JP2003194057A - 転動体間にセパレータを備えた直動案内ユニット - Google Patents

転動体間にセパレータを備えた直動案内ユニット

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JP2003194057A
JP2003194057A JP2001391276A JP2001391276A JP2003194057A JP 2003194057 A JP2003194057 A JP 2003194057A JP 2001391276 A JP2001391276 A JP 2001391276A JP 2001391276 A JP2001391276 A JP 2001391276A JP 2003194057 A JP2003194057 A JP 2003194057A
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    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/37Loose spacing bodies
    • F16C33/3706Loose spacing bodies with concave surfaces conforming to the shape of the rolling elements, e.g. the spacing bodies are in sliding contact with the rolling elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この直動案内ユニットは,転動体間のセパレ
ータによって転動体を包み込み,高速化,高サイクル化
に対応して低騒音,低摩耗を実現する。 【解決手段】 セパレータ4は,外周面54が円形面に
形成され,隣接する転動体3であるボールと対向する両
端面がボールが嵌入する凹球面10に形成されている。
エンドキャップ21は,方向転換路33の内周面8を形
成するスペーサ駒部5を備えたスペーサ6,及びスペー
サ6を介在してケーシング20に固定され且つ方向転換
路33の外周面37を形成するエンドキャップ本体1か
ら構成されている。スペーサ駒部5の内周面8には,セ
パレータ4が干渉しないように,スペーサ駒部5の内周
面8の中央に沿って逃げ内周溝7が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば,半導体
製造装置,精密測定器,精密検査機,精密組立器等の各
種の機械装置に適用でき,軌道レールと該軌道レールに
対して転動体を介して相対移動するスライダとから成る
転動体間にセパレータを備えた直動案内ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,直動案内ユニットは,現在では,
工作機械,半導体製造装置,搬送装置,検査装置,測定
器,加工機,組立機,産業用ロボット等の各技術分野の
装置に組み込まれて多用されているが,技術の発展と共
にその用途は拡大しており,低騒音化,摩耗の軽減化,
長寿命化,高精度,高速摺動化,組立容易性,汎用化等
の要求が益々高まっている。特に,近年,直動案内ユニ
ットにおいて,隣接する転動体間にセパレータを介在さ
せて低騒音化,摩耗を軽減し,長寿命化を図ったものが
多く要望されている。
【0003】従来,図16に示すような直動案内ユニッ
トが知られている。該直動案内ユニットは,軌道レール
41と,軌道レール41上を摺動可能なスライダ42と
を備えている。軌道レール41の外側に面した一対の長
手方向側壁面43に軌道溝47が形成されている。軌道
レール41の上面45には,軌道レール41をベッド等
に取り付けるための取付け孔46が開口している。スラ
イダ42は,軌道レール41の上面45を跨ぐケーシン
グ44,ケーシング44の長手方向両端面に当接して取
り付けられたエンドキャップ48,及び軌道レール41
とエンドキャップ48との間の隙間をシールするためエ
ンドキャップ48の端面に配置されたエンドシール49
から構成されている。エンドキャップ48とエンドシー
ル49とは,取付けねじ51によってケーシング44に
取り付けられている。ケーシング44とエンドキャップ
48との下面には,下面シール52が配置されている。
また,ケーシング44には,軌道レール41の軌道溝4
7に対向する位置に軌道溝53と,ケーシング44をテ
ーブル等に取り付けるために,上面55に開口するねじ
穴56が形成されている。スライダ42を軌道レール4
1に対して摺動可能に案内するため,軌道レール41に
形成されている軌道溝47とケーシング44に形成され
ている軌道溝53との間に形成される負荷軌道路57に
ボール等の転動体58を介して転走可能に配設されてい
る。転動体58は,保持バンド59によってケーシング
44に保持されており,スライダ42を軌道レール41
から分離した状態であっても,ケーシング44に保持さ
れる。転動体58は,負荷軌道路57,転動体58を循
環させるためのケーシング44に形成された無負荷軌道
路としてのリターン孔60,及び負荷軌道路57とリタ
ーン孔60とに連通するエンドキャップ48に形成され
た無負荷軌道路としての方向転換路(図示せず)から成
る無限循環路を無限循環して転走するように直動転がり
案内ユニットに組み込まれている。また,無限循環路に
潤滑剤を供給するためのグリースニップル61が,エン
ドシール49の外面から突出した状態でエンドキャップ
48に取り付けられている。
【0004】また,直動転がり案内ユニットとして,特
開平10−281154号公報に開示されたものが知ら
れている。該直動転がり案内ユニットは,隣接する転動
体間にセパレータを介在させることにより,転動体の規
則的な転走による振動,騒音を軽減し,早期摩耗を防止
できるものである。該直動転がり案内ユニットおいて,
転動体間に介在されたセパレータの外径が大きく設定さ
れた場合では,該セパレータは平面を有する平板部と外
周側のテーパ状拡大部から形成され,セパレータが方向
転換路の内周側に接触する大きさであったとしても,セ
パレータは転走方向と直交する方向に遠心力によって方
向転換路の外周方向に変位して循環し,セパレータが方
向転換路の内周面と干渉しないように構成されている。
【0005】また,特開2000−304046号公報
に開示された直動案内軸受装置は,隣接するボール間に
セパレータを介在させ,セパレータの外径が大きく設定
された場合であっても,ボールとセパレータとが方向転
換する曲線軌道において,内側案内部材の形状が単純な
半円形状ではなく,曲率半径の異なった複数の半径でな
る複合曲面から構成され,内側案内部材がセパレータの
外径面と接触しないように構成されており,内側案内部
材の形状が著しく複雑な形状となり,加工が複雑にな
り,コストアップを招くものとなっている。
【0006】また,特開2001−193739号公報
に開示された直動案内軸受装置は,隣接するボール間に
セパレータを介在させたものであり,ボールは,セパレ
ータの軸線方向両端の凹面部にそれぞれ接触し,外側案
内部材の案内面と内側案内部材の案内面とに接触して転
動し,更に,セパレータの外径寸法を曲線循環路内の内
側及び外側の両曲面に同時に接触しつつボールが転動す
る状態での最大外径寸法以上の外径寸法とし,且つ曲線
循環路の案内面の曲率半径をセパレータと接触しない大
きさに縮小したものである。即ち,上記直動案内軸受装
置は,セパレータの外径が大きく設定された場合であっ
ても,ボール循環路部分において内側案内部材の形状を
単純な半円形状に形成し,内側曲面の曲率半径をセパレ
ータと接触しない大きさに縮小したサイズに形成されて
いるものである。
【0007】独国特許公開第DT2627025A1号
公報に開示された舵取りウォーム歯車装置は,隣接する
ボール間にセパレータが介在されており,セパレータの
外径が大きく設定された場合では,セパレータの外形形
状を凸曲面にして循環路の内周部部分に摺接させても推
進角が20°より大きくないように構成されているもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,直動案
内ユニットは,現状では,益々高速化,高サイクル化し
た装置に使用されるようになり,直動案内ユニットに
は,低騒音,耐摩耗等がより一層求められている。ま
た,従来,直動案内ユニットにおいて,隣接する転動体
間にセパレータを介在させることが実施されているが,
近年の高速化の中でも転動体を安定して無限循環させる
ためには,セパレータが転動体を包み込むようにして案
内することが不可欠になっている。そして,直動案内ユ
ニットでは,セパレータが転動体を包み込むようにして
案内するには,セパレータの外径を大きくすればよい
が,その場合に,無限循環路において転動体とセパレー
タとを安定してスムースに一緒に循環させることが課題
になっている。
【0009】上記特開平10−281154号公報に開
示された直動案内ユニットは,方向転換路でセパレータ
に平板部を設けて転動体と転動体に対向するセパレータ
の凹面とに変位可能な隙間を設けているので,直線路で
あるリターン路及び負荷路では,どうしてもセパレータ
が転走方向と直交する方向に変位し,不安定なものにな
っている。
【0010】また,上記の特開2000−304046
号公報と特開2001−193739号公報に開示され
た各直動案内軸受装置は,方向転換路の内周側である内
周面が小さく縮小した形状に形成されており,方向転換
路の通路が拡大されたものになっており,セパレータの
外径が大きい形状であるので,ボールを抱き込んでいる
が,水平置きだけに適用する場合には克服できるが,通
常,垂直方向,背面方向等のあらゆる方向に設置して使
用されてるものであるので,どうしても方向転換路の通
路を拡大した分だけ,転動体とセパレータとの転走時に
ガタつきによる騒音が発生することになり,転動体とセ
パレータとの循環移動が不安定なものになってしまう。
【0011】更に,上記独国特許公開第DT26270
25A1号公報に開示された舵取りウォーム歯車装置
は,セパレータが方向転換路の内周と摺接することにな
るので,摩耗が大きなものになり,セパレータの循環抵
抗も大きなものになり,転動体のスムースな循環移動を
期待できないものになっている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,転動体間に介在されたセ
パレータによって転動体を包み込み,転動体を無限循環
路で安定してスムースに循環移動させ,転動体とセパレ
ータとによるガタつきを防止して低騒音化と耐摩耗性を
実現させると共に,特に,セパレータの外径が大きいも
のでも,方向転換路内で滑らかに循環移動するために,
方向転換路の内周部の壁面に逃げ内周溝を形成し,スペ
ーサの転走が滑らかに即ちスムースに循環移動できる構
造に形成されている直動案内ユニットを提供することで
ある。
【0013】この発明は,長手方向に延びる第1軌道溝
を備えた軌道レール及び前記軌道レールに対して複数の
転動体を介して相対摺動するスライダを有し,前記スラ
イダは,前記転動体が転走する軌道路を形成するため前
記軌道レールの前記第1軌道溝に対向して形成された第
2軌道溝と前記転動体が転走するリターン孔を備えたケ
ーシング,前記ケーシングの両端面にそれぞれ固定され
且つ前記軌道路と前記リターン孔とを連通して前記転動
体の方向を転換する方向転換路を備えたエンドキャッ
プ,及び前記転動体間にそれぞれ介在されて前記転動体
と一緒に移動するセパレータを有し,前記セパレータは
外周面が円形面に且つ隣接する前記転動体であるボール
と対向する両端面が前記ボールが嵌入する凹球面に形成
され,前記エンドキャップに設けた前記方向転換路の内
周面には前記方向転換路を移動する前記セパレータが干
渉しないように逃げ内周溝が周方向に延びて形成されて
いることから成る転動体間にセパレータを備えた直動案
内ユニットに関する。
【0014】前記エンドキャップは,前記ケーシングの
前記端面に固定され且つ前記方向転換路の内周面を形成
するスペーサ駒部を備えたスペーサ,及び前記スペーサ
を介在して前記ケーシングに固定され且つ前記方向転換
路の外周面を形成するエンドキャップ本体から構成され
ている。
【0015】前記スペーサ駒部と前記スペーサとは一体
構造に構成され,前記スペーサと前記エンドキャップ本
体とは前記エンドキャップ本体に形成された凹部に嵌入
することによって互いに固定されて前記方向転換路が形
成される。
【0016】前記逃げ内周溝は,前記スペーサ駒部の前
記方向転換路を形成する前記内周面の中央に沿って形成
されている。
【0017】前記ケーシングに対向する面となる前記ス
ペーサ駒部の背面には前記ケーシングに対して前記スペ
ーサを位置決めするための位置決めピンが設けられ,前
記位置決めピンは前記ケーシングの前記端面に形成され
た位置決め穴に嵌入されている。
【0018】前記エンドキャップ本体は前記ケーシング
の前記リターン孔の両端の開口部に嵌入する接続管部を
有し,前記スペーサは前記ケーシングの前記リターン孔
の前記開口部に嵌入する接続管部を有しており,前記接
続管部同志が整合して前記リターン孔に接続されてい
る。
【0019】前記ケーシングに形成された前記リターン
孔には前記接続管部間において潤滑剤を担持できる多孔
質構造を有する焼結樹脂製管部材が嵌挿されている。
【0020】前記凹球面の曲率半径が前記ボールの曲率
半径よりもほんの僅か大きいサイズである。
【0021】前記セパレータの前記凹球面間は,前記ボ
ールを僅かに離間するように薄肉に形成されている。
【0022】前記セパレータの前記外周面と前記端面と
の交わる円周角部には,凸曲面に形成されており,前記
軌道路,前記方向転換路及び前記リターン孔によって形
成される無限循環路に段差が存在しても前記セパレータ
がスムースに循環させることができる。
【0023】この直動案内ユニットでは,前記軌道レー
ルは長手方向両側面に前記第1軌道溝がそれぞれ形成さ
れ,前記スライダは前記軌道レール上を跨架して前記転
動体と前記セパレータを介して相対摺動する。
【0024】或いは,この直動案内ユニットでは,前記
軌道レールは互いに連結され且つ対向面に前記第1軌道
溝が形成された一対の側部を有し,前記スライダは前記
軌道レールの前記側部間に形成された案内路内を前記軌
道レールの長手方向に沿って摺動可能である。
【0025】この直動案内ユニットは,上記のように構
成されているので,U型やI型の軌道レールに対応する
スライダに適用でき,セパレータが転動体を包み込む状
態で転動体が無限循環路を転走し,水平方向,垂直方
向,背面方向等の全方向の設置状態に対応して,走行時
のセパレータの遠心力により変位が発生せず,転動体と
セパレータとの間でのガタつきが発生せず,特に,方向
転換路の内周面に形成した周方向に延びる逃げ内周溝が
存在するので,セパレータが方向転換路の内周面に干渉
することがなく,高速化,高サイクル化,高サイクル化
等に対応して安定してスムースに転走でき,低騒音化,
耐摩耗性を実現できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による転動体間にセパレータを備えた直動案内ユニット
の実施例を説明する。この直動案内ユニットは,例え
ば,半導体製造装置,精密測定器,精密検査機,精密組
立器等の各種の小形や大型の機械装置について高速化,
高サイクル化,耐摩耗性等に対応できるものである。以
下で説明する実施例では,図1〜図3に示すようなU型
の軌道レール11で構成された凹状の案内路15を往復
移動するスライダ12から成る直動案内ユニットに適用
したものであるが,図16に示すようなI型の軌道レー
ル41に跨架して往復移動するスライダ42から成る直
動案内ユニットにも適用できることは勿論である。
【0027】この直動案内ユニットは,相対的に移動す
るベッド等の固定体とテーブル等の移動体との間に介在
して適用されるものであり,図1〜図3に示すように,
長尺な軌道レール11と,軌道レール11の長手方向に
沿って摺動可能に嵌挿されたスライダ12とから構成さ
れている。この実施例では,軌道レール11は取付け孔
19を挿通する取付けボルトによってベッドに取り付け
られ,また,スライダ12は,ねじ穴18に螺入される
取付けボルトによってテーブルに取り付けられる直動案
内ユニットを説明する。スライダ12が軌道レール11
に対して往復移動することにより,テーブルはベッドに
対して往復移動できる。図1〜図3では,軌道レール1
1に対して1つのスライダ12のみを示しているが,二
つ以上のスライダ12を軌道レール11に配設してもよ
いことは勿論である。
【0028】この直動案内ユニットは,概して,長手方
向に延びる軌道溝17(第1軌道溝)を備えた軌道レー
ル11,及び軌道レール11に対して複数のボールでな
る転動体3を介して相対摺動するスライダ12を有す
る。軌道レール11には,各側部13の内側に長手方向
に沿って互いに向かい合った内側壁面16に互いに対向
した軌道溝17がそれぞれ形成されている。スライダ1
2は,主として,軌道レール11の軌道溝17に対向し
て形成された軌道溝24(第2軌道溝)と転動体3が転
走するリターン孔32を備えたケーシング20,ケーシ
ング20の両端面2にそれぞれ配設固定され且つ負荷軌
道路31とリターン孔32とを連通して転動体3の方向
を転換する方向転換路33を備えたエンドキャップ2
1,及び転動体3間にそれぞれ介在されて転動体3を抱
き込んで転動体3と一緒に移動するセパレータ4を有す
る。軌道溝24は,軌道レール11の各内側壁面16に
それぞれ対向したケーシング20の側面23に形成され
ている。軌道レール11の軌道溝17とケーシング20
の軌道溝24とによって負荷軌道路31が形成され,転
動体3とセパレータ4とは負荷軌道路31を移動するこ
とになる。また,スライダ12は,転動体3が負荷軌道
路31を転走することにより,軌道レール11に対して
スムーズに往復移動することができる。
【0029】軌道レール11は,一対の側部13と各側
部13の下部を一体的に連結する底部14とから成り,
両側部13と底部14との内側に凹状の案内路15が形
成されている。軌道レール11の側部13の内側壁面1
6に形成された軌道溝17の底部には,逃げ溝65が形
成されている。スライダ12は,軌道レール11の両側
部13間の案内路15において往復移動できるように配
設されている。軌道レール11は,その断面はU型の形
状を有しており,例えば,図16に示すようなI型の軌
道レール41と比較して高い断面二次モーメントを有し
ているので,スライダ12との間で作用する曲げや捩じ
りに対する剛性を大幅に高めることができる。その結
果,軌道レール11を全底面で支持させる使用形態以外
にも,軌道レール11の一端だけを支持した片持ち支持
や軌道レール11の両端を支持した両端支持の態様で使
用することができる。また,軌道レール11は,直動案
内ユニットが適用される各種の機械装置の構造材料とし
て機能することができる。軌道レール11は,その高さ
が極力低く形成されており,コンパクトに形成される。
軌道レール11には,直動案内ユニットのスライダ12
を駆動する駆動機構等の周辺機器を直接取り付けること
もできる。
【0030】更に,スライダ12は,軌道レール11と
エンドキャップ21との隙間をシールするためエンドキ
ャップ21の端面にエンドシール22が配設されてい
る。スライダ12を構成するケーシング20は,軌道レ
ール11の案内路15内に大部分が収容されている。ま
た,エンドキャップ21とエンドシール22とは,エン
ドシール22とエンドキャップ21に形成された取付け
用孔36に挿通する取付けねじ25によってケーシング
20に取り付けられている。ケーシング20には,取付
けねじ25が螺入される複数のねじ穴26が形成されて
いる。
【0031】スライダ12を構成するケーシング20
は,略直方体の形状を有しており,軌道レール11の内
幅の範囲内に納まっている。ケーシング20の高さは,
軌道レール11と同様に極力低く構成することができ
る。ケーシング20は,軌道レール11の側部13の上
面より上方に突出するスライダヘッド部50を備えてい
るが,その突出量は,適用する機械装置に適応できる形
状に形成されている。スライダ12は,軌道レール11
と共に直動案内ユニットをコンパクトに構成しており,
スライダ12を軌道レール11に対して駆動するボール
ねじや駆動モータ等の駆動機構等,周辺機器の設計自由
度が拡がり,直動案内ユニットが適用される機械装置の
小形化,軽量化を図ることができる。
【0032】この直動案内ユニットでは,無限循環路
は,対向する軌道溝17,24から成る負荷軌道路3
1,転動体3を帰還させるためのケーシング20に形成
された無負荷軌道路としてのリターン孔32,及び負荷
軌道路31とリターン孔32とに連通するエンドキャッ
プ21に形成された無負荷軌道路としての方向転換路3
3から構成される。転動体3は,セパレータ4によって
隔置され,無限循環路を無限循環して転走するように組
み込まれている。セパレータ4は,転動体3間に配置さ
れ,転動体3を抱き込んで転動体3のスムースな転走を
実現している。スライダ12に設けられたグリースニッ
プル35は,無限循環路に潤滑剤を供給するために,一
方のエンドシール22の外面から突出した状態でエンド
キャップ21の取付け用孔38に取り付けられており,
外部からの潤滑剤がグリースニップル35を通じて無限
循環路内に供給される。他方のエンドキャップ21の取
付け用孔38には潤滑剤の漏れを防止する止め栓66等
が取り付けられている。ケーシング20と軌道レール1
1との隙間は,上面シールによってシールされており,
該隙間を通じての塵埃等の異物が負荷軌道路31に出入
するのを防止している。
【0033】この直動案内ユニットは,図4に示すよう
に,無限循環路を循環移動する転動体3間にセパレータ
4を介在しており,また,セパレータ4は,外周面30
が円形面に形成され,また,隣接する転動体3であるボ
ールと対向する両端面がボールが嵌入する凹球面10に
形成されている。この直動案内ユニットでは,特に,エ
ンドキャップ21に設けた方向転換路33の内周面8
に,方向転換路33を移動するセパレータ4が干渉しな
いように逃げ内周溝7が形成されていることを特徴とす
る。エンドキャップ21は,ケーシング20の端面2に
配設して固定されている。エンドキャップ21は,方向
転換路33の内周面8を形成するスペーサ駒部5を備え
たスペーサ6,及びスペーサ6を介在してケーシング2
0に固定され且つ方向転換路33の外周面37を形成す
るエンドキャップ本体1から構成されている。エンドキ
ャップ21に形成された嵌入凹部34(図9,図10)
にスペーサ6が嵌入することによって固定されたスペー
サ駒部5は,その対向面39をケーシング20の端面2
に対向した状態に配置されている。
【0034】この直動案内ユニットにおいて,セパレー
タ4は,その凹球面10間が隣接する転動体3を僅かに
離間するように薄肉に形成されている。セパレータ4の
凹球面10の曲率半径は,ボール3の曲率半径よりもほ
んの僅か大きいサイズに形成されている。また,セパレ
ータ4は,図14に示すように,その外周面30と端面
の凹球面10との交わる円周角部は,凸曲面63に形成
されており,負荷軌道路31,方向転換路33及びリタ
ーン孔32によって形成される無限循環路において,ケ
ーシング20とエンドキャップ21との位置合せに多少
の段差が存在しても,セパレータ4をスムースに循環移
動させることができるように形成されている。
【0035】この直動案内ユニットは,無限循環路を構
成する各構成体,即ち,ケーシング20,エンドキャッ
プ21及びスペーサ6の配設位置を高精度に位置合わ
し,転動体3とセパレータ4の循環移動を滑らかにする
ために,スペーサ駒部5は,図5に示すように,スペー
サ6とそれぞれが一体に結合して一体構造に形成され,
スペーサ6がエンドキャップ21に形成されたスペーサ
嵌入凹部34(図9)に嵌挿されて方向転換路33が形
成される構造に構成されている。言い換えれば,一つの
スペーサ6をエンドキャップ21に嵌挿すれば,それぞ
れのエンドキャップ21に方向転換路33が形成される
構造になっている。また,スペーサ6は,図6〜図8に
示すように,ケーシング20に対向する面であるスペー
サ駒部5の背面には,ケーシング20にに対してスペー
サ6を高精度に強固に位置決めするための凸状の位置決
めピン27が設けられている。ケーシング20の端面2
には,位置決めピン27に対向する位置に位置決め穴2
8が形成されている。位置決めピン27は,ケーシング
20の端面2に形成された位置決め穴28に嵌入してス
ペーサ6がケーシング20に固定されている。
【0036】この直動案内ユニットでは,特に,セパレ
ータ4の外径が大きいサイズ,例えば,ボール径の85
%のサイズに形成されていると,セパレータ4の外周面
30が方向転換路33の内周面8に干渉してしまうこと
になるので,内周面8にセパレータ4が干渉しないよう
に,内周面8の周方向に延びる凹周溝即ち逃げ内周溝7
が内周面8の中央領域に形成されている。即ち,図5及
び図7に示すように,方向転換路33の内周面8を形成
するスペーサ駒部5には,内周面8の周方向に延びる逃
げ内周溝7が中央部に形成されている。
【0037】スペーサ駒部5とスペーサ6とは一体構造
に構成されているので,スペーサ6がエンドキャップ本
体1に形成された嵌入凹部34に嵌入されることによっ
て互いに固定され,エンドキャップ本体1とスペーサ駒
部5とによって,外周面37と内周面8とによって方向
転換路33が形成されることになる。
【0038】ケーシング20には,リターン孔32の両
端の開口部62には径の大きい挿入部64が形成されて
いる。エンドキャップ本体1は,ケーシング20のリタ
ーン孔32の両端の開口部62に嵌入する接続管部29
を有し,また,スペーサ6は,ケーシング20のリター
ン孔32の開口部62に嵌入する接続管部9を有してい
る。エンドキャップ21を構成するスペーサ6とエンド
キャップ本体1は,図4,図6〜図8,及び図9〜図1
1に示すように,リターン路33に接続する直線路部分
の接続管部9,29をそれぞれが合体して接続管54に
形成されている。接続管部9,29同志が整合して接続
管54となってリターン孔32の両端の開口部62の挿
入部64にそれぞれ嵌入し,接続管54がリターン孔3
2の両端に段差が発生しないようにそれぞれ接続されて
いる。
【0039】また,この直動案内ユニットは,別の実施
例として,本出願人が先に出願した特願2001−28
6106号に開示された図15に示すように,ケーシン
グ20に形成されたリターン孔32には,接続管54間
において潤滑剤を担持できる多孔質構造を有する焼結樹
脂製管部材40が嵌挿することができ,無限循環路を転
走する転動体3に潤滑剤を供給することができる。この
場合には,管部材40をリターン孔32に嵌挿するの
で,リターン孔32の両端の開口部62に径の大きい挿
入部64を形成する必要がなく,図15に示すように,
管部材40の両端面に接続管54を構成する一方の接続
管部9が接してリターン孔32が段差のない通路に形成
されることになる。
【0040】この実施例は,図1〜図3に示すように,
軌道レール11が互いに連結され且つ対向面に軌道溝1
7を形成した一対の側部13を有し,スライダ12が軌
道レール11の側部13間に形成された案内路15内を
軌道レール11の長手方向に沿って摺動可能であるタイ
プの直動案内ユニットに適用されたものが示されている
が,それに限らず,例えば,図16に示すように,軌道
レール41が長手方向両側面43に軌道溝47がそれぞ
れ形成され,スライダ42が軌道レール41上を跨架し
て転動体58とセパレータ(図示せず)を介して相対摺
動するタイプの直動案内ユニットに適用できることは勿
論であり,これについての詳細は,実質的に上記実施例
と同様であるので,ここでの説明は省略する。
【0041】
【発明の効果】この発明による直動案内ユニットは,上
記のように,隣接する転動体間にセパレータを転動体を
包み込むように介在させたものであって,転動体の転走
方向を転換する方向転換路である内周面の中央部分にセ
パレータの干渉を避けるため,逃げ内周溝を周方向に延
びるように形成したので,直動案内ユニットがどのよう
な姿勢,即ち,水平方向,鉛直方向,傾斜方向等の全方
向に設置されて使用されても,転動体とセパレータとの
無限循環路の循環移動に伴ってのガタつきが発生するこ
とがなく,転動体とスペーサとが安定してスムースな循
環移動をすることができ,特に,直動案内ユニットの高
速化,高サイクル化に対応して低騷音化,摩耗の軽減,
或いは長寿命化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動案内ユニットを示す部分断
面を含む斜視図である。
【図2】図1の直動案内ユニットにおけるA−A断面を
示す断面図である。
【図3】図1の直動転がり案内ユニットを示す平面図で
ある。
【図4】図1のスライダに設けられた無限循環路であっ
て一つの方向転換路部分を断面で示した拡大図である。
【図5】図1のエンドキャップに組み込まれたスペーサ
の正面図である。
【図6】図5のスペーサの下面図である。
【図7】図5のスペーサの拡大した側面図である。
【図8】図5のスペーサの中心から右側部分の背面図で
ある。
【図9】図lのエンドキャップについてケーシング側か
ら見た背面図である。
【図10】図9のエンドキャップのC−C断面における
断面図である。
【図11】図9のエンドキャップのB−B断面における
断面図である。
【図12】図9のエンドキャップの正面図である。
【図13】図4の無限循環路に組み込まれるセパレータ
の一実施例を示す正面図である。
【図14】図4の無限循環路に組み込まれるセパレータ
の別の実施例を示す正面図である。
【図15】直動案内ユニットのリターン孔に多孔質構造
の焼結樹脂製管部材を嵌挿した状態を説明する断面図で
ある。
【図16】従来の直動案内ユニットを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 エンドキャップ本体 2 端面(ケーシング) 3 転動体(ボール) 4 セパレータ 5 スペーサ駒部 6 スペーサ 7 逃げ内周溝(スペーサ駒部の凹周溝) 8 内周面(方向転換路) 9 接続管部(スペーサ) 10 凹球面(セパレータの端面) 11 軌道レール 12 スライダ 13 側部 15 凹状案内路 16 内側壁面(軌道レール) 17 軌道溝(軌道レール,第1軌道溝) 20 ケーシング 21 エンドキャップ 23 側面(ケーシング) 24 軌道溝(ケーシング,第2軌道溝) 27 位置決めピン 28 位置決め穴 29 接続管部(エンドキャップ) 30 外周面(セパレータ) 31 負荷軌道路 32 リターン孔 33 方向転換路 34 スペーサ嵌入凹部(エンドキャップ) 37 外周面(方向転換路) 39 ケーシング対向面 40 焼結樹脂製の管部材(リターン孔に嵌挿) 41 軌道レール 42 スライダ 43 側面(軌道レール) 47 軌道溝(軌道レール) 53 軌道溝(ケーシング) 54 接続管 62 開口部(リターン孔) 63 円周角部の凸曲面(セパレータ) 64 挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA03 AA33 AA43 AA64 AA71 AA85 BA12 BA13 BA55 EA31 FA01 FA31 GA31 GA55 3J104 AA03 AA19 AA23 AA34 AA65 AA69 AA73 AA76 BA15 BA23 BA33 CA33 DA02 DA05 DA06 EA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びる第1軌道溝を備えた軌
    道レール及び前記軌道レールに対して複数の転動体を介
    して相対摺動するスライダを有し,前記スライダは,前
    記転動体が転走する軌道路を形成するため前記軌道レー
    ルの前記第1軌道溝に対向して形成された第2軌道溝と
    前記転動体が転走するリターン孔を備えたケーシング,
    前記ケーシングの両端面にそれぞれ固定され且つ前記軌
    道路と前記リターン孔とを連通して前記転動体の方向を
    転換する方向転換路を備えたエンドキャップ,及び前記
    転動体間にそれぞれ介在されて前記転動体と一緒に移動
    するセパレータを有し,前記セパレータは外周面が円形
    面に且つ隣接する前記転動体であるボールと対向する両
    端面が前記ボールが嵌入する凹球面に形成され,前記エ
    ンドキャップに設けた前記方向転換路の内周面には前記
    方向転換路を移動する前記セパレータが干渉しないよう
    に逃げ内周溝が周方向に延びて形成されていることから
    成る転動体間にセパレータを備えた直動案内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記エンドキャップは,前記ケーシング
    の前記端面に固定され且つ前記方向転換路の内周面を形
    成するスペーサ駒部を備えたスペーサ,及び前記スペー
    サを介在して前記ケーシングに固定され且つ前記方向転
    換路の外周面を形成するエンドキャップ本体から構成さ
    れていることから成る請求項1に記載の直動案内ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ駒部と前記スペーサとは一
    体構造に構成され,前記スペーサと前記エンドキャップ
    本体とは前記エンドキャップ本体に形成された凹部に嵌
    入することによって互いに固定されて前記方向転換路が
    形成されることから成る請求項2に記載の直動案内ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記逃げ内周溝は,前記スペーサ駒部の
    前記方向転換路を形成する前記内周面の中央に沿って形
    成されていることから成る請求項2又は3に記載の直動
    案内ユニット。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングに対向する面となる前記
    スペーサ駒部の背面には前記ケーシングに対して前記ス
    ペーサを位置決めするための位置決めピンが設けられ,
    前記位置決めピンは前記ケーシングの前記端面に形成さ
    れた位置決め穴に嵌入されていることから成る請求項2
    〜4のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
  6. 【請求項6】 前記エンドキャップ本体は前記ケーシン
    グの前記リターン孔の両端の開口部に嵌入する接続管部
    を有し,前記スペーサは前記ケーシングの前記リターン
    孔の前記開口部に嵌入する接続管部を有しており,前記
    接続管部同志が整合して前記リターン孔に接続されてい
    ることから成る請求項2〜5のいずれか1項に記載の直
    動案内ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ケーシングに形成された前記リター
    ン孔には前記接続管部間において潤滑剤を担持できる多
    孔質構造を有する焼結樹脂製管部材が嵌挿されているこ
    とから成る請求項6に記載の直動案内ユニット。
  8. 【請求項8】 前記凹球面の曲率半径が前記ボールの曲
    率半径よりもほんの僅か大きいサイズであることから成
    る請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動案内ユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記セパレータの前記凹球面間は,前記
    ボールを僅かに離間するように薄肉に形成されているこ
    とから成る請求項1〜8のいずれか1項に記載の直動案
    内ユニット。
  10. 【請求項10】 前記セパレータの前記外周面と前記端
    面との交わる円周角部には,凸曲面に形成されており,
    前記軌道路,前記方向転換路及び前記リターン孔によっ
    て形成される無限循環路に段差が存在しても前記セパレ
    ータがスムースに循環させることができることから成る
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の直動案内ユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 前記軌道レールは長手方向両側面に前
    記第1軌道溝がそれぞれ形成され,前記スライダは前記
    軌道レール上を跨架して前記転動体と前記セパレータを
    介して相対摺動することから成る請求項1〜10のいず
    れか1項に記載の直動案内ユニット。
  12. 【請求項12】 前記軌道レールは互いに連結され且つ
    対向面に前記第1軌道溝が形成された一対の側部を有
    し,前記スライダは前記軌道レールの前記側部間に形成
    された案内路内を前記軌道レールの長手方向に沿って摺
    動可能であることから成る請求項1〜11のいずれか1
    項に記載の直動案内ユニット。
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