JP5064449B2 - 扉を取付けた枠体 - Google Patents

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Description

本発明は、ダクトの内部を点検・清掃するために設けられる点検口を構成する扉を取付けた枠体に関する。
例えば、シート状物の生産ラインや加工ラインの中間工程においてシート状物を切断する際に発生する切屑を回収するため、この切屑を気流搬送するのに使用されるダクトや、食品工場、半導体工場、厨房内、商業ビル等に使用される空調用のダクトには、その内部を点検・清掃するための点検口が設けられている(特許文献1参照)。
特公平7―42800号公報
かかる点検口はダクト壁に形成する開口部に装着され、主要構成部材として、その開口部に装着される枠体と、枠体内を閉鎖する蓋や扉などから構成されている。この枠体としては縦枠材と横枠材を方形状に連結させるため、縦枠材及び横枠材の連結個所の端部を斜めに切断して直交させるように接合させた状態で、端部にそって溶接が行われたり、あるいはコーナー金具によりボルト・ナット等の締結部材で固定している。このため溶接後の歪み取り、バリ取り工程を必要としたり、締結部材を使用するために連結個所の緩みの発生や占有空間が大きくなる。また、枠体としての四方の角部は角張って形成されているので、この枠体の角部によって枠体の移動時やダクト壁への取り付け時に他の個所を傷つけたりするおそれがある。
本発明の課題は、枠体の組立性や外観のデザイン性を向上させるとともに、機械的強度の優れた強固な枠体を得るように改良した扉を取付けた枠体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の点検口の扉を取付けた枠体は、ダクトを形成するダクト壁の開口部に設けられる点検口の一部を構成するように、前記開口部に内嵌する方形枠状の枠体であって、該枠体は、形鋼からなる縦枠材及び横枠材と、この両者を四方角部で連結固定する連結部材とを備え、前記縦枠材及び前記横枠材は、前記ダクト壁の前記開口部における内側縁に対向配置されるウエブと、該ウエブから延出して前記開口部の外側周囲の前記ダクト壁に対向配置される第一フランジと、該第一フランジから前記ダクト壁側に延出する第一リップを有し、前記連結部材は、帯板部材によってL形平板状となし、前記縦枠材の前記第一フランジにおける前記ダクト壁に対向する裏面に重ねて固定される縦連結板片と、前記横枠材の前記第一フランジにおける前記ダクト壁に対向する裏面に重ねて固定される横連結板片とを有し、その縦連結板片と横連結板片との間の接続板片部の外側縁を外向きアール状に形成し、該外側縁には前記縦枠材及び前記横枠材の前記第一リップと連続して繋がる形態を呈する接続リップが形成される枠体の、何れか一方の前記縦枠材の上側および下側で前記枠体の内側に位置して、前記横枠材との間のコーナー部にブラケットが密着固定され、そのブラケットには、前記枠体の前記内側の開口を開閉自在とする扉のための蝶番軸が前記枠体の前記第一フランジよりも外側に位置して配置され、該蝶番軸と嵌合して軸受部を構成する軸受部材が前記扉の側部に配置され、その軸受部材は前記扉の表面よりも外側に位置して、前記扉が閉じたときに前記扉が前記内側の開口に収納可能になっており、前記枠体の上方又は下方に位置する前記蝶番軸と隣接する前記縦枠材の前記ウエブには、閉ざされた前記扉の側面に向かって進退移動して、その側面を押圧する押圧調整部材が設けられ、前記扉によって前記枠体の前記内側を閉鎖した態様において、前記枠体の前記ウエブと前記扉の側面との隙間寸法が、前記押圧調整部材によって調整可能であり、前記扉によって前記枠体の前記内側を閉鎖するときに、前記扉の前記側面に前記押圧調整部材が当接し、前記扉は前記側面とは反対側の自由端側に向かって移動することで、前記扉の閉状態が調整されることを特徴とすることにより、扉の蝶番軸や軸受部が長期使用などによって自重などの影響によって軸嵌合状態が緩んでガタついてくると扉が枠体内で垂れ下がることや扉が閉まるときに枠体にぶつかるときがあるが、予め枠体には押圧調整部材が取付けてあるから、これを調整して正しい位置で扉を閉ざすことができるようになる効果を奏する。また、本発明の扉を取付けた枠体の前記押圧調整部材は、前記縦枠材の前記ウエブに形成するめねじ孔に螺入される調整ねじ部材からなり、該調整ねじ部材には、回り止めのためのロックナットが螺合されることを特徴とすることにより、ねじ機構での調整であるため、ねじピッチに応じた微調整が可能となるとともに、一度調整した位置でのねじの緩みを防止できるため、メンテナンス作業も容易となる
上記構成とすることにより、枠材の第一フランジに連結部材の連結板片を重ねて固定するものであり、これは板片どうしの重なりとなるため、その仮組みも安定して容易となる。しかも、その連結固定に使用する溶接手段も例えばスポット溶接を適用でき、従来のように連結固定が緩んだり、バリ取り工程などの後処理も不要となる。また、第一フランジの裏面に連結板片を重ねているため、外側に段差が生じなく好適である。また、枠体としての四方の角部がアール形態であるため、外観のデザイン性が向上される。また、従来のように他の個所を傷付けたりすることもなく、さらに第一リップと接続リップとはアール形態で繋がっているため、シール部材をこれらのリップに沿って周設することが容易となり、特に四方角部でのシール機能が損なわれることがない枠体を提供することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の枠体は、前記縦枠材及び前記横枠材の前記第一フランジの表面と、前記連結部材の接続板片部の表面とを面一状となしたことを特徴とすることにより、上記効果に加え、ダクトに設けられる点検口の枠体の外観におけるデザイン効果を向上させることができる。また、本発明の枠体の前記縦枠材及び前記横枠材は、前記ウエブから前記開口部の中央側に延出される第二フランジと、該第二フランジから前記ダクト壁の外側に延出する第二リップを有し、前記縦枠材と前記横枠材とが交差する隅角において前記第二フランジどうしを連結するために、帯板部材によってL形平板状をなすと共に、前記第二フランジの外側に重ねられて固定されるコーナー内側部材を有し、該コーナー内側部材の内角側には、前記縦枠材と前記横枠材の前記第二フランジの外側に重ねて配設される外リップが形成され、該外リップは前記隅角に向かって内向きアール状に形成されることを特徴とすることにより、枠体としての角部においてダクト壁の外方側での連結個所である連結部材による連結固定に加え、ダクト内方に位置する枠体の角部における第二フランジ相互をコーナ内側部材によって連結固定しつつ第二リップと外リップを連結固定できるため、かかる角部は複数補強されることにより機械的強度の向上を図ることが可能となる。しかも、外リップは内向きアール状に形成されているため、強度の高いコーナ内側部材の使用であるので強度補強において有益となる。
また、本発明の枠体の前記縦枠材と前記横枠材とが交差する隅角において前記縦枠材及び前記横枠材の前記ウエブにおける前記開口部の内側縁に対向する面又はその裏面に重ねられて固定される帯板部材を板厚方向に折曲してL形に形成したコーナープレート部材を有することを特徴とすることにより、縦枠材と横枠材のウエブとコーナープレート部材との連結固定手段として、上記と同様にスポット溶接を適用できることによる利点に加え、強度補強も高くなりさらに枠体の機械的強度も向上される。また、本発明の枠体の前記縦枠材と前記横枠材とが交差する隅角において、前記コーナ内側部材が固定される反対側である前記縦枠材及び前記横枠材の前記第二フランジに重ねられて固定される帯板部材によってL形平板状となした第二フランジ補強部材を有することを特徴とすることにより、強度補強も高くなりより一層枠体の機械的強度も向上される。
また、本発明の扉を取付けた前記枠体における下側の前記横枠材において、前記扉によって前記枠体内側を閉鎖した態様で前記扉と対向する前記ウエブには、球面の一部を前記扉側に突出させるようしたボールストッパ部が設けられ、該ボールストッパ部の前記球面の一部が前記扉に接触して前記扉を保持することを特徴とすることにより、扉の自重によって扉自体が垂れ下がることを常に規制することができる。また、本発明の扉を取付けた枠体において、前記ボールストッパ部の前記球面はボール体によって形成され、該ボール体を回転自在となしたことを特徴とすることにより、扉の開閉時に何ら支障なく開閉操作を行なうことができる。
本発明に係るダクトの内部を点検・清掃するために設けられる点検口の概要正面図である。 ダクトに点検口を設けた状態の概要斜視図である。 枠体の概要正面図である。 扉を取付けた枠体をダクト壁に内嵌した状態の概略断面図である。 ばね固定部材の平面図および側面図である。 連結部材の概略斜視図である。 縦枠材と横枠材との角部の連結個所の要部斜視図である。 点検口の下側の要部正面図である。 図8のA部である扉姿勢調整機構の詳細斜視図である。 扉姿勢調整手段の要部断面図である。 調整ねじ部材の位置を示す要部断面図である。 図8のB部であるボールストッパ部の要部斜視図である。 図12のC―C断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るダクトの内部を点検・清掃するために設けられる点検口の概要正面図、図2はダクトに点検口を設けた状態を示す概要斜視図である。図1、図2において、点検口1は気流搬送や空調用のダクトDのダクト壁D1に形成される開口部D2に装着される。点検口1は、開口部D2に内嵌固定される枠体2と、該枠体2の枠内側に開閉自在に装着される扉3を備えている。
枠体2は方形枠状であって、図3に示すように、形鋼からなる2本の縦枠材4及び2本の横枠材5と、この両者を方形の四方角部で連結する4個の連結部材6とを備えている。縦枠材4及び横枠材5は、断面が一様となして長尺形成されるリップZ形鋼(図4参照)を所定長さに切断している。この切断は長さ方向と直交するようにして端部4a、5aを形成している。
また、縦枠材4及び横枠材5において、ダクトDの開口部D2に枠体2を装着した際に、図4に示すように、開口部D2の内側縁D3に対向配置される個所を、ウエブ4b、5bとなしている。また、このウエブ4b、5bから延出して開口部D2の外側周囲D4のダクト壁D1に対向配置される個所を第一フランジ4c、5cとし、該第一フランジ4c、5cからダクト壁D1側に延出する第一リップ4d、5dを有している。さらに、ウエブ4b、5bから開口部D2の中央側に延出される第二フランジ4e、5eと、該第二フランジ4e、5eからダクト壁D1の外側方向に延出する第二リップ4f、5fを有している。
連結部材6は、図6に示すように、板金材である帯板部材によって全体形状を平面視において、L形平板状となしている。この連結部材6は、ダクト壁D1の開口部D2に枠体2を装着した際に、縦枠材4の第一フランジ4cにおいてダクト壁D1に対向する裏面に重ねて固定される縦連結板片6aと、横枠材5の第一フランジ5cのダクト壁D1に対向する裏面に重ねて固定される横連結板片6bとを有している。また、縦連結板片6aと横連結板片6bとの間の接続板片部6cの外側縁6c1にそって縦枠材4及び横枠材5の第一リップ4d、5dと連続して繋がる形態を呈する接続リップ6c2が形成されている。また、この外側縁6c1は、外向きアール状に形成しているため、接続リップ6c2もアール形態を呈する。
また、縦枠材4及び横枠材5の第一フランジ4c、5cの表面4c1、5c1と、この表面4c1、5c1と同じ側に向く連結部材6の接続板片部6cの表面6c3とを面一状となすために、第一フランジ4c、5cの裏面に縦連結板片6a、横連結板片6bを重ねたときに、第一フランジ4c、5cの肉厚に相当する段差6dを介して接続板片部6cから縦連結板片6a及び横連結板片6bが一体形成されている。この段差6dが縦枠材4の端部4a、横枠材5の端部5aが当接する個所となる。
そして、連結部材6と縦枠材4及び横枠材5との連結結合としては、連結部材6の段差6dに縦枠材4の端部4a、横枠材5の端部5aを突き合せると共に、縦連結板片6a、横連結板片6bを第一フランジ4c、5cの裏面に重ねて位置決めした後、この重ね合わせ個所を圧着しつつ電流を流し、その抵抗熱で接合させるようにスポット溶接している。
このように連結部材6の段差6dが位置決め機能を備えるとともに、連結部材6の縦連結板片6a、横連結板片6bの幅寸法と第一フランジ4c、5cの裏面の幅寸法との関係を、幅方向のガタツキがなくなる(後述の軽接触)ように設定することにより、連結部材6と縦枠材4及び横枠材5との仮組みも、板部材どうしであるため安定性が高く容易となる。なお、第二フランジ4e、5e及び第二リップ4f、5fの端部4a、5aについては角部を斜めに切り落として相互に干渉させないようにしている。
以上の実施例では枠体2のフレーム構造の発明を説明したものであるが、このフレーム構造とは異なる発明としても把握できる構造も含まれている。
それは、枠体2における四方角部の連結構造に関する発明であり、リップZ形鋼である形鋼を枠体2の縦枠材4、横枠材5として使用する四方角部の構造である。この構造のものは形鋼の連結個所の組み立て時の作業性の向上を図るとともに、スポット溶接の溶接品質を良好にするものである。
そして、枠体2における四方角部の連結構造の構成は、ダクト壁D1の開口部D2に装着される方形枠状の枠体2における四方角部の連結構造において、形鋼からなり、先端にウエブ4b、5bと平行となした第一リップ4d、5dを有するとともに、開口部D2の外側周囲D4のダクト壁D1に対向配置される第一フランジ4c、5cが形成される縦枠材4及び横枠材5と、
帯板部材によって平面視においてL形平板状に形成され、縦枠材4の第一フランジ4cの裏面に重ねて固定される縦連結板片6a、横枠材5の第一フランジ5cの裏面に重ねて固定される横連結板片6b、該横連結板片6bと縦連結板片6aとの間のコーナー部分の外側縁6c1が外向きアール状に形成されるとともに、該外側縁6c1には第一リップ4d、5dと連続して繋がる形態を呈する接続リップ6c2が形成される連結部材6とを、含むものである。
この縦枠材4と横枠材5を連結部材6によって、枠体2の四方角部において直交形態となるように連結するには、図6に示すように、例えば横連結板片6bで説明すると、該横連結板片6bの幅側の両側縁6b1が第一フランジ5cと連続するウエブ5bと第一リップ5dの両者の間で遊嵌状とならないように軽接触状態で、例えば作業者によって嵌め込まれている。
この軽接触状態は、スポット溶接における相対する一対の電極での加圧時の挟持力によって、ウエブ4b、5bと第一リップ4d、5dの間に嵌めこまれる横連結板片6b、縦連結板片6aが第一フランジ4c、5cの裏面に面接触するように位置修正される程度の接触状態としている。これによって作業者によるセット作業も軽作業となり、しかも、軽接触状態であるため嵌め込まれた横連結板片6b、縦連結板片6aが容易に外れることなく仮組立状態が安定し、さらに横連結板片6b、縦連結板片6aが確実にスポット溶接の電極の挟持力によって第一フランジ4c、5cの裏面に面接触するため、スポット溶接の電極が直角方向にかつ所定の加圧力で加圧できることとなり溶接品質も良好となる利点を有する。
また、図7に示すように、縦枠材4と横枠材5との方形の四方角部の連結個所において、縦枠材4と横枠材5とが交差する隅角において縦枠材4、横枠材5の第二フランジ4e、5eにわたって重ねられて固定されるコーナ内側部材7を有している。該コーナ内側部材7は、板金材としての帯状部材によって形成される。該コーナ内側部材7は平面視において第二フランジ4e、5eの幅寸法よりも大きくない幅でL形平板状に形成される本体部7aの内角側を円弧状に形成した内周縁7a1から連続して第二リップ4f、5fに(開口部D2における内側に)対峙して外側に配設される内向きアール状に形成される外リップ7bを有している。そして、本体部7aを第二フランジ4e、5eに重ねるとともに、外リップ7bの一部を第二リップ4f、5fに重ねるように位置決めした後、本体部7aと第二フランジ4e、5eをスポット溶接している。
また、縦枠材4と横枠材5とが交差する隅角において縦枠材4、横枠材5のウエブ4b、5bにおけるダクトDの開口部D2の内側縁D3に対向する面又は裏面に重ねられて固定されるコーナープレート部材8を有している。このコーナープレート部材8は縦枠材4のウエブ4bと横枠材5のウエブ5bにまたがって重なるように、帯状部材を板厚方向に屈曲してL形に形成される。そして、コーナープレート部材8をウエブ4b、5bに重ね合わせた後、スポット溶接している。
また、枠体2としてさらに方形の四方角部の連結強度を高めるために、コーナ内側部材7を固定する第二フランジ4e、5eの裏面に、帯状部材によって平面視においてL形平板状に形成される第二フランジ補強部材9をスポット溶接して固定することも可能である。このことによって、特に四方角部の当該個所は板状部材が三重に重ねられてスポット溶接されることとなり、強度向上を図るうえで有益となる。
以上の実施例では枠体2の四方角部の補強構造の発明を説明したものであるが、この補強構造とは異なる発明としても把握できる構造も含まれている。
それは、枠体2における四方角部の連結構造の他の補強構造に関する発明であり、リップZ形鋼である形鋼の縦枠材4、横枠材5の連結部分において、枠体2がダクト壁D1の開口部D2に装着された状態で、ダクトD内方に位置する縦枠材4、横枠材5の第二フランジ4e、5e相互を強固に連結するためにコーナ補強部材7を構成の一部に含む構造のものである。
そして、この補強構造の構成は、ダクト壁D1の開口部D2に装着される方形枠状の枠体2における四方角部の連結構造において、
ウエブ4b、5bからダクト壁D1の開口部D2内側の中央側に延出される第二フランジ4e、5eからダクト壁D1の外側に延出する第二リップ4f、5fを有する縦枠材4及び横枠材5と、縦枠材4と横枠材5との第二フランジ4e、5eどうしを連結するためのコーナー内側部材7とを有し、
該コーナー内側部材7は帯板部材によってL形平板状をなすと共に、その隅角は、内向きアール状に形成される本体部7aが第二フランジ4e、5eに重ねられてスポット溶接によって固定されるとともに、その固定時には、縦枠材4と横枠材5の第二フランジ4e、5eの外側に重ねられて密着配設される外リップ7bを備えるものである。
このように、L形に形成されるコーナー内側部材7を横枠材5と縦枠材4との第二フランジ4e、5eにスポット溶接することによって第二リップ4f、5fの外側から密着するように配設する外リップ7bによって第二リップ4f、5fの変形を規制するように連結できる。このように少ないスポット溶接個所で補強できるので組み立てが容易となる利点を有する。
また、枠体2の枠内を閉鎖する扉3を開閉自在に装着するために、図1に示すように、枠体2の内側において左右の何れか一方(本例では図面上の右側)の上側および下側には、蝶番軸10が設けられている。詳しくは図8、9に示すように、この蝶番軸10は枠体2の方形の四方の隅角におけるウエブ4b、5bに固定される。この固定にはブラケット11が使用される。ブラケット11は帯状部材を板厚方向に屈曲してL形に形成される。枠体2の縦枠材4の上側および下側の内側に位置して、横枠材5との間のコーナー部のウエブ4b、5bにブラケット11がスポット溶接により密着固定される。そのブラケット11には、枠体2の内側を開閉自在とする扉3のための蝶番軸10を、枠体2の第一フランジ4c、5cよりも外側に位置して配置するようにブラケット11から外側に突出形成される軸受片11aに挿通させた後に固定している。
また、ブラケット11と、縦枠材4及び横枠材5との間のコーナー部のウエブ4b、5bには、位置決めのための凹凸部21が設けられる。この凹凸部21はブラケット11側を凸状に形成し、ウエブ4b、5b側を凹状に形成し、この両者によって凹凸状の凹凸部21(図9、図10参照)を構成している。なお、この凹凸部21のウエブ4b、5b側を凸状、ブラケット11側を凹状に形成することも可能である。
一方、扉3は枠体2の内側に嵌り込んで収納され、その枠内を閉鎖するために、全体形状が方形状であって所定の厚みを呈するように形成されている。この扉3の一方の側面3a(側部)には、蝶番軸10が挿入されてその位置を保持するための軸受部材12がスポット溶接により密着固定されている。この軸受部材12は蝶番軸10が挿入される軸受部としての筒状部12aを有している。このように、蝶番軸10と嵌合する軸受部材12が扉3の側部に配置され、その軸受部材12の筒状部12aは扉3の表面よりも外側に位置して、扉3が閉じたときに扉3が枠体2の内側に収納可能になっている。また、軸受部材12もブラケット11と同様に形成される凹凸部21によって位置決め固定されている。
以上の実施例では枠体2に扉3を開閉自在に装着する蝶番構造の例を説明したものであるが、この蝶番構造には異なる発明としても把握できる構造も含まれている。
それは、枠体2における四方角部の連結個所を蝶番構造の一部を構成する部材で補強するとともに、扉3の開閉において、特に扉3が開放された際にダクトDのダクト壁D1に扉3が当たらないようにし、ダクト壁D1の損傷を防止するようにしたものである。
そして、この蝶番構造の構成は、ダクト壁D1の開口部D2に装着される方形枠状の枠体2の枠内側を開閉自在となしている扉3を有する点検口1において、扉3を開閉自在に保持するための蝶番軸10と、
該蝶番軸10を固定するブラケット11と、
該ブラケット11の蝶番軸10が挿通される軸受部(筒状部12a)を有し、扉3に固定される軸受部材12とを備え、
ブラケット11は帯状部材を板厚方向に屈曲してL形に形成され、枠体2を形成する横枠材5と縦枠材4との連結個所としてのコーナー部に密着固定された状態で、当該ブラケット11から外側に一体的に突出形成されつつ先端側を枠体2の外側方に延出形成させるようにした軸受片11aが形成され、該軸受片11aに蝶番軸10を挿通固定するとともに、軸受片11aの先端側には、開放される扉3に当接し当該扉3の開放範囲(開き角度)を規制するストッパ片11bを設けたものである。
このように、L形に形成されるブラケット11で横枠材5と縦枠材4との連結個所としてのコーナー部を補強することができる。また、ストッパ片11bに開いた扉3の裏面側が当たることによって、この扉3の開放範囲を規制し、扉3がダクトDのダクト壁D1に当たらないため、ダクトDの損傷を防止でき、ダクト設備におけるダクト交換となるような大工事の必要性を無くすことができる利点を有する。
また、上下の蝶番軸10によって開閉自在となしている扉3は、蝶番軸10と軸受部材12の筒状部12aとの間の隙間や、枠体2および扉3に経時変形があると、扉3の自重によって自由端側である他方が下方へ垂れ下がり、扉3と枠体2との隙間X、X1寸法(図1参照)が不均一となったり、その不均一な状態が進行する極端な場合では、扉3が閉められなくなるおそれがある。そこで、この建て付け状態の問題を解消するために、扉姿勢調整手段や扉姿勢保持手段を設けることができる。
扉姿勢調整手段としては、図9、10に示すように、蝶番軸10が設けられている側の扉3の側面3aを、自由端側である他側方に対して押し付けるための押圧調整部材としての調整ねじ部材13を備えている。この調整ねじ部材13は、蝶番軸10に隣接させるように、扉3によって枠体2の内側が閉鎖されている状態において、扉3の上側及び/又は下側の側面3aに対向する枠体2の縦枠材4におけるウエブ4bを貫通して設けられるめねじ孔14に螺入される。そして、例えば扉3を閉じた状態にして、ロックナット13bを緩めた後、調整ねじ部材13を所定方向に回動操作することにより当該調整ねじ部材13を進退移動させる。この回動操作は、調整ねじ部材13の一端部に形成される六角凹部13aに作業工具としての六角レンチ(図示せず)を挿入して行われる。
また、めねじ孔14は本例ではブラケット11も貫通している。また、図11に示すように、めねじ孔14は、該めねじ孔14に螺入する調整ねじ部材13がダクトDのダクト壁D1に干渉しない位置に設けられる。この干渉しない状態は枠体2をダクトDに固定した状態である。このことによって作業工具による調整ねじ部材13の回動操作が扉3を閉じても何ら支障なく行えることとなる。
このように、回動操作によって進退移動される調整ねじ部材13が扉3側にむかって進行し、その先端13cが扉3の側面3a(軸受部材12)に当接することによって扉3を自由端側に押し付けることとなる。このことによって扉3と枠体2との隙間X、X1寸法の不均一が解消できることとなる。最終的には、所定の位置で調整ねじ部材13のロックナット13bを締め付けていくことによって、調整ねじ部材13の移動(緩み)を規制することができる。また、本例では調整ねじ部材13を枠体2の下側に設けているも、上側にも設けることができる。
以上の実施例では扉3の建て付け状態に関連する扉姿勢調整手段としての調整ねじ構造の発明を説明したものであるが、この調整ねじ構造には異なる発明としても把握できる構造も含まれている。
それは、調整ねじ部材13を螺入するめねじ孔14のねじピッチを増やし、扉3を押すときの荷重に耐えうる強度を備えさせるものである。
そして、この調整ねじ構造の構成は、枠体2の、何れか一方の縦枠材4の上側および下側の内側に位置して、横枠材5との間のコーナー部における縦枠材4及び横枠材5の両ウエブ4b、5bにL形のブラケット11が密着固定され、そのブラケット11には、枠体2の枠内側を開閉自在とする扉3のための蝶番軸10が配置され、該蝶番軸10と嵌合する軸受部材12が扉3の側部に配置され、扉3が閉じたときに扉3が枠内側に収納可能になっており、縦枠材4のウエブ4bと該ウエブ4bに密着するブラケット11を同軸貫通させるめねじ孔14を、閉ざされた扉3の側面3aに向かって貫通形成し、該めねじ孔14に先端13cを平坦面状に形成する調整ねじ部材13を螺入させ、調整ねじ部材13の進退移動によって、扉3の側面3aを先端13cで押圧し、枠体2のウエブ4bと扉3の側面3aとの隙間X寸法を、調整ねじ部材13によって調整可能とするものである。
このように、めねじ孔14はブラケット11も貫通している。これによってウエブ4bとブラケット11の厚みに応じて、めねじ孔14のねじピッチを増やすことができることとなり、調整ねじ部材13によって扉3を押すときの荷重に耐えうる強度を備えさせることができる利点を有する。
また、扉姿勢保持手段としてのボールストッパ部19は、図12、13に示すように、枠体2の下側の横枠材5に設けられる。このボールストッパ部19には球形のボール体15が使用される。すなわち、枠体2の下方を構成する横枠材5のウエブ5bにはボール体15の一部が入りこむ半球状の凹部16がプレス加工される。かかる凹部16にボール体15の一部を入れた状態で、ボール保持板部材18によってボール体15を保持している。
このボール保持板部材18はボール体15の一部を突出させるための円形の保持孔17がバーリング加工によって形成されている。そして、ボール保持板部材18がボール体15の球面15aの一部を扉3の下端面3b側に突出させるように、当該ボール体15をバーリング加工された保持孔17と凹部16によって挟み込むようにウエブ5bに重ねられて固定(スポット溶接)される。また、横枠材5のウエブ5bに設けられる凹部16は、扉3の下端面3bと接触しやすいように、第一フランジ5c寄りに近接して設けられている。
このボールストッパ部19におけるボール体15は、保持孔17と凹部16によって挟まれた状態において回転自在となしている。また、ボールストッパ部19におけるボール体15の突出寸法L1は、扉3を保持する蝶番軸10側における枠体2の下側の横枠材5のウエブ5bと扉3の下端面3bとの間の隙間X1に相当する寸法に設定される。
このボールストッパ部19によると、例えば扉3が開いた状態から閉める際、その扉3の自由端側の下端面3bの角部が突出されているボール体15の一部分と接触しても、この接触個所は球面の一部であるため、かかる角部はボール体15の頂部側までスムーズに移動する結果、扉3の開閉に何ら支障が生じることはなく、また、その扉3の自由端側の下端面3bが枠体2の下側の横枠材5のウエブ5bよりも低位となった姿勢であっても、扉3を閉める際にその自由端側を若干持上げるようにすれば、扉3の下端面3bがボール体15に接触するように乗り上がり、その後はボール体15が回転自在であることにより扉3の閉鎖方向への移動がスムーズとなる。また、本例ではボールストッパ部19を枠体2の下側に設けているも、上側の横枠材5にも設けることができる。
以上の実施例では扉3の建て付け状態に関連する扉姿勢保持手段としてのボールストッパ部19の発明を説明したものであるが、このボールストッパ部19には異なる発明としても把握できる構造も含まれている。
それは、ボール体15と凹部16の形状の組合せに関する発明である。この構造のものは扉3の下端3bを保持するボール体15の回転機能を向上維持するために好適なものとなる。
そして、このボールストッパ部19の構成は、枠体2の枠内側を開閉自在となしている扉3を有する点検口1において、枠体2を形成する下方の横枠材5に形成される半球状の凹部16と、
該凹部16に入れる球形のボール体15と、
該ボール体15の上半球側を突出させつつ抜け落ちを規制するようにバーリング加工される保持孔17を有するボール保持板部材18とを備え、
凹部16にボール体15が入れられ、保持孔17からボール体15の上半球側を突出させた状態で当該ボール体15を回動自在となすように、ボール保持板部材18を横枠材5に固定した形態で、ボール体15の曲率半径よりも凹部16の曲率半径を大きく設定したものである。
このように、ボール体15の曲率半径よりも凹部16の曲率半径を大きく設定することにより、ボール体15の下半球側と接する凹部16との接触面積が小さくなるため回転時の抵抗が小さくなる。これによって扉3が大型化し重量物となっても扉3の閉鎖方向への移動の円滑性は損なわれることはなく、しかも、ボール体15と凹部16との間には、曲率半径の違いによって空間が生じているため、かかる空間を例えばグリスGの充填空間にすることもでき、ボール体15の回転機能の向上を図ることができる利点を有する。
また、図4に戻り、枠体2の縦枠材4及び横枠材5のウエブ4b、5bの外周周囲には、ダクト壁D1の内周縁D3を通過した後は、かかる内周縁D3に係合して枠体2自体の脱落を規制するために、ばね固定部材20を複数設けている。このばね固定部材20は、図5に示すように、帯板状のスプリング材からなり、ウエブ4b、5bに固定する固定片20aの一端から延出して左右二又状にしてかつ傾斜状に2片の押圧片20bが形成されている。この押圧片20bには、ダクト壁D1の内周縁D3に係合する係合部20cがそれぞれ突出形成されている。
係合部20cは2片の押圧片20bの延出方向である長手方向に所定間隔をもって2個の係合凸部20dがそれぞれ傾斜状に切起こし膨出形成される。また、係合凸部20dは、その押圧片20bの長手方向において、互い違いに配設されている。換言すれば、左側の押圧片20bに形成される係合凸部20dの間に、右側の押圧片20bに形成される係合凸部20dが位置する形態である。また、膨出形成される係合凸部20dは、押圧片20bの延出方向においてその上流側である固定片20a側には、該固定片20aから遠ざかるにしたがって、その高さが高くなるように傾斜する誘導部20d1が形成されている。また、該誘導部20d1の終端側は切起こし形成された際に、せん断されて形成される端縁20d2を有している。
そして、枠体2をダクト壁D1の開口部D2に嵌めこんでいくと、ばね固定部材20の係合部20cの係合凸部20dの誘導部20d1がダクト壁D1の内周縁D3に当接しながら押圧片20bが弾性変形する。さらに嵌めこみが進むと、複数の係合凸部20dの間にダクト壁D1の内周縁D3が乗り越えて位置されると押圧片20bは弾性復帰し、係合部20cの何れかの係合凸部20dの端縁20d2がダクト壁D1の内周縁D3に引っ掛かることとなって枠体2が脱落しないように抜け止められた態様でダクトDに装着されることとなる。
以上の実施例は枠体2をダクト壁D1の開口部D2に装着した後の抜け止めを図るようにした発明として把握することができる。
それは、枠体2とばね固定部材20の組合せに関する発明である。この構造のものは点検口1としての枠体2のダクト壁D1への装着時の作業性を向上させるために好適なものとなる。
この枠体2の抜け止め構造の構成としては、ダクト壁D1の開口部D2に装着する点検口1の一部を構成するように、形鋼からなるウエブ4b、5bを有する縦枠材4及び横枠材5によって形成される方形枠状の枠体2であって、該枠体2のダクト壁D1の開口部D2への装着時に該開口部D2の内側縁D3と対向するウエブ4b、5bには、ばね固定部材20が複数設けられ、
該ばね固定部材20はウエブ4b、5bに固定される固定片20aから連続して傾斜状に押圧片20bが形成され、該押圧片20bには、枠体2を開口部D2へ装着することにより開口部D2の内側縁D3が接触しながら該内側縁D3から遠ざかるように押圧片20bを弾性変形させるための誘導部20d1を有する係合凸部20dが設けられ、この誘導部20d1をダクト壁D1の内周縁D3が乗り越えると押圧片20bは弾性復帰し、係合凸部20dの端縁20d2がダクト壁D1の内周縁D3に接触し、枠体2の装着方向とは逆方向へ抜け止めするようにしたものである。
このような枠体2の抜け止め構造とすることにより、枠体2のダクト壁D1の開口部D2への装着が容易となり、しかも、例えば係合凸部20dの位置を互い違いに形成することにより、ダクト壁D1の厚みの違いに対応できる利点を有する。
また、枠体2の横枠材5の第一リップ5dと連結部材6の接続リップ6c2と縦枠材4の第一リップ4dに沿って外側シール部材21が周設され、該外側シール部材21によってダクトDの開口部D2の外側周辺をシールするようにしている。このシール状態は、ばね固定部材20の係合部20cにおける係合片20dによって枠体2がダクトDの開口部D2に対して抜け止めされた態様である。
また、第一リップ4d、5dと接触リップ6c2とはアール形態で繋がっているため、外側シール部材21をこれらのリップに沿って周設することが容易となり、特に四方角部でのシール機能が損なわれることがない。なお、枠体2を閉鎖する扉3との間にも内側シール部材22が周設されている。
1 点検口
2 枠体
3 扉
3a 側面
3b 下端面
4 縦枠材
4b ウエブ
4c 第一フランジ
4d 第一リップ
4e 第二フランジ
4f 第二リップ
5 横枠材
5b ウエブ
5c 第一フランジ
5d 第一リップ
5e 第二フランジ
5f 第二リップ
6 連結部材
6a 縦連結板片
6b 横連結板片
6c 接続板片部
6c1 外側縁
6c2 接続リップ
6c3 表面
7 コーナ内側部材
7a 外リップ
8 コーナープレート部材
9 第二フランジ補強部材
10 蝶番軸
11 ブラケット
12 軸受部材
13 押圧調整部材
13a 調整ねじ部材
13b ロックナット
14 めねじ孔
15 ボール体
19 ボールストッパ部

Claims (8)

  1. ダクトを形成するダクト壁の開口部に設けられる点検口の一部を構成するように、前記開口部に内嵌する方形枠状の枠体であって、
    該枠体は、形鋼からなる縦枠材及び横枠材と、この両者を四方角部で連結固定する連結部材とを備え、
    前記縦枠材及び前記横枠材は、前記ダクト壁の前記開口部における内側縁に対向配置されるウエブと、該ウエブから延出して前記開口部の外側周囲の前記ダクト壁に対向配置される第一フランジと、該第一フランジから前記ダクト壁側に延出する第一リップを有し、
    前記連結部材は、帯板部材によってL形平板状となし、前記縦枠材の前記第一フランジにおける前記ダクト壁に対向する裏面に重ねて固定される縦連結板片と、前記横枠材の前記第一フランジにおける前記ダクト壁に対向する裏面に重ねて固定される横連結板片を有し、
    その縦連結板片と横連結板片との間の接続板片部の外側縁を外向きアール状に形成し、該外側縁には前記縦枠材及び前記横枠材の前記第一リップと連続して繋がる形態を呈する接続リップが形成される枠体の、何れか一方の前記縦枠材の上側および下側で前記枠体の内側に位置して、前記横枠材との間のコーナー部にブラケットが密着固定され、
    そのブラケットには、前記枠体の前記内側の開口を開閉自在とする扉のための蝶番軸が前記枠体の前記第一フランジよりも外側に位置して配置され、
    該蝶番軸と嵌合して軸受部を構成する軸受部材が前記扉の側部に配置され、その軸受部材は前記扉の表面よりも外側に位置して、前記扉が閉じたときに前記扉が前記内側の開口に収納可能になっており、
    前記枠体の上方又は下方に位置する前記蝶番軸と隣接する前記縦枠材の前記ウエブには、閉ざされた前記扉の側面に向かって進退移動して、その側面を押圧する押圧調整部材が設けられ、
    前記扉によって前記枠体の前記内側を閉鎖した態様において、前記枠体の前記ウエブと前記扉の側面との隙間寸法が、前記押圧調整部材によって調整可能であり、
    前記扉によって前記枠体の前記内側を閉鎖するときに、前記扉の前記側面に前記押圧調整部材が当接し、前記扉は前記側面とは反対側の自由端側に向かって移動することで、前記扉の閉状態が調整されることを特徴とする扉を取付けた枠体。
  2. 前記縦枠材及び前記横枠材の前記第一フランジの表面と、前記連結部材の接続板片部の表面とを面一状となしたことを特徴とする請求項1に記載の扉を取付けた枠体。
  3. 前記縦枠材及び前記横枠材は、前記ウエブから前記開口部の中央側に延出される第二フランジと、該第二フランジから前記ダクト壁の外側に延出する第二リップを有し、
    前記縦枠材と前記横枠材とが交差する隅角において前記第二フランジ同士を連結するために、帯板部材によってL形平板状をなすと共に、前記第二フランジの外側に重ねられて固定されるコーナー内側部材を有し、
    該コーナー内側部材の内角側には、前記縦枠材と前記横枠材の前記第二フランジの外側に重ねて配設される外リップが形成され、該外リップは前記隅角に向かって内向きアール状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の扉を取付けた枠体。
  4. 前記縦枠材と前記横枠材とが交差する隅角において前記縦枠材及び前記横枠材の前記ウエブにおける前記開口部の内側縁に対向する面又はその裏面に重ねられて固定される帯板部材を板厚方向に折曲してL形に形成したコーナープレート部材を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の扉を取付けた枠体。
  5. 前記縦枠材と前記横枠材とが交差する隅角において、前記コーナ内側部材が固定される反対側である前記縦枠材及び前記横枠材の前記第二フランジに重ねられて固定される帯板部材によって、L形平板状となした第二フランジ補強部材を有することを特徴とする請求項に記載の扉を取付けた枠体。
  6. 前記押圧調整部材は、前記縦枠材の前記ウエブに形成するめねじ孔に螺入される調整ねじ部材からなり、該調整ねじ部材には、回り止めのためのロックナットが螺合されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の扉を取付けた枠体。
  7. 前記枠体における前記横枠材において、前記扉によって前記枠体内側を閉鎖した態様で前記扉と対向する前記ウエブには、球面の一部を前記扉側に突出させるようしたボールストッパ部が設けられ、該ボールストッパ部の前記球面が前記扉に接触して前記扉を保持することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の扉を取付けた枠体。
  8. 前記ボールストッパ部の前記球面はボール体によって形成され、該ボール体を回転自在となしたことを特徴とする請求項に記載の扉を取付けた枠体。
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