JP6876370B2 - 直動案内ユニット - Google Patents

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この発明は,例えば,半導体製造装置,各種組立装置,測定・試験装置等の摺動部に適用される軌道レールに対して長手方向に沿って相対移動するスライダを備えた直動案内ユニットに関する。
近年,直動案内ユニットは,半導体製造装置,各種の組立装置等の往復運動機構の各種装置の摺動部へ適用するようになった。これらの各種の装置については,省エネであり,装置そのものの構造をシンプルにして低コストであると共に,設備維持コストを削減することが要望されおり,それと共に,それらの装置に使用される直動案内ユニットについても同様に低コストで,軽量で小形化を実現することが望まれている。
本出願人は,かかる観点から,薄肉板製の軌道レールにスライダを摺動可能に配設した直動案内ユニットを開発し,先に特許出願した。該直動案内ユニットは,薄肉板でU字状に形成された軌道レール,薄肉板で形成されたスライダ,及び軌道レールとスライダとの軌道溝で形成された負荷路の軌道路を転動する転動体から構成されている。スライダは,上部とその両側からそれぞれ屈曲垂下した側壁部から形成されたケーシングと,該ケーシングの下側に配設されたサーキュレータとから構成されている。サーキュレータは,上下二分割に形成された合成樹脂から成るサーキュレータ上部とサーキュレータ下部とが互いに整合して合体して構成されている。サーキュレータには,方向転換路とリターン路とが形成されている。転動体は,軌道レールとケーシングとで形成された軌道路,及びサーキュレータに形成された方向転換路とリターン路から成る循環路を転動するように構成されている(例えば,特許文献1参照)。
また,本出願人に係る薄肉鋼板製のXYテーブルを開発し,先に特許出願した。該XYテーブルは,極めて小形のものであり,四角平板から垂直上方へ互いに平行に折り曲げられ,かつ第1軌道溝が設けられた第1折曲片が形成されている薄肉鋼板製のベッドと,四角平板から垂直下方へ互いに平行に折り曲げられ,かつ第2軌道溝が設けられた第2折曲片が形成されている薄肉鋼板製のテーブルと,ベッドとテーブルとの間に配設された薄肉鋼板製のクロステーブルとから構成されている。クロステーブルは,四角平板から第1折曲片の第1軌道溝に対峙する第3軌道溝が設けられ,かつ垂直下方へ互いに平行に折り曲げられた第3折曲片が形成されると共に,四角平板の反対面において,第3折曲片と直角方向に第2折曲片の第2軌道溝に対峙する第4軌道溝が設けられ,かつ垂直上方へ互いに平行に折り曲げられた第4折曲片が形成されている。また,ベッドとクロステーブルとテーブルとは,各々対峙した軌道溝間に転動体群がそれぞれ挟持されて一体化された三重体として形成されている。クロステーブルは,一方の転動体群を介してベッド上をX方向へ直動自在とされ,かつテーブルは,他方の転動体群を介してクロステーブル上をX方向と直角方向であるY方向へ直動自在に構成されている(例えば,特許文献2参照)。
更に,本出願人が開発した薄肉鋼板製の軌道部材から成る直動転がり軸受が知られている。該直動転がり軸受は,薄肉鋼板を断面略U字状に形成してテーブルとベッドを形成し,これらの側面に略V字状の軌道溝を形成し,テーブル内には転動体が各を通って無限循環する無限循環路を備えたサーキュレータが固着され,サーキュレータの無限循環路には多数の転動体が配設され,テーブルとベッドとが転動体を介して摺動自在に構成されている(例えば,特許文献3参照)。
また,本出願人が開発した直線運動用転がり軸受の固定装置が知られている。該直線運動用転がり軸受は,薄肉の軌道部材をほぼ同一な断面形状でU字状に形成し,双方をボールを介して重ね合わせて構成し,軌道部材の取付け面の両側に長手方向のスリットが形成されている(例えば,特許文献4参照)。
特開2003−329036号公報 特開平5−18415号公報 特開昭62−37510号公報 実開昭61−73828号公報
ところで,直動案内ユニットでは,薄板で構成された断面樋状即ちU字状の軌道レールに対して,薄板でプレスタイプで構成されたスライダを相対往復移動可能に配設し,低コスト,軽量で高さ低断面を実現したものが要望されている。
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,長手方向に延びる第1側壁部を備えた断面U字状の軌道レールと該軌道レールに対して相対移動するスライダを構成するケーシングとを薄肉鋼板を折り曲げ加工して作製し,ケーシングをケーシング上部とそれから垂下折曲した第2軌道溝を備えた第2側壁部から構成し,ケーシング上部の下面に方向転換路とリターン路とを形成した合成樹脂製のサーキュレータを配設し,軌道路,方向転換路及びリターン路から成る循環路を転動体が転走するように構成し,ユニット自体を低コスト,軽量で小形に構成し,特に,ケーシング上部に取り付ける相手部材を安定して堅固にケーシングに固定するため,ケーシング上部を軌道レール上面の幅方向に延び出す形状に形成し,ケーシング上部に相手部材を取り付ける取付け時の変形が第2軌道溝を形成した第2側壁部へ伝達するのを防止するため,ケーシング上部の幅方向に延びる切欠き部をそれぞれ形成したことから成る直動案内ユニットを提供することである。
この発明は,底部の長手方向両側に第1側壁部が形成された断面U字状に形成され且つ前記第1側壁部の内側面に長手方向に沿って第1軌道溝が形成された薄肉板で形成された軌道レール,及び前記第1軌道溝に対向する第2軌道溝を有し且つ前記第1軌道溝と前記第2軌道溝とで形成される軌道路を転動する転動体を介して前記軌道レールに対して相対摺動自在なスライダを有する直動案内ユニットにおいて,
前記スライダは,前記第2軌道溝が形成された薄肉板で形成されたケーシング,及び前記ケーシングに固定され且つ前記第2軌道溝に平行に延びるリターン路と前記リターン路と前記軌道路とを連通する方向転換路が形成されたサーキュレータから構成され,前記転動体が前記軌道路,前記方向転換路及び前記リターン路で構成される循環路を転走し,
前記ケーシングは,前記軌道レールの上方で且つ幅方向に延び出したフランジ部を備えたケーシング上部と,前記軌道レールの前記第1側壁部にそれぞれ対向して前記ケーシング上部から折り曲げられた第2側壁部とから構成され,前記ケーシング上部は,前記軌道レールの上面を覆って幅方向に突出した四角形状の平板に形成されており,前記平板の四隅には,相手部材を取り付けるための取付けねじ孔が形成され,
前記サーキュレータは,前記軌道レールの前記第1側壁部間に配設され且つ前記リターン路の上側半分と前記方向転換路の上側半分が形成されたサーキュレータ上部と,前記軌道レールの前記第1側壁部間に配設され且つ前記サーキュレータ上部の下面に接して配設された前記リターン路の下側半分と前記方向転換路の下側半分が形成されたサーキュレータ下部とから構成され,
前記第2側壁部の長手方向両端に位置する前記ケーシング上部には,前記相手部材の前記ケーシング上部への取付け時の変形が前記第2側壁部に形成された前記第2軌道溝に影響するのを防止するため,前記ケーシング上部の幅方向に延びる切欠き部がそれぞれ形成されていることを特徴とする直動案内ユニットに関する。
また,この直動案内ユニットは,前記サーキュレータ上部には長手方向に隔置して第1位置決め凸部と第1位置決め凹部が設けられ,前記サーキュレータ下部には長手方向に隔置して第2位置決め凹部と第2位置決め凸部が形成され,前記第1位置決め凸部が前記第2位置決め凹部に嵌入し,前記第2位置決め凸部が前記第1位置決め用凹部に嵌入することによって前記サーキュレータ上部と前記サーキュレータ下部とが互いに位置決めされている。
また,前記サーキュレータ上部と前記サーキュレータ下部は,四角形に形成され四隅が前記ケーシングにかしめによって固定されている。
また,前記軌道レール及び前記ケーシング上部は,薄肉鋼板で形成されており,前記第1側壁部に形成された前記第1軌道溝と前記第2側壁部に形成された前記第2軌道溝とはV字形の軌道溝に形成されている。
また,この直動案内ユニットは,前記サーキュレータ上部に上方に突出したノック凸部が前記ケーシングに形成されたノック用孔に嵌合して,前記ケーシングと前記サーキュレータ上部とが位置決めして固定されている。
また,この直動案内ユニットは,前記ケーシング上部の前記平板の四隅に形成された取付けねじ孔間に,前記相手部材を取り付けるための別の取付けねじ孔が形成されており,前記別の取付けねじ孔の周囲には,前記別の取付けねじ孔に螺入する取付けねじの締め付け力が前記第2側壁部の前記第2軌道溝に伝達しないように円弧状のスリットが形成されている。
また,この直動案内ユニットにおいて,前記ケーシングの前記ケーシング上部から折り曲げられた前記第2側壁部は,前記ケーシング上部の中央部に形成された第1開口を形成して下方に延びて形成され,前記第2軌道溝は,前記第2側壁部の幅方向に外側面に形成されている。或いは,前記ケーシングの前記ケーシング上部から折り曲げられた前記第2側壁部は,前記ケーシング上部の中央部を残して幅方向に隔置して長手方向に延びる一対の第2開口を形成して下方に延びて形成され,前記第2軌道溝は,前記第2側壁部の幅方向に外側に形成されている。
この発明による直動案内ユニットは,上記のように構成されているので,断面U字状の軌道レールとスライダを構成するケーシングとを薄肉鋼板でプレス加工し,ケーシングのケーシング上部を軌道レールの幅方向から突出したフランジ部を備えた形状に形成し,ケーシング上部に取り付ける相手部材に応じてケーシング上部に取付けねじ孔の位置を自由に選定することを可能にし,ケーシング上部の下面にサーキュレータを配設し,ユニット自体の断面高さを低く構成し,低コストに作製して軽量化を達成することができた。特に,ケーシングの第2側壁部の長手方向両端に位置するケーシング上部にその幅方向に延びる切欠き部をそれぞれ形成したので,ケーシング上部に固定する相手部材の取付け時の変形が第2側壁部に形成した第2軌道溝へ伝達即ち影響するのを防止すると共に,相手部材に掛かる負荷変動が第2側壁部の軌道溝に悪影響されず,軌道路を転動する転動体への影響,例えば,軌道レールの軌道溝とスライダの軌道溝との間の距離に変動が発生せず,軌道溝間の軌道路の転動体への予圧量に変動が発生せず,軌道溝間の軌道路の転動体への影響を最小限にとどめることができ,スライダが軌道レール上をスムーズに安定して相対摺動することができる。
この発明による直動案内ユニットの第1実施例を示す外観斜視図である。 図1のA−A位置の断面図を含む第1実施例の直動案内ユニットを示す正面図である。 図2のB−B位置における直動案内ユニットを示し,転動体が転走する循環路の一部を示す断面図である。 この直動案内ユニットにおけるサーキュレータを構成するサーキュレータ上部を示す平面図である。 図4のC−C位置におけるサーキュレータ上部を示す断面図である。 この直動案内ユニットにおけるサーキュレータを構成するサーキュレータ下部を示す平面図である。 図6のD−D位置におけるサーキュレータ下部を示す断面図である。 この発明による直動案内ユニットを構成する軌道レールを示す平面図である。 図8の軌道レールを示す正面図である。 この発明による直動案内ユニットを構成するスライダにおけるケーシングを示す平面図である。 図10のケーシングを示す正面図である。 この発明による直動案内ユニットの第2実施例を示す外観斜視図である。 この発明による直動案内ユニットの第3実施例を示す外観斜視図である。 図13のE−E位置の断面図を含む第3実施例の直動案内ユニットを示す正面図である。
この発明による直動案内ユニットは,例えば,半導体製造装置,各種組立装置,NC加工機,測定・試験装置等の各種の装置の摺動部に適用でき,薄肉鋼板で形成された軌道レールに対して長手方向に沿って相対移動するスライダを備えているものである。
以下,図1〜図11を参照して,この発明による直動案内ユニットの第1実施例を説明する。この直動案内ユニットは,主として,底部31の長手方向両側に側壁部9(第1側壁部)が断面U字状に形成され且つ側壁部9の内側面32に長手方向に沿って軌道溝11(第1軌道溝)が形成された軌道レール1,軌道溝11に対向する軌道溝12(第2軌道溝)を側壁部10の幅方向外側面44に備え且つ軌道レール1の側壁部9間に相対摺動自在なスライダ2,及び軌道溝11と軌道溝12との間に構成される負荷路である軌道路13を転動するボールでなる転動体8から構成されている。軌道レール1は,ステンレス鋼等の金属製の薄肉鋼板の両側を屈曲して対向した側壁部9を備えた断面U字状に形成されている。スライダ2は,軌道溝12が形成された薄肉鋼板で形成されたケーシング3,及びケーシング3に固定され且つ軌道溝12に平行に延びるリターン路14と方向転換路15が形成されたサーキュレータ5から構成されている。転動体8(実施例ではボール)は,軌道路13,方向転換路54及びリターン路14で構成される循環路16を転走する。軌道溝11,12は,例えば,転動体8のボールが摺動抵抗を低減して転動できるように,断面V字状に形成することができる。また,軌道レール1の底部31には,軌道レール1をベッド,フレーム等のベース(図示せず)にねじで螺合して取り付けための取付け用孔42が形成されている。軌道レール1の側壁部9には,その内側面32に,例えば,長手方向に延びる断面V字状の軌道溝11が形成されている。なお,図示していないが,本出願人に係る特開2003−329036号公報に開示したように,軌道レール1の両端にストッパを設け,軌道レール1からスライダ2が抜け出すのを防止するように構成することもできる。
この直動案内ユニットにおいて,スライダ2は,ステンレス鋼等の金属製の薄肉鋼板でプレス加工されたケーシング3及びケーシング3を構成するケーシング上部4の下面34に固着された合成樹脂製のサーキュレータ5から構成されている。ケーシング3は,軌道レール1の上方に位置するフランジ部53を備えたケーシング上部4と,軌道レール1の側壁部9にそれぞれ対向してケーシング上部4から中央部に開口29(第1開口)を形成するように幅方向両側にそれぞれ屈曲加工して形成された側壁部10(第2側壁部)とから構成されている。側壁部10には,全長にわたって幅方向外側面44に,例えば,断面V字状の軌道溝12が形成されている。ケーシング上部4には,ワーク,機器,部品等の相手部材(図示せず)を取り付けるため,複数の取付けねじ孔18が形成されている。この直動案内ユニットにおいて,軌道溝11,12は,断面V字状に限らず,断面R字状即ち断面半円形状に形成することもできる。軌道溝11,12を断面半円形状に形成すると,ボールの転動体8と軌道溝11,12との接触面積が大きくなるので,ユニットが負荷を受けるのに有利に働くが,摺動抵抗が大きくなる。また,軌道溝11,12を断面V字状に形成すると,転動体8と軌道溝11,12との接触面積が小さいので,摺動抵抗が小さくなる。この直動案内ユニットでは,軌道レール1とケーシング上部4とを金属製の薄板で形成しているので,軌道溝11,12の形状は摺動抵抗の小さい断面V字状の方が好ましい。
この直動案内ユニットは,ケーシング3のケーシング上部4と側壁部10との境界部分には,ケーシング上部4の幅方向に延びる切欠き部19がそれぞれ形成されている。即ち,ケーシング3の側壁部10の長手方向両端に位置するケーシング上部4には,ケーシング上部4の上面35に配設される相手部材のケーシング上部4への取付け時の変形が,側壁部10へ影響するのを防止するため,ケーシング上部4の幅方向に延びる切欠き部19がそれぞれ形成されている。切欠き部19は,特に,ワーク,機器等の相手部材のケーシング上部4への取付け時の変形が側壁部10,特に軌道溝12へ影響して変形するのを防止すると共に,ケーシング上部4からの側壁部10の折り曲げ加工が容易に行えるように形成されている。また,ケーシング3のケーシング上部4には,軌道レール1の上面33を覆って幅方向外側へ突出した四角形状の平板のフランジ部53に形成されており,フランジ部53の平板の四隅には,ワーク,機器,部品等の相手部材を取り付けるため,複数個(実施例では四隅の箇所に1個ずつ)の取付け用ねじ孔18が形成されている。また,ケーシング上部4には,サーキュレータ5をケーシング上部4にリベットを挿入してかしめによって固着するため,複数個のかしめ用孔39が形成されている。サーキュレータ上部6には複数個のかしめ用孔40が形成され,また,サーキュレータ下部7には複数個のかしめ用孔46が形成されている。ケーシング3のケーシング上部4から折り曲げられた側壁部10は,ケーシング上部3の中央部に形成された開口29を形成して下方に延びて形成されており,軌道溝12は,側壁部10の幅方向に外側面44に形成されている。
スライダ2は,ケーシング3及びケーシング3の下側に配設されたサーキュレータ5から構成されている。サーキュレータ5には,軌道溝11と軌道溝12との間に形成される軌道路13に連通する無負荷路を構成する方向転換路15,及び方向転換路15に連通する無負荷路を構成するリターン路14が形成されている。また,転動体8は,軌道路10,方向転換路15及びリターン路14からなる無限循環路16を転走するように組み込まれている。サーキュレータ5には,転動体8がボールである場合には,ボールの循環をガタが無く滑らかに案内するため,リターン路14と方向転換路15とを断面円形通路に形成する必要がある。そこで,サーキュレータ5に断面円形通路のリターン路14と方向転換路15とを形成するため,サーキュレータ5の加工上から,サーキュレータ5を,通常,上下二分割に形成されたサーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7とから合成樹脂材から作製されている。サーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7には,半リターン路14Uと14L及び半方向転換路15Uと15Lとの断面半円形通路がそれぞれ形成されており,半リターン路14Uと14L及び半方向転換路15Uと15Lとの断面半円形通路を互いに整合させて合体することによって断面円形通路として,リターン路14と方向転換路15とが形成されることになる。即ち,サーキュレータ5は,サーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7とを互いに整合して合体することによって構成され,また,サーキュレータ5にリターン路14と方向転換路15とが形成される。
また,サーキュレータ上部6には,サーキュレータ5をケーシング上部4にリベットを挿入してかしめによって固着するため,複数個のかしめ用孔40が形成されている。ケーシング3のかしめ用孔39とサーキュレータ5のかしめ用孔40とに,リベットを装着してリベットをかしめることによって,ケーシング3にサーキュレータ5を固着するように構成されている。サーキュレータ5を構成するサーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7には,ケーシング3の側壁部10が嵌入配設する側面凹部51,52がそれぞれ形成されている。サーキュレータ上部6には,下面26の整合面36に位置決め凸部20と位置決め凸部20から長手方向に隔置して位置決め凹部21されている。サーキュレータ下部7には,上面27の整合面36に位置決め凸部20に嵌入する位置決め凹部23と位置決め凹部21に嵌入する位置決め凸部22が形成されている。サーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7とは,位置決め凸部20に位置決め凹部23が嵌入し,且つ位置決め凹部21に位置決め凸部22が嵌入するすることによって,互いに位置決めされて合体することができる。サーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7とが整合して合体することによって,断面半円形通路即ち半リターン路14Uと14Lとが整合してリターン路14が形成され,及び断面半円形通路即ち半方向転換路15Uと15Lとが整合して方向転換路15が形成されると共に,サーキュレータ上部6の側面凹部51とサーキュレータ下部7の側面凹部52とが整合して,ケーシング3の側壁部10間にサーキュレータ5が嵌入することができる。
また,この直動案内ユニットは,ケーシング3とサーキュレータ5とを位置決めして固定するため,ケーシング3のケーシング上部4にはノック用孔25が形成され,サーキュレータ5のサーキュレータ上部6にはノック凸部24が形成されている。この直動案内ユニットは,ケーシング3に対してサーキュレータ5を位置決めするため,ケーシング3の側壁部10間に,サーキュレータ5を構成するサーキュレータ上部6の側面凹部51とサーキュレータ下部7の側面凹部52を嵌入すると共に,ケーシング3のノック用孔25にノック凸部24を嵌入させて位置決めしてケーシング3にサーキュレータ5を組み込むことができる。図1に示すように,軌道レール1に形成された取付け用ねじ孔42は,軌道レール1をベース等の構造体に取り付けるためのねじ孔になっている(図8)。ベース側からねじで取り付ける場合にねじ孔を利用する。また,軌道レール1の底部31の上面側からねじで取り付ける場合に,ねじの頭が軌道レール1の底部6の上面から出てしまうので,サーキュレータ5を構成するサーキュレータ下部7の下面38の中央には,長手方向に沿って逃げ溝41(図2)が形成され,サーキュレータ5が取付け用のねじに干渉しないように構成する。
スライダ2は,ケーシング3にサーキュレータ5を固定することによって組み立てられるが,例えば,次のようにして,ケーシング3とサーキュレータ5との両者を組み立てることができる。まず,サーキュレータ上部6とサーキュレータ下部7とを整合合体させてサーキュレータ5を形成し,サーキュレータ5のサーキュレータ上部6の側面凹部51とサーキュレータ下部7の側面凹部52とを整合させ,サーキュレータ5の側面凹部51,52をケーシング3の側壁部10間に嵌入すると共に,サーキュレータ上部6の上面37に突出して形成されたノック凸部24をケーシング3のノック用孔25に嵌合して両者を位置決めし,次いで,サーキュレータ5の四隅のかしめ用孔40と,かしめ用孔40に一致した位置にあるケーシング3のかしめ用孔39とに,アルミ製リベットを装着し,リベットをかしめてサーキュレータ5をケーシング3に固着する。更に,転動体8のボールを無限循環路16に組み込み,ボールが脱落しないようにしながらスライダ2を軌道レール1に挿入する。場合によっては,スライダ2を軌道レール1に挿入した後に,無限循環路16に転動体8を組み込むことも可能である。
次に,図12を参照して,この発明による直動案内ユニットの第2実施例を説明する。この直動案内ユニットは,スライダ2Aを構成するケーシング3のケーシング上部4の平板には,該平板の四隅に形成された取付けねじ孔18が形成されていると共に,更に,ワーク等の相手部材(図示せず)を更に堅固に取り付けるために別の取付けねじ孔47が形成されている。第2実施例は,第1実施例と比較して,別の取付けねじ孔47とスリット28を形成した以外は,実質的に同一構造を有するものである。取付けねじ孔47の周囲には,取付けねじ孔47に螺入する取付けねじの締め付け力が側壁部10の軌道溝12に影響しないように円弧状のスリット28が形成されている。ケーシング上部4の取付けねじ孔47の回りに円弧状のスリット28を形成することによって,ワーク等の相手部材をケーシング上部4にねじ止めする時に,取付けねじ孔47にねじを螺入しても,螺合時のケーシング上部4の変形が,側壁部10に形成した軌道溝12に伝達されずに,軌道溝12の変形が発生しない。
次に,図13及び図14を参照して,この発明による直動案内ユニットの第3実施例を説明する。この直動案内ユニットにおいて,スライダ2Bを構成するケーシング3のケーシング上部4から折り曲げられた側壁部50(第2側壁部)は,ケーシング上部4の中央部45を残して幅方向に隔置して長手方向に延びる一対の開口30(第2開口)を形成して下方に延びて形成されており,軌道溝12は,側壁部50の幅方向の外側面44に形成されている。第3実施例は,第1実施例がケーシング上部4の中央に開口部29を形成するように側壁部10をプレス加工したのに対して,ケーシング上部4の中央部45を残して中央部45の幅方向両側に開口30を形成するように側壁部50をプレス加工した点で相違している。第3実施例では,ケーシング上部4に形成された取付けねじ孔18,48,特に,ケーシング上部4の中央に形成された取付けねじ孔48は,軌道溝12が形成された側壁部50との間に開口30が存在しているので,ケーシング上部4に相手部材を取り付ける際に,取付け時のケーシング上部4の変形を受け難い構造になっている。従って,第3実施例では,取付けねじ孔48の回りに第2実施例のようなスリットを形成する必要なく,また,側壁部50の両側に位置するケーシング上部4に形成した切欠き部49は,第1実施例や第2実施例に形成した切欠き部19の長さ程は,幅方向に切り込む必要は無い構造に構成されている。
この発明による曲動転がり案内ユニットは,例えば,各種の組立装置,各種の産業ロボット,精密機械,医療機器等の各種の装置における摺動部に組み込んで利用して好ましいものである。
1 軌道レール
2 スライダ(第1実施例)
2A スライダ(第2実施例)
2B スライダ(第3実施例)
3 ケーシング
4 ケーシング上部
5 サーキュレータ
6 サーキュレータ上部
7 サーキュレータ下部
8 転動体
9 側壁部(第1側壁部)
10,50 側壁部(第2側壁部)
11 軌道溝(第1軌道溝)
12 軌道溝(第2軌道溝)
13 軌道路
14 リターン路
14U リターン路
14L リターン路
15 方向転換路
15U 方向転換路
15L 方向転換路
16 循環路
18,47,48 取付けねじ孔
19,49 切欠き部(第2側壁部)
20 位置決め凸部(第1位置決め凸部)
21 位置決め凹部(第1位置決め凹部)
22 位置決め凸部(第2位置決め凸部)
23 位置決め凹部(第2位置決め凹部)
24 ノック凸部
25 ノック用孔
26 下面
28 スリット
29 開口(第1開口)
30 開口(第2開口)
31 底部
32 内側面
34 下面
36 整合面
39,40,46 かしめ用孔
43 内側面
44 外側面
45 中央部
51,52 側面凹部
53 フランジ部

Claims (8)

  1. 底部の長手方向両側に第1側壁部が形成された断面U字状に形成され且つ前記第1側壁
    部の内側面に長手方向に沿って第1軌道溝が形成された薄肉板で形成された軌道レール,
    及び前記第1軌道溝に対向する第2軌道溝を有し且つ前記第1軌道溝と前記第2軌道溝と
    で形成される軌道路を転動する転動体を介して前記軌道レールに対して相対摺動自在なス
    ライダを有する直動案内ユニットにおいて,
    前記スライダは,前記第2軌道溝が形成された薄肉板で形成されたケーシング,及び前
    記ケーシングに固定され且つ前記第2軌道溝に平行に延びるリターン路と前記リターン路
    と前記軌道路とを連通する方向転換路が形成されたサーキュレータから構成され,前記転
    動体が前記軌道路,前記方向転換路及び前記リターン路で構成される循環路を転走し,
    前記ケーシングは,前記軌道レールの上方で且つ幅方向に延び出したフランジ部を備え
    たケーシング上部と,前記軌道レールの前記第1側壁部にそれぞれ対向して前記ケーシン
    グ上部から折り曲げられた第2側壁部とから構成され,前記ケーシング上部は,前記軌道
    レールの上面を覆って幅方向に突出した四角形状の平板に形成されており,前記平板の四
    隅には,相手部材を取り付けるための取けねじ孔が形成され,
    前記サーキュレータは,前記軌道レールの前記第1側壁部間に配設され且つ前記リター
    ン路の上側半分と前記方向転換路の上側半分が形成されたサーキュレータ上部と,前記軌
    道レールの前記第1側壁部間に配設され且つ前記サーキュレータ上部の下面に接して配設
    された前記リターン路の下側半分と前記方向転換路の下側半分が形成されたサーキュレー
    タ下部とから構成され,
    前記第2側壁部の長手方向両端に位置する前記ケーシング上部には,前記相手部材の前
    記ケーシング上部への取付け時の変形が前記第2側壁部に形成された前記第2軌道溝に影
    響するのを防止するため,前記ケーシング上部の幅方向に延びる切欠き部がそれぞれ形成
    されていることを特徴とする直動案内ユニット。
  2. 前記サーキュレータ上部には長手方向に隔置して第1位置決め凸部と第1位置決め凹部
    が設けられ,前記サーキュレータ下部には長手方向に隔置して第2位置決め凹部と第2位
    置決め凸部が形成され,前記第1位置決め凸部が前記第2位置決め凹部に嵌入し,前記第
    2位置決め凸部が前記第1位置決め用凹部に嵌入することによって前記サーキュレータ上
    部と前記サーキュレータ下部とが互いに位置決めされていることを特徴とする請求項1に
    記載の直動案内ユニット。
  3. 前記サーキュレータ上部と前記サーキュレータ下部は,四角形状に形成され,四隅が前
    記ケーシングにかしめによって固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    直動案内ユニット。
  4. 前記軌道レール及び前記ケーシング上部は,薄肉鋼板で形成されており,前記第1側壁
    部に形成された前記第1軌道溝と前記第2側壁部に形成された前記第2軌道溝とはV字形
    の軌道溝に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の直動案
    内ユニット。
  5. 前記サーキュレータ上部に上方に突出したノック凸部が前記ケーシングに形成されたノ
    ック用孔に嵌合して,前記ケーシングと前記サーキュレータ上部とが位置決めして固定さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
  6. 前記ケーシング上部の前記平板の四隅に形成された取付けねじ孔間に,前記相手部材を
    取り付けるための別の取付けねじ孔が形成されており,前記別の取付けねじ孔の周囲には
    ,前記別の取付けねじ孔に螺入する取付けねじの締め付け力が前記第2側壁部の前記第2
    軌道溝に伝達しないように円弧状のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
  7. 前記ケーシングの前記ケーシング上部から折り曲げられた前記第2側壁部は,前記ケー
    シング上部の中央部に形成された第1開口を形成して下方に延びて形成され,前記第2軌
    道溝は,前記第2側壁部の幅方向に外側面に形成されていることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
  8. 前記ケーシングの前記ケーシング上部から折り曲げられた前記第2側壁部は,前記ケー
    シング上部の中央部を残して幅方向に隔置して長手方向に延びる一対の第2開口を形成し
    て下方に延びて形成され,前記第2軌道溝は,前記第2側壁部の幅方向に外側に形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
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