JP5061482B2 - 原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法 - Google Patents

原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法 Download PDF

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本発明は、圧力変動式吸着分離法(PSA法)を用いたガス分離方法に係り、特に製鉄所における転炉や高炉などから出る排ガス中の一酸化炭素(CO)を分離・回収するための方法に関するものである。
一般に、転炉や高炉などから出る排ガスは、二酸化炭素(CO)と一酸化炭素(CO)と窒素(N)を主成分としており、そのうち特に一酸化炭素(CO)は合成化学原料や精錬容器内溶融金属中への吸い込みガスなどとして有効利用が可能となっているため、可能な限り他のガスから分離・回収されて再利用されるようになっている。
このような二酸化炭素(CO)と一酸化炭素(CO)と窒素(N)を主成分とする転炉または高炉排ガス(以下、「原料ガス」と称す)中から一酸化炭素(CO)のみを分離・回収するためには、従来、圧力変動式吸着分離法(PSA法)を用いたガス分離方法が用いられている。
例えば、以下の特許文献1や2などでは、二酸化炭素(CO)と一酸化炭素(CO)と窒素(N)を含む原料ガス中のCO分を圧力変動式吸着分離法を用いた2段階に亘る吸着操作によって分離・回収するようにしている。
すなわち、図4に示すように、先ず第1段階の吸着操作としてCOを選択的に吸着する吸着剤を充填した2基以上のCO吸着塔10を使用し、このCO吸着塔10に前記原料ガスを導入・加圧して吸着および排気・減圧して脱着を繰り返す圧力変動式吸着分離によってCOを除去する。
次に、第2段階の吸着操作として前記第1段階の吸着操作により排出された第1段階製品ガス中に含まれるCOを選択的に吸着する吸着剤(例えば、天然ゼオライト、または改質ゼオライト、合成ゼオライトなど)を充填した2基以上のCO吸着塔20を使用し、このCO吸着塔20内を加圧状態に保持して吸着したCOを再び減圧・脱着してCOのみを分離してバッファタンク30内に一時的に貯留すると共に、その一部を圧縮機82によって圧縮して供給タンク40内に回収し、高純度なCOガスとして所定の場所に供給・保存するようにしている。
そして、このCO吸着塔10で吸着されたCOは、排気ポンプ80によってCO吸着塔10から脱着されてCO吸着塔20から送られてくるパージガス(N)と共に排気され、また、CO吸着塔20で吸着されたCOは、減圧後、バッファタンク30から送られてくるパージガス(CO)と共にバッファタンク30に回収されることになる。
特開昭60−5012号公報 特公昭64−10443号公報
ところで、このように転炉や高炉などから出る排ガスは、いわゆる副生ガスであり、その成分は転炉や高炉などの運転状況などにより刻々と変化するため、COガスを製品として供給する立場から見れば高純度なCOガス(供給ガス)を安定して供給することは困難である。
そのため、例えば前記特許文献2などでは、原料ガス中のCO濃度が低くなった場合には、CO吸着塔20におけるガスパージ工程(洗浄工程)で使用するパージガス量(COガス量)を増やすなどによって供給ガスのCO濃度が基準値を下回らないように制御している。
しかしながら、このように単にパージガス量を増やすような制御のみでは、供給ガスのCO濃度を基準値まで高めることは困難であり、原料ガス中のCO濃度が低下がそのまま供給ガス量の減少に直結するといった問題があった。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、原料ガス中のCO濃度が低下しても供給ガス量の減少を抑制できる新規な原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法を提供するものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法は、少なくとも二酸化炭素(CO2 )と一酸化炭素(CO)と窒素(N2 )を含む原料ガス中のCO分を2段階に亘る吸着操作によって分離回収する際、第1段階の吸着操作としてCO2 を選択的に吸着する吸着剤を充填した2基以上のCO2 吸着塔を使用し、当該CO2 吸着塔に前記原料ガスを導入して吸着および脱着を繰り返す圧力変動式吸着分離によってCO2 を除去し、第2段階の吸着操作として前記第1段階の吸着操作により排出された第1段階製品ガス中に含まれるCOを選択的に吸着する吸着剤を充填した2基以上のCO吸着塔を使用し、当該CO吸着塔内を加圧状態に保持して吸着したCOを再び減圧脱着してCOのみを分離して供給タンク内に回収するようにした一酸化炭素分離回収方法において、前記CO2 吸着塔に導入される前の前記原料ガス中のCO濃度を計測し、当該CO濃度が所定値を下回ったときは、前記原料ガスの流量を増加させると共に、前記第1段階および第2段階の吸着操作のサイクルタイムを延長するようにし、前記当該CO吸着塔出口のCO濃度を計測し、当該CO濃度が基準値に満たないときであっても、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入した後の当該供給タンク内のCO濃度が基準値を上回るときは、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入するようにし、一方、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入した後の当該供給タンク内のCO濃度が基準値を下回るときは、当該CO吸着塔を出たCOを一旦バッファタンクに貯留し、その一部を洗浄ガスとして前記CO吸着塔内に戻し、当該バッファタンク内のCO濃度が基準値を上回ったとき、あるいは、当該バッファタンク内のCO濃度が基準値に満たないときであっても、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入した後の当該供給タンク内のCO濃度が基準値を上回るときは、当該バッファタンク内のCOを前記供給タンク内に導入するようにしたことを特徴とするものである。
発明の方法によれば、原料ガス中のCO濃度が低下したときには、その原料ガスの流量を増加させると共に、第1段階および第2段階の吸着操作のサイクルタイムを延長するようにしたため、製品ガス量の減少を抑制することができる。
また、CO吸着塔を出たCO濃度が基準値に満たないときであっても、そのCO吸着塔を出たCOをそのまま供給タンク内に導入した後の供給タンク内のCO濃度が基準値を上回るときは、そのCO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入することによって、製品ガス量の減少を抑制することができる。
その一方、このCO吸着塔を出たCOをそのまま供給タンク内に導入した後の供給タンク内のCO濃度が基準値を下回るときは、そのCO吸着塔を出たCOを一旦バッファタンクに貯留し、その一部を洗浄ガスとしてCO吸着塔内に戻し、そのバッファタンク内のCO濃度が基準値を上回ったとき、あるいは、そのバッファタンク内のCO濃度が基準値に満たないときであっても、そのCO吸着塔を出たCOをそのまま供給タンク内に導入した後の供給タンク内のCO濃度が基準値を上回るときは、そのバッファタンク内のCOを前記供給タンク内に導入するようにすることによって、基準値以上の濃度のCOを確実に供給することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係る原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法を実現するための一酸化炭素分離回収装置100の実施の一形態を示したものである。
図において、10は、2基以上のCO吸着塔11,11を備えた第1段階吸着部であり、従来のそれと同様に、少なくとも二酸化炭素(CO)と一酸化炭素(CO)と窒素(N)を主に含む原料ガス(例えば、CO:68〜70%、CO:13%、N:14%、H:2%、0:0.3%以下、HO:飽和)を最初に導入してその原料ガス中のCOを、吸着および脱着を繰り返す圧力変動式吸着分離方式によって選択的に吸着・分離するようになっている。
また、この第1段階吸着部10の下流側には、同じく従来のそれと同様に、2基以上のCO吸着塔21,21を備えた第2段階吸着部20が設けられており、この第1段階吸着部10でCOが吸着・分離された原料ガス(主にCO、N)を導入し、その原料ガス中のCOを、吸着および脱着を繰り返す圧力変動式吸着分離方式によって選択的に吸着・分離するようになっている。
そして、この第2段階吸着部20の下流側には、バッファタンク30と、供給ガスタンク40とが設けられており、この第2段階吸着部20で吸着・分離したCOをバッファタンク30から供給されるパージガスと共にそのバッファタンク30内に製品ガスとして一時的に貯蔵すると共に、このバッファタンク30内に貯蔵されたCOガスを圧縮して供給ガス(高純度COガス)として供給ガスタンク40内に導入するようになっている。
また、この第1段階吸着部および第2段階吸着部20には、マイクロコンピュータなどによって構成されるサイクルタイム制御機器50が設けられており、これら第1段階吸着部10および第2段階吸着部20に備えられている図示しない各種バルブ機構を制御することで各吸着段階におけるサイクルタイム、すなわち各吸着段階におけるCOおよびCOの吸着時間などを制御できるようになっている。なお、このサイクルタイム制御機器50による各種バルブ機構の構成およびその制御方法は、前述した特許文献1や2などの公知技術と何ら変わるものではなく、吸着段階、脱着段階、再生段階、パージ段階などの各段階を各吸着塔ごとに順にずらすようにして全体としてこれら各段階が連続的に行われるように制御されている。
また、図1中、60は原料ガス分析計(例えば、赤外線吸収計、ガスクロマトグラフィなど)であり、第1段階吸着部10に導入される原料ガス中の成分(主にCO濃度)を連続的に検出するようになっている。また、62は製品ガスCO濃度計、64は供給ガスCO濃度計であり、それぞれバッファタンク30および供給ガスタンク40内のCO濃度を連続して検出するようになっている。
また、図中、70は第1段階吸着部10に導入される原料ガスの流量を調整するための原料ガス流量調整バルブ、72は第2段階吸着部20内に送られるパージガス量を調整するためのパージガス流量調整バルブである。また、80は第1段階吸着部10を減圧してCOなどを脱着した廃ガスを強制排気するための排気ポンプ、82はバッファタンク30内のCOを圧縮して供給ガスタンク40内に導入するための圧縮機である。
そして、これら原料ガス流量調整バルブ70、パージガス流量調整バルブ72および前記サイクルタイム制御機器74などは、図2に示すようにコンピュータシステムからなるコントローラ90によって制御されるようになっている。
すなわち、図示するようにこのコントローラ90は、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU91と、主記憶装置を構成するRAM92と、ROM93と、こ入出力インターフェース(I/F)94,95とから構成されており、入力インターフェース94には、前述した原料ガス分析計60,製品ガスCO濃度計62、供給ガスCO濃度計64などが接続されると共に、出力インターフェース95には原料ガス流量調整バルブ70、パージガス流量調整バルブ72および前記サイクルタイム制御機器74などが接続された構成となっている。
そして、このコントローラ90は、そのCPU91がROM93に記憶されている制御プログラムに従い原料ガス分析計60,製品ガスCO濃度計62、供給ガスCO濃度計64などの入力値に基づいて前記原料ガス流量調整バルブ70、パージガス流量調整バルブ72および前記サイクルタイム制御機器74などを後述するような処理の流れに従って適宜制御するようになっている。
次に、このような構成をした一酸化炭素分離回収装置100を用いた本発明の原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法の処理の流れを主に図3のフローチャート図を参照しながら説明する。
図示するように、先ず、最初のステップS100において、コントローラ90のCPU91は、原料ガス分析計60からの入力値に基づいて第1段階吸着部10に導入される前の原料ガス(CO、CO、N)中のCO濃度を検出すると共に、次のステップS102においてその原料ガス中のCO濃度が所定値以上であるか否かを判断する。
この判断の結果、原料ガス中のCO濃度が所定値(例えば、60%)以上であると判断したとき(Yes)は、最初のステップS100に戻って引き続き連続してその原料ガス中のCO濃度を検出することになるが、これとは逆に、原料ガス中のCO濃度が所定値を下回る(例えば、58%)と判断したとき(No)は、次のステップS104に移行してその原料ガスの導入量を増加する(例えば、約10%程度)。なお、この原料ガス導入量の増加は原料ガス流量調整バルブ70の開度などをコントロールすることによって行われる。
そして、このようにして原料ガス導入量を増加したならば、その所定時間経過した後、次のステップS106に移行して製品ガスCO濃度計62からの入力値に基づいてそのバッファタンク30から出た製品ガスのCO濃度を計測し、次のステップS108においてそのCO濃度が基準値(例えば、98.0%)以上であるか否かを判断する。
この判断処理の結果、その製品ガスのCO濃度が基準値以上であると判断したとき(Yes)は、ステップS122側に移行して第1段階吸着部10に導入される原料ガス量を増加前の量に減らした後、最初のステップS100まで戻ることになるが、その製品ガスのCO濃度が基準値に達しないと判断したとき(No)は、ステップS110に移行してサイクルタイム制御機器50を制御して、第1段階吸着部10および第2段階吸着部20におけるサイクルタイム(吸着時間)を延長し、延長処理後における製品ガスのCO濃度を計測して次のステップS114に移行し、このステップS114にてその製品ガスのCO濃度が基準値に達したか否かを判断する。
この結果、製品ガスのCO濃度が基準値に達したと判断したとき(Yes)は、サイクルタイムを短縮、すなわち元のサイクルタイムに戻してから最初のステップS100に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、サイクルタイムを延長しても製品ガスのCO濃度が基準値に達っていないと判断したとき(No)は、次のステップS116に移行して供給ガスタンク40内のCO濃度を計測し、次のステップS118においてその供給ガスタンク40内にCO濃度が、基準値以下の製品ガスを導入、混合しても基準値を超えるか否かを判断する。
そして、この判断処理の結果、製品ガスを混合したときのCO濃度が基準値を超えると判断したとき(Yes)は、ステップS126側に移行して、バッファタンク30から第2段階吸着部20へのパージガス量が定量時には、その量をそのまま維持し、また、そのパージガス量が定量時よりも多くなっているときにはその量を定量まで減少してからステップS114に戻って同様の処理を繰り返すことになる。
すなわち、例えば、CO濃度の基準値が98.0%であるのに対し、供給タンク40内のCO濃度が98.5%である場合では、供給タンク40内の供給ガスは基準値に対して約0.5%のCO濃度の余裕があることになる。従って、このような場合には、仮にこの供給タンク40内に導入される製品ガスのCO濃度が基準値を下回っていたとしても、その低下量がごく僅か(例えば、CO濃度:97.5%)であれば、その混合量にもよるが、この供給タンク40内の高濃度の供給ガスと混合することにより、供給タンク40内の供給ガスの濃度が基準値(98.0%)を超えることになるため、その場合は、バッファタンク30から第2段階吸収部20へのパージガス量を増やすことなく、そのまま処理を継続することになる。
これに対し、製品ガスをそのまま混合すると供給ガスのCO濃度が基準値を下回ってしまうと判断したとき(No)は、ステップS120側に移行してバッファタンク30から第2段階吸着部20へのパージガス量を増加して製品ガスのCO濃度を基準値、あるいはその直前まで上昇させてからステップS114に戻って前記と同様の処理を繰り返すことになる。
このように本発明の一酸化炭素分離回収方法は、原料ガス中のCO濃度が通常(例えば、過去の平均値)よりも減少した場合、先ず、原料ガスの導入量を増加させると共にそのサイクルタイムを長くして製品ガス中のCO濃度を上昇させ、それでも製品ガス中のCO濃度が基準値に達しないときは、直ちにパージガス量を増加させるのではなく、一旦、供給ガスタンク内のCO濃度の裕度を鑑み、その供給ガスタンク内にその製品ガスを混合させてもCO濃度が基準値を超えていない場合に、はじめてパージガス量を増加させるようにしたものである。
これによって、いたずらにパージガス量を増加させることがなくなるため、バッファタンク30内のCOを無駄に消費(循環)させることがなくなる。この結果、原料ガス中のCO濃度が低下しても、基準値以上のCO濃度を確保しつつ、製品ガス量の減少を最小限に抑制することができる。
本発明に係る原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法を実現するための一酸化炭素分離回収装置の実施の一形態を示す全体構成図である。 本発明に係る原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法を実現するための一酸化炭素分離回収装置を制御するためのハードウェア構成図である。 本発明に係る原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法の処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 圧力変動式吸着分離法(PSA法)を用いた従来の一酸化炭素分離回収装置の一例を示す全体構成図である。
符号の説明
100…一酸化炭素分離回収装置
10…第1段階吸着部
11…CO吸着塔
20…第2段階吸着部
21…CO吸着塔
30…バッファタンク
40…供給ガスタンク
50…サイクルタイム制御機器
60…原料ガス分析計
62…製品ガスCO濃度計
64…供給ガスCO濃度計
70…原料ガス流量調節バルブ
72…パージガス流量調節バルブ
74…サイクルタイム制御機器
80…排気ポンプ
82…圧縮機

Claims (1)

  1. 少なくとも二酸化炭素(CO2 )と一酸化炭素(CO)と窒素(N2 )を含む原料ガス中のCO分を2段階に亘る吸着操作によって分離回収する際、
    第1段階の吸着操作としてCO2 を選択的に吸着する吸着剤を充填した2基以上のCO2 吸着塔を使用し、当該CO2 吸着塔に前記原料ガスを導入して吸着および脱着を繰り返す圧力変動式吸着分離によってCO2 を除去し、
    第2段階の吸着操作として前記第1段階の吸着操作により排出された第1段階製品ガス中に含まれるCOを選択的に吸着する吸着剤を充填した2基以上のCO吸着塔を使用し、当該CO吸着塔内を加圧状態に保持して吸着したCOを再び減圧脱着してCOのみを分離して供給タンク内に回収するようにした一酸化炭素分離回収方法において、
    前記CO2 吸着塔に導入される前の前記原料ガス中のCO濃度を計測し、当該CO濃度が所定値を下回ったときは、前記原料ガスの流量を増加させると共に、前記第1段階および第2段階の吸着操作のサイクルタイムを延長するようにし、
    前記当該CO吸着塔出口のCO濃度を計測し、当該CO濃度が基準値に満たないときであっても、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入した後の当該供給タンク内のCO濃度が基準値を上回るときは、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入するようにし、
    一方、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入した後の当該供給タンク内のCO濃度が基準値を下回るときは、当該CO吸着塔を出たCOを一旦バッファタンクに貯留し、その一部を洗浄ガスとして前記CO吸着塔内に戻し、当該バッファタンク内のCO濃度が基準値を上回ったとき、あるいは、当該バッファタンク内のCO濃度が基準値に満たないときであっても、当該CO吸着塔を出たCOをそのまま前記供給タンク内に導入した後の当該供給タンク内のCO濃度が基準値を上回るときは、当該バッファタンク内のCOを前記供給タンク内に導入するようにしたことを特徴とする原料ガス中の一酸化炭素分離回収方法。
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