JP5060834B2 - 非相溶性物質偏在ポリマー層を有するポリマー部材、及び該ポリマー部材からなる表面凹凸テープ又はシート - Google Patents
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Description
本発明の他の目的は、非相溶性物質として粒子を用いることにより、非相溶性物質偏在ポリマー層とモノマー吸収層との積層構造を有するポリマー部材からなる表面凹凸シートを提供することにある。
ポリマー層と、そのポリマーを構成する少なくとも1種のモノマー成分を吸収可能なモノマー吸収層との積層構造を有するポリマー部材であって、ポリマー層が、ポリマーに対して非相溶な非相溶性物質をモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面から厚み方向の全厚みに対して50%以内の領域である該界面近傍に偏って分布する形態で含む非相溶性物質偏在ポリマー層であることを特徴とするポリマー部材を提供する。
なお、本明細書では、上記発明の他に、
ポリマー層と、そのポリマーを構成する少なくとも1種のモノマー成分を吸収可能なモノマー吸収層との積層構造を有するポリマー部材であって、ポリマー層が、ポリマーに対して非相溶な非相溶性物質をモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面近傍に偏って分布する形態で含む非相溶性物質偏在ポリマー層であることを特徴とするポリマー部材、についても記載する。
非相溶性物質含有重合性組成物層は、光や熱により重合可能な重合性モノマー、非相溶性物質を少なくとも含む非相溶性物質含有重合性組成物により形成される層である。非相溶性物質含有重合性組成物層は、非相溶性物質として粒子を用いた粒子配合重合性組成物により形成される層である粒子配合重合性組成物層であってもよい。また、非相溶性物質含有重合性組成物層は、非相溶性物質として粒子を用い、さらに重合開始剤として光重合開始剤を用いた粒子配合光重合性組成物により形成される粒子配合光重合性組成物層であってもよい。
本発明のポリマー部材は、モノマー吸収層の片面又は両面に、非相溶性物質含有重合性組成物による非相溶性物質含有重合性組成物層を形成し、該非相溶性物質含有重合性組成物層内で非相溶性物質を移動させ、非相溶性物質がモノマー吸収層との界面とは反対側の界面又は該界面近傍に存在する非相溶性物質偏在重合性組成物層を得てから、該非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合させ、非相溶性物質偏在ポリマー層を形成し、非相溶性物質偏在ポリマー層とモノマー吸収層との積層構造を得ることにより作製する。
モノマー吸収層は、モノマー吸収性シートにおいてモノマー吸収面を提供する層であり、モノマー吸収面上に設けられた非相溶性物質含有重合性組成物層や粒子配合光重合性組成物層から少なくとも重合性モノマーを吸収することができればよい。このようなモノマー吸収層を形成するものとしては、例えば紙製シート(例えば、クラフト紙やクレープ紙、和紙など);繊維系シート(例えば、布、不織布、ネットなど);多孔質フィルム;ポリマー(アクリル系ポリマー、ポリウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂);天然ゴム;合成ゴムなどが挙げられる。なお、モノマー吸収層は、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
モノマー吸収性シートが基材付きモノマー吸収性シートである場合に用いられる基材としては、例えば、紙などの紙系基材;布、不織布、ネットなどの繊維系基材;金属箔、金属板などの金属系基材;プラスチックのフィルムやシートなどのプラスチック系基材;ゴムシートなどのゴム系基材;発泡シートなどの発泡体や、これらの積層体[例えば、プラスチック系基材と他の基材との積層体や、プラスチックフィルム(又はシート)同士の積層体など]等の適宜な薄葉体を用いることができる。基材としては、プラスチックのフィルムやシートなどのプラスチック系基材を好適に用いることができる。このようなプラスチックのフィルムやシートにおける素材としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のα−オレフィンをモノマー成分とするオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂;ポリ塩化ビニル(PVC);酢酸ビニル系樹脂;ポリフェニレンスルフィド(PPS);ポリアミド(ナイロン)、全芳香族ポリアミド(アラミド)等のアミド系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などが挙げられる。これらの素材は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明では、モノマー吸収層の少なくとも一方の面に、非相溶性物質含有重合性組成物を用いて非相溶性物質含有重合性組成物層を設け、非相溶性物質偏在重合性組成物層を得てから、該非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合させ、非相溶性物質偏在ポリマー層を形成するが、非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合する際、空気中の酸素等により反応が阻害されるため、カバーフィルムで非相溶性物質偏在重合性組成物層表面を覆うことが好ましい。また、ポリマー部材を利用する際には、カバーフィルムを剥がして用いてもよいし、カバーフィルムを剥がさずに用いてもよい。なお、ポリマー部材を利用する際にカバーフィルムを剥がさずに用いる場合、カバーフィルムは、ポリマー部材の一部として用いられる。
。
ポリマー部材は、重合性モノマーを吸収可能なモノマー吸収層の少なくとも一方の面に、重合性モノマー、重合性モノマーを重合して得られるポリマーに対して非相溶な非相溶性物質を含有する非相溶性物質含有重合性組成物からなる非相溶性物質含有重合性組成物層を設けることにより、非相溶性物質含有重合性組成物層内で非相溶性物質を移動させて、非相溶性物質が層表面又は層表面近傍(モノマー吸収層との界面とは反対側の界面又は該界面近傍)に偏って分布している非相溶性物質偏在重合性組成物層を得た後、該非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合させて、非相溶性物質が層表面又は層表面近傍(モノマー吸収層との界面とは反対側の界面又は該界面近傍)に偏って分布している非相溶性物質偏在ポリマー層を形成し、非相溶性物質偏在ポリマー層とモノマー吸収層との積層構造を得ることにより作製される。また、重合性モノマーを吸収可能なモノマー吸収性シートのモノマー吸収面上に、重合性モノマー、重合性モノマーを重合して得られるポリマー非相溶な非相溶性物質を含有する非相溶性物質含有重合性組成物からなる非相溶性物質含有重合性組成物層が積層され、さらに非相溶性物質含有重合性組成物層上にカバーフィルムが積層された構成を有している積層体を作製し、非相溶性物質含有重合性組成物層内で非相溶性物質を移動させて、非相溶性物質がカバーフィルム側の層表面又は層表面近傍に偏って分布している非相溶性物質偏在重合性組成物層を得た後、該非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合させ、非相溶性物質がモノマー吸収層との界面とは反対側の界面又は該界面近傍(カバーフィルム側の層表面又は層表面近傍)に偏って分布している非相溶性物質偏在ポリマー層を形成し、非相溶性物質偏在ポリマー層とモノマー吸収層との積層構造をことにより作製されてもよい。なお、ポリマー部材や表面凹凸シートは、本発明の効果を損なわない範囲で、他の層(例えば、中間層、下塗り層など)を有していてもよい。
モノマー成分として、2−エチルヘキシルアクリレート:90重量部、およびアクリル酸:10重量部が混合されたモノマー混合物と、光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.1重量部とを、攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、冷却管を備えた4つ口のセパラブルフラスコ中で均一になるまで攪拌した後、窒素ガスによりバブリングを1時間行って溶存酸素を除去した。その後、ブラックライトランプにより紫外線をフラスコ外側より照射して重合し、適度な粘度になった時点でランプを消灯、窒素吹き込みを停止して、重合率7%の一部が重合した組成物(シロップ)(「光重合性シロップ(A)」と称する場合がある)を調製した。
モノマー成分として、2−エチルヘキシルアクリレート:68重量部、イソボルニルアクリレート:22重量部、アクリル酸:10重量部が混合されたモノマー混合物と、光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.1重量部とを、攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、冷却管を備えた4つ口のセパラブルフラスコ中で均一になるまで攪拌した後、窒素ガスによりバブリングを1時間行って溶存酸素を除去した。その後、ブラックライトランプにより紫外線をフラスコ外側より照射して重合し、適度な粘度になった時点でランプを消灯、窒素吹き込みを停止して、重合率7%の一部が重合した組成物(シロップ)(「光重合性シロップ(B)」と称する場合がある)を調製した。
モノマー成分として、2−エチルヘキシルアクリレート:45重量部、イソボルニルアクリレート:45重量部、アクリル酸:10重量部が混合されたモノマー混合物と、光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.1重量部とを攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、冷却管を備えた4つ口のセパラブルフラスコ中で均一になるまで攪拌した後、窒素ガスによりバブリングを1時間行って溶存酸素を除去した。その後、ブラックライトランプにより紫外線をフラスコ外側より照射して重合し、適度な粘度になった時点でランプを消灯、窒素吹き込みを停止して、重合率7%の一部が重合した組成物(シロップ)(「光重合性シロップ(C)」と称する場合がある)を調製した。
モノマー成分として、2−エチルヘキシルアクリレート:100重量部に、非相溶性物質としてのマレイン酸変性したSEBS(商品名「FG−1901X」クレイトンポリマージャパン社製):21重量部、SEBS(商品名「G1726」クレイトンポリマージャパン社製):12重量部を溶解させ、さらに光重合開始剤として商品名「イルガキュア651」(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.24重量部、商品名「イルガキュア184」(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.24重量部を溶解させ、均一な状態で白濁した粘調液(シロップ)(「光重合性シロップ(D)」と称する場合がある)を調製した。
モノマー成分として、ブチルアクリレート:95重量部、アクリル酸:5重量部が混合されたモノマー混合物と、光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.35重量部と、光重合開始剤(商品名「イルガキュア184」チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.35重量部とを攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、冷却管を備えた4つ口のセパラブルフラスコ中で均一になるまで攪拌した後、窒素ガスによりバブリングを1時間行って溶存酸素を除去した。その後、ブラックライトランプにより紫外線をフラスコ外側より照射して重合し、適度な粘度になった時点でランプを消灯、窒素吹き込みを停止して、重合率7%の一部が重合した組成物(シロップ)(「光重合性シロップ(E)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(A)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径20μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−2000」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(B)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(C)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(D)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(E)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(F)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(C):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(G)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(H)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(C):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(I)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(C):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(商品名「MX−500」綜研化学社製):30重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(J)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmのシリコーンパウダー(商品名「KNP−600」信越シリコーン社製):10重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(K)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径2μmのシリコーンパウダー(商品名「KNP−590」信越シリコーン社製):10重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(L)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、疎水性フェームドシリカ(商品名「アエロジルR8200」日本アエロジル社製):5重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(M)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、ミクロンサイズの微粉末シリカ(商品名「サイロホービック4004」富士シリシア化学社製):5重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(N)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(架橋アクリル単分散粒子)(商品名「MX−500」綜研化学社製):1重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(O)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(架橋アクリル単分散粒子)(商品名「MX−500」綜研化学社製):5重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(P)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(架橋アクリル単分散粒子)(商品名「MX−500」綜研化学社製):10重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(Q)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(E):100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(架橋アクリル単分散粒子)(商品名「MX−500」綜研化学社製):10重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合して、粒子配合光重合性組成物(「粒子配合光重合性組成物(R)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(D):100重量部に、アクリル酸:8.3重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.08重量部を均一に混合して、非相溶性物質配合光重合性組成物(「非相溶性物質配合光重合性組成物(A)」と称する場合がある)を調製した。
光重合性シロップ(A)を、氷食塩水で冷却した過剰ヘキサン中に少量滴下して、アクリルポリマーを沈殿させた。沈殿したアクリルポリマーを取り出し、さらにヘキサンで数回洗浄して真空乾燥した。この得られたアクリルポリマーを2−エチルヘキシルアクリレート/アクリル酸が9/1の比率のモノマー溶液へ、ポリマー濃度(固形分濃度)7%となるように溶解し、光重合開始剤を含まないシロップを得た。
該シロップ100重量部に、平均粒径5μmの架橋アクリル粒子(架橋アクリル単分散粒子)(商品名「MX−500」綜研化学社製):10重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:1重量部を加え、均一になるまで攪拌し、さらにクメンハイドロパーオキサイド(商品名「パークミルH−80」日本油脂社製)を加え、均一になるまで攪拌した。次に、バナジルアセチルアセトネート溶液(アクリル酸にバナジルアセチルアセトネートを2%濃度となるように溶解させたもの):2重量部(固形分濃度)を、攪拌しながら少量ずつ加え、粒子配合常温重合性組成物(「粒子配合常温重合性組成物(A)」と称する場合がある)を調製した。
カバーフィルムは、片面がシリコーン系離型処理された、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名「MRN38」三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)を用いた。
光重合性シロップ(A):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物(「光重合性シロップ組成物(A)」と称する場合がある)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが300μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(A)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物(「光重合性シロップ組成物(B)」と称する場合がある)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが75μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(B)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(C):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物(「光重合性シロップ組成物(C)」と称する場合がある)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが75μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(C)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物(「光重合性シロップ組成物(D)」と称する場合がある)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが75μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(D)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(C)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが75μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(E)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ組成物(A):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが60μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(F)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(B)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが70μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(G)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(A)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが56μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(H)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが70μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(I)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(C):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが73μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(J)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(B):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物(「光重合性シロップ組成物(D)」と称する場合がある)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが65μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(K)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(C):100重量部を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが71μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(L)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが58μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(M)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(C):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが75μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(N)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが55μmとなるように塗布し、光重合性シロップ組成物層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(O)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(B)を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが70μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(P)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが30μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(Q)」と称する場合がある)を作製した。
光重合性シロップ(A):100重量部に1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.1重量部を均一に混合した光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが85μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を5分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(R)」と称する場合がある)を作製した。
モノマー成分として、イソステアリルアクリレート(商品名「S−1800A」新中村化学工業社製):100重量部、非相溶性物質として、マレイン酸変性したSEBS(商品名「FG−1901X」クレイトンポリマージャパン社製):21重量部、SEBS(商品名「G1726」クレイトンポリマージャパン社製):12重量部、さらに光重合開始剤として、商品名「イルガキュア651」(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.24重量部及び光重合開始剤として、商品名「イルガキュア184」(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.24重量部を配合して混合して、均一な状態で白濁した粘調液(シロップ)を得た。
このシロップ:100重量部に、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.08重量部を均一に混合して得られる光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが80μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、該層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(S)」と称する場合がある)を作製した。
モノマー成分として、2−エチルヘキシルアクリレート:100重量部、非相溶性物質として、マレイン酸変性したSEBS(商品名「FG−1901X」クレイトンポリマージャパン社製):21重量部、SEBS(商品名「G1726」クレイトンポリマージャパン社製):12重量部、さらに光重合開始剤として、商品名「イルガキュア651」(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.24重量部及び光重合開始剤として、商品名「イルガキュア184」(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製):0.24重量部を配合して混合して、均一な状態で白濁した粘調液(シロップ)を得た。
このシロップ:100重量部に、アクリル酸:8.3重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート:0.08重量部を均一に混合して得られる光重合性シロップ組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、硬化後の厚さが60μmとなるように塗布し、光重合性シロップ層を形成させた。そして、該層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、ブラックライトを用いて紫外線(照度:5mW/cm2)を8分間照射し、該光重合性シロップ層を硬化させてモノマー吸収層を形成させることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(T)」と称する場合がある)を作製した。
厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、厚さ30μmとなるようにアクリル系粘着剤を塗布して、厚さ100μmのエーテル系ウレタンエラストマーシート(商品名「シーダム70A」シーダム社製)を貼り合わせることにより、基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(U)」と称する場合がある)を作製した。
アクリル酸n−ブチル:95重量部、アクリル酸:5重量部、過酸化物としてベンゾイルパーオキサイド(商品名「ナイパーBW」日本油脂社製):0.2重量部(固形分)、トルエン:67重量部からなる組成物を、重合容器に投入し、容器内を攪拌しながら窒素を容器内に1時間注入し、系内から酸素を取り除いた。引き続き窒素を注入しつつ、組成物の温度を62℃で一定になるように、温度をコントロールしながら、重合反応を6時間行った。温度のコントロールは、容器の加熱や冷却、新たなトルエンを少量ずつ容器内へ投入することによる冷却により行った。
6時間経過後、温度のコントロールに用いたトルエンとの合計量が82.7重量部となるように、さらにトルエンを追加してから、組成物の温度を90度に上昇させて、さらに4時間重合反応を行った。
重合反応終了後、重合容器を冷却しながら、容器内にトルエン83.3重量部を投入して、室温(23℃)となるように組成物を冷却して、重量平均分子量が約50万のアクリルポリマー溶液を得た。
このアクリルポリマー溶液:100重量部(固形分)に、架橋剤(商品名「コロネートL」日本ポリウレタン工業社製):3重量部(固形分)及び架橋剤(商品名「スーパーベッカミン)大日本インキ化学工業社製:1.5重量部(固形分)を加え、均一になるまで混合して、アクリル系組成物を得た。
このアクリル系組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、アクリル系ポリマー層形成後の厚さが25μmとなるように塗布して、熱風乾燥機を用いて130℃で5分間乾燥させることにより、アクリル系ポリマー層を形成させた。そして、該アクリル系ポリマー層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせ、40℃の温度雰囲気下で5日間静置することにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(V)」と称する場合がある)を作製した。
反応容器に、アクリル酸ブチル:88重量部、アクリル酸:5重量部、シクロヘキシルメタクリレート:5重量部、リン酸エステル誘導体モノマー(商品名「PAM200」ローディア日華社製):2重量部、及び3−メタクリロイルオキシプロピル−トリメトキシシラン(商品名「KBM−503」信越化学社製):0.03重量部を加えて混合し、モノマー混合物を調製した。該モノマー混合物:627gに、反応性乳化剤(商品名「アクアロンHS−10」第一工業製薬社製):13g及びイオン交換水:360gを加え、ホモジナイザー(プライミクス社製)を用いて、5分間、5000(1/min)で攪拌し強制乳化して、モノマープレエマルションを調製した。
次に、冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌機を備えた反応容器に、調製したモノマープレエマルションのうちの200g、イオン交換水:330gを仕込み、次いで、反応容器を窒素置換し、2,2−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]水和物(商品名「VA−057」和光純薬工業社製)0.2gを添加して、60℃で1時間重合した。次いで、調製したモノマープレエマルションのうちの800gを、反応容器に3時間かけて滴下し、滴下終了後さらに3時間重合した。その後、窒素置換しながら、60℃で3時間重合し、固形分48%の水分散型アクリルポリマーエマルション溶液を得た。次いで、これを室温(23℃)まで冷却し、10%アンモニア水を添加して、pHを8に調整することにより、水分散型アクリルポリマー組成物を得た。
この水分散型アクリルポリマー組成物を、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、アクリル系ポリマー層形成後の厚さが27μmとなるように塗布して、熱風乾燥機を用いて130℃で5分間乾燥させることにより、アクリル系ポリマー層を形成させた。そして、該アクリル系ポリマー層上に、離型処理された面が接する形態で上記カバーフィルムを貼り合わせることにより、モノマー吸収層表面が上記カバーフィルムで保護されている基材付きモノマー吸収性シート(「基材付きモノマー吸収性シート(X)」と称する場合がある)を作製した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(A)を硬化後の厚さが100μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(A)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(B)を硬化後の厚さが50μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(A)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(A)を硬化後の厚さが60μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(B)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(C)を硬化後の厚さが60μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(C)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(D)を硬化後の厚さが60μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(D)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(E)を硬化後の厚さが60μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(E)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(F)を硬化後の厚さが60μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(F)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(G)を硬化後の厚さが60μmとなるように塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(G)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層を形成させることにより、表面凹凸シートを製造した。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(H)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(H)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、110μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(A)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(I)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、125μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(C)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(J)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、130μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(D)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(K)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、125μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(E)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(L)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、130μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(F)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(M)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、118μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(I)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(N)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、130μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(J)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(O)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、115μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合光重合性組成物(G)を塗布して粒子配合光重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(P)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、積層体形成後1分後にカバーフィルム面側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を3分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、130μmであった。
粒子配合光重合性組成物(K)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、粒子配合光重合性組成物層を形成させた後、該粒子配合光重合性組成物層上にカバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、68μmであった。
粒子配合光重合性組成物(L)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、粒子配合光重合性組成物層を形成させた後、該粒子配合光重合性組成物層上にカバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、65μmであった。
粒子配合光重合性組成物(M)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、粒子配合光重合性組成物層を形成させた後、該粒子配合光重合性組成物層上にカバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、70μmであった。
粒子配合光重合性組成物(N)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、70μmであった。
粒子配合光重合性組成物(O)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、65μmであった。
粒子配合光重合性組成物(P)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、66μmであった。
粒子配合光重合性組成物(Q)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、76μmであった。
粒子配合光重合性組成物(A)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、80μmであった。
非相溶性物質配合光重合性組成物(A)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、非相溶性物質配合光重合性組成物層を光硬化させて、非相溶性物質配合光重合硬化層(コート層)を形成させることにより、モノマー吸収層と非相溶性物質配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と非相溶性物質配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、74μmであった。
粒子配合光重合性組成物(Q)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(R)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、175μmであった。
粒子配合光重合性組成物(Q)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(S)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、170μmであった。
粒子配合光重合性組成物(Q)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(T)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、150μmであった。
粒子配合光重合性組成物(Q)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(U)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、175μmであった。
粒子配合光重合性組成物(Q)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(V)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、125μmであった。
粒子配合光重合性組成物(R)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、110μmであった。
粒子配合光重合性組成物(R)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(V)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、100μmであった。
粒子配合光重合性組成物(R)を、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(X)のモノマー吸収層上に塗布して、カバーフィルムを貼り合わせて積層体を得た。
次に、積層体形成後1分後に、該積層体のカバーフィルム面側及び基材付きモノマー吸収性シートの基材面側の両側から、光源としてブラックライトランプを用い、紫外線(照度:5mW/cm2)を10分間照射し、粒子配合光重合性組成物層を光硬化させて、粒子配合光重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合光重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、110μmであった。
上記カバーフィルムの離型処理された面に粒子配合常温重合性組成物(A)を塗布して粒子配合常温重合性組成物層を形成させたものを、カバーフィルムを剥がしてモノマー吸収層を露出させた基材付きモノマー吸収性シート(Q)に、モノマー吸収層と粒子配合光重合性組成物層とが接する形態で、貼り合わせて、積層体を形成した。
次に、該積層体を、光を遮光した状態で24時間放置し、粒子配合常温重合性組成物層を硬化させて、粒子配合常温重合硬化層(粒子配合層、微粒子配合層)を形成させることにより、モノマー吸収層と粒子配合常温重合硬化層との積層構造を有するシートを製造した。
モノマー吸収層と粒子配合常温重合硬化層との積層構造の厚さ(全体の厚さ)は、120μmであった。
なお、走査型電子顕微鏡(SEM)による観察には、光を遮光した状態で7日間放置して粒子配合常温重合硬化層を形成させたシートを用いた。
基材付きモノマー吸収性シート(A)の代わりに、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、表面凹凸シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(A)の代わりに、厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと以外は、実施例2と同様にして、表面凹凸シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(Q)の代わりに厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと、及び粒子配合光重合性組成物層の硬化後の厚さが45μmとなるように粒子配合光重合性組成物を塗布したこと以外は、実施例20と同様にして、シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(Q)の代わりに厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと、及び粒子配合光重合性組成物層の硬化後の厚さが45μmとなるように粒子配合光重合性組成物を塗布したこと以外は、実施例21と同様にして、シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(Q)の代わりに厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと、及び粒子配合光重合性組成物層の硬化後の厚さが50μmとなるように粒子配合光重合性組成物を塗布したこと以外は、実施例23と同様にして、シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(Q)の代わりに厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと及び粒子配合光重合性組成物層の硬化後の厚さが50μmとなるように粒子配合光重合性組成物を塗布したこと以外は、実施例25と同様にして、シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(Q)の代わりに厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと、及び粒子配合光重合性組成物層の硬化後の厚さが60μmとなるように粒子配合光重合性組成物を塗布したこと以外は、実施例26と同様にして、シートを製造した。
基材付きモノマー吸収性シート(Q)の代わりに厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたこと、及び硬化後の厚さが80μmとなるように
粒子配合常温重合性組成物(A)を塗布したこと以外は、実施例35と同様にして、シートを製造した。
実施例、及び比較例について、下記の(タックの評価方法)により、タック(粘着性)を評価し、また、下記の(ヘイズの測定方法)により、ヘイズ値を測定した。さらに、実施例で用いられたそれぞれのモノマー吸収性シートのモノマー吸収層のゲル分率及びモノマー吸収層の100%モジュラスを、下記の(ゲル分率の測定方法)及び(100%モジュラスの測定方法)により、測定した。それらの結果を表1に示した。
それぞれのシートのカバーフィルムを剥がし、それぞれのシートの利用面を露出させた。それぞれのシートの利用面のタックを指タックにより評価した。シートの利用面でタックを生じる場合を「あり」、一方、タックを生じない場合を「なし」と評価した。
それぞれのシートのカバーフィルムを剥がし、それぞれのシートの利用面を露出させた。次に、JIS−K7105に準じて、ヘイズメーター(株式会社村上色彩技術研究所社製「HM−150」)を用いて、それぞれのシートのヘイズ値を測定した。
厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、片面がシリコーン系剥離処理された厚さ38μmの2軸延伸ポリエステルフィルム(商品名「MRF38」:三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)を用いたこと以外は、それぞれの実施例で用いられている基材付きモノマー吸収性シートの作製例と同様にして、別途、基材付きモノマー吸収性シートを作製した。
その後、別途作製した基材付きモノマー吸収性シートからモノマー吸収層を(約500mg)を採取し、乾燥重量W1(g)を測定した。次に、前記モノマー吸収層を酢酸エチル中に約23℃下で7日間浸漬し、その後、前記モノマー吸収層を取り出し、130℃で2時間乾燥し、得られた前記モノマー吸収層の乾燥重量W2(g)を測定した。そして、下記の式によりゲル分率を算出した。
ゲル分率(重量%)=(W2/W1)×100(重量%)
厚さ38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、片面がシリコーン系剥離処理された厚さ38μmの2軸延伸ポリエステルフィルム(商品名「MRF38」:三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)を用いたこと以外は、それぞれの実施例で用いられている基材付きモノマー吸収性シートの作製例と同様にして、別途、基材付きモノマー吸収性シートを作製した。
その後、別途作製した基材付きモノマー吸収性シートから、幅50mm、長さ50mmの正方形状にモノマー吸収層を切り出し、幅方向に円柱状に丸めた。
幅方向に円柱状に丸めたモノマー吸収層について、引張り試験装置(ミネベア株式会社製「TG−1KN」)を用いて、引張り速度50mm/分、チャック間隔10mmの条件で、23℃における応力−歪曲線を求め、その100%モジュラスを読み取った。
走査型電子顕微鏡(SEM)で、それぞれのシートの利用面表面の形状やシート断面を観察した。なお、実施例1〜2及び比較例1〜2では、走査型電子顕微鏡(SEM)として、株式会社日立ハイテクノロジーズ製S−3200を使用し、また、その他の実施例及び比較例では、走査型電子顕微鏡(SEM)として、株式会社日立ハイテクノロジーズ製S−4800を使用した。それぞれのシートの利用面表面やシート断面の走査型電子顕微鏡写真(SEM像)を、図1〜図43に示した。
実施例1〜25、27〜35のシートは、各図におけるシートの利用面表面における走査型電子顕微鏡写真(各図におけるaの走査型電子顕微鏡写真)やシート断面における走査型電子顕微鏡写真(各図におけるb、c、dの走査型電子顕微鏡写真)から、利用面表面に粒子による凹凸構造を有することが確認でき、表面凹凸シートとして用いることができる。
また、粒子配合光重合性組成物に含まれる溶剤等の揮発性成分の蒸発除去をせずに、シートを得ることができた。
さらに、弾性率の低いものの表面に凹凸構造を付与して、表面凹凸シートを製造できることが確認できた。
さらにまた、モノマー吸収層のゲル分率や100%モジュラス(硬さ)によらず、表面凹凸シートを製造できることが確認できた。
また、表2から、実施例では、粒子配合光重合硬化層、非相溶性物質配合光重合硬化層、粒子配合常温重合硬化層の厚さに対して、粒子偏在部や非相溶性物質偏在部の厚さが薄くなっていることから、粒子や非相溶性物質は、層中で偏って分布することが確認できた。一方、比較例では、粒子配合光重合硬化層や非相溶性物質配合光重合硬化層の厚さは、粒子偏在部や非相溶性物質偏在部の厚さと同一であり、層中に分散して分布することが確認できた。
実施例26及び比較例7のシートについて、濡れ性、外観、全光線透過率、接着強さ、保持力、利用面表面のIR分析により評価した。
また、シート剥離後の被着体を観察し、被着体への汚染を生じているか否かも確認した。汚染を生じている場合、表4の接着強さの測定値の下に「汚染」と表記した。
2a 実施例2の表面凹凸シートの利用面表面
3a 実施例3の表面凹凸シートの利用面表面
4a 実施例4の表面凹凸シートの利用面表面
5a 実施例5の表面凹凸シートの利用面表面
6a 実施例6の表面凹凸シートの利用面表面
7a 実施例7の表面凹凸シートの利用面表面
8a 実施例8の表面凹凸シートの利用面表面
9a 実施例9のシートの利用面表面
9b 実施例9のシートのシート断面
9c 実施例9のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
10b 実施例10のシートのシート断面
10c 実施例10のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
11b 実施例11のシートのシート断面
11c 実施例11のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
12b 実施例12のシートのシート断面
12c 実施例12のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
13b 実施例13のシートのシート断面
13c 実施例13のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
14b 実施例14のシートのシート断面
14c 実施例14のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
15a 実施例15のシートの利用面表面
15b 実施例15のシートのシート断面
15c 実施例15のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
16a 実施例16のシートの利用面表面
16b 実施例16のシートのシート断面
16c 実施例16のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
17b 実施例17のシートのシート断面
17c 実施例17のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
18a 実施例18のシートの利用面表面
18b 実施例18のシートのシート断面
18c 実施例18のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
19a 実施例19のシートの利用面表面
19b 実施例19のシートのシート断面
19c 実施例19のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
20a 実施例20のシートの利用面表面
20b 実施例20のシートのシート断面
20c 実施例20のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
20d 実施例20のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
21a 実施例21のシートの利用面表面
21b 実施例21のシートのシート断面
21c 実施例21のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
22a 実施例22のシートの利用面表面
22b 実施例22のシートのシート断面
22c 実施例22のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
23a 実施例23のシートの利用面表面
23b 実施例23のシートのシート断面
23c 実施例23のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
24a 実施例24のシートの利用面表面
24b 実施例24のシートのシート断面
24c 実施例24のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
25a 実施例25のシートの利用面表面
25b 実施例25のシートのシート断面
25c 実施例25のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
26a 実施例26のシートの利用面表面
26b 実施例26のシートのシート断面
26c 実施例26のシートのシート断面における非相溶性物質配合光重合硬化層の非相溶性物質偏在部
27c 実施例27のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
28c 実施例28のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
29c 実施例29のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
30c 実施例30のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
31c 実施例31のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
32c 実施例32のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
33c 実施例33のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
34c 実施例34のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層の粒子偏在部
35c 実施例35のシートのシート断面における粒子配合常温重合硬化層の粒子偏在部
36a 比較例1の表面凹凸シートの利用面表面
37a 比較例2の表面凹凸シートの利用面表面
38a 比較例3のシートの利用面表面
38b 比較例3のシートのシート断面
38c 比較例3のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層
38d 比較例3のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層
39a 比較例4のシートの利用面表面
39b 比較例4のシートのシート断面
39c 比較例4のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層
40a 比較例5のシートの利用面表面
40b 比較例5のシートのシート断面
40c 比較例5のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層
41a 比較例6のシートの利用面表面
41b 比較例6のシートのシート断面
41c 比較例6のシートのシート断面における粒子配合光重合硬化層
42a 比較例7のシートの利用面表面
42b 比較例7のシートのシート断面
42c 比較例7のシートのシート断面における非相溶性物質配合光重合硬化層
43c 比較例8のシートのシート断面における粒子配合常温重合硬化層
Claims (22)
- ポリマー層と、そのポリマーを構成する少なくとも1種のモノマー成分を吸収可能なモノマー吸収層との積層構造を有するポリマー部材であって、ポリマー層が、ポリマーに対して非相溶な非相溶性物質をモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面から厚み方向の全厚みに対して50%以内の領域である該界面近傍に偏って分布する形態で含む非相溶性物質偏在ポリマー層であることを特徴とするポリマー部材。
- ポリマー層のモノマー吸収層とは反対側の面にカバーフィルムが積層されている請求項1記載のポリマー部材。
- モノマー吸収層が、ポリマーからなるモノマー吸収ポリマー層である請求項1又は2記載のポリマー部材。
- モノマー吸収ポリマー層のポリマーを構成するモノマー成分が、非相溶性物質偏在ポリマー層のポリマーを構成するモノマー成分の少なくとも1つと共通する請求項3記載のポリマー部材。
- 非相溶性物質が、粒子である請求項1〜4何れかの項に記載のポリマー部材。
- 非相溶性物質が、ポリマーである請求項1〜5何れかの項に記載のポリマー部材。
- 非相溶性物質偏在ポリマー層のポリマーが、アクリル系ポリマーである請求項1〜6何れかの項に記載のポリマー部材。
- 非相溶性物質偏在ポリマー層が、非相溶性物質偏在粘着剤層である請求項1〜7何れかの項に記載のポリマー部材。
- テープ状又はシート状の形態を有する請求項1〜8何れかの項に記載のポリマー部材。
- 非相溶性物質が粒子であり、表面に該粒子に起因する凹凸を有する請求項1又は請求項3〜9何れかの項に記載のポリマー部材。
- 重合性モノマーを吸収可能なモノマー吸収層の少なくとも一方の面に、重合性モノマー、重合性モノマーを重合して得られるポリマーに対して非相溶な非相溶性物質を含有する非相溶性物質含有重合性組成物からなる非相溶性物質含有重合性組成物層を設けることにより、非相溶性物質含有重合性組成物層内で非相溶性物質を移動させて、非相溶性物質がモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面近傍に偏って分布している非相溶性物質偏在重合性組成物層を得た後、該非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合させて、非相溶性物質がモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面近傍に偏って分布している非相溶性物質偏在ポリマー層を形成し、非相溶性物質偏在ポリマー層とモノマー吸収層との積層構造を有するポリマー部材を得ることを特徴とするポリマー部材の製造方法。
- 重合性モノマーを吸収可能なモノマー吸収性シートのモノマー吸収面上に、重合性モノマー、重合性モノマーを重合して得られるポリマーに対して非相溶な非相溶性物質を含有する非相溶性物質含有重合性組成物からなる非相溶性物質含有重合性組成物層が積層され、さらに非相溶性物質含有重合性組成物層上にカバーフィルムが積層された構成を有している積層体を作製し、非相溶性物質含有重合性組成物層内で非相溶性物質を移動させて、非相溶性物質がモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面近傍に偏って分布している非相溶性物質偏在重合性組成物層を得た後、該非相溶性物質偏在重合性組成物層を重合させ、非相溶性物質がモノマー吸収層とは反対側の界面又は該界面近傍に偏って分布している非相溶性物質偏在ポリマー層を形成し、非相溶性物質偏在ポリマー層とモノマー吸収層との積層構造を有するポリマー部材を得ることを特徴とするポリマー部材の製造方法。
- カバーフィルムが、剥離性を有する請求項12記載のポリマー部材の製造方法。
- モノマー吸収層が、ポリマーからなるモノマー吸収ポリマー層である請求項11〜13何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- モノマー吸収ポリマー層のポリマーを構成するモノマー成分が、非相溶性物質偏在ポリマー層のポリマーを構成するモノマー成分の少なくとも1つと共通する請求項14記載のポリマー部材の製造方法。
- 非相溶性物質偏在重合性組成物層の重合の際に光照射を用いる請求項11〜15何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- 非相溶性物質が、粒子である請求項11〜16何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- 非相溶性物質が、ポリマーである請求項11〜17何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- 重合性モノマーとして、アクリル系モノマーを用いる請求項11〜18何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- 非相溶性物質偏在ポリマー層が、非相溶性物質偏在粘着剤層である請求項11〜19何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- テープ状又はシート状の形態を有するポリマー部材を得る請求項11〜20何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
- 非相溶性物質として粒子を用いるとともに、表面に該粒子に起因する凹凸を形成する請求項11〜21何れかの項に記載のポリマー部材の製造方法。
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