JP2003227516A - 軸受ユニット - Google Patents

軸受ユニット

Info

Publication number
JP2003227516A
JP2003227516A JP2002336629A JP2002336629A JP2003227516A JP 2003227516 A JP2003227516 A JP 2003227516A JP 2002336629 A JP2002336629 A JP 2002336629A JP 2002336629 A JP2002336629 A JP 2002336629A JP 2003227516 A JP2003227516 A JP 2003227516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
outer ring
contact type
ball bearing
point contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002336629A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Katsuno
美昭 勝野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002336629A priority Critical patent/JP2003227516A/ja
Publication of JP2003227516A publication Critical patent/JP2003227516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/16Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
    • F16C19/163Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
    • F16C19/166Four-point-contact ball bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット全体の軸方向長さを短くすることが
でき、ボールねじ支持用軸受ユニットや一般産業機械用
軸受ユニットとして好適な軸受ユニットを提供する。 【解決手段】 軸受21を介してねじ軸3の端部を支持
するハウジング4と、このハウジング4に玉軸受21の
外輪を押付け固定する外輪押え10とを備えてなり、軸
受21が4点接触型玉軸受から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばIT関連
機器の組立工程や製造工程などで半導体チップ等の電子
部品を基板上に実装あるいは装着する電子部品実装装置
や、放電加工機、レーザー加工機、タッピングセンター
等の各種工作機械で使用される精密位置決め用ボールね
じのねじ軸を支持するボールねじ支持用軸受ユニットや
一般産業機械用軸受ユニットとして用いられる軸受ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、精密位置決め用ボールねじのねじ
軸を支持するボールねじ支持用軸受ユニットとして、図
27に示されるような軸受ユニット1が知られている。
この軸受ユニット1は2つの単列アンギュラ玉軸受2
と、これらの単列アンギュラ玉軸受2を介してねじ軸3
の端部を支持する円筒状のハウジング4とを備えてお
り、単列アンギュラ玉軸受2の外輪2aは外輪押え10
によってハウジング4に押付け固定されている。また、
軸受ユニット1は内輪押えリング14及び軸受ナット1
5を備えており、アンギュラ玉軸受2の内輪2bは上記
内輪押えリング14及び軸受ナット15によりねじ軸3
の大径軸部3aに押付け固定されている。なお、図中1
6はオイルシールを示している。
【0003】ところで、アンギュラ玉軸受は、深溝玉軸
受に比べ、以下のような特徴を持っている。 1列当りの玉数が多く、荷重負荷能力及び剛性が大
きい。 保持器形状が強固であり、高速回転が可能である。 単列アンギュラ玉軸受では一方向のアキシャル荷重
しか支持することができないが、2つ以上の単列アンギ
ュラ玉軸受を組合わせて使用することにより、両方向の
アキシャル荷重を支持することができる。
【0004】 2つの単列アンギュラ玉軸受の端面間
に形成される端面すき間Δa(図28参照)を調整する
ことにより、軸受の内部すき間を任意に変えられ、軸方
向のガタを小さくすることが容易である(図28の条件
1、条件2)。 必要に応じて軸受の内部すき間を無くし、予め内部
荷重を発生させて、いわゆる定位置予圧をかけることが
容易である(図28の条件3、条件4)。予圧をかける
ことで軸受剛性の向上や高回転精度を得ることが可能で
ある。
【0005】上記のような特徴を有するアンギュラ玉軸
受は、旋盤、フライス盤、研削盤等の工作機械でスピン
ドルを支持する軸受として使用される他、高精度の位置
決めを必要とする機械(例えば工作機械用精密ボールね
じ、電子部品実装装置用精密ボールねじ、電子部品搬送
ロボット用精密ボールねじ等)にも広く使用されてい
る。しかし、ボールねじのねじ軸には、通常、アキシャ
ル荷重が両方向から負荷するため、単列のアンギュラ玉
軸受ではボールねじ支持用軸受として使用することがで
きない。そこで、切削型工作機械あるいは研削型工作機
械のベッドを移動させる手段として用いられるボールね
じでは、加工荷重の反力による変位を最小限に抑えると
共に所要の加工精度を得るために、軸方向剛性が極めて
大きく、かつ接触角が60°程度のスラストアンギュラ
玉軸受を2〜4列に組合わせたものをボールねじ支持用
軸受として使用し、ラジアル荷重はボールねじとセット
で使用されるリニアガイドやアリ溝が受け持つ構造を採
用している場合が多い。
【0006】しかし、放電加工機やレーザー加工機等の
電解加工機やタッピングセンター等の軽切削加工機では
実加工時の荷重が比較的小さいことから、上記のような
加工機で使用されるボールねじ支持用軸受ユニットに
は、あまり大きな負荷容量は必要とされず、むしろ正確
な位置決め精度のほうが重要視される。また、電子部品
実装装置や部品搬送ロボット用のボールねじ支持用軸受
ユニットの場合も上記と同様に、被駆動部品の加減速移
動時のイナーシャ荷重を負荷できればよいため、部品を
ある場所に組み付けるための正確な位置決め精度が要求
される。さらに、ボールねじ用だけでなく、一般産業機
械(電気・情報関連機器)の回転軸を支持する回転軸支
持用軸受ユニットの場合においても、軸受の軸方向がた
を0〜十数μm程度に小さく抑えたり、数十Nから数百
Nの比較的小さな予圧をかけて使用されることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ボー
ルねじ支持用軸受や回転軸支持用軸受として、単列アン
ギュラ玉軸受を使用する場合には、ボールねじのねじ軸
や一般産業機械の回転軸に作用するアキシャル荷重を支
持し、かつ定位置予圧をかけるために、単列アンギュラ
玉軸受を2つ以上組合わせて使用する必要がある。しか
しながら、単列アンギュラ玉軸受を2つ以上組合わせて
使用するとユニット全体の軸方向長さが長くなり、軸受
ユニットを組付ける組付スペースが従来のほぼ2倍とな
ることから、機械全体のスペース増につながる。特に、
IT部品等の組立ラインや装着ラインでは、組立ヘッド
部が幾つも組合わされて構成されており、各ヘッド部間
の干渉や組込み容易性が設計上で常に問題視される。ま
た、組立工程に応じて電子部品実装装置や電子部品搬送
ロボットが数多く並んでいるため、上記のスペース増は
ライン構成の点で当然問題になる。また、1台の機械の
中で数ヶ所に使用される場合は、各ボールねじ支持用軸
受ユニット同士の干渉が問題となることが予想される。
これは、一般産業機械の回転軸支持用軸受ユニットの場
合も同様であり、軸受の占めるスペースが少なくなれ
ば、部品間の干渉問題の低減や各機械及びライン全体の
コンパクト化につながる。
【0008】これに加えて、最近では、電子部品実装装
置の実装速度を上げてタクトタイムの短縮化が望まれて
おり、可動部分の軽量化による急加減時のイナーシャ荷
重要求も非常に高い。また、ボールねじ支持用軸受とし
て使用されているアンギュラ玉軸受は、その両端部にシ
ールを保持していないため、放電加工機やレーザー加工
機等の電解加工用途においては、電解加工中に発生する
微細なスラッジや電解溶液が軸受内部に侵入する場合が
あった。さらに、半導体チップや液晶ディスプレイ部品
等の電子部品を実装する電子部品実装装置においては、
最近、電子部品の小型化が進んでおり、誤ってライン内
に残された0.数ミリ程度の半導体チップが軸受内部に
侵入する不具合が発生することも懸念される。
【0009】そこで本発明は、このような問題点に着目
してなされたもので、ボールねじ支持用軸受ユニットや
一般産業機械用軸受ユニットとして好適な軸受ユニット
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、転がり軸受と、この転がり軸受
を介して軸の端部を支持するハウジングと、このハウジ
ングに前記転がり軸受の外輪を押付け固定する外輪押え
とを備えてなる軸受ユニットであって、前記転がり軸受
を多点接触型玉軸受から構成したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の軸受ユ
ニットにおいて、前記多点接触型玉軸受の外輪軌道溝及
び/または内輪軌道溝の横断面形状をゴシックアーチ状
としたことを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1
又は2記載の軸受ユニットにおいて、前記多点接触型玉
軸受の外輪または内輪のいずれか一方を前記多点接触型
玉軸受の半径方向に沿って2つに分割したことを特徴と
する。
【0012】請求項4の発明は、請求項3記載の軸受ユ
ニットにおいて、前記多点接触型玉軸受の半径方向に沿
って二分割された前記外輪および/又は前記内輪の分解
を防止する分解防止手段を備えたことを特徴とする。請
求項5の発明は、請求項4記載の軸受ユニットにおい
て、前記分解防止手段がスナップリングから構成される
ことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
か1項記載の軸受ユニットにおいて、前記多点接触型玉
軸受が該多点接触型玉軸受の外輪端面と内輪端面との間
に形成された開口をシールするシールを備えることを特
徴とする。請求項7の発明は、請求項6項記載の軸受ユ
ニットにおいて、前記シールが前記多点接触型玉軸受の
外輪に取り付けられ、前記内輪の外径よりも小径の内径
を有することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る軸受ユニットにおいては、転がり
軸受を多点接触型玉軸受から構成したことにより、軸に
負荷される両方向のアキシャル荷重を多点接触型玉軸受
で受けることができる。したがって、ねじ軸や回転軸の
端部を支持する軸受として単列アンギュラ玉軸受を2つ
以上組合わせたものを使用しなくてもよいので、単列ア
ンギュラ玉軸受を2つ使用した場合と比較して組付スペ
ースを約1/2にすることができ、ボールねじ支持用軸
受ユニットや一般産業機械用軸受ユニットとして好適な
軸受ユニットを得ることができる。
【0015】多点接触型玉軸受としては、例えば、外輪
軌道溝または内輪軌道溝のいずれか一方が単一の曲率
で、他方が同一曲率の2つの円弧で形成された3点接触
型玉軸受(図22参照)や、外輪軌道溝および内輪軌道
溝の両方が同一曲率の2つの円弧で形成された4点接触
型玉軸受(図23参照)を使用できる。また、多点接触
型玉軸受の外輪端面と内輪端面との間に形成された開口
をシールするシールを持たない場合は、図24に示され
るように、外輪22が2つに分割された3点接触型玉軸
受や4点接触型玉軸受を使用でき、この場合の外輪軌道
溝26は2つに分割された外輪22を一体に組合わせる
ことによりゴシックアーチ状の軌道溝となる。
【0016】一方、上記シールを有する場合は、図25
に示されるように、内輪23が2つに分割された3点接
触型玉軸受や4点接触型玉軸受を使用でき、この場合の
内輪軌道溝27は2つに分割された内輪23を一体に組
合わせることによりゴシックアーチ状の軌道溝となる。
保持器は、一例として、冠型で柔軟性のある形状設計を
採用し、材質は例えば、ポリアミド、ポリアセール、ポ
リフェニレンサルファイド等の合成樹脂材である。軸受
の負荷容量や剛性を上げるために、標準のアンギュラ玉
軸受に比べ、玉径を同等サイズかやや小さくし、隣り合
う玉間の円周方向ピッチは極力小さくし、玉数を多くし
ている(図4参照)。また、負荷容量を上げる等の必要
性が生じた場合には、保持器を持たない総玉設計も可能
である。
【0017】本発明では、防塵性を向上させるために、
軸受の両端面にシールを備える構造を採用したタイプを
含む。この場合、2つに分割された内輪が軸方向に脱落
しないように、シールの内径寸法を内輪の外径寸法より
も小さくすることが望ましい。外輪端面と内輪端面との
間に形成された開口をシールするシールは金属、ゴム等
の材料から形成され、必要とされるシール性能に応じ
て、内輪との接触型または非接触型のいずれを採用して
も良い。また、シールの形状も任意である。
【0018】アンギュラ玉軸受にシールを装着する場
合、保持器との干渉を避けるため、軸方向肉厚がさらに
増加し、軸方向スペースがより増加する問題があるが、
小径玉の採用と保持器の考案により、単列の幅で可能で
ある。グリースは、シール装着前に予め封入されてお
り、ボールねじへの組込みの際の封入の必要がないの
で、異物の侵入も防げる。
【0019】シールを装着するメリットとして、以下が
挙げられる。 放電加工やレーザー加工等の電解加工時に発生する
微細スラッジの軸受内部への侵入防止 放電加工やレーザー加工等の電解加工時に使用する
電解加工液の軸受内部への侵入防止 微細半導体チップ等の電子部品の軸受内部への侵入
防止 グリース洩れが防止され、潤滑寿命が向上 別体となった内輪の軸方向への脱落防止(ボールね
じサポート軸受として使用した場合、特に取扱い性向
上) ねじ軸またはハウジングに軸受を組込む際、組込み
性の向上 通常、一般の用途では、軸受は内輪回転で静止ラジアル
荷重(いわゆる内輪回転荷重)が負荷される場合が多
い。この場合、内輪に発生し易いフレッチングを防止す
るため、内輪を「締めしろ」にすると共に外輪を「すき
まばめ」にする。このため、軸受を軸やハウジングに組
込む場合、まず、軸に内輪を圧入または焼きばめをした
後、外輪をハウジングに挿入する方法が採られることが
多い。しかし、ボールねじ用支持軸受ユニットでは、ア
キシャル荷重のみでラジアル荷重を負荷しない用途のた
め、回転荷重によるフレッチングが発生し難く、内輪及
び外輪の両方をスキマ嵌め(h又はH嵌め合い)に設定
し、軸方向を軸受ナット等でしっかりと締結する方法が
採られている。このような嵌め合いの違いの他に、軸が
長尺のボールねじ軸であることもあり、軸受がハウジン
グ内に組込まれたボールねじ支持用軸受ユニットとして
予め製作されており、そのユニットをスキマ嵌めのねじ
軸に挿入するという組込み方法が採られていることが多
い。内輪が2つに分割された多点接触型玉軸受では、組
込み性が悪いと共に誤って内輪を分離・落下させた場
合、軸受内部への異物の侵入や打痕キズ等を発生される
虞がある。本発明のシールを装着することで、このよう
な不具合を防止することが可能である。
【0020】また、軸受のシールが必要でない場合は、
シール無しで外輪側を別体、内輪を一体にする構成にす
れば、軸受ユニットの状態で軸受は分解することがない
ので、容易に軸への組込みが可能である。予圧のかけ方
としては、2つに分割された内輪の隣り合う端面間に
は、図25に示すように、幾何学的に3点接触または4
点接触した状態(軸受接触角α)で適度な予圧すき間
(Δa)が形成されており、標準組合わせアンギュラ玉
軸受と同様に、軸受ナット等で分割された内輪端部を軸
方向に押付け固定することで、適正な予圧を負荷するこ
とができる。また、予圧すき間の大きさに応じて、現状
組込まれている玉径より小さい適正サイズの玉に入れ替
えることで、図26に示すような軸方向に小さなガタツ
キを持たせることも可能である。これは、予圧を負荷し
ないで使用する場合の例である。
【0021】シール無しの場合、図24に示すように、
2つに分割された外輪の隣り合う端面間に予圧すき間が
設けられており、外輪押えで軸方向に押付け固定すれば
よい。さらに、適正サイズの玉への入れ替えにより、軸
方向に小さなガタツキを持たせることもできる。シール
無し軸受の場合は、内輪と外輪との間に玉と保持器を組
込んだ後の軸受完成工程(例えば、洗浄工程、回転精度
測定工程、回転音響測定工程)において、二分割された
内輪または外輪を分解させないような搬送治具や検査セ
ット用治具等が必要となり、玉軸受を組み立てる組立ラ
インの構成が複雑となる。
【0022】一方、シール装着軸受の場合は上述した搬
送治具や検査セット用治具等が必要となるばかりでな
く、グリース封入工程やシール装着工程でも内外輪の分
解を防止する方策が必要となる。従って、シール無し軸
受およびシール装着軸受のいずれの場合もスナップリン
グ等の分解防止手段がないと、生産コストの増加や生産
効率が低下してしまう。2つに分割された外輪および/
又は内輪にスナップリングを装着することにより、軸受
自身の若干のコストアップはあるが、上述した生産コス
トの大幅な増加や生産効率の低下を防止することができ
る。
【0023】シール装着のメリットは軸受ユニットをユ
ーザ側で組み付けるのに分解しないことがメリットであ
り、スナップリングはユーザ及び軸受完成工程で分解し
ないことがメリットである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の第1の実施
形態を示す図で、図1は本発明の第1の実施形態に係る
軸受ユニットの軸方向に沿う断面図、図2は同実施形態
に係る軸受ユニットの正面図である。図1に示されるよ
うに、本発明の第1の実施形態に係る軸受ユニット20
は、転がり軸受としての4点接触型玉軸受21と、この
4点接触型玉軸受21を介してねじ軸3の端部を支持す
るハウジング4とを備えて構成されている。
【0025】ハウジング4は円筒状に形成されており、
このハウジング4の一端部に形成されたフランジ8に
は、複数本の六角穴付きボルト6によってフランジ8を
ボールねじの軸受ブラケット7に固定するための複数の
ボルト孔9がフランジ8の円周方向にほぼ一定間隔で穿
設されている。また、ハウジング4は4点接触型玉軸受
21の軸方向の動きを規制する円筒状のストッパ部5を
フランジ8と反対側の端部に有している。このストッパ
部5は4点接触型玉軸受21の外径よりも径の小さい内
径を有しており、このストッパ部5の端面には4点接触
型玉軸受21の外輪端面が外輪押え10によって押付け
固定されている。
【0026】外輪押え10は円環状に形成されており、
この外輪押え10には、複数のボルト孔11(図2参
照)が外輪押え10の円周方向にほぼ一定間隔で設けら
れていると共に、外輪押え10を外輪押え固定ねじ12
によりハウジング4に取り付けるための取付孔13(図
1参照)が複数設けられている。ねじ軸3は4点接触型
玉軸受21の内輪23(図3参照)が装着される軸部の
図中左端に大径軸部3aを有しており、この大径軸部3
aの端面には、4点接触型玉軸受21の内輪23が内輪
押えリング14及び軸受ナット15によって押付け固定
されている。
【0027】図3は4点接触型玉軸受21の断面図であ
り、同図に示されるように、4点接触型玉軸受21は外
輪22、内輪23、玉24および保持器25を備えて構
成されている。外輪22は環状の軌道溝26を内周面に
有しており、この軌道溝26は、図23に示すように、
外輪22の軸方向に沿う横断面形状が曲率Reの2つの
円弧からなるゴシックアーチ形状となっている。また、
軌道溝26は軸受21の半径方向に沿って2つに分割さ
れており、分割された2つの外輪22間には予圧すき間
28(Δa)が形成されている。
【0028】内輪23は外輪22の軌道溝26と対向す
る環状の軌道溝27を外周面に有しており、この軌道溝
27は、図23に示すように、内輪23の軸方向に沿う
横断面形状が曲率Riの2つの円弧からなるゴシックア
ーチ形状となっている。そして、玉24は外輪22と内
輪23との間に複数配設されており、これらの玉24と
軌道溝26,27との接触点は全部で4点となってい
る。また、玉24と軌道溝26,27との接触角はαと
なっている。
【0029】図4は、玉24と保持器25の一部を示す
斜視図である。同図に示されるように、保持器25は、
冠形の形状を有し、ポリアミド・ポリアセタール・ポリ
フェニレンサルファイド等の合成樹脂材から形成されて
いる。また、負荷容量を上げる等の必要性が生じた場合
には、保持器のない総玉設計も可能である。軸受ユニッ
ト20の外輪22は、図1に示すように、ハウジング4
内に組込まれた後、外輪押え10とハウジング4との間
に適正なすき間(ΔS)を与えた状態で外輪押え固定ね
じ12によりハウジング4のストッパ部5に押付け固定
されている。外輪22の端面に過大な締結荷重を与えな
いようにするためには、すき間(ΔS)を(予圧すき間
(Δa)+(10〜50))μm程度とすることが望ま
しい。
【0030】このように、軸受ユニット20の転がり軸
受を4点接触型玉軸受21から構成すると、ねじ軸3に
負荷される両方向のアキシャル荷重を4点接触型玉軸受
21で受けることができる。したがって、ねじ軸や回転
軸の端部を支持する軸受として単列アンギュラ玉軸受を
2つ以上組合わせたものを使用しなくてもよいので、ユ
ニット全体の軸方向長さを短くすることができ、ボール
ねじ支持用軸受ユニットや一般産業機械用軸受ユニット
として好適な軸受ユニットを得ることができる。
【0031】図5〜図7は本発明の第2実施形態を示す
図で、図6は本発明の第2の実施形態に係る軸受ユニッ
トの軸方向に沿う断面図である。同図に示されるよう
に、本発明の第2の実施形態に係る軸受ユニット29
は、3点接触型玉軸受30と、この3点接触型玉軸受3
0を介してねじ軸3の端部を支持するハウジング4とを
備えて構成されている。
【0032】ハウジング4は円筒状に形成されており、
このハウジング4の一端部に形成されたフランジ8に
は、複数本の六角穴付きボルト6によってフランジ8を
ボールねじの軸受ブラケット7に固定するための複数の
ボルト孔9がフランジ8の円周方向にほぼ一定間隔で穿
設されている。ねじ軸3は3点接触型玉軸受30の内輪
23(図6参照)が装着される軸部の図中左端に大径軸
部3aを有しており、この大径軸部3aの端面には、3
点接触型玉軸受30の内輪23が内輪押えリング14及
び軸受ナット15によって押付け固定されている。
【0033】図6は3点接触型玉軸受30の軸方向に沿
う断面図であり、同図に示されるように、3点接触型玉
軸受30は外輪22、内輪23、玉24、保持器25お
よびシール32を備えて構成されている。外輪22は環
状の軌道溝26を内周面に有しており、この軌道溝26
は、図22に示すように、外輪22の軸方向に沿う横断
面形状が曲率Reの1つの円弧で形成されている。ま
た、外輪22は2本のシール取付溝31を有している。
これらのシール取付溝31は外輪22の内周面端部にそ
れぞれ形成されており、各シール取付溝31には、外輪
22の端面と内輪23の端面との間に形成された開口を
シールする接触型のゴム製シール32が取り付けられて
いる。シール32は環状に形成されており、このシール
32の内径は、内輪23が軸方向に脱落しないように、
内輪23の外径よりも小さく形成されている。
【0034】内輪23は外輪22の軌道溝26と対向す
る環状の軌道溝27を外周面に有しており、この軌道溝
27は、図22に示すように、内輪23の軸方向に沿う
横断面形状が曲率Riの2つの円弧からなるゴシックア
ーチ形状となっている。また、軌道溝27は玉軸受21
の半径方向に沿って2つに分割されている。そして、玉
24は外輪22と内輪23との間に複数配設されてお
り、これらの玉24と軌道溝26,27との接触点は全
部で3点となっている。また、玉24と軌道溝27との
接触角はαとなっている。
【0035】3点接触型玉軸受30は外輪22の一端部
に鍔部33(図6参照)を有しており、この鍔部33は
外輪押え10によってハウジング4の端面に押付け固定
されている。外輪押え10は円環状に形成されており、
この外輪押え10には、複数のボルト孔が外輪押え10
の円周方向にほぼ一定間隔で設けられていると共に、外
輪押え10を外輪押え固定ねじ12によってハウジング
4に取り付けるための取付孔が複数設けられている。
【0036】このように、軸受ユニット29の転がり軸
受を3点接触型玉軸受30から構成すると、ねじ軸3に
負荷される両方向のアキシャル荷重を3点接触型玉軸受
30で受けることができる。したがって、ねじ軸や回転
軸の端部を支持する軸受として単列アンギュラ玉軸受を
2つ以上組合わせたものを使用しなくてもよいので、ユ
ニット全体の軸方向長さを短くすることができ、ボール
ねじ支持用軸受ユニットや一般産業機械用軸受ユニット
として好適な軸受ユニットを得ることができる。
【0037】また、上述した第2の実施形態では、外輪
22の一端部に形成された鍔部33を介して外輪22を
ハウジング4に押付け固定しているため、外輪22の押
え代ΔSが大きくても外輪押え固定ねじ12の締結力が
外輪軌道溝26の近傍に直接負荷されることがない。こ
れにより、外輪押え固定ねじ12の締結力によって外輪
軌道溝26の変形が生じ難くなるので、軸受の予圧の変
化やすき間変化が起り難く、動トルクのむらや回転精度
の低下を防止できる。さらに、第1の実施形態のよう
に、鍔部33と反対側の外輪22の端面をハウジング4
のストッパ部5(図1参照)に接触させる必要がないの
で、この部分の精密仕上げ加工が不要となる。
【0038】なお、本発明は上述した第1及び第2の実
施形態に限定されるものではない。たとえば、上述した
第1の実施形態では、外輪22をハウジング4に押付け
固定する外輪押え10の形状を円形としたが、図8に示
す第3の実施形態のように、外輪押え10の形状を非円
形としてもよい。さらに、第1の実施形態では4点接触
型玉軸受21の外輪22を2つに分割し、これらの外輪
22間に予圧すき間28を形成するようにしたが、図2
5(b)に示すように、4点接触型玉軸受の内輪23を
2つに分割し、これらの内輪23間に予圧すき間を形成
するようにしてもよい。
【0039】また、上述した第2の実施形態では、3点
接触型玉軸受30の内輪23を2つに分割し、これらの
内輪23間に予圧すき間28を形成するようにしたが、
図24(a)に示すように、3点接触型玉軸受の外輪2
2を2つに分割し、これらの外輪22間に予圧すき間を
形成するようにしてもよい。さらに第2の実施形態で
は、外輪22の端面と内輪23の端面との間に形成され
た開口をシールするシールとして接触型のシール32を
用いたが、図9に示す非接触タイプのゴム製シール34
や図10に示す金属製シール35を用いてもよい。
【0040】また、第1及び第2の実施形態ではハウジ
ング4のフランジ8と外輪押え10との間にすき間(Δ
S)を設けたが、図11に示す第4の実施形態や図12
に示す第5の実施形態のように、軸受すき間Δaを0と
し、予圧が付与された状態でハウジング4のフランジ8
と外輪押え10との間にすき間を設けなくても外輪軌道
輪26の変形が生じ難く同様の効果を得ることができ
る。
【0041】次に、本発明の第6の実施形態を図13乃
至図15を参照して説明する。図13は本発明の第6の
実施形態に係る軸受ユニットに使用される多点接触玉軸
受の部分断面図であり、同図に示すように、第6の実施
形態に係る多点接触玉軸受は、内周面に外輪軌道溝26
を有する外輪22と、この外輪22の内周面と対向する
外周面に内輪軌道溝27を有する内輪23と、これら軌
道輪22,23の軌道溝26,27間に転動自在に組込
まれた複数の玉24とから構成されている。
【0042】外輪軌道溝26及び内輪軌道溝27は曲率
が等しい二つの円弧をゴシックアーチ状に組み合わせた
断面形状の溝面を有しており、これにより、玉24は軌
道溝26,27の溝面とそれぞれ2点で接触するように
なっている。外輪22はボール24が転動するボール転
動面を内周面にそれぞれ有する一対の環状部材41,4
2で形成されており、これら環状部材41,42の外周
面には、環状部材41,42の端面を突き合わせた状態
に保持して外輪22の分解を防止する分解防止手段とし
てのスナップリング43と係合するスナップリング装着
溝44(図14参照)が形成されている。
【0043】スナップリング43は、図14及び図15
に示すように、両端部に治具挿入孔45を有しており、
この治具挿入孔45に治具を差し込むことによって外輪
22の組付けや分解作業を容易に行なえるようになって
いる。なお、スナップリング43の装着後は、ハウジン
グ4(図1参照)の内径面とスナップリング43の外径
面が干渉しないように、外輪22の外径>スナップリン
グ43の外径という寸法関係になっている。
【0044】上述した第6の実施形態では、ねじ軸や回
転軸の端部を支持する軸受として単列アンギュラ玉軸受
を2つ以上組合わせたものを使用しなくてもよいので、
前述した第1乃至第5の実施形態と同様に、ユニット全
体の軸方向長さを短くすることができ、ボールねじ支持
用軸受ユニットや一般産業機械用軸受ユニットとして好
適な軸受ユニットを得ることができる。また、外輪22
を一対の環状部材41,42と、これら環状部材41,
42の端面を突き合わせた状態に保持するスナップリン
グ43とから構成したことにより、組立工程での外輪2
2の分解を防止することができる。
【0045】次に、本発明の第7の実施形態を図16及
び図17を参照して説明する。図16は本発明の第7の
実施形態に係る軸受ユニットに使用される多点接触玉軸
受の部分断面図であり、同図に示すように、第7の実施
形態に係る多点接触玉軸受は、内周面に外輪軌道溝26
を有する外輪22と、この外輪22の内周面と対向する
外周面に内輪軌道溝27を有する内輪23と、これら軌
道輪22,23の軌道溝26,27間に転動自在に組込
まれた複数の玉24とから構成されている。
【0046】外輪軌道溝26及び内輪軌道溝27は曲率
が等しい二つの円弧をゴシックアーチ状に組み合わせた
断面形状の溝面を有しており、これにより、玉24は軌
道溝26,27の溝面とそれぞれ2点で接触するように
なっている。内輪23はボール24が転動するボール転
動面を内周面にそれぞれ有する一対の環状部材51,5
2で形成されており、これら環状部材51,52の外周
面には、環状部材51,52の端面を突き合わせた状態
に保持して内輪23の分解を防止する分解防止手段とし
てのスナップリング53と係合するスナップリング装着
溝54(図17参照)が形成されている。
【0047】スナップリング53は、図17に示すよう
に、両端部に治具挿入孔55を有しており、これらの治
具挿入孔55に治具を差し込むことによって内輪23の
組付けや分解作業を容易に行なえるようになっている。
スナップリング53の装着後は、ねじ軸3(図1参照)
の外径面とスナップリング53の内径面が干渉しないよ
うに、内輪23の内径<スナップリング53の内径とい
う寸法関係になっている。
【0048】上述した第7の実施形態では、ねじ軸や回
転軸の端部を支持する軸受として単列アンギュラ玉軸受
を2つ以上組合わせたものを使用しなくてもよいので、
前述した第1乃至第6の実施形態と同様に、ユニット全
体の軸方向長さを短くすることができ、ボールねじ支持
用軸受ユニットや一般産業機械用軸受ユニットとして好
適な軸受ユニットを得ることができる。また、内輪23
を一対の環状部材51,52と、これら環状部材51,
52の端面を突き合わせた状態に保持するスナップリン
グ53とから構成したことにより、組立工程での内輪2
3の分解を防止することができる。
【0049】なお、上述した第6及び第7の実施形態で
は防塵用シールを持たない玉軸受に本発明を適用した場
合を例示したが、図18に示す第8の実施形態や図19
に示す第9の実施形態のように、防塵用のシール34を
備えた転がり軸受についても本発明を適用できることは
勿論である。また、本発明の第6及び第7の実施形態で
は、ラジアル方向に二分割された外輪または内輪が軸方
向に分離することを防止する手段としてスナップリング
を用いたが、スナップリングを用いる代わりに、図20
または図21に示される方法を用いることができる。こ
こで、図20に示される方法は外輪22を第1の環状部
材61と、この環状部材61の内周面に形成された嵌め
合い面61aに嵌合する嵌め合い面62aを外周面に有
する第2の環状部材62とで構成し、これら環状部材6
1,62の嵌め合い面61a,62a間を適度な締め代
に設定したり、あるいは嵌め合い面61a,62aを接
着剤で固定する方法であり、図21に示される方法は嵌
め合い面61a,62aの端部に面取り63を施し、こ
の部分を接着剤またはスポット溶接等で固定する方法で
ある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ねじ軸や回転軸の端部を支持する軸受として単列アンギ
ュラ玉軸受を2つ以上組合わせたものを使用しなくても
よいので、ユニット全体の軸方向長さを短くすることが
でき、ボールねじ支持用軸受ユニットや一般産業機械用
軸受ユニットとして好適な軸受ユニットを提供できる。
【0051】また、一般産業機械(電気・情報関連機
器)において回転軸端の支持ユニット化及び精密位置決
めが必要とされるボールねじ軸端支持ユニット化するこ
とで設計の簡素化が図れ、かつ組込みが容易になる。さ
らに、2列組合わせアンギュラ玉軸受と同等の機能を単
列多点接触玉軸受で置き換えることが可能となる。これ
により、従来の1/2のスペースが可能になり、機械の
省スペース化による設計の多様性確保や構造簡素化によ
るコストダウンを図れると共に可動部を軽量化でき、タ
クトタイムの向上による生産効率アップにも寄与でき
る。また、両端面にシールを装着する構造を採用すれ
ば、異物の侵入を防止できると共に内輪の脱落を防止で
き、ボールねじ支持用軸受ユニットとしての取扱い易さ
と長尺のねじ軸への組付け性を向上させることができ
る。また、スナップリング等の分解防止手段により、外
輪および/または内輪の分解を防止でき、工程の簡略化
や生産効率の向上等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る軸受ユニットの
軸方向に沿う断面図である。
【図2】図1に示される軸受ユニットの正面図である。
【図3】図1に示される4点接触型玉軸受の断面図であ
る。
【図4】図3に示される玉と保持器を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る軸受ユニットの
軸方向に沿う断面図である。
【図6】図5に示される3点接触型玉軸受の断面図であ
る。
【図7】図6に示されるA部の詳細を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る軸受ユニットの
正面図である。
【図9】非接触タイプのゴム製シールを備えた4点接触
型玉軸受の断面図である。
【図10】非接触タイプの金属製シールを備えた4点接
触型玉軸受の断面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る軸受ユニット
の断面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る軸受ユニット
の断面図である。
【図13】本発明の第6の実施形態に係る軸受ユニット
に使用される玉軸受の部分断面図である。
【図14】図13のB部における詳細構成を示す図であ
る。
【図15】図13に示すスナップリングの側面図であ
る。
【図16】本発明の第7の実施形態に係る軸受ユニット
に使用される玉軸受の部分断面図である。
【図17】図16のC部における詳細構成を示す詳細図
である。
【図18】本発明の第8の実施形態に係る軸受ユニット
に使用される玉軸受を示す図で、(a)は玉軸受の部分
断面図、(b)は(a)のD部における詳細構成を示す
詳細図である。
【図19】本発明の第9の実施形態に係る軸受ユニット
に使用される玉軸受を示す図で、(a)は玉軸受の部分
断面図、(b)は(a)のE部における詳細構成を示す
詳細図である。
【図20】本発明の第10の実施形態を示す図である。
【図21】本発明の第11の実施形態を示す図である。
【図22】3点接触型玉軸受の外輪軌道溝と内輪軌道溝
を示す図である。
【図23】4点接触型玉軸受の外輪軌道溝と内輪軌道溝
を示す図である。
【図24】本発明で使用される多点接触型玉軸受を示す
断面図である。
【図25】本発明で使用される多点接触型玉軸受を示す
断面図である。
【図26】内輪と玉との間に形成される軸受すき間を示
す断面図である。
【図27】従来の軸受ユニットの軸方向に沿う断面図で
ある。
【図28】単列アンギュラ玉軸受の特徴を説明するため
の図である。
【符号の説明】
3 ねじ軸 4 ハウジング 5 ストッパ部 6 六角穴付きボルト 7 軸受ブラケット 8 フランジ 10 外輪押え 12 外輪押え固定ねじ 14 内輪押えリング 15 ナット 16 オイルシール 21 4点接触型玉軸受 22 外輪 23 内輪 24 玉 25 保持器 26,27 軌道溝 28 予圧すき間 31 シール取付溝 32 接触型のゴム製シール 33 鍔部 34 非接触型のゴム製シール 41,42 環状部材 43 スナップリング 44 スナップリング装着溝 45 治具挿入孔 51,52 環状部材 53 スナップリング 54 スナップリング装着溝 55 治具挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J012 AB04 AB13 BB03 CB01 EB14 FB10 HB01 HB02 3J016 AA02 AA03 BB03 BB04 CA02 CA06 3J017 AA03 CA03 CA06 DB01 DB06 3J101 AA02 AA04 AA32 AA42 AA54 AA62 BA64 FA41 GA31 GA55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転がり軸受と、この転がり軸受を介して
    軸の端部を支持するハウジングと、このハウジングに前
    記転がり軸受の外輪を押付け固定する外輪押えとを備え
    てなる軸受ユニットであって、前記転がり軸受を多点接
    触型玉軸受から構成したことを特徴とする軸受ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記多点接触型玉軸受の外輪軌道溝また
    は内輪軌道溝の横断面形状をゴシックアーチ状としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の軸受ユニット。
  3. 【請求項3】 前記多点接触型玉軸受の外輪および内輪
    のいずれか一方を前記多点接触型玉軸受の半径方向に沿
    って2つに分割したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の軸受ユニット。
  4. 【請求項4】 前記多点接触型玉軸受の半径方向に沿っ
    て二分割された前記外輪および/又は前記内輪の分解を
    防止する分解防止手段を備えたことを特徴とする請求項
    3記載の軸受ユニット。
  5. 【請求項5】 前記分解防止手段は、スナップリングか
    ら構成されることを特徴とする請求項4記載の軸受ユニ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記多点接触型玉軸受は、該多点接触型
    玉軸受の外輪端面と内輪端面との間に形成された開口を
    シールするシールを備えることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項記載の軸受ユニット。
  7. 【請求項7】 前記シールは、前記多点接触型玉軸受の
    外輪に取り付けられ、前記内輪の外径よりも小径の内径
    を有することを特徴とする請求項6項記載の軸受ユニッ
    ト。
JP2002336629A 2001-11-27 2002-11-20 軸受ユニット Pending JP2003227516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002336629A JP2003227516A (ja) 2001-11-27 2002-11-20 軸受ユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-361421 2001-11-27
JP2001361421 2001-11-27
JP2002336629A JP2003227516A (ja) 2001-11-27 2002-11-20 軸受ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003227516A true JP2003227516A (ja) 2003-08-15

Family

ID=27759354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002336629A Pending JP2003227516A (ja) 2001-11-27 2002-11-20 軸受ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003227516A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249189A (ja) * 2004-02-03 2005-09-15 Nsk Ltd 変速機用軸受装置
JP2009063129A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Nsk Ltd 転がり軸受および電動モータ
JP2010007762A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Makita Corp 回転軸の位置決め構造
CN106089989A (zh) * 2016-08-04 2016-11-09 张家港Aaa精密制造股份有限公司 一种四点接触球轴承
CN113510377A (zh) * 2021-07-13 2021-10-19 江苏蔚之领域智能科技有限公司 一种摩擦副内曲面织构加工装置
CN114135570A (zh) * 2021-11-29 2022-03-04 中国航发哈尔滨轴承有限公司 一种高速角接触轴承

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249189A (ja) * 2004-02-03 2005-09-15 Nsk Ltd 変速機用軸受装置
JP2009063129A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Nsk Ltd 転がり軸受および電動モータ
JP2010007762A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Makita Corp 回転軸の位置決め構造
CN106089989A (zh) * 2016-08-04 2016-11-09 张家港Aaa精密制造股份有限公司 一种四点接触球轴承
CN113510377A (zh) * 2021-07-13 2021-10-19 江苏蔚之领域智能科技有限公司 一种摩擦副内曲面织构加工装置
CN114135570A (zh) * 2021-11-29 2022-03-04 中国航发哈尔滨轴承有限公司 一种高速角接触轴承

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6669275B2 (ja) ボールねじ装置
JPH1130234A (ja) スライド装置
KR101057311B1 (ko) 공작기계의 주축선회부용 볼베어링 및 이것을 사용한공작기계의 주축선회장치
JP4834216B2 (ja) カム装置
JP2007225024A (ja) ボールねじ装置
JP4816318B2 (ja) ボールねじ装置
JP2003227516A (ja) 軸受ユニット
JP2003336640A (ja) 多点接触玉軸受
JP2014232109A (ja) 荷重センサ付き軸受装置を具備した工作機械の主軸装置
JP5092383B2 (ja) 工作機械の主軸本体旋回部用玉軸受
JP2003166551A (ja) アンギュラ玉軸受
JP5644358B2 (ja) 荷重センサ付き軸受装置及び工作機械の主軸装置並びに工作機械
JP2008030132A (ja) Nc自動旋盤の主軸軸受構造
JP2006105384A (ja) 複列玉軸受
JP2005061434A (ja) 多点接触玉軸受
JP4743176B2 (ja) 組合せ玉軸受及び複列玉軸受
JP2004270792A (ja) 多点接触玉軸受
JP2005061433A (ja) 多点接触玉軸受
JP2007218394A (ja) 二つ割り軸受
JP2010156376A (ja) 転がり軸受装置
JP2010133563A (ja) 工作機械の回転テーブル装置
JP2010169254A (ja) 回転軸受付き直動案内装置
JP2006153094A (ja) 玉軸受及び該玉軸受を用いた工作機械の回転テーブル装置
JP2003172342A (ja) ボールねじ支持用多点接触玉軸受
JP2003172343A (ja) ボールねじ支持用多点接触玉軸受