JP5063903B2 - 情報記録媒体部品 - Google Patents
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- 0 C*(C)c(cc1)cc(*(C)C)c1OP1OCC(CO2)(CO*2=O)CO1 Chemical compound C*(C)c(cc1)cc(*(C)C)c1OP1OCC(CO2)(CO*2=O)CO1 0.000 description 3
- CQAHMONIVOKQPF-UHFFFAOYSA-N O=P(OC1)OCC1(CO1)COP1=O Chemical compound O=P(OC1)OCC1(CO1)COP1=O CQAHMONIVOKQPF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description
(A) 内径1mm、長さ20mmのノズルを用い、300℃、剪断速度1000sec-1でのキャピラリー式レオメーター測定による溶融粘度が100〜300Pa・sの異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂91〜99重量%及び
(B) 異方性溶融相を形成しうる液晶性ポリマー1〜9重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、
(C) 下記一般式(I)、(II)で示されるりんオキソ酸モノエステルおよびジエステルから選ばれる一種または二種以上を0.001〜2重量部配合した、(B) 液晶性ポリマーが粒子分散している熱可塑性樹脂組成物であり、
(A) 成分と(B) 成分の、内径1mm、長さ20mmのノズルを用い、300℃、剪断速度1000sec-1でのキャピラリー式レオメーター測定による溶融粘度比率(Aη) /(Bη) が3.2〜4.0である熱可塑性樹脂組成物を射出成形することにより得られる、矩形状面の短辺/長辺比率が0.3〜1.0であり、矩形状面の厚さが0.3〜3mmであることを特徴とする情報記録媒体部品である。
(X)nP(OR)3-n (II)
〔式中、n は1または2であり、X は水素原子、水酸基、または一価の有機基であり、複数の場合同一でも異なっていてもよい。R は一価又は二価の有機基であり、複数の場合同一でも異なっていてもよい。〕
(1)主として芳香族ヒドロキシカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上からなるポリエステル;
(2)主として(a)芳香族ヒドロキシカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上と、(b)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上と、(c)芳香族ジオール、脂環族ジオール、脂肪族ジオールおよびその誘導体の少なくとも1種又は2種以上、とからなるポリエステル;
(3)主として(a)芳香族ヒドロキシカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上と、(b)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンおよびその誘導体の1種又は2種以上と、(c)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上、とからなるポリエステルアミド;
(4)主として(a)芳香族ヒドロキシカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上と、(b)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンおよびその誘導体の1種又は2種以上と、(c)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸およびその誘導体の1種又は2種以上と、(d)芳香族ジオール、脂環族ジオール、脂肪族ジオールおよびその誘導体の少なくとも1種又は2種以上、とからなるポリエステルアミドなどが挙げられる。さらに上記の構成成分に必要に応じ分子量調整剤を併用してもよい。
本発明が適用される特に好ましい液晶性ポリマー(B)としては、p−ヒドロキシ安息香酸及び6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸を主構成単位成分とする芳香族ポリエステルである。
(X)nP(OR)3-n (II)
〔式中、n は1または2であり、X は水素原子、水酸基、または一価の有機基であり、複数の場合同一でも異なっていてもよい。R は一価又は二価の有機基であり、複数の場合同一でも異なっていてもよい。〕
一般にホスホネート化合物、ホスフィネート化合物、ホスホナイト化合物、ホスフィナイト化合物およびこれらの構造要素を分子内に含む有機りん化合物が該当する。
〔式中、m は0または1であり、R' は一価の有機基である。〕
また、(C) のりん化合物として、上述のホスホネート、ホスフィネート、ホスホナイト、ホスフィナイト構造要素を分子内に含む有機りん化合物も使用できる。その具体例として以下のような化合物が挙げられる。
実施例1〜10
先ず、2種のポリカーボネート樹脂(帝人化成(株)製、パンライトL1225L;300℃、剪断速度1000sec-1での溶融粘度225Pa・s、粘度平均分子量19700とパンライトCM1000;300℃、剪断速度1000sec-1での溶融粘度90Pa・s、粘度平均分子量16000)をペレットブレンドし、表1に記載の溶融粘度を有するポリカーボネート樹脂を調製した。このポリカーボネート樹脂に液晶性ポリマー(ポリプラスチックス(株)製、A950)とジステアリルハイドロゲンホスファイト(城北化学工業(株)製、JP218SS)を表1に示す量添加し、30mmの2軸押出機にて樹脂温度300℃で溶融混練し、ペレット化して目的の樹脂組成物を得た。
・成形品A(実施例1〜5、表1)
縦40mm、横25mm、厚み0.18mmの矩形状成形品(サイドゲート)を、射出成形機(FANUC製ROBOSHOTS−2000i30A)を用い、1個取りにて樹脂温度300℃、金型温度80℃、射出速度400mm/secにて成形した際の成形ピーク圧を測定した。この成形ピーク圧が低いほど成形性が優れているといえる。
・成形品B(実施例6〜10、表2)
縦21mm、横18mm、厚み0.15mmの矩形状成形品(サイドゲート)を、射出成形機(住友重機械製SE130D−HP−C360M)を用い、8個取りにて樹脂温度300℃、金型温度80℃、射出速度600mm/secにて成形した際の成形ピーク圧を測定した。
(溶融粘度)
内径1mm、長さ20mmのノズルを持つキャピラリー式レオメーターを用い、300℃、剪断速度1000sec-1で測定した。
(ウエルド引き裂き試験)
上記矩形状の開口部を持つ成形品を用い、ウエルド引き裂き試験を行った。成形品の1短辺を治具で固定し、反対側の短辺をフックで引っかけた後、5mm/minの速度で引っ張った場合のウエルド部での破壊(割れ)の有無を評価した。評価機器としてはオリエンテック製テンシロンUTA−KNを使用した。
(剥離試験)
上記矩形状成形品の表面に粘着テープを貼り付けた後に引き剥がす剥離試験を行った。剥離試験後、画像処理測定機(ニレコ製LUZEX−FS)を用い、剥離した部分の面積を測定し、(剥離部分の面積/試験片の面積)を計算した。この値が小さいほど、剥離部分の面積が少なく、剥離特性に優れているといえる。
(曲げ弾性率)
上記ペレットから、樹脂温度300℃の射出成形機にて厚み0.8mmの試験片を成形し、ISO178 D 790に従って曲げ弾性率を測定した。
比較例1〜6
表1に示すように、液晶性ポリマーの添加量が本発明規定を超える場合(比較例1)、ポリカーボネート樹脂と液晶性ポリマーの溶融粘度比率が本発明規定を満足しない場合(比較例2、3、5、6(尚、比較例5で使用のポリカーボネート樹脂は、特開2002−249656号公報の実施例で使用のゼネラルエレクトリック社製レキサン141である))、液晶性ポリマーを添加しない場合(比較例4)等について、同様に成形品Aを作成し、評価した。
比較例7〜12
比較例1〜6と同様にして成形品Bを作成した場合について評価した。
Claims (5)
- (A) 内径1mm、長さ20mmのノズルを用い、300℃、剪断速度1000sec-1でのキャピラリー式レオメーター測定による溶融粘度が100〜300Pa・sの異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂91〜99重量%及び
(B) 異方性溶融相を形成しうる液晶性ポリマー1〜9重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、
(C) 下記一般式(I)、(II)で示されるりんオキソ酸モノエステルおよびジエステルから選ばれる一種または二種以上を0.001〜2重量部配合した、(B) 液晶性ポリマーが粒子分散している熱可塑性樹脂組成物であり、
(A) 成分と(B) 成分の、内径1mm、長さ20mmのノズルを用い、300℃、剪断速度1000sec-1でのキャピラリー式レオメーター測定による溶融粘度比率(Aη) /(Bη) が3.2〜4.0である熱可塑性樹脂組成物を射出成形することにより得られる、矩形状面の短辺/長辺比率が0.3〜1.0であり、矩形状面の厚さが0.15〜3mmであることを特徴とする情報記録媒体部品。
(X)nP(=O)(OR)3-n (I)
(X)nP(OR)3-n (II)
〔式中、n は1または2であり、X は水素原子、水酸基、または一価の有機基であり、複数の場合同一でも異なっていてもよい。R は一価又は二価の有機基であり、複数の場合同一でも異なっていてもよい。〕 - (A) 異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂である請求項1記載の情報記録媒体部品。
- (A) ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量が17500〜18900である請求項2記載の情報記録媒体部品。
- (C) りんオキソ酸モノエステルおよびジエステルが下記一般式(III)で示されるホスホン酸エステルである請求項1〜3の何れか1項記載の情報記録媒体部品。
H(OH)mP(=O)(OR')2-m (III)
〔式中、m は0または1であり、R' は一価の有機基である。〕
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