JP5064175B2 - デスク装置 - Google Patents
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Description
このような場合に、支柱から配線挿通空間の側端、すなわち横連結材の側端までの距離が変動し、それに合わせて、配線挿通空間の上方を覆うカバーとして、左右方向の長さが異なる複数種類のものを用意しておかなければならない。
(1) 複数の支持体の後部を、左右方向を向く横連結材に、その左右方向の任意の部位に結合しうるようにした結合手段をもって連結し、前記支持体上に天板を設けるとともに、前記横連結材と天板との間に、上方に開口する左右方向に長い配線挿通空間を形成し、前記支持体に下端部が支持され、かつ上端部で机上配設物を支持する支柱を、前記配線挿通空間における左右方向の任意の部分を上下方向に挿通させ、前記配線挿通空間における支柱の挿通部分を除く部分を、左右方向の幅が異なる複数のカバーをもって、適宜並び替えることにより、閉塞しうるようにする。
請求項1記載の発明によると、左右方向の幅が異なる複数のカバーを並び替えるだけで、それらのカバーの左右方向の寸法に応じたピッチで、余分なカバーを用いることなく、配線挿通空間に対する支柱の位置を変更することができ、しかも、配線挿通空間の上方を余すことなく、効率よく、確実に覆うことができる。
したがって、左右1対の支持体と、1枚の天板と1個の横連結材からなる単体のデスクとして構成する場合と、3個以上の支持体と、複数の天板および横連結杆を用いる多連型のデスク装置として構成する場合とのいずれの場合にも、すべての部材を共通して用いることができる。
図1および図2に示すように、デスク1は、全てユニット化された部材により構成されたものであり、左右方向に適宜の間隔をもって配設した3個の支持体である脚2と、互いに隣接する1対の脚2、2上に支持された左右1対の天板3、3と、各脚2の上部後端に、結合手段4をもって結合され、3個の脚の相互間を連結する左右方向を向く2個の横連結材5と、横連結材5の中間部前面に固定され、天板3の左右方向の中間部下面を支持するブラケット6と、上記各結合手段4上に立設され、天板3と横連結材5との間に形成された上方に開口する左右方向に長い配線挿通空間7を通って上方に延出し、上端で、キャビネット8や、棚板、デスクトップパネル等の机上配設物を支持する支柱9と、配線挿通空間7における支柱9の挿通部以外の部分を覆うカバー10とを備えている。
なお、図5は、デスク1の右側部を示し、デスク1の左側部は、図5に示すものと左右対称の構成となる。また、左右1対の脚2、2と、1枚の天板3と、1個の横連結材5のみからなる単位デスク(図示略)を構成するときは、その左右の側部は、図5に示す構成と、その左右対称の構成となる。
支柱9の前後幅は、配線挿通空間7の前後幅より小とし、支柱9と配線挿通空間7の前後壁との間に形成される空隙に、配線を挿通しうるようにしてある。
したがって、図5に示すように、横連結材5の側端を偏位位置Hに整合させたときは、配線挿通空間7における横連結材5の側端から支柱9までの間を、1個の第1の調整カバー12と、1個の第2の調整カバー13とにより覆い、支柱9より内側の部分を、メインカバー11により覆うようにし、図6に示すように、横連結材5の側端をセンター位置Cに整合させたときは、配線挿通空間7における横連結材5の側端から支柱9までの間を、1個の第2の調整カバー13のみにより覆い、支柱9が一ピッチ分だけ横連結材5の側端側に偏位したことに伴う支柱9とメインカバー11の側端との間に形成される空隙部分を、1個の第1の調整カバー12をもって覆うことにより、カバー11〜13の数や種類等を変えることなく、同一のカバー11〜13を並び替えるだけで、図5に示す態様と、図6に示す態様との2つの異なる態様に対処することができる。
図10および図11に示すように、第1の調整カバー12と第2の調整カバー13は、側面視ほぼ下向きコ字状をなし、上面前部に浅い凹入段部12a、13aが設けられ、また後端に設けられた垂下片12b、13bの下端には、第1の調整カバー12においては1個、第2の調整カバー13においては左右2個の倒立U字状の切欠き14がそれぞれ設けられている。
受け部材16は、図7〜図10に示すように、横連結材5の前面上部に設けられ、開口部17aの上下幅より奥部17bの上下幅を大とした左右方向を向くあり溝状の係止溝17に嵌合係止されるようになっている。
この弾性片22は、拡幅頭部20を係止溝17の奥部17b内において、前後方向を向く軸回りに回転させる際に、係止溝17の奥部17bの内面に圧接して、拡幅頭部20の回動に抵抗力を付与するとともに、受け部材16を係止溝17に沿って移動させる際に、摺動抵抗を付与するようになっている。
受支部18は、長方形の垂直板状の拡幅鍔部18aとしてある。
この受け部材23は、上記受け部材16と同様の軸部19および拡幅頭部20を備え、受支部24のみが受け部材16と相違している。
この実施形態においては、第1の実施形態における中央の脚2に代えて、支持体として袖箱28を用いている。
この袖箱28の後端両側部には、図15に模式的に示すように、左右方向の幅を脚2の幅と同一とした後方を向く支持板29(その左方のもののみを図示)が、その外側面が袖箱28の外側面と同一面となるようにして設けられおり、その支持板29の両側面に、上記と同一の左右1対の結合手段4、4が取付けられ、この結合手段4、4をもって、左右1対の横連結材5、5が、それらの対向する側端同士が、袖箱28および支持板29の外側面と整合する偏位位置Hにおいて、互いに突き合わされるようにして、支持板29に結合されている。
例えば、メインカバー11、並びに第1および第2の調整カバー12、13の数および左右方向の長さは、状況に応じて適宜変更することができるとともに、長さの異なるカバーの種類も適宜変更することができる。
2 脚(支持体)
3 天板
4 結合手段
5 横連結材
6 ブラケット
7 配線挿通空間
8 キャビネット(机上配設物)
9 支柱
10 カバー
11 メインカバー
11a凹入段部
12 第1の調整カバー
12a凹入段部
12b垂下片
13 第2の調整カバー
13a凹入段部
13b垂下片
14 切欠き
15 閉塞板
16 受け部材
17 係止溝
17a開口部
17b奥部
18 受支部
18a拡幅鍔部
19 軸部
20 拡幅頭部
21 切欠き
22 弾性片
23 受け部材
24 受支部
25 枢軸部
26 ストッパ
27 凹溝
27a切欠き
28 袖箱
29 支持板
Claims (9)
- 複数の支持体の後部を、左右方向を向く横連結材に、その左右方向の任意の部位に結合しうるようにした結合手段をもって連結し、前記支持体上に天板を設けるとともに、前記横連結材と天板との間に、上方に開口する左右方向に長い配線挿通空間を形成し、前記支持体に下端部が支持され、かつ上端部で机上配設物を支持する支柱を、前記配線挿通空間における左右方向の任意の部分を上下方向に挿通させ、前記配線挿通空間における支柱の挿通部分を除く部分を、左右方向の幅が異なる複数のカバーをもって、適宜並び替えることにより、閉塞しうるようにしたことを特徴とするデスク装置。
- 支持体に対する支柱の取付位置を一定とし、横連結材の側端に対する支持体の取付位置を、横連結材の側端が支持体の中心に整合するセンター位置と、横連結材の側端が支持体の外側および内側の側面とほぼ整合する2つの偏位位置とに変更可能とし、かつカバーが、左右方向の寸法を、前記センター位置から一方の偏位位置までの距離に等しい第1の調整カバーと、左右方向の寸法を、前記第1の調整カバーの倍とした第2の調整カバーとを備えるものとした請求項1記載のデスク装置。
- カバーが、配線挿通空間における最も近接して取り付けたときの左右1対の支柱間を閉塞する1個または複数個のメインカバーを備えるものとした請求項2記載のデスク装置。
- 横連結材と天板とカバーとのそれぞれの上面を、互いに同一面とした請求項1〜3のいずれかに記載のデスク装置。
- 横連結材の前面に、左右方向を向く係止溝を設け、この係止溝に、左右方向に移動可能として装着した受け部材をもって、各カバーを支持するようにした請求項1〜4のいずれかに記載のデスク装置。
- 係止溝を、開口部の幅より奥部の幅を大としたあり溝とし、受け部材を、カバーを受支する受支部の後面に突設した軸部の後端に、左右幅を係止溝の開口幅より小とし、上下幅を係止溝の開口幅より大で、かつ係止溝の奥部の幅とほぼ同一かまたはそれより小とした拡幅頭部を備えるものとし、さらに、前記拡幅頭部に、係止溝の奥部内において、前後方向を向く軸回りに回転させる際に、係止溝の奥部の内面に圧接して、回動抵抗を付与するようにした弾性片を設けた請求項5記載のデスク装置。
- 受け部材の受支部を、カバーの後端部を枢支する左右方向の枢軸部と、前記カバーが前方を向く水平位置に位置しているときに、前記カバーの下面に当接するようにしたストッパとを備えるものとした請求項6記載のデスク装置。
- 受け部材の受支部を、軸部の前端に連設された垂直板状の拡幅鍔部により構成し、いずれかのカバーの後端に設けた垂下片を、横連結材の前面と、それに装着された受け部材の拡幅鍔部との間に差し込んで、前記カバーを支持するようにした請求項6記載のデスク装置。
- 支柱の前後幅を、配線挿通空間の前後幅より小とし、支柱と配線挿通空間の前後壁との間に形成される空隙に、配線を挿通しうるようにした請求項1〜8のいずれかに記載のデスク装置。
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