JPH09253969A - ボールスプラインを備えたテーブル装置 - Google Patents

ボールスプラインを備えたテーブル装置

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JPH09253969A
JPH09253969A JP9298096A JP9298096A JPH09253969A JP H09253969 A JPH09253969 A JP H09253969A JP 9298096 A JP9298096 A JP 9298096A JP 9298096 A JP9298096 A JP 9298096A JP H09253969 A JPH09253969 A JP H09253969A
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JP
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slider
ball spline
ball
ball screw
shaft
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Application number
JP9298096A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Oka
正義 岡
Ikuhisa Miwa
育久 三輪
Isao Ochiai
功 落合
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Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、摺動運動を許容して回転運動を伝
達するスライダとローラ軸受とを組み込み、Xテーブル
の軽量化を達成し、Xテーブルの慣性力を低減して高速
化、高加速度化、高精度の位置決めや応答性を向上させ
たボールスプラインを備えたテーブル装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 このボールスプラインを備えたテーブル
装置は、Yテーブル駆動モータ3をXテーブル2を設置
したベッド5上に配置し、Yテーブル駆動モータ3から
の駆動力をボールスプライン15、スライダ24、外輪
25、スライダ24に設けた傘歯車17及びボールねじ
軸12に設けた傘歯車18を介してYテーブル1の駆動
するボールねじ軸12に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボールスプライ
ンとローラ軸受とを組み込んだボールスプラインを備え
たテーブル装置に関し、例えば、半導体製造装置、検査
装置、搬送装置、工作機械等の各種装置に適用される互
いに直交方向に相対移動できるXテーブルとYテーブル
から成るボールスプラインを備えたテーブル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、メカトロ技術の発展が目覚まし
く、当該技術を支える基礎的且つ汎用的な装置として直
動転がり案内ユニットがある。直動転がり案内ユニット
は、現在では、半導体製造装置、検査装置、移載装置、
搬送装置、産業用ロボット等の各技術分野に組み込まれ
て使用されているが、技術の発展と共にその用途は拡大
している。そして、直動転がり案内ユニットを組み込ん
だXY位置決めテーブル装置は、高精度位置決め、高速
摺動化、高加速度摺動化、小型化等の要求が益々高まっ
ている。従来、直線運動を案内して位置決めする直動用
位置決めテーブルやXY位置決めテーブル装置は、電子
産業と共に、組立装置等に多く使用されている。特に、
半導体製造装置では、より高速で、より高加速度の位置
決めテーブル装置が要求されている。
【0003】従来のXY位置決めテーブル装置として、
図15に示すようなものが知られている。該XY位置決
めテーブル装置は、ベッド105上に固定された軌道レ
ール106、軌道レール106上をスライダ113を介
して往復動するXテーブル102、Xテーブル102上
の支持台114に固定された軌道レール108、軌道レ
ール108上をスライダ107を介して往復動するYテ
ーブル101、ベッド105に取り付けられたXテーブ
ル駆動モータ104、及びXテーブル102に取り付け
られたYテーブル駆動モータ103を有する。更に、X
Y位置決めテーブル装置は、Yテーブル駆動モータ10
3で回転駆動され、Xテーブル102上の支持台114
に軸受111を介して回転可能に支持されたボールねじ
軸112、及びXテーブル駆動モータ104で回転駆動
され、ベッド105上に軸受110を介して回転可能に
支持されたボールねじ軸109を有する。Xテーブル1
02は、ボールねじ軸109の回転に応じてボールねじ
軸109上を移動し、またYテーブル101は、ボール
ねじ軸112の回転に応じてボールねじ軸112上を移
動する。
【0004】従来の直動転がり案内ユニット80は、例
えば、図13に示すように、長手方向両側面89に軌道
溝88を形成した軌道レール81と、軌道レール81上
を跨架して摺動可能に装着されたスライダ82とから構
成されている。スライダ82は、軌道レール81に対し
て相対的に摺動可能であり且つ各軌道溝88に対向する
位置に軌道溝87を形成したケーシング83、対向する
軌道溝87,88間で相対移動可能に転動する多数の転
動体84、及びケーシング83の摺動方向即ち長手方向
両端にそれぞれ取り付けたエンドキャップ85を有して
いる。各エンドキャップ85には、軌道レール81とス
ライダ82との間の長手方向のシールを達成するエンド
シール86が取り付けられている。
【0005】従来のボールねじ90は、例えば、図14
に示すように、チューブ式のものが知られており、雄ね
じ93を形成したねじ軸91にナット92が螺入されて
往復動するものである。ナット92には、チューブ95
がチューブ押さえ96で固定されており、多数の鋼球9
4がチューブ95とナット92のねじ溝とを循環移動す
るように装填されている。ねじ軸91又はナット92が
回転すると、ナット92のねじ溝間に介在した多数の鋼
球94が転動し、ねじ軸91とナット92とが相対移動
するように構成されている。
【0006】また、実公平6−33234号公報には、
サポートベアリング付きボールねじが開示されている。
該ボールねじは、鋼球を介してねじ軸の外周にナットを
装着し、ナットの外周に外輪を装着し、ナット外周と外
輪内周との対向面に設けた環状の軌道溝間にローラを介
在させ、更に、ナット外周に設けられる軌道溝をナット
内周に設けられた鋼球用のねじ溝の範囲内に位置させ、
軌道溝の断面形状を略直角のV溝形状とし、互いに隣接
するローラを交互に直交するように配列し、外輪を軸方
向に二分割した一対の軌道輪で構成し、軌道輪の軸方向
の間隔を狭めることによりローラに予圧を付与可能にし
たものである。
【0007】また、ボールスプラインのスライダの外周
部に回転軸受及び取付フランジと歯車とを一体に設けた
ものが知られている。例えば、特公昭59−28774
号公報には、複合運動用ボールスプラインが開示されて
いる。特公昭59−28775号公報には、無限摺動用
ボールスプラインが開示されている。更に、特公昭59
−28776号公報には、サポートベアリング付ボール
スプラインが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、直線
運動を案内して位置決めする直線用位置決めテーブル
や、直交方向のテーブルを持つXY位置決めテーブル装
置は、電子産業の製造装置の発達と共に、その製造装置
や半導体製造装置に多く組み込まれて使用されるように
なり、より高速で、より高加速度で、しかもより高精度
に位置決めすることが求められるようになった。
【0009】そこで、従来のXY位置決めテーブル装置
としては、可動テーブルの軽量化と駆動モータの容量ア
ップで対応することが考えられるが、しかしながら、従
来のXY位置決めテーブル装置では、図15に示すよう
に、Xテーブル102の上に固定された支持台114に
Yテーブル101が搭載されて摺動移動することによ
り、Xテーブル102にYテーブル101のYテーブル
駆動モータ103等を含めた荷重が加わるため、Xテー
ブル102のXテーブル駆動モータ104の能力を大き
く構成する必要があり、装置全体が大型化し、運転速度
を低くしなければならないという問題がある。しかも、
Xテーブル102に搭載する部品が大型化するため、X
テーブル102を駆動するXテーブル駆動モータ104
の能力アップのみでなく、それに付随してボールねじ軸
109等の軸径や剛性をアップしなければならない。ま
た、Xテーブル102の直線移動に伴って、Yテーブル
駆動モータ103やそれに接続されたコード等の断線の
発生、或いはXテーブル102の移動に伴う慣性力が増
大し、応答性を悪化させるという問題が発生する。
【0010】また、前掲実公平6−33234号公報に
開示されたサポートベアリング付きボールねじは、ナッ
トの回転によってボールねじ軸が直線運動するものであ
り、ナットの回転を支えるためにローラ軸受が配置され
ている。従って、ナットとボールねじ軸とは相対回転運
動するものであり、ナットがボールねじ軸に対して相対
回転すれば、ナットとボールねじ軸は互いに軸方向に相
対移動するものであり、ボールねじ軸の回転運動をナッ
トに伝達するものではない。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、ボールスプライン軸の回転
運動をスライダに伝達するが、ボールスプライン軸上を
軸方向に相対運動できるスライダを組み込み、ボールス
プライン軸の回転運動をスライダの軸方向の移動にかか
わらず、スライダを介してボールねじに伝達し、スライ
ダの回転運動をローラ軸受を介してテーブル(Xテーブ
ル)で支持させ、例えば、Yテーブル駆動モータをXテ
ーブルを設置したベッド上に配置し、Yテーブル駆動モ
ータからの駆動力を回転伝達手段を介してYテーブルの
ボールねじに伝達し、Xテーブルの軽量化を達成し、X
テーブルの慣性力を低減して高速化、高加速度化を達成
し、特に、回転伝達手段としてベッド上のボールスプラ
イン軸を摺動可能で且つ一体回転できるスライダを介し
てXテーブル上のボールねじに伝達するように構成し、
高精度の位置決めや応答性を向上させたボールスプライ
ンを備えたテーブル装置を提供することである。
【0012】この発明は、ベッド上に回転可能に支持さ
れたボールスプライン軸、前記ボールスプライン軸の軸
方向に形成した軌道溝に対向する軌道溝が形成され且つ
前記ボールスプライン軸上を摺動移動できるリング状ス
ライダ、前記各軌道溝間に形成された軌道路を転走する
と共に前記ボールスプライン軸と前記スライダとを回転
方向に固定して両者を一体的に回転させる転動体、前記
スライダの回転運動を許容するようにローラ軸受を介在
して前記スライダに取り付けられた非回転状態の外輪、
及び前記外輪に支持部材を介在して固定されたテーブ
ル、から成るボールスプラインを備えたテーブル装置に
関する。
【0013】また、前記テーブルの摺動移動に応じて前
記スライダは、前記ボールスプライン軸上を摺動移動す
るものである。
【0014】また、前記スライダと前記外輪との間に介
在した前記ローラ軸受は、前記スライダの外周面に形成
された一対の軌道面と前記外輪の内周面に形成された一
対の軌道面との間を転動するローラを有し、前記ローラ
はその転動軸が順次交差状態に配列されている。また、
前記ローラは前記スライダと前記外輪との前記各軌道面
間に互いに隣接して転動するものである。又は、前記ロ
ーラは前記スライダと前記外輪との間に配置された保持
器によって前記各軌道面間にローラ同士が接触すること
なく配設されている。或いは、前記ローラ間には前記ロ
ーラ同士を隔置させるセパレータが配置されているもの
である。
【0015】前記スライダは、前記軌道溝と前記軌道溝
に隔置して延びるリターン通路を形成したケーシング及
び前記ケーシングの両端に取り付けられたエンドキャッ
プから構成され、前記転動体は前記各軌道溝間の軌道
路、前記方向転換路及び前記リターン通路を循環移動す
るものである。
【0016】また、前記スライダに設けた傘歯車は、前
記テーブルに回転可能に取り付けられているボールねじ
軸の端部に設けた傘歯車に噛み合っているものである。
【0017】又は、この発明は、ベッド上に固定された
第1軌道レール上を第1スライダを介して往復動するX
テーブル、前記Xテーブル上に固定された第2軌道レー
ル上を第2スライダを介して往復動するYテーブル、前
記ベッドに取り付けられ且つYテーブル駆動モータで回
転駆動される前記ベッドに回転可能に支持されたボール
スプライン軸、前記ベッドに取り付けられたXテーブル
駆動モータで回転駆動され且つ前記ベッドに回転可能に
支持された第1ボールねじ軸、前記Xテーブル上に回転
可能に支持され且つ前記ボールスプライン軸の回転運動
が駆動伝達される第2ボールねじ軸、前記ボールスプラ
イン軸の軸方向に形成した軌道溝に対向する軌道溝が形
成された前記ボールスプライン軸上を摺動移動できるリ
ング状スライダ、前記各軌道溝間に形成された軌道路を
転走すると共に、前記ボールスプライン軸と前記スライ
ダとを回転方向に固定して一体的に回転させる転動体、
前記スライダの回転運動を許容するようにローラ軸受を
介在して前記スライダに取り付けられると共に前記Xテ
ーブルに支持部材を介して固定された外輪、前記第1ボ
ールねじ軸の回転に応じて前記第1ボールねじ軸上を移
動する前記Xテーブルに固定された第1ボールねじナッ
ト、及び前記第2ボールねじ軸の回転に応じて前記第2
ボールねじ軸上を移動する前記Yテーブルに固定された
第2ボールねじナット、から成るボールスプラインを備
えたテーブル装置に関する。
【0018】また、前記ボールスプライン軸の回転運動
は、前記スライダに設けた傘歯車が前記Xテーブルに回
転可能に取り付けた前記第2ボールねじ軸の端部に設け
た傘歯車に噛み合うことによって前記第2ボールねじ軸
に伝達されるものである。
【0019】また、前記Yテーブルが往復動するY軸方
向は、前記Xテーブルが往復動するX軸方向に対して直
交する方向に設定されている。
【0020】また、前記ボールスプライン軸と前記第1
ボールねじ軸とは前記ベッド上の平面上に隔置して配置
され、前記ボールスプライン軸は前記ベッド上で前記X
テーブルの側方に位置し、前記第1ボールねじ軸は前記
Xテーブルの下方に位置しているものである。
【0021】このボールスプラインを備えたテーブル装
置は、上記のように、Yテーブルを搭載するXテーブル
にはYテーブル駆動モータが設けられておらず、Yテー
ブル駆動モータがベッド上に静止して設置され、Yテー
ブル駆動モータ及びそれに付随するコード類も移動する
ことなく、それに付随するコード類を適宜の場所に固定
しておき、XテーブルやYテーブルの移動体の構造をコ
ンパクトに構成でき、Xテーブルの荷重を大幅に低減で
き、Xテーブルの慣性力が大幅に低減され、Yテーブル
とXテーブルとの高速化、高加速度化を達成でき、特
に、Xテーブルに回転可能に支持したスライダを介して
ベッド上のボールスプライン軸の回転をXテーブル上の
ボールねじに伝達するように構成し、Xテーブルの移動
に追従してボールスプライン軸の回転をボールねじに確
実に、スムースに且つ高精度に伝達し、Xテーブル及び
Yテーブルの高精度の位置決めを得ると共に応答性を向
上させる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2を参照して、こ
の発明によるボールスプラインを備えたテーブル装置の
第1実施例を説明する。図1はこの発明によるボールス
プラインを備えたテーブル装置の第1実施例を示す一部
破断の正面図、及び図2は図1の線E−Eにおける一部
破断の側面図である。
【0023】このボールスプラインを備えたテーブル装
置は、ベッド(図8の符号5)上に軸受(図8の符号1
4)によってボールスプライン軸15を回転可能に支持
され、ボールスプライン軸15の軸方向に形成した軌道
溝27に対向する軌道溝31が形成されたリング状スラ
イダ24をボールスプライン軸15上で摺動移動できる
ように構成されている。ボールスプライン軸15は、ベ
ッドに取り付けられた駆動モータによって回転駆動され
る。ボールスプライン軸15とスライダ24との軌道溝
27,31間に形成された軌道路を転走する転動体のボ
ール28は、ボールスプライン軸15とスライダ24と
を回転方向に固定して両者を一体的に回転させるストッ
パ機能を有する。スライダ24は、その回転運動を許容
するように、非回転状態の外輪25にローラ軸受30を
介在して取り付けられている。言い換えれば、外輪25
は、スライダ24に装着され、スライダ24を介してボ
ールスプライン軸15上を摺動移動できるように構成さ
れている。外輪25には取付ボルト孔33を設け、外輪
25に取付ボルト孔33を通じてボルトによって支持部
材16を介在してテーブル(Xテーブル2に相当)を固
定することができる。テーブルの摺動移動は、スライダ
24をボールスプライン軸15上に外輪25を通じて摺
動移動させることになる。
【0024】スライダ24は、軌道溝35と軌道溝35
に隔置して延びるリターン通路36を形成したケーシン
グ23、及びケーシング23の両端に取り付けられた方
向転換路37を備えたエンドキャップ26から構成され
ている。転動体のボール28は、各軌道溝27と35と
間の軌道路、方向転換路37及びリターン通路36を循
環移動して転走するものである。また、スライダ24に
おけるケーシング23の外周面32には一対の軌道面3
8が形成され、また、外輪25の内周面には一対の軌道
面39が形成されている。軌道面38と軌道面39との
間には、ローラ軸受30におけるローラ29が転動する
ように構成され、ローラ29はその転動軸が順次直交す
る交差状態に配列するように装填されている。スライダ
24を構成するケーシング23には取付ボルト孔34が
形成され、ケーシング23に取付ボルト孔34を通じて
ボルトによって歯車、傘歯車、歯付プーリ、等の回転部
材を固定できる。
【0025】この実施例のローラ軸受30は、総ころ形
式の構造を有し、ローラ29がスライダ24と外輪25
との各軌道面38と39との間に互いに隣接して転動す
るように装填されている。ローラ29の外輪25への装
填は、例えば、外輪25に形成された投入孔(図示せ
ず)からその転動軸が交差するように順次装填すること
によって達成できる。場合によっては、外輪自体を二つ
割り構造に構成してローラを軌道面38と39との間に
配列することもできる。
【0026】このボールスプラインを備えたテーブル装
置は、上記の構成を有するので、ベッド上に回転可能に
取り付けられたボールスプライン軸15を回転させる
と、スライダ24を同時に回転させることができ、スラ
イダ24に設けた回転部材を介して他の部品を回転させ
ることができる。また、スライダ24をテーブルに固定
した外輪25でローラ軸受30を介して回転自在に支持
しているので、テーブルの移動に応じてスライダ24を
ボールスプライン軸15に対して軸方向即ち平面上で相
対移動させることができる。このボールスプラインを備
えたテーブル装置は、上記のように、スライダ24とロ
ーラ軸受30とによって回転運動を軸方向相対移動する
回転部材に伝達でき、構造自体をコンパクトに構成でき
る。
【0027】例えば、本発明のローラ軸受30の代わり
に、回転軸受として一対のアンギュラコンタクトベアリ
ングで構成すると、スライダの外周部の一対の軌道溝を
それぞれ加工しなければならず、また、アンギュラコン
タクトベアリングを隙間無く予圧するために一対の外輪
に予圧するための機構、例えば、外部のハウジング機構
や間座が必要であるので、構造そのものが複雑で加工精
度を要求されるものになる。しかしながら、本発明は、
スライダ24とローラ軸受30とを1つの伝達部品とし
て構成でき、スライダに対する軌道溝を同時に加工で
き、高精度で予圧を有する回転軸受を構成でき、スライ
ダに伝達部材を設けてもコンパクトな構造に構成でき
る。
【0028】次に、図3と図4を参照して、この発明に
よるボールスプラインを備えたテーブル装置の第2実施
例を説明する。図3はこの発明によるボールスプライン
を備えたテーブル装置の第2実施例を示す一部破断の正
面図、及び図4は図3の線F−Fにおける一部破断の側
面図である。第2実施例は、第1実施例と比較して、ス
ライダを構成するケーシングの構造が相違する以外は、
同一の構成及び作用を有するので、同一部品には同一符
号を付して重複する説明は省略する。第2実施例のスラ
イダ24を構成するケーシング23には、一体構造に傘
歯車17が設けられている。ケーシング23に設けた傘
歯車17は、例えば、図8を参照して後述するXテーブ
ル2に回転可能に取り付けられているボールねじ軸12
の端部に設けた傘歯車18に噛み合わせることができ
る。従って、ボールスプライン軸15に対してXテーブ
ル2が平面上で相対移動するにもかかわらず、ボールス
プライン軸15の回転をスライダ24を介してXテーブ
ル2上のボールねじ軸12に確実に且つスムースに伝達
することができる。
【0029】次に、図5と図6を参照して、この発明に
よるボールスプラインを備えたテーブル装置の第3実施
例を説明する。図5はこの発明によるボールスプライン
を備えたテーブル装置の第3実施例を示す一部破断の正
面図、及び図6は図5に組み込んだ保持器を示す斜視図
である。第3実施例は、上記各実施例と比較してローラ
軸受の構造が相違する以外は、同一の構成及び作用を有
するので、同一部品には同一符号を付して重複する説明
は省略する。第3実施例のローラ軸受24では、ローラ
29はスライダ24と外輪25との間に配置された保持
器40によって各軌道面38と39との間にローラ同士
が接触することなく配設されている。
【0030】次に、図7を参照して、この発明によるボ
ールスプラインを備えたテーブル装置の第4実施例を説
明する。図7はこの発明によるボールスプラインを備え
たテーブル装置の第4実施例を示す一部破断の側面図で
ある。第4実施例は、上記各実施例と比較してローラ軸
受の構造が相違する以外は、同一の構成及び作用を有す
るので、同一部品には同一符号を付して重複する説明は
省略する。第4実施例のローラ軸受30におけるローラ
29の間には、ローラ29同士を隔置させるセパレータ
41が配置されているものである。
【0031】次に、図8〜図12を参照して、この発明
によるボールスプラインを備えたテーブル装置の第5実
施例を説明する。図8はこの発明によるボールスプライ
ンを備えたテーブル装置の第5実施例を示す平面図、図
9は図8の線A−Aにおける断面図、図10は図8の線
B−Bにおける断面図、図11は図8の線C−Cにおけ
る断面図、及び図12は図8の符号D領域の拡大平面図
である。
【0032】第5実施例のボールスプラインを備えたテ
ーブル装置は、主として、ベッド5上でX軸方向に直線
移動するXテーブル2、及びXテーブル2上でX軸方向
に直交するY軸方向に直線移動するYテーブル1から構
成されている。ベッド5上には、複数の軌道レール6が
互いに平行に固定されている。Xテーブル2の下面には
スライダ13が固定され、スライダ13は軌道レール6
に跨架して摺動移動でき、Xテーブル2はスライダ13
を介して軌道レール6上をX軸方向に往復動するように
配設されている。また、Xテーブル2上には、複数のト
ラックレール即ち軌道レール8が互いに平行に固定され
ている。Yテーブル1の下面にはスライダ7が固定さ
れ、スライダ7は軌道レール8に跨架して摺動移動で
き、Yテーブル1はスライダ7を介してX軸方向に直交
するY軸方向に往復動するように配設されている。従っ
て、このボールスプラインを備えたテーブル装置では、
Xテーブル2とYテーブル1とは、ベッド5に対してそ
れぞれ独立して直交方向に相対移動でき、Xテーブル2
上のYテーブル1上に取り付けられた機器は平面上の所
定の位置に移動し位置決めできる。
【0033】このボールスプラインを備えたテーブル装
置では、Xテーブル2とYテーブル1の移動領域外のベ
ッド5に対してXテーブル駆動モータ4とYテーブル駆
動モータ3とが取り付けられている。ベッド5上には、
図14に示すようなボールねじによってXテーブル2が
X軸方向に直線往復移動することができる。また、Xテ
ーブル2上には、同様に、ボールねじによってYテーブ
ル1がY軸方向に直線往復移動することができる。ボー
ルねじは、ボールねじ軸9,12及びボールねじ軸9,
12上に鋼球を介して直線往復移動できるボールねじナ
ット21,22から構成されている。ボールねじナット
21はXテーブル2の下面に固定され、ボールねじナッ
ト22はYテーブル1の下面に固定されている。
【0034】このボールスプラインを備えたテーブル装
置では、ベッド5上にはXテーブル2の下方に配置され
たボールねじ軸9が支持軸受10を介して回転可能に支
持され、Xテーブル駆動モータ4はカップリング20を
介してボールねじ軸9に連結され、ボールねじ軸9はX
テーブル駆動モータ4によって回転駆動される。Xテー
ブル2上には、ボールねじ軸12が支持軸受11を介し
て回転可能に支持され、ボールねじ軸12はYテーブル
駆動モータ3によってボールスプライン軸15やスライ
ダ24を介して回転駆動される。ボールねじ軸9には、
Xテーブル2に固定されたボールねじナット21が螺合
している。従って、ボールねじナット21は、ボールね
じ軸9の回転に応じてボールねじ軸9上をX軸方向に往
復動でき、ボールねじナット21の往復動はXテーブル
2の往復動となる。また、ボールねじ軸12には、Yテ
ーブル1に固定されているボールねじナット22が螺合
している。従って、ボールねじナット22は、ボールね
じ軸12の回転に応じてボールねじ軸12上をY軸方向
に往復動でき、ボールねじナット22の往復動はYテー
ブル1の往復動となる。
【0035】ボールスプラインは、ボールスプライン軸
15とスライダ24から構成されている。Yテーブル駆
動モータ3は、ボールスプライン軸15にカップリング
19を介して連結されている。ボールスプラインは、上
記各実施例のものを利用でき、ベッド5上に支持軸受1
4によって回転可能に支持されたボールスプライン軸1
5、及びボールスプライン軸15に非回転状態に摺動可
能に取り付けられたスライダ24から構成されている。
従って、ボールスプライン軸15とボールねじ軸9と
は、ベッド5上の平面上に隔置して配置され、ボールス
プライン軸15はベッド5上でXテーブル2の側方に位
置し、ボールねじ軸9はXテーブル2の下方に位置して
いる。
【0036】このボールスプラインを備えたテーブル装
置では、スライダ24は、Xテーブル2に支持部材16
を介して固定した外輪25に回転自在に支持されてい
る。Xテーブル2には支持部材16が固着具34によっ
て固定されている。支持部材16には、外輪25が取付
ボルト孔33に挿通したボルトによって固定されてい
る。従って、外輪25はボールスプライン軸15に対し
て摺動自在であるが、ボールスプライン軸15の回転運
動はスライダ24が介在するため伝達されず、外輪25
に支持部材16を介して固定したXテーブル2はボール
スプライン軸15の軸方向に平面上で往復移動可能にな
る。また、スライダ24に設けた回転部材の傘歯車17
と傘歯車17に直角方向に噛み合うボールねじ軸12に
設けた傘歯車18とは噛み合っているので、Yテーブル
駆動モータ3によって回転するボールスプライン軸15
の回転運動は、スライダ24、傘歯車17及び傘歯車1
8を通じてボールねじ軸12の回転運動として伝達され
る。
【0037】このボールスプラインを備えたテーブル装
置では、Yテーブル1が往復動するY軸方向は、Xテー
ブル2が往復動するX軸方向に対して直交する方向に設
定されている。Xテーブル2のX軸方向の位置決めは、
Xテーブル駆動モータ4で回転駆動するボールねじ軸9
上を往復動するボールねじナット21の停止位置によっ
て決定される。更に、Yテーブル1のY軸方向の位置決
めは、Yテーブル駆動モータ3で回転伝達装置を介して
回転駆動するボールねじ軸12上を往復動するボールね
じナット22の停止位置によって決定される。このボー
ルスプラインを備えたテーブル装置において、Yテーブ
ル1及びXテーブル2の直線位置決めは、具体的には、
コントローラの指令で行われるものであり、DCモータ
やステッピングモータから成るYテーブル駆動モータ3
とXテーブル駆動モータ4の駆動で行われ、Xテーブル
2とYテーブル1の位置を検出するエンコーダ等のセン
サーやリミットスイッチ等が利用される。
【0038】このボールスプラインを備えたテーブル装
置では、スライダ7,13は、図13に示すスライダ8
2を適用できる。即ち、スライダ82(7,13)は、
軌道レール81(6,8)に対して相対的に摺動可能で
あり且つ各軌道溝88に対向する位置に軌道溝87を形
成したケーシング83、対向する軌道溝87,88間で
相対移動可能に転動する転動体84、及び転動体84が
方向を転換するための方向変換路を備え且つケーシング
83の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞれ取り付けた
エンドキャップ85を有している。エンドキャップ85
には、軌道レール81とスライダ82との間の長手方向
のシールを達成するエンドシール86が取り付けられて
いる。
【0039】
【発明の効果】この発明によるボールスプラインを備え
たテーブル装置は、上記のように、テーブルに回転可能
にローラ軸受を介してスライダを支持し、スライダをボ
ールスプライン軸に摺動可能に且つ一体回転できるよう
に配設したので、ボールスプライン軸の回転をテーブル
に設けたボールねじ軸等の回転部材に伝達でき、しかも
ボールスプライン軸に対してテーブルの摺動移動を可能
にする。しかも、スライダを構成するケーシングにその
内周面にボールの転動体用の軌道溝を形成し、外周面に
ローラ軸受のローラ用の軌道面を形成することによっ
て、スライダとローラ軸受との組立機構を構成でき、装
置そのものをコンパクトに構成でき、高精度なレスポン
スの良好なテーブル装置を構成できる。
【0040】また、前記テーブルをXテーブルとし、X
テーブル上に回転可能に支持されたボールねじ軸の回転
によってXテーブル上でY軸方向に移動するYテーブル
を摺動可能に構成すると、ベッドに取り付けられたYテ
ーブル駆動モータによって回転される前記ボールスプラ
イン軸の回転運動は、前記スライダと前記ローラ軸受を
介して前記ボールねじ軸を駆動することができ、Yテー
ブルを摺動可能に往復動させることができ、装置自体の
高さを低く構成することができると共に、Yテーブルを
搭載するXテーブルにはYテーブル駆動モータを設けて
いないので、Yテーブル駆動モータ及びそれに付随する
コード類も移動することなく、Yテーブル駆動モータが
ベッド上に静止して設置される。従って、このボールス
プラインを備えたテーブル装置では、Xテーブルに載置
される荷重を低減でき、慣性力を小さく構成でき、Yテ
ーブルの高速化、高加速度化、高精度の位置決めが達成
でき、応答性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるボールスプラインを備えたテー
ブル装置の第1実施例を示す一部破断の正面図である。
【図2】図1の線E−Eにおける一部破断の側面図であ
る。
【図3】この発明によるボールスプラインを備えたテー
ブル装置の第2実施例を示す一部破断の正面図である。
【図4】図3の線F−Fにおける一部破断の側面図であ
る。
【図5】この発明によるボールスプラインを備えたテー
ブル装置の第3実施例を示す一部破断の正面図である。
【図6】図5に組み込んだ保持器を示す斜視図である。
【図7】この発明によるボールスプラインを備えたテー
ブル装置の第4実施例を示す一部破断の側面図である。
【図8】この発明によるボールスプラインを備えたテー
ブル装置の第5実施例を示す平面図である。
【図9】図8の線A−Aにおける断面図である。
【図10】図8の線B−Bにおける断面図である。
【図11】図8の線C−Cにおける断面図である。
【図12】図8の符号Dの要部の拡大断面図である。
【図13】従来の直動転がり案内ユニットを示す斜視図
である。
【図14】従来のボールねじを示す斜視図である。
【図15】従来のテーブル装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 Yテーブル 2 Xテーブル 3 Yテーブル駆動モータ 4 Xテーブル駆動用モータ 5 ベッド 6,8 軌道レール 7,13 スライダ 9,12 ボールねじ軸 15 ボールスプライン軸 16 支持部材 17,18 傘歯車 19,20 カップリング 21,22 ボールねじナット 23 ケーシング 24 スライダ 25 外輪 26 エンドキャップ 27,31 軌道溝 28 転動体 29 ローラ 30 ローラ軸受 36 リターン通路 37 方向転換路 38,39 軌道面 40 保持器 41 セパレータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に回転可能に支持されたボール
    スプライン軸、前記ボールスプライン軸の軸方向に形成
    した軌道溝に対向する軌道溝が形成され且つ前記ボール
    スプライン軸上を摺動移動できるリング状スライダ、前
    記各軌道溝間に形成された軌道路を転走すると共に前記
    ボールスプライン軸と前記スライダとを回転方向に固定
    して両者を一体的に回転させる転動体、前記スライダの
    回転運動を許容するようにローラ軸受を介在して前記ス
    ライダに取り付けられた非回転状態の外輪、及び前記外
    輪に支持部材を介在して固定されたテーブル、から成る
    ボールスプラインを備えたテーブル装置。
  2. 【請求項2】 前記テーブルの摺動移動に応じて前記ス
    ライダが前記ボールスプライン軸上を摺動移動する請求
    項1に記載のボールスプラインを備えたテーブル装置。
  3. 【請求項3】 前記スライダと前記外輪との間に介在し
    た前記ローラ軸受は、前記スライダの外周面に形成され
    た一対の軌道面と前記外輪の内周面に形成された一対の
    軌道面との間を転動するローラを有し、前記ローラはそ
    の転動軸が順次交差状態に配列されている請求項1又は
    2に記載のボールスプラインを備えたテーブル装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラは前記スライダと前記外輪と
    の前記各軌道面間に互いに隣接して転動する請求項3に
    記載のボールスプラインを備えたテーブル装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラは前記スライダと前記外輪と
    の間に配置された保持器によって前記各軌道面間にロー
    ラ同士が接触することなく配設されている請求項3に記
    載のボールスプラインを備えたテーブル装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラ間には前記ローラ同士を隔置
    させるセパレータが配置されている請求項3に記載のボ
    ールスプラインを備えたテーブル装置。
  7. 【請求項7】 前記スライダは、前記軌道溝と前記軌道
    溝に隔置して延びるリターン通路を形成したケーシング
    及び前記ケーシングの両端に取り付けられたエンドキャ
    ップから構成され、前記転動体は前記各軌道溝間の軌道
    路、前記方向転換路及び前記リターン通路を循環移動す
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載のボールスプライ
    ンを備えたテーブル装置。
  8. 【請求項8】 前記スライダに設けた傘歯車は、前記テ
    ーブルに回転可能に取り付けられているボールねじ軸の
    端部に設けた傘歯車に噛み合っている請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載のボールスプラインを備えたテーブル
    装置。
  9. 【請求項9】 ベッド上に固定された第1軌道レール上
    を第1スライダを介して往復動するXテーブル、前記X
    テーブル上に固定された第2軌道レール上を第2スライ
    ダを介して往復動するYテーブル、前記ベッドに取り付
    けられ且つYテーブル駆動モータで回転駆動される前記
    ベッドに回転可能に支持されたボールスプライン軸、前
    記ベッドに取り付けられたXテーブル駆動モータで回転
    駆動され且つ前記ベッドに回転可能に支持された第1ボ
    ールねじ軸、前記Xテーブル上に回転可能に支持され且
    つ前記ボールスプライン軸の回転運動が駆動伝達される
    第2ボールねじ軸、前記ボールスプライン軸の軸方向に
    形成した軌道溝に対向する軌道溝が形成された前記ボー
    ルスプライン軸上を摺動移動できるリング状スライダ、
    前記各軌道溝間に形成された軌道路を転走すると共に、
    前記ボールスプライン軸と前記スライダとを回転方向に
    固定して一体的に回転させる転動体、前記スライダの回
    転運動を許容するようにローラ軸受を介在して前記スラ
    イダに取り付けられると共に前記Xテーブルに支持部材
    を介して固定された外輪、前記第1ボールねじ軸の回転
    に応じて前記第1ボールねじ軸上を移動する前記Xテー
    ブルに固定された第1ボールねじナット、及び前記第2
    ボールねじ軸の回転に応じて前記第2ボールねじ軸上を
    移動する前記Yテーブルに固定された第2ボールねじナ
    ット、から成るボールスプラインを備えたテーブル装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ボールスプライン軸の回転運動
    は、前記スライダに設けた傘歯車が前記Xテーブルに回
    転可能に取り付けた前記第2ボールねじ軸の端部に設け
    た傘歯車に噛み合うことによって前記第2ボールねじ軸
    に伝達される請求項9に記載のボールスプラインを備え
    たテーブル装置。
  11. 【請求項11】 前記Yテーブルが往復動するY軸方向
    は、前記Xテーブルが往復動するX軸方向に対して直交
    する方向に設定されている請求項9又は10に記載のボ
    ールスプラインを備えたテーブル装置。
  12. 【請求項12】 前記ボールスプライン軸と前記第1ボ
    ールねじ軸とは前記ベッド上の平面上に隔置して配置さ
    れ、前記ボールスプライン軸は前記ベッド上で前記Xテ
    ーブルの側方に位置し、前記第1ボールねじ軸は前記X
    テーブルの下方に位置している請求項9〜11のいずれ
    か1項に記載のボールスプラインを備えたテーブル装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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