JP5064816B2 - メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、メモリに関し、特に、ダイオードを含むメモリセルを備えたメモリに関する。
従来、メモリの一例として、ダイオードをそれぞれ含む複数のメモリセルがマトリクス状に配置されたクロスポイント型のマスクROM(以下、ダイオードROMという)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図11は、上記特許文献1に開示された従来のクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。図11を参照して、従来のクロスポイント型のダイオードROMは、メモリセルアレイ101の内部に、複数のワード線WLおよび複数のビット線BLが互いに交差するように配置されている。このワード線WLおよびビット線BLは、それぞれ、後述するロウデコーダ106およびカラムデコーダ107に接続されている。
また、各ワード線WLには、所定数の選択トランジスタ102のゲート電極が互いに所定の間隔を隔てて接続されている。この選択トランジスタ102は、一対のnチャネルトランジスタ102aおよび102bによって構成されている。また、選択トランジスタ102を構成する一対のnチャネルトランジスタ102aおよび102bは、共通のソース領域を有する。そして、選択トランジスタ102(nチャネルトランジスタ102aおよび102b)のソース領域は、ソース線S101を介して接地されている。また、同一のワード線WLに接続された選択トランジスタ102において、互いに隣接する一方の選択トランジスタ102(nチャネルトランジスタ102a)および他方の選択トランジスタ102(nチャネルトランジスタ102b)は、共通のドレイン領域を有する。
また、メモリセルアレイ101の内部には、1つのダイオード103をそれぞれ含む複数のメモリセル104が設けられている。この複数のメモリセル104は、複数のワード線WLおよび複数のビット線BLの各々に沿ってマトリクス状に配列されているとともに、各ワード線WLに選択トランジスタ102を介して所定数ずつ接続されている。具体的には、選択トランジスタ102を構成するnチャネルトランジスタ102aおよび102bのドレイン領域に、所定数のダイオード103の各々のカソードが接続されている。また、複数のメモリセル104のうち、所定のメモリセル104のダイオード103のアノードは、対応するビット線BLに接続されている一方、所定のメモリセル104以外のメモリセル104のダイオード103のアノードは、対応するビット線BLに接続されていない。そして、従来のダイオードROMでは、ビット線BLに対するダイオード103のアノードの接続の有無によって、メモリセル104に保持されるデータが「0」または「1」に区別される。
また、メモリセルアレイ101の外部には、アドレス入力回路105と、ロウデコーダ106と、カラムデコーダ107と、データ判別手段としてのセンスアンプ108と、出力回路109とが設けられている。
次に、従来のクロスポイント型のダイオードROMのデータの読み出し動作について説明する。なお、以下の読み出し動作の説明では、図11中の破線で囲まれたメモリセル104(以下、選択メモリセル104という)が選択されているとする。
従来のデータの読み出し動作では、まず、ロウデコーダ106により、複数のワード線WLの電位が、アドレス入力回路105から出力されたアドレスデータに基づいて変化される。具体的には、選択メモリセル104に接続されたワード線WL(以下、選択ワード線WLという)の電位および選択ワード線WL以外の非選択のワード線WL(以下、非選択ワード線WLという)の電位が、それぞれ、HレベルおよびLレベルに変化される。このため、選択ワード線WLに接続された選択トランジスタ102がオン状態になるとともに、非選択ワード線WLに接続された選択トランジスタ102がオフ状態になる。これにより、選択ワード線WLに接続されたメモリセル104では、対応する選択トランジスタ102がオン状態であることから、ダイオード103のカソードの電位がソース線S101を介してGNDレベル(Lレベル)に低下する。その一方、非選択ワード線WLに接続されたメモリセル104では、対応する選択トランジスタ102がオフ状態であることから、ダイオード104のカソードがフローティング状態になる。
また、選択メモリセル104に対応するビット線BL(以下、選択ビット線BLという)は、アドレス入力回路105から出力されたアドレスデータに基づいて、カラムデコーダ107によりセンスアンプ108に電気的に接続されるとともに、選択ビット線BL以外の非選択のビット線BL(以下、非選択ビット線BLという)は、フローティング状態になる。この際、選択メモリセル104に含まれるダイオード103のアノードが選択ビット線BLに接続されていないので、センスアンプ108にLレベルの電位が伝達されない。この場合には、センスアンプ108内に設けられた負荷回路(図示せず)によって、選択ビット線BLの電位がHレベルに保持される。これにより、センスアンプ108では、選択ビット線BLの電位を判別して増幅した後、選択ビット線BLのHレベルの電位とは逆極性のLレベルの信号を出力する。その結果、出力回路109は、センスアンプ108からLレベルの信号を受けることにより、Lレベルの信号を外部に出力する。
特開2005−268370号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来のクロスポイント型のダイオードROMでは、データの読み出しの際に非選択ビット線BLがフローティング状態になるので、その非選択ビット線BLに接続された非選択のメモリセル104(ダイオード103)のアノードの電位が変動しやすくなる。たとえば、非選択のメモリセル104(ダイオード103)のアノードの電位がHレベルから低下すると、それに伴ってその非選択のメモリセル104が接続された非選択ビット線BLに接続されたその他の非選択のメモリセル104のカソードの電位もHレベルから低下するという不都合がある。この場合、データを読み出す際に、選択ビット線BLにアノードが接続されたダイオード103を含む非選択のメモリセル104が存在する場合には、その非選択のメモリセル104(ダイオード103)のカソードの低い電位に引っ張られて選択ビット線BLの電位が一時的に低下するという不都合が発生する。その結果、選択ビット線BLの電位がHレベルに復帰するまでの待機時間が必要になるので、ダイオードROMを高速で動作させるのが困難になるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、高速で動作させることが可能なメモリを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面によるメモリは、複数のワード線と、複数のワード線の各々に接続され、対応するワード線が選択されることによりオン状態になる第1トランジスタと、第1トランジスタのソース/ドレイン領域の一方にカソードが接続されたダイオードをそれぞれ含む複数のメモリセルと、第1トランジスタのソース/ドレイン領域の他方側に接続され、選択されたメモリセルから読み出されるデータを判別するためのデータ判別手段と、複数のワード線と交差するように配置された複数のビット線とを備え、データの読み出し時に、選択されたビット線には、Hレベルの第1電位の信号が供給されるとともに、非選択のビット線には、Lレベルの第2電位の信号が供給されており、第1トランジスタがそれぞれ接続された複数のワード線は、所定数のワード線をそれぞれ含む複数のワード線グループに分類されており、第1トランジスタのソース/ドレイン領域の他方とデータ判別手段とを複数のワード線グループ毎に繋ぐ複数の第1信号線をさらに備える


この一の局面によるメモリでは、上記のように、複数のワード線の各々に接続されるとともに、対応するワード線が選択されることによりオン状態になる第1トランジスタのソース/ドレイン領域の一方に、メモリセルに含まれるダイオードのカソードを接続し、かつ、ソース/ドレイン領域の他方側に、選択されたメモリセルから読み出されるデータを判別するためのデータ判別手段を接続することによって、データの読み出し時に、ビット線をデータ判別手段に接続することなく、第1トランジスタのソース/ドレイン領域の他方側の電位に基づいてデータの判別を行うことができる。これにより、ビット線にデータ判別手段を接続する場合と異なり、データの読み出し時に、ビット線をフローティング状態にする必要がないので、選択されたビット線の電位を第1電位(たとえば、Hレベル)に固定することができるとともに、非選択のビット線を第2電位(たとえば、Lレベル)に固定することができる。このようにデータの読み出し時に、非選択のビット線の電位を固定することができるので、非選択のビット線の電位の変動を防止することができる。これにより、非選択のビット線の電位の変動に起因する非選択のメモリセルに含まれるダイオードのカソードの電位の変動を防止することができる。したがって、データの読み出し時に、非選択のメモリセルに含まれるダイオードのカソードの電位の変動に起因する選択されたビット線の電位の変動を抑制することができる。その結果、選択されたビット線の電位が復帰するまでの待機時間が不要になるので、メモリを高速で動作させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。図2は、図1に示した第1実施形態によるダイオードROMのアドレス入力回路の内部構成を示した回路図であり、図3は、図1に示した第1実施形態によるダイオードROMのロウデコーダの内部構成を示した回路図である。まず、図1〜図3を参照して、第1実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成について説明する。
第1実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMでは、図1に示すように、メモリセルアレイ1の内部に、複数のワード線WLおよび複数のビット線BLが互いに交差するように配置されている。このワード線WLおよびビット線BLは、それぞれ、後述するロウデコーダ6およびカラムデコーダ7に接続されている。なお、第1実施形態では、1024本のワード線WLがメモリセルアレイ1の内部に配置されており、その1024本のワード線WLの各々に、「0」と「1」とを含むビットからなる複数桁のアドレスが割り当てられている。また、図1には、1024本のワード線WLに対して1行目から順に通し番号(0〜1023)を付与し、1024本のワード線WLのうち、0〜3、1022および1023の通し番号が付与されたワード線WLのみを図示している。
ここで、第1実施形態では、1024本のワード線WLは、256本のワード線WLをそれぞれ含む4つのワード線グループG0〜G3に分けられている。具体的には、アドレスの下2桁のビットが(0、0)であるワード線WLを含むワード線グループを1つ目のワード線グループG0とし、アドレスの下2桁のビットが(0、1)であるワード線WLを含むワード線グループを2つ目のワード線グループG1としている。また、アドレスの下2桁のビットが(1、0)であるワード線WLを含むワード線グループを3つ目のワード線グループG2とし、アドレスの下2桁のビットが(1、1)であるワード線WLを含むワード線グループを4つ目のワード線グループG3としている。
また、各ワード線WLには、所定数の選択トランジスタ2のゲート電極が互いに所定の間隔を隔てて接続されている。なお、選択トランジスタ2は、本発明の「第1トランジスタ」の一例である。この選択トランジスタ2は、一対のnチャネルトランジスタ2aおよび2bによって構成されている。また、選択トランジスタ2を構成する一対のnチャネルトランジスタ2aおよび2bは、共通のソース領域を有する。また、同一のワード線WLに接続された選択トランジスタ2において、互いに隣接する一方の選択トランジスタ2(nチャネルトランジスタ2a)および他方の選択トランジスタ2(nチャネルトランジスタ2b)は、共通のドレイン領域を有する。
また、メモリセルアレイ1の内部には、1つのダイオード3をそれぞれ含む複数のメモリセル4が設けられている。この複数のメモリセル4は、複数のワード線WLおよび複数のビット線BLの各々に沿ってマトリクス状に配列されているとともに、各ワード線WLに選択トランジスタ2を介して所定数ずつ接続されている。具体的には、選択トランジスタ2を構成するnチャネルトランジスタ2aおよび2bのドレイン領域に、所定数のダイオード3の各々のカソードが接続されている。また、複数のメモリセル4のうち、所定のメモリセル4(データ「1」が保持されたメモリセル)のダイオード3のアノードは、対応するビット線BLに接続されている一方、所定のメモリセル4以外のメモリセル4(データ「0」が保持されたメモリセル)のダイオード3のアノードは、対応するビット線BLに接続されていない。そして、第1実施形態によるダイオードROMでは、ビット線BLに対するダイオード3のアノードの接続の有無によって、メモリセル4に保持されるデータが「0」または「1」に区別される。
また、メモリセルアレイ1の外部には、アドレス入力回路5と、ロウデコーダ6と、カラムデコーダ7と、データ判別回路8と、出力回路9とが設けられている。なお、データ判別回路8は、本発明の「データ判別手段」の一例である。アドレス入力回路5は、外部から所定のアドレスが入力されることに応答して、ロウデコーダ6およびカラムデコーダ7にアドレスデータを供給する機能を有する。すなわち、アドレス入力回路5の内部には、外部から入力されるアドレスに対応した信号を生成するための信号生成回路10(図2参照)が設けられている。
アドレス入力回路5の内部に設けられた信号生成回路10は、図2に示すように、選択されたワード線WLに対応するアドレス(複数桁のビット)に基づいて、そのアドレスに対応した信号W0〜W19を生成する機能を有する。
なお、図2中の信号RA0は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの1桁目のビットに基づいた信号であり、図2中の信号RA1は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの2桁目のビットに基づいた信号である。また、信号/RA0および/RA1は、それぞれ、信号RA0およびRA1の電位を反転させた電位を有する反転信号である。すなわち、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(0、0)の場合には、信号RA0およびRA1の両方の電位がLレベルとなり、信号/RA0および/RA1の両方の電位がHレベルとなる。また、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(0、1)の場合には、信号RA0およびRA1の電位が、それぞれ、HレベルおよびLレベルとなり、信号/RA0および/RA1の電位が、それぞれ、LレベルおよびHレベルとなる。また、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(1、0)の場合には、信号RA0およびRA1の電位が、それぞれ、LレベルおよびHレベルとなり、信号/RA0および/RA1の電位が、それぞれ、HレベルおよびLレベルとなる。また、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(1、1)の場合には、信号RA0およびRA1の両方の電位がHレベルとなり、信号/RA0および/RA1の両方の電位がLレベルとなる。
また、信号生成回路10は、4つの2入力NAND回路11a〜11dと、4つのインバータ回路12a〜12dとを含んでいる。2入力NAND回路11aの一方の入力端子には、信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号/RA1が入力される。また、2入力NAND回路11bの一方の入力端子には、信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号/RA1が入力される。また、2入力NAND回路11cの一方の入力端子には、信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号RA1が入力される。また、2入力NAND回路11dの一方の入力端子には、信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号RA1が入力される。
また、2入力NAND回路11a〜11dの出力端子には、それぞれ、インバータ回路12a〜12dの入力端子が接続されている。そして、信号W0は、インバータ回路12aの出力端子から出力されるとともに、信号線W1は、インバータ回路12bの出力端子から出力される。また、信号W2は、インバータ回路12cの出力端子から出力されるとともに、信号W3は、インバータ回路12dの出力端子から出力される。
また、信号W4〜W7、信号W8〜W11、信号W12〜W15および信号W16〜W19を生成するための信号生成回路(図示せず)は、それぞれ、信号生成回路10と同様の回路構成を有する。ただし、信号W4〜W7は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの3桁目のビットに基づいた信号(RA2および/RA2)と、4桁目のビットに基づいた信号(RA3および/RA3)とによって生成される。また、信号W8〜W11は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの5桁目のビットに基づいた信号(RA4および/RA4)と、6桁目のビットに基づいた信号(RA5および/RA5)とによって生成される。また、信号W12〜W15は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの7桁目のビットに基づいた信号(RA6および/RA6)と、8桁目のビットに基づいた信号(RA7および/RA7)とによって生成される。また、信号W16〜W19は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの9桁目のビットに基づいた信号(RA8および/RA8)と、10桁目のビットに基づいた信号(RA9および/RA9)とによって生成される。
アドレス入力回路5を上記のように構成することによって、アドレス入力回路5に所定のアドレスが入力された場合には、信号生成回路10において、信号W0〜W3のうちの1つの信号のみがHレベルになり、他の信号がLレベルになるように信号W0〜W3が生成される。また、信号W4〜W7、信号W8〜W11、信号W12〜W15および信号W16〜W19を生成するための信号生成回路(図示せず)についても、信号生成回路10と同様にして、信号W4〜W7、信号W8〜W11、信号W12〜W15および信号W16〜W19が生成される。
また、図1に示すように、ロウデコーダ6は、アドレス入力回路5から供給されたアドレスデータに基づいて所定のワード線WLを選択し、かつ、選択されたワード線WLにHレベルの信号を供給するとともに、非選択のワード線WLにLレベルの信号を供給する機能を有する。このロウデコーダ6は、図3に示すように、各ワード線WLに出力端子が接続された1024個の5入力AND回路13を含んでいる。
そして、第1実施形態では、ワード線グループG0に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路13の1つ目の入力端子に、アドレス入力回路5(図2参照)で生成される信号W0が供給されている。また、ワード線グループG1に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路13の1つ目の入力端子には、アドレス入力回路5で生成される信号W1が供給されている。また、ワード線グループG2に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路13の1つ目の入力端子には、アドレス入力回路5で生成される信号W2が供給されている。また、ワード線グループG3に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路13の1つ目の入力端子には、アドレス入力回路5で生成される信号W3が供給されている。このように、第1実施形態では、アドレス入力回路5で生成される信号W0〜W3の供給先は、ワード線グループG0〜G3毎に異なっている。すなわち、4つのワード線グループG0〜G3は、5入力AND回路13の1つ目の入力端子に供給される信号W0〜W3によって分類されている。
また、5入力AND回路13の2つ目の入力端子には、アドレス入力回路5(図2参照)で生成される信号W4〜W7のうちのいずれか1つが供給されている。また、5入力AND回路13の3つ目の入力端子には、アドレス入力回路5で生成される信号W8〜W11のうちのいずれか1つが供給されている。また、5入力AND回路13の4つ目の入力端子には、アドレス入力回路5で生成される信号W12〜W15のうちのいずれか1つが供給されている。また、5入力AND回路13の5つ目の入力端子には、アドレス入力回路5で生成される信号W16〜W19のうちのいずれか1つが供給されている。なお、第1実施形態では、選択されたワード線WLに接続される5入力AND回路13のみがHレベルの信号を出力するように、信号W0〜W19の供給先が決定されている。
また、第1実施形態では、図1に示すように、カラムデコーダ7は、カラムデコーダ7に接続されたビット線BLに所定の電位を有する信号を供給する機能を有する。具体的には、カラムデコーダ7は、アドレス入力回路5から供給されたアドレスデータに基づいて所定のビット線BLを選択し、かつ、選択されたビット線BLにHレベルの信号を供給するとともに、非選択のビット線BLにLレベルの信号を供給するように構成されている。なお、選択されたビット線BLに供給されるHレベルの信号は、本発明の「第1電位の信号」の一例であり、非選択のビット線BLに供給されるLレベルの信号は、本発明の「第2電位の信号」の一例である。
また、データ判別回路8は、選択されたメモリセル4から読み出されたデータ(信号)の電位を判別するとともに、その判別結果に応じた信号を出力回路9に供給する機能を有する。具体的には、選択されたメモリセル4に保持されたデータがHレベルの場合には、Hレベルの信号がデータ判別回路8から出力回路9に供給されるとともに、選択されたメモリセル4に保持されたデータがLレベルの場合には、Lレベルの信号がデータ判別回路8から出力回路9に供給される。
また、データ判別回路8は、4入力NAND回路14と、2入力NAND回路15a〜15dとを含んでいる。4入力NAND回路14の入力端子は、2入力NAND回路15a〜15dの出力端子に接続されているとともに、4入力NAND回路14の出力端子は、出力回路9に接続されている。また、2入力NAND回路15a〜15dの一方の入力端子には、それぞれ、アドレス入力回路5で生成される信号W0〜W3が供給されている。すなわち、第1実施形態では、2入力NAND回路15aに、ワード線グループG0に対応する信号W0が供給されているとともに、2入力NAND回路15bに、ワード線グループG1に対応する信号W1が供給されている。また、2入力NAND回路15cに、ワード線グループG2に対応する信号W2が供給されているとともに、2入力NAND回路15dに、ワード線グループG3に対応する信号W3が供給されている。これにより、第1実施形態では、所定のワード線WLが選択された場合に、信号W0〜W3のうちのいずれか1つのみがHレベルになるので、2入力NAND回路15a〜15dのうちのいずれか1つの一方の入力端子にのみHレベルの信号が供給される。
また、第1実施形態では、2入力NAND回路15a〜15dの他方の入力端子は、それぞれ、信号線S0〜S3に接続されている。なお、信号線S0〜S3は、本発明の「第1信号線」の一例である。この信号線S0〜S3は、各ワード線グループG0〜G3毎に所定数ずつ設けられている。具体的には、信号線S0は、ワード線グループG0に含まれるワード線WLに対応する選択トランジスタ2のソース領域に接続されている。また、信号線S1は、ワード線グループG1に含まれるワード線WLに対応する選択トランジスタ2のソース領域に接続されている。また、信号線S2は、ワード線グループG2に含まれるワード線WLに対応する選択トランジスタ2のソース領域に接続されている。また、信号線S3は、ワード線グループG3に含まれるワード線WLに対応する選択トランジスタ2のソース領域に接続されている。また、信号線S0〜S3は、抵抗R1を介して接地されている。
次に、図1〜図3を参照して、第1実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMのデータの読み出し動作について説明する。なお、以下の読み出し動作の説明では、図1中の破線で囲まれたメモリセル4(以下、選択メモリセル4という)が選択されているとする。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたワード線WL(図1では、ワード線WL0)のアドレスの1桁目から10桁目までのビットを、(0、0、0、0、0、0、0、0、0、0)とする。また、以下の読み出し動作の説明では、選択メモリセル4以外の非選択のメモリセル4を非選択メモリセル4という。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたワード線WLを選択ワード線WL0というとともに、選択ワード線WL0以外の非選択のワード線WLを非選択ワード線WLという。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたビット線BLを選択ビット線BLというとともに、選択ビット線BL以外の非選択のビット線BLを非選択ビット線BLという。
まず、図1に示すように、アドレス入力回路5に、選択メモリセル4に対応するアドレスが外部から入力される。これにより、アドレス入力回路5からアドレスデータが出力されるとともに、そのアドレス入力回路5から出力されたアドレスデータが、ロウデコーダ6およびカラムデコーダ7に供給される。
この際、図2に示した信号生成回路10では、以下のような動作が行われる。すなわち、まず、選択ワード線WL0に対応するアドレスの下2桁のビットが(0、0)であることから、信号RA0およびRA1の両方の電位がLレベルとなり、信号/RA0および/RA1の両方の電位がHレベルとなる。これにより、2入力NAND回路11aの一方の入力端子にHレベルの信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にHレベルの信号/RA1が入力されることによって、2入力NAND回路11aの出力端子からLレベルの信号が出力される。また、2入力NAND回路11bの一方の入力端子にLレベルの信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にHレベルの信号/RA1が入力されることによって、2入力NAND回路11bの出力端子からHレベルの信号が出力される。また、2入力NAND回路11cの一方の入力端子にHレベルの信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にLレベルの信号RA1が入力されることによって、2入力NAND回路11cの出力端子からHレベルの信号が出力される。また、2入力NAND回路11dの一方の入力端子にLレベルの信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にLレベルの信号RA1が入力されることによって、2入力NAND回路11dの出力端子からHレベルの信号が出力される。
そして、2入力NAND回路11a〜11dの出力端子から出力された信号は、それぞれ、インバータ回路12a〜12dの入力端子に入力される。これにより、インバータ回路12aの出力端子からは、Lレベルの信号が反転されてHレベルの信号W0が出力される。また、インバータ回路12b〜12dの出力端子からは、それぞれ、Hレベルの信号が反転されてLレベルの信号W1〜W3が出力される。すなわち、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応する信号W0がHレベルになるとともに、選択ワード線WL0を含まないワード線グループG1〜G3に対応する信号W1〜W3がLレベルになる。また、信号W4〜W7、信号W8〜W11、信号W12〜W15および信号W16〜W19を生成するための信号生成回路(図示せず)についても、信号生成回路10と同様の動作が行われる。
また、図3に示すように、アドレス入力回路5(図2参照)で生成された信号W0〜W19が供給されるロウデコーダ6では、信号W0〜W19の電位に基づいて、選択ワード線WL0に接続された5入力AND回路13からHレベルの信号が出力されるとともに、非選択ワード線WLに接続された5入力AND回路13からLレベルの信号が出力される。これにより、選択ワード線WL0にのみHレベルの信号が供給されるとともに、非選択ワード線WLにLレベルの信号が供給される。その結果、図1に示すように、選択ワード線WL0に対応する選択トランジスタ2のゲート電極の電位がHレベルになることにより、その選択トランジスタ2がオン状態になる。その一方、非選択ワード線WLに対応する選択トランジスタ2のゲート電極の電位がLレベルになることにより、その選択トランジスタ2がオフ状態になる。
また、カラムデコーダ7に接続される各ビット線BLには、アドレスデータに基づいて、カラムデコーダ7から所定の電位を有する信号が供給される。具体的には、選択ビット線BLにのみHレベルの信号が供給されるとともに、非選択ビット線BLにLレベルの信号が供給される。
ロウデコーダ6およびカラムデコーダ7が上記のように動作することによって、選択メモリセル4に保持されたデータ(信号)は、対応するオン状態の選択トランジスタ2を介して信号線S0に供給される。具体的には、第1実施形態では、選択メモリセル4に含まれるダイオード3のアノードが選択ビット線BLに接続されているので、選択ビット線BLに供給されているHレベルの信号が信号線S0に伝達される。その一方、選択メモリセル4に含まれるダイオード3のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合には、選択ビット線BLに供給されているHレベルの信号が信号線S0に伝達されない。なお、非選択ワード線WLに接続される非選択メモリセル4に保持されたデータは、対応する選択トランジスタがオフ状態であることから、信号線S0〜S3に伝達されることはない。
この際、データ判別回路8では、ワード線グループG0に対応する2入力NAND回路15aの一方の入力端子に、ワード線グループG0に対応するHレベルの信号W0が供給されるとともに、ワード線グループG1〜G3に対応する2入力NAND回路15b〜15dの一方の入力端子の各々に、ワード線グループG1〜G3に対応するLレベルの信号W1〜W3が供給された状態になっている。この状態で、2入力NAND回路15aの他方の入力端子に信号線S0を介してHレベルの信号が供給されることから、2入力NAND回路15aからLレベルの信号が出力される。その一方、2入力NAND回路15b〜15dの一方の入力端子の各々にLレベルの信号W1〜W3が供給されることから、2入力NAND回路15b〜15dの他方の入力端子の各々に信号線S1〜S3を介して供給される信号にかかわらず、2入力NAND回路15b〜15dからHレベルの信号が出力される。
そして、2入力NAND回路15aから出力されるLレベルの信号、および、2入力NAND回路15b〜15dから出力されるHレベルの信号は、4入力NAND回路14に供給される。これにより、4入力NAND回路14からHレベルの信号が出力されるとともに、そのHレベルの信号が出力回路9に供給される。その結果、Hレベルの信号が出力回路9から出力される。
なお、選択メモリセル4に含まれるダイオード3のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合には、2入力NAND回路15aの他方の入力端子に信号線S0を介してLレベルの信号が供給される。このため、2入力NAND回路15a〜15dから出力される全ての信号がHレベルになるとともに、そのHレベルの信号が4入力NAND回路14に供給されるので、4入力NAND回路14からLレベルの信号が出力される。その結果、出力回路9にLレベルの信号が供給されるので、Lレベルの信号が外部に出力される。この場合、選択ワード線WL0に対応する非選択メモリセル4において、ダイオード3のアノードが非選択ビット線BLに接続されていたとしても、非選択ビット線BLにLレベルの信号が供給されているので、非選択メモリセル4に含まれるダイオード3のカソードの電位がHレベルに上昇することがない。したがって、データの読み出し時に、選択メモリセル4に含まれるダイオード3のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合に、信号線S0にHレべルの信号が伝達されることはない。
第1実施形態では、上記のように、選択トランジスタ2のドレイン領域に、メモリセル4に含まれるダイオード3のカソードを接続し、かつ、ソース領域に、信号線S0〜S3を介してデータ判別回路8を接続することによって、データの読み出し時に、ビット線BLをデータ判別回路8に接続することなく、選択トランジスタ2のソース領域の電位に基づいてデータの判別を行うことができる。これにより、ビット線BLにデータ判別回路8を接続する場合と異なり、データの読み出し時に、ビット線BLをフローティング状態にする必要がないので、選択ビット線BLの電位をHレベルに固定することができるとともに、非選択ビット線BLをLレベルに固定することができる。このようにデータの読み出し時に、非選択ビット線BLの電位を固定することができるので、非選択ビット線BLの電位の変動を防止することができる。これにより、非選択ビット線BLの電位の変動に起因する非選択メモリセル4に含まれるダイオード3のカソードの電位の変動を防止することができる。したがって、データの読み出し時に、非選択メモリセル4に含まれるダイオード3のカソードの電位の変動に起因する選択ビット線BLの電位の変動を抑制することができる。その結果、選択ビット線BLの電位が復帰するまでの待機時間が不要になるので、ダイオードROMを高速で動作させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、各ワード線グループG0〜G3に対応する選択トランジスタ2のソース領域を、それぞれ、各ワード線グループG0〜G3毎に設けられた信号線S0〜S3を介してデータ判別回路8に接続することによって、容易に、信号線S0〜S3を介して、各ワード線グループG0〜G3に対応する選択トランジスタ2のソース領域の電位に基づいたデータ判別を行うことができる。また、各ワード線グループG0〜G3毎に設けられた信号線S0〜S3により、選択トランジスタ2のソース領域とデータ判別回路8とを繋ぐように構成することによって、1024本のワード線WL毎に配置されたワード線WLと同じ数の信号線により、選択トランジスタ2のソース領域とデータ判別回路8とを繋ぐ場合に比べて、信号線の数を減少させることができる。これにより、データ判別回路8に接続される信号線の容量を低減することができるので、ダイオードROMの動作をより高速化することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。図5は、図4に示した第2実施形態によるダイオードROMのメモリセルアレイの一部を示した断面図である。図6は、図4に示した第2実施形態によるダイオードROMのロウデコーダの内部構成を示した回路図である。図4〜図6を参照して、この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、1024本のワード線WLを16個のワード線グループG0〜G15に分類する場合について説明する。
第2実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMでは、図4に示すように、メモリセルアレイ21の内部に、上記第1実施形態と同様に、複数(1024本)のワード線WLおよび複数のビット線BLが互いに交差するように配置されている。なお、図4には、1024本のワード線WLのうち、0、1、63、64、1020および1023の通し番号が付与されたワード線WLのみを図示している。
そして、第2実施形態では、1024本のワード線WLは、64本のワード線WLをそれぞれ含む16個のワード線グループG0〜G15に分けられている。具体的には、1行目〜64行目(WL0〜WL63)のワード線WLを含むワード線グループを1つ目のワード線グループG0とし、65行目〜128行目(WL64〜WL127)のワード線WLを含むワード線グループを2つ目のワード線グループG1としている。ワード線グループG2〜G15についても、129行目(WL128)のワード線WLから順にグループ分けがなされている。すなわち、16個目のワード線グループG15は、959行目〜1023行目(WL960〜WL1024)のワード線WLを含んでいる。
また、各ワード線WLには、所定数の選択トランジスタ22のゲート電極が互いに所定の間隔を隔てて接続されている。なお、選択トランジスタ22の構成は、上記第1実施形態の選択トランジスタ2と同様である。
また、メモリセルアレイ21の内部には、1つのダイオード23をそれぞれ含む複数のメモリセル24が設けられている。なお、ダイオード23およびメモリセル24の構成は、それぞれ、上記第1実施形態のダイオード3およびメモリセル4と同様である。
ここで、第2実施形態では、16個のワード線グループG0〜G15に、それぞれ、nチャネルトランジスタからなる選択トランジスタ31が配置されている。この選択トランジスタ31のゲート電極は、後述するロウデコーダ26に接続されている。また、選択トランジスタ31のソース/ドレイン領域の一方は、各ワード線グループG0〜G15毎に設けられたローカル信号線LSを介して、対応するワード線グループに含まれる選択トランジスタ22のソース領域に接続されている。また、選択トランジスタ31のソース/ドレイン領域の他方は、16個のワード線グループG0〜G15に共通のグローバル信号線GSを介して、後述するセンスアンプ28に接続されている。このセンスアンプ28に接続されるグローバル信号線GSは、抵抗R2を介して接地されている。なお、選択トランジスタ31は、本発明の「第2トランジスタ」の一例である。また、ローカル信号線LSおよびグローバル信号線GSは、それぞれ、本発明の「副信号線」および「主信号線」の一例である。
そして、選択トランジスタ31は、対応するワード線グループが選択されたワード線WLを含んでいる場合には、ロウデコーダ26によりオン状態になるように制御される。その一方、対応するワード線グループが選択されたワード線WLを含んでいない場合には、ロウデコーダ26によりオフ状態になるように制御される。
また、上記したメモリセルアレイ21は、図5に示すような断面構造を有する。具体的には、メモリセルアレイ21の断面構造としては、p型シリコン基板41の上面に、選択トランジスタ22のソース領域およびドレイン領域としての機能を有するn型不純物領域41aおよび41bが形成されている。なお、n型不純物領域41bは、ダイオード23のカソードとしての機能も有する。また、p型シリコン基板41のn型不純物領域41bの内部には、ダイオード23のアノードとしての機能を有する複数のp型不純物領域41cが互いに所定の間隔を隔てて形成されている。そして、上記したダイオ―ド23は、n型不純物領域(カソード)41bと、p型不純物領域(アノード)41cとによって構成されている。
また、p型シリコン基板41上のn型不純物領域41aとn型不純物領域41bとの間の領域には、ゲート絶縁膜42を介して、ゲート電極43が形成されている。また、ゲート絶縁膜42およびゲート電極43の側面上には、サイドウォール膜44が形成されている。そして、上記した選択トランジスタ22(nチャネルトランジスタ22aおよび22b)は、n型不純物領域(ソース領域)41aおよびn型不純物領域(ドレイン領域)41bと、ゲート絶縁膜42と、ゲート電極43とによって構成されている。
また、p型シリコン基板41上には、選択トランジスタ22を覆うように、1層目の層間絶縁膜45が形成されている。この1層目の層間絶縁膜45のn型不純物領域41a(選択トランジスタ22のソース領域)およびp型不純物領域41c(ダイオード23のアノード)に対応する領域には、コンタクトホール45aが形成されている。1層目の層間絶縁膜45のコンタクトホール45aには、プラグ46が埋め込まれている。そして、上記したローカル信号線LSは、1層目の層間絶縁膜45上のn型不純物領域41a(選択トランジスタ22のソース領域)に対応する領域に形成されているとともに、プラグ46を介してn型不純物領域41aに接続されている。また、1層目の層間絶縁膜45上のp型不純物領域41c(ダイオード23のアノード)に対応する領域には、1層目の接続層47が形成されている。
また、1層目の層間絶縁膜45上には、ローカル信号線LSおよび接続層47を覆うように、2層目の層間絶縁膜48が形成されている。そして、上記したグローバル信号線GSは、2層目の層間絶縁膜48上のローカル信号線LSに対応する領域に形成されている。すなわち、グローバル信号線GSおよびローカル信号線LSは、2層目の層間絶縁膜48により絶縁されている。また、2層目の層間絶縁膜48の接続層47に対応する領域には、コンタクトホール48aが形成されているとともに、そのコンタクトホール48aには、プラグ49が埋め込まれている。また、2層目の層間絶縁膜48上のプラグ49に対応する領域には、2層目の接続層50が形成されている。
また、2層目の層間絶縁膜48上には、グローバル信号線GSおよび接続層50を覆うように、3層目の層間絶縁膜51が形成されている。また、3層目の層間絶縁膜51の所定領域には、コンタクトホール51aが形成されているとともに、そのコンタクトホール51aには、プラグ52が埋め込まれている。そして、上記した複数のビット線BLは、3層目の層間絶縁膜51上に互いに所定の間隔を隔てて配置されている。また、複数のビット線BLは、プラグ52を介して2層目の接続層50(ダイオード23のアノード)に接続されているビット線BLと、2層目の接続層50(ダイオード23のアノード)に接続されていないビット線BLとを含んでいる。
また、図4に示すように、メモリセルアレイ21の外部には、アドレス入力回路25と、ロウデコーダ26と、カラムデコーダ27と、センスアンプ28と、出力回路29とが設けられている。なお、センスアンプ28は、本発明の「データ判別手段」の一例である。アドレス入力回路25は、上記第1実施形態のアドレス入力回路5と同様、外部から所定のアドレスが入力されることに応答して、ロウデコーダ26およびカラムデコーダ27にアドレスデータを供給する機能を有する。すなわち、アドレス入力回路25の内部には、上記第1実施形態の信号生成回路10と同様、入力されたアドレスに対応した信号W0〜W19を生成するための信号生成回路(図示せず)が設けられている。
また、ロウデコーダ26は、アドレス入力回路25から供給されたアドレスデータに基づいて所定のワード線WLを選択し、かつ、選択されたワード線WLにHレベルの信号を供給するとともに、非選択のワード線WLにLレベルの信号を供給する機能を有する。このロウデコーダ26は、図6に示すように、各ワード線WLに出力端子が接続された1024個の5入力AND回路32を含んでいる。
そして、第2実施形態では、ワード線グループG0に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路32の4つ目および5つ目の入力端子に、それぞれ、アドレス入力回路25(図4参照)で生成される信号W12およびW16が供給されている。また、ワード線グループG1に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路32の4つ目および5つ目の入力端子には、それぞれ、アドレス入力回路25で生成される信号W13およびW16が供給されている。また、ワード線グループG15に含まれるワード線WLに接続された5入力AND回路32の4つ目および5つ目の入力端子には、それぞれ、アドレス入力回路25で生成される信号W15およびW19が供給されている。このように、第2実施形態では、アドレス入力回路25で生成される信号W12〜W15および信号W16〜W19の供給先は、ワード線グループG0〜G15毎に異なっている。すなわち、16個のワード線グループG0〜G15は、5入力AND回路32の4つ目および5つ目の入力端子に供給される信号W12〜W15および信号W16〜W19の組み合わせによって分類されている。
また、5入力AND回路32の1つ目の入力端子には、アドレス入力回路25(図4参照)で生成される信号W0〜W3のうちのいずれか1つが供給されている。また、5入力AND回路32の2つ目の入力端子には、アドレス入力回路25で生成される信号W4〜W7のうちのいずれか1つが供給されている。また、5入力AND回路32の3つ目の入力端子には、アドレス入力回路25で生成される信号W8〜W11のうちのいずれか1つが供給されている。なお、第2実施形態では、選択されたワード線WLに接続される5入力AND回路32のみがHレベルの信号を出力するように、信号W0〜W19の供給先が決定されている。
また、第2実施形態では、ロウデコーダ26は、各ワード線グループG0〜G15毎に配置された16個の2入力AND回路33を含んでいる。この2入力AND回路33の出力端子は、対応するワード線グループに含まれる選択トランジスタ31(図4参照)のゲート電極に信号線WG0〜WG15を介して接続されている。また、2入力AND回路33の一方の入力端子には、アドレス入力回路25(図4参照)で生成される信号W12〜W15のうち、対応するワード線グループの5入力AND回路32に供給される信号と同じ信号が供給されている。また、2入力AND回路33の他方の入力端子には、アドレス入力回路25で生成される信号W16〜W19のうち、対応するワード線グループの5入力AND回路32に供給される信号と同じ信号が供給されている。これにより、2入力AND回路33の出力端子からは、対応するワード線グループが選択されたワード線WLを含んでいる場合には、Hレベルの信号が出力される一方、対応するワード線グループが選択されたワード線WLを含んでいない場合には、Lレベルの信号が出力される。
また、第2実施形態では、図4に示すように、カラムデコーダ27は、上記第1実施形態のカラムデコーダ7と同様、アドレス入力回路25から供給されたアドレスデータに基づいて所定のビット線BLを選択し、かつ、選択されたビット線BLにHレベルの信号を供給するとともに、非選択のビット線BLにLレベルの信号を供給するように構成されている。
また、センスアンプ28は、グローバル信号線GSを介して供給される信号(選択されたメモリセル24から読み出されたデータ)の電位を判別するとともに、その判別結果に応じた信号を出力回路29に供給する機能を有する。具体的には、選択されたメモリセル24に保持されたデータがHレベルの場合には、Hレベルの信号がセンスアンプ28から出力回路29に供給されるとともに、選択されたメモリセル24に保持されたデータがLレベルの場合には、Lレベルの信号がセンスアンプ28から出力回路29に供給される。
次に、図4および図6を参照して、第2実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMのデータの読み出し動作について説明する。なお、以下の読み出し動作の説明では、図4中の破線で囲まれたメモリセル24(以下、選択メモリセル24という)が選択されているとする。また、以下の読み出し動作の説明では、選択メモリセル24以外の非選択のメモリセル24を非選択メモリセル24という。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたワード線WLを選択ワード線WL0というとともに、選択ワード線WL0以外の非選択のワード線WLを非選択ワード線WLという。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたビット線BLを選択ビット線BLというとともに、選択ビット線BL以外の非選択のビット線BLを非選択ビット線BLという。
まず、図4に示すように、アドレス入力回路25に、選択メモリセル24に対応するアドレスが外部から入力される。これにより、アドレス入力回路25からアドレスデータが出力されるとともに、そのアドレス入力回路25から出力されたアドレスデータが、ロウデコーダ26およびカラムデコーダ27に供給される。
この際、アドレス入力回路25では、上記第1実施形態のアドレス入力回路5(信号生成回路10)で行われる動作と同じ動作が行われる。したがって、図6に示すように、選択ワード線WL0に接続された5入力AND回路32からHレベルの信号が出力されるとともに、非選択ワード線WLに接続された5入力AND回路32からLレベルの信号が出力される。これにより、選択ワード線WL0にのみHレベルの信号が供給されるとともに、非選択ワード線WLにLレベルの信号が供給される。その結果、図4に示すように、選択ワード線WL0に対応する選択トランジスタ22のゲート電極の電位がHレベルになることにより、その選択トランジスタ22がオン状態になる。その一方、非選択ワード線WLに対応する選択トランジスタ22のゲート電極の電位がLレベルになることにより、その選択トランジスタ22がオフ状態になる。
また、図6に示すように、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応する2入力AND回路33では、一方および他方の両方の入力端子に、それぞれ、アドレス入力回路25(図4参照)で生成されたHレベルの信号W12およびW16が供給される。これにより、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応する2入力AND回路33からは、Hレベルの信号が出力される。その一方、選択ワード線WL0を含まないワード線グループG1〜G15に対応する2入力AND回路33からは、Lレベルの信号が出力される。その結果、図4に示すように、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応する選択トランジスタ31のゲート電極にHレベルの信号が供給されることにより、その選択トランジスタ31がオン状態になる。その一方、選択ワード線WL0を含まないワード線グループG1〜G15に対応する選択トランジスタ31のゲート電極にLレベルの信号が供給されることにより、その選択トランジスタ31がオフ状態になる。
また、カラムデコーダ27に接続される各ビット線BLには、アドレスデータに基づいて、カラムデコーダ27から所定の電位を有する信号が供給される。具体的には、選択ビット線BLにのみHレベルの信号が供給されるとともに、非選択ビット線BLにLレベルの信号が供給される。
ロウデコーダ26およびカラムデコーダ27が上記のように動作することによって、選択メモリセル24に保持されたデータ(信号)は、対応するオン状態の選択トランジスタ22を介して、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応するローカル信号線LSに供給される。具体的には、第2実施形態では、選択メモリセル24に含まれるダイオード23のアノードが選択ビット線BLに接続されているので、選択ビット線BLに供給されているHレベルの信号がローカル信号線LSに伝達される。その一方、選択メモリセル24に含まれるダイオード23のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合には、選択ビット線BLに供給されているHレベルの信号がローカル信号線LSに伝達されない。なお、非選択ワード線WLに接続される非選択メモリセル29に保持されたデータは、対応する選択トランジスタ22がオフ状態であることから、ローカル信号線LSに伝達されることはない。
そして、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応する選択トランジスタ31がオン状態であり、選択ワード線WL0を含まないワード線グループG1〜G15に対応する選択トランジスタ31がオフ状態であることから、グローバル信号線GSには、選択ワード線WL0を含むワード線グループG0に対応するローカル信号線LSからのHレベルの信号が供給される。これにより、センスアンプ28にHレベルの信号が供給される。その結果、センスアンプ28から出力されるHレベルの信号が出力回路29に供給された後、その出力回路29から外部にHレベルの信号が出力される。
なお、選択メモリセル24に含まれるダイオード23のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合には、グローバル信号線GSを介してLレベルの信号がセンスアンプ28に供給される。その結果、センスアンプ28から出力されるLレベルの信号が出力回路29に供給された後、その出力回路29から外部にLレベルの信号が出力される。
第2実施形態では、上記のように、各ワード線グループG0〜G15に共通のグローバル信号線GSにより、選択トランジスタ22のソース領域に接続されたローカル信号線LSとセンスアンプ28とを繋ぐように構成することによって、1024本のワード線WL毎に配置されたワード線WLと同じ数の信号線により、選択トランジスタ22のソース領域とセンスアンプ28とを繋ぐ場合に比べて、信号線の数を減少させることができる。これにより、センスアンプ28に接続される信号線の容量を低減することができるので、ダイオードROMの動作をより高速化することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、選択トランジスタ22のソース領域に接続される信号線(信号線LSおよびGS)を分割することによりダイオードROMの動作の高速化を図ることによって、分割されたローカル信号線LSおよびグローバル信号線GSは、層間絶縁膜48により絶縁することができるので、分割されたローカル信号線LSおよびグローバル信号線GSをp型シリコン基板41の表面に対して平行な方向に互いに所定の間隔を隔てて配置する必要がない。これにより、メモリセルアレイ21の平面積が大きくなるのを抑制することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。図8は、図7に示した第3実施形態によるダイオードROMの信号線制御回路の構成を示した回路図である。図9は、図7に示した第3実施形態によるダイオードROMのセンスアンプの構成を示した回路図である。図10は、シミュレーションによって求めた、ノードN1に流入する電流と、ノードN1〜N7および出力信号SOUTの電位との関係を示したグラフである。図7〜図10を参照して、この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、ワード線制御回路66を含むクロスポイント型のダイオードROMについて説明する。
第3実施形態によるダイオードROMでは、図7に示すように、メモリセルアレイ61の内部に、上記第1実施形態と同様に、複数のワード線WLおよび複数のビット線BLが互いに交差するように配置されている。なお、図7には、1024本のワード線WLのうち、0〜3、1020および1023の通し番号が付与されたワード線WLのみを図示している。
また、1024本のワード線WLは、上記第1実施形態と同様に、256本のワード線WLをそれぞれ含む4つのワード線グループG0〜G3に分けられている。また、各ワード線WLには、所定数の選択トランジスタ62のゲート電極が互いに所定の間隔を隔てて接続されている。なお、選択トランジスタ62の構成は、上記第1実施形態の選択トランジスタ2と同様である。
また、メモリセルアレイ61の内部には、1つのダイオード63をそれぞれ含む複数のメモリセル64が設けられている。なお、ダイオード63およびメモリセル64の構成は、それぞれ、上記第1実施形態のダイオード3およびメモリセル4と同様である。
ここで、第3実施形態では、4つの信号線S0〜S3には、それぞれ、pチャネルトランジスタ65a〜65dが1つずつ配置されている。なお、信号線S0〜S3は、本発明の「第1信号線」の一例である。具体的には、pチャネルトランジスタ65aは、ドレインが信号線S0に接続されているとともに、ゲートが信号線S00に接続されている。また、pチャネルトランジスタ65bは、ドレインが信号線S1に接続されているとともに、ゲートが信号線S11に接続されている。また、pチャネルトランジスタ65cは、ドレインが信号線S2に接続されているとともに、ゲートが信号線S22に接続されている。また、pチャネルトランジスタ65dは、ドレインが信号線S3に接続されているとともに、ゲートが信号線S33に接続されている。また、pチャネルトランジスタ65a〜65dのソースには、Hレベルの信号が供給されている。なお、信号線S0〜S3のその他の構成は、上記第1実施形態の信号線S0〜S3と同様である。
また、第3実施形態では、複数のワード線WLとロウデコーダ69との間に、ワード線WLの電位を制御するためのワード線制御回路66が設けられている。なお、ワード線制御回路は、本発明の「ワード線制御手段」の一例である。このワード線制御回路66は、4つの信号線S00〜S33と、4つの信号線S00〜S33にそれぞれ対応して設けられる複数の2入力NAND回路67a〜67dとにより構成されている。なお、信号線S00〜S33は、本発明の「第2信号線」の一例である。2入力NAND回路67aは、1つ目の信号線S00に対応する1つ目のワード線グループG0に含まれる(アドレスの下2桁のビットが(0、0)である)各ワード線WL毎に1つずつ配置されている。また、2入力NAND回路67bは、2つ目の信号線S11に対応する2つ目のワード線グループG1に含まれる(アドレスの下2桁のビットが(0、1)である)各ワード線WL毎に1つずつ配置されている。また、2入力NAND回路67cは、3つ目の信号線S22に対応する3つ目のワード線グループG2に含まれる(アドレスの下2桁のビットが(1、0)である)各ワード線WL毎に1つずつ配置されている。また、2入力NAND回路67dは、4つ目の信号線S33に対応する4つ目のワード線グループG3に含まれる(アドレスの下2桁のビットが(1、1)である)各ワード線WL毎に1つずつ配置されている。
また、1つ目のワード線グループG0に対応する2入力NAND回路67aの一方の入力端子は、信号線S00に接続されているとともに、2つ目のワード線グループG1に対応する2入力NAND回路67bの一方の入力端子は、信号線S11に接続されている。また、3つ目のワード線グループG2に対応する2入力NAND回路67cの一方の入力端子は、信号線S22に接続されているとともに、4つ目のワード線グループG3に対応する2入力NAND回路67dの一方の入力端子は、信号線S33に接続されている。また、2入力NAND回路67a〜67dの他方の入力端子は、それぞれ、インバータ回路を介して、ロウデコーダ69の対応する出力端子に接続されている。また、2入力NAND回路67a〜67dの出力端子は、それぞれ、対応するワード線WLに接続されている。
そして、第3実施形態では、所定のワード線WLが選択された場合において、信号線S00〜S33のうちの選択されたワード線WLを含む1つのワード線グループ(本実施形態では、G0)に対応する信号線には、ロウデコーダ69からHレベルの信号が供給される。その一方、所定のワード線WLが選択された場合において、信号線S00〜S33のうちの選択されたワード線WLを含まない3つのワード線グループ(本実施形態では、G1〜G3)に対応する信号線には、ロウデコーダ69からLレベルの信号が供給される。なお、信号線S00〜S33には、それぞれ、信号W0〜W3が供給される。
また、メモリセルアレイ61の外部には、アドレス入力回路68と、ロウデコーダ69と、カラムデコーダ70と、データ判別回路71と、出力回路72とが設けられている。なお、データ判別回路71は、本発明の「データ判別手段」の一例である。アドレス入力回路68は、外部から所定のアドレスが入力されることに応答して、ロウデコーダ69およびカラムデコーダ70にアドレスデータを供給する機能を有する。すなわち、アドレス入力回路68の内部には、外部から入力されるアドレスに対応した信号を生成するための信号線制御回路73(図8参照)が設けられている。この信号線制御回路73は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットに基づいて、信号W0〜W3の電位を制御する機能を有する。
なお、図8中の信号RA0は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの1桁目のビットに基づいた信号であり、図8中の信号RA1は、選択されたワード線WLに対応するアドレスの2桁目のビットに基づいた信号である。また、信号/RA0および/RA1は、それぞれ、信号RA0およびRA1の電位を反転させた電位を有する反転信号である。すなわち、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(0、0)の場合には、信号RA0およびRA1の両方の電位がLレベルとなり、信号/RA0および/RA1の両方の電位がHレベルとなる。また、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(0、1)の場合には、信号RA0およびRA1の電位が、それぞれ、HレベルおよびLレベルとなり、信号/RA0および/RA1の電位が、それぞれ、LレベルおよびHレベルとなる。また、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(1、0)の場合には、信号RA0およびRA1の電位が、それぞれ、LレベルおよびHレベルとなり、信号/RA0および/RA1の電位が、それぞれ、HレベルおよびLレベルとなる。また、選択されたワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(1、1)の場合には、信号RA0およびRA1の両方の電位がHレベルとなり、信号/RA0および/RA1の両方の電位がLレベルとなる。
また、信号線制御回路73は、図8に示すように、2入力NAND回路74a〜74dと、4つのインバータ回路75a〜75dとを含んでいる。2入力NAND回路74aの一方の入力端子には、信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号/RA1が入力される。また、2入力NAND回路74bの一方の入力端子には、信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号/RA1が入力される。また、2入力NAND回路74cの一方の入力端子には、信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号RA1が入力される。また、2入力NAND回路74dの一方の入力端子には、信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子には、信号RA1が入力される。また、2入力NAND回路74a〜74dの出力端子には、それぞれ、インバータ回路75a〜75dの入力端子が接続されている。また、インバータ回路75a〜75dの出力端子には、それぞれ、信号線S00〜S33が接続されている。
また、第3実施形態では、図7に示すように、カラムデコーダ70は、カラムデコーダ70に接続されたビット線BLに所定の電位を有する信号を供給する機能を有する。具体的には、カラムデコーダ70は、アドレス入力回路68から供給されたアドレスデータに基づいて所定のビット線BLを選択し、かつ、選択されたビット線BLにHレベルの信号を供給するとともに、非選択のビット線BLにLレベルの信号を供給するように構成されている。なお、選択されたビット線BLに供給されるHレベルの信号は、本発明の「第1電位の信号」の一例であり、非選択のビット線BLに供給されるLレベルの信号は、本発明の「第2電位の信号」の一例である。
また、データ判別回路71は、選択されたメモリセル64から読み出されたデータ(信号)の電位を判別するとともに、その判別結果に応じた信号を出力回路72に供給する機能を有する。具体的には、選択されたメモリセル64に保持されたデータがHレベルの場合には、Lレベルの信号がデータ判別回路71から出力回路72に供給されるとともに、選択されたメモリセル64に保持されたデータがLレベルの場合には、Hレベルの信号がデータ判別回路71から出力回路72に供給される。また、出力回路72は、データ判別回路71の出力信号に応じて、外部に信号を出力する機能を有する。具体的には、Lレベルの信号がデータ判別回路71から出力された場合には、Hレベルの信号を外部に出力するとともに、Hレベルの信号がデータ判別回路71から出力された場合には、Lレベルの信号を外部に出力する。
また、データ判別回路71は、4入力NAND回路76と、センスアンプ77a〜77dとを含んでいる。4入力NAND回路76の入力端子は、センスアンプ77a〜77dの出力端子に接続されているとともに、4入力NAND回路76の出力端子は、出力回路72に接続されている。また、センスアンプ77a〜77dは、一方の入力端子に、それぞれ、信号線S00〜S33が接続されているとともに、他方の入力端子に、それぞれ、信号線S0〜S3が接続されている。また、センスアンプ77a〜77dは、一方の入力端子にLレベルの信号が供給されている場合に、Hレベルの信号を4入力NAND回路76の入力端子に出力するとともに、一方の入力端子にHレベルの信号が供給されている場合に、他方の入力端子からの信号に応じてHまたはLレベルの信号を4入力NAND回路76の入力端子に出力するように構成されている。
また、センスアンプ77a(77b、77c、77d)は、図9および図10に示すように、負荷回路78と、バイアス回路79と、反転アンプ80と、電流電圧変換回路81と、フィードバック回路82と、3つのインバータ回路83、84aおよび84bとを含んでいる。
負荷回路78は、負荷抵抗として機能するnチャネルトランジスタ78aを含んでいる。nチャネルトランジスタ78aのゲートは、後述するノードN2に接続されることにより所定のバイアス電位が供給されている。また、nチャネルトランジスタ78aのドレインは、信号線S0(S1、S2、S3)に繋がるノードN1に接続されているとともに、ソースは、接地されることによりGND電位が供給されている。なお、GND電位とは、Lレベルの電位である。これにより、ノードN1は、選択されたビット線BLにHレベルの信号が供給される前において、nチャネルトランジスタ78aを介してGND電位が供給されることによって、GND電位近傍(第3実施形態では、約0.10V)にされている。なお、このノードN1の電位の値は、第3実施形態において電位Vccが約3Vの場合の一例であり、以下の各ノードN2〜N7の電位の値も同様である。
ここで、第3実施形態では、バイアス回路79は、pチャネルトランジスタ79aと、nチャネルトランジスタ79bおよび79cと、nチャネルトランジスタ79dと、pチャネルトランジスタ79eおよび79fとを含んでいる。pチャネルトランジスタ79aのソースには、電位Vccが供給されているとともに、ゲートは、接地されることによりGND電位が供給されている。また、pチャネルトランジスタ79aのドレインは、ノードN2に接続されている。nチャネルトランジスタ79bのゲートとドレインとは互いに接続されているとともに、そのゲートおよびドレインは、ノードN2に接続されている。また、nチャネルトランジスタ79bのソースは、nチャネルトランジスタ79cのドレインと接続されている。また、nチャネルトランジスタ79bは、ノードN2の電位がnチャネルトランジスタ79bのしきい値電圧よりも低くなるのを抑制する機能を有する。nチャネルトランジスタ79cのソースは、接地されることによりGND電位が供給されているとともに、ゲートには、信号線S00(S11、S22、S33)が接続されている。また、nチャネルトランジスタ79cは、ゲートにHレベルの信号W0(W1、W2、W3)が供給されている場合にオン状態になるとともに、ゲートにLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が供給されている場合にオフ状態になるように構成されている。
これにより、ノードN2には、nチャネルトランジスタ79cのゲートにHレベルの信号W0(W1、W2、W3)が供給されている場合に、nチャネルトランジスタ79bのしきい値電圧Vt79b+αのバイアス電位(第3実施形態では、約1.30V)が供給されているとともに、nチャネルトランジスタ79cのゲートにLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が供給されている場合に、電位Vccが供給されている。なお、ノードN2の電位Vt79b+α(nチャネルトランジスタ78aおよび79dのゲート電位)は、nチャネルトランジスタ78aおよび79dのしきい値電圧よりも高く、かつ、電位Vccよりも低い電位になるように構成されている。
また、第3実施形態では、バイアス回路79のnチャネルトランジスタ79dのゲートは、ノードN2に接続されている。また、nチャネルトランジスタ79dのドレインは、ノードN3に接続されているとともに、ソースは、接地されることによりGND電位が供給されている。pチャネルトランジスタ79eのゲートとドレインとは互いに接続されているとともに、そのゲートおよびドレインは、ノードN3に接続されている。また、pチャネルトランジスタ79eのソースは、pチャネルトランジスタ79fのドレインに接続されている。pチャネルトランジスタ79fのソースには、電位Vccが供給されているとともに、ゲートには、インバータ回路83の出力が供給されている。また、pチャネルトランジスタ79fは、ゲートにLレベルのインバータ回路83の出力が供給されている場合にオン状態になるとともに、ゲートにHレベルのインバータ回路83の出力が供給されている場合にオフ状態になるように構成されている。これにより、ノードN3には、pチャネルトランジスタ79fのゲートにLレベルのインバータ回路83からの出力信号が入力されている場合に、電位Vccからpチャネルトランジスタ79eのしきい値電圧分低下した電位Vcc−Vt79e−αのバイアス電位(第3実施形態では、約1.50V)が供給されているとともに、pチャネルトランジスタ79fのゲートにHレベルのインバータ回路83からの出力信号が入力されている場合に、GND電位が供給されている。なお、ノードN3の電位Vcc−Vt79e−α(後述するpチャネルトランジスタ81bおよび82bのゲート電位)は、pチャネルトランジスタ81bおよび82bのソース−ゲート間の電位差がしきい値電圧よりも大きくなるような電位になるように構成されている。
また、第3実施形態では、反転アンプ80は、ノードN4の電位を制御するための電位制御回路80aと、ノードN5の電位を制御するためのnチャネルトランジスタ80bおよびpチャネルトランジスタ80cと、nチャネルトランジスタ80dおよび80eと、pチャネルトランジスタ80fとを含んでいる。
反転アンプ80の電位制御回路80aは、nチャネルトランジスタ80gおよび80hと、pチャネルトランジスタ80iとを含んでいる。nチャネルトランジスタ80gのゲートとドレインとは互いに接続されるとともに、そのゲートおよびドレインは、ノードN4に接続されている。また、nチャネルトランジスタ80gのソースには、nチャネルトランジスタ80hのドレインが接続されている。また、nチャネルトランジスタ80gは、ノードN4の電位がnチャネルトランジスタ80gのしきい値電圧よりも低くなるのを抑制する機能を有する。nチャネルトランジスタ80hのゲートには、信号線S00(S11、S22、S33)が接続されているとともに、ソースは、ノードN1に接続されている。また、nチャネルトランジスタ80hは、ゲートにHレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されている場合にオン状態になるとともに、ゲートにLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されている場合にオフ状態になるように構成されている。pチャネルトランジスタ80iのゲートは、接地されることによりGND電位が供給されている。また、pチャネルトランジスタ80iのドレインは、ノードN4に接続されているとともに、ソースには、電位Vccが供給されている。
これにより、ノードN4には、nチャネルトランジスタ80hのゲートにHレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されている場合に、ノードN1の電位からnチャネルトランジスタ80gのしきい値電圧分だけレベルシフト(上昇)した電位近傍の電位が供給されるとともに、nチャネルトランジスタ80hのゲートにLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されている場合に、電位Vccが供給されている。すなわち、ノードN4は、nチャネルトランジスタ80hのゲートにHレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されているとともに、ノードN1の電位が約0.10Vの場合に、約1.62Vになるとともに、データの読み出し動作時にノードN1の電位が約0.10Vから約0.15Vまで上昇した場合に、約1.67Vにされるように構成されている。
反転アンプ80のnチャネルトランジスタ80bのゲートは、ノードN4に接続されている。また、nチャネルトランジスタ80bのドレインは、nチャネルトランジスタ80dのソースに接続されているとともに、ソースは、接地されることによりGND電位が供給されている。pチャネルトランジスタ80cのゲートは、ノードN1に接続されている。また、pチャネルトランジスタ80cのドレインは、ノードN5に接続されているとともに、ソースは、pチャネルトランジスタ80fのドレインに接続されている。nチャネルトランジスタ80dのゲートとドレインとは互いに接続されているとともに、そのゲートおよびドレインは、ノードN5に接続されている。また、nチャネルトランジスタ80dは、ノードN5の電位がnチャネルトランジスタ80dのしきい値電圧よりも低くなるのを抑制する機能を有する。nチャネルトランジスタ80eのドレインは、ノードN5に接続されているとともに、ソースは、接地されることによりGND電位が供給されている。また、nチャネルトランジスタ80eのゲートには、インバータ回路83からの出力が供給されている。また、nチャネルトランジスタ80eは、ゲートにLレベルのインバータ回路83の出力が供給されている場合にオフ状態になるとともに、ゲートにHレベルのインバータ回路83の出力が供給されている場合にオン状態になるように構成されている。pチャネルトランジスタ80fのソースには、電位Vccが供給されているとともに、ゲートには、インバータ回路83からの出力が供給されている。また、pチャネルトランジスタ80fは、ゲートにLレベルのインバータ回路83の出力が供給されている場合にオン状態になるとともに、ゲートにHレベルのインバータ回路83の出力が供給されている場合にオフ状態になるように構成されている。
これにより、nチャネルトランジスタ80eおよびpチャネルトランジスタ80fのゲートにHレベルのインバータ回路83からの出力信号が入力されている場合に、ノードN5には、GND電位が供給されている。したがって、インバータ回路83にLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されている場合には、後述するnチャネルトランジスタ81aおよび82cがオフ状態になるので、nチャネルトランジスタ81aおよび82cを介して電流が流れるのが抑制されるように構成されている。
また、nチャネルトランジスタ80eおよびpチャネルトランジスタ80fのゲートにLレベルのインバータ回路83からの出力信号が入力されているとともに、ノードN1の電位が約0.10Vにされている場合に、約1.62Vの電位がnチャネルトランジスタ80bのゲートに入力されるとともに、約0.10Vの電位がpチャネルトランジスタ80cのゲートに入力されることにより、電位VccとGND電位との間に接続されたpチャネルトランジスタ80cとnチャネルトランジスタ80bおよび80dとの抵抗分割によるノードN5の電位(nチャネルトランジスタ81aおよび82cのゲート電位)は、nチャネルトランジスタ81aおよび82cをオン状態にするような電位(第3実施形態では、約1.92V)になるように構成されている。また、データの読み出し動作時にノードN1の電位が約0.10Vから約0.15Vまで上昇した場合には、ノードN4の電位が約1.62Vから約1.67Vまで上昇することに起因してnチャネルトランジスタ80bのインピーダンスが低下するとともに、pチャネルトランジスタ80cのインピーダンスが上昇することによって、電位VccとGND電位との間に接続されたpチャネルトランジスタ80cとnチャネルトランジスタ80bおよび80dとの抵抗分割によるノードN5の電位は、nチャネルトランジスタ81aおよび82cをオフ状態に近い状態にするような電位(第3実施形態では、約1.10V)まで低下するように構成されている。なお、このとき、nチャネルトランジスタ81aおよび82cは、ソース電位であるノードN1の電位が上昇するので、オン状態からオフ状態に近い状態に急速に移行されるように構成されている。
電流電圧変換回路81は、インバータ回路84aの入力側に繋がるノードN6の電位を制御するためのnチャネルトランジスタ81aと、負荷抵抗として機能するpチャネルトランジスタ81bを有する負荷回路81cとを含んでいる。nチャネルトランジスタ81aのゲートは、ノードN5に接続されている。また、nチャネルトランジスタ81aのソースは、ノードN1に接続されているとともに、ドレインは、ノードN6およびpチャネルトランジスタ81bのドレインに接続されている。pチャネルトランジスタ81bのゲートは、ノードN3に接続されている。また、pチャネルトランジスタ81bのドレインは、ノードN6に接続されているとともに、ソースには、電位Vccが供給されている。これにより、nチャネルトランジスタ81aがオン状態の場合には、nチャネルトランジスタ81aのインピーダンスがpチャネルトランジスタ81bのインピーダンスより低いので、電位VccとGND電位との間に接続されたnチャネルトランジスタ78aおよび81aとpチャネルトランジスタ81bとの抵抗分割によるノードN6の電位がノードN1の電位近傍(第3実施形態では、約0.12V)にされるとともに、nチャネルトランジスタ81aがオフ状態に近い状態の場合には、nチャネルトランジスタ81aのインピーダンスがpチャネルトランジスタ81bのインピーダンスより高くなるので、電位VccとGND電位との間に接続されたnチャネルトランジスタ78aおよび81aとpチャネルトランジスタ81bとの抵抗分割によるノードN6の電位が約2.30Vまで上昇するように構成されている。
また、第3実施形態では、フィードバック回路82は、ノードN1の電位を制御するためのnチャネルトランジスタ82aと、pチャネルトランジスタ82bと、ノードN7の電位を制御するためのnチャネルトランジスタ82cとを含んでいる。nチャネルトランジスタ82aのゲートは、ノードN7に接続されている。また、nチャネルトランジスタ82aのソースは、接地されることによりGND電位が供給されているとともに、ドレインは、ノードN1に接続されている。pチャネルトランジスタ82bのゲートは、ノードN3に接続されている。また、pチャネルトランジスタ82bのソースは、ノードN6に接続されているとともに、ドレインは、ノードN7に接続されている。nチャネルトランジスタ82cのゲートは、ノードN5に接続されている。また、nチャネルトランジスタ82cのソースは、ノードN1に接続されているとともに、ドレインは、ノードN7に接続されている。
これにより、nチャネルトランジスタ82cがオン状態の場合には、nチャネルトランジスタ82cのインピーダンスがpチャネルトランジスタ81bおよび82bのインピーダンスより低いので、電位VccとGND電位との間に接続されたnチャネルトランジスタ78aおよび82cとpチャネルトランジスタ81bおよび82bとの抵抗分割によるノードN7の電位がノードN1の電位近傍(第3実施形態では、約0.10V)にされるとともに、nチャネルトランジスタ82cがオフ状態に近い状態の場合には、nチャネルトランジスタ82cのインピーダンスがpチャネルトランジスタ81bおよび82bのインピーダンスより高くなるので、電位VccとGND電位との間に接続されたnチャネルトランジスタ78aおよび82cとpチャネルトランジスタ81bおよび82bとの抵抗分割によるノードN7の電位が上昇するように構成されている。その場合、ノードN7の電位は、nチャネルトランジスタ82aがオン状態になり、nチャネルトランジスタ78a、82a、82c、pチャネルトランジスタ82bおよび81bの抵抗分割で約1.15Vに収まる。したがって、nチャネルトランジスタ82cがオフ状態に近い状態の場合には、nチャネルトランジスタ82aがオン状態になることにより、nチャネルトランジスタ82aを介してノードN1にGND電位が供給されているとともに、nチャネルトランジスタ82cがオン状態の場合には、nチャネルトランジスタ82aがオフ状態になることにより、nチャネルトランジスタ82aを介してノードN1にGND電位が供給されないように構成されている。
インバータ回路83は、HまたはLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されるように構成されている。また、インバータ回路84aおよび84bは、ノードN6の電位に応じてHまたはLレベルの出力信号SOUTを4入力NAND回路76に出力するように構成されている。なお、インバータ回路83にLレベルの信号W0(W1、W2、W3)が入力されている場合には、nチャネルトランジスタ81aおよび82cがオフ状態になるとともに、pチャネルトランジスタ81cおよび82bがオン状態になることにより、センスアンプ77a(77b、77c、77d)はHレベルの出力信号SOUTを4入力NAND回路76に出力するように構成されている。
次に、図7および図8を参照して、第3実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMのデータの読み出し動作について説明する。なお、以下の読み出し動作の説明では、図7中の破線で囲まれたメモリセル64(以下、選択メモリセル64という)が選択されているとする。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたワード線WL(図7では、ワード線WL0)のアドレスの1桁目から10桁目までのビットを、(0、0、0、0、0、0、0、0、0、0)とする。また、以下の読み出し動作の説明では、選択メモリセル64以外の非選択のメモリセル64を非選択メモリセル64という。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたワード線WLを選択ワード線WL0というとともに、選択ワード線WL0以外の非選択のワード線WLを非選択ワード線WLという。また、以下の読み出し動作の説明では、選択されたビット線BLを選択ビット線BLというとともに、選択ビット線BL以外の非選択のビット線BLを非選択ビット線BLという。
まず、図7に示すように、アドレス入力回路68に、選択メモリセル64に対応するアドレスが外部から入力される。これにより、アドレス入力回路68からアドレスデータが出力されるとともに、そのアドレス入力回路68から出力されたアドレスデータが、ロウデコーダ69およびカラムデコーダ70に供給される。
この後、アドレスデータに基づいて、所定のワード線WL(以下、選択ワード線WLという)がロウデコーダ69により選択される。なお、選択ワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットは、(0、0)である。これにより、選択ワード線WLに対応するロウデコーダ69の出力端子からHレベルの信号が出力されるとともに、選択ワード線WL以外の非選択のワード線WL(以下、非選択ワード線WLという)に対応するロウデコーダ69の出力端子からLレベルの信号が出力される。
この際、図8に示した信号線制御回路73では、以下のような動作が行われる。すなわち、まず、選択ワード線WLに対応するアドレスの下2桁のビットが(0、0)であることから、信号RA0およびRA1の両方の電位がLレベルとなり、信号/RA0および/RA1の両方の電位がHレベルとなる。これにより、2入力NAND回路74aの一方の入力端子にHレベルの信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にHレベルの信号/RA1が入力されることによって、2入力NAND回路74aの出力端子からLレベルの信号が出力される。また、2入力NAND回路74bの一方の入力端子にLレベルの信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にHレベルの信号/RA1が入力されることによって、2入力NAND回路74bの出力端子からHレベルの信号が出力される。また、2入力NAND回路74cの一方の入力端子にHレベルの信号/RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にLレベルの信号RA1が入力されることによって、2入力NAND回路74cの出力端子からHレベルの信号が出力される。また、2入力NAND回路74dの一方の入力端子にLレベルの信号RA0が入力されるとともに、他方の入力端子にLレベルの信号RA1が入力されることによって、2入力NAND回路74dの出力端子からHレベルの信号が出力される。
そして、2入力NAND回路74a〜74dの出力端子から出力された信号は、それぞれ、インバータ回路75a〜75dの入力端子に入力される。これにより、インバータ回路75aの出力端子からは、Lレベルの信号が反転されてHレベルの信号W0が出力される。また、インバータ回路75b〜75dの出力端子からは、それぞれ、Hレベルの信号が反転されてLレベルの信号W1〜W3が出力される。その結果、信号線S00には、Hレベルの信号W0が供給される。その一方、信号線S11〜S33には、それぞれ、Lレベルの信号W1〜W3が供給される。
これにより、図7に示したワード線制御回路66では、以下のような動作が行われる。すなわち、まず、選択ワード線WLを含むワード線グループG0において、選択ワード線WLに対応する2入力NAND回路67aの一方の入力端子には、信号線S00を介してHレベルの信号W0が入力されるとともに、他方の入力端子には、ロウデコーダ69からのHレベルの信号が反転されることにより生成されたLレベルの信号が入力される。これにより、選択ワード線WLを含むワード線グループG0において、選択ワード線WLが接続された2入力NAND回路67aの出力端子からHレベルの信号が出力されるので、選択ワード線WLの電位がHレベルとなる。
また、選択ワード線WLを含むワード線グループG0において、非選択ワード線WLに対応する2入力NAND回路67aの一方の入力端子には、信号線S00を介してHレベルの信号W0が入力されるとともに、他方の入力端子には、ロウデコーダ69からのLレベルの信号が反転されることにより生成されたHレベルの信号が入力される。これにより、選択ワード線WLを含むワード線グループG0において、非選択ワード線WLが接続された2入力NAND回路67aの出力端子からLレベルの信号が出力されるので、非選択ワード線WLの電位がLレベルとなる。
また、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3において、非選択ワード線WLに対応する2入力NAND回路67b〜67dの一方の入力端子には、それぞれ、信号線S11〜S33を介してLレベルの信号W1〜W3が入力されるとともに、他方の入力端子には、ロウデコーダ69からのLレベルの信号が反転されることにより生成されたHレベルの信号が入力される。これにより、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3において、非選択ワード線WLが接続された2入力NAND回路67b〜67dの出力端子からHレベルの信号が出力されるので、非選択ワード線WLの電位がHレベルとなる。
上記のようにワード線WLの電位を制御することによって、選択ワード線WLを含むワード線グループG0では、選択ワード線WLに対応する選択トランジスタ62(nチャネルトランジスタ62aおよび62b)のゲート電極の電位がHレベルになることにより、選択トランジスタ62がオン状態となる。また、選択ワード線WLを含むワード線グループG0では、非選択ワード線WLに対応する選択トランジスタ62のゲート電極の電位がLレベルになることにより、選択トランジスタ62がオフ状態となる。また、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3では、非選択ワード線WLに対応する選択トランジスタ62のゲート電極の電位がHレベルになることにより、選択トランジスタ62がオン状態となる。
また、信号線S00には、Hレベルの信号W0が供給されるとともに、信号線S11〜S33には、それぞれ、Lレベルの信号W1〜W3が供給される。このため、pチャネルトランジスタ65aがオフ状態になることにより、信号線S0には、pチャネルトランジスタ65aを介してHレベルの信号が供給されない。その一方、pチャネルトランジスタ65b〜65dがオン状態になることにより、信号線S1〜S3には、それぞれ、pチャネルトランジスタ65b〜65dを介してHレベルの信号が供給される。
また、カラムデコーダ70に接続される各ビット線BLには、アドレスデータに基づいて、カラムデコーダ70から所定の電位を有する信号が供給される。具体的には、選択ビット線BLにのみHレベルの信号が供給されるとともに、非選択ビット線BLにLレベルの信号が供給される。
ロウデコーダ69およびカラムデコーダ70が上記のように動作することによって、選択メモリセル64に保持されたデータ(信号)は、対応するオン状態の選択トランジスタ62を介して信号線S0に供給される。具体的には、第3実施形態では、選択メモリセル64に含まれるダイオード63のアノードが選択ビット線BLに接続されているので、選択ビット線BLに供給されているHレベルの信号が信号線S0に伝達される。その一方、選択メモリセル64に含まれるダイオード63のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合には、選択ビット線BLに供給されているHレベルの信号が信号線S0に伝達されない。なお、選択ワード線WLを含むワード線グループG0において、非選択ワード線WLに接続されるとともに、選択ビット線BLに接続される非選択メモリセル64に保持されたデータは、対応する選択トランジスタ62がオフ状態であることから、信号線S0に伝達されることはない。また、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3において、非選択ワード線WLに対応する非選択メモリセル64に含まれるダイオード63のカソードには、それぞれ、pチャネルトランジスタ65b〜65d、信号線S1〜S3および対応する選択トランジスタ62を介してHレベルの信号が供給される。なお、このダイオード63のカソードに供給されるHレベルの信号は、選択されたビット線BLに供給されるHレベルの信号の電位よりも低い電位を有する。また、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3に対応する非選択メモリセル64に含まれるダイオード63のカソードに供給されるHレベルの信号は、本発明の「第3電位の信号」の一例である。
この際、データ判別回路71では、ワード線グループG0に対応するセンスアンプ77aの一方の入力端子に、ワード線グループG0に対応するHレベルの信号W0が供給されるとともに、ワード線グループG1〜G3に対応するセンスアンプ77b〜77dの一方の入力端子の各々に、ワード線グループG1〜G3に対応するLレベルの信号W1〜W3が供給された状態になっている。これにより、第3実施形態では、センスアンプ77aにとってHレベルの信号が信号線S0に伝達されるので、センスアンプ77aは、Hレベルの信号を4入力NAND回路76に供給する。また、センスアンプ77b〜77dにLレベルの信号W1〜W3が供給されることにより、センスアンプ77b〜77dは、それぞれ、Hレベルの信号を4入力NAND回路76に供給する。したがって、4入力NAND回路76からLレベルの信号が出力されるとともに、そのLレベルの信号が出力回路72に供給される。その結果、Hレベルの信号が出力回路72から出力される。
なお、選択メモリセル64に含まれるダイオード63のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合には、センスアンプ77aの他方の入力端子に信号線S0を介してLレベルの信号が供給される。このため、センスアンプ77aから出力されるLレベルの信号、および、センスアンプ77b〜77dから出力されるHレベル信号が4入力NAND回路76に供給されるので、4入力NAND回路76からHレベルの信号が出力される。その結果、出力回路72にHレベルの信号が供給されるので、Lレベルの信号が外部に出力される。この場合、選択ワード線WL0に対応する非選択メモリセル64において、ダイオード63のアノードが非選択ビット線BLに接続されていたとしても、非選択ビット線BLにLレベルの信号が供給されているので、非選択メモリセル64に含まれるダイオード63のカソードの電位がHレベルに上昇することがない。したがって、データの読み出し時に、選択メモリセル64に含まれるダイオード63のアノードが選択ビット線BLに接続されていない場合に、信号線S0にHレべルの信号が伝達されることはない。
第3実施形態では、上記のように、データの読み出し時に、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3に対応する非選択メモリセル64(ダイオード63)のカソードにHレベル(第3電位)の信号を供給することによって、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3に対応する非選択メモリセル64では、ダイオード63のカソードの電位がHレベル(第3電位)にチャージされるので、Hレベル(第1電位)の信号が供給される選択ビット線BLにより、そのダイオード63のカソードの電位を短時間でHレベルにすることができる。したがって、実質的に、選択ワード線WLを含むワード線グループG0に対応するメモリセル64のうちの非選択メモリセル64についてのみ、選択ビット線BLにより、ダイオード63のカソードの電位をHレベルにすればよいので、選択ビット線BLをHレベル(第1電位)にする際の時間を短くすることができる。その結果、読み出し動作が行われる期間をより短くすることができるので、ダイオードROMをより高速で動作させることができる。
また、第3実施形態では、ワード線WLの電位を制御するためのワード線制御回路66に、4つのワード線グループG0〜G3の各々に対応する4つの信号線S00〜S33を配置するとともに、データの読み出し時に、信号線S00〜S33の各々に供給される信号W0〜W3の電位に基づいて、対応するワード線WLが制御されるように構成することによって、信号W0〜W3の電位をワード線グループG0〜G3毎に制御することにより、容易に、データの読み出し時に、選択ワード線WLを含まないワード線グループG1〜G3に対応する非選択ワード線WLの電位を、その非選択ワード線WLに接続された選択トランジスタ64がオン状態になるような電位にすることができるとともに、選択ワード線WLを含むワード線グループG0に対応する選択ワード線WLの電位を、その選択ワード線WLに接続された選択トランジスタ64がオン状態になるような電位にすることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、上記した各ノードのHレベルは、同一の電位でなくてもよい。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、クロスポイント型のダイオードROMに本発明を適用したが、本発明はこれに限らず、クロスポイント型のダイオードROM以外の選択トランジスタのソース/ドレイン領域の一方にカソードが接続されたダイオードを含むメモリセルを備えたメモリにも広く適用可能である。
また、上記第1〜第3実施形態では、nチャネルトランジスタからなる選択トランジスタを用いたが、本発明はこれに限らず、pチャネルトランジスタからなる選択トランジスタを用いてもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、各ワード線に対応するアドレスの下2桁のビットに基づいて、複数のワード線を4つのワード線グループに分類したが、本発明はこれに限らず、各ワード線に対応するアドレスの複数桁のビットのうちの3つ以上のビットに基づいて、複数のワード線を4つよりも多い数のワード線グループに分類してもよい。
また、上記第1実施形態では、複数のワード線グループの各々に信号線を配置するとともに、複数のワード線グループの各々に対応する信号線をデータ判別回路に接続するようにしたが、本発明はこれに限らず、複数のワード線グループの各々に対応する信号線をローカル信号線とグローバル信号線とに分割するとともに、そのグローバル信号線をデータ判別回路に接続するようにしてもよい。
また、上記第3実施形態では、ダイオード63のカソードに供給されるHレベルの信号の電位が、選択されたビット線BLに供給されるHレベルの信号の電位よりも低い例を示したが、本発明はこれに限らず、ダイオード63のカソードに供給されるHレベルの信号の電位が、選択されたビット線BLに供給されるHレベルの信号の電位と実質的に同じであってもよい。
また、上記第3実施形態では、電位Vccが約3Vである例を示したが、本発明はこれに限らず、電位Vccが約3V以外の電位であってもよい。なお、この場合、第3実施形態において示した各ノードN1〜N7の電位の値は変化する。
本発明の第1実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。 図1に示した第1実施形態によるダイオードROMのアドレス入力回路の内部構成を示した回路図である。 図1に示した第1実施形態によるダイオードROMのロウデコーダの内部構成を示した回路図である。 本発明の第2実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。 図4に示した第2実施形態によるダイオードROMのメモリセルアレイの一部を示した断面図である。 図4に示した第2実施形態によるダイオードROMのロウデコーダの内部構成を示した回路図である。 本発明の第3実施形態によるクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。 図7に示した第3実施形態によるダイオードROMの信号線制御回路の構成を示した回路図である。 図7に示した第3実施形態によるダイオードROMのセンスアンプの構成を示した回路図である。 シミュレーションによって求めた、ノードN1に流入する電流と、ノードN1〜N7および出力信号SOUTの電位との関係を示したグラフである。 従来のクロスポイント型のダイオードROMの構成を示した回路図である。
符号の説明
2、22、62 選択トランジスタ(第1トランジスタ)
3、23、63 ダイオード
4、24、64 メモリセル
8、71 データ判別回路(データ判別手段)
28 センスアンプ(データ判別手段)
31 選択トランジスタ(第2トランジスタ)
66 ワード線制御回路(ワード線制御手段)
BL ビット線
GS グローバル信号線(主信号線、第1信号線)
LS ローカル信号線(副信号線、第1信号線)
S0〜S3 信号線(第1信号線)
S00〜S33 信号線(第2信号線)
WL ワード線

Claims (7)

  1. 複数のワード線と、
    前記複数のワード線の各々に接続され、対応する前記ワード線が選択されることによりオン状態になる第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのソース/ドレイン領域の一方にカソードが接続されたダイオードをそれぞれ含む複数のメモリセルと、
    前記第1トランジスタのソース/ドレイン領域の他方側に接続され、選択された前記メモリセルから読み出されるデータを判別するためのデータ判別手段と
    前記複数のワード線と交差するように配置された複数のビット線とを備え、
    データの読み出し時に、選択された前記ビット線には、Hレベルの第1電位の信号が供給されるとともに、非選択の前記ビット線には、Lレベルの第2電位の信号が供給されており、
    前記第1トランジスタがそれぞれ接続された前記複数のワード線は、所定数の前記ワード線をそれぞれ含む複数のワード線グループに分類されており、
    前記第1トランジスタのソース/ドレイン領域の他方と前記データ判別手段とを前記複数のワード線グループ毎に繋ぐ複数の第1信号線をさらに備える、メモリ。
  2. 前記第1信号線は、前記複数のワード線グループの各々に少なくとも1つずつ配置されている、請求項1に記載のメモリ。
  3. 前記第1信号線は、
    前記第1トランジスタのソース/ドレイン領域の他方に接続されるとともに、前記複数のワード線グループの各々に少なくとも1つずつ配置された副信号線と、
    前記副信号線と前記データ判別手段とを繋ぐとともに、前記複数のワード線グループに共通の主信号線とを含む、請求項1に記載のメモリ。
  4. 前記複数のワード線グループの各々に少なくとも1つずつ配置され、前記副信号線と前記主信号線とを繋ぐ第2トランジスタをさらに備え、
    選択された前記ワード線を含む前記ワード線グループに対応する前記第2トランジスタは、オン状態になるように制御され、
    選択された前記ワード線を含まない前記ワード線グループに対応する前記第2トランジスタは、オフ状態になるように制御される、請求項に記載のメモリ。
  5. データの読み出し時に、選択された前記ビット線には、Hレベルの第1電位の信号が供給されるとともに、非選択の前記ビット線には、Lレベルの第2電位の信号が供給され、かつ、前記選択されたワード線以外の所定の前記ワード線と対応する前記ダイオードのカソードには、前記第1電位および前記第2電位とは異なる第3電位の信号が供給される、請求項1または2に記載のメモリ。
  6. 前記選択されたワード線を含むワード線グループ以外の前記ワード線グループにおいて、データの読み出し時に、非選択の前記ワード線の電位は、前記第1トランジスタがオン状態になるように制御され、
    前記選択されたワード線を含むワード線グループにおいて、データの読み出し時に、前記選択されたワード線の電位は、前記第1トランジスタがオン状態になるように制御され、
    前記選択されたワード線を含むワード線グループにおいて、データの読み出し時に、非選択の前記ワード線の電位は、前記第1トランジスタがオフ状態になるように制御される、請求項に記載のメモリ。
  7. 前記ワード線の電位を制御するためのワード線制御手段をさらに備え、
    前記ワード線制御手段は、前記ワード線グループ毎に1つずつ配置された第2信号線を含み、
    データの読み出し時に、前記ワード線の電位は、前記第2信号線に供給される信号の電位に基づいて制御される、請求項に記載のメモリ。
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