JP2003262224A - 直動案内装置 - Google Patents

直動案内装置

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JP2003262224A
JP2003262224A JP2002065326A JP2002065326A JP2003262224A JP 2003262224 A JP2003262224 A JP 2003262224A JP 2002065326 A JP2002065326 A JP 2002065326A JP 2002065326 A JP2002065326 A JP 2002065326A JP 2003262224 A JP2003262224 A JP 2003262224A
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Sousaku Kimura
壮作 木村
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SKF Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直動案内装置を加工容易で小型化することを
目的とする。 【解決手段】 相対移動可能な二つのレール体10,2
0が突条部11の二つの外壁面12とこれらに対面する
溝条部21の二つの内壁面22から没してそれぞれ軌道
面13,23が形成され、保持器31で保持された複数
の転動体32が軌道面上を転動可能に配置され、突条部
そして溝条部の一部に長手方向に設けられたラック部と
噛合する噛合車33が保持器31に保持されており、二
つのレール体10,20のそれぞれは一部材として一体
形成されており、ラック部は軌道面13,23と外壁面
12もしくは上記内壁面22との境界をなす縁部に設け
られており、噛合車33が対面せる外壁面12と内壁面
22に平行な面で回転し長手方向に移動可能となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長手方向に相対移動
可能な二つのレール体を有する直動案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、工作機械等の直動する
部分を有する装置に用いられ、例えば、添付図面の図7
のようなものが知られている。
【0003】図7に示される直動案内装置は、静止レー
ル装置50と可動レール装置60とを有している。静止
レール装置50と可動レール装置60は図7にて紙面直
角な長手方向に長く延びていて、前者は例えば工作機械
のベッドに取りつけられ、後者には加工手段をもつ可動
部分が載置取付けされて上記長手方向に可動となってい
る。
【0004】静止レール装置50は上面中央に紙面に対
し直角に延びる突条部51Aが形成されたレール本体5
1と、上記突条部51Aの両側の外壁面へ接するように
ボルト53により取付けられた軌道体52とを有してい
る。これに対し、可動レール装置60は下面中央に紙面
に対し直角に延びる溝条部61Aが形成されたレール本
体61と、上記溝条部61Aの両側の内壁面へ接するよ
うにボルト63により取りつけられた軌道体62とを有
している。上記二つの軌道体52,62には、それぞれ
V字状の軌道面が形成されていて、対向軌道面間に形成
される正方形断面の空間には、保持器により保持された
複数の転動体としてのころ71をが上記軌道面を転動可
能に配されている。かくして、可動レール装置60は重
量が大きくとも、ころ71を介して静止レール装置50
上を精度よくかつ円滑に移動できる。
【0005】上記二つのレール本体51,61と、保持
器により保持された転動体71とは、図8に見られるよ
うな直動ころがり軸受80としてセットで市販されてい
る。
【0006】直動ころがり軸受80は、図8のごとく、
同一形状の二つの軌道体52,62がV字状の軌道面5
4,64をそれぞれ有し、保持器70(詳細形状は省
略)により保持された転動体としての複数の円筒ころ7
1がその回転軸線71Aを交互に直角となるように配置
されていて(図9参照)、鉛直方向荷重を安定して支持
できる。V字状軌道面54,64はそのV字溝の底部に
軌道面の研摩仕上げのための逃げ溝55,65が形成さ
れている。
【0007】保持器70には、該保持器70の安定移動
のために、さらに一つの噛合車72が回転可能に保持さ
れている。この噛合車72はその軸線72Aが上記ころ
71の軸線71Aと45°の角度をなしている。該噛合
車72は円板状をなしその両面周部には凸球面状の突部
73が周方向に等間隔に設けられており、これに対して
軌道体52,62には、上記軌道面54,64と逃げ溝
55,65との境界の縁部に凹球面状の窪部56,66
が等間隔に形成されている。
【0008】かかる直動ころがり軸受80が、図7のご
とく、軌道体52,62をレール本体51,61へ取り
つけ保持器70により保持されたころ71を軌道面5
4,64間に配することにより、直動案内装置として組
立てられると、上記噛合車72の突部73は軌道体5
2,62の窪部56,66とかみ合って回転するように
なる。かくして、静止レール装置50と可動レール装置
60は、長手方向に相対移動した際、保持器70は噛合
車72と窪部56,66とのかみ合いにより、ふらつく
ことなく安定して移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7,
8,9に示した直動案内装置では、装置の小型化への対
応が困難である。
【0010】図8のごとくの市販の直動ころがり軸受を
ボルト53,63によってレール本体51,61に取付
けるには、レール本体はボルトを取付けるための部分が
必要となり、図7における幅方向(横方向)寸法は小さ
くすることができない。
【0011】上記幅寸法を小さくするには、ボルトを用
いないようにするために、レール本体と軸受の軌道体を
一部材として一体形成してしまうことも考えられる。し
かし、図7の構造のものを単に一体形成しても、噛合車
72の突部73との噛合のための窪部56,66がV字
状軌道面の溝底部(逃げ溝55,65の位置)に奥まっ
て位置しているので加工が容易ではない。特に、レール
体61に図7のように両側に軌道体62を有するとき、
レール体61と軌道体62とを一つの部材とすると、溝
条部61Aの内側で対向する両方のV字状軌道面の溝底
部へ上記窪部を所定精度で加工することとなるので、一
方の軌道面側が他方の軌道面側への加工の際に加工工具
と干渉して支障をきたす。仮に可能であっても、その加
工は非能率的で、複雑な加工手段を要する。
【0012】本発明は、保持器のための噛合車を有して
いても、小型化が可能で加工の容易な直動案内装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る直動案内装
置は、長手方向に相対移動可能な二つのレール体の一方
が上記長手方向に延びる突条部をそして他方が該突条部
に適合する溝条部を有し、突条部の二つの外壁面とこれ
らに対面する溝条部の二つの内壁面から没してそれぞれ
軌道面が形成され、軌道面により包囲されて形成された
空間に、保持器で保持された複数の転動体が上記軌道面
上を転動可能に配置され、上記突条部そして上記溝条部
の一部に上記長手方向に設けられたラック部と噛合する
噛合車が上記保持器に回転自在に保持されている。
【0014】かかる直動案内装置において、本発明で
は、二つのレール体のそれぞれは一部材として一体形成
されており、ラック部は上記軌道面と上記外壁面もしく
は上記内壁面との境界をなす縁部もしくはその近傍に設
けられており、上記噛合車が上記対面せる外壁面と内壁
面に平行な面で回転し上記長手方向に移動可能となって
いることを特徴としている。
【0015】このような構成の本発明では、一つの部材
としてのレール体に軌道面が形成されており、従来のよ
うな軌道体の取付けのためのボルトが不要となって、小
型化される。又、該軌道面を転動する転動体を保持する
保持器のための噛合車と噛合するラック部が、上記軌道
面とレール体の突条部の外壁面あるいは溝条部の内壁面
との境界部もしくはその近傍に設けられており、従来の
ように奥まって位置しておらず、加工が容易に行われ
る。
【0016】噛合車は、例えば、円板体の両面周部に、
周方向に定間隔で設けられた凸球面状の突部を有し、ラ
ック部は該突部に適合する凹球面状の窪部を縁部に定間
隔に有しているようにしてもよいし、あるいは、円板体
の周面に、周方向に定間隔で設けられたピン状の突部も
しくは歯部を有し、ラック部は縁部との近傍に上記突部
に適合する孔部もしくは歯部と噛合する対応歯部を有し
ているようにしてもよい。又、上記円板体の両面周部に
突部が設けられる場合、該突部は凸球面状でなくとも、
円板体の両面から直角方向に突出するピン状のもので
も、これに類するものでもよい。勿論この場合は、ラッ
ク部もかかる形状の突部が係合するに適切な形状とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図6
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】図1に示される実施形態装置は、中心線C
に左右対称なレール体10,20が直動転動体組立体3
0を介して組み立てられている。
【0019】図1にて下方に位置するレール体10は、
断面が「凸」字状で紙面に対し直角な方向に延びてい
る。上方に突出する突条部11の両側に位置する外壁面
12には、断面が90°の角度をなして二つの軌道面1
3がV字状に没して形成され、両軌道面13は紙面に直
角な方向に延びている。V字状溝の奥部、すなわち両軌
道面13が交差する位置には、軌道面13の研摩加工の
ための逃げ溝14が形成されている。この逃げ溝14自
体は精度を要しない。
【0020】一方、上方に位置するレール体20は、上
記レール体10と所定間隔をもって嵌まり合うように適
合した断面が「逆凹」字状をなし紙面に対し直角な方向
に延びている。逆凹字状をなすように下面に没入形成さ
れた溝条部21の両側部をなす両内壁面22には、上記
レール体10の軌道面13と対向して、断面が90°の
角度をなして二つの軌道面23がV字状に没して形成さ
れ、両軌道面23は紙面に直角な方向に延びている。V
字状溝の奥部、すなわち両軌道面23が交差する位置に
は、上記レール体10の場合と同様に、軌道面23の研
摩加工のための精度を要しない逃げ溝24が形成されて
いる。かくして、対向してV字状をなすレール体10の
軌道面13とレール体20の軌道面23は、45°傾い
た形の略正方形断面で紙面に直角方向に延びる空間が形
成される。
【0021】上記正方形断面の空間には、直動転動体組
立体30が収められている。この転動体組立体30は、
上記空間よりも若干小さ目の正方形断面をもつほぼ直方
体外形のプラスチック保持器31に、複数の転動体32
(図示の例では六つの転動体)と一つの噛合車33とを
備えている(図1,図2参照)。保持器31には、その
長手方向に複数のポケット34が形成されていて、転動
体(図示の場合円筒ころ)32が収められている。上記
ポケット34は保持器31の対向せる二つの側面で開口
しているが、その開口は、図3(A),(B)に見られ
るように、複数のポケット34について交互に異なる方
向の対向面、すなわち、90°の角度だけずれた対向面
に開口している。ポケット34の開口縁には若干の突起
34Aが内方に形成されていて転動体32のポケット3
4からの脱落を防止している。この転動体32の直径
は、上記対向面の距離よりも若干大きく、転動体32は
その分だけポケット34から突出する。したがって転動
体組立体30が二つのレール体10,20の対向軌道面
13,23で形成される空間内に配されたとき、交互に
突出方向が90°ずれた方向に軸線32Aをもつ複数の
転動体32は、軌道面13と対向軌道面23とに接触す
るが、これも交互に90°ずれた位置で接触するように
なる。したがって、直動転動体組立体30全体として
は、転動体32は四つのすべての軌道面13,23と接
触する。
【0022】噛合車33は、保持器31の長手方向中央
部、すなわち、複数の転動体32を両側に同数個だけ配
分する位置に配置され、軸部33Aにて該保持器31に
よって回転自在に保持されている。この噛合車33は、
プラスチック成形して作られていて、円板状のものの両
面周部に複数の凸球面条の突部33Bが周方向に等間隔
に設けられている。そして、上記噛合車33の回転軸線
33Cは直交している二つの転動体32のどちらの軸線
32Aからも45°の角度からずれて位置している。そ
して、噛合体33の突部33Bは、四つの軌道面13,
23により得られる正方形の辺よりも外方に部分的に突
出している。
【0023】一方、レール体10,20には、図1,
2、図3(C)そして図4に見られるように、上記噛合
体33の突部33Bと噛合する凹球面状の窪部15,2
5が隣接せる二つの突部33Bの周方向間隔と等しい間
隔で形成されたラック部が設けられている。一連の窪部
15,25は、軌道面13,23と外壁面12そして内
壁面22との境界をなす上下二つの陵部の互いに逆位置
の一方に設けられている。例えば、図1,2に見られる
ように、レール体10には、上方の陵部に、そしてレー
ル体20には下方の陵部に上記窪部15,25が設けら
れている。他の陵部、図示の場合、レール体10の下方
の陵部そしてレール体20の上方の陵部には、上記噛合
体33の突部33Bとの干渉を回避するための逃げ溝1
6,26がそれぞれ形成されている。かくして、噛合体
33の突部33Bは、互いに逆方向に移動するレール体
10,20とラック部にて噛合するようになる。すなわ
ち、噛合車33は、その軸線33Cを中心として、レー
ル体10の外壁面12とこれに対面とするレール体20
の内壁面22との間で、これらの面と平行な回転面を形
成するように回転し、回転と共に移動する。
【0024】以上のような本実施形態装置にあっては、
工作機械等のベッド上に取りつけられたレール体10上
に、転動体組立体30を介して配設されたレール体20
に上記工作機械等の可動部が取りつけられると、この可
動部そしてレール体20の重量を上記転動体組立体30
の転動体32を介してレール体10で支持する。複数の
転動体32は、それらの軸線32Aが交互に90°ずれ
た二方向に向くよう配置されているので、上記重量(荷
重)は、上記二方向で安定して支持される。
【0025】上方のレール体10が一方向に移動する
と、噛合車33はその突部33Bが上記レール体10の
ラック部の窪部15と噛合するとともに、下方のレール
体20のラック部の窪部25との噛合し、該噛合車33
を保持する保持器31は安定して移動する。
【0026】かかる本実施形態のレール体10,20
は、上記ラック部を形成する窪部15,25が従来装置
のように軌道面13,23に奥まっているということが
なく、外壁面12そして内壁面22の位置にあるために
加工が容易に行える。そして従来装置のようにレール体
と軌道面とを別体とするのではなく、一部材として一体
化するので、小型化が可能となる。なお、奥まって位置
する逃げ溝14,24は精度を要するものではないの
で、難なく加工できる。
【0027】本発明は、図1ないし図4に図示した実施
形態には限定されず、種々変形が可能である。噛合車及
びこれが噛合するラック部は、球面状の突部及び窪部で
なくとも、周面にピン状の突部をもつ噛合車とこれに係
合する孔部を有するラック部との組合せとしても、ある
いは周面に歯部を有する噛合車とこの歯部に噛合する対
応歯部を有するラック部との組合せとしてもよい。又、
上記円板体の両面周部に突部が設けられる場合、該突部
は凸球面状でなくとも、円板体の両面から直角方向に突
出するピン状のものでも、これに類するものでもよい。
勿論この場合は、ラック部もかかる形状の突部が係合す
るに適切な形状となる。
【0028】図5に示す例では、噛合車41が周囲にピ
ン状の複数の突部42を有し、ラック部にはこれが係合
する孔部43が形成されている。又、図6に示す例では
噛合車44が周面に歯部45を有し、ラック部がこれと
対応する歯部46を有している。
【0029】又、本発明において、転動体も円筒ころに
は限定されず、ボールでも他のころでもよい。又、レー
ル体の突状部も断面が凸字状でなく山型(逆V字型)
で、これに対応する他のレール体の溝条部も逆V字型を
なしていてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように、一つの部材と
してのレール体に軌道面を形成することとしたので、従
来のような軌道体の取付けのためのボルトが不要となっ
て、小型化が可能となると共に、該軌道面を転動する転
動体を保持する保持器のための噛合車と噛合するラック
部を、上記軌道面とレール体の突条部の外壁面あるいは
溝条部の内壁面との境界部もしくはその近傍に設けるこ
ととしたので、従来のように奥まって位置しておらず、
加工が容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態をレール体の走行方向と直
角な面で示す断面図である。
【図2】図1装置におけるII−II断面図である。
【図3】上記レール体の走行方向と直角な面での保持器
の断面を示し、図3(A)は一つのころでの位置、図3
(B)は隣接する他のころでの位置、図3(C)は噛合
体の位置でのそれぞれの断面図である。
【図4】噛合体が噛合するラック部の様子を示す断面斜
視図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す断面斜視図であ
る。
【図6】本発明のさらに他の実施形態を示す断面斜視図
である。
【図7】従来装置の断面図である。
【図8】図7装置に用いられる直動ころがり軸受の断面
図である。
【図9】図8装置の一方のレール本体と転動体及び噛合
体とを分離状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
10 レール体 11 突条部 12 外壁面 13 軌道面 20 レール体 21 溝条部 22 内壁面 23 軌道面 25 窪部(ラック部) 31 保持器 32 転動体(ころ) 33 噛合車 33B 突部 41 噛合車 42 突部 43 孔部 44 噛合車 45 歯部 46 対応歯部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に相対移動可能な二つのレール
    体の一方が上記長手方向に延びる突条部をそして他方が
    該突条部に適合する溝条部を有し、突条部の二つの外壁
    面とこれらに対面する溝条部の二つの内壁面から没して
    それぞれ軌道面が形成され、軌道面により包囲されて形
    成された空間に、保持器で保持された複数の転動体が上
    記軌道面上を転動可能に配置され、上記突条部そして上
    記溝条部の一部に上記長手方向に設けられたラック部と
    噛合する噛合車が上記保持器に回転自在に保持されてい
    る直動案内装置において、二つのレール体のそれぞれは
    一部材として一体形成されており、ラック部は上記軌道
    面と上記外壁面もしくは上記内壁面との境界をなす縁部
    もしくはその近傍に設けられており、上記噛合車が上記
    対面せる外壁面と内壁面に平行な面で回転し上記長手方
    向に移動可能となっていることを特徴とする直動案内装
    置。
  2. 【請求項2】 噛合車は円板体の両面周部に、周方向に
    定間隔で設けられた凸球面状の突部を有し、ラック部は
    該突部に適合する凹球面状の窪部を縁部に定間隔に有し
    ていることとする請求項1に記載の直動案内装置。
  3. 【請求項3】 噛合車は円板体の周面に、周方向に定間
    隔で設けられたピン状の突部もしくは歯部を有し、ラッ
    ク部は縁部との近傍に上記突部に適合する孔部もしくは
    歯部と噛合する対応歯部を有していることとする請求項
    1に記載の直動案内装置。
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