JP6458362B2 - 直動案内装置 - Google Patents
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Description
また、スライダは、スライダ本体と、スライダ本体の両端部(前記長手方向の両端部であり、スライダの移動方向の両端部とも言える)に着脱可能に取り付けられたエンドキャップと、で構成されており、スライダの軌道面はスライダ本体の内側面に形成されている。さらに、スライダは、スライダ本体の内部に、転動通路と平行をなして前記長手方向に貫通する直線孔からなる戻し通路を備えている。
このように保持器を配置する場合は、エンドキャップの厚さ(前記長手方向の長さ)に制約があるため保持器のコスト上昇となるもののエンドキャップの厚さを小さくすることを優先して平板部材を折り曲げた保持器を使用したり(特許文献4を参照)、転動体の保持性は低下するもののワイヤーで形成された保持器の径を小さくしたりしていた。そのため、前記のような保持器の配置を小型の直動案内装置に対して適用することは難しいという問題があった。
また、スライダ本体又は保持器の前記長手方向の寸法に誤差が生じた場合(保持器の前記長手方向の長さが両係止凹部間の長さよりも小さい場合等)には、保持器両端の湾曲部の根元部分が前記長手方向の外側に押され、湾曲部がより一層開放するように変形して、保持器の固定力の大幅な低下が生じたり、保持器の湾曲部が係止部から外れたりするおそれがあった。
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、部品精度を高精度とする必要がなく生産性に優れ低コストであるとともに、エンドキャップの厚さが小さくコンパクトな直動案内装置を提供することを課題とする。
この直動案内装置においては、前記曲部が収容された前記保持器収容溝内に押え蓋部材を締り嵌めで嵌合し、前記曲部のうち少なくとも先端部を前記押え蓋部材で前記長手方向の外側から押さえて固定してもよい。
一方、エンドキャップ2Bは、例えば樹脂材料の成形品からなり、断面形状が略U字状に形成されている。また、エンドキャップ2Bの裏面(スライダ本体2Aとの当接面)の左右両側には、断面形状円形で円弧状に湾曲する方向転換路15が形成されている(図5を参照)。このエンドキャップ2Bをねじ等の締結部材でスライダ本体2Aに取り付けると、方向転換路15によって転動通路13と戻し通路14とが連通される。なお、方向転換路15の断面形状は、方向転換路15の連続方向に直交する仮想平面で切断した場合の断面形状である。
そして、保持器4に装着された状態において保持器収容溝21に収容された曲部42の先端部は、傾斜面23上(傾斜面23の前記幅方向外側でもよい)に位置しているため、保持器4が前記幅方向内側に抜け落ちることが防止される。また、曲部42は、前記長手方向の外側に拡げられて前記長手方向の外側に弾性的に付勢された状態で、保持器収容溝21に係合されている。
さらに、ばね剛性を有する保持器4の直線部41と曲部42とがなす角度を変化させることにより、保持器4の固定力が得られるとともに、スライダ2(スライダ本体2A及びエンドキャップ2B)や保持器4の製造時における前記長手方向の寸法誤差を吸収することができるので、スライダ2や保持器4等の部品の前記長手方向の寸法を高精度に管理する必要がない。よって、スライダ2や保持器4等の部品の生産性が優れ且つ低コストである。また、スライダ2に保持器4を装着する際に、スライダ2や保持器4等の部品を高精度に位置合わせする必要がない。
さらに、曲部42の基部ではなく先端部を前記長手方向の外側に拡げて保持器収容溝21に係合する構成としたので、保持器4やスライダ2(スライダ本体2A及びエンドキャップ2B)等の部品に寸法誤差が生じた場合でも、前記長手方向の外側に拡げた際の曲部42の角度変化が最も緩くなり、締め代の低下を可及的に抑えることができる。よって、エンドキャップ2Bへの保持器4の固定において有利となる。
なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、図7に示す第一の変形例のように、前記長手方向の外側に突出する突起25を傾斜面23に設けてもよい。すなわち、傾斜面23における前記幅方向内側の端部近傍であり且つ曲部42の基部に対向する部分に、前記長手方向の外側に突出する突起25を設けてもよい。
このような構成により、第一の変形例は前記実施形態よりも締め代Lが増加するため、スライダ2への保持器4の固定力がより一層強固となる。一方で、突起25を設けた分だけ、曲部42を前記長手方向の外側に拡げることによる曲部42と直線部41とがなす角度の変化量は、傾斜角度βよりも小さくなるため、前記寸法誤差の吸収可能量は低下することとなる。
このような構成であれば、前記実施形態よりも曲部42の基部から離れた位置で保持器収容溝21に係合することとなるため、寸法誤差の吸収性の面で有利となる。
2 スライダ
2A スライダ本体
2B エンドキャップ
3 転動体
4 保持器
10 軌道面
11 軌道面
13 転動通路
14 戻し通路
15 方向転換路
18 すくい上げ部
21 保持器収容溝
23 傾斜面
27 押え蓋部材
41 直線部
42 曲部
44 第一線状部
45 第二線状部
Claims (1)
- 案内レールと、スライダと、複数の転動体と、を有し、
前記案内レール及び前記スライダは、互いに対向する位置に、前記転動体の転動通路を形成する軌道面をそれぞれ有し、
前記両軌道面は前記案内レールの長手方向に延び、
前記転動体は前記転動通路に配置され、
前記転動通路内での前記転動体の転動を介して、前記スライダが前記案内レールに案内されて前記長手方向に移動可能となっており、
前記案内レールに組み付けられていない状態の前記スライダから前記転動体が脱落することを防止する保持器を備える直動案内装置において、
前記スライダは、前記スライダの軌道面が形成されたスライダ本体と、前記スライダ本体の前記長手方向の両端部に着脱可能に固定されたエンドキャップと、を備えるとともに、前記スライダの軌道面に略平行な前記転動体の戻し通路を備え、前記エンドキャップに形成されたすくい上げ部で前記転動通路の終点の前記転動体をすくい上げて、前記エンドキャップに形成され且つ前記転動通路と前記戻し通路とを連通する方向転換路に送り、すくい上げた前記転動体を前記方向転換路と前記戻し通路で前記転動通路の始点へ搬送して循環させるようになっており、
前記保持器は、直線状素材の両端部を曲げて形成したものであり、前記スライダの軌道面に沿い前記転動体を保持する中央の直線部と、前記直線部の両端から前記案内レールの幅方向外側に曲がって延び前記スライダに固定される両端の曲部と、を備え、前記スライダに非装着時の前記保持器における前記直線部と前記曲部とがなす角度αは鋭角となっており、前記直線部が前記すくい上げ部を前記案内レール側から覆うように前記保持器が前記スライダに装着されており、
前記エンドキャップの前記長手方向の外端面には、前記曲部が収容される保持器収容溝が形成されており、この保持器収容溝の溝底部には前記幅方向外側に向かうに従って前記長手方向の内側に傾斜する傾斜面が形成されており、この傾斜面と前記直線部とがなす傾斜角度βは前記角度αよりも大きな鋭角であり、
前記保持器収容溝に収容された前記曲部の先端部は前記傾斜面上又は前記傾斜面の前記幅方向外側に位置し、前記長手方向の内側に向かう弾性力が生じるように、前記曲部は前記長手方向の外側に拡げられて前記長手方向の外側に弾性的に付勢されつつ前記保持器収容溝に係合されており、
前記曲部が収容された前記保持器収容溝内に押え蓋部材を締り嵌めで嵌合し、前記曲部のうち少なくとも先端部を前記押え蓋部材で前記長手方向の外側から押さえて固定したことを特徴とする直動案内装置。
Priority Applications (1)
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JP2014121389A JP6458362B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 直動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014121389A JP6458362B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 直動案内装置 |
Publications (2)
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JP2016001040A JP2016001040A (ja) | 2016-01-07 |
JP6458362B2 true JP6458362B2 (ja) | 2019-01-30 |
Family
ID=55076729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014121389A Active JP6458362B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 直動案内装置 |
Country Status (1)
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- 2014-06-12 JP JP2014121389A patent/JP6458362B2/ja active Active
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