JP5061743B2 - 保持器及びその保持器を使用した直動装置 - Google Patents

保持器及びその保持器を使用した直動装置 Download PDF

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Description

本発明は、直動装置のガイドレールとスライダとの間に配される保持器に関する。
従来から、直動装置として、ガイドレールに跨ったスライダ内を転動体が循環することにより、ガイドレールに沿ってスライダが移動するタイプの直動装置(以下、無限ストロークタイプと称する)がある。
無限ストロークタイプでは、スライダ内部に転動体が循環するための循環軌道を格納しており、スライダは、ガイドレールが延伸する限り往復移動(ストローク)することができる。また、転動体は外部から遮断されているので、異物等の外部環境に対する防塵対策も施し易いという利点もあって、一般に幅広く利用されている。
ところで、直動装置に超高精度な運動性能が要求される環境下においては、無限ストロークタイプでは、スライダ内部で転動体が循環軌道を循環するが故の問題が生じる。具体的には、転動体が循環軌道で公転方向を変える必要があるので、転動体に負荷がかかる負荷圏と非負荷圏の境界周辺において、軌道形状の軌道断面が不連続になる。また、前記境界周辺において、各転動体は等しく一定の動きをせず、転動体同士の競り合い(衝突)もあって、転動体の動きに変動が生じる。このような軌道形状と転動体の挙動は直動装置の運動精度に影響を及ぼし、その結果、テーブルを精度良く直動させることができず、加工点や測定点の精度低下に繋がる虞があった。そこで、特許文献1では、転動体同士の衝突による精度低下を防止するため、転動体間にセパレータを備えた技術が提案されている。しかし、特許文献1の技術をもってしても、転動体の挙動を精度良く安定化させることは困難であった。
そこで、超高精度な運動性能が要求される環境下では、転動体を循環させずに、ガイドレールに沿ってスライダが移動するタイプの直動装置(以下、有限ストロークタイプと称する)を使用することも考えられる。この有限ストロークタイプは、一般的に、図9に示すように、所定方向に延出したガイドレール1と、ガイドレール1に沿って移動可能なスライダ2と、スライダ2の移動に伴ってガイドレール1とスライダ2との間を回転しながら転走自在に配置された複数の転動体4,4・・・と、ガイドレール1とスライダ2との間に配され、個々の転動体を回転可能に保持する保持器3とで備えて構成される。
ガイドレール1には、図10に示すように、その上部に平坦状の上部ガイド面11が形成されていると共に、上部ガイド面11の両側には、当該ガイドレール1の延出方向に沿って窪ませた凹部12が形成されている。該凹部12には、転走面として、先細り状に内向きに傾斜した第1ガイド面1aと、第1ガイド面1aとは反対に末広がり状に外向きに傾斜した第2ガイド面1bとが形成されている。なお、第1ガイド面1aと第2ガイド面1bとの間には、上部ガイド面11に対して略直交する方向に延在した移行面1cが双方のガイド面1a,1bに連続して形成されている。
スライダ2は、図11に示すように、ガイドレール1に跨るように配され、その内側には、当該ガイドレール1の凹部12に向けて突出した凸部21が形成されている。この場合、凸部21には、転走面として、該ガイドレール1の第1ガイド面1aと対向し、且つ、平行に配された第1スライド面2aと、ガイドレール1の第2ガイド面1bと対向し、且つ、平行に配された第2スライド面2bとが備えられている。
これにより、スライダ2をガイドレール1に沿って移動させる際、保持器3で保持された複数の転動体4は、それぞれ、第1ガイド面1aと第1スライド面2aとの間、第2ガイド面1bと第2スライド面2bとの間を回転しながら転走することになる。
保持器3は、図12に示すように、ガイドレール1とスライダ2との間隙に配され、一対のケージ部31と、該一対のケージ部31を連結する連結部32とで構成されている。
この構成において、各ケージ部31は、ガイドレール1の凹部12とスライダ2の凸部21との間に配され、連結部32は、ガイドレール1の上部ガイド面11とスライダ2との間に配されている。この場合に、ケージ部31は、第1ガイド面1aと第1スライド面2aとの間、及び、第2ガイド面1bと第2スライド面2bとの間において、複数の転動体4を1つずつ転動自在に保持する複数のポケットPを備えている。
ところで、図13及び図14に示すように、ポケットPのガイドレール1側には、転動体4をポケットPに挿入するための開口POが形成されており、当該開口POは、転動体4が出入り自由な大きさに設定されている。この場合、保持器3が各開口POに転動体を挿入した状態では、各転動体4は、各開口POから容易に脱落してしまう。このため、従来では、各ポケットPに挿入した各転動体4の脱落を防止するための措置が講じられていた。
その一例として、従来では、保持器3をガイドレール1にセットする場合には、転動体4を挿入したポケットPの開口PO側に仮留め板をあてがいながら保持器3をガイドレール1に挿通させている。また、直動装置の調整時にガイドレール1から保持器3を引き抜く場合にも同様に、開口PO側に仮留め板をあてがう作業が伴なわれている。
しかしながら、このような脱落防止措置は熟練を要し、また、手間や時間がかかるため、面倒であり、その対策が望まれていた。
特開2005−180656号公報
本発明の目的は、複数の転動体をポケットから脱落させることなく、簡単に保持することが可能な技術を提供することである。
上記課題を達成するために、本発明は、所定方向に延出したガイドレールと、ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、スライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に配置された複数の転動体とを備えた直動装置に用いられた保持器であって、保持器は、ガイドレールとスライダとの間に配され、一対のケージ部と、ガイドレールを跨って該一対のケージ部を着脱自在に連結する連結部とを備え、各ケージ部は、連結部側に、転動体の転走方向に沿って配列され、各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数の第1ポケットを備えるとともに、当該連結部側とは反対側の非連結部側に、転動体の転走方向に沿って配列され、各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数の第2ポケットを備えており、各ケージには、連結部側に、各第1ポケットに連通した挿入開口が開口され、当該挿入開口から転動体を第1ポケットに挿入可能であるとともに、非連結部側に、各第2ポケットに連通した挿入開口が開口され、当該挿入開口から転動体を第2ポケットに挿入可能であり、複数の転動体は、挿入開口に差し入れて、各ケージ部の複数の第1及び第2ポケットに挿入することで、当該各ポケットに回転可能に保持されつつ、ガイドレールとスライダとの間に転がり接触するようになっており、連結部側に開口した各第1ポケットの挿入開口は、ケージ部が連結部に取り付けられた際に、連結部によって閉口されるとともに、非連結部側に開口した各第2ポケットの挿入開口は、蓋部がケージ部の非連結部側に着脱自在に取り付けられた際に、蓋部によって閉口され、各ポケットには、それぞれ、ガイドレール側及びスライダ側の双方に開口が形成されており、該開口は、各ポケットに保持された各転動体の転走方向に沿った寸法が、当該転走方向に沿った転動体の最大寸法よりも小さくなるように設定されているとともに、第1ポケットに保持された個々の転動体と、第2ポケットに保持された個々の転動体とは、その回転中心が相互に同一位置に整列し、互いに同位相となるように位置決めされている
本発明において、転動体は、ガイドレールとスライダとの間に転がり接触する円筒状の転動面と、転動面の両端に形成された円形状の端面とを有し、これら複数の転動体は、その端面側から挿入開口に差し入れて、各ケージ部の複数のポケットに挿入することで、当該各ポケットに回転可能に保持されるようになっている。
また、本発明は、上記した保持器が使用されている直動装置である。
本発明によれば、複数の転動体をポケットから脱落させることなく、簡単に保持することが可能な技術を提供することができるようになった。
以下、本発明の一実施の形態に係る保持器3ついて、添付図面に基づいて説明する。
本発明による保持器3は、一般的な有限ストロークタイプの直動装置に使用可能であり、直動装置の構成部品の全体形状は、前述した有限ストロークタイプの直動装置(図9〜図14参照)の全体形状と同様であるので、同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
また、本実施形態では、転動体としてころが選択されている場合を説明するが、転動体として玉が選択されている場合であっても本発明を適用可能である。
本実施例による保持器3は、図1及び図2に示すように、ガイドレール1とスライダ2との間に配され(図9参照)、一対のケージ部31,31と、ガイドレール1を跨って該一対のケージ部31,31を連結する連結部32とを備えている。各ケージ部31は、ガイドレール1の凹部12とスライダ2の凸部21との間に配され、連結部32は、ガイドレール1の上部ガイド面11とスライダ2との間に配されている。
この場合、ケージ部31は、その連結部32側に、第1ガイド面1aと第1スライド面2aとの間を回転しながら転走する複数の転動体4を所定間隔で保持する複数の第1ポケットP1を備えるとともに、その反連結部側に、第2ガイド面1bと第2スライド面2bとの間を回転しながら転走する複数の転動体4を所定間隔で保持する複数の第2ポケットP2を備えている。
また、ケージ部3の各ポケットP1,P2には、それぞれ、ガイドレール側及びスライダ側の双方に開口POが形成されており、該開口POは、各ポケットPに保持された各転動体4の転走方向(図中両矢印S参照)に沿った寸法D1(図2(c)参照)が、当該転走方向Sに沿った転動体4の最大寸法D2よりも小さくなるように設定(D1<D2)されている。なお、開口POの寸法D1は、例えば、転動体4の大きさや形状、並びに、当該転動体4を保持するポケットP1,P2の大きさや形状に応じて任意に設定されるため、ここでは特に数値限定しない。
これにより、転動体4は、ガイドレール1側及びスライダ2側の双方のいずれにも、開口POから脱落することがなく、両開口POを介して、第1及び第2ガイド面1a,1bと第1及び第2スライダ面2a,2bとに転がり接触しながら転走可能となる。
また、本実施例において、ケージ部31は、連結部32に対して着脱自在に取り付けられている。具体的には、ケージ部31は、連結部32のケージ部31側に、転動体4の転走方向Sに沿って延出する接続面32aに対して着脱自在に取り付けられている。すなわち、連結部32は、ガイドレール1の上部ガイド面11とスライダ2との間に配される上部連結部32bと、該上部連結部32bからケージ部31に向けて屈曲して形成される接続部32c,32cとを備えており、この接続部32c,32cのケージ部31側の端面が、それぞれ接続面32aとなる。この接続面32aは、ケージ部31と連結部32が接続された状態において、接続面32aがケージ部31の連結部側に当て付けられて固定される。また、上部連結部32bには、当該連結部32の強度を向上させるため、補強リブRが設けられている。なお、図面では一例として、上部連結部32bの上面に、2本の補強リブRを互いに交差させて設けている。
ケージ部31の連結部側には、各第1のポケットP1に連通して形成された挿入開口P3がそれぞれ開口しており、当該挿入開口P3から転動体4を第1のポケットP1に挿入することができる。
ここで、転動体4としてのころ4は、第1ガイド面1aと第1スライド面2aとに転がり接触する円筒状の転動面4Sと、転動面4Sの両端に形成された円形状の端面4Tとを有している。また、挿入開口P3は、転動体(ころ)4の端面4Tの直径よりも大きな内径寸法に設定されている。この場合、転動体(ころ)4をその端面4T側から挿入開口P3に差し入れることで、当該転動体(ころ)4を1つずつ第1のポケットP1に挿入することができる。なお、図面では一例として、第1のポケットP1の連結部側に隣接して挿入開口P3を形成したが、例えば、ケージ部31の連結部側に所定距離だけ離間させて挿入開口P3を設け、その挿入開口P3が第1のポケットP1と連通するように構成し、転動体を該挿入開口P3から第1のポケットP1へ挿入するようにしても良い。
このように各ポケットP1へ転動体(ころ)4を挿入した状態において、ケージ部31を連結部32の接続面32aに固定すると、第1のポケットP1の挿入開口P3に連結部32の接続面32aが当て付けられ、これにより、挿入開口P3が閉口されることにより、全ての転動体4は、ポケットP1から抜け落ちることなくケージ部31に保持される。
このときのケージ部31と連結部32の固定方法として、連結部32の接続面32aには、ケージ部31の連結部側に向けて突出した接続片32dが設けられており、一方、ケージ部31の連結部側には、接続片32dに対向した位置に、該接続片32dが嵌合して収容される接続凹部31cが設けられている。また、接続片32dには、固定用のネジSWのネジ軸部が貫通可能な貫通穴32eが設けられ、接続凹部31cには、ネジSWが螺合するネジ穴31eが設けられている。
この場合、ケージ部31の第1のポケットP1の挿入開口P3に連結部32の接続面32aを当て付けると、連結部32の接続片32dが、ケージ部31の接続凹部31cに嵌合する。この状態において、接続片32dから接続凹部31cに亘ってネジSWを締め込むことで、ケージ部31と連結部32が、互いに一体的に固定される。
なお、上記固定方法に限らず、ケージ部31と連結部32が堅牢かつ着脱自在に固定可能であれば、他の固定方法が採用されても良い。例えば、嵌合片(スナップ)と嵌合受け部による固定方法や接着剤による固定方法が採用されていても良い。
一方、ケージ部31の非連結部側(連結部側とは反対側)には、各第2のポケットP2に連通して形成された挿入開口P3がそれぞれ開口しており、当該挿入開口P3から転動体4を第2のポケットP2に挿入することができる。
ここで、転動体4としてのころ4は、第2ガイド面1bと第2スライド面2bとに転がり接触する円筒状の転動面4Sと、転動面4Sの両端に形成された円形状の端面4Tとを有している。
また、挿入開口P3は、転動体(ころ)4の端面4Tの直径よりも大きな内径寸法に設定されている。この場合、転動体(ころ)4をその端面4T側から挿入開口P3に差し入れることで、当該転動体(ころ)4を1つずつ第2のポケットP2に挿入することができる。なお、図面では一例として、第2のポケットP2の連結部側に隣接して挿入開口P3を形成したが、例えば、ケージ部31の非連結部側に所定距離だけ離間させて挿入開口P3を設け、その挿入開口P3が第2のポケットP2と連通するように構成し、転動体を該挿入開口P3から第2のポケットP2へ挿入するようにしても良い。
また、ケージ部31の非連結部側には、該挿入開口P3を閉口可能な蓋部33が着脱自在に取り付けられるようになっている。具体的には、蓋部33は、ケージ部31の非連結側の全ての挿入開口P3に当て付け可能に、ケージ部31の転走方向Sに沿って延出する接続面33aを有するとともに、ケージ部31の非連結部側に対して、着脱自在に取り付けられている。
この場合、各ポケットP2へ転動体(ころ)4を挿入した状態において、ケージ部31に蓋部33の接続面33aを固定すると、第2のポケットP2の挿入開口P3に蓋部33の接続面33aが当て付けられ、これにより、挿入開口P3が同時に閉口されることにより、全ての転動体4は、ポケットP2から抜け落ちることなくケージ部31に保持される。
このときのケージ部31と蓋部33の固定方法として、蓋部33の接続面33aには、ケージ部31の非連結部側に向けて突出した接続片33bが設けられており、一方、ケージ部31の非連結部側には、接続片33bに対向した位置に、該接続片33bが嵌合して収容される接続凹部31dが設けられている。また、接続片33bには、固定用のネジSWのネジ軸部が貫通可能な貫通穴33eが設けられ、接続凹部31dには、ネジSWが螺合するネジ穴31eが設けられている。
この場合、ケージ部31の第2のポケットP2の挿入開口P3に蓋部33の接続片33aを当て付けると、蓋部33の接続片33dが、ケージ部31の接続凹部31dに嵌合する。この状態において、接続片33dから接続凹部31cに亘ってネジSWを締め込むことで、ケージ部31と蓋部33が、互いに一体的に固定される。
なお、上記固定方法に限らず、ケージ部31と蓋部33が堅牢かつ着脱自在に固定可能であれば、他の固定方法が採用されても良い。例えば、嵌合片(スナップ)と嵌合受け部による固定方法や接着剤による固定方法が採用されていても良い。
なお、上述した本実施例では、ケージ部31の連結部側に、各第1のポケットP1に連通して形成された挿入開口P3をそれぞれ開口させ、ケージ部31の非連結部側には、各第2のポケットP2に連通して形成された挿入開口P3をそれぞれ開口させた構成としたが、挿入開口P3は、第1のポケットP1及び第2ポケットP2の非連結部側にそれぞれ開口するようにしても良い。この場合には、ケージ部31を第1のポケットP1と第2のポケットP2の間で分割するとともに、着脱自在に取り付け可能に構成すれば良い。また、ガイドレール1から外した状態で、各列のポケットP1,P2へ、転動体の脱落のおそれなく容易に組み立てることができる。
このようにして、第1のポケットP1及び第2のポケットP2に各転動体4が挿入されたケージ部31が、連結部32と蓋部33と接続固定されて保持器3が組み立てられた場合には、この状態で、各ポケットP1,P2から転動体4が、ガイドレール側やスライダ側に脱落することがなく、また、挿入開口POから抜け落ちることもない。これにより、例えば、直動装置を設置する際や調整・点検作業の際に、転動体4の脱落を防止する脱落防止措置を施す必要がなくなるともに、従来、脱落防止措置を施していた手間と時間を省くことが可能となる。
なお、上記実施例において、第1ポケットP1及び第2ポケットP2に保持された相互の個々の転動体(ころ)4の配置構成については特に言及しなかったが、当該各転動体(ころ)4の回転中心を全て同一位置に整列させるようにしてもよい。即ち、各転走列相互の個々の転動体(ころ)4をその位置が互いに同位相(全列同位相)となるように位置決めさせる。これにより、ガイドレール1とスライダ2との間で転走する転動体4の通過振動が抑制される。
前述の実施例1では、比較的長尺で且つ単体の保持器3を想定して説明したが、これに代えて、本実施例のように、保持器3を転動体の転走方向に沿って比較的短尺に分割し、これらを連結構造によって互いに連結させるようにしても良い。
例えば、図3に示すように、保持器3は、複数の保持器アセンブリ3aと、夫々の保持器アセンブリ3aの転走方向両端に構築された連結構造を備えている。連結構造は、その転走方向の一端部に構築された連結片51と、その他端部に構築され且つ、該連結片51が嵌合可能な連結受部52とを備えている。また、連結構造は、保持器3のポケットPが配列されている部分を避けて配される。
ここで、連結片51は、各保持器アセンブリ3aの連結部32の上部連結部32bにおいて、その転走方向一端部5aの中央部分から転走方向S(図2(c))に延出した延出部51aと、該延出部51aの延出端に設けられ且つ、保持器アセンブリ3aの下方(図3(b)中で向かって下向き)に向けて突出した嵌合片51bとを備えている。
一方、連結受部52は、保持器アセンブリ3aの連結部32の上部連結部32bにおいて、その転走方向他端部5bの中央部分の上面を一部所定量だけ窪ませて形成し且つ、連結片51が嵌合可能な嵌合穴53を備えている。この場合、嵌合穴53は、連結片51の延出部51aが嵌合可能な延出穴53aと連結片51の嵌合片51bが嵌合可能な嵌合受穴53bとを連続させて構築されている。
このような保持器アセンブリ3aを連結する場合には、まず、図3(c)に示すように、一方の保持器アセンブリ3aと他方の保持器アセンブリ3aとを高低差を持たせて接近させ、一方の保持器アセンブリ3aの一端部5aを他方の保持器アセンブリ3aの他端部5bに当接させる。その状態で、双方の保持器アセンブリ3a同士をその高低差を無くすようにスライドさせて、互いの連結部32の位置を同一平面上に合わせる。
これにより、一方の保持器アセンブリ3aの連結片51が、他方の保持器アセンブリ3aの連結受部52(嵌合穴53)に入り込むことで、嵌合片51bと一方の保持器アセンブリ3aの嵌合穴53とが嵌合する。このとき、一方の保持器アセンブリ3aの一端部5aと他方の保持器アセンブリ3aの他端部5bとが互いに隙間なく密接して一体化される。このように各保持器アセンブリ3aを互いに連結させることにより、所望の長さ寸法の保持器3を完成させることができる。
なお、連結した保持器アセンブリ3a同士を分離させる場合には、上述した連結工程とは逆の工程にすれば良い。
このように、複数の保持器アセンブリ3aによって1つの保持器3を構成したことにより、完成した保持器3の転走方向の長さを使用目的に合わせて可変させることができる。例えば、有限ストロークタイプの直動装置では、そのストローク量を用途にあわせて柔軟に増減して対応することができる。さらに、連結構造によって保持器アセンブリ3aを互いに隙間なく密接にして連結させることができるため、双方の保持器アセンブリ3a同士ががたつくことはない。従って、完成した保持器3を有限ストロークタイプの直動装置に使用して超高精度な運動性能要求される環境下で稼動させた場合であっても、テーブルを精度良く位置決めすることができる。
なお、図面では一例として、2つの保持器アセンブリ3aを分離連結する構成を示したが、これに限定されることなく、保持器アセンブリ3aの個数は、直動装置のストローク量にあわせて設定すれば良い。例えば、3つ以上の保持器アセンブリ3aを用いて1つの保持器3を連続構成するようにしても良い。
また、連結構造は、保持器アセンブリ3aのポケットPが配列されている部分を避けて、上部連結部32bに配したので、保持器アセンブリ3aが保持する転動体4の数を減らす必要がなく、ポケットP配列部分の剛性を損なうこともない。従って、連結されて完成した保持器3は、円滑な転走をすることが可能であり、直動装置の運動精度を保つことができる。
なお、連結構造は、保持器アセンブリ3aのポケットPが配列されている部分を避けて配されていれば、これに限定されず、他の部分に配されていても良い。例えば、保持器アセンブリ3aの連結部32の側面に配されていても良い。
上述した実施例では、連結構造の一例として、連結片51と連結受部52の嵌合による連結構造を採用したが、これに限定されず、他の連結構造を採用しても良い。例えば、延出部51aと延出穴53aを重ね合わせて、延出部51aの上面から延出穴53aに亘ってネジを締め込むことによって連結されも良いし、または、延出部51aと延出穴53aが溶着されることによって連結されても良い。或いは、延出部51aと延出穴53aが加締められて連結されても良い。
なお、上述した実施例では、連結構造を上部連結部32bの転走方向一端部5a及び他端部5bの中央部分に設けたが、これに限定されず、連結構造は、上部連結部32bの転走方向一端部5a及び他端部5bの中央部分から距離をあけて複数設けられても良い。
また、保持器3の連結部32を薄板プレス成形として、該連結部32に樹脂成形によるケージ部31が組み付けられていても良い。
また、上述した実施例において、各保持器アセンブリ3aの長さ寸法については特に言及しなかったが、それぞれ違った長さの保持器アセンブリ3aを使用しても良いし、同一の長さの保持器アセンブリ3aを使用しても良い。
前述の実施例1及び実施例2では、転動体4を転動自在に保持するポケットP(P1,P2)の内周面の形状は、転動体(ころ)4の転走方向Sの前後において、転動体(ころ)4の円筒状の転動面4Sに沿って連続した円弧形状に形成され(図2(c)参照)、その内周面の全領域で転動体4の転動面4Sと接触していたが、これに代えて、ポケットPの内周面と転動体4の転動面4Sが接触する接触面による摺動抵抗を軽減するため、本実施例のように、ポケットPの内周面が部分的に転動体4の転動面4Sと接触するようにしても良い。
例えば、図4に示すように、ポケットPの内周面には、当該内周面に沿って連続した複数の凹凸(61,62)が設けられ、その凸部62が転動体4の転動面4Sと接触するようにしても良い。連続した複数の凹凸を形成するためには、ポケットPの内周面に、複数の連続したスリット61を互いに間隔をあけて掘り込み、これにより、該複数のスリット61が掘り込まれなかった部分が複数の凸部62を形成する。この場合には、該複数の凸部62のみが転動体4の転動面4Sと接触する。
また、図では一例として、連続した複数の凹凸(61,62)がポケットPの内周面の周方向に連続して設けられている構成を示したが、これに限定されることなく、連続した凹凸(61,62)は、周方向に対して所定の角度を成していても良い。例えば、周方向に対して傾斜をつけて連続した複数の凹凸(61,62)が設けられても良く、或いは周方向と直交する方向に連続した複数の凹凸(61,62)が設けられても良い。なお、複数の凹凸(61,62)数や角度、または凹部61の大きさ(例えば、幅、凹凸の高低差)については、凸部62に保持された転動体4が円滑に転動可能であれば良く、直動装置のテーブルに載荷される被搬送物の重量や、直動装置の使用目的や使用環境に合わせて任意に設定すれば良いので、ここでは特に数値限定しない。
或いは、図5に示すように、ポケットPの内周面には、当該内周面に沿って断続した一つ以上の凸片63が設けられ、その凸片63が転動体4の転動面4Sと接触するようにしても良い。
この場合、図では一例として、凸片63がポケットPの内周面に整列して配されている構成を示したが、これに限定されることなく、凸片63は、ポケットPの内周面に任意に点在して配されていても良い。例えば、凸片63がポケットPの内周面の3点に配されていても良い。なお、凸片63の数や配置位置については、凸片63に保持された転動体4が円滑に転動可能であれば良く、直動装置のテーブルに載荷される被搬送物の重量や、直動装置の使用目的や使用環境に合わせて任意に設定すれば良いので、ここでは特に数値限定しない。
このように、ポケットPの内周面に凹凸や凸片を設けて、その凸部や凸片を転動体4の転動面4Sと接触する構成としたことにより、ポケットPの内周面と転動体4の転動面4Sが接触する接触面積が、該転動面4Sに沿って連続した円弧形状の内周面と比べて小さくなるので、内周面と転動面4Sとの摺動抵抗を軽減することができる。これにより、直動装置のストローク時に発生する抵抗を軽減することができるので、有限ストロークタイプの直動装置を超高精度な運動性能要求される環境下で稼動させた場合であっても、テーブルを精度良く位置決めすることができる。
また、凸部の間に形成される凹部には、潤滑剤が保持されるので、さらに摺動抵抗が軽減するととともに、潤滑剤が不足することを防止することができる。なお、潤滑剤が保持される凹部の深さ及び面積は、直動装置の稼動に必要とされる潤滑剤量や直動装置の使用目的や使用環境に合わせて任意に設定すれば良いので、ここでは特に数値限定しない。
また、ポケットPの内周面が部分的に転動体4の転動面4Sと接触する構成の他の例として、図6に示すように、ポケットPの内周面を複数の平面によって構成して、該平面に対して、転動体4の転動面4Sが線接触するように構成しても良い。
例えば、図6(a)に示すように、ポケットPの内周面は、転動体4の転走方向S(図2(c))に対して直交した内壁面64を有する矩形状の内壁構造に形成されている。
この場合、内壁構造は、転動体(ころ)4の転走方向Sに沿った転動体(ころ)4の回転中心を結んだ中心線4Lと交差する内壁面64の交差位置65から、該中心線4Lと直交し且つ、両開口PO方向に向けて削り込んだ凹部64aにより形成された内壁面64と、該内壁面64のポケット径方向の両端から両開口POに向けて屈折して絞り込んだ傾斜面64bとで矩形状に構成されている。
これにより、転動体4の転動面4Sは、内壁面64の交差位置65で線接触する。従って、その接触面積は、該転動面4Sに沿って連続した円弧形状の内周面と比べて小さくなるので、内周面と転動面4Sとの摺動抵抗を軽減することができる。
さらに、傾斜面64bは開口POに向けて絞り込まれているので、転動体4の脱落を防止するとともに、該開口POを形成する傾斜面64bも転動体4の転動面4Sと線接触するので、開口POと転動体4との摺動抵抗も軽減される。
或いは、ポケットPの内壁面を矩形状に構成する他の例として、図6(b)に示すように、ポケットPの内周面は、各開口POから末広がり状に傾斜した傾斜面64bと、該傾斜面64bから先細り状に内向きに傾斜した傾斜面64cとで矩形状に形成されていても良い。この場合において、該傾斜面64bと傾斜面64cとは、前記中心線4L上の交差点68で交差するとともに、各傾斜面64b,64cと転動体(ころ)4の転動面4Sとがそれぞれ線接触する接触点64d,64eと転動体(ころ)4の回転中心64を結んだ線は、前記中心線4Lからそれぞれ角度θを有している。なお、角度θは略35度に設定されることが好ましい。
従って、その接触面積は、該転動面4Sに沿って連続した円弧形状の内周面と比べて小さくなるので、内周面と転動面4Sとの摺動抵抗を軽減することができる。
また、この場合には、一対の傾斜面64b,64cの転動面4Sが線接触する接触点64d,64eは、中心線4Lから所定の角度を有しているので、転動体4の接触圧が分散され、摺動抵抗を軽減する効果がある。さらに、傾斜面64b,64cは開口POに向けて形成されているので、該傾斜面64b,64cによって転動体4の脱落を防止することができるとともに、転動面4Sと線接触するので、開口POと転動体4との摺動抵抗も軽減される。その他の作用効果については、前述した通りであるので、ここではその説明を省略する。
また、本実施例の上述した各構成は、転動体4をポケットPの一方の開口から挿入する従来のポケットPの内周面にも適用可能である。すなわち、図7(a)に示すように、ポケットPの内周面には連続した複数の凹凸(61,62)が設けられ、その凸部62が転動体4の転動面4Sと接触しても良いし、図7(b)に示すように、ポケットPの内周面には断続した一つ以上の凸片63が設けられ、その凸片63が転動体4の転動面4Sと接触するようにしても良い。
なお、上述したポケットPの内壁面は、図では、平面に形成したが、これに限定されず、該内壁面と転動体4の転動面4Sとの線接触が可能であれば、曲面(円弧面)に形成しても良い。例えば、ポケットPの内壁面は、転動体4の転動面4Sの曲率半径と異なった曲率半径で形成されても良く、或いは、転動面4Sに対して凸状の曲面で形成されていても良い。
或いは、図8(a)に示すように、ポケットPの内周面は、転動体4の転走方向Sに対して直交した内壁面64を有する矩形状の内壁構造に形成されていても良いし、図8(b)に示すように、ポケットPの内周面は、ポケットPの内周面は、各開口POから末広がり状に傾斜した傾斜面64bと、該傾斜面64bから先細り状に内向きに傾斜した傾斜面64cとで矩形状に形成されていても良い。
これらの場合であっても、上述した実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
(a)は、本発明の実施例1に係る保持器の組立状態を示す側面図、(b)は、同図(a)の平面図、(c)は、同図(b)のA−A線に沿って切断した断面図。 (a)は、本発明の実施例1に係る保持器の分解状態を示す断面図、(b)は、保持器の分解状態を示す斜視図、(c)は、ポケットを転動体挿入方向から見た拡大図。 (a)は、本発明の実施例2に係る保持器の連結状態を示す平面、(b)は、同図(a)の側面図、(c)は、保持器アセンブリを連結する工程を示す要部拡大断面図、(d)は、保持器アセンブリが連結された状態を示す要部拡大断面図。 (a)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットを転動体挿入方向から見た拡大図、(b)は、同図(a)のB−B線に沿って切断した断面図、(c)は、同図(b)のC−C線に沿って切断した断面図。 (a)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットの変形例を転動体挿入方向から見た拡大図、(b)は、同図(a)のB−B線に沿って切断した断面図、(c)は、同図(b)のC−C線に沿って切断した断面図。 (a)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットの他の変形例を転動体挿入方向から見た拡大図、(b)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットのその他の変形例を転動体挿入方向から見た拡大図、 (a)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットを従来のポケットに適用した状態を示す転動体挿入方向から見た拡大図、(b)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットの変形例を従来のポケットに適用した状態を示す転動体挿入方向から見た拡大図。 (a)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットを従来のポケットに適用した状態を示す転動体挿入方向から見た拡大図、(b)は、本発明の第3実施例に係る保持器のポケットの変形例を従来のポケットに適用した状態を示す転動体挿入方向から見た拡大図。 (a)は、従来の直動装置の一例を示す平面図、(b)は、同図(a)の側面図、(c)は、ガイドレールとスライダと保持器の関係を示す端面図。 ガイドレールの一例を示す斜視図。 スライダの一例を示す斜視図。 従来の保持器の一例を示す斜視図。 従来の保持器のポケットと、転動体及びガイドレールとスライダとの関係を示す断面図。 従来の保持器のポケットと、転動体及びガイドレールとスライダとの関係を示す断面図。
符号の説明
1 ガイドレール
2 スライダ
3 保持器
4 転動体
31 ケージ部
32 連結部
D1 ポケットに保持された転動体の転走方向に沿った寸法
D2 転走方向に沿った転動体の最大寸法
P ポケット
P3 挿入開口
PO 開口
S 転動体の転走方向

Claims (3)

  1. 所定方向に延出したガイドレールと、
    ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
    スライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に配置された複数の転動体とを備えた直動装置に用いられた保持器であって、
    保持器は、ガイドレールとスライダとの間に配され、一対のケージ部と、ガイドレールを跨って該一対のケージ部を着脱自在に連結する連結部とを備え、
    各ケージ部は、連結部側に、転動体の転走方向に沿って配列され、各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数の第1ポケットを備えるとともに、当該連結部側とは反対側の非連結部側に、転動体の転走方向に沿って配列され、各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数の第2ポケットを備えており、
    各ケージ部には、連結部側に、各第1ポケットに連通した挿入開口が開口され、当該挿入開口から転動体を第1ポケットに挿入可能であるとともに、非連結部側に、各第2ポケットに連通した挿入開口が開口され、当該挿入開口から転動体を第2ポケットに挿入可能であり、
    複数の転動体は、挿入開口に差し入れて、各ケージ部の複数の第1及び第2ポケットに挿入することで、当該各ポケットに回転可能に保持されつつ、ガイドレールとスライダとの間に転がり接触するようになっており、
    連結部側に開口した各第1ポケットの挿入開口は、ケージ部が連結部に取り付けられた際に、連結部によって閉口されるとともに、非連結部側に開口した各第2ポケットの挿入開口は、蓋部がケージ部の非連結部側に着脱自在に取り付けられた際に、蓋部によって閉口され、
    各ポケットには、それぞれ、ガイドレール側及びスライダ側の双方に開口が形成されており、該開口は、各ポケットに保持された各転動体の転走方向に沿った寸法が、当該転走方向に沿った転動体の最大寸法よりも小さくなるように設定されているとともに、
    第1ポケットに保持された個々の転動体と、第2ポケットに保持された個々の転動体とは、その回転中心が相互に同一位置に整列し、互いに同位相となるように位置決めされていることを特徴とする直動装置用の保持器。
  2. 転動体は、ガイドレールとスライダとの間に転がり接触する円筒状の転動面と、転動面の両端に形成された円形状の端面とを有し、
    これら複数の転動体は、その端面側から挿入開口に差し入れて、各ケージ部の複数のポケットに挿入することで、当該各ポケットに回転可能に保持されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の保持器。
  3. 請求項1又は2に記載の保持器が使用されている直動装置。
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