産業車両においても、専用の電動モータからなる油圧用モータによりパワーステアリング装置1への作動油の流量確保のために、油圧用モータをほぼ常時回転しているタイプでは、エンジン駆動車と同じように有効に圧損を低減できる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)油圧ポンプ3から吐出される作動油を、油圧パワーステアリング装置1へ優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置2の荷役制御バルブ10に残りの作動油を分流させて供給し、制御オリフィス26を備えた負荷信号ライン25を経由して油圧パワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の信号圧を導入することにより油圧パワーステアリング装置1への作動油の分流量を変化させるプライオリティ流量制御バルブ4を備えた産業車両の油圧制御装置において、前記負荷信号ライン25の制御オリフィス26をバイパスしてその前後部分を連通させるバイパス通路31を設けると共に、前記バイパス通路31を開閉する開放弁30を配置し、前記開放弁30をパワーステアリング通路9と負荷信号ポート24との圧力差が予め設定した所定値以下への低下時に開放させるようにした。
このため、操舵操作も荷役操作も実行されていない状態から操舵操作を開始する場合、および、操舵操作と荷役操作が共に実行されている状態から荷役操作が中止若しくは終了される場合には、パワーステアリング通路9のPS圧と負荷信号ライン25の負荷信号圧LS圧との圧力差が急激に低下することに起因して開放弁30が開弁位置に切換えられ、負荷信号ライン25の分岐点25Aは制御オリフィス26をバイパスしてパワーステアリング通路9若しくは負荷信号ポート24に直接連通され、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20の制御オリフィス26による移動速度の制限を一時的に解除するよう作用させることができ、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20の迅速な移動により、パワーステアリング通路9のPS圧の急激な立上りや回復を促すことができ、ステアリングホイール7の回し始めの引掛かりやステアリングホイール7へのキックバックを有効に抑制することができる。
(イ)負荷信号ライン25は、パワーステアリング通路9と負荷信号ポート24とを連通させる通路により構成され、一対の制御オリフィス26A、26Bが直列に配置され、一対の制御オリフィス26A、26B間を分岐させて油圧パワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の信号圧をプライオリティ流量制御バルブ4に導入するものであり、前記バイパス通路31は負荷信号ライン25の分岐点25Aとパワーステアリング通路9とを連通させるよう配置され且つ開放弁30が配置されていること、若しくは、前記バイパス通路31は負荷信号ライン25の分岐点25Aと負荷信号ポート24とを連通させるよう配置され且つ開放弁30が配置されているものである。
このことにより、操舵操作と荷役操作が共に実行されている状態から荷役操作が中止若しくは終了される場合には、PS圧とLS圧の圧力差が少なくなったとき、この開放弁30を開放し、小径の制御オリフィス26A若しくは26Bによる作動油の移動速度制限を低減するため、プライオリティ流量制御バルブ4の移動速度制限が少なくなり、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20が高速でパワーステアリング通路9への流路面積を開く方向に移動するためPS圧は急速に回復し、パワーステアリング装置1のキックバック改善ができる。
また、操舵操作も荷役操作も実行されていない状態から操舵操作を開始する場合には、PS圧とLS圧の圧力差が少なくなったとき、この開放弁30を開放し、小径の制御オリフィス26A若しくは26Bによる作動油の移動速度制限を低減するため、プライオリティ流量制御バルブ4の移動速度制限が少なくなり、プライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20が高速でパワーステアリング通路9への流路面積を開く方向に移動するため、PS圧は急速に上昇し、パワーステアリング装置1の回し始めの引っ掛かり改善ができる。
(ウ)開放弁30は、前記パワーステアリング通路9と負荷信号ポート24との差圧で動作し、前記差圧が所定値より小さい場合に開放状態となり、前記差圧が所定値より大きい場合に閉じ状態となることにより、操舵操作と荷役操作とがオフ状態では、PS圧が低下し、オービットロールポンプ5Aヘの作動油供給が殆んど無くなるため、PS圧とLS圧は差圧が少なくなる。また、ステアリングホイール7の回し始めには、パワーステアリング装置1への作動油供給が殆んど無い状態で、負荷信号ライン25とパワーステアリング通路9はオービットロールポンプ5A入口で連通するため、PS圧とLS圧の差圧は少なくなる。そこで、PS圧とLS圧の差圧が小さいときは開放弁30を開放状態にして、小径の制御オリフィス26A若しくは26Bによる作動油の移動速度制限を減少させることで、プライオリティ流量制御バルブ4の移動速度が速くなり、PS圧の低下が早く回復し、荷役操作オフ時のキックバック、パワーステアリング装置1の回し始めの引っ掛かりは改善される。
また、PS圧が回復すると、PS流量が十分に流れるため、PS圧とLS圧の差圧が大きくなり、開放弁30は再び閉じ状態となり、プライオリティ流量制御バルブ4は正規の制御流量状態で安定する。
ところで、開放弁30で、制御オリフィス26A若しくは26Bを開放してしまうと制御オリフィス26A若しくは26Bの機能が無くなり、PS圧とLS圧の圧力差が十分に発生しなくなるのではと懸念されるが、一対のもう一方の小径の制御オリフィス26B若しくは26Aが負荷信号ライン25に残っているため、LS流量が十分に流れるようになると、制御オリフィス26B若しくは26Aの上流のPS圧と制御オリフィス26B若しくは26Aの下流のLS圧には確実に差圧が発生する。そのため、その差圧を利用している開放弁30は確実に閉弁動作し、PS圧とLS圧の差圧が少なくなると、開放弁30を開放状態にし、差圧が大きくなると開放弁30を閉じ状態することができる。
(エ)パワーステアリング通路9の圧力をパイロット圧として開放弁30に導入する経路中には、ダンピングオリフィス33と、このダンピングオリフィス33と並列配置においてパワーステアリング通路9から開放弁30への流れは阻止するも開放弁30側からパワーステアリング通路9への流れは許容するチェック弁34を備えることにより、開放弁30の動作速度を、開放は速く、閉じは遅くできる。これにより、PS圧とLS圧の差圧が減少したとき(即ち、荷役オフ時やパワーステアリング装置1の回し始め時)は開放弁30を素早く開放し、PS圧とLS圧の差圧が増加した時(通常の制御状態に近づいた時)はゆっくりと開放弁30を閉じることで、正規の制御状態になるまで、早いプライオリティ流量制御バルブ4のバルブスプール20の移動速度を確保できる。
(オ)バイパス通路31は負荷信号ライン25の分岐点25Aからパワーステアリング装置1の負荷信号ポート24若しくはプライオリティ流量制御バルブ4のプライオリティ流出ポート21へのいずれか一方部分の通路により構成され、前記開放弁30は、開放状態においてバイパス通路31を連通させ、閉じ状態において一体に備える制御オリフィス26B若しくは26Aによりバイパス通路31を連通させることにより、コンパクトに安価な部品構成とすることができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明を適用した産業車両の油圧制御装置の第2実施形態を示すプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図である。本実施形態においては、開放弁を電磁ソレノイドバルブにより形成する構成を第1実施形態に追加したものである。なお、第1実施形態と同一装置・部品には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図8において、電磁ソレノイドバルブで構成した開放弁30は、電磁ソレノイド36が励磁されていない場合には、セットスプリング37により閉弁位置(C位置)に位置され、パワーステアリング通路9と負荷信号ライン25の分岐点25Aとを制御オリフィス26Bを介して連通させるよう機能し、電磁ソレノイドバルブ36が励磁された場合には、セットスプリング37に抗して開弁位置(D位置)に切換えられ、パワーステアリング通路9と負荷信号ライン25の分岐点25Aとを直接連通させるよう機能する。
前記電磁ソレノイド36は、ステアリングホイール7の操舵操作を検出する操舵センサ38よりの操舵信号と、荷役装置2の荷役レバー15の操作を検出する荷役センサ39よりの荷役操作信号との入力に基づいてソレノイド駆動信号を出力するコントローラ40によりON−OFF制御するよう構成している。
そして、コントローラ40は、操舵信号と荷役操作信号とに基づき、操舵信号と荷役操作信号とが共にオフ状態にある場合から操舵信号がオン状態に変化した場合、および、操舵信号と荷役操作信号とが共にオン状態にある場合から荷役操作信号がオフ状態に変化した場合に、その時点から所定時間だけ、電磁ソレノイド36を励磁するよう構成している。その他の構成は、第1実施形態と同様に構成している。
以上の構成の本実施形態の産業車両の油圧制御装置においては、開放弁30を電磁ソレノイド36で切換え作動させるものであるため、油圧のパイロット圧により切換え作動させる場合に比較して、安定して作動させることができる。特に、外気が寒冷な地域や冬季等において、作動油の粘度が増加する等によりパイロット油圧の立上り動作が遅くなり、開放弁30の動作が遅くなる影響を低減することができる。
なお、上記実施形態において、開放弁30を配置する位置として、パワーステアリング通路9と負荷信号ライン25の分岐点25Aとの間に配置するものについて説明したが、図示はしないが、負荷信号ライン25の分岐点25Aと負荷信号ポート24との間に配置するものであってもよい。
本実施形態においては、第1実施形態における効果(ア)〜(オ)に加えて以下に記載した効果を奏することができる。
(カ)油圧ポンプ3から吐出される作動油を、油圧パワーステアリング装置1へ優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置2の荷役制御バルブ10に残りの作動油を分流させて供給し、制御オリフィス26を備えた負荷信号ライン25を経由して油圧パワーステアリング装置1の負荷信号ポート24の信号圧を導入することにより油圧パワーステアリング装置1への作動油の分流量を変化させるプライオリティ流量制御バルブ4を備えた産業車両の油圧制御装置において、前記負荷信号ライン25の制御オリフィス26をバイパスしてその前後部分を連通させるバイパス通路31を設けると共に、前記バイパス通路31を開閉する開放弁30を配置し、操舵操作と荷役操作とが共にされていない状態にある場合から操舵が開始された場合、および、操舵操作と荷役操作が共に作動された状態にある場合から荷役操作が中止若しくは終了された場合に、前記開放弁30を開放させることにより、油圧のパイロット圧で動作させる開放弁30に比較して、低温によるパイロット油圧の変化(例えば、粘度上昇により開放弁の動作が遅くなる)の影響を低減することができ、安定した開放弁30の動作ができる。
本発明の一実施形態を示す産業車両の油圧制御装置の概略構成図。 同じく第1実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図。 荷役操作およびステアリング操作がされていない状態よりのステアリング操作開始時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート。 荷役操作およびステアリング操作が共にされている状態よりの荷役操作の急激な停止時におけるプライオリティ流量制御バルブの圧力特性のタイムチャート。 第2実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図。 第3実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図。 第4実施例のプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図。 本発明の第2実施形態を示す産業車両の油圧制御装置におけるプライオリティ流量制御バルブおよびパワーステアリング装置の詳細を説明する油圧回路図。
符号の説明
1 パワーステアリング装置
2 荷役装置
3 油圧ポンプ
4 プライオリティ流量制御バルブ
5 操舵制御バルブ
6 ステアリングシリンダ
7 ステアリングホイール
8 タンク
9 パワーステアリング通路
10 荷役制御バルブ
20 バルブスプール
30 開放弁

Claims (7)

  1. 油圧ポンプから吐出される作動油を、油圧パワーステアリング装置へ優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給し、制御オリフィスを備えた負荷信号ラインを経由して油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの信号圧を導入することにより油圧パワーステアリング装置への作動油の分流量を変化させるプライオリティ流量制御バルブを備えた産業車両の油圧制御装置において、
    前記負荷信号ラインの制御オリフィスをバイパスしてその前後部分を連通させるバイパス通路を設けると共に、前記バイパス通路を開閉する開放弁を配置し、
    前記開放弁をパワーステアリング通路と負荷信号ポートとの圧力差が予め設定した所定値以下への低下時に開放させるようにしたことを特徴とする産業車両の油圧制御装置。
  2. 前記負荷信号ラインは、パワーステアリング通路と負荷信号ポートとを連通させる通路により構成され、一対の制御オリフィスが直列に配置され、一対の制御オリフィス間を分岐させて油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの信号圧をプライオリティ流量制御バルブに導入するものであり、
    前記バイパス通路は負荷信号ラインの分岐点とパワーステアリング通路とを連通させるよう配置され且つ開放弁が配置されているものであることを特徴とする請求項1に記載の産業車両の油圧制御装置。
  3. 前記負荷信号ラインは、パワーステアリング通路と負荷信号ポートとを連通させる通路により構成され、一対の制御オリフィスが直列に配置され、一対の制御オリフィス間を分岐させて油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの信号圧をプライオリティ流量制御バルブに導入するものであり、
    前記バイパス通路は負荷信号ラインの分岐点と負荷信号ポートとを連通させるよう配置され且つ開放弁が配置されているものであることを特徴とする請求項1に記載の産業車両の油圧制御装置。
  4. 前記開放弁は、前記パワーステアリング通路と負荷信号ポートとの差圧で動作し、前記差圧が所定値より小さい場合に開放状態となり、前記差圧が所定値より大きい場合に閉じ状態となることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の産業車両の油圧制御装置。
  5. 前記パワーステアリング通路の圧力をパイロット圧として開放弁に導入する経路中には、ダンピングオリフィスと、このダンピングオリフィスと並列配置においてパワーステアリング通路から開放弁への流れは阻止するも開放弁側からパワーステアリング通路への流れは許容するチェック弁を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の産業車両の油圧制御装置。
  6. 前記バイパス通路は負荷信号ラインの分岐点からパワーステアリング装置の負荷信号ポート若しくはプライオリティ流量制御バルブのプライオリティ流出ポートへのいずれか一方部分の通路により構成され
    前記開放弁は、開放状態においてバイパス通路を連通させ、閉じ状態において一体に備える制御オリフィスによりバイパス通路を連通させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の産業車両の油圧制御装置。
  7. 油圧ポンプから吐出される作動油を、油圧パワーステアリング装置へ優先的に分流して供給し且つ荷役制御装置の荷役制御バルブに残りの作動油を分流させて供給し、制御オリフィスを備えた負荷信号ラインを経由して油圧パワーステアリング装置の負荷信号ポートの信号圧を導入することにより油圧パワーステアリング装置への作動油の分流量を変化させるプライオリティ流量制御バルブを備えた産業車両の油圧制御装置において、
    前記負荷信号ラインの制御オリフィスをバイパスしてその前後部分を連通させるバイパス通路を設けると共に、前記バイパス通路を開閉する開放弁を配置し、
    操舵操作と荷役操作とが共にされていない状態にある場合から操舵が開始された場合、および、操舵操作と荷役操作が共に作動された状態にある場合から荷役操作が中止若しくは終了された場合に、前記開放弁を開放させることを特徴とする産業車両の油圧制御装置。
JP2006246610A 2006-09-12 2006-09-12 産業車両の油圧制御装置 Active JP4389912B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006246610A JP4389912B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 産業車両の油圧制御装置
EP07015893A EP1900607B1 (en) 2006-09-12 2007-08-13 Oil pressure supply circuit for industrial vehicle
DE602007004910T DE602007004910D1 (de) 2006-09-12 2007-08-13 Öldruckzufuhrschaltung für ein Industrie-Fahrzeug
US11/843,319 US7600463B2 (en) 2006-09-12 2007-08-22 Oil pressure supply circuit for industrial vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006246610A JP4389912B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 産業車両の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008068648A JP2008068648A (ja) 2008-03-27
JP4389912B2 true JP4389912B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=38779678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006246610A Active JP4389912B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 産業車両の油圧制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7600463B2 (ja)
EP (1) EP1900607B1 (ja)
JP (1) JP4389912B2 (ja)
DE (1) DE602007004910D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5113129B2 (ja) * 2008-09-01 2013-01-09 日産フォークリフト株式会社 産業車両の油圧回路装置
GB2480474B (en) * 2010-05-20 2016-10-05 Ford Global Tech Llc An oil supply system for an engine
EP2661409B1 (en) 2011-01-04 2016-12-28 Crown Equipment Corporation Materials handling vehicle having a manifold located on a power unit for maintaining fluid pressure at an output port at a commanded pressure corresponding to an auxiliary device operating pressure
JP5896041B2 (ja) * 2012-12-19 2016-03-30 株式会社島津製作所 液圧回路及び荷役車両
KR102349181B1 (ko) * 2018-02-05 2022-01-10 현대건설기계 주식회사 압력 손실을 개선한 지게차용 스티어링의 유압시스템
US11391308B2 (en) * 2018-04-11 2022-07-19 Komatsu Ltd. Work vehicle
CN108502816B (zh) * 2018-05-08 2023-07-14 安徽合力股份有限公司 旁通式能量再生叉车液压系统
CN109555747B (zh) * 2019-02-01 2023-08-25 杭叉集团股份有限公司 一种叉车液压系统及叉车集成阀

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1200764B (it) * 1984-11-28 1989-01-27 Zahnradfabrik Friedrichshafen Dispositivo di comando per due dispositivi d'impostazione idraulici,alimentanti ciascuno tramite un ramo di corrente e mediante una pompa ad altra pressione
US4759182A (en) 1987-07-24 1988-07-26 Eaton Corporation Steering control unit with flow amplification
JPH01183426A (ja) 1988-01-18 1989-07-21 Canon Inc ガラス吸着装置
JPH04228371A (ja) 1990-05-24 1992-08-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業車両の油圧式操向制御装置
US5179835A (en) * 1991-08-15 1993-01-19 Eaton Corporation Brake valve for use in load sensing hydraulic system
JPH05178223A (ja) 1991-12-27 1993-07-20 Toyota Motor Corp 車輌用統合型油圧供給装置
JPH08192758A (ja) 1995-01-19 1996-07-30 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置
US5620026A (en) * 1995-03-17 1997-04-15 Eaton Corporation Fluid controller and improved backflow prevention therefor
GB2324575B (en) * 1997-04-24 2000-08-09 Caterpillar Inc Load sense hydraulic system
JP4062085B2 (ja) 2002-12-18 2008-03-19 株式会社豊田自動織機 電気式産業車両の操舵装置
US6886489B2 (en) * 2003-02-04 2005-05-03 Lund Boat Company Cover fastening system for a boat
ES2322490T3 (es) * 2005-05-17 2009-06-22 Nissan Motor Co., Ltd. Maquina dobladora, en especial maquina dobladora de cables.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008068648A (ja) 2008-03-27
US20080060354A1 (en) 2008-03-13
US7600463B2 (en) 2009-10-13
EP1900607B1 (en) 2010-02-24
EP1900607A2 (en) 2008-03-19
EP1900607A3 (en) 2009-02-25
DE602007004910D1 (de) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4389912B2 (ja) 産業車両の油圧制御装置
JP5113129B2 (ja) 産業車両の油圧回路装置
US7997379B2 (en) Hydraulic steering
EP2123541B1 (en) Steering system for working vehicle
JPH0616145A (ja) ハイドロスタティック・パワーステアリング装置
JPH09109908A (ja) 産業用車両の油圧操向システム
WO2008023516A1 (fr) Système d'entraînement de ventilateur
JP4247986B2 (ja) 車両のステアリング制御装置
KR20080059735A (ko) 지게차의 유압시스템
JP4687236B2 (ja) 産業車両の油圧制御装置
JP5065632B2 (ja) 産業車両の油圧制御装置
JP4889709B2 (ja) 産業車両の油圧装置
KR20080060512A (ko) 지게차의 유압시스템
JP3890215B2 (ja) 自動操舵システム
JP3663361B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3070387B2 (ja) 荷役車両における流体圧回路
WO2020230362A1 (ja) 産業車両用コントロールバルブおよび産業車両
JPH07172328A (ja) 荷役車両における流体圧回路
JP2008069796A (ja) 作業車輌の油圧回路
JP3553009B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3732154B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2008162410A (ja) 作業車両のステアリングおよび作業機の制御装置
JP2022018597A (ja) 産業車両の油圧制御装置
JP2006151321A (ja) パワーステアリング装置
JP3125224B2 (ja) 動力舵取装置の操舵力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090915

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4389912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350